ヒースキットQM-1の保守(Mar 20. 2018)
はじめに
今年2月にゲットした
HeathkitのQメータQM-1
。
容易にコイルのQ値を測定することが出来、自作コイルの評価には必須のツールになった。
この間数10本に及ぶコイルを試作しその評価を行ってきた。
ところが、最初は物珍しさで気付かなかったのだが、Zeroアジャストの変動が気になる様になった。
それで今回、整流管と定電圧放電管以外の真空管3本(12AT7/6AL5/12AU7)の交換とZeroアジャストVR(3KΩB/1W)の交換を行った。
真空管を交換したQM-1
真空管の交換を終えたQM-1シャシと旧球を収容した元箱。赤が東芝(12AT7/12AU7)、黄がNEC(6AL5)。
定電圧放電管(VR-150)は放電の輝きが良好でそのままとした。
また整流管(6X5)は手持ちがないのでそのままとした。
交換したZeroアジャストVR
Q測定モードでメータのZero位置を設定するVR。
3KΩBカーブが使われている。
念のため1Wの物を実装した(中央)。
まとめ
ヒートアップ後標準コイルによる校正を実施。
これら作業によりメーターZero位置の変動は大幅に改善された。
下はQ測定中のトロイダルコイルで、Q=240程度振れている。4本リッツの効果を確認したものだが、トロイダルでは1本と変わりなくリッツ効果は出ない。