HONDA 力丸HP-250のクローラ(ゴムキャタピラ)交換(Jun 13, 2015)

力丸到着洗浄…
6月6日(土)友人より譲り受ける。
クローラの一部が破断し、針金で縛ってあるが、走行には支障が無い。後方にあるケルヒャーのジェット水流マシンで洗浄。
その後60Kg程度のグレーチングを5枚荷揚げして威力を発揮。 ただしクローラの劣化が激しく、補修した破断部分もさることながら、全体に摩耗が進み滑りやすくなっている。
実はこの力丸クン、仕事で昨年の10月や12月に山からの荷降ろしで大活躍する姿を見ているので親しみがあり、譲渡の話を頂いた時は二つ返事だった。

クローラ購入…
ネット上にクローラの販売店を探す。幾つかあって問い合わせをしたが、在庫が無いと断ってくるショップもあった。その中で長野県飯田市のKY-Uさんに良心的に対応して頂き、さらにエンドレス製法など幾つかの特徴が有ることが分かり購入を決める。注文したその日に発送し、翌日は届くと言うスピード振りだった。
クローラの荷姿は写真の様に丸め込んで梱包用のナイロンベルトで締めただけだが、ゴミも出ずこれで十分だ。
オンマウスは新クローラとスプロケットの噛み合わせ具合。

クローラ交換…
力丸の荷台のロックを外すとクローラやテンション(アジャスタ)を覗く事が出来る。動輪のスプロケットを外せば老朽化したクローラは一緒に外すことができる。しかし新品のクローラはその逆をやっても力不足ではめ込む事が出来ない。やはりテンションを緩め車軸を縮める必要がある。オンマウスはその様子だが、ここではスプリングを縮める方向にナットを回す。クローラとスプロケットを実装後、今度は所定の位置までテンションを戻す。クローラを新品にすると張りが強く、スプリングが全く効かない位置まで戻しても大丈夫そうだ。

完全復活の足回り…
写真は動輪のスプロケットと旧クローラを取り外した様子。良く見ると旧クローラは随分と劣化が進んでいる。
オンマウスは動輪の車軸ハブ。ボルト4本でスプロケットが取り付けられている。ボルトを外してもスプロケットが動かない場合があるが、この場合は一度走行させる動作をすると解決する。錆やゴミで固まっている場合がある。
木のブロックで角度を付けているが、横転する程に傾けると燃料(ガソリン)やオイルが流れ出すので注意が必要。特にオイルが燃焼室に浸入すると、白煙の排ガスを発する不完全燃焼となる。程々の角度(この程度)で作業するのが良い。

その他参考…
クローラの交換が完了した力丸HP-250と作業工具、そして取り外した旧クローラ。
前述しているが、ボックスレンチやメガネレンチは必須で、かつクローラの端からボルト頭まで深さが有るので、ハンドルからボックスまで一定のストロークのあるモノが求められる。
クローラの交換により、柔らかい土の斜面へも良く食い付き快適な作業が行えるようになった。