ノートPC/HP Pavilion dv6aのCPU-FAN復活作戦(Jan 19. 2016)
はじめに
昨年の夏、三男が帰省した折り、動かなくなったノートPCを投棄していった。使っていると突然動かなくなるらしい。このPCはHPのPavilion dv6aでCPUはATHLONx2/64でOSはWindows_VISTAが組み込まれている。ちなみにメモリは4GB。
それで一寸だけ様子を見る。夏場だからオーバーヒートかと思っていたら当たりで、どうやらCPUファンが回っていない。
電源投入しデスクトップ画面になって暫らくするとフリーズ状態に陥る。この暑さじゃファン無しじゃエライと直感。
そのままにしてあったが、何を思ったか急に取り出してきて電源を入れてみたくなった。取り出すも何も居間のテーブル下に置いてあったから何時でもござれだった。それで一番寒いこの季節に試したらどうだろうかと思ったのだろう…。
夏場とは異なり気温が低いのでアプリケーションも暫らくは動くが、やはりフリーズになる。時として画面が真っ黒にもなった。
いかにも急場凌ぎ的だが、以下復旧までの顛末を記した。使えなかったPCが使えるようになったんだから、理由はどうあれ嬉しいものである。
裏蓋を外すために全てのビスを緩めたが
ようやく重い腰が上がり、半年越しで覗いてみようかとなった。
ところが、裏蓋の取り外しで全てのビスを外してみたがウンでもスンでもない。
最後の噛み合わせをどう外すか分からないのだ。三男も裏蓋外しに挑戦した模様だ…ビスの戻し方がややアバウトなので直ぐ分った。
ファン穴から針でファンを突くと
ここまで来て引き下がるのはしゃくとばかり、ファン穴から直接ファンを突いてみることに…。
奇しくもカミサンがコタツで針仕事をしていて、コタツの上に待ち針があった。それを1mm×10mm幅程の穴からファンを突く。
軽く回ったかと思ったら途中から重くなる。幾度もしごいて重みのある位置を通り越す操作を繰り返す内に全体が軽くなってきた。軸受まで届くかどうか分からないが、その穴からシリコンスプレーを吹き付ける。そうこうする内に普通のファンの感じになった。
さて、これで通電。電源SWを投入すると、今までは聞こえなかった心地良いファンの回転音…やったぁ!。
これで一晩中通電したが、ハングアップすることなく問題のない状態に復活していた。真夏が来るのが楽しみだ。やれば出来るもんだと自己満足。PCを設置する環境で様々な粉塵をファンが吸い込み、軸受の油に付着して固まる場合が予想される。
ちょっとした手を加えることで、使えなかった機械が使えるようになる場合がある事実を知っておいて損はない。しかし本当は裏蓋を外してファンそのものを見たい。今後の課題とする。