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28日朝、カミサンが所要で1泊の上京。車でJR清水駅まで送った後は「これ幸い!」。頼まれごとが幾つかあったが、そんなのそっちのけで、TL-922+50MHz改修工房はフル回転。灰になる程に良く燃えたPS(パラスチック・サプレッサ)抵抗。基本波の3倍周波数に3-500Zプレート回路が固有共振。PSコイルを作り直しこの周波数をずらし対策。早々に実装して試すと中々グッド。晩には600W出力で30分の連続キーイング。室温30℃超の工房は蒸し風呂状態だった。29日はエキサイタの後に中押しアンプを入れ100W以上のドライブを試みる。すると140〜150Wのドライブで出力は1KWを超えた。このあたりになるとようやくプレート効率が50%を越え54%。焼け焦げたり臭ったりが発生するかと気をもんだが思いのほか良好だ。これで関係者には「へぇー!」と言って貰える状況になったと思うがどうだろう・・・。 写真は1KW超を示すBird43ワットメータ。オンマウスは新たに製作したPSを装着した3-500Z(Ampelex)。事のついでにスペアナやサンプラを取り出し高調波特性を見た。詳細はTL-922+50MHz改修ページに追記。そんなことは知らないカミサンから16時半頃迎えコール。愛犬Hanaを車に乗せJR清水駅へ向かい、何くわぬ顔でお出迎え。 |
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相変わらず忙しい週末。7日、腐り甘夏の処理とHanaの散歩を兼ね上った大嶺の小屋北側で檜の倒木を発見。先月20日未明に通過した台風4号で倒れたもの。他所の家のモノラックレールの上に倒れていた。重さは推定で200Kg以上あり、とても一人じゃ動かせない。一旦帰宅し、午後チェンソーと鋸いを持って撤去作業が始まる。枝を払い4つに分割し家の檜林へ運び込んだ。ついでに檜林に生えた竹10数本を伐採処理。これも結構な重労働。カミサンが所用で外出の日、多少は自由になれるかと思ったが全くNG。翌8日は雨が降る前にと午前中田圃のミカンへ農薬散布。600リットルかけたところで昼飯になったが、午後は雨がパラつき作業中止。せっかく撒布した農薬が雨で流れはしないかと苦慮。しかし若干の時間が生まれ改修中のTL-922を突付く余裕ができラッキィ!。 写真は佳境に入ったTL-922への50MHz機能追加改修。電気的動作を確認し、いよいよ50MHz切替VRL(真空リレー)を搭載。これ以上良い位置は無いだろうと思われるベストポイントにVRLが付いた。右上のコンデンサ(100PF/7.5KV)は暫定。オンマウスは大嶺の檜の倒木。根元は直径25cm近くあった。後方はかつてのミカン小屋。 |
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6時過ぎ起床、天気は予想通り雨。昨夜の助言に従い安倍川の支流玉川の奥にある口坂本温泉を尋ねる。朝食前に親父に告げると「オゥ」で決まりだ。新東名で行く手もあったが、ガソリン給油や食料のこともありR1バイパスを西走する。千代田ICから新しくできた麻機第2トンネルを抜け新静岡ICをかすめてK27へ出る。安倍川の東岸を暫く走り、玉機橋を渡り玉川の集落を抜け30分程上ると口坂本温泉だ。10時半過ぎ、清水からは約1時間。新東名なら1時間は楽々切る道程だ。 20年程前、亡くなった母親の希望で、カミサンと3人で尋ねたことがあった。その時は温泉には浸からず周辺の景色を楽しむだけだったが、ひょっとしたら温泉に浸かりたかったのかと今になって思ったりしている。 雨の口坂本温泉も良い。滑りのある温泉はいかにも体に良さそうだ。親父と一緒に浸かっていると80Kの巨体も楽そうに見える。いざ上がる時は大変そうだったが、自力に任せ遠くから観察。 風呂上りはBeerと弁当で決めたが、休憩所で向い合せになった田町のご夫婦と意気投合。ご主人に満州経験があり、奥様の出身地に親戚があったりと話題が展開し食事どころではなくなってしまった。親父はBeer片手にご満悦だった。それにしても奇遇であった。 |
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実はこの日の朝TL-922を取り出し電源投入。メーターランプが点きフィラメントが光り出す。良かったぁ!と安心する間もなく10数秒で音もなく電源が切れた。可笑しい?。調べると受電ヒューズ2本の内1本が断。そんなに強烈な飛び方ではない。予備を投入し電源を入れ直すと今度は3-500Zでピンクのフラッシュ。その度にIpメータが勢い良くスケールアウト。マズイ。光出しで電源オフを繰り返す裏技で何とか落ち着かせる。ところがモードをCWからSSBへ切替るとそのタイミングでフラッシュ。これも電源オフの繰り返しで馴染ませ何とか静かにさせた。そして送信制御して28MHzでRFドライブを行う。オゥ、何とか復活したと思ったのも束の間、ドライブレベルを上げる最中に強烈なフラッシュ。その後、ドライブを止めてもEpメータは振れず、Ipメータがスケールアウトしたままになった。何てこったぁ!。そんなこんなで要するにTL-922は完全に壊れてしまった。 温泉往復後復旧作戦開始。結果的に3-500Z不良、HVリターン回路部品破損(IpメータシャントR、バイアス用ツェナD)が判明。3-500Zの不良が原因で多量のIpがシャントRとツェナDへ流れ込み破損に至ったものと推測。それにしてもTL-922は手が掛かる。+50MHzの作業は予想通り進行中。 |