台風12号の通過は、リモートシャックのアンテナだけではなく、樹木にも被害をもたらしていった。普段吹く風と違う方向からの風は、当地で自然に育った樹木にも想定外だった様だ。なにしろ、南北に延びる谷筋を北に臨むと、普通なら西から東へ移動する雲が、東から西へと逆にしかも早く流れていた。その結果何時もはからない力が樹木に加わったと思われる。 写真は寺山(尾羽畑総)の20cm級の雑木での後処理風景。風にあおられ10cm程度の枝が折れてぶら下がっていたのを切り落とし、最後はこの木も根元近くで伐採した。北側で栽培する寿太郎への日影回避の目的もあって…。 オンマウスはリモートシャックの南にあるニッキの木での作業。こちらは今回の台風では影響なかった(過去にはあり)が、枝が道路や隣の家の畑の上まで伸びているため、枝落としを行った。枝と言っても太い物では直径15cmもあり、重さも100kgを超える。先端から部分的に切り落とし、最後に付け根を切り落とす。ところでニッキの木、切断するとあの独特の匂いが辺りに漂う。その昔のお祭りで、ニッキの根を乾かして切ったモノを束ねて売っていた。しゃぶるとあの独特の風味を味わえるのだ。ちなみにこのニッキ、根元の直径は50cmもある巨木だ。 |
7月28日晩〜29日未明に通過した台風12号により、リモートシャックのアンテナ群が被害を受けました。被害内容は以下の通りです。 @HexBeam・・・スプレッダ2本破損 AHB9CV/10MHz・・・45度回転 BHB9CV/50MHz・・・正常 CWindom/1.8〜50MHz・・・正常 D富士山カメラ・・・正常(水平若干移動) 28日深夜に富士山カメラを覗くと、雨粒が上から落ちるのではなく上下左右にあおられていました。HexBeamのスプレッダの根元はUボルトで直締めしていますので、下からの風でやられたと思われます。 金属製の管やスリーブを通し、面で締める工夫が必要と思われます。また破損時に部材がバラバラにならない様に、スプレッダに紐を通す等の工夫も求められます。 当日は何十年振りに大きな山鳴りを聞きました。他に山頂付近の倒木もあり相当な風だったと思います。 HB9CV/10MHzの回転はクロスマウントの締め不足が原因と思われます。過去にステンレスUボルトとナットに、なめ合いが発生し十分に締めきれていない可能性があります。 近日中に調査を行い、対策を検討する予定ですが、このクソ暑さで対応は流動的です。 |
Challenge3000アワードを手にする星山OMを囲んで…左からJH2AHZ池田氏、JA2HGA茅野氏、JA2IYJ/JI1BNU山田氏、JH2CLV/望月。OMがChallenge3000を達成されたことを機に、池田氏が音頭をとられ今回のアイボールが実現した。 OMとは1989年1月、水道橋の新聞会館で行われたCQ誌のAce of Acesの受賞記念パーティでお逢いして以来のアイボールとなった。その間にオンエアではお逢いしていたのだが、それも10年以上経っていた。 本格的にHFを始めた1971年頃、3.5MHzで自作受信機に飛び込んできた強力なCWに驚き、その相手が全てUSAの局でこちらではカスカス。それが延々と続く様子に唖然としたものだった。JR草薙駅近くのご自宅に設置されたワイヤーアンテナの飛びと耳の良さが信じられなかった。その後1974年頃、勤め先のTV局で、OMの活躍を紹介するローカル番組が制作された時、スタジオの一角でその様子を覗いていたこともあった。お勤めだった山原無線中継所時代の話になると、山頂での水の確保のために北側の窪地の水源から水を運ぶのが最初の仕事だったとか。凡そ3時間、昔話に華が咲き楽しい時間を過ごさせて頂いた。 |
朝起きると程良い雨だった。未明から降り続いていたと思うが一定のお湿りになったのは言うまでも無い。待望久しい雨だ。しかし9時頃には上がってしまい、その後一時は晴れ模様となった。そして晩からは台風の本格的影響で雨と風が続いた。当地では陽が差しているのに、同じ静岡市南部では警報が出たり、夜になってからは当地でも大した雨じゃないのに避難勧告が出たりと行政やマスコミは大騒ぎしていた。風による山鳴りはそれなりだったが、雨は期待した程には降らず、台風は遠州灘南方を東から西へ通過していった。ただ中部・西日本では相応の被害が出ている模様で忍びない。 写真は自宅前のポンカン畑で、28日早朝撮影したポンカンの実。前日農薬散布した実や葉が雨露に濡れて健康そうに見える。 しかし期せずして高温の日照りが復活。湿った土も半日もすれば乾いてしまい、また元の状態に戻って行く。何とかならないモノかと悲鳴を上げている。 その後、深夜に通過した台風12号は、風だけはやたらと強かったが雨は普通の雨と変わらない程度でガッカリ。山切川の水量にも全く変化が無かった。まとまった量が降ったのは、静岡市南部より南の地域だけだった模様。 |
写真は伊野沢から山切川へ落ちる暗きょの上に置いた発動機式ポンプ。約5mを揚水し暗きょから畑へ引き込んだホースで田んぼのミカン畑へ導いている。ガソリン満タンで凡そ1回分の散水が可能で、その量は2000リットル程になる。これを早朝または陽が落ちてから隔日で行っている。過去の経験では干上がったことはない山切川だが、それでも大分水量が減っている。 この時季の雑草の成長ぶりは目覚ましい。気がつくと2〜3週間で膝から腰位に達する。ここまで伸びると農薬散布でホースの引き回しに影響したり、何よりも害虫を呼ぶので恒例の草刈りが行われる。除草剤は?と声が聞こえそうだが、ミツバチへの影響を考慮して、ここ10年近くは使用を控えている。 草刈りは田んぼに限らず伊野と舞台、そして屋敷に寺山と行うが、田んぼは新旧の木と複数の品種がバラバラに混植してあるため、作業が最も面倒なところ。どうしてこうなったかと言うと、木が枯れた後の空きスペースに亡父が苗木を定植して来た結果。これを解決するには全改植えるするしか手が無いが、そこまでは力が出ない・・・。 草刈りも農薬散布も日中は38℃近くになるため作業は避け、早朝か日没後に行うことにしているが、それでも30℃を超えていて汗まみれになる。 |
facebook「真空管式無線機」で、某氏がオークションで落としたデリカ(三田無線)の旧式グリッドディップメータ(GDM)が話題になっている。その書き込みの多さから、やはりラジオ少年たちが如何にこのディップメータにお世話になっていたか、或いはお世話になっているかが分かってくる。写真はその話に参加して、ふと自分のディップメータの安否が気になり急きょ集結し床に並べて撮影したモノ。集結といっても工房の棚から集めてきたものだが、これまで一堂に介したことはなかった。左からデリカのDMC-230S、DMC-470S、WB-200、右端はTRIOのDM-801。これ以外に高2の時にアルバイトして買ったTRIOのDM-6があったのだが、友人へ貸し出した後ゆくえふめいになったまま。それぞれに入手時のいきさつや思いがあって当時を懐かしむことが出来る。 ディップメータはラジオ製作を始めるとテスタの次に欲しくなる測定器。同調回路やアンテナ、そして線路の共振周波数が分かったり、高周波信号源としてRxやTxの調整にも重宝した。共振時のディップの深さで回路の相対的なQも判断できた。一度手にすると手放せない測定器の筆頭だと思っている。 |
Windows10の最新Verへアップデートを試みたが、デュアルOSをWindowsのみにクリーンインストールしたX80シリーズで不具合が発生した。最初にトライしたX80Proは、外部ストレージの要求があるもののUSBメモリを使って難なくクリア。ところが問題はX80Plus。同様の周辺環境で作業を試みた。大した違いは無いだろうと思っていたが、アップデート途中に何回も再起動を繰り返す始末。5回や10回なら我慢できるが、何時間もやっている状況だ。これは絶対に可笑しいとBIOSを覗いたりして細工をするがダメ。結局今年1月に行ったクリーンインストールで決着。アプリケーションは入れ直しになるが、結局これが一番だった。やり方が悪かったのか、ハードが悪いのか折りをみて再び最新Verへアップデートする予定。 写真はWindows10をクリーンインストール中のX80Plus。マイクロUSBポートは、USB接続と電源供給は同時に行えないので、ここではUSB(HUB)を接続し電源は内部バッテリに依存している。実はそれが出来るという触れ込みで購入した複数のOTG-HUBだが、X80ProもX80Plusも実現しなかった経緯がある。それでもこの形で、PCの電源を落とせば充電が始まるし、電源を入れるとバッテリによるPC動作とHUB接続が始まるから、4〜5時間程度の運用なこのら問題はない。 |
写真は現在のはるみの様子。自然落下もするが、人の手で半分以上を摘み落とす。1000個まで数えた事があるが、面倒臭くなりあとは忘れた。そのまま放置すると実が小玉になるばかりでなく木が弱り次年以降の収穫に大きく影響する。まったく手の掛かる柑橘だと苦笑している。そのため一部には栽培を諦める農家もある。ゴマダラカミキリはこの木が大好きでうっかりしていると枝がかじられる。農薬散布で御臨終となるのは一部。メスはパートナーと交尾が成功すると根元に卵を生み付ける。その前に捕殺できればベストだが、ダメなら生み付けた卵を早期発見で潰す。それでもダメな場合は卵からかえった幼虫が切り粉を出すので、それを見つけて針金で幼虫を引き出して捕殺。または専用殺虫剤を注入し入口に蓋をする。生き延びた幼虫は来年か再来年の6月頃成虫となって現れる。木には大きなダメ―が残り、若木の場合は枯れてしまう。何とか絶えさせたいと思っているが他からの侵入もあり、この闘いは永遠に続く。 ところで先月末に刈った草がもう膝くらいに伸びている。この季節の雑草の成長は非常に早い。連日35℃以上の猛暑の中、直射日光をさけて朝や晩に草刈りを続けている。除草剤を使ったらと思ったりもするが、10年近く進めているこの農法の成果もあり気を引き締めている。ミミズが活き活きと飛び跳ねる姿を見ると枯れた土には戻れない。 |
次男の旧型iPhone、カミサンが譲り受けたが新機種へ乗り換えたため、転がり込んできていた。モバイルからインターネット経由でリモートシャック運用するのに好都合と思っていたが、肝心のSIMカードがない。先日次男が帰省した折SIMカードを実装してくれネットアクセスが出来る様になった。次男名義なので、余り使うなよと告げられていたが、試してみたくなりアップルストアからTermViewerをDL。これって無料版だよなぁと思いながら画面を見ていたが、PCのDLより随分と時間が掛った。早々に立ちあげ、リモートシャックPCのIDとPWを入力し接続ボタンをタッチすると、あっという間にデスクトップにつながった。恐る恐るRS-BA1を起動。7MHzバンドのノイズが心地よい。そしてLANIOを立上げ発電機を起動すると一発で掛った。アンテナローテータもしっかりと回る。TeamViewer社のサーバーで個人情報が管理されているとはいえ、こんなに容易にリモートデスクトップ制御が出来てしまうとはスゴイ。違う意味でトホホ(賢すぎる)だと思った。 写真はiphoneからリモートシャックPCをリモートデスクトップ操作している様子。しかし問題は操作性。スタンバイ制御や周波数制御…その都度画面をタッチしなければいけない。携帯電話の様には行かないのだ。iPhoneをデスク上に置き、ディスプレイやマウス&キーボードに展開した運用がベターなのでは。 |
写真は無線部屋のメインPC(ML115G1)。HP製のサーバーPCを2台\7Kでゲットした物の1つ。元々OSはLinuxだったが、無理を承知でWindowsマシン化したもの。無理を…と言うのは、サーバー仕様なので、Videoはオンチップで低解像度。Soundに至っては全く配慮されていない。それで、VideoカードとSoundカードを実装するのだが、スロットがPCI-EXときた。手持ちのカードは全てPCIでスロットに差さらず全滅。何とか探してきて実装するが、Videoはカードのスペックを生かし切れていないし、デバイスマネージャでも拾い上げて来ない。そんな悪たれPCだが、AMDのAthlonX2-5050e/2.6GHzが乗っていて、変わり者の自分には格好と勝手に思っている。それで、昔OS切替えをHDD/SSDスロットの差替えでやっていた時の便利さを思い出した。Owltechのガチャポンパッ!(OWL-IE5CB)がネット上で目に止まり購入してみた。2.5インチと3.5インチのスロットがありSATAのHDD/SSDを挿入出来る。Linuxは内部スロットのままにして、Windows7とWindows10は其々2.5インチSSDとし差し替えて使う。Linuxの時は2.5インチスロットを空にする。こんなことしているから時間も取られ肝心なことが後回しになる。結局はラジオ少年の心そのものか…。スロットの蓋は両者共開けてあり、2.5インチ側(上)にSSDが実装されている。もう1台のML115G1は工房PCとして活躍しているが、こちらもガチャポンパッ!化しようと思っている。 |
写真は本日朝6時45分、リモートシャックの富士山カメラの映像。 ここ暫く雨や曇天でリモートシャックの太陽光発電出力の低下が心配だった。過去の経験から、意識的に発電機を回して運用するなどに努め、バッテリの充電状態を何とか良好に維持している。でもやっぱり自然エネルギー太陽光発電の力は大きいとつくづく…。 午前中早生ミカンの摘果作業を行ったが暑いのなんの、気温はウナギのぼりで11時には34℃を超えた。これじゃ体が持たないと早々に切り上げる。そして午前中に梅雨明け宣言があった。ところが午後から、海岸筋は晴れているものの、山間部は雨がパラつき18時過ぎにはオンマウスの状況になった。朝の天気と梅雨明け宣言は何処へやらだ…。 ところで、西日本各地では先週末の豪雨で大変な状況になっている。被災され亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりだ。 |
写真は刈り込んだ庭先のツヅジ。ツンツンだったが奇麗になったと自己満足。当地はお盆が7月なので、それに合わせて刈り込むのが恒例。ところが今年は、諸々の忙しさと天候不順で、結局間際になった。他の樹木は、隣組の植木屋さんにお願いしているが、天候不順で予定がこなせないと呟いていた。中央に昨年から愛用の電動バリカン。以前は小型発動機のバリカンか剪定鋏を使っていた。発動機式は起動性が悪くイライラを誘発。鋏は部分作業には向くが多量に刈る場合はホトホト疲れ時間も掛る。電動バリカンは作業を楽しくしてくれる。ただACコードを刈り込まわない様に要注意。実は昨年購入早々にやってしまった。カミサンはバリカン作業を傍観しながら、庭の草むしりに没頭していた。今日の作業は予定していた訳でもなく思い付きだが、曇天で気温が上がららず快適な作業が行えた。 オンマウスは無線部屋。ローカルのJA2JZ佐野OM宅を訪ねた時、机に40インチディスプレイが鎮座しシャックを支配している様子に圧倒された。暫くして31.5インチHDディスプレイ(1080x1920)を格安で買い求め、設置の時期を伺っていた。5日からこの日までに、入れ替え作業を行い何とか形にした。リモートシャック運用時に複数ウィンドウを開く場合、相互に重ならない様にレイアウト出来るため運用性が大幅に向上。ただ、手持ちPCでフルHDを出力出来るモノは、あの中華タブレットX80しかなく要検討…これで十分だけど。 |
今年もあっという間に半年が過ぎてしまった。ただ忙しいだけの印象もあり、もっと生活を楽しまなければと反省している。 さて、写真は廃棄したエプソンのPM-G720とキャノンのMG6130。前者は静岡単身赴任の2005年に購入したもので、ヘッド詰まりで数年前より黒の印刷ができない。ヘッドを外して分解洗浄を試みたがダメ。名刺より小さく薄いラベルへ印刷できるので、青色で印刷するなどしてしのいでいたがもう限界。初めてCDラベル印刷を教えてくれたキカイで、本当に良く働いてくれた。後者は前者よりは後だが、スキャナ機能が組み込まれ何にでも対応できるプリンタだった。ところが昨年、廃インクタンクが一杯になりアラーム。特殊ツールで内部メニューに入り、使用回数をリセットするなどして延命対策していたが、この手法にも限界がある模様でついに言うことを聞かなくなった。そんなに経ってはいないと思っていたが、福井単身赴任から戻った頃だからもう7年、潮時なんだろう。これらは昔なら宝物で、部品を取り外して2次利用を考えてたものだが最近はそんな気力もなくなっている。というより部品や物が犯らしてその必要がないのだ。そっと車に積み鳥坂のジェンボエンチョーのサービスカウンタで引き取ってもらった。ことのついでにLED化でお役御免となった居間とキッチンの蛍光灯も持ち込んだが、いずれも無料でラッキィ!。 |
Outbackのバッテリが気になり遠乗りをする。天候不順で雨が降ったり急に晴れたりで、畑仕事にならず、思い付きのバッテリ充電ドライブに出た。清水いはらICから新東名に入って西走、一度も走ったことのない「三遠南信自動車道」を目指す。新東名から東名三ケ日JCT方面へ分岐した先にある「いなさJCT」からこの道に入る。片側1車線の対面交通で、現在の終点は鳳来峡IC。対向車が数台あったのみで、走行車線の前後に車は現れなかった。長いトンネルは、引佐〜鳳来峡間(愛知県境)をショートカットしている様子を想像させる。最終的に中央高速の飯田ICまで繋がるらしい。鳳来町からはR151に出てJR飯田線と並走、東栄町から右折しK1で佐久間方向へ進む。佐久間は思い出の地だ。1978年、浦川キャンプ場で公開番組を収録したことがある。その時お世話になった役場のY氏とは今でも交流がある。また1980年にマイクロ波調査で入ったこともあり懐かしい。浦川の先で東栄町市街から来るR473へ合流し川を渡るが、次の原田橋は倒壊のため掛け替え工事が行われている。その下流に仮設の道路と橋が設けられ交互通行が行われている。これがないと佐久間は東西に分断され、移動に膨大な時間を要する。その先はR152へ合流し天竜二俣経由で浜松北ICから帰路に就いた。写真は建設中の原田橋と仮設道路。オンマウスは昼食をとった道の駅「花桃の里」。ところで今日のルート、カミサンにはチト不評だった。 |