このところ同報無線受信用のプリアンプの製作を進めていた。基板は既製品で多分中華製。2年近く前に購入したもので、何処に片付けたか分からない程に記憶が薄れていた。これを昨日までに樹脂箱へ収め、本日これも探していたDCジャックを取り付け完成。DCジャックはマルツ静岡店に有るだろうと、昨日往復したが芯2.1mmの在庫がゼロ。2.5mmは一杯有り、一番需要があるサイズなのにマルツさん何故?…清水の山奥から出て来ているのに。たまたま中学時代の恩師宅を回る所用があり、何とか気を静めようとした…。それでもう、直張の覚悟でいると使用済み電源基板上に2.1mmジャックを発見。取り外して流用しプリアンプは完成。SGからの68.82MHzをプリアンプ経由でスペアナ観測。利得は28dB程度だ。電源ON/OFFでノイズフロアの極端な変化のないことや、電源ノイズの有無を確認。時間は既に16時頃。テスト用に同軸変換ケーブルを2本急造し自治会館の受信機前に挿入。何とか間に合い、固唾をのんで17時の時報を待った。16時59分45秒頃、区役所から電波発射があり放送設備がリモートで電源投入された。そして17時にオルゴールが流れる。終了後に停止処理が行われ、一瞬(0.1秒以下か)ザッとノイズが流れ終了。これ、明らかに改善している!。この状態が安定に続けば作業は成功と言えるだろう。明日の正午と17時の確認や、旧アンテナでの確認を行い本設にする予定だ。写真は仮設投入したプリアンプ。 |
PanasonicのCF-J9と称するB5サイズのノートPCが2つある。当初はWindows7だったが、現在はWindows10をインストールし、HDDはSSDへ換装してある。最近まで普通に動き、軽トラと工房で活躍していた。幾度も挑戦しているが、Windows10のアップデートで、システムで予約済みのパーティション不足だとメッセージ。ディスク管理ツールで見ると47MBが確保されている。この値はWindows7時代からのもので、そのままWindows10へ引き継がれているらしい。これを広げるには、現在のCドライブの領域の開始点を後ろに下げ、その前に置かれているシステム予約領域との間にスペースを作り連続した領域にしなければいけない。こんなの普通のツールじゃだめだと、パーティション変更ができる無料ツールを探し、上記の様に設定して問題を解決。心配だったが正常にWindows10は立ち上がり、ディスク管理を覗くとしっかりと拡大している。さて普通ならこれで一件落着、後はWindowsアップデートを始めれば良いのだが、実はそう簡単ではなかった。更新ファイルは落としているのだが、アップデートが始まらない。それでWindows更新アシスタントで作業を開始。ところが、これが何をやっているのか、やたらと時間が掛かっている。結局2台目の途中で曜日が変わり25時、作業中のまま床に就いた。実は、これらの作業を行わないと、FLEX6500が最新版へ更新できないことが事の発端だった。それにしても随分遠回りをしている様な気がする。 |
この件は2年ほど前のの冬まで遡る。静岡市の同報無線だけでは放送エリアが限られるため、自治会の有線放送設備へ同報無線受信出力を接続している。同報無線には音声プログラムの前後にTONEによる制御信号が付加され、放送設備の電源投入を行っている。これは高周波によるスケルチ(電波発射時)とTONE(音声復調時)によるスケルチを巧みに組み合わせて一連の動作を実現している。ところが、設備設置以降、東名清水JCT-新東名新清水JCT連絡路の建設や、季節による樹木の変化などにより、清水区役所から発せられる68MHz台の電波の到着レベルが大きく変動する。その結果、前述のスケルチ動作が不安定になり、電波停止時に巨大なFMノイズが放送に流れてしまう。当時より市担当者へ設備の改善をお願いしてきたが、デジタル化への移行も想定されるため設備的な手を打てず、装置の「スケルチレベル調整」で凌いできた。昨年から自治会のお役を頂戴したこともあり、年間を通じて受信状況やアンテナの試作等を行っていた。そして今月は新ポイントへ試作アンテナの設置を試み様子を見ていたが、劇的な改善には至らない。そこで、経費を掛けずに手持ち品で出来る最後の手段として、プリアンプの試作を始めた。FMなので、ノイズ際のレベルを何dBか持ち上げてやれば、スケルチも安定領域で動作するようになるだろうとする見込みだ。写真は工房で試作中のプリアンプ。利得は30dB程度期待できる。 |
今年もゴマダラカミキリのシーズンだ。この憎きゴマダラカミキリへの執念は、自分で植え付けて栽培している人でなければ理解できないと思う。1昨年は、その多さに驚き連日園地へ足を運び捕獲に努めた。5月末から8月末までに捕獲したゴマダラカミキリ数は377匹に達した。とんでもない数字だ。当初はこの数字を信じてくれる人はいなかった。それでミカンの幹から脱出する動画や、飼育箱の交尾や産卵の様子をビジュアルに伝えると、今度はモノ好きと言われた。昨年はその数字が112匹まで減り、今年は本日現在で23匹まで減った。実は、自分の園地から出たゴマダラカミキリと脱出孔の数は6月中はほぼ一致するが、それ以降は数に開きが出てくる。ちなみに昨年の脱出孔は34個に留まっているが、捕獲数の112匹はその3倍以上で、大半は外から飛来している。今年はこれまで23匹の捕獲だが、脱出孔は17個に留まっている。脱出孔は殺虫剤を吹きシリコン・コーキング材を充填して水の侵入や虫が付かない様に清潔感を保っている。また、昨年まで散乱防止でポンカンにはガットスターを根本に刷毛塗りしていたが、地面への浸透性が悪くゴマダラカミキリの侵入を許すため、今年は浸透性のあるモスピランをx200倍で根元に散布している。この散布は脱出時にも効果があり、内側から樹皮かじって出てきた成虫が、外で衰弱しているケースを数件発見している。果たして月末から来月以降どうなるか興味がわく。 |
6月20日は静岡県知事選と同県議補欠選挙の投票日。立会人を依頼され13時半〜20時まで午後の部を担当。そして投票終了後は投票箱を投票所リーダーと共にタクシーで開票所へ搬送。実は「投票所へ行こう!」有線放送のPCチェックを6時半前に行っているので、随分と長い一日になった。選挙戦は知事選より、保守系候補2名が立候補する保守分裂の補欠選に興味が向き、マスコミの格好のネタとなった。諸々の事情はあるのだろうが元来同じ仲間だった筈。地元のために何とか調整できなかったものかと心痛む有権者は多い。投票は放送の効果もあってか、3月の市議選の60%を5ポイントも上回る65.57%の投票率を出した。有権者数1600名以上の投票所では清水区トップだ。18時以降も投票者は途切れることもなく20時5分前まで続き驚く程だった。今回の選挙では、前々日、前日、当日と都合10回、「投票所へ行こう!」放送を自動送出している。これが自治会としてできる最大限の努力で、投票所スタッフからも拍手だった。透明性や妥当性を考慮しても最も効率的な方法だと考えている。 ところが、いくら地元の投票率が上がっても、県議選は市議選とは違う。市議選では敵方だった候補の地盤も取り込まないと票にならない。何がそうさせたのか不明だが、思った程に票が伸びず地元の願いは叶わなかった。市議選の延長では勝てないと言うことだろう。 |
近年の選挙の投票率を見ると唖然とする。50%を切るのは普通で、時として40%を切り30%台になったりする。これが議会制民主主義の現実かよと首を傾げたくなる。選挙ってそんなもんなのかよって。それで選ばれた議員さんや多数決の原理って一体何なのよって思えてくる。この状況を嘆いている方も少なくはないと思う。それで少しでも投票率を上げるための手法として、積極的な有線放送活動を考えたのが3月の市議選。当地投票所の投票率は、前回を4ポイント上回る60%に達した。この勢いを20日に行われる知事選と県議補欠選につなげようと、15日晩女性の声でアナウンス収録を行った。市議選の時はミキサまで持ち出して内蔵レコーダで収録しSDメモリでPCへ取り込んだが、今回はYAMAHAの会議用USBマイクで直接PC(SoundEngie)へ取り込んだ。その日の内に荒編を行い、翌16日には実施日時間に合わせたプログラムが完成。そして本日18日、Windows10のタスクスケジューラに登録し、一連の制作作業を終了した。早々に自治会館の放送室へ持ち込み、平日放送Verを手動で試験送出。関係者にはその旨伝え聞こえ方を確認して貰いOK。音量に余裕を持たせるために、600:10kのトランスでステップアップして放送ミキサへつないでいる。明日昼からはPCによる自動再生が始まり、投票日当日19時まで続く。 |
このところ朝晴れていても、前夜降った雨の露が午前中乾かない日が続いていた。17日も同様だったが、このまま6月後半に突入すると害虫の思うつぼだと感じ、早昼食をとり午後から農薬散布を始めた。農薬はスプラサイドx1500、アグリメックx2000、エムダイファーx600に希釈。屋敷のゆら早生、田んぼの早生・青島・はるみ、そして寺山の寿太郎に600リットルを散布。続いて伊野のポンカン、舞台の早生・スルガエレガントを散布。20リットル程残ったが、これは翌日、自宅周りのレモンやダイダイ、そして庭木に散布して600リットルをかけ切った。初日の18時頃から雨がパラパラし出し、最後は雨の中での農薬散布となった。一体何をやっているのかと自問自答だった。農薬が乾けば効果はあると思うのだが、散布しても雨水に流される。小康状態だった雨は21時頃一旦強くなったが、その後再び小康状態となった。どれほど効いているのか気になってしょうがなかった。いずれにしても翌日も、その翌日も梅雨の妙な天気が続き、困ったもんだと呟いている。1人で1200リットルも散布すると、薬調や移動時間も含めると丸々7時間はかかり、天候が変わりやすい梅雨時の作業としては辛い。ちなみに散布中にはゴマダラカミキリとの遭遇は無かったが、翌日に薬を浴びて地上に落下し弱っている1匹を発見。一昨年、昨年に比べ圧倒的に遭遇数が少なくなっている。 |
6月6日に予定されていた地区の環境整備は雨天のため13日に延期されていた。6日ははっきりしない天気で判断に迷った末延期としたが、この日は朝から好天でやる気の出る天候だった。写真は自治会館前の道路法面(実は石垣)に下り、樹木だけでもと伐採している様子。ここしばらく、本格的な伐採はしておらず、一般参加の環境整備では限界があると放置されたままになっていた。樹木は桑の木と赤目柏が中心。これらは鳥が種を運んだものと思われるが、石垣で根を張られると、石の間に詰めたコンクリが割れたり、何より水が出たときにゴミが引っ掛かり流域の断面を狭める。なので今年度中に複数回に分けて草刈隊を招集する考えを持っている。行政へは毎年要望しているが埒が明かない。ただ、地元の景観や安全は自分たちで守る文化を維持していきたいと思っている。環境整備は毎年春秋に全戸参加で行われている。見違えるようになるが、忘れモノや作業の温度差もあり、今後の課題か…。この日は神社とお地蔵さんの清掃も併せて行われ担当の皆さんにはご苦労を掛けた。 オンマウスは実験的に設置した同報無線アンテナ。春になると樹木が茂り、68MHz帯の伝搬に影響を与えスケルチが誤動作する。僅かでも受信電界が上がれば改善すると考え、見通しに近い位置に新設してみた。ところが、余り効果が出ていない…果たして。 |
6月8日、田んぼの草刈りをやっていたら今季初のゴマダラカミキリと遭遇し2匹を捕獲した。1匹は木の下の草の中に、もう1匹は地面から伸びている草にしがみ付いていた。おそらく穴から出てきて間もないと思われ動きに俊敏性がなく手で容易に捕まえることができた。写真は持ち帰り飼育ケースに収めた様子。ここ数年、5月最終週辺りに遭遇することが多かったが、今年は気温が安定しないせいかちょっと遅い。 これから活動が活発化するとパートナーを探して交尾をし、木の根元に卵を産む。これを阻止するために9日、モスピランをx100程度と濃い目に希釈して、家で管理する全ての柑橘の根元へ散布した。これまでスプラサイドを使うことが多かったが、今年はモスピランで試すことにした。浸透性があり根本の土までしみこませてあるので、ガットスターを刷毛で塗るよりは効果があるかも知れない。ところでオンマウスは、その作業中に発見した伊野の太田ポンカンの穴。ゴマダラカミキリが出てそう時間が経っていない雰囲気だ。この木はハッサクの根と競合して栄養が行き届かないから大きくなれないと信じ切っていたら、実はカミキリが入り活動していたのだ。穴はコーキング材を充填するが、果たして元気になるだろうか…。こんなにデカい穴をあけられると小木にとっては辛い。緑の塗布はバッチレートで前年の産卵痕を補修したもの。出て行ったカミキリの行方は不明。 |
友人から甘夏の要請があり西谷津へ赴く。スルガエレガントは殆ど収穫済みだが、老木の河野甘夏が相応に残っている。西谷津は元々東向きの段々畑だったが、モノラックの故障などもあって通う回数が減り、殆どを笹竹に浸食されてしまった。毎年春、モノラックの軌道と甘夏の木の周辺だけ笹竹の伐採や葛のツル払いを行い、何とか収穫ができる環境を維持している。また隣の竹藪から孟宗竹の侵入もあり、タケノコや若竹の伐採も行っている。甘夏は、農薬散布も施肥も行わない完全な自然農法。木が小さいと自然に負けて数年で枯れてしまうが、背の高い老木は十分の陽を浴びることが出来、毎年立派な実をつける。その代わり収穫には絶妙な木登り術が必要で、まるでサーカスだ。写真は収穫した枝付きの河野甘夏。 ところで先月27日、市の防災打ち合わせで内閣府の防災動画が上映された。説明資料としてグッドだった。自治会長が「誰かDVD化出来ないか?」と呟いていた。著作権が心配だったので内閣府防災担当者へ「自治会勉強会用」と電話で打診して了解を貰い、水害と地震の2本を内閣府サイトからMP4でダウンロード。愛用の書き込みソフト(Wondershare DVD Memory)でメニューを作って焼き込み、印刷ソフト(CanonImageGarden)でラベル印刷。オンマウスはラベル印刷の様子。内閣府防災動画資料と明記し都合18枚を作製した。 |
昨日5月29日、地元の「ワイワイ倶楽部」が今年のホタル状況を有線放送で流していた。山切川の土手に既に出現しているらしい。夜20時頃になって、ご丁寧にも最新情報が放送された。恒例の鑑賞会は、コロナウィルス感染予防で今年も中止になったが、個別鑑賞のための情報として有難い。それで、ひょっとしたら我が家の沢にもと、20時半頃ゆら早生畑の脇にある沢に出てみたら、何と2匹のホタルの光と遭遇。余り脅かしてもと様子だけ見て家に戻った。そして本日30日夜、ダメモトで21時過ぎに様子を見に行くと昨日より近い所で光っている。家にカメラを取りに行って戻ると急に飛び出した。川沿いに南へ15m程飛んで地べたに着陸すると、そこにも1匹いて2匹が光っていた。動かないのを良いことに、カメラを寄せてシャッターを押すが、暗くてシャッター速度が遅くボケボケ。止む無くストロボを軽く灯して撮影すると、な何と交尾中だった。最初はしっかりと2つの灯があったのだが、この写真の頃になると交尾に忙しくて光るどころでは無かった模様。軽く灯しても近寄ると何処かがサチるので、ピントのとれる範囲でズームして距離をとった。ちなみに留まっている葉っぱはドクダミの葉。たまたまだと思うが、まさかホタルの好みじゃないだろう…。ホタルの飛来は初夏を告げ、いよいよ夏の到来を予感させる。そういえば今日の気温は日中30℃手前まで上昇していた。 |