レーザープリンタの用紙に御注意・・・光沢紙は禁物      
香川県に住む友人の某氏からトホホメールが届いた。事情を聞くと、大枚をはたいて購入したA3仕様のレーザープリンタが壊れたと。勝手に壊れたならまだ苦情も言えるが、誤ってインクジェット用光沢紙を挿入したらしい。この紙は食い付きが良いので、普通紙なら軽く滑って行く定着器のローラーにくっ付き、大切な表面を傷めてしまった。泣くに泣けない心中は察するに余りある。それでネット検索の結果、遠く三重県の業者に修理を依頼したようだが費用は\数万に達するそうだ。レーザープリンタをお使いの皆さん、インクジェットプリンタ用の光沢紙や類似品(写真モノはダメ)はプリンタの近くに置かないようにしましょう。某氏からこの苦い経験を共有して欲しいと写真とメモが届いたので紹介しました。以下は業者からのメモです。レーザープリンタをお使いの皆さんご注意下さい。
・・・高温でトナーを溶かして加熱加圧定着するので、インクジェットのコート紙が通るとコート成分が溶けてローラに付着する。プリンタのトナーも両面印刷すると再溶融するが、自分自身のトナーだけはローラーに付着しないように相応の工夫が凝らされている。別のレーザープリンタやコピー機などの裏紙、カラー印刷のカレンダー紙などを使うのはかなり危険・・・。

写真は取り外した定着器で、傷めた部分が白くなっているのが確認できる。オンマウスはそのクローズアップ。こうなると全く使い物にならならず、トホホと化す他ない。某氏は同時に奥さまの顔が浮かんだに違いない。いずれにせよこの一件で賢くなったに違いないが、それにしても高い授業料でお気の毒である。某氏には情報提供に努めて頂いたが、さすがに恥ずかしいという事で、氏名やコールサインは伏せさせて頂いた。
なお当該プリンタはリコ−のIPSiOCX6100D、修理業者はMIEプリンタ工房とのことです。MIEプリンタ工房の対応は大変好意的で、某氏は今後も保守契約をせずにこの工房でお世話になるそうです。