SHARPのLC-104S2アナログTVモニターの音声断修理(Jun 22. 2014)
気付くと1ヶ月は経っただろうか。食卓壁に掛けたSHARPのLCDテレビLC-104S2の音声が断になったままだ。食事のときは、居間のテレビの音声ボリュームを上げて聴くと言った、何とも非効率な使い方をしていた。
幸か不幸か週末の天候がはっきりせず、突いてみる環境がにわかに揃ったため、修理に挑戦してみた。
何が可笑しいか
このテレビは背面のセルフタッピングビスを緩めると、容易に裏蓋を外すことができる。
アンテナ用固定ビスはリード線と共締めしてあるのでそのままとし、裏蓋を外すときにリード線のコネクタを外す。
念のためイヤホンジャックも音声が出ていないことを確認する。
またアナログチューナを生かし、FMノイズが出てこないことも確認する。
その上でスピーカーやイヤホンジャックの接続先を基板上で追う。すると2つ(Lch用とRch用)並んだ8PinICを確認できる。
ICの上部にはTDA7052Aと記されている。
続いて電源端子である1番Pinへテスタを当て電圧を確認すると、何と0.5V。
これじゃ動作するはずが無い。回路図が無いので適正な修理対応ができないが、そのままではただの箱と化すため強引に電源を供給する事にする。
外部電源から3Vを1番Pinへ供給するといきなりFMノイズ。5Vに上げても同様だ。
元々何Vで動作していたかは不明だが、データシートによればMax18Vとあるので、電源の12VラインからICへジャンパーを渡し電源供給を行った。

修理はしたけど・・?/B>
中央やや右に見える8PinがTDA7052A。
ヒューズのところにDC12Vが来ているので、そこからTDA7052Aの左にあるケミコンのホット側へジャンパーを渡した。
半分諦めかけ、外部にアンプ付きのPCスピーカーをおいてデジタルチューナーを直につなごうかと考えていたが、それだとボリュームコントロールをリモコンでできない。
やっぱりテレビ自身の復旧が望まれていた。
しかし今時こんなことやる御仁は居らないだろうなぁと呟く。
ところが家の者はそんなの当然とする顔で、何事も無かったように聴いているから困ったものだ・・・。
しかし、ちょっとしたことでも誰かの役に立つのは嬉しい、等とカッコイイことを言ってやせ我慢。