FL-2100Bへロシア球GU-74Bを組み込むプロジェクト。随分と回り道と言うか予定外の作業をしてきたが本日ようやく引渡しとなった。 昼休み、休日で帰省中の依頼人JA9LSZが単身アパートを訪れ「引渡しの儀」が行われた。と言っても特徴的な部分を説明しただけ。念のため50MHzと7MHzで動作させ出力電力と波形に排気温度、そしてオンディレイ・オフディイ動作等を確認した。 JA9LSZは満足げに両手で抱え4Fの階段を下りて行った。重たい!と言いながらも気分は軽やかだったに違いない。彼のBLOGには早くもその記述がある。彼はこの改修を心臓移植と名付けている。 写真はシャックでのツーショット。奥にFL-2100B改修機が見える。外部に内部と同じトランスを用意して並列運転すれば容易に1KW超アンプとなる。初期の目標である1KW申請に十分絶え得る内容になった。巨漢の山男DXerJA9LSZには恐縮だったが脇に転がっていた電源の筐体に座ってもらった。末永く使って欲しいが、オーナーが生きている間は永久補償よ!と笑った。 オンマウスは29日朝、最終確認をするジャージ&Tシャツ姿のオーナー。FL-2100B改修機の左にMRF429x4のSSPAが見える。 |
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これまでにどれだけ多くの人かどんな気持ちで峠を越えたのだろうか…と昔に思いを馳せると愉しい。何もしなくても自然に青葉が茂る水の国日本は美しい。峠越えには今も昔もロマンを感じる。 写真上:粟柄峠(標高816m/美浜町と滋賀県マキノ町との県境)・・・分水嶺の標識は有ったが峠の表示は無かった。ひょっとしたら粟柄峠は登山道にあるのかも知れない。左の道が福井県、右と手前が滋賀県。ゲートは閉まっているがカギがかかっているかどうかは不明。 オンマウス:おにゅう峠(標高820m/小浜市と滋賀県高島市との県境)・・・眺望を期待したが霧のためNG。峠には「おにゅう峠」の石碑とお地蔵さんの御堂がある。開通は比較的新しく2003年。道中にある限界集落は日本の山村の現状を感じさせる。 写真下:五波峠(標高600m/名田庄と京都府美山町との県境)・・・遊車道「ビレッジライン」としゃれた名前がついてる。車の右手の木陰には「五波峠」の石碑がある。予想以上に道路はしっかりしており驚いた。京都へ抜ける一番早い道らしい。 オンマウス:17時、所用で訪ねた若狭町レインボーライン駐車場。風雨と霧で視界が悪く危うく入口を見失うところだった。 |
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予想外に手こずっているFL-2100B。先週まではGGからGKに変更しようと真剣に考えていたが、GGの特徴を生かした改修だったことを忘れていた様に思う。実はGKに変更してみたが、ダミーチップとそのヒートシンクのスペース、それらが塞ぐ冷却風洞、低Epでの出力向上等を考えるとGGの選択はもとより正しかった。どうも一時或いは一部の浮気心で総合的かつ客観的な判断を鈍らせていたと言えそうだ。十分注意しようと反省しきりである。と言うことでGKは1時間足らずで元のGGに戻った次第だ。ところで併発していた28MHzと50MHzでの異常動作はEcg電源用3端子Regのアース回路がRFに反応してしまい、Ecgを矩形状に変調した結果と結論付けた。これもお粗末な話で、初期段階で3端子Regには十分なバイパスコンデンサ処理を行っていたので「そんなことはない」と簡単に片付けていたことが発見を遅らせたものだ。2つあった接地ルートを一つに統一し、Ecg基板がRFで発生する異種電位間を結ばない様に対策を講じた。またよりシンプルな作りにする意味で3端子Regに別れを告げ通常のツェナーダイオードによる安定化回路に変更した。これらはFL-2100Zでは味わえない楽しみだ。写真は一度GKにしてみた改修FL-2100B。 |
6時起床、午前中を大峰でキコリで過ごし昼食後12時帰路に就く。今回も木之本から迂回、マキノ町から敦賀市へ抜ける黒河林道を走った。木之本ICからR8→R303をつないで野口のR161とのT字路に出る。右折し敦賀方向へ走り、途中鋭角に左折するK533に入りマキノ町白谷を目指す。後で分ったがT字路を左折しK287で白谷を目指す手もある。実はこちらの方が道が良くお勧め。K533は途中の在原まではカーブが多く狭い。白谷への下りは幅も広がり緩やかな道路になる。白谷に入ると辺りが林で右へ鋭角に入る林道がありそれを進む。地元では黒河越えと言っている道だ。倒木や落石などを散見するが、処理済で快適なドライブを楽しめる。峠には白地に黒でマキノ林道と書かれた標識と登山用と思われる道標(乗鞍岳⇔黒河峠)があり、車数台は留められるスペースもあった。峠手前にはログハウス風のトイレがあり登山客10名程がその前にたたずんでいた。峠から敦賀市街までの下りはマキノ町側より長い。標高に応じて変化する地形や景色を楽しむことができる。15時木之本IC出、15時20分K533入、15時40分林道入、15時50分峠、16時40分敦賀市街、17時半福井着。写真は大峰茶畑からの富士。オンマウスは黒河林道峠付近。 |
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毎年タイヤの交換時期には迷う。昨日も今庄の高倉峠を目指したが、林道の日影には未だ雪渓が残っていた。それでもまぁ一般国道は問題ないことは間違いないので思い切って夏用ラジアルに交換した。写真は16時過ぎ、4Fから担いで降ろしたタイヤと交換作業が始まった愛車。よく見るとバンパーには高倉峠チャレンジで倒木の枝が着けた傷がいっぱいだった。作業には凡そ40分要した。 相前後して懸案だったロシア球実装のFL-2100Bに手を加えた。依頼主がどうしても50MHz運用に拘り「HFを一つ削っても50MHzが欲しい!」とするため、いよいよその気になってきた。しかしオリジナルのHF機能をつぶすのは美しくないので、接点数が一つ多いバンドスイッチを新規投入する事にした。「そこまでやるか?」と噂が聞こえてきそうだが乗り掛かった船、何とかまとめようと思う。それからGG(入力非同調)に拘ってきたがGK(入力非同調50Ω終端)を採用しようと考えている。その理由は50MHzで出力同調操作による入力(SWR)への影響がクリチカルなためその縁を切るためである。そして余りにも大きいストレー容量対策・・・簡単には終わりそうにない。オンマウスは再びフロントパネル取り外し作業始めようとしているスナップ。 |
気が付くと既に車中。そう、5日断念の高倉峠へ再挑戦するためだ。 5時7分出発、北陸道を南下今庄ICを出ると5時半。R365の燧(ひうち)交差点左折、R476で日野川を越え一昨日辿った道を進む。最終集落に道を尋ねた小母さんの家が見えた。暫く進み橋を渡ってすぐ左折すると丸太小屋の最後の民家。さらに芋ヶ平へ進むと5時55 分。ここは昔木地師が集落を作っていたらしい。彼らは木材を求めて山を尾根伝いに移動し集落を作ったと資料にある。下流から上ってくる一般の人達とは異なる生活を送っていた様だ。芋ヶ平にはその集落跡や蓮如上人旧蹟などがある。そして高倉峠まで10Kmとする看板が桧の下に・・・。そこから舗装された林道が続く。しかし倒木や落石があり快適ではない。再挑戦のためか5日の折り返し点はまではあっという間だった。車から降り倒木の枝を折り曲げ石を移動し先へ進む。峠まで行けるかもと期待を持ったが倒木の状況は益々悪化。そしてついに藤倉谷林道橋の先で土砂崩れと倒木に遭遇。とても突破できる状況じゃない。悔しいが引き返す事になった。芋ヶ平まで戻ると6時25分、写真撮影とラジオ体操を行い帰路に就く。福井へは7時40分には戻った。写真は林道の土砂崩れと倒木、オンマウスは芋ヶ平。 |
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午前中トマト畑に親父と笹竹の棚を組む。体力も落ち反応も鈍くなっているのに昔と同じだと思っている親父を何とかフォローしたい…。完成し満足そうな親父の顔を見ると、同じ目的のために一緒に行動にする事の大切さを素直に感じる。昼食後帰路へ。高速は順調だった。今回も途中から異なるルートだ。木之本ICからR8→R303とつなぎR161で滋賀から福井へ峠越え。峠は険しくはないがスキー場の看板があり驚く。R8の代替ルートとして十分な印象。県境を跨ぐ一般道はこれで全て走破だ。その後R8へ合流し敦賀へ出る。敦賀からK207へ入り杉津PAの横を通り旧北陸線の大小5個の隧道を抜け今庄へ下りR365と合流。隧道を抜けると左斜面に旧北陸線のスイッチバック跡、SL当時を連想させる。R365からの帰路に迷ったが日野川を超えR476を東へ入る。瀬戸地区から高倉峠を目指すが、雪で行き止まりの林道に迷い込む。引き返し地元の小母さんに道を尋ね再挑戦。芋ヶ平を経由し林道に入る。倒木や小落石は何とか凌いだが大き目の落石。通れなくもなかったが既に18時。帰り時間もあり「今日は下見」と断念。今庄ICから北陸道へ戻り一週振りに帰宅すると19時。写真は親父と共同作業のトマトの棚。オンマウスはR161県境。 |
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この連休はやたらと忙しかった。一部重複するが備忘録として最初から記す…30日、持ち帰ったゴミ焼却、その最中JA2HVW水島氏からアイボール日程調整пAJA9RT近江谷OMからSG-230問合せпAカミサンと檜林で竹の伐採とタケノコ掘りそして釜茹で。 1日、カミサンとタケノコ袋詰めして発送と宅配。2日、再び檜林の枝打ちと竹伐採、来客JA2FGL生熊氏とアイボール、次男三男帰省で焼肉を囲む。 3日、植木屋に変身、午前中マキノ木の剪定、午後カミサンと次男とで枝葉をスルガエレガントの苗木周辺に敷き、笹竹切り出し。急逝された1年先輩のお通夜参列。 4日、蜂蜜収穫用の遠心分離機洗浄と倉庫整理。5日は親父とトマト畑の棚作り。 無線は生熊氏の他、JH2AHZ池田氏(50MHz/FM)、JN4UCA大野氏(3.5MHz/SSB)、及び若干のDX(10MHz)交信に留まった。 久し振りにまとまった肉体労働で筋肉痛。この後どっと疲れが出てきそう。…と書かいておかないと直ぐ忘れてしまう今日この頃だ。 写真は2日大峰の檜林でキコリ中に撮ったHana。辺りの様子に興味津々。オンマウスは4日午前中の蜂蜜収穫準備で、遠心分離機洗浄の様子。ボトルはサラダオイルで軸受けベアリングの潤滑用。 |