壊れたマウスは修復しよう!

長年使用した愛用のマウスが壊れると寂しいものである。機械式にしても光学式にしても使い慣れ少なからず愛着があるからであろう。可笑しくなったからと言ってそのままゴミにしたり子供のオモチャにするには余りにももったいない。
それではと言う事で、修理に挑戦し無事復活させる話を記す。決して貧乏人根性ではなく、ラジオ少年・エレクトロニクス少年の心意気であるからお間違えのなきようお願いしたい。

マウスの故障の多くは一番捻れが集中するケーブルがマウスから取り出される部分である。試しに可笑しくなったマウスで、ケーブルを指でつまみマウス側に押し込んだりすると状況が好転したりするので不良箇所の特定が出来る。
写真は同様の原因で使えなくなったマウスを修復したものである。以下に作業手順を記した。

@マウスを分解する・・・後部の滑り材を剥しビスを緩めカバーを外す
Aケーブル取り出し口のブッシング部とケーブルを取り外し、内側ケーブル(コネクタ側)をカット
Bケーブルをブッシングから引き抜き、ブッシングの穴を綺麗にする
Cブッシングにケーブルを通し、コネクタ位置まで引っ張る
DAの内側ケーブルのコネクタ部を2cm程度リードを残し切断
ECのケーブル先端を解し、Dのコネクタのリードにハンダ付け、接触しないように形を整える
F組み立てて完了(@の逆)

凡そ以上の流れである。これでダメだと諦めていたマウスが容易に完全復活する。ケーブルカットによる影響はせいぜい10cm未満であるので殆どの場合問題にならないだろう。
子供達と一緒に復活作戦と題して行えばその楽しさも倍加するし、エレクトロニクスの中身も垣間見る事が出来る。また何よりオヤジの面目が立つというもの。
なお写真は数年間愛用していたMicrosoftの光学式マウス・・・この大きさが長時間作業でも疲れを感じさせない。