MRF150プッシュプルPAユニットで300W級HPA(SSPA)を実験する(May 2009)

2009年4月19日、友人のJG2CMJよりMRF150プッシュプルの工業用高周波電源PAユニット(27.12MHz帯)をプレゼントされる。何とかアマチュア無線用50MHzバンドでモノにならないかとテストを開始する事にした。
左はMRF150プッシュプルPAユニット。ドレイン電源50V、ゲートバイアス3.5V(コネクタへ12V供給)を与えるとドレイン電流は約500mA程度流れる。この状態で各バンド10Wでドライブすると以下の如き出力を示した。
1.9MHz=80W(InputSWR>3)、3.5MHz=80W(InputSWR=1.5)、7MHz=100W、10MHz=110W、14MHz=120W、18MHz=80W、21MHz=65W、24MHz=60W、28MHz=50W、50MHz=0W。TRCV=IC-756、InputMeter=Bird4410A、OutputMeter=Bird43。
さすがにHi-BANDでは利得が低下している。7MHz以上のInputSWRは非常に良好。1.9MHzでInputSWRが落ちないのは入力トランスのインダクタンスの問題か?。
このユニットの造りは、入力はZ比=4:1のコンベンショナルトランス駆動でゲート抵抗終端、出力はZ比=1:16(多分)伝送線路トランスで構成し、出力の一部はCR経由でゲートへ導かれNFBが掛けられている。出力にはπ型LPF(2段)が組み込まれている。このLPFのカットオフ周波数を上げ、全体を50MHz向きにチューンすれば50MHzでも一定の利得が得られるものと思われる。