JH2CLV's Topics & Memorandam
November 2018

Nov 30 先輩の訃報…山梨西八代往復
昨日サラリーマン時代に大変お世話になったH先輩の訃報が複数から届いた。昨年7月で勤めを止めた旨をお伝えする案内をお送りしたら、早々に直接電話を頂きお元気そうな声を聞いていたのに。今年の4月、坊ヶ峰BBQに参加した折、H先輩と同期入社の先輩JA1KAWから入院していると告げられ、その帰路富士川沿いの病院を探したが分からず仕舞い。そして今夏、元気を出してとお送りした自家製ハチミツの御礼に届いた手紙が本人の直筆ではなく奥様が書かれたもので、あれどうしてだろう。などとこの一年の出来ごとを振り返った。初めてお会いした1978年8月初旬の甲府・静岡合同制作「東海自然歩道を行く」、1988年9〜10月の「ソウル五輪(体操)中継」、部内誌の拙文連載「ノイズ対策Q&A」の評価(オレのやりたかったことをやっている)等など懐かしい。
写真は30日訪れた通夜会場に飾られていた先輩の思い出の品々。失礼ながら、ここで初めて農業(トウモロコシ栽培)に真摯に向き合ってこられたことを知り(各種表彰)恥ずかしかった。アバウトなミカン作りに反省の念しきりだ。19時頃帰路に就くが、取材で歩いた富沢町辺りを通ると、当時のことが脳裏に浮かび目が熱くなった。
この日はミカンの撰果を14時で切り上げ、15時に家を出た。夜道は危ないとか言うと、カミサンも一緒についてきた。オンマウスは17時頃、腹ごしらえで食べた富士川道の駅の山梨名物「ほうとう」。

Nov 29 早生出荷事情…太田ポンカンへ防腐剤散布
26日から早生出荷の最終週が始まっている。本日29日はその2回目で昨日までに撰果した荷を共同撰果上へ運び出荷。この後12月3日に最後の出荷があり、今年の早生のJA出荷が終わる。出荷落ちした残りの処理がこれから始まることになるが、果たして全て消化できるだろうか。OrangeVillage2018も明日12月1日開村する。
今年の柑橘は生育が早い。既に早生も青島も後拾いを残す程度に切り取ってある。中晩柑の太田ポンカンの実を無造作に採り糖度を測ってみたらビックリ、既に伊野で10、屋敷で11を示した。まだ酸味が強いが、これ既に十分生食に耐えられる。例年より3週間程度も早い印象だ。それで本日午後、急きょ収穫前の防腐剤散布を伊野と屋敷のポンカンに行った。収穫は12月に入ってからの予定。ちなみにはるみについては、糖度は14もあるものの酸味が未だかなり強い。例年JAで収穫時期を決定するためのサンプル調査が行われるため、この後3個提出して収穫日の判定を待つことになる。 オンマウスは伊野ポンカン畑でのスナップ。やや生らせ過ぎの感があるが、完全着色したポンカンがたわわに実っている。半数以上に設置した竹のつっかえ棒が痛々しい。幾度も台風の影響を受けてきた今年は、ポンカンにとっても大変な年だったに違いない。風であおられ、根っこは相当痛めつけられているので収穫後は十分な栄養を与えてやりたい。

Nov 26 早生ミカンJA初出荷…MFJ-998RT修理始まるも…
写真はJA初出荷の早生ミカン(興津早生/サイズ2S〜3L)。朝7時過ぎに軽トラに摘みこんだ。撰果装置の関係で8杯ルールと言う取り決めがあり、どんなに出荷量が少なくても8杯に分散しなければならない。今日は3段で24杯の出荷となった。この後29日にも同量出荷予定だが、収穫量は2.5トン程度あるため、JA出荷落ちした早生は、それ以外のルートで処理しなければならない。実はこれが結構大変で、最後は皆さんのご協力を頂戴している。出荷は8時過ぎには終わり、そのまま青島ミカンの収穫に就いた。雨でも降らない限り、来る日も来る日もミカン切りの日々が続く。
オンマウスは修理を始めたMFJ-998RTの不良箇所。BBSで修理状況を記している。ガラエポ基板が焼け焦げ穴があいている。それでもこれは、炭化した部分を削り落して綺麗にした状態。1000PFと1950PFを接地するリレーK29とK30も黒焦げで見るも無残な状況だった(取り外してある)。プリントパターンも悲惨な状況だ。K29内部での放電が事の発端と推測している。スルーホールのハンダを吸い取り、届いたリレーを取り付ける段階になって注文した型名に誤りがあったことが発覚。中国製のHK14FH-DC12V-SHGであるべきなのに、HK14F-DC12C-SHGを注文してしまった。慌てん坊も良いとこだ。早々に再発注したが、復活するのは何時になることやら。交換しても正常動作するとは限らないし…。

Nov 25 朝の月、アンテナ越しに…MFJ-998RT修理
写真は本日6時44分の月。アンテナ越しに撮影できる様に畑「舞台」へ走った。舞台にはスルガエレガントが色付き始めているが、このサイズだと良い位置に収まらず諦めた。鉄塔とアンテナは設置から30年経つが未だに現役。ただローテータは漏電で回らなくなり久しい。
オンマウスは始まったATU/MFJ-998RTの修理風景。工房か無線部屋でやれば良いのに、TVの間での店開きにカミサンは呆れ顔。大分前に動作不良になり、先日タワーに上った折り降ろしてきた。K29とK30付近が焼損しガラエポ基板に穴が開いている。焼損による穴開きには慣れているが、今回は今までとは異なる場所で発生した。ここまで来るとメーカーに頼むより自分でやった方が早い。ヤスリ等でザグリを入れて、炭化部分を削り落す。頃合いをみてリレーを取り外すが、火元と思われるK29は内部も黒焦げで炭同様だ。スルーホールのハンダを吸い取るまでも無く、引っ張るとそのまま接点が基板に残る程。こうなった理由は定かではないが、チューニング中にK29の接点間に放電が起こり、放電痕に高周波が流れ炭化が拡大成長したのではと推測。では何故放電したのか。これも推測だが、基板上で先端開放のλ/4線路が形成され共振、先端に高圧が発生したのではと考えている。その周波数は仕様外の50MHz。この後リレーを入手交換する予定。ここが炭化すると同軸ラインが1000PFと1950PFで常時接地されチューナー動作は望めない。果たしてどうなるか…。

Nov 23 保福時で秋の観音会……FL-2100Z修理完了
恒例の秋の観音会が保福時で行われた。それに間に合う様に早朝からFL-2100ZのSWR基板を所有する同型機のモノと交換。実はアンプ機能は復活したが、SWR基板で不良となった部品を取り寄せ実装してみたがメーターの振れが不足。ピックアップ用のトランス(巻数比1:16)のレアショートと思われるが、巻き直す時間も無いためこの処置とした。これを厳重梱包し観音会終了後に佐川急便へ持ち込み午前中に依頼元へ発送。穏やかな勤労感謝の日と思いきや、午後には再びミカン切りに復帰して日没まで作業。
写真は、山門横の観音像前で和尚殿がお経を上げ参列者が焼香している様子。この後本堂に移り同様にお経と焼香、続いて和尚殿の説教。そして座敷へ移動して写経を行い、お弁当を頂いて解散。慌ただしい日々の中、気持ちを穏やかにさせるひと時だった。
オンマウスは、早朝に取り出したFL-2100ZのSWR基板。手前が不具合品で奥が手持ち品から取り外して来た物。この交換で正常動作を取り戻し一連の作業は完了。御依頼人には無事運用に供することを願っている。ちなみに基板は4CX800Aを組込み改修したFL-2100Zからの物。不良のSWR基板はここに居候させたが、時間がある時に復旧を目指したい。久し振りに4CX800A周辺を覗いたが、中々良く出来ていると自己満足。福井単身赴任中のアパートで、よくこんな改修作業が出来たもんだと、8年程前を思い出している。

Nov 21 名古屋からミカン切り支援
東京1泊旅行の余韻がまだ残る早朝、再び青島ミカンの収穫を始める。今日は長男が車で駆けつけてくれ、カミサンと3人体制で作業を行った。息子たちは子供の頃より自然にミカン切りをやっていたので、特段の指導など不要でいきなり作業が始まった。しかし切るのが早い!とカミサン。力もあり、20kgコンテナ3段分を容易に抱えられる姿を見ると、自分たちの筋力の低下を思い知らされる。
写真は親父の時代に植えた30年物の青島の老木。一緒に写っているのはカミサンと長男。オンマウスはミカンのアップ。この木1本で250〜300kgの実を付けていて驚く。コンテテナに12〜13杯程の量になる。高いところでは4m近くあり、脚立では手が届かないため木登りになり作業効率が落ちる。頑張っても1人で半日以上掛かってしまう。この日の収穫量は3人でコンテナ67杯、重さにすると凡そ1.3トン。カミサンと2人だと、条件の良いところでもせいぜい40杯(凡そ800kg)なので長男の存在は大きかった。それと、トラックから荷卸しや格納など、力仕事は絶大だった。来週月曜から早生ミカンの最終出荷が始まるので、青島の収穫に併せ早生の撰果も控え多忙な日々が続きそうだ。ちなみに長男は久し振りに夕食を共にし、22時頃帰路に就いた。明日は仕事らしい…御苦労さん。

Nov 19-20 旧隣組で東京旅行
旧隣組は戦前から月1回報徳の祭ごとを行っている。毎月持ち回りで各お宅を回り報徳釧の読み合わせと農業を中心とした情報交換を行っている。その際、僅かながらの積み立てを行い、一定の金額に達したら旅行(奥様同伴)に出かけることにしている。今回は伊勢方面へと言う話もあったのだが、紆余曲折の結果東京へ出かけることになった。19日は7時半にチャーターしたバスに乗り込む。最寄りの清水いはらICから新東名へ。早々に缶ビールとツマミが出てきてアルコール変調が始動。足柄SAと海老名SAでトイレ休憩を済ますともう多摩川を渡っている。相変わらずの渋滞に巻き込まれるが、回りをじっくり眺められるのでこれも良い。迎賓館、浅草(昼食・演芸ホール)と回り宿舎の水月ホテル鴎外荘(上野)には17時頃到着。バスの中と昼食時は常にアルコール変調がかかり、更に夕食も同様で、これ飲み過ぎ。20日は東京大学、東京スカイツリー、築地場外市場(昼食)、豊洲市場と回り15時半帰路に就くが、清水に戻ってからも大変。中華料理店へ直行しこれまた大宴会。80を筆頭の先輩方のお強いこと…それでも量は圧倒的に減ったんだって。皆さんお疲れさまでした。写真は16時半頃の浅草雷門…1年中お祭りの様相だ。オンマウスは東京大学安田講堂へ向かう面々…実は構内のコンビニで、よせば良いのに「数学の解法」を買ってしまった。

Nov 18 青島温州ミカン初収穫
まだ早生ミカンの収穫を終了していないのに、青島ミカンが早生並に着色して来た。糖度も上がり早生より食べ易い位だ。そして先々週から先週にかけた雨で、浮き皮が目立ち始め一部ではブクブク状態になっている。早生を早めに上げてしまいたい自分に対し、カミサンはブクブクが気になると青島の収穫をを宣言。それで今日から青島の収穫が始まった。しかし、全てが浮き皮じゃないから、考えながらやっていると効率が上がらない。結局浮き皮対策と言いながら、7部着色以上は全て切り取るハメに。もとより貯蔵様なので、今青くても1月の終わり頃には綺麗に着色する。
写真は完全着色した空バックの青島温州ミカン。オンマウスは、 畑で1・2を争う青島ミカンの大木。カミサンは違う木を切っている。1人で切り出すと半日以上掛かる。地上から手の届く範囲を切り上げると脚立を利用するが、それでも取れない所は木に上って取る。昔はそれが普通だったが、今はこんなに大木にする家は少ない。この木1本で250kg程の収穫量だった。手前は友人からQSYして補修した力丸君で、この季節は毎年大活躍している。

Nov 14 FL-2100Z再び届く
昨日朝、依頼人から連絡があった。前夜受け取り、朝まで格闘したらしいが正常に動かない。送信にするとBiasは流れるが、エキサイタ(何とTS-820)から駆動してもウンでもスンでもない。受信に至っては相当量減衰するらしい。手に負えないと送り返されてきた。
状況を確認する。スタンバイ時の入出力の導通はOK。ところがアース間も導通し地落状態。裏蓋を開けると写真の如き黒化したSWR基板が目に飛び込んできた。基板は出力コネクタにハンダ付けされ、ビス1本で固定されている。CMカプラのFWDとREFを検波しメーターを振らせている。調べると基板上で激しい放電痕。結合用TCは黒焦げで短絡。REF用検波ダイオードのリード線は吹っ飛び断線。その他抵抗やコンデンサも怪しい。こうなった理由は不明。アンプ動作が正常になる様に基板のTCを外し地落を回避。これで復活かと思いきや、今度はローディング出来ない。ロードVCを診ると、最前列セクションのローターに放電痕があり、膨らんでいる。この膨らみがステータに接触し出力を地落させていた。一体何があったのかと頭の中が困惑。カッターと金属ヘラで膨らみを削りロードVCを復旧。話はこれだけでは終わらない、プレートVCローターに妙なうねりがありステーターに触りそう。何処かでネジでも噛んだのか…。これもヘラとペンチで伸ばし復旧。ようやく送り出した時の状態に戻った。7MHz/50W入力で約500W出力を得る。念のため全バンドで動作を確認。さて、残りはSWR基板。これは発注したダイオードの到着待ち。

Nov 13〜 早生ミカン初収穫
土日の天気は良かったが、その前後の天気が不安定で雨が多い。この季節に雨が降るとミカンの木が水っぽくなりミカンの皮が浮き出しブクブクになる。来週から早生の収穫を目論んでいたが、現状を見るとブクブクが増えて続けている。これはまずいと、昨日(12日)午後、急きょ防腐剤を散布し、本日午後から早生ミカンの収穫を始めた。今年は台風とカタツムリの異常発生などあり散々な年だった。また例年より生育が早く、早生を切りながら、隣の青島を見ると負けない程に来ているし味も良い。我が家の青島は貯蔵を基本にしていて7部着色で切っていたが、既にその値を超える勢いで、年内出荷でも良かったかのかも知れない。
写真は収穫し軽トラに積んだ早生ミカン。カミサンと2人で作業しているが、果たして終わるだろうか心配になってきた。これから12月末まではミカン畑と貯蔵庫で右往左往することになる。手始めに早生温州、そして青島温州、更に中晩柑の太田ポンカンとはるみに続く。早生の出荷は、当地(西側に山を背負った山切川沿いの谷)は日照時間の少なさから色付きが遅いため、早生と言いながら一番遅い今月最終週に予定している。

Nov 11 リモートシャック10MHz/HB9CV復旧
延び延びになっていた台風24号でやられた10MHz/HB9CVの復旧。ブームどころか、2本のエレメントも勝手に回ってしまい、並の台風では無かったことを物語っていた。もうミカンの収穫期に入り、風も冷たくなるのでこの辺が潮時かと、本日思い切って復旧を行った。復旧と言っても、クロスマウントごとマストから外し、ブームを縦にして回ったエレメントのクロスマウントを緩めて並行にするだけ。この際、後々の作業でブームを90度回せる様、程良い角度に設定しマストへ戻す(現状だとマスト連結ボルトがクロスマウントに接触し90度に至らない)。簡単そうに見えるが、実はエレメントのクロスマウントのボルトはメガネレンチでないと入らない。モンキーだとナットを掴み切れず十分な力で締められない。ところが、工具ポケットを探してもレンチが見つからずタワーの上で慌てる…いけねぇ忘れた。ベルトとロープでアンテナを仮固定し、渋々とタワーを降りるが車にも無い。結局自宅を往復する羽目に…。これで1時間近くの時間ロス。最近物忘れが多く本当に苦慮するが、終わってしまえば笑い話だ。写真は15時過ぎに撮影した10MHz/HB9CV。被害に遭う前より力強い感じがするがどうだろう。9月30日以来の雄姿が戻り、肩の荷が降りた感じがする。ただ50MHz/HB9CVのリフレクタエレメントの半部欠落とローテータ(180度しか回らず)は未対策だ。今年中に復旧させたいのだが、できるだろうか…。

Nov 10 FL-2100Zの修理依頼品転がり込む
一昨日、岩手の御仁からFL-2100Zを診て欲しいとメール。電源は入るが動作しないらしい。何通かのやり取りの後発送され、本日午後届いた。ラフな梱包だなぁと配達員と雑談していると、段ボールの底にプラ足の顔。さらに後方の1つは破損し辛うじてかけらがビスで留まっている。内部に影響が無ければと早々に開梱して様子を見ると、かけたプラ足の周辺に僅かな凹み。重量の割に梱包が薄く「しょうがないなぁ」と良いながら受領。
本題のFL-2100Z、情報通りフィラメント(572B)が2本共点かない。テスタで導通を測るが問題無い。通電するとソケットまでAC7V程度が到着。しかしこの電圧は開放だよなと内心。真空管を外してフィラメントの導通を当たるとOK。じゃぁこれソケットじゃん!となった。キャブレター洗浄液を綿棒に湿らせ、Pin穴から突っ込んでゴシゴシ。出し入れと回転洗浄を実施。併せて真空管のPinも洗浄。確かに汚れていた。真空管を元に戻してテストすると見事に点灯。7MHzで50W程度のCWを放り込み同調を取ると425Wを出力。500Wを出力するには65W程度を放り込む必要がある。もっともAC100V動作なので飽和開始が早いのは当然。早々に依頼人へ復旧の一報を写真と共に送る。開梱からここまで約1時間。コンプレッサで埃を落としたが、外見からは分からない程内部は綺麗。暫く通電して様子を見て明日梱包して発送する予定だ。写真は玄関で始まってしまった修理。

Nov 9 関東総通殿の1KW変更検査(新スプリアス)見学
1エリアで1kW変更許可を受けた友人から、検査日が決まったと先月連絡があった。変更許可書には、新スプリアスを測定すると朱書きで記されていたらしく、どの様な検査になるのか興味があり見学をお願いしていた。関東総通サイトには、新スプリアス対応とする国産リニアアンプがリストされている。今回は海外製(SPE/Expert 1.3K-FA)による申請のため新スプリアス測定となったと思われる。
検査は13時から2時間程行われた。打合せの後、測定、TVI確認、講評に免許状手交と進む。測定は全バンドの電力(上限20%)、スプリアス領域と対域外領域のスプリアス(-50dB)について実施。友人は御自身の測定環境で取得したデータを用意し手交された。測定機は総通殿がスペアナ(MS-2720T)と方桔(TCP-604)、電力計(Bird 43)を持参(ダミーは自局Welz)。検査官殿はMS-2720Tの操作に不慣れな感もあった。スプリアスは全電波形式で測定すべきとしながも、明確な指示がないまAMで進行。帯域外(±2.5xBn)スプリアス測定は、変調内容の指示も曖昧だった。何故か測定はAMで始まってしまい、エキサイタ(IC-7300)の変調レベルは気付くと20%、SSBやCWで1KWを出力するアンプをAMで検査しているなど不可解な点が多い。スプリアス領域を見た広スパンそのまま、カーソル周波数を帯域外領域へ移動し、表示値を対域外スプリアスとしていたが、スペアナの分解能が十分なのかも疑問。エキサイタフルパワー(100W)時の出力制限確認もなかった。移行期のためか、まだ手探り感のする検査だった。

Nov 5 マイクロフォンのメンテ
最近SW付きのボーカルマイクのSWの状態が良くない。ON/OFFはマイク出力(XLR3の2番・3番)をスイッチで短絡か開放するだけの話。ところが主に屋外で使用していると雨等で水分が浸み込み接点がやられる。耐候性のある気の利いたSWを使っている場合は良いのだが、この安物の中華製マイクはどうもいけない。調べると殆どが接触不良を起こしOFFに出来ないか抵抗値が残り不安定。それで本日一斉に調査して洗浄した。それで12本中4本が復旧しないか不安定なため、スイッチON状態でメカロックし、残り8本をSW制御出来る様メカロック。写真はその作業スナップ。SWの僅かな隙間へ洗浄剤を注入してSWを動かして汚れをとる。最後にCRCを注入して馴染ませる。年に何度かはこの様な作業を行い、安定動作に勤めている。また破損したマイクホルダの補修や交換、マイクスタンドの補修、特殊マイクコネクタの補修、そして最後に音質比較を行っている。
写真の中華製マイクCM-2000は購入時\800程度だった。既に11年余りを経過するがマイクとしての機能は良好に働いている。巷では中華製の酷評が独り歩きしている感があるが、要は使い方やメンテナンスだと思う。プロの演奏家からの苦情もない。オンマウスはSAWAYAKA CAMP FESでの、SM58との混在…分かるかなぁ。トランスレスでf特はSM58より広く、軽くて取り回しが楽なんだけど…。混在させて違いが分かる人は皆無。むしろ、くたびれたSM58間のバラつきが気になったりするから面白い。

Nov 3〜4 SAWAYAKA CAMP FESライブ支援
先月27日、知人S氏より当地吉原の一本杉広場(標高約500m)で11月3〜4日コンサートが行われるが、発電機はどんな物が良いか訊ねて来られた。そして1日、今度は主催者の御子息よりPA設営助言の依頼。エッ明後日じゃん!と驚く一方、お困りの様子が伺えた。16時頃一本杉を訪ねると、御尊父が重機で会場を整地されていた。諸々の事情を伺う。現場は細い農道で進入するが、すれ違い出来る場所は限られ一般車も通る。3日11時にレンタルPA機材が搬入されるが、それを待つと音合わせもあり15時開始は危うい。出演者やスタッフの往来もある。自前機材なら夜明けから設営可能で、時間を有効に使える旨伝える。結局その案が採用される。その晩からは出演者情等でメールの嵐だったが、不明部分は当日まで残る。5時前起床、6時に現地へ向かい設営開始。丁度日出時間だった。不確定要素が多く、ああでもないこうでもないと脳裏に浮沈み。後着のレンタル機材は無駄にしない様、Mic4本とスピーカー2基&アンプを利用。午後からのテストでようやくヒップポップ系の演奏とDJを中心とした内容であることが判明。この世界はもとより疎かったが、新たな発見や出会いに遭遇し認識を新たにした。第1回目なので、反省すべき点は幾つも感じられたが、主催したS君とその仲間たちの心意気に拍手。そして御両親やご家族の熱い支援も羨ましい。4日午前4時頃、小雨が降り天候が案じられ切り上げ終了となった。撤収して帰宅したのは5時過ぎだった。久し振りの貫徹だったが心地良い余韻が漂っていた。

Oct 31 秋の味覚の発送
これは半月も前の写真。カミサンが極早生ミカンを実家のミカン畑から切ってきて箱詰めしている。一緒に庭先の柿の木から切ってきた柿も詰め込んでいる。子供たちの所へ発送するためで、この時季恒例のシーンだ。当家では極早生は栽培していないが、10月中旬になると普通早生が完全着色となりいよいよ収穫の時期を迎える。
そう言えば、屋敷のポンカン畑が老木化し先の台風24号で傾き相当なダメージを受けた。根の浅いポンカンには辛い出来事だ。10年程前の台風でも同様な事があり、一気に生育が悪化し、また今回もだ。もう復活は望めないので、来春はこれらを伐採し極早生に乗り換える予定でいる。
オンマウスは高切りハサミで切り取った柿。何本か柿の木があるが、適切な害虫防除を行っていないため、自然落下するものが多い。今年は久し振りに四つ溝の渋柿を、カミサンがアルコールに浸してビニール袋で密封し渋抜きを行っている。甘柿も良いのだが、渋抜きした柿も美味い。
最近忙しさの余りか、こうした季節の話題から遠ざかっており反省している。あのクソ暑い夏も何処かえ消え去り、知らぬ間に次の季節が回って来ていることを感じる今日この頃だ。