日東のEIAミニラックに摂津金属のサポートレールを実装(Feb 27, 2015)
はじめに
仕事先で日東のミニラックを拾ってきた。EIAサイズで15U程の収容能力がある。
1〜2Kg程度の軽い機器ならそのままマウントしても差し支えないだろうが、一定の重量になると奥が垂れ下がり、機器の耳部分が持たないばかりか、出し入れや保守が大変になる。
そこで、ラックの両サイドにアングルを取り付け滑り台を設ける。これをサポートアングルとかサポートレールと一般的に呼んでいる。
しかし機器の取り付け面はEIAとJISでサイズの規定があるが、このサポートについては全くメーカー任せで、サイズや方式はまちまちである。施工を担当する人々には、昔も今も本当に悩ましい部分である。
摂津金属のカタログを眺めていたら、入手した日東のラックで何となく使えそうなサイズのモノがあった。早々に取り寄せて取り付けてみると、完全ではないがまずまず問題なく取り付くことがわかり、複数のレールを取り付け重量機器をラックマウントした。
これにあわせ、キャスターも購入し底面から捻じ込み、仮り運用だった台車を廃し操作性を改善している。
写真はキャスターを取り付ける前、作業用台車に乗ったミニラック。

日東ラックに実装した摂津金属サポートレール

写真は摂津金属のサポートアングルRKO-450SA-NFを設置した様子。左は4UサイズのHARRISのエキサイタを下から支持している。右は変則だが2H(JIS)サイズのRb-GENを前者と逆向きで支持している。
本来なら前後でビス2本ずつで固定されるべきだが、一部サイズが合わないため1本締めとなっている。
何故日東製を使わないかって?、それは摂津金属の購入ルートがあったから。また、元々サーバー用ラックでオプションのラインナップが薄く、気に入った(重量など)サポートレールが日東のカタログで見つからなかったから・・・。



ラックに取り付けたキャスター

写真はラック底にネジ締めしたキャスター、東信製作所TUS60BM10XP15。ネジは10mmΦのボルト。キャスター1個当りの耐加重は80Kg。均等に加重されると80Kgx4個=320Kgとなる。
床面にキズを付けない様に接地面積の大きいキャスターを選んだ。また4個ともストッパー付を利用した。
購入はMonotaRoが入荷待ち状態のため、ムラウチドットコムを探すと更に安価な物が見つかった。
これで工房の中を自由に転がせるようになった。