ステッピングモーターの実験


VCの遠隔制御に使えないかと、秋葉原の秋月電子でステッピングモーターとその駆動回路を買ってきた。
回転トルクも十分あり、VCを回す程度なら問題無く使えそう。スイッチ(基板の左上)によりCW及びCCWの操作が可能であるから、これを使い易いように外部SWに取り出せば、容易に遠隔操作が出来る。

しかし欲を出して、DCサーボでプリセットチューンを行うような角度制御をしようとすると、そう簡単には行かない。モーター自身のスベリもあるだろうから、全てをパルスカウントのみに頼るのは難しい。最初にデフォルト位置を決め、そこからプリセット位置へ動かす段取りになる。次のプリセット位置に移動する場合も必ずデフォルトに戻り、そこから再スタートする。デフォルト検出のために何らかのセンサーが必要となる・・・これではDCモーター方式より複雑になりそう。

基板上にはPICが乗っているが、データ的な処理とは無縁で、ステッピングモーターを駆動するためのパルスしか発生していないようだ。これに、上記の制御をパルスカウントで行える機能が組み込まれると有難い。ただこの場合でも、モーターの角度検出は別途考える必要がある。

前述のように、VCを遠隔制御するだけで角度データを必要としないなら今の状態でも十分使える。アンテナローテーターのようにシーソーSWにしておけば操作が簡単である。どうしても手元で角度を見たい場合には、別途角度検出回路が必要になる。

いずれにしても現状では、やはりDCサーボモータを使うのが一番簡単である。制御電圧そのものが角度データになり、それを管理すればプリセットデータとなるからである。微調も制御電圧を増減してやれば良い。