Super Rad Antをテストする(Aug 26〜 , 2007)

2007年8月、3.5MHzでEHアンテナとは違うとPRしながら運用する愛知県在住のO氏と交信した。氏はベンチャーのエレクトロニクスメーカーDETECHを主宰する。それ以前にも岡山県在住の知人より頂戴したWeb情報で、そのアンテナの概要はつかんでいた。しかしその信号の強さから、たかだか1m長のアンテナなのにどうして?と言う疑問がわいたのは当然である。早速3.5MHz用SuperRadX/3.5-02Lを1本発注し、どのようなモノか探る事にした。以下入手から評価までを段階的にかつ客観的に記述する。

注:文中のCMCはCommon Mode Choke Coil(コモンモード・チョーク・コイル)、国内ではコモンモード・フィルターと言ことが多い。私見だが、チョークは素材でフィルターは成果と読み替え(整理する)る必要があると考えている。
Super RadX/3.5-02Lの主な仕様
a.入力インピーダンス:50Ω
b.耐入力電力:500W/SSB/5分連続1分休止、250W/CW/デューティ比50%5分連続1分休止、100W/RTTY/5分連続1分休止
c.帯域幅:SWR=2.0以下で75KHz
d.大きさ・重量:長さ1000mm/直径80mm・1100g

一時閉店のお知らせ
十分な時間が取れないためSuper Rad Antの実験が滞りがちになり恐縮であります。
同アンテナは大変興味深く、その仕組みに納得したオーナーはこのアンテナの熱狂的なファンです。
調整のプロセスでの紆余曲折は表現が難しく、読者の皆さんに誤解を生んでいる向きもあり、混乱を避けるために暫く閉店させて頂きます。
プロセスこそHPバナーで掲げるHandmadeTipsに結びつくのですが、これを結果として捉えられる方もいらっしゃるようなので、開発者とメール相談の結果この判断に至りました。
調整のプロセスは現在も進行中ですので、メールでの対応は可能です。
誤解を招かない一定の形になった段階で再び開店する予定ですのでご期待下さい。
傾斜型DPでは聞こえず、SuperRadでしか聞こえない信号も時としてありその「能力と不思議」に驚かされています。
本日は雨の中、約3m長水平ラジアル4本を張り夕刻に運用しましたが、関東・中国・九州・東北・北海道エリアとCWでQSOを楽しみました。
(Good Luck DX & See You Again! Dec 1, 2007)