TL-922のドライブコンデンサの不思議
TL-922のフィラメント駆動回路(カップリング)には小型のセラミックコンデンサが使われています。
Igも2本で250mA(DC)も流れますからちょっと心もたない感じです。
ドライブ電力100Wで管2本分のZを50Ωとして単純計算すると・・・I=√P/R=√100/50=√2=1.41A(AC)・・・となり驚きます。
連続キーダウンをすると徐々に出力が低下するような場合は要注意です。
指で触ると熱くなっているのが分かる筈です。
出力側の厳選された部品に比べ何とも貧弱だと思いませんか?。
ご心配の向きにはマイカコンデンサ等への変更をお勧めします。
写真はそのセラミックコンデンサと周辺の様子で、右下の同軸ケーブルをスタンドオフ碍子で中継しフィラメント回路間をカップリングしています。
やはりこのセラミックコンデンサを経由しての100Wドライブは気が引けます。