ステレオアンプのリモコンでAC-LINEをON/OFFする(Jan 14. 2017)
はじめに
PioneerのX-CM32BT-Wと称するデジタルステレオアンプで真空管アンプを駆動している。
このデジタルアンプにはVRノブはあるものの、基本的な操作は全てリモコンで行う事になっている。その辺に置いてあるリモコンでTV操作と同様の遠隔制御が出来るモノグサだ。ところがモノグサついでに真空管アンプの電源も制御したくなるから困る。それが出来たら随分と便利になるなぁと呟いていた。元々ACアウトレットなど無いキカイだから、何らかのハードウェアを組み込む必要がある。
当初は内部に手を加えるのは面倒だし、オリジナリティを崩すので敬遠していた。たとえばUSBメモリ用のコネクタからDC5Vを取り出して外部のSSR(SolidStateRelay)を制御すれば簡単!と思った。ところが調べてみると、これらの情報機器の電源は待機電力としてACコンセントをつなぐと生きていてNGと分かった。 それでリモコン制御された内部の器機電源出力を取り出し、SSRを制御する方法に落ち着いた。
X-CM32BT-Wとリモコン
フロントパネルの上部に電源SWやプレーヤーの制御SWがあるが、一度リモコンに生れてしまうとモノグサはフロントパネルまで手を伸ばすことを忘れてしまう。
やはりリモコン中心の生活になってしまっていることに気付く。

上蓋を外したフロントビュー概要
上蓋は背面+ビス6本と側面の特殊(トルクス)ビス2本を外すと取り外せる。このビスは中央に凸があり、レンチ側に凹みが無いと回せない。専用工具(トルクスレンチT10)が手元に無かったので止むなくラジオペンチでビスを掴んで回す。
写真は上蓋を外したフロントビュー。基板を見る限りではFM/AMチューナーやAFアンプを搭載しているとはとても思えない。まさにデジタル機器そのものだ。チューナーはシリコンチューナー(DSP)と思われ、いわゆる共振回路が見当たらない。アナログメディアと言われていてもその処理は完璧にデジタルだ。

作業状況
とにかく寒いので居間のコタツに当たりながら作業を行う。知らぬ間に工具や材料が増えこの状態になり苦笑する。

SSR制御電圧ピックアップ概要
後述するSSRは駆動時に3V程度必要。これを満たすための電源を探すも、メイン基板上は高密度の表面実装が行われておりあっさり諦め、写真のフロントパネル裏にある照明用LED電源を利用する事にした。
テスタで当たると、5.18VがLEDに印加されていて、電源SWに連動している。これをいきなり引き出すのは安全上好ましくないので抵抗を介して引き出す。抵抗値はSSRが動作するに足る3V以上になる値にするが、カットアンドトライで決め最終的に270Ωとした。この値でSSRは約4Vで制御できる。またこの制御(負荷)により5.18Vは5.17Vに低下する。

SSR実装
SSRは手持ちの関係で秋月電子で購入したSSR-40DAを使用した。電流容量40Aだが、10A程度のモノで十分である。これを背面パネルに両面テープで固定し、通気孔から制御線を引き出しSSRの制御端子のHot側へ配線する。Cold側は最寄りのビスで接地する。
SSRのAC側をテーブルタップの片線に挿入すれば、リモコンのON/OFFに連動したAC制御が実現する。下は制御系統図。



まとめ
人が音楽を聴く行為は昔も今も変わらない。楽器(電子楽器含め)