〜初釜〜

茶道の初釜でした。
初釜というのは、その年初めてお釜を使う日。
細かいことまで言うと、茶道の大きな七つのイベントのうちの一つです。
(うちの社中では、年間通して毎年行うのは初釜くらいですが。。。)

去年は体調を崩し、参加できなかったので、ちょっと久しぶり。
恥ずかしながら自分で着物を着られないので、祖母の家で祖母に着せてもらってから出掛けました。

この会はうちの社中では以下の通りに進みます。

◆お炭点前◆
大方、釜の下に炭はセットされているのですが、会の開始の時点では「流れている」ので、直すお点前をします。
炭をくべるのにも作法があって、それを見物するのです。
今回は、私の高校時代からのお茶仲間がお点前をしました。

◆懐石料理◆
お懐石をいただきます。
全て、先生のお宅でのお手作り。
手が足りないので、お客様のうちでも、私のような下っ端(キャリアで言えば私は長いほうなんだけれど、ま、若者が働いたほうがいいのよね。)がお運びもします。
お水屋(要は裏)から、お膳を運んだり、ご飯を持ってきたりします。

◆お濃茶席◆
ご飯の後はいよいよお茶のお点前です。
うちでは、お濃茶席は、先生が振舞ってくださいます。
お濃茶はお薄よりも厳かに行うので、お弟子はやらないのです。

◆お薄席◆
でも、お薄は、列席者みんなが交代交代にします。
お薄では、フランクにおしゃべりをしていてもかまいません。
日頃なかなか一緒にお稽古できないので、他のお弟子さんのお点前を見るにはいい機会。
今日は、さくっと私から、ご披露させてもらいました。
私はスタートから二服点て、次の方に交代。
次の方も、一服立てて交代、という感じで順繰りに互いに点てあって、全員お点前をして、全員お茶をいただけたところで終了。
そして、会自体も終了です。

細かいお作法はここに書いた以上にもあるんだけれど、流れはこんな感じです。

12時スタートで終了は17時頃。
でも、あっという間でした。
お茶の時間って、普通の社会生活での時間の流れを感じないのですよ。
今日のような特別な日は特にそう思います。
いい時間でした。
今年は、去年以上にお稽古に力を入れて、精進していきたいと思ったのでした。

↓お正月仕様 お棚は大棚です。


↓お釜も撮ってみました 毛氈めくれてるけど(^_^;)