聖なる嘘つき


ロビン・ウィリアムズ主演/制作総指揮

◆内容◆
第二次世界大戦中のナチス占領下のポーランド。
ユダヤ人はゲットーにおいて、ナチスの監視下に置かれていた。
ある日、ジェイコブはナチス軍の本部で、偶然ラジオから戦況を得た。
ゲットーの人々は、飢えと絶望の中、自殺者が続出していたが、ジェイコブがもたらしたそのラジオのニュースは、一気に地区内に広まり、皆はジェイコブがラジオを持っていると思い込み、続きを聞きたがった。
ジェイコブは、続きと称してでっち上げのニュースを伝えることになる。
しかし、それは、嘘と知らぬゲットーに住む人々に希望を与えた。
自殺者は激減。
ドイツに対抗していこうという気概さえ生まれていた。

だが、ナチス軍は黙っていなかった。
ジェイコブは捕らえられ、そして。。。

◆感想◆
はっきり言ってめちゃくちゃ重い。
画は、全体的に暗いし、ストーリー自体も暗い。
坦々と物語は進んでいくのだけれど、最後、落涙を禁じえなかった。
具体的に書いてしまうとネタばれになるので、よしておくけれど、それにしても。。。

しかし、ロビンの演技力たるや、素晴らしいね。
さすがにオスカー俳優ですよ。
ロビンの演技に泣かされたといっても過言ではないと思う。

◆気になること◆
まぁ、仕方ないといえば仕方ないのだけれど、いつも気になること。
アメリカが作っている映画で、舞台が英語圏以外の場合。
英語を話すはずのない人々が普通に英語をべらべらしゃべっているわけですよ。
「オペラ座の怪人」もそう。
フランスが舞台なのに、みんながしゃべっている言葉は英語ですよ。
これもそうだったのだ。
舞台はポーランド、だけど、しゃべってる言葉は英語です。
それでも、ドイツ語なまりの英語だったのはよかった。