トーチソング・トリロジー


■マシュー・ブロデリックの過去の作品を鑑賞する■
 「プロデューサーズ」の影響でマシュー・ブロデリックの作品を集中的に鑑賞する

 〜「トーチソング・トリロジー」の巻〜

「プロデューサーズ」に出ているマシュー・ブロデリック観たさに、レンタル屋で借りてきた。
昔の作品過ぎて、レンタル屋にはないかと思っていたが、あったことがまず感激である。

◆内容◆
ひとことで言って、ゲイの物語。
元々ブロードウェイミュージカルであり、トニー賞の戯曲賞や男優賞を受賞している作品。
アーノルドという中年のドラッグクィーンを取り巻く3人の男(高校教師のエド/青年アラン/アーノルドが養子として迎え入れるデイビッド)の物語である。
さらにアーノルドとその母との関係性も描かれていたりする。
ゲイの生き方を描いている作品。
ちなみに、主演のハーヴェイ・ファイアスティンの自伝的なストーリーだったりするらしい。

◆感想◆
ゲイの映画と聞いて侮るなかれ。
ココロに染み入るものがあります。
元々マシュー目的で観ていたけれど、すぐにストーリーに引き込まれた。
なんていうか、自分はこう生きるんだ!という強い意志が感じられる。
なるほどね。
私はゲイがどうだとか言わないし、私の周りにはない世界だから、あんまり大きなことは言えないけれど、人が生まれてきて、自分らしく生きるってことの大事さ、みたいなものを感じました。

ハーヴェイ、どこかで聞いたことのある声だと思ったら、やっぱり、「ミセス・ダウト」のフランクおじさんだった。

さて。
マシュー・ブロデリック。
ずいぶん昔の作品ゆえに、ものすごく若い、そして美しい。
美少年という言葉がぴったりだ。
元々欧米人としては小柄なほうだと思うが、こう、若くて、小さくて、きれい、という辺りが、「時間って怖い。。。」と思わせる(爆
いや、今も、いいよ。
今は今で魅力があると思う、うん。
そんなことはさておき、役どころもよかったと思う。
ま、ゲイだったし、めっちゃいいところで出番が終了するところが痛いのだけれど。
彼はこの映画ではアランという青年の役だったのだが、舞台版では、デイビットを演じていたらしい。
なるほど、年齢的なものもあるよね。

総じてとても満足した。
はい。