エビータ

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2006年7月29日

待ちに待ったエビータ。
でも、前回観たのって去年の1月なのね。
あんまり経ってないのか。
先日映画版「エビータ」を見たばかりなので、余計入りやすかった。
ま、私はやっぱり舞台版のほうが好きだけど。

■内容■
後にアルゼンチン大統領の妻になる、エヴァ・ドゥアルテ(ペロン)が、田舎から出てきて、徐々にのし上がってゆき、33歳の若さで死ぬまでを描いた作品。
曲はティム・ライス&アンドリュー・ロイド=ウェーバー。

■ひとりごとのような備忘録のような感想■

◇今回の席とセットについて◇

今日は3階のバルコニー席だったので、全体がよく見渡せました。
しかし、私の視界のすぐ前に灯体が1基。
邪魔です。
たまにそれのせいで前方にいる役者が消えます。
そんなことはさておき、基本的な設営としては、中央に丸い回り舞台があり、八百屋になってます。
あ、八百屋って言うのは、前方に向かって少し傾斜がついてるって事です。
その回り舞台を取り巻くように四角いパネルがあって、それが場面に応じて色んな色に光ります。
前回観たときもそれはあったと思うんだけれど、あんまり注目してなかったんだね。
今日は上からだったせいか、よく見えて、そのライトがすごくよかった。
グラデーションになったり、国旗の色になったり。
素敵だった。
後ろには、上に階段のついた大きな壁があるんだけど、それは時に映像を映し出すスクリーンになったり、真ん中が割れて道を作ったり、一部が透けて影を写すスクリーンになったり。
セットの使い方がいいなぁ、と思ったよ。

◇役者さんについて◇

<エヴァ>
智恵さん熱演だねぇ。
好きだぁ。
パワフルで情熱的で野心的で…。
前回観たときよりも安定している気がした。
それにしても、声量がすごいし、いいお声だわ。

<チェ>
芝さま。。。
もうね、オープニングで、棺に座る、その仕草さえセクシーです。
マガルディが歌う「星降る今宵に」のシーン。
チェはこのシーンではバーテンとして存在するのね。
で、お酒を計ってシェイカーに入れて、振って…という一連の流れ凝視。
渋谷さん並びに渋谷さんのファンには申し訳ないけれど、チェに釘付けだった…。
いやあたしも渋谷さん好きなんだけどさぁ。ブツブツ…
とにかく全編通してチェばっかり追ってた。。。
たまに後ろの壁に上っちゃうと見切れちゃうんだけど、まぁバルコニー席だし、しゃあないか。
ジーザスでもこんなに歌わないしね。
いや〜、ほんと、いいよ、芝さま。
お声も動きも何もかも。

<ペロン>
下さま・・・。
色が黒い…。
日サロにでも行って焼いたのかしら。
遠めだったせいか、前回のように太ってたかどうかはわからない。
けど、さっき8月号のアルプを見たら・・・。
お顔が。。。
それはさておき、下村さんも相変わらずいいお声ですね。
大統領の貫禄があるしね。

◇全体的なこと◇

狂言回し的存在である、チェを除いて、基本的に台詞はない。
台詞の部分も歌っちゃってるからね。
それで、とにかく歌ばっかりなんだけど、メロディラインが美しくていい。
ウェーバー作品の中で私の中ではこれは上位ですね。
キャッツとかファントムもいいんだけどさ。

ダンスについて言うと、何がいいって、アンサンブルの層が厚い!
実力者ばかりがキャスティングされていると思います。
ダンスシーンはどれも迫力があって、観ていて全く飽きないし、むしろ、いつまでも観ていたい感じ。
特に迫力があるのは、「ニュー・アルゼンティーナ」ですね。

◇カテコ◇

下村ペロンが、井上エヴァの手を引いて前方上手へはけていったあと、芝チェは舞台中央下手側前方から舞台中央に移動し一人残る。
芝さん、右手をくるくる回しながら下におろしつつのお辞儀。
LKでスカーが「お辞儀の仕方でも稽古することにしよう」とやるアレと同じ形、でもあれとは違って嫌味のないお辞儀です。
あれ、下村さんに対するオマージュだったりして?
んなことないか。
そして、スポットライトを片手でつかむようにして消灯。
芝さん、今のが今日一番かっこよかったすっよ(爆
ってか、今この瞬間、アナタがどこぞの黄色い猫に見えたよ…。
ずきゅんです。(猫では違う方法で消してるけどね。)
思わず無声で叫んでた、あたし。
いや、出していいなら出すよ、黄色い声。

というわけでいつになく長々書いてしまいました。
思い出したら追記します。

いや〜、これ、はまるよ、私。