オペラ座の怪人
キャスト表は→こちら(1998〜2005/12) (2006/3〜)
2007年2月20日
定時に会社を抜け出し、いそいそと劇場へ。
これが私にとって、このシーズン最後の東京ファントムです。
◆高井ファントム◆
あ〜、やっぱり高井さんのほうが好きかも…。
しかし、お久しぶりだからか、たまに子音が消えて何言ってるかわからないところも(・・;)
まだ本調子じゃなかったのかしら?
とはいうものの、何度もうるうるやら、ぞくぞく鳥肌やら、させてもらいました。
ラストの手のぷるぷる加減がなんとも印象的。
電気走っちゃったんだろうなぁ、ファントムの中に。
村さんとは違ったのよね〜。
◆沼尾クリス◆
前に観たのが、2005年7月。
玲子さんのコピーかと思うほど(玲子さんのクリスは観たことないけど)、声の出し方から、台詞のしゃべり方から何から似てた、という印象が否めず、うーん、と思っていたのですが、ずいぶん変わってましたね。
今まで観たクリスのなかで一番、声に感情を乗せていた気がする。
李香蘭やったりして、余計玲子さんぽくなってるかと思ったらそんなことなかった。
むしろ、彼女の香蘭も観てみたくなったわ。
歌うべき部分を感情に任せて、音階がなくなり台詞っぽくなったり、とかも自然で好きでした。
特に「ポイント〜」での、気付きのところ。
◆北澤ラウル◆
一番おひげの似合うラウルですよね。
エンジェル・オブ・ミュージック辺りの笑顔がたまりません。
ラウルの熱さがいいですね。
前回の涼太ラウルはあっさり上書きされてしまったわ。
涼太さんの難点は全体的に硬いところ。
北澤さんのラウルはエレガントで、指の一本一本にまで意識がいってるだろうに、硬さを感じさせないところがいいです。
涼太さんの他の役<涼太ラウル<北澤ラウルって感じかな。
クリスが舞台の上で、スィンク・オブ・ミーを歌っているとき、ボックス席で何やらごしょごしょしゃべってる内容が気になる。
発声されててしゃべってるのはわかるんだけど、内容までは聞き取れなかったのだ。
オペラグラスで覗いて、クリスだってわかるところの表情なんかもよかった。
それ以外にも結構みんな細かくしゃべってるのね。
大丈夫?とか声をかけたり。
ただ、やっぱり北澤さんは髪がプリン。。。
あ、そうだ、仮面舞踏会でクリスのリフトがうまくいっていなかったのは残念。
でもでも、4列目だったこともあり、生のお声もしっかり聞こえてほんとに満足しました。
◆謝カルロッタ◆
ぶっちゃけて言ってしまおう。
カルロッタは前回の黒田さんにしろ、今回の謝さんにしろ、若いからそれだけでポイントアップ。
謝さんも良かった。
ちっちゃくてかわいくて。
若干叫び声みたいに聞こえてしまうところあったけどね。
これからに期待。
◆秋山ジリー母◆
秋山さんの退団の噂を聞いていたので、非常に残念に思っていたら復活してる!
秋山さんの貫禄と低めの声が好きです。
最近、「ふたりのロッテ」のビデオを観たばっかりなもんで、「ウルリーケ先生!」とも思ったけど(;^_^A
「手がーせーまーるー」が、ちょっと抑えてた感あって、残念だったけど、でも、やっぱり、ジリー母は秋山さんだなー。
◆石井デュトピアンジ◆
石井さんは私の中ではデュト様なのです。
何度猫に見えたことやら。
半場さんのピアンジの印象強いからねぇ。
でも、石井さんのピアンジを演じられていたように思います。
◆鈴木ルフェーブル◆
私、鈴木さんの特徴的なお声がとても好きで、今回も堪能しました。
たぶん、初めて出会ったのは南十字星の初演ですね。
◆小林フィルマン◆
噛んでたw
いや、別にいいんだけど。
相変わらずの味のある演技が好き。
小林さんをみると、反射的に壁抜けの四重唱を思い出してしまふ…。
記念に「下着」を持っていっちゃうのよね。
◆林アンドレ◆
ハンニバルのシーンであんなに何度も「マダム・ジリー」って呼んでるの、今回気付いた。
あれ?これって、林さんだからってことではないか(笑
◆全体的なこと◆
2週間前と大幅にキャストが変わっていて、席もまた、同じ列の反対側あたりだったこともあり、見えるものが違っていて、同じ舞台でも、こんなにも違うものかと思ったよ。
前回見えなかったものが今回よく見えたりして。
今回は両親と行ったのですが、二人ともしっかり観ていたみたい。
でも、二人の斜め前が大男二人組で、よくクリスが消えていたらしい。
なんか、もっともっと書きたいことがあった気がするんだけれど、とりあえず今日はこの辺で。