2006年6月2日
KOKAMI NETWORK の作品「恋愛戯曲」を見に行った。
鴻上さんの作品を観るのは「トランス」以来2度目。
◆出演◆
牧瀬里穂/渡部建/斉藤慶太/大和田美帆/安原義人
◆内容◆
書けないことに悩む人気脚本家の谷山真由美。
締め切りをとうに過ぎたある日、彼女の元にTVプロデューサー向井がやってくる。
彼女は、書くために彼にお願いをする。
「私と恋に落ちて頂戴」
彼女は体験しなくては書けなくなっているのだ。
そんなこと言われても、恋なんて「落ちろ」と言われて落ちられるもんではない。
だが、向井とのやり取りをしつつ、少しずつ脚本を書いてゆく。
真由美の「マネージャー」の寺田、近所の郵便局で強盗してきたばかりの二人組、仁と京子を加えた5人で物語は展開していく。
この物語、三層に分かれている。
現実に脚本を書いている層
その脚本の中の層(要は劇中劇)
さらにその脚本の中の層(劇中劇の劇中劇)
ちなみに、三層に分かれてはいるものの、役名は全て同じ。。。
◆感想◆
ついていくのがやっと。。。
全体を通して面白かったと言えば面白かったけど、正直、集中しすぎて疲れた。
最後の方のシーンで、面白くて笑ってたけど、ふとした瞬間に「おい、これって笑えない!」って事に気付いて、胸がぎゅうっとなった瞬間はあったけど。
大した感想もかけないので、役者さん一人一人について書いておこう。
というか、今回は、ストーリーを追うというよりも、役者を見ていたという感が強く。。。
牧瀬里穂:幕が開いてすぐの頃は、若干硬いように感じたけど、ある瞬間からはっちゃけていましたねぇ。
TVでは見られない彼女を見た気がします。
渡部建:一時アンジャッシュにめちゃくちゃはまっていたときがあって、今でも好きな芸人さんの一人なので、初舞台!と聞いて食いついてしまった。。。
というか、今回は彼を観たかったのだ。
ネタをやっている彼に比べれば、硬い感じがしたけれど、でも、ネタじゃなくて、普通に芝居をしている彼もいいなぁ、と思いました。
舞台の中で、アンジャッシュのネタ的な部分があって、思いっきりはまって笑ってしまった(笑
声の出し方が、ネタやってるときと違って、あ、こんないい声出すんだ〜とか思いました。
斉藤慶太:彼も初舞台らしいです。
髪が短くなっていて、王様のブランチの時の王子様的雰囲気ではなく、ワイルドな感じでしたね。
彼が一番うまかったように思いましたよ、私は。
大和田美帆:後から聞いてわかったんだけれど、岡江久美子のお嬢さんらしいです。
血は争えないのですねぇ。
彼女もかなりはっちゃけていたけれど、うまいなぁ、とこちらも関心。
女の子の心情、ってのがうまく出ていたように思います。
安原義人:こちらはもう、うまいとかへたとか言ったら悪いほどの演技ですね。
堂に入っている。
おいしいキャラでしたね。
笑わせるところは多いんだけれど、全体を締めている感じがしました。