学校給食の残菜を利用して堆肥化している施設を見学し、多治見市における資源の循環型社会活動を理解する
研修内容
・家庭から出る廃油(食用油)からエタノールを抽出
食用油(天ぷら油等)にメタノール、水酸化カリウムを混合し、エタノールを抽出。ゴミ収集車10台の燃料や医療用のエタノールとして活用している
・堆肥を作る
種菌を4分の1と乾燥剤(籾殻等)を4分の1と残菜を2分の1これを機械でかくはんする。(残菜の水分が多いため、籾殻やおが屑を混ぜる)
約1時間後、ベルトコンベアで保管場所へ送られる(搬出時の温度は50℃)
2週間ほど保管したものは発酵し温度が約70℃となる
30℃程になると堆肥として完成
出来た堆肥はチッソ系(種かすと同様)なので葉物(キャベツや花)が育ちやすい。根菜には向かない
※混入物(しゃもじ、パンばさみ等)があると機械が止まり大変困るとのこと
研修を終えて:
資源回収同様、地域循環型社会を担う良い施設だと思いました。ただ、一般家庭に配布するほどの規模ではないため、現在は希望する公共施設と種菌のみの活用です。市民の理解が高まり規模を大きくして、多治見市民に還元できる形になるのが望ましいと思いました。
センター入口 |
廃食用油からエタノールを作る装置 |
残菜、おが屑等の保管場所 |
残菜をかくはんする装置 |
かくはん機から搬出 |
堆肥保管場所 |