不測の事態に対応できるように知識・対応法を身につける
1人法 | 2人法 |
<運搬法>
1人法:被害者の片腕を胸に当てさせ、後ろから脇を通り、その片腕を抱き抱き上げる。(例:車の助手席から退避させる、その場から1人で移動させる)
2人法:@1人法の方法に上記右写真のように足を抱える。A被害者の両脇から抱える(左右に立ち支える)
3〜5人法:被害者を寝かせた状態で運搬。1人が頭部を支え、他の者が両脇から抱える(上半身が重い)
毛布による運搬:毛布を敷き、その両端(左右)を丸め、6人程度で左右に立ち運搬(毛布が伸びないように密着させる)
<止血法>
被害者の出血が止まらない時(例:手首)
・スーパー袋等のビニール袋を裏返し(外側より衛生的)、患部を押さえつける(直接圧迫法)
・三角巾の代用として、ベルト等(幅広がよい)で上腕部を締め付け(動脈を塞ぐ)出血を止める(間接圧迫法)
三角巾の使用法(例:手首の骨折)
・雑誌(患部を覆うように丸める)やガムテープ(雑誌を固定)で、患部を固定し、三角巾で肩から吊す。(三角形の頂点が肘にくるように)さらに、動きを固定するのに、もう1本の三角巾を胸、脇を通し背中で縛る。
その他:三角巾のたたみ方
研修を終えて:
実践してみることで、とてもわかりやすく良い研修会になりました。1人運搬法では、かなり重い方でも、この方法で意外と楽に移動できました。(腰を痛めない姿勢が大事)
普段から、清潔な止血用品を持っている訳ではないので、スーパーの袋やベルトを使うという話は惹かれました。(出血は直接手で触らない)
不測の事態に出くわした時、周りに呼びかけ救急車を呼んだりするわけですが、このような研修を受けておくと、多少なりとも対応できそうです。