講師:浦辺・田口学校栄養士
給食に携わる機会のある校務員が、食中毒の知識を高めておく
☆研修内容☆
食中毒とは、食中毒菌や有害物質が混入した飲み物・食べ物を摂取し発生する下痢・嘔吐・腹痛などの症状。時に呼吸困難や脱水症状等で死亡するケースもある。
<主な食中毒の細菌>
・腸炎ビブリオ(主に魚介類に付着):夏場に注意、加熱調理、低温保存する
・ウェルシュ菌:身近では、学校給食の牛乳をパックしたナイロンから検出。現在水分除去後アルコール殺菌している。
・サルモネラ菌:熱に弱いため十分に加熱する。
・ノロウイルス:近年、学校給食で発生件数が増加。人の腸内で増殖する
(アルコール、逆性石鹸などでは消毒効果が期待できない)
対策:・カキなどの二枚貝の生食はやめる
・こまめに流水手洗いをする
・十分に加熱調理する
・嘔吐物や排泄物の処理には塩素漂白剤を使用する
☆研修を終えて☆
本校の養護教諭に話をすると、ノロウイルス対策としてマニュアルを作り、嘔吐物の処理グッズが準備してあるそうです。
私たちができることは、給食の手伝いの際に手洗い、アルコール消毒、白衣・帽子の着用、検便などできる限りの衛生面に気をつけることだと再認識しました。
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