地中海沿岸の野草 

いがやぐるま菊

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 昔 大正年間に帰化した野草「いがやぐるまぎく」が、約80年後の今では、全国的にも数カ所でしか生育が確認できないほどに減ってきています。

 いがやぐるまぎく(毬矢車菊 )は、 菊科1〜2年草で全体にひれがあり、高さ30〜60cm。小さい黄色の花の回りには、刺があり、花が咲き終った後、刺におおわれたまま実ができます。

茎は、草にしては堅く、乾燥に耐えて生育しているように感じられます。5月下旬から6月に掛けて開花し,7月上旬には結実して枯れたようになります。(参考 植物研究家 長須房治郎氏の記事)

今では大阪府と埼玉県の2箇所位しか生育しておらず、珍しい存在の植物とのことです。この植物は移植すると根付かず枯れてしまいます。どうすれば移植栽培できるかは謎です。

(写真 2001.7.1撮影)       

 

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