雷の正体が巨大な静電気であることを凧をあげて突き止めたアメリカのフランクリン。彼が作ったと言われる静電気モーターをつくってびゅんびゅん回そう。
回転子は、発泡スチロール、直径3?5cm位、厚さ3?5mm程度。縫い針の軸受けには、ボールの空気入れの先につける金具を使いました。(先に穴のない物)。発泡スチロールの台は高さ10cm近いもの。
動かしかた塩化ビニール管を乾いた布きれでよくこすり、静電気モーターのアルミのマイナス電極に近づける。子どもは塩化ビニール管をこすってうごかすのはとても興味があり、一生懸命試みるのでほほえましい。
プラスチックコップとアルミホイルで簡単な静電気を蓄える静電気コップ(ライデンビン)を作って静電モーターにつないでもよい。この場合は、約10?20分間位連続して回すことができる。11月から3月位までがよく動く。
動くわけ 静電気のマイナス電気がどう流れるか考えてみよう。まず、マイナス電気がアンテナから入りマイナス極でプラスの銀シールを引き付け回転子を少しまわす。マイナス電気は銀シールに最接近した時、銀シールに移る。すると銀シールはマイナスになるので今度はマイナス極から反発して逃げるので遠ざかる。銀シールのマイナス電気はプラス極でアースへ導かれ、また、プラスに戻っていく。これをくり返して回転子は回る。 2000.5 記