2000年11月の日記

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11月30日(木) 早いもので、20世紀もあといよいよ1ヶ月となってしまった。今日は公休日なので接骨院で治療・・・。グギバリグシャッ!(^^;でも、先週よりはずいぶん楽になってきてるんだよなあ。(^^;夕方から出勤。現在、変則シフトなので、夜は立ち番がいなくなってしまうのだ。クリアランス商品の補充なんかを片付けていたら、仕事上がりが9時になってしまった。(^^;
 家に帰って、夕食を食べながら、NHKBS放送の「マイ・フェア・レディ」を途中から最後まで観た。ご存知、オードリー・ヘップバーン主演の名作である。アカデミー賞8部門という栄誉に輝く作品だが、実はヘップバーン自身、この映画には複雑な思いがあるのだと、何かの記事で読んだことがある。(^^;
 ブロードウェイの舞台では、新人のジュリー・アンドリュースが演じていたにもかかわらず、映画化の際に、ヘップバーンの元にオファーがきてしまったこと。本意ではないにしろ、主役を奪ったような形になってしまった。しかも主役以外のキャストは、舞台と同じ顔ぶれで固められていたからだ。(^^;
 フレデリック・ロウのスコアは、かなり広い声域を必要とし、転調も頻繁に行われる。ヘップバーン自身も歌は歌えるのだが、より美しく正確な歌を・・・ということで、肝心の部分は吹き替えになってしまったこと。実際に歌っているのは、「ウェストサイド・ストーリー」でも、主役の歌を吹き替えている人だ。確か、ブロードウェイのオリジナル・キャストのCDもあるはずで、そちらは本家のジュリー・アンドリュースが歌っている。さすが4オクターブの声域を持つプロ歌手であるだけに、舌を巻く巧さ。
 しかしながら、ヘップバーンと問えば、「ローマの休日」か、「マイ・フェア・レディ」と答えは返ってくるだろう。さまざまなハンデを背負っていても、やはり傑作なのである。(^^)


11月29日(水) 明日から、クリアランス・セールが始まるので、準備に追われていた。会社全体で売り残してしまった在庫を集め、名古屋店のイベント・ステージで大安売りするのだ。販売価格はもちろん原価を割っていて、赤字なんだけれども、商品を寝かせておくより、現金化することが目的。これ実は、他所から移動させた商品なので、売り上げは自分の成績とならない。もちろん期間中、お客さんはセール商品に集中するので、基本在庫の売り上げは低迷する。(^^;
 要は、他店のバイヤーの失敗を、ウチが面倒見てやってるわけで、ワゴンに商品を並べながら、「こんなにいいモン、売り残しやがって!」と、腹も立ってくるのだが、クラシック以外のバイヤーさんたちも作業を手伝ってくれたので、準備はスムーズに終了してしまった。何だかすごくありがたく感じた。今回は単純作業だったけど、普段なかなかクラシックの業務を助けてもらうということがないので。(^^;
 CD付き雑誌「ウィーンフィル、世界の名曲」第4号は、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」。カール・ベーム指揮の圧倒的な名演だ。1970年の録音だが、オーケストラの中で底光りする力強いホルンは、ローラント・ベルガーが吹いているのだろう。彼が引退してから、ウィーンフィルのホルンはずいぶんと薄っぺらになってしまった。”名人は一代限り”とはいうが、レコードで確認できる戦前からの歴代奏者として、カール・シュティーグラー、ゴットフリート・フライベルク、ヨゼフ・ベルガー(ローラントの父)と受け継がれてきた伝統は、ローラント・ベルガーの時代(70年代)、完成の極に達したのだが・・・。


11月28日(火) 何だか、最近の日記は内容が薄くなってきた。仕事ばっかりに追われてゆとりが無くなってきたからかな。(^^;夜遅く帰ってPCを立ち上げ、メール・チェックを済ませると、レスを返す体力も残っていない。(^^;FrontPage Expressを立ち上げても、文章を考えることができないので、そのまま明日送りにしてしまう。(^^;
 今日はめる友さんから、映画試写会のオファーを貰ってたんだけれども、仕事が定時に上がれそうにもないので、お断りをしてしまった。(^^;まだお会いしたことがなかったし、映画も観たかったんだけどなあ。(^^;仕事っちゅうもんは、まあ何とかヒトが生きていくだけの報酬もくれるけれど、私のプライヴェートな時間を、ざくざくと切り刻んでいく。(^^;


11月27日(月) 今日から、新人のバイト君が入社するので、早いとこ、仕事をおぼえてもらって、自分は楽がしたいと考える、ねも艦長であった。(^^;ま、でも最初の週は、オリエンテーションやら、レジ研修のスケジュールがびっしりなので、クラシックのフロアに立つ時間はほとんどないのだ。(^^;どうだろうな?要領が良ければ3ヶ月くらいで使えるようになるかも。(^^;クラシックの販売員って、常に人材不足。なかなか人が育たないうえに、辞めていく人も多いのだ。(^^;私なんかもう、古狸になってしまったよ。ハハハ!(^^;
 「月面に立った男」は、現在、中程まで読み進んだところ。著者が、ジェミニ9号で地球の軌道を周回。船外に出て、宇宙遊泳の実験をするところ。テレビの映像で見ているだけの私たちには、無重力の宇宙遊泳がいかにも気持ち良さそうなんだけど、当人は命がけなのだ。与圧でゴワゴワに膨らんだ宇宙服は身動きとれず、手足を少し動かすだけでも、重いダンベルを持ち上げるような重労働。小さな機械のダイヤルひとつを回そうとしても、真空&無重力。手掛かり、足掛かりがなければ、ダイヤルよりも自分の身体が回ってしまう。宇宙服の中では汗びっしょりで、そのうちヘルメットのバイザー(ガラス)がくもって、何も見えなくなってしまった。仕方なく、自分の鼻をバイザーに擦りつけて、覗き穴を作って作業をしていたという。そして宇宙船の中に戻る、というごく当たり前の作業がもっとも危険なのだ。出るときと、戻るときは大違い。与圧で膨らんだ宇宙服。ハッチはそこまで計算してゆとりを持たせた設計にはなっていない。1度開けてしまったワインのコルクを瓶に戻すよりも難しく、それでも身体を宇宙船の中に完全に押し込め、ハッチを閉じて、船内の空気を満たしてからでなくては、宇宙服の与圧を抜くことができなかった。幸い骨折はしなかったが、潰れるように身体を曲げ、その痛さに涙が出そうだったという。訓練で身体を鍛え上げていなければ不可能なことだし、その精神力には頭が下がる。そして、何よりも怖かったのは、船内で操縦しているパイロットに、「もし、サーナンが何らかの事故で船内に戻れなくなったときには、彼を置き去りにし、独りで地球に帰還すること」という指令が下されていたことだった。


11月26日(日) CDを販売するとき、万引き防止のためのセキュリティ・タグを貼りつける。このタグは、レジ精算時、電極で機能を解除されるのだが、もし、万引きがそのまま持ち出そうとするなら、出入り口のゲートに反応。けたたましいブザーが鳴るという仕組みだ。(^^;
 ところが、CDをメーカーに返品する際には、このセキュリティ・タグを剥がさなくてはならない。(^^;元通りのカタチにして返すのが礼儀というもの。(^^)今日は1日、返品作業に明け暮れてしまった。(^^;簡単に剥がせるようなものなら、万引き防止として役立たない。指の腹でゴシゴシ擦りながら剥がしていく。(原始的)そんな作業を、100枚も繰り返すうちに、親指の腹には水泡ができてしまった。痛いよ〜!(^^;


11月25日(土) 休み明けは、地獄から這い出してくるような思いだ。昨日のバキグキグシャッで、かなり痛めつけられている。サボリたいよ〜!(^^;もし自分が家庭を持っていて、美しい奥方や、可愛い子供がいたのなら、”よーし、おとーさんは頑張るぞっ!”と気合が入るのかも知れないが・・・。とまあ、好き勝手、言いたい放題。そんなのは”甘え”でしかないだろうが!いつの間に俺はこんな脆弱な男になったんじゃっ!自分で自分に鞭入れて、歯をくいしばっていくしかないぞ!
 話はガラッと変わるが、PARCOのフリー・ペーパー”GOMES”ってまだあるのかしらん?机の引き出しをゴソゴソやっていたら、懐かしい手書きの楽譜が出てきた。かなり大昔(7〜8年前)、”ゴメスの歌”大募集という企画に応募。(当時はペンネーム”ねもはも”を名乗っていた。)賞品としてウクレレを貰ったんだっけ。元気の出る歌なので、ちょっと歌詞を書き連ねてみよう。意味不明?いや、”GOMES”とはそんなフリーペーパーだったのである。(^^;

 「ゴメスの歌」 作詞&作曲 ねもはも

 風をぬけぬけ飛行船、雲を飛びこえゆこうよ
 ビュビューン、ビュン、ビュビューン、ビュン、ジェットがうなる
 テレビが見たい、会社を休む
 友達だから、みんなであそぼ
 ゴメス、ゴメス、ゴメスが呼んでいる

 まわれまわれよ魔方陣、岩も砕けよ如意棒
 キュキューン、キュン、キュキューン、キュン、磁力の力
 行く手を阻む、悪魔のノルマ
 デスクの声に、希望が湧いてくる
 ゴメス、ゴメス、ゴメスが呼んでいる

 夢を乗せてく宇宙船、星の彼方へゆこうよ
 ピュピューン、ピュン、ピュピューン、ピュン、電子の力
 ひとりのときも、くじけちゃいけない
 約束だから、みんなで唄おう
 ゴメス、ゴメス、ゴメスが呼んでいる


11月24日(金) 昨夜、風呂に入っているときに気がついたんだけど、何だかお尻が痛い。ゆっくり朝寝坊して起きたけれど、何だか体調がすぐれない。(^^;先々週12連勤だったり、売場を独りで仕切ったりと、忙しかったので、接骨院へも行かずじまいだったしで、踵の痛みが再発している。(^^;母に勧められて、新しい接骨院を試してみることにした。
 やはり、診察結果はボロボロであった。ストレッチ盤の上に立ってみると、アキレス健が収縮してしまっているために、膝を伸ばして立つことすらできなかった。で、バキグキグシャッとやってもらった次第。(^^;1回で治るものではないので、自分でもストレッチ運動を続けながら、数ヶ月通院せねばならないだろう。あ〜あ、健康はお金で買えない。(^^;


11月23日(木) お昼まで爆睡していた。おかげで頭はスッキリ!(^^;3週間ぶりにホルンの練習もした。たぶん、音は出ないだろうと思っていたけど、体調もすぐれていたので、カスカスではなく、まともな音色が出てくれた。(^^;午後は1時間ほどウォーミング・アップをしてから、映画を観に出掛けた。以前から、予告編を見て気になっていた、「悪いことしましョ!」である。
 主人公のエリオットは、マスクこそ悪くはないものの、天性のダサダサを身に纏ったような、サエない男。同じ会社に務める可愛い娘ちゃん、アリソンに憧れるも、気が小さくて声をかけることすらできない。(^^;そこへセクシー・ダイナマイトな美女が登場!彼女こそ悪魔の使いであり、魔法を使ってエリオットの願いを叶えてやろうというのだ。世にある筋書きどおり、7つの願いを叶えた後の報酬はもちろん、エリオットの魂なのだが・・・。そりゃあ、もう、こんな旨い話にエリオットが飛びつかないはずがない。”アリソンと結婚!僕は大富豪で、皆に慕われ、尊敬されて・・・!”さて、その顛末は?
 あらすじはこんなところ。(^^;あまりにもありふれたストーリーで、ばかばかしくもあるけれど、人類普遍のテーマなんだよね。(^^)願いは7つまで有効だけど、悪魔は一刻も早く”魂”が欲しいものだから、魔法にはあちこちに悪戯が仕掛けてあって、必ずブチ壊しになってしまう。「何よ!あんたが望んだことじゃないの!」と切り返されてしまうので、どんどん次の魔法を使わざるを得ないのだ。(^^;ところが、こんなコメディー映画であろうとも、意外なオチが用意されていて、哲学的であったり、ちょっとしんみりさせられたりもする。エリオットも人間として成長していくし、思いがけないハッピー・エンドで締めくくられるのだ。(^^)オフィシャル・サイトはこちら→ 
http://www.foxjapan.com/movies/bedazzled/
 夜は、久しぶりに友達の家に遊びに行った。明日は仕事なのに、付き合わせてごめん!(^^;12時頃まで、何やかんやと世間話をしてしまった。(ほとんど愚痴だけど・・・。)(^^;


11月22日(水) 今日の社員食堂のランチは、ホワイトソースのオムライス。(^^)いよいよ明日から、スーパー・セールだっ!タイミングいいことに、お得なボックス・セットも大量に入荷した。入口ワゴンで展開だな・・・。(^^)お客さん、たくさん来てくれるといいな。もっとも明日は公休日だから、しっかり休ませてもらうけれど・・・。疲れがピークに達している。(^^;
 「月面に立った男」は、読みかけだけど実に面白い。文章は簡潔でリズムも良い。これって翻訳も巧いんだよね。(^^)今日はもう寝ます。zzzz....。


11月21日(火) 書店を3軒廻ってようやく見つけた!(^^)11月19日の日記にも書いたけど、読みたかったのはコレ!
 ジーン・サーナン/浅沼昭子訳 「月面に立った男」(ある宇宙飛行士の回想)”THE LAST MAN OF THE MOON”
 飛鳥新社 ISBN4−87031−436−3 ¥2200(+消費税)
 買ったばかりなので、まだ最初の方しか読んでないけれど、”事実は小説より奇なり”という諺がある。ジェミニ計画からNASAの宇宙開発に関わり、最後のアポロ計画・・・17号の乗組員として月面に立った男、ジーン・サーナン。正真正銘、人類最高の冒険野郎である。宇宙飛行士はかっこいいばかりじゃない。多くの犠牲者も出しているし、壁1枚、外は真空の宇宙ときている。常に命の危険にさらされているのだ。(^^;
 冒頭からいきなり、ショッキングな事件。3人の宇宙飛行士が事故で命を落としてしまうのだ。そのうちの1人は著者の親友であった。宇宙ではなく地上で。しかも訓練用のカプセルの中である。電気の配線ミスから起きた小さなスパークでさえ、100%の酸素を充満させた密室の中では大火災となる。一瞬のうちの窒息死だったそうだ。(中学校の科学で行った、スチール・ウールの燃焼実験をおぼえているかい?)
 「アポロ13」や「スペース・カウボーイ」などの映画に興味のある人も、1度は読んでみることをお薦めする。(^^)分厚いハード・カバーだが、¥2200は良心価格だ。(^^)

   


11月20日(月) 最近は月曜といえど、結構お客さんが入る。1人でコーナーを切り盛りしていると、食事に出る時間もとれなくなる。所詮、クラシックの問い合わせは、担当者にしか応対できないんだから・・・。(^^;時間がとれないときの食事はほとんどカレー。待ち時間がゼロだからだ。今日は地下1階の”サンマルコ”でハヤシ・ライスを食べた。(^^)
 夕方、土曜日からお休みを取っていたOさんが、旅行のお土産に”赤福”を持ってきてくれた。旦那さんのお母さんと、姉妹たちと連れ添って、お伊勢さんに行ってきたらしい。こんな面子だから、旅行とはいえ、お嫁さんは気苦労が絶えない。(でもお母さんは気さくでいい人らしい。)「ふう、」とため息を漏らしていた。(^^;
 家に帰ったら、またも母親はぎっくり腰をやったらしい。(^^;レトルト・カレーを温めて食べた。冷蔵庫の中には、賞味期限切れのソーセージがあったので、じゅうぶんに加熱して調理。何とか食べられた。(^^;誤解のないよう書いておくと、私は味音痴ではないので、食べられるもの、食べられないものは、自分で判断できているつもり。(^^)


11月19日(日) 午後の休憩は、たまにはいつもと違うものが食べたかったりして・・・。”エキワン”ショッピング街の丼物専門店、”丼丼亭”に入ってみた。この店、メニューは少々高価なのである。(^^;それでも、穴子丼はサービス・メニューとして¥680だったので、さっそく注文。丼からはみ出した、長〜い穴子の天ぷらが2本。味噌汁も付いてきて、これはなかなかいけるじゃないか。リッチな昼食を楽しんでしまった。(^^)
 昨夜のNHKBS放送、”週刊ブックレビュー”で紹介されていたのは、元アポロ17号の宇宙飛行士が、月の大地を踏みしめるまでの苦労を綴った1冊。タイトルも著者名も忘れてしまったが、本屋に行ったらきっと平積みされているだろうと気楽に考えていた。だけど・・・見つからなかった。売り切れてしまったのかもしれない。(^^;
 旧ソビエト連邦の宇宙開発は、地獄の人体実験だったという。ガガーリンのときだって、そうだった。極めて低い成功率のまま宇宙に打ち上げられたのだ。(^^;しかし自由の国、アメリカでも、やはり同じようなものであったらしい。多くの犠牲者も出ているし、宇宙空間が身体にもたらす影響のデータをとるために、かなり人体実験に近いこともやっていたようだ。(^^;宇宙飛行士たちは、小さな不満や、体調不良を訴えただけでも、ミッションから外されてしまうというリスクを負っている。実際には、かなりやせ我慢を強いられたようだ。しかし、月面に1歩足を踏み入れた瞬間こそ、何物にも代えられない感動を覚えるときであり、人生が180度、変わってしまうという。(^^)あ〜、早く読んでみたいよ〜!(^^;


11月18日(土) 休み明け出社〜!ホントはもっと休んでいたい。(^^;今日も1人で切り盛り。入荷こそ少ないものの、ウィークリー・チャートを纏めたり、思いがけなく常連さんに捕まって話しこんでしまったりとで、結構忙しかった。(^^;
 現在、村松健というピアニストが、”カゴメのアンナマンマ”のCMでピアノを弾いている。プロモーターが販促物として、アンナマンマの”パスタ”を送ってきた。特別にCDを展開しているわけでもなし、会社の方針としてタイアップ商品を陳列するな!との御達しもある。まあいいや、貰えるものは貰っときましょう。(^^;パスタだけでは何ともならないから、帰りにスーパーで、”ヨコイのソース”を買ってきた。次のお休みはスパゲッティだ!(^^)


11月17日(金) 午前中は歯科に通院。歯のクリーニングである。歯槽膿漏で一度、こっぴどくやられているものだから、月に1度のメンテナンスは欠かせないのだ。(^^;それにしても、この医院の歯科助手さんたちは美人揃いだな〜。(^^;(たはごとなので、気にしないでね・・・。)
 虫歯も歯茎の腫れもなく、無事終了。家に帰って(徒歩5分なんだけど・・・)テレビをつけたら、BSで面白い音楽番組を放送していた。”フィラデルフィア管弦楽団創立100周年コンサート”!しかも衛星生中継だ!フルーティストのユージニア・ズーカーマンが司会を務め、日本語の同時通訳。正真証明の生中継だ。ソリストは、アンドレ・ワッツ(ピアノ)、サラ・チャン(ヴァイオリン)、トーマス・ハンプソン(バリトン)。指揮を務めるのは現在の常任指揮者、ヴォルフガング・サバリッシュ。(^^)
 フィラデルフィア管弦楽団について、簡単に説明すると、世界中の腕利きプレイヤーばかりを集めた、世界で最も美しい音を出すオーケストラなのだ。経済基盤がしっかりできているからこそ、贅を尽くしたオーケストラが存続できるのである。(^^)
 実はこのオーケストラ。黄金時代は1960〜70年代であったといえよう。現在でも、世界最高水準のオーケストラであることに変わりはないが、60〜70年代には、個性的なスター・プレイヤーともいえる強者が名を連ねていた。
 白金のフルートで魅了するウィリアム・キンケイド。その後継者であるマレイ・パニッツ。甘美で骨太の音色を持つクラリネット奏者、アンソニー・ジリオッティ。コーラングレを思わせるほの暗い音色。アメリカン・オーボエの代表ともいえるジョン・デ・ランシー。柔らかく暖かみのある音色、ファゴット奏者はバーナード・ガーフィールド。この人のトランペットは1度聴いたら忘れられない、スター・プレイヤーのギルバート・ジョンソン。低音から高音まで、豊かな音色で見事に吹きこなすトロンボーン奏者は、ヘンリー・チャールズ・スミス。アントン・ホーナーの愛弟子。度肝を抜くプレイと、包容力溢れるホルンの音色は、メイソン・ジョーンズ。Mr.ビッグという言葉がぴったり、豊かな低音でアンサンブルを支えるチューバは、アベ・トロッチンスキー。コンサート・マスター(ヴァイオリンのトップ)は、アンシェル・ブルシロウ。70年代は、ノーマン・キャロルに代わった。甘く太いチェロの音色は、ローン・ムンロー。などなど・・・。他にも名前こそクレジットされてはいないが、夢の中でこだまするような美しいチェレスタの音色とか、”ボレロ”におけるソプラノサクソフォンの美しさ・・・これらは現在、SONY CLASSICALから発売されている、輸入廉価盤シリーズ、”ESSENTIAL CLASSICS”で聴くことができる。指揮者はもちろん、故ユージン・オーマンディである。(^^)


11月16日(木) 友人の美容院へ行って、散髪。1ヶ月半も伸ばしてしまったので、サッパリした。(^^)その後はお待ちかねの映画タイム。「チャーリーズ・エンジェル」を観に行った。(^^)
 期待どおり、いやそれ以上の完璧な出来映え。(^^)私はかつてのテレビ版「チャーリーズ・エンジェル」を知るオジさんなのだ。メンバーはちゃきちゃきの現代っ娘でも、70年代テイストむんむんの映像美!いや〜まいったまいった!仕事疲れも一挙に吹き飛んでしまったよ。(^^;
 アクション、お色気だけにとどまらず、お笑いもたっぷりで、特にディスコお立ち台でのキャメロン・ディアス。調子こいて、だ〜れも知らない70年代のダンスを披露してしまったために、立ち込める寒〜い空気。こりゃ何ともいえない。(^^;
 マックジー監督は映画作品第1作目にして、これだけのものが造れてしまうというのもすごいし、オジさんたちの気持ちをしっかり掴んでいる。(^^)というわけで、私としては大満足なんだけど、70年代を知らない世代や、同性(女性)がこの映画を観るとき、どんな感じを抱くのだろう?観た人は、どうぞ教えてね!(^^)オフィシャル・サイトはこちら→ 
http://www.charliesangels-jp.com/


11月15日(水) 今日で12日間連続出勤も一段落。ドイツの業者から、クラシックCDカタログ”BIELEFELDER”が届いたので、さっそく購入。かつてのバイヤーたちは、皆こうしてカタログを研究し、知識を深めたり、在庫の充実を図ったりしたものだが、今では私1人になってしまった。(^^;雑誌”ウィーンフィル、世界の名曲”も第3号が入荷。付録(こちらの方がメインかも?)のCDは、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」。小澤征爾指揮ウィーンフィルの演奏。1991年のデジタル録音だ。(^^)
 7時には仕事を上がって、”いためん亭”でスパゲッティを食べて帰ってきた。明日、明後日と休日だから、しっかり身体を休めて、散髪にも行って、映画も観るぞ〜!(^^)


11月14日(火) 宮部みゆきの「淋しい狩人」を読了。6つの連作短編集である。
 東京荒川土手に店を構える田辺書店は、店主のイワさんと、孫の稔で切り盛りしている小さな古書店だ。ここを舞台に様々な事件や、人間模様が繰り広げられるが、イワさん&稔の凸凹コンビによって、解決の糸口が見つけられたり、また巻き込まれたり。(^^)のんびりとしたペースで話は進められていく。なかでも特に印象に残ったのは、児童虐待を題材とした「うそつき喇叭」という1篇だ。
 短編のひとつひとつは、何かしらの本に纏わる物語だが、実在する書籍もあれば、架空の書籍もある。ここにとりあげられる「うそつき喇叭」という絵本は、宮部みゆきの創作である。いや、実在するのかも知れないと思って調べてみたけれど、見つからなかった。(^^;本文の中でも、あらすじが紹介されているが、およそ子供向けとはいえない社会風刺の物語だ。(以下、本文より引用。)

 むかしむかし、ある町に、小さなオーケストラがありました。
 そのオーケストラには、三十の楽器たちが集まっていました。バイオリン、チェロ、オーボエ、打楽器のティンパニ、きれいなハープ、・・・・町中から楽器たちが集まって、しきしゃのおじさんといっしょに、月に一度、演奏会をひらいていました。
 (物語のなかでは、人間である指揮者と、楽器たちがストレートに意志の疎通ができることになっている。つまり、楽器たちが擬人化されており、演奏者なしで、自分で音を奏でるという設定になっているのだ。挿し絵も、それにしたがって、チェロの胴体に目鼻がついていたり、フルートに細長い手足が生えていたりするように描かれていた。)
 このオーケストラのなかには、喇叭がひとつ、おりました。この喇叭は、大変なうそつき者でありました。
 (その文章とともに、トランペットを簡略化したような、貧弱な喇叭の絵が登場する。)
 「おい、ピアノ、きのうしきしゃのおじさんが、おまえはまちがえてばっかりいるからいやになるって、悪口をいっていたよ。」
 「バイオリンの先生たちは、みんなチェロのことがきらいなんだってさ。身体が大きいばっかりで、ちっともいい音を出せないからだってさ。」
 (喇叭のうそが、そんなふうに語られ、)
 喇叭は、いつもいつも、小さなうそ、大きなうそをついては、オーケストラの仲間たちに嫌われておりました。でも、オーケストラの仲間たちも、しきしゃのおじさんも、喇叭の言葉がみんなうそであることはよく知っていましたので、そのことでけんかになったり、なかまわれしたりすることはありませんでした。
 (そんなあるとき、町は戦争に巻き込まれる。)
 隊長さんがやってきて、オーケストラのみんなによびかけました。「おまえたち、誰か、強い兵隊を集めて歩く手伝いをしてくれないか。勇気の出る音楽をかなでて、みんなを集める手伝いをしてはくれないか。」
 (この呼び掛けに、喇叭が応えて出かけていく。)
 うそつき喇叭は、うそをつくことがたいそう上手でありましたから、隊長さんのあとについて、戦争にいくとどんなに楽しいか、どれだけ世の中のためになるか、どれだけお金がもうかるか、大きな声でかなでて歩きました。それはもうとても上手で、次から次へと人があつまってくるほどでした。
 (こうして、喇叭は、大勢の兵隊たちを連れて戦地へ渡る。そこでは、突撃喇叭として活躍をする。)
 町に残されたオーケストラの楽器たちは、戦争がはげしくなると、演奏会を開くこともできなくなりました。しきしゃのおじさんも、兵隊にいってしまいました。そのうえ、楽器たちは、喇叭のように隊長さんを手伝うということをしなかったというので、戦争熱心な町の人たちに、いじめられたり、こわされたりするようになりました。
 (戦争は長く続いた。それに連れて、小さな町のなかには、次第に、平和を求める声が大きくなってくる。そんなとき、ある戦闘で、喇叭と隊長さんは敵方の捕虜にされてしまう。)
 喇叭はとらえられ、とても恐ろしい思いをしました。敵の隊長が、喇叭をうそつきだと言うのです。「おまえのようなものが、戦争をするとお金がいっぱいもらえるなどとうそをついたから、たくさんの人間がまどわされて、死んでいくことになったのだ。」
 (喇叭は必死になって、自分はそんな嘘をついてはいないと抗弁する。自分は、故郷の町で楽しい音楽を奏でていただけのもので、隊長さんに連れられてきてからも、朝夕のあいさつの音楽しか奏でてはいなかった、と。)
 そして喇叭は、捕虜のろうやのなかから、夜な夜な、死んでいった兵隊たちのために、哀しげな音楽をかなでてみせるのでした。
 (そうこうしているうちに、戦争は終わる。)
 喇叭は隊長さんといっしょに町に帰ってきました。隊長さんは、ふるさとの家に帰るお金がほしくて、喇叭を古道具屋さんに売ってしまいました。
 (その古道具屋で、喇叭は、あのオーケストラの仲間たちのうち、たったひとつだけ残ったピッコロと再会する。)
 (ほかのみんなは、戦争のために壊されたり、どこかへ売られていったりしてしまった。戦争はいいことだなんて言っていたのは、あんた一人だった。・・・・ピッコロになじられて、その非難が、すっかり破壊し尽くされ、戦争を悔やんでいる町の人たちの耳に届くことを恐れた喇叭は、ピッコロの細い音色をかき消してしまうほど大きな音をたてて音楽を奏で始める。)
 喇叭はひがな一日歌い続けました。「戦争は終わった。新しい町、楽しい町、平和な町をつくろうよ・・・・。」喇叭の歌声の明るさに、町をたてなおそうとしている人たちは励まされました。その声の下で、息もたえだえに、ピッコロが訴えていることなど、誰も気づきはしませんでした。
 (そして、力つきたピッコロが死んでしまったあとも、喇叭は歌い続ける。町の再建は続く。)
 やがて、町が昔のような平和とにぎわいを取り戻した頃、もう一度オーケストラをつくろうという提案が出されました。また楽器たちを集めるのです。でも、すっかり古道具屋の名物になっていたうそつき喇叭は、そこに加われという熱心なすすめをことわりました。
 「わたしは戦争でたくさん苦労をしたので、もう静かに暮らしたいのです。」
 (何も知らない町の人たちは、喇叭の言葉に心をうたれ、うそつき喇叭を、町の博物館に飾ることにする・・・・。)
 あるとき、その博物館を、隊長さんが訪ねてきました。ある人が、隊長さんにききました。
 「あなたも戦争に行って、たくさん苦労をしたのでしょう。あの喇叭と同じですね。あの喇叭を知っていますか。」
 隊長さんは答えました。「いいえ、知りません。」
 (うそつき喇叭は、博物館のガラスのケースの向こう側で、静かに余生を送る。)
 うそつき喇叭は、もう音楽をかなでることはありませんでした。隊長さんも、二度と博物館にやってくることはありませんでした。
 (おわり)

 物語のなかで創作された童話なんだけど、これはこれで、ひとつの立派な物語となっているところがすごい。(^^)しかも子供向けとはいえない、陰惨な内容。(^^;宮澤賢治の童話などにも、こういった救いようのない現実を見せつけられたりもするのだが・・・それを意識しているのかも知れない。私たちの身の辺りにも、こうした”喇叭”は存在する。(^^;


11月13日(月) 仕事が終わって、上飯田行きの市バスを待っていたら、常連のお客さんに会ってしまった。(^^)いつもモーツァルトのCDを買われるダンディーな紳士だが、お酒を飲んで上機嫌。バスの中でモーツァルト談義となってしまった。(^^;この人、CD入荷時の連絡先は、会社の電話番号だ。プライヴェートな買い物の連絡先として、会社の電話番号を教えられるというのは、社長さんか、よほどの重役なのだろう。何といっても声がデカイ!(^^;
 名鉄上飯田駅に着いたら、ちょうど電車が出た後だったので、またも、屋台のラーメンに舌鼓を打つ。美味しいなあ、ちょっと癖になりそう。(^^)
 一昨日購入した、宮部みゆきの文庫本「淋しい狩人」は、3分の2くらいまで読み終えたところ。明日は早番なので、その感想については、また明日のお楽しみ。(^^)睡眠時間がなくなってしまう。(^^;


11月12日(日) 日曜は忙しいというのに、社員が3人も有休をとっている。おまけにアルバイトが1人、風邪でダウン!何だあ〜遅番は7人だけ?(^^;って、こんなんで営業できるんかいな?溜まった書類に、パンチでバシバシ穴を開けてファイリング。お客さんから問い合わせがあれば、すぐさま飛んで行き、店内を駈けずり廻っていた。(^^;
 そんなこんなで疲れたよ〜!みんな勝手に休むなよ〜!オレなんか有休、ぜんぜん使ってないぞ〜!水曜まで働いたら、連続12日出勤だぞ〜!風邪を引いて休み(サボリ)たくなってしまった。(^^;小学生みたいなこと言ってるけど、風邪引いたら引いたで、辛いものだが・・・。なにぶん身体が丈夫で、滅多に風邪で休むことなどない、ねも艦長であった。(^^;


11月11日(土) 大名古屋ビルヂング地下街にある、”スパゲッ亭・チェスティーノ”に入ってみた。前からちょっと気になっていたので・・・。(^^;何の変哲もない、あんかけスパゲティだった。”チャオ”と同得点。(^^;いずれ、名駅地下街のあんかけスパゲティを制覇する予定だが、今のところ”いためん亭”が首位である。(^^;
 閉店後の精算業務では、PCで売り上げレポートを出力しなくてはならない。ところが、営業中にレジ誤差が発生したため、会計担当者がレポート出力の設定を変更。元に戻さずに帰ってしまったため、私はそれに気付かず、プリンターが故障したものと勘違い。悪戦苦闘したあげく、本社のシステム管理部にまで迷惑をかけてしまった。えらく時間を取られてしまったぞ。(^^+仕事上がりが9時30分。虚しい。(^^;
 書店で、宮部みゆきの文庫本「淋しい狩人」を購入。連作短編集なので、すぐに読めるだろう。「火車」(かしゃ)も読んでみたいけど、今は長編に取り組むだけのエネルギーが無い。(^^;


11月10日(金) くたくたになって働いていた。朝、パンを1個食べただけで休憩も取れず。(^^;帰りに”ココ壱番屋”でカツ・カレー食べて帰ってきた。ここのサラダは”ごまダレ”ドレッシングがお気に入り。野菜が美味い。殿様バッタにでもなったようで、昆虫の気持ちがよく解かる。(不可解!)
 家に帰ったら、テレビでスタジオ・ジブリのアニメ、「耳をすませば」を放送していた。よく間違われるんだけど、この作品は、近藤喜文監督作品である。キャラクター・デザインが宮崎駿のため、混同されてしまうのだ。(^^;最初に観たときは、宮崎駿の”口出し”が、大きかったのではないかと考えていたが、繰り返し観ていくとやはり違う。「もののけ姫」に登場する毅然としたキャラクター。冷酷無比ともいえるバイオレンスやヒロイズムこそが、宮崎駿であり、「耳をすませば」で描かれている、優しい心のふれあいは、近藤喜文ならではのものなのだ。(^^)ずっと後で知ったことだが、スタジオ・ジブリの次世代を担う演出家として期待されていたにもかかわらず、既に故人である。宮崎駿の助手を長く務めた、偉大な黒子ともいうべきか。


11月9日(木) 書類を整理したら帰ろうと思って出勤したのに、輸入CDの新譜が入荷して帰れない。平日であれ、平均ン?十万の売り上げを立てるわけだから、人がいないということでは成り立つまい。先月まで3人のスタッフで回していたカテゴリーを、”今月は2人しかいませんから、売り上げも3分の2です。”とは言えないしなあ。(^^;
 結局、終業は8時。”いためん亭”でスパゲティを食べた。これまで閑古鳥が鳴いていたこの店も、ようやく常連さんたちが定着したようだ。しかし、ビール付きのサービス・メニュー、”サパー・セット”は、メニューから削除されていた。ちぇっ!(^^;
 名古屋の夜は早い。映画館も軒並み上映終了。せっかくの公休日なのに、自分の時間がないよ〜。(^^;帰りにコンビニで、CD-ROM付きの雑誌を買った。こんなの実に久しぶり。ゲーム体験版も豊富に収録されているので、けっこう遊べそうだ。だけど、こんな楽しみ方って、本当にサラリーマン風だよなあ?(^^;よく見かけるパターンとして、駅でマンガ週刊誌を買い、続きのマンガだけを読んで、すぐさまくずかごに・・・。そんなに時間が惜しいのかなあ?TVゲームでストレスを発散している人もいるよなあ。(^^;
 音楽であれ、映画であれ、熱中できるものを持っている人は幸せだと思う。時間さえ捻出できれば、好きなものに集中できるじゃないか。お金で買えない充足のひととき。(^^)
 コンビニを外に出たら、駐車場に黒猫がいた。おいでおいでをしたら、擦り寄ってきて、子猫のように”に〜”と鳴いた。成猫のくせに子供みたいな声を出す。(^^;黒猫は、一般に縁起の悪いものとして煙たがれるだが、私の知る限り、けっこう人なつっこくて”いい奴”である。(=^^=)


11月8日(水) 仕事の話ばっかりでごめん。昨日出したオーダー分が入荷!スカスカになっていた店の什器も、CDでパンパンに埋め尽くされた。さあ、いつでもかかって来い!(^^)って感じですか。(^^)
 アルバイト新人募集の面接が行われている。クラシックのスタッフを1人、雇わなければならない。今日、面接したのは、M芸の卒業生だった。音楽教育学科だが、一応、クラシック候補としてチェックしてあったのだ。大学を卒業してから、アパレル業界で働いていたらしい。(^^;面接の印象は、あまり良いとはいえなかった。芸大卒業生といえど、知識は浅い。ハングリー精神がない。社内で他のスタッフたちと、上手くやれる雰囲気ではないからだ。しかし、いよいよ選択肢がなくなってきたぞ。どうする?(^^;
 木金は本来、公休日なのだが、今週はイレギュラーで出勤となる。アシスタントがお休みを貰っているからだ。(主婦業も大変らしい。)クラシック売場を2日間、空っぽにしておくわけにもいかないので、無理矢理出勤することになる。(残業は付かない。)(^^;


11月7日(火) 昨夜は3時間だけ寝て、明け方からずっと、オーダーを書いていた。風呂敷残業。(^^;会社では、接客やら、入荷処理に追われて、ちっともはかどらないのだ。(^^;オーダーが1日遅れれば、入荷が1日遅れる。お客さんの目に触れるのが1日遅れるのだ。(^^;今日は早番なのでそのまま出勤。眠い眠い眠い。(^^;
 遅番のアシスタントが出社しているので、8時前に退社することができた。三省堂書店に立ち寄り、浦沢直樹の「MONSTER」15巻が出ていたので購入。だが、もっと面白いもの見つけた!
 「モンスターパニック」超空想生物大百科(大洋図書)である。要は古今東西、スクリーンを暴れまわった怪獣図鑑なのだ。この手の本は珍しくもなし、立ち読みだけで十分だと思ったら大間違い。その内容たるや、恐ろしく詳細な記述である。写真も満載!(^^;
 小、中学生の夏休み。プール帰りの午後に、何気なくテレビをつけたら、古いSF映画を放送していた。醜悪な宇宙人登場するも、安直な理論で、あっけなくやられてしまう。しょーもないB級映画なんだけど、何だか気になるぞ?・・・誰もがそんな経験をお持ちだろう。その映画の題名は?・・・と聞かれても、ハテサテ忘却の彼方。そんなときこそ、この1冊。何でも載っているし、やたらと詳しい。(^^)自分も結構、いろいろな映画を観ていたんだなと驚かされるし、初めて題名を知った映画も幾つか。(^^;
 「地球の静止する日」を観たのは、東京で独り暮らしをしていたときだ。熱を出して会社を休んだ平日の午後、ケーブル・テレビで放送されていたのだ。監督がロバート・ワイズとは知らなかった。1951年アメリカ映画。音楽は、バーナード・ハーマンが担当していたのか!主役の宇宙人を演じるマイケル・レニーのシャイな演技が光っていた。ビデオ、出ているのかなあ?もう一度観たいなあ。(^^)


11月6日(月) 今日も1時間早く出勤。1人で売場を仕切る。提出書類が山積みだが、ひとつひとつ片付けていかねばならないから、恐ろしく時間を取られる。(^^;帰る時間になっても、全体の半分くらいしか片付いていない。早くペースに乗せないと・・・。結局、休憩に出る時間すら取れなかった。(^^;
 上飯田の駅に着いたら、今まさに電車が出るところ。走る気力がなかったので、そのままやり過ごす。あ、ラーメンの屋台が出ている。(^^)もうそんな季節になったんだ。お腹が減っていたので食べていくことにした。昨年と同じ老夫婦が経営している。(^^)
 屋台ラーメンって不思議だよね。水も、ガスも最小限に使い切る工夫がされている。麺は極細麺。そうめんより細いかもしれない。瞬時に茹で上がるが、そのくせコシはしっかりしている。不思議。(^^;屋台の中には、小さな引き出しのたくさん付いた木箱があって、ネギ、叉焼、もやし、メンマ、焼き海苔等の具は、そこから出てくるのだ。これまた不思議。(^^;でも美味しかった。¥400也。


11月5日(日) 編集部から原稿催促の電話があった。年間TOP40セールの原稿である。〆切に遅れてしまうので、朝6時に起きて、慌ててCDを聴きながら原稿を仕上げた。(^^;
 遅番だけど、今日は担当が私1人。いつもより1時間早く出勤してクリアランス・セールのための商品を抽出。すぐに終わるだろうと思ったのに、お客さんの問い合わせが殺到して、いっこうに進まない。結局夕方までかかってしまった。あ〜あ、今日も自分で鍵を閉めて帰るのかあ。(^^;
 やってらんないよ〜ということで、帰りは上飯田の”王将”で、いつもの餃子&炒飯。分量を間違えたらしく、今日の炒飯はてんこ盛りだった。しめしめ。(^^)


11月4日(土) 新人の雇用が決まるまで、クラシックは2人体制。一時的にとはいえ、3人でやってきた仕事を2人でこなすのは大変である。土曜日だから客数も多い。へろへろになって仕事をしていたら、3年前に会社を辞めて、現在”ぷー”活動中のTさんがやってきた。休憩時間にお茶を飲みに行ったが、やはり最近も、プータローをしているらしい。もうすぐ失業手当が出るとも言っていた。そんなの自慢するなよ!(^^+私もプータロー歴があるけれど、何にもしてなかったわけじゃないぞ!
 常連のお客さんからの情報によれば、新潮社のクラシック音楽雑誌”グラモフォン・ジャパン”が12月で休刊になるという。まだ発刊されてから1年弱じゃないか!(^^;確かにCDショップ以外の書店では、まったく売れていなかったようだ。”グラモフォン・ジャパン”といえば、自分の友達がエディターの1人を務めている。リストラの憂き目にあわなければいいのだが・・・。


11月3日(金) 今日が劇場公開日。(^^)ずっと楽しみにしていた「スペース・カウボーイ」を観てきた。(^^)
 クリント・イーストウッドをはじめ、主人公4人すべてが老人というのも、何だかアンチ・ヒーロー的で、面白そうだ・・・と、軽い気持ちで観に行ったのだが、これがなかなかどうして、感動巨編ものであった。(^^)
 スペース・シャトルは、すでに現実のものなので、SF映画とはいえないだろう。しかもNASAの全面協力でロケが行われたため、一部のSFXを除けば、ほとんど本物。嘘っぽさがこれっぽっちも無い。
 ロシアの老朽衛星”アイコン”を修理できるのは、かつての”スカイラブ”設計に携った老兵と、その仲間たちだけであった・・・。というのも、ちょっと意外?かも知れないが、観ていくうちに、現実味を帯びてくる。脚本がしっかりと作られているからだ。4人の老優たちの演技にも、ものすごい説得力がある。ヴェテランというものは、台詞などなくとも、画面に写っているだけで絵になるものだなと思ってしまう。
 ”ジェネレーション・ギャップ”という言葉がある。若い宇宙飛行士ではダメなのか?と誰もが考えるだろう。すべてがコンピューターで制御され、それを扱うことだけを教育されたデジタル世代には、アナログ的な発想が欠如しているのだ。(^^;答えがひとつとは限らない。どれかが正しいともいえない。判断がつかなくなるとキレてしまう。この映画の中でも、命令実行型の優等生が、パニックを起こしてしまうが、本当に考えさせられてしまうよな。(^^;久々の大ヒットであった。(^^)オフィシャル・サイトはこちら→ 
http://www.spacecowboy-jp.com/ 


11月2日(木) 午前中はホルン・アンサンブルの練習。私は練習不足というより、鉛のような疲労を引きずって、まったくサマにならない。(^^;師匠は、名フィルのアジア・ツアーから帰ったところで、お昼はお手製カレーをご馳走になりながら、土産話に花が咲いた。(^^)
 アジアの小国では、いまだに王制支配が残っていて、王様が聴きに来る演奏会では、リハーサルとして、演奏曲の審査が行われる。王様が入場するときには、必ずそちらへ目を向けること。王様は、オーケストラに向かって挨拶をするかもしれないが、そのときは何もしなくていい。(^^;演奏会は途中、30分の休憩を挟んで、2時間30分にも及んだという。長い休憩は、王様の食事のためである。(^^;国歌演奏のとき、ホルンは楽譜が準備されていなかったので、ステージ脇で控えていることになった。椅子に腰掛けて待っていたら、警備員が、「国歌を演奏するときは起立してくれ」という。ホルン奏者は、しかたなく立ちあがったが、警備員はテレビ・モニターの王様に向かって敬礼をしていたそうだ。(^^)
 イスラム教諸国のホテルでは、廊下や部屋のいたるところ、天井に矢印が貼ってある。聖地メッカの方角を標したものだ。イスラム教徒たちは、演奏会でもすこぶる反応が良い。国民性というべきか、反対に仏教国では、演奏会に挑む姿勢が厳粛である。とても静か。(^^;日本人も仏教国の流れを汲んでいるのか、演奏会では静かさを要求されるようだ。(^^)


11月1日(水) うーむ、今年も残すところ、あと2ヶ月となってしまった。(^^;今日は昨日の荷物を片付けるだけで1日、費やしてしまった。朝早く会社に出掛けて、夜遅く帰ってくる。自分の時間がまったく無い。(^^;明日はホルン・アンサンブルの練習だというのに、ほとんど楽器に触れていない。
 クラシックの新人アルバイトの募集は、履歴書もだいぶ集まったようで、偶然にもM芸の卒業生のものまであった。とにもかくにも、あと1人、人手が欲しい。明日は公休日だが、午後から勝手に出勤するつもり。(^^;2人分の仕事を1人でやっているのだから、文句は言わせんぞ!もうしばらくの辛抱だ。(^^;
 今日の社員食堂のメニューは、麻婆飯だった。社食のおばさんは、ご飯をてんこ盛りによそってくれた。(^^;雑誌は、”ウィーンフィル、世界の名曲”の第2巻を購入。カール・ベームの指揮で、モーツァルト:交響曲35「ハフナー」・40/アイネ・クライネ・ナハトムジークが聴ける。楽しみやなー。(^^)


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