2001年1月の日記

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1月31日(水) 1月もいよいよ終わりだぞっと!またまた仕事が山積みになってきました。ウチの会社はCDショップでありながら、無駄な書類が多過ぎです。(^^;だって・・・売り上げには関係ないんだもん。(^^;早番で出勤したのに、退社したのは9時半でした。あ〜もう、やんなっちゃうよ。(^^;

 またまた”ココ壱番屋”でカレーを食べて帰ったのでした。ワン・パターン!(^^;こんな深夜に営業している、飲み屋以外の飲食店といえば、”ココ壱”か”王将”くらいのものだからねえ。何とかしてこのパターンを打開したいぞっと!(^^;


1月30日(火) 懲りずに昨夜もテレビで映画を観ていました。「アンナ・オズ」1996年、エリック・ロシャン監督。シャルロット・ゲンズブール主演。パリのアパルトマンで恋人と暮らすアンナは、毎夜ヴェニスの夢を見ます。夢の中で犯罪に巻き込まれる彼女ですが、やがて夢が現実の世界に浸食・・・。わけのわからない映画だし、こちらも疲れていたために、途中何度も落ちたりして・・・。(^^;しかし、真面目に観ていたからといって、何かが残る映画でもなかったような・・・。(失敗!)

 ”月刊エム・テレパル”によると、オリジナルは98分。今回の放送分は92分だから、6分のカットがあるわけです。エンド・タイトルは完全にカットされていましたし、よくわからなかった理由というのも、案外そんなところにあるのかも・・・。(^^;

 どうでもいいことですが、この資料によれば、NHKの名画劇場など一部の番組を除いて、ほとんどの映画は、テレビで放送されるときに大幅なカットを余儀なくされています。(^^;5分10分なんてカットはかわいいもので、ひどいものになると、132分の映画が92分に切り詰められています。(40分のカット)こんなんアリ?う〜む、この映画は観ないことにしましょう。みなさんもテレビで映画を観るときには気をつけましょうね。いくらなんでも製作者がかわいそうです。(^^;


1月29日(月) 先週から引き続き、160本の録画テープを整理していたのですが、紛失してしまったテープも結構あるようです。(^^;どうしても見つからなくて、悔しい思いをしたのがこれです。(^^;

 「散りゆく花」(Broken Blossoms)1919年、D.W.グリフィス監督作品。主役を演じるのはかのリリアン・ギッシュ。(*^-^*)オリジナルは無声映画なんですが、英テームズ・テレビジョンの計らいで、カール・デイヴィスが実に美しい音楽を付けていました。

 冒頭にはリリアン・ギッシュ(もう、おばあちゃんだったけど)のショート・インタビューも収録されていたんですね。3倍速で録画してしまったのがちょっと辛かったけど・・・。(^^;もう二度と観られへんのやろか。(^^;


1月28日(日) テレビ番組表では、土曜の深夜といった方がいいのかもしれません。2時50分から、朝、5時26分までの放送でした。今日も仕事があるというのに・・・恐ろしく眠かったです。(^^;「イヴの総て」という映画でした。1950年、ジョセフ・L・マンキーヴィッツ監督。アン・バクスター、ベティ・デイヴィス主演。名作であるということは以前から聞いていたのですが、まだ観たことがなかったのです。

 これはもう、ズシンと手応えのある映画でしたね。噂に違わず、B.デイヴィスの演技は迫るものがありました。A.バクスター(イヴ)が、大女優として変貌していく姿も恐いです。(^^;マリリン・モンローが、あまりストーリーとは関係のない、新進女優としての役で登場していました。しかしまあ、この人の肩のラインは何て美しいんでしょう。(ほれぼれ)(^^;

 B.デイヴィスといえば、「何がジェーンに起こったか?」(1962年、R.オルドリッチ監督)というスリラー映画があります。実は私、こちらの方を先に観てしまっているんですね。(^^;B.デイヴィスは元名子役として鳴らした大女優で、今は精神に異常をきたした醜悪な老女を演じているんですが、これはホントに恐い映画でした。どうも観る順番が逆だったような気がします。(^^;


1月27日(土) 今日はインストア・イベントがありました。今、売りだし中の、お子様男女2人のユニットです。テレビの露出も多く、ウチの店でイベントを行うこともすでに告知済み。イベントそのものは夕方5時からなのですが、お昼過ぎから小中学生が集まってきました。そうなるとフロアのあちこちで、地べたに座りこんだり、コンビニのおにぎりを広げたり、マナーのかけらもない輩がたむろを始めます。「他のお客さんの迷惑になるので座るのはやめてください。」と注意を促しても、何が悪いのかぜんぜん解っていない顔・・・。あかん、こりゃパープリン(死語)ですな。(^^;使い捨てアイドル・ユニットもさることながら、そこに集まる輩は知性のかけらもないというわけです。入場者多数のため、ジャズ・フロアは完全閉鎖。クラシック・フロアは閉鎖こそされませんでしたが、人ごみをかきわけて入ってくるお客さんは少ないことでしょう。(^^;

 入場者整理のため、3時には虎ロープを張ったりして、すでに営業自体が妨げられてしまっています。結局、ファン・サービスのため、4時に小さなリハーサルが行われ、お子様2人組登場!ファンの方々には本っ当に済まないけれど、どこにでもいる小便くさい餓鬼んちょやんけ。(汚い言葉で申しわけありません。)歌もヘタクソやし!というか、カラオケの音がデカすぎて歌もへったくれもないのです。(^^;クラシックしか知らない私ですが、偏見で言っているのではございませんよ。(^^;

 やがて黄色い声の飛び交うステージも終わり、最後は握手会。整理券を持った人たちが無事、アイドルと握手を交わした後、通路へと誘導していたのは私ですが、何でそんなことで感激して涙ぐめるんやろ・・・。(^^;おかしいで〜!中学生ならともかく、大のオトナまでもが・・・。(^^;う〜ん、やっぱりこの日本、間違っとるわ・・・。(^^;この日記を読んでいる人たちは、良識ある人たちであると信じたいものですが、こんな光景を見たら、「バトル・ロワイアル」なんて映画が製作されるのも仕方ないような気がするのです。(^^;ちなみに本日の売り上げはガタガタでした。(^^;


1月26日(金) 午前中は歯科に通院。月に1度のクリーニングなんですが、これを続けているおかげで、歯槽膿漏の進行もストップできているわけです。でも帰ってきてから、また寝てしまった。何だかいくらでも眠れる状態に陥っています。(^^;パンとジュースを少し飲んだだけで、食欲もなく、夕方まで飲まず食わずで過ごしました。(^^;

 ”焼肉さかい”のサービス券があったので、夜は家族で焼肉を食べにいきました。でも偏頭痛がひどくて、少し食べたらもうお腹一杯になってしまいました。(経済的でいいかも?)何だか憂鬱です。

 宮崎駿のアニメ映画「もののけ姫」の再放送があったので、160分のビデオ・テープを買ってきて、録画することに・・・。CMをカットしながら上手く録画できたと思うのですが、今の大画面&高画質テレビには、ビデオの画質が追いつきません。(小さなテレビならさほど気にならないのですが・・・。)S−VHSなら、もっと綺麗に録画できるのかな?製品としては、HDDとVTRを組み合わせた機種や、録画再生用DVDなんてツワモノも登場している昨今ですからねえ。(^^;


1月25日(木) 公休日でした。過労モードの身体を何とかしたいです。家でのんびりゆっくりしていました。(出費を押さえるという理由もあるのですが・・・。)ビデオの整理をしていたら、録画だけしたものの、まだ観ていなかった映画があったので、それを観ることにしました。

 1934年の白黒映画「或る夜の出来事」を観ました。若き日のクラーク・ゲーブルが出ていましたね。女優さんはクローデット・コルベール。監督はフランク・キャプラ。もともと画質が良くないうえに、初代VTRの3倍速で録画したものだったので、かなりツライものがありましたが、観ているうちにストーリーに引き込まれていきました。
 クローデット・コルベールはいわゆる30年代のメイクを施しているので、弧を描いた細い眉。そして金持ちのワガママ娘という設定なので、最初は何とも良く思えなかったのですが、新聞記者であるゲーブルと逃避行するうちに、だんだんと可愛い女になっていくのですな。(^^;ラストはまたコミカルなハッピー・エンドでなかなか面白かったです。(^^)

 夜は友達の家に遊びに行きました。(子供がいるので、いつも寝静まってからですが・・・。)私も日記の中では、職場の不満をぶちまけてしまっていますが、どこの職場もたいへんなんですね。(^^;彼は今日、”どーしよーもなくデキの悪い部下”に対して、最後通告を出してきたところなのでした。名誉のために言っておきますが、彼はとても面倒見のいいやつです。そんな彼がついに見放したわけなので、行状の悪さは想像できると思いますが、ひとことで言うと、中学生レベルの大人だったのです。(とと・・・、中学生に失礼ですね。)
 そういえば私もかつて、職場のアルバイトにクビを言いわたしたことがありましたなあ。(^^;遅刻+無断欠勤の常習犯。注意を促してもご本人は、そんなに悪いこととは思ってないらしく、目をまん丸にしてポカーと口を開けておりましたが・・・。(^^;


1月24日(水) むちゃくちゃ忙しかったよ〜。(^^;クラシックは独りで店番だし、入荷もそれなりにあったりして・・・。いちばん困ったのは、店中のレジがフリーズしたことでした。(^^;いったいどうなってるの?ウチのシステムは!(^^+店舗の心臓ともいうべき、ホスト・コンピューターには、”アップル・サーバ”を使用しています。が、実はこの機械、5年前に製造中止となっているのですね。売れ残りの製品を、USAの親会社が格安で買い叩いたわけです。個人で使用する目的ならそれも結構なんですが、日本の全店にジャンク品を設置してしまったことになるのです。(^^;容量があまり大きくないので、売り上げレポートを出力したりすると、レジの反応がてきめんに遅くなります。(^^;今朝もずいぶん立ち上がりが悪かったもんなあ。(^^;壊れてからでは遅いと思うのですが、何とかならないものでしょうかねえ。(^^;

 残業をして仕事を上がったのは10時。”ココ壱番屋”で”牛もつカレー”を食べた後、何の気無しにコンビニに立ち寄ったら、”月刊エム・テレパル東海版”という雑誌が置いてあったので買ってしまいました。ふだん、あまり雑誌は買わないんですけどね。テレビ番組情報+映画情報という、まったく都合のいい内容だったので。(^^;
 どうやら「シュリ」は、もうすぐ地上波で放映されるようです。2月18日(日)なんですが、日本語吹き替えで観たらイメージ狂っちゃうかな?まだ観てない人は、ぜひ観てくださいね。オススメですよ。(^^)


1月23日(火) むちゃくちゃ身体が重いです。(^^;今日も何だか忙しくて駆けずり回っていたような・・・。残業をしたので、7時に休憩を取りました。地下1階のカレーハウス”サンマルコ”で、ナス・カレーを注文したのですが、トッピング・メニューに”生玉子”があるのを発見しました。(¥50)

 東京で独り暮らしをしていたときにはよくやりました、”カレーライスの生玉子かけ”。身体があまり刺激を欲しくないときには、辛さを中和し、マイルドな味に変えてくれるのです。すばらしい食材でもあり、しかも安い。(^^)もっとも”生”は新鮮なものに限りますけどね。(^^;炊き立てのほかほかご飯には、それだけでもご馳走です。(^^)

 私が編み出したバリエーションを披露しましょう。まず、カレーライス。牛丼はポピュラーですが、キムチご飯にもぴったり。ソース焼きそばにも合います。ビンボーな独り暮らしの友、”ほていのやきとり缶”をアツアツご飯に乗せて食べるときにもGOOD。その他、”おかずの缶詰”類は、だいたい味付けが濃いので、試してみる価値はあるといえましょう。(^^)


1月22日(月) で・・・。棚卸しですわ。8時の早朝出勤。(通常は9時30分。)私は5時半に起きて、6時半の電車に乗ったのです。会社には7時半に着きましたが、それより1本遅い電車ではギリギリになってしまうので・・・。(^^;

 今日は営業時間内での棚卸しでした。接客もしなければならないのです。幸い、常連さんが来店していたので、オーディオの話なんかをしながら、15分ほどサボタージュできました。(^^;CD全盛となった昨今、コンポーネント・オーディオなんていう言葉は死語になってしまい、オジさんたちは話の通じる相手がいないのですな。(^^;でも、きっちりお相手してあげることによって、上機嫌でCDを大量購入してくれるのです。私もオーディオ・マニアの端くれですからね。(^^)

 何とかスムーズに進んだのですが、終わったのはやはり9時。疲れ切っています。へろへろですわ。「この世から棚卸しが消えてなくなれ!」 明日は休みたいけれど、新譜入荷日だから休めるはずもなし・・・。(^^;


1月21日(日) 日曜の朝はシフト表当番なのですが、出勤時間は遅番なので、前日にシフト表を作成しておかなければならなかったのです。完全に忘れていました・・・。(^^;

 仕方がないので早朝出勤。とりあえずシフト表を書き上げてから、10階の休憩室でうたた寝をしていました。昨日は遅く帰ったので、睡眠不足。身体の疲れが取れていません。(^^;

 それでも棚卸し前日・・・。ということで、準備のために駆けずり回っていました。あ〜あ、明日は8時出勤。帰りは9時頃になるんだろうか?ユーウツ、ユーウツ。ランプの巨人が現われて、「3つの願いを叶えてやろう・・・。」と申し出たならば、まずひとつめは、「この世から棚卸しが消えてなくなれ!」と絶叫したことでしょう。(^^;


1月20日(土) 出勤時は何でもなかったのに、昼過ぎから雪がどんどこどんどこ降ってまいりました。三重県の山奥に住んでいる(失礼!)アルバイト君は、帰りが危なくなってしまうので、早退してしまいました。(^^;地元では滅多に積もることがないので、大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが、レジ〆を終えて9時に退社してから、家に辿り着いたのは12時を回っていました。(^^;

 まず、市バス・ターミナルで30分遅れ。(地下鉄に切り換えれば良かったのですが・・・。)そこからさらにのろのろ運転。平安通の手前から、まったく前に進まなくなってしまいました。業を煮やしてバスを飛び降り、上飯田駅まで歩きました。普段なら10分ちょっとの道程ですが、歩道はアイスバーン状態。小走りに刻んで駆けないと、すってんころりんと転びそうになります。これがけっこう疲れるんですよ。(^^;

 上飯田の駅には10時45分頃に着きましたが、何も食べていないので”王将”へ直行。天津飯と餃子で身体を温めてから、名鉄小牧線の最終(本当は1本前だけど、ダイヤの乱れから最終になってしまった!)に飛び乗って帰りました。道草は食ったけど、それを省いても2時間半。何だかすごく時間を無駄に過ごしてしまったような・・・。(^^;


1月19日(金) 前々からやらなければと思っていた、ビデオ・テープの整理をはじめました。すべてテレビから録画されたものばかり・・・。我が家に初めてビデオがお目見えしたのは18年前。「コ・マ・オ・ク・リもできますよ!」で有名な、パナソニック”マックロード300”(NV-300)でした。(ドリフターズの仲本工事がCMに出ていた。)定価は¥139,800でしたが、ディスカウント・ストアの台頭もあって¥99,800で購入。まだ120分のテープが1本¥2,500もした時代です。ほとんど3倍速で録画して、観ては消しては、の繰り返しでした。

 現在、残されているテープはほとんど、2代目のハイファイ・ビデオで録られたものです。ビクターのHR-D55という機種ですが、10年を経て未だ現役です。気に入った機器は修理しながら長く使う主義なので・・・。NHKの名画劇場や、スタジオ・ジブリのアニメ映画など・・・。前者はプリントの状態も良く、ノーカットですからね。後者はCMカットで繋ぎ録りをするため、全神経を傾けました。(笑)テープも安くなったものです。現在はパッケージで買うと1本あたり¥300以下。価格差がなくなってしまったので、最近はもっぱらハイ・グレードを買うようにしています。

 脱線しました・・・。(^^;山積みになったテープを数えてみたら、何と160本もあったのです。これはれっきとした映画オタク?(^^;映画める友のH子さんに問い合わせてみたところ、彼女も購入ビデオが軽く200本は超えているといいます。う〜む・・・自覚症状はなかったんだけどなあ。(^^;


1月18日(木) 久しぶりのホルン練習日でした。2ヶ月もほったらかしになっていたような・・・。(^^;今回の演奏会は出番が少ないのです。以前は出ずっぱりだったんですけどね。(^^;平日の練習時間皆無のサラリーマンには致し方ないか?そろそろプログラムの印刷にも取りかからなくてはならない時期です。曲目解説の一部は、以前に使用したプログラムから引用することに・・・。資料を保存しているのは私なので、この部分だけでも縁の下を受け持ちましょう。(^^)

 夕方から名駅の”ピカデリー”で映画「13デイズ」を観ました。1962年キューバで起こった核戦争勃発の危機。それを回避すべく立ち回った3人の男たち。J.F.ケネディ大統領と、その弟、R.F.ケネディ司法長官。そしてその側近であるケネス・オドネル大統領特別補佐官。すべて史実にもとづいたストーリーなので、映画らしいハッタリはまるでありません。ドキュメント・タッチで描かれた、2時間25分という大作でした。

 平和を願う気持ちは同じでも、好戦的な軍部との対立があるし、極度の緊張の中、ひとつの失言も許されません。この13日間で、ソ連との協調関係が成立できなかったとしたら、現在の日本もあり得なかったわけです。何だか本当に頭の切れる男たちでした。ソ連代表との最後の会談は、”自らの弱みを露にし、相手の懐が緩む隙を突く”というディベートの奥義ですが、一歩間違えば相手のいいなりにもなりかねません。しかしながら元を返せばソ連の策略も、アメリカの核に恐れを抱いてなされたもので、自ら核戦争を望んだわけではなかったのですが・・・。


1月17日(水) 仕事がタイトになってきました。入荷も多いうえに、メーカー各社の受注も重なって・・・。(^^;目を通しておかなければならない書類、提出期限の迫った書類が山積みですな。(^^;本来、音楽の教養と、レコードの知識を深めるために必要な時間が、あまり意味のない(各部署の面子を立てるための)作業に裂かれてしまっています。(^^;

 来年度から新しい給与形態が施行されるそうです。タテマエは改善ですが、管理職が高給取りになる分、下っ端の昇給が厳しくなるというものです。同じグレードで7年以上働いている者に、昇給はありません。7年以内に上のグレードへ昇格せよ!というわけです。こんな手前味噌な発想にはとても同意できませんが、自分の周囲の人間がすべて”イエス・マン”であることに驚かされました。(^^;

 以前より懸案とされていた株式の公開は、やはり見送りになっているようです。店長に状況を問いただしてみたところ、「株式を公開することが、この会社にとって良いこととは限らないから・・・。」という甘い返事。そんなの幹部たちの保身に過ぎないじゃないですか。純潔を捨て、新しい血を注ぎ込まないことには、いつまでたっても自己満足から脱却できないというのに!(^^+

 何だか激しい言葉になってしまいましたが、頭の切れる(仕事のできる)奴は退職して、どうしようもないロボットばかりが残ってしまった現在。私の意見など煙たがられるだけ。う〜む、四面楚歌。(^^;こうなってしまうと、自分を守る術が数字(売り上げ)だけになってしまうわけです。かくして今日もサービス残業。明日、明後日の公休日は出勤したくないので、前倒しに片付けておかなくては・・・。(^^;


1月16日(火) 今日は早番。時間は有意義に使わなくちゃってんで、さっさと仕事を切り上げ、名鉄東宝へ映画「ホワット・ライズ・ビニーズ」を観に行きました。最近かなり強行軍で観てます。(^^;お正月は観たい映画がたくさんあるので、これまでのような週イチ・ペースでは追いつかなくなってきたのです。(^^;名鉄東宝独特のボディ・ソニック・システムが効いていましたね。と、いうのはウソで、この巨大ホール。電車が走ると座席に振動が伝わってくるのです。(^^;

 さて本題に入りますが、”こわーい”映画なのです。久しぶりの(ヒッチコック以来の)本格スリラーではないかしらん。主演はハリソン・フォードとミシェル・ファイファー。監督はロバート・ゼメキス。オカルトっぽい要素も少しあるけれど、かなり抑制が効いていて、全編シュールな映像でまとめられていました。この種の映画は、あらすじを書くとつまらなくなってしまうので書きません。(^^;”こわい”けれどとても”面白い”。なかなかよくできた映画だと思いました。(^^)


1月15日(月) ポイッと捨てられていたのはDVDのパッケージ。”20世紀フォックスDVD新作トレーラー”店頭演奏用の試聴盤です。こんな大きなCDショップなのに、店頭で試聴できるプレーヤーが置いていない。(テレビデオばかりがたくさんあるのです。)使い道がないので担当者が捨てたようです。捨てる神あれば、拾う神あり。ちゃっかりもらってきちゃいました。(^^)

 あくまで試聴盤なので、映画によって画質はまちまち。大急ぎでビデオから編集したノイズだらけの古い画像もアリ。でも比較的新しい作品は画質も良く、DVDの良さを満喫できました。やっぱり気になるのは、1月19日発売の「シザーハンズ」。ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督作品ですね。テレビでも何度か放送されているんだけど、私はいっつも観損ねていました。すでに観ている友達は、声を揃えて「泣いちゃったよ〜!」と絶賛しているのです。チラッと見ただけでも、映像がすごく綺麗ですよね。(^^)これはやっぱり買わなきゃいけないのかしらん?拾い物が仇になってしまいましたとさ。(^^;


1月14日(日) 「今日は雪が降るって天気予報が言ってるから!今は降ってなくても帰りは積もってるから!」出がけに母がそう言ったので、駅までクルマで送ってもらったのです。青空は見えてるんですけどね・・・。半信半疑でしたが、案の定、降りませんでした。(^^;この地方で雪が積もるなんてことは滅多にないのです。結局、帰りは足がないので、駅からとぼとぼ歩いて帰ってきました。(^^;

 日記・・・。少しずつ書きかけては、途中で寝てしまうため、いつまでたっても更新できませんでした。ひさびさの更新です。毎日キチンとアップロードしないと、苦痛になってしまいますね。(^^;


1月13日(土) 久しぶりの3連休で、映画「バーティカル・リミット」を観てきました。お正月映画の中でも、一番人気なのですね。土曜日ということもあって、カップルが多いな。(^^;結局、前から2番目の列に座ることになってしまいました。(^^;

 予告編や前評判は聞いていたのですが、ストーリーは極めて単純な雪山救出劇。あとはヴァーチャルな映像で観客を翻弄してくれます。設定こそ違いますが、夏に上映された、「パーフェクト・ストーム」を思い出させてくれました。やっぱりこういう映画は、ビデオでなく、大スクリーンで観るのが正解でしょう。(^^)

 家に帰ってから、昨日の続きです。(^^;根性入れて片付けが終了したのは朝の4時。DVDプレーヤーもテレビも、オーディオもビデオ・デッキも、LDプレーヤーも所定の位置に収まりました。だけどもう寝る時間がないよ〜!(^^;


1月12日(金) 年末にDVDプレーヤーとテレビを購入したのですが、繋いではあるものの、部屋が散らかってて悲惨な状態になってました。(^^;大きな家具がひとつ増えたわけだから、何とかしなくてはなりません。(^^;東京本社から持ってきた膨大な資料は、ゆっくり目を通す時間が取れず、そのまま腐らせてしまいました。これを捨てるっきゃないでしょう。(^^;今にして思えば、紙媒体というものは不便きわまりないものです。3年前は、メール環境すら整備されてなく、外国とDHL便でやりとりしていたのですから・・・。

 ううう、片付きません。(^^;ひとくちに捨てるといっても、取っとくもの、捨てるもの、分類しなくてはならんのですわ。(^^;そして分類するためには、一時的に散らかさなくてはならないのです。布団を敷く場所すらなくなってきました。今、ガラクタ山の中心にいます。(^^;


1月11日(木) 今日は公休日。なかなか観られなかった映画、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観てきました。小牧のコロナでは平日だと、1日1回しか上映されていないのです。(^^;

 映画が始める最初の3分間は暗闇で、音楽だけが流れています。オーケストラをバックにホルン四重奏の美しいこと!森の中で深くこだまするような響き、これぞホルンの醍醐味なのです。そして、主役を演じるビョークの歌と演技のすばらしいこと。長年CDショップで働きながら、気にかけてはいたんですが、今までまじめに聴いたことがなかったのです。サントラCDが欲しくなってしまいました。(^^;

 映画の中では、劇中ミュージカルとして、「サウンド・オヴ・ミュージック」のナンバーが使用されているのですが、”My Favourite Things”や”Good Night”が、本来の歌とまったく別の味わいで用いられているのにはびっくり!リチャード・ロジャースの曲ってこんな受容性があったんですね。(^^)

 ラストは悲劇的な結末を迎えます。果たして彼女の選択は正しいものだったでしょうか?わがままだけど天衣無縫。彼女は周囲から愛されるかわいい女なのですが、苦労を重ねてきたために、自分のことしか信じられないという哀しさがあります。もっと素直に、みんなの好意を受け入れられたら、もう少し違った未来が見えたんじゃないかな?とも思えます。かたくなな気持ちが悲劇の引き金になっていくんですね・・・。

 愉しいミュージカルのシーンは、すべて彼女の空想の世界。陰惨な現実とのカットバックが印象的でした。少し不思議な感じもするけれど、それがミュージカル。舞台の上で神に操られている現実というか、何というか・・・。


1月10日(水) 休憩から戻ってみると、カウンターの前に立ったお客さんが、アルバイトの女の子に説教を垂れています。「最近、ぜんぜん面白いCDが入荷して来ないじゃないか!」というのです。これは相手を間違っているわけで、アルバイトの女の子は、クラシックについて何も知らないのだから仕方ありません。責任者として、自分が対応することになりました。

 まあ、お客さんの言うことももっともなのです。数年前に比べて、マイナー・レーベルの入荷数は極端に減っていますし、ありきたりの名盤クラスを高速回転させているだけなのですから・・・。クラシックにおいても、商品のコンビニ化が進んでいるのです。はっきり言って、私もこんな品揃えはうれしくありません。でも、これは仕方がないことなのです。現在のやり方に切り換えてから、売り上げも回転率も大幅にアップしているのですから。まず数字を叩き出した上で、少しずつセンスのいい在庫を補充していくしかありません。

 私はいつの間にディベーターになってしまったんだろう。本社勤務の3年間で、交渉のノウハウを覚えてしまいました。「こちらにとって利益になることは、相手にとっても利益になる。」このバランスさえ忘れなければ、まず大丈夫です。話がそれました。にこやかに、まず相手の目を見ながら話を聞き、否定せず、少しずつ自分のペースに持っていけばいいのですが、実際これができる人は少ないようです。

 何とかお客さんも折れてくれて、昔のレコードの話なんかをして、どのジャンルの音楽が好みですか?できるだけその方面も仕入れるように心がけますよ?みたいな約束もして、一件落着。常連客として来てくれるようになればいいのですが・・・。(^^;


1月9日(火) 徹夜で書き上げたオーダーだったのに、せっかくの連休明けだっていうのに、商品はぜんぜん入荷しません。(^^;ひとえに業者の怠慢ですな。小さな卸業者であれば、すぐにでも商品を送ってくれます。1日でも早く送れば、1日早く売れる。そうすれば1日早いオーダーがもらえる。当たり前ですよね。(^^)ダメなのは大会社の輸入部。月給取りだから、そこまでの危機感がないんです。時間までやれるだけやって、後は翌日。不景気は自らの手で生み出しているということに、気づいてないんですね。(^^;

 早番だったのでさっさと仕事を切り上げ、「バトル・ロワイアル」を観てきました。初めて入ったんですが、松竹座はでかいホールです。客数はまばらですが・・・。(^^;

 2001年、失業率15%、失業者1000万人、不登校児童80万人という、世界経済の飽和、深刻化する崩壊に歯止めをかけるため、BR(バトル・ロワイアル)法(新世紀教育改革法)が制定されました。その内容は、生き残る価値のある人間だけを育成する法律。選ばれた中学生の1クラスを無人島に送り込み、子供たちに殺し合いをさせ、生き残った最後の1人が優勝者として、無事、家に帰ることができるというものです。

 およそ現実にはあり得ないストーリーじゃないですか?最初のうちは、観ていて腹が立ってきたので、もう少しで映画館を出て行きそうになりました。あまりに残虐なシーンが多いので、映倫からはR−15指定を受けています。しかし、後半ぐらいからメッセージが見え始めてきて、だんだんとそれが熱くなってきました。不思議な世界ではありますが、意外とスジが通っていて、映画が終わって出て行くときには、とても清々しい気分になれました。もちろん受け取り方は人それぞれですが、観る側にも真剣さが要求されるような、しんどさがあります。


1月8日(月) 今日は成人の日だったのですね。地下街では、振袖を着た女の子たちがしゃなりしゃなりと歩いておりました。(^^)私が20歳のときはまだ受験浪人だったので、成人式には出席できなかったのです。(^^;(今にして思えばどうってことはないんですが、当時はたいへん辛かったのです。)でも、大学に入ってからしばらくして、同級生の集いがありました。自分は学生だったのですが、ひと足早く社会人デビューした友達もいて、愉しかった昔や、将来の不安など、いろいろと語り尽くしたものです。(^^)そうしたクラス会も、26歳か27歳くらいで最後になってしまったような・・・もうかれこれ10年以上も、昔の級友に会っていないんだな・・・。(^^;

 久しぶりに文庫本を購入したのでした。「帝王から音楽マフィアまで」 石井 宏著(学研M文庫ISBN4−05−902030−3 C0173 ¥590E)これはクラシック音楽界の裏話を綴ったもの。まず最初の章は、世界の有名指揮者109人を抱えるニューヨークのマネージメントが存在し、1人の男が全世界の実権を握っているという話です。とんでもない!と思われるかもしれませんが、紛れもない事実です。カラヤンが急病で、ベルリンフィルの日本ツアーをキャンセルしたときには、小澤征爾が代役として指揮台に立ったわけです。小澤だって暇を持て余してぶらぶらしていたわけではありません。小澤の抜けた穴には、109通りの代役指揮者が用意されているのですから・・・。そうなってしまうと、世界中の歌劇場、オーケストラは彼の手中に落ちたといっても過言ではありません。(^^;かねがね音楽マフィアの話は噂に聞いてはいましたが、ここまではっきり書いてしまっている本も珍しいでしょう。(^^;


1月7日(日) 今日は12:30出勤なのに、出納当番でした。納金は12時までに済ませないといけないんですけど!ええもう、しょうがないのでいつもより早く出勤しましたともさ!がお〜!(^^+仕事をしていたら窓の外には雪。こりゃ降り積もるかも?という勢いだったのに、帰る頃には雨に変わっていました。(^^;この地方では、滅多に大雪に見舞われることはないんですよね。

 昼食はカレーうどんを食べました。注文するなり店員さんが、「辛口だけど、いい?」と訊ねるので、「いいですよ!」と答えます。出てきたのは黄色ならぬ、褐色のカレーうどん。う〜ん、こりゃ辛そうですわ。(^^;身体が暖まると思って頼んだカレーうどん。暖かいを超越して、汗だくになって食べていました。まだ風邪が完治していないものだから、どうにも鼻水が止まらない。様子を見かねた店員さんは、ティッシュの箱を持ってきてくれました。ありがたやありがたや。(^^)

 いつも利用している地下街の喫茶店”ボルサ”ですが、新年からカップがひと回り大きくなったのでびっくり!値段は据え置き、増量をはかったんだそうです。9日からまた、コーヒー・チケットの割引き販売があるので、2冊くらいはげっとしておかなくてはね。(^^)

 仕事が終わって会社を出たら、10時を過ぎていました。さすがにこのまま帰るのはツライ。(^^;”TWINKLE”でオムライスを食べて帰りました。ここの玉子の半熟加減は絶妙ですが、食費ばかりがかさむこと。(^^;でも、早いとこ風邪を完治させたいので、とりあえずカロリーは必要です。コンビニでピーナッツを買って、帰りのバスの中で食べました。(^^;

 映画「カリオストロの城」の中で、銃弾に倒れたルパンV世、息を吹き返すなり、「血が、血が足りねえ、食い物じゃんじゃん持って来い!」というくだりがあります。タフガイなセリフ、これけっこう気に入ってます。(^^)


1月6日(土) 世間一般には、8日までお休みの会社もあるのかな?ものすごいお客さんの数でした。しばらくバザール期間となるため、営業時間は1時間延長となります。とはいえ、お客さんには浸透していないので、8時を過ぎると店内はガラガラ。同業他社が延長しているので、ウチだけ例外というわけにもいかないのでしょうが・・・。(^^;

 遅番で出勤すると、家に帰り着くのは11時。お腹ペコペコですわ。(^^;この後は、ホームページに日記をアップロードして、ばたんきゅ〜ですな。(^^;今ちょっと外へ出てみたのですが、雲ひとつない澄みきった星空。オリオン座の3ツ星がこんなに大きく見えるとは・・・。(^^)


1月5日(金) 昨日は徹夜をしてしまったので朝寝坊。(ムチャするな〜。)午後は美容院に出かけて髪をスッキリサッパリ。その後はホームページに演奏会(ホルン・アンサンブル)の案内を更新しようと、資料を掘り返していたのでした。

 10年前の第1回定期演奏会から、チラシもプログラムもきちんと保存されていました。よっく考えてみたら、最初のマネージャーは私で、チラシのデザインからプログラムまで全部自分でこしらえていたのです。(^^;当時はまだお粗末だったワープロですが、まだほとんど普及していなかったので、”持っている&打てる”ということだけで、ずいぶん重宝されたものです。(^^;フォントなんて明朝体しか使えなかったのに・・・。(^^;

 でもハングリー精神旺盛だったんですよね。ずいぶんといろいろな演奏会がありました。湾岸戦争の終結を願って折り鶴を配ったり、障害者の子供を招待してのコンサートも行いました。障害者の子供たちは感情の波が豊かで、私たちの演奏する難解な”現代音楽”にでさえ、ひょうひょうと声を上げ、身体を揺さぶって感情を表してくれるのでした。
 バレエ団との共演も行いました。バレエについて何も知らない私たちは、早朝から演奏会場に出かけ、ステージ一面にゴムのマットを貼り付ける作業を手伝ったりもしました。また、いちばんメンバーの多かった時期には、エキストラも含めて30人の大合奏も行いました。練習場の確保もたいへんです。あちらこちらに電話をかけ、自動車を飛ばしました。

 滅びゆく芝居小屋保存のため、岐阜県福岡町、常盤座でのコンサートや、岐阜県恵那郡でのチェルノブイリ・チャリティ・コンサートにも参加させていただきました。ひとえにヒューマンな理想に掲げる師匠の人徳によるものです。多くのすばらしい人たちにも巡り合えましたし、愉しい想い出もたくさんもらいました。(^^)

 やがて私は東京での勤務を命じられ、名古屋を去ったのですが、戻るまでの3年間でメンバーはずいぶんと減りました。男性はそれぞれ、仕事のために散りばらになってしまったので、女性メンバーだけが残りました。最初の頃は毎年行われていた定期演奏会も、数年中断したまま。今年は創立10周年ということで、久しぶりに演奏会を行うわけですが、メンバーは最小限で行なわれます。アルペン・ホルンなどのパフォーマンスは一切削り取り、純粋なクラシックのコンサートとして展開しようという、最も単純で、かつごまかしのきかないシュールなプログラムとなりました。お客さんの中には、初めてホルンの音を聴くという人もいることでしょう。どれだけ理解してもらえるのかどうか、ちょっと心配なんですが・・・。(^^;


1月4日(木) 公休日でした。練習する時間は取れたのに、楽器を手にして吹き始めると咳が止まらない・・・。何てことだろう。(^^;ブレス・コントロールもできなければ、練習どころの騒ぎじゃありません。風邪を完全にやっつけないことには・・・。(^^;外へ出たいのは山々ですが、おとなしく家で療養することに・・・。(^^;新聞のテレビ番組欄を眺めていたら、面白そうな映画がたくさんあるので、自宅で映画鑑賞と決めました。

 まずは16:30からNHK衛星放送で、「ザ・ベル・オブ・ニューヨーク」。1951年、フレッド・アステア主演作品。1890年代のニューヨークを舞台に、金持ちのプレイボーイに扮したアステアが、お堅い救世軍の娘、ヴェラ・エレンを追いかけ回すという大騒動で、歌あり、ダンスありの愉しいミュージカル。日本では馴染みが薄いけれど、ヴェラ・エレンの代表作なんだそうです。監督はチャールズ・ウォルターズ。
 アステアはもう完全におじさんといっていい歳なのだけど、映画の中では少年なんですね。この時代のテクニ・カラーはとても映像が美しい。そして昔のヒロインはプロポーションが完璧なんです。体操選手のような逆三角形の背中に、細いウェスト。鍛えられた美しさというか、現代の女性が求めているプロポーションとは、ずいぶん違う感じがします。典型的なドタバタ・ラヴ・コメディで、女性は相手のことを良く思っていなくても、アステアとダンスを踊っているうちに、すっかりメロメロにさせられてしまう、というのがマジックでした。(^^;

 21:00からは、「コンタクト」。1997年、ロバート・ゼメキス監督作品。主演はジョディ・フォスター。地球外の知的生命体との接触を求めて研究を続ける女性科学者。研究には莫大な費用がかかるし、そんなの夢物語と誰も取り合ってはくれません。しかし待つこと10余年。こと座のベガ惑星から、地球人とのコンタクトを求める電波が発信されたのです。その内容は、空間移動装置の設計図。それに乗ってベガまで来いというのでしょうか・・・?
 2時間半という超大作ですが、ヒロインの少女時代から順を追って展開していくため、見せ場までが恐ろしく長い。リアリズムに徹しているため、SFXの見せ場はまったくありません。クリントン大統領(本物かな?)まで登場して、世紀の大発見も危うく政治の力に押しつぶされそうになったり、テロリストの妨害を受けたりと、人間のドラマに終始しています。テレビでは吹き替え版ですが、ジョディ・フォスターの魅力は全編に溢れていたと思います。ただし、SF映画ファンには恐ろしくつまらない映画ではないかしらん。天才科学者のハッデン博士役として、ジョン・ハートが登場します。「エレファント・マン」しか知らない私は、素顔を見るのは初めて。(^^;スキン・ヘッドに大きな眼鏡。優しい眼差しは、何だかダライ・ラマを思わせるのでした。

 深夜23:50からは、「ピアノ・レッスン」。1993年オーストラリア映画。ジェーン・カンピオン監督作品。クラシック・コーナーでも、マイケル・ナイマンのサントラ盤は飛ぶように売れましたが、映画の方はまだ観てなかったのです。気持ち悪い映画だよ・・・という噂だけは聞いていましたが・・・。(^^;
 19世紀半ばのニュージーランドに、経済的援助を求めて嫁いできた未亡人の愛。夫を落雷で亡くしたショックから言葉を失っています。新しい夫となる男は、未開の土地を買い占めようと躍起になっているエゴイスト。周りはまだ、原始人さながらの生活を営んでいるマオリ族ばかりだし、降り続く雨、泥んこばかりで何もない僻地で彼女のよりどころとなるのは、幼い娘と夫が残してくれた1台のピアノだけ。そして彼女に惹かれた現地の男は、夫から彼女のピアノを買い占め、黒鍵の数だけ、自分を愛するよう強要するのですが・・・。
 何だか極限状態に置かれた人間の愛と性を描いているという感じでした。法律上の夫として、受け入られない愛に苦しむエゴイストと、優しい獣のように、したたかに迫ってくる男。この世に2人しか男がいなくて、どちらかを選ばなければならないとしたら、これはもう究極の選択ですね。(^^;

 最後は邦画でした。深夜2:15から、大林宣彦監督作品の「SADA」。1997年度作品。黒木瞳、片岡鶴太郎主演です。阿部定といえば、「愛のコリーダ」。例の事件ばかりがあまりにも有名で、恐ろしい女のように思われているけどそうじゃない。現存する写真で見るさだは、とても優しい表情をしているし、刑務所では模範囚として、懲役6年のところを5年で放免となっている。他に残っているのは警察の取り調べ調書くらいのもので、その後の消息はつかめないけれど、大林監督はさだを可愛い女として描いてみたかったようです。
 性と愛の遍歴といえば、いやらしくしか聞こえないけれど、さだにとって、男はいつまでも可愛い子供。実にユーモラスに描かれています。あくまでもフィクションではあるけれど、案外これが真実ではないかしらと思わせてしまうところがすごい。お得意のストップ・モーション、部分モノクロ映像、サブリミナル効果もふんだんに使用されています。

 1日に映画4本というのもちょっとやりすぎかも。(^^;最後の方は持ちかえった仕事(オーダー用紙)を書きながらでしたけれど・・・。FAXを送信していたら夜が明けてしまいました。(^^;


1月3日(水) 初夢は悪夢でした。(^^;私の夢によく出てくるパターンは、自分が学生になって、もう一度勉強をやり直すというのが多いんです。(^^;納得しているつもりでも、音楽の道を途中であきらめたということが引っ掛かっているんだろうな。(^^;もっともドロップ・アウトしたことで、”恐いもの知らず”になれた現在の自分があります。そのまま続けていたら、脆弱な少年のまま、成長を止めてしまっていたことでしょう。(^^;

 自分はホルン専攻なのに、夢の中ではヴァイオリン専攻生でした。10代の終わり頃に、いろんな楽器を試してみたくて、2年ほど習ったことがありますが、大人になってからでは難しい楽器だったのですぐに諦めました。個人差はあるけれど、手首が硬くなってしまってからでは間に合わなかったのです。(楽器は手放しました。)

 夢の中では両親が、「コンクールを受けろ!」といって聞かないのです。実際には自分の音大進学に反対し、非道な振舞いまでした父親がですよ?(^^;それをなぜか、もう10年以上、触れてもいないヴァイオリンで?

 「何で?」と聞けば、「入賞するかもしれんから!」。「確かにいちばんの障害は、音楽芸術に無知・無理解だったあんたたちだよ!」と口論になります。こればっかりは価値観の違いというか、永遠に埋まることのない深い溝になっているのです。(^^;世間体ばかりを気にする、学校の教師を父親に持った子供の宿命とでもいうんですか。実際、これが元となって、弟は東京に出たまま戻らないんですが、父親は自分の非を絶対に認めようとはしない。

 そうこうしてるうちに、覆面を被った”権威ある教師”が登場して、父親に説教します。「無駄なことはよせ!」と。「はは〜、そのとおりでございますね。私も実はそう思っていたんですが、こいつがどうしてもと言って聞かないんで・・・。」と、ハナシはいつの間にかすり替えられてしまいます。要するに父親のほうが、自分より精神年齢が低いのです。(^^;

 「ちびまるこちゃん」の作者、さくらももこが、エッセイの中で”ろくでなし”の祖父について触れています。これを読んだ読者から、かなりの非難を浴びました。マンガの「ちびまるこちゃん」には、優しいおじいちゃんが登場しますが、これは作者の憧れなんだそうです。

 結局、音大進学は教員資格を盾にして、経済的援助をもぎ取りました。(騙しです。)今でも友達と話しているときに、話のわかる”普通”の父親が出てくると羨ましく思うし、父親を早く亡くした人からは、「何で?」と聞かれることも・・・。むしろ、自分に良い影響を与えてくれたのは、ホルンの師匠であったり、会社の尊敬できる先輩であったりします。

 ううう・・・。何だか正月早々、重苦しい話になってしまったぞ。(^^;でもまあ、何でこんな夢を見たのかといえば、ホーン・クワイヤー・ナゴヤの演奏会まで、あと2ヶ月を切ってしまっているのですね。(^^;本腰を入れて、練習時間を捻出しなければならないのです。はっきりいって、私以外のメンバーは全員”プロ”なので。(私だけサラリーマン兼業。)明日は公休日だから、しっかり練習しなければ!(^^)


1月2日(火) 風邪っ引きのまま出勤です。(^^;今日、明日と、独りでお留守番。入荷はほとんどないけれど、この時期、名古屋というのは、帰省客が多いんですね。ダブル・ポイント・サービスも手伝って、みなさんしっかり購入していかれました。

 私は昼食を採った後、頭痛に悩まされ、どうも熱が出たようです。代わりの人がいないので、バファリンを飲んで頑張りました。薬が効いてくると頭痛は治まりましたが、強烈に眠い。(^^;しょうがないので、書類の整理ばかりやっていました。でもカウンターの中がきれいになりました。(^^;溜まっていた書類も、ようやく全部目が通せたし。(^^;

 今日は7時に閉店なので、さっさと家に帰ることができました。年賀状の返事も書かなくてはね。(^^;気づいているとは思われますが、日記の書式を変えました。激しい文字の羅列で読みにくいとのお叱りをもらいましたので・・・。敬体(ですます調)で柔らかく、段落も細かく区切ることにしました。ちょっと猫かぶりになってしまいますが・・・。(^^;


1月1日(月) あけまして、おめでとうございます。21世紀がやってきちゃいました。(^^;自分が子供の頃、思い描いていた21世紀のお正月は、月面で迎える予定でした。空中都市から空中都市へ、クリスタル・チューブの中を、エア・カーが飛び交っていて、気象ですら科学の力でコントロールされる時代のはずだったんですけど・・・。(^^;

 まあ、でも現実はこんなもんです。見苦しい話なので、ここでは書きませんが、ヘタに家でじっとしてようなものなら、親との衝突は必至なので、さっさと飛び出してしまいました。(^^;小牧コロナへ映画を観に行ったんですが、ものすごい人!「バーティカル・リミット」を観ようと思っていたのに、入場制限で切られてしまいました。立ち見でもよければ、入場可能ですが、ちょっと風邪っ引きの身体にはツライ。(^^;「ダイナソー」には、吹き替え版と字幕版があるのですが、親子で観に来た人たちは、圧倒的に吹き替え版。人気のない字幕版はそれほど混雑していなかったので、いい席に座ることができました。ラッキー!(^^)

 「ダイナソー」は”DINOSOUR”(ディノ・サウルス)のタイトルどおり、恐竜の映画です。アメリカ人は昔から恐竜が好きで、同タイトルの映画を含め、人形アニメの時代からたくさんの恐竜映画を作ってきました。なかでも画期的だったのは、「ジュラシック・パーク」で、CGによる恐竜はあまりにも見事。それまでの人形アニメーションを吹き飛ばしてしまいました。

 この「ダイナソー」も登場するのはCG恐竜たち。これまでの映画と違って、人間は1人も登場しません。しかも実写を使用しているのは背景の一部だけで、登場する恐竜、キツネザルすべてがCGで作られています。ユニークなのは、”知恵ある恐竜”を描くため、どことなく絵画アニメ的な部分を残してあり、リアルさとファンタジーが見事にミックスした映像に仕上がっていました。全編、息を呑むほど美しい映像に満ち溢れていましたね。(^^)


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