2001年8月の日記

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8月31日(金) 映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」を観に行きました。リュック・ベッソンの最新作です。監督はクリス・ナオンという新人ですが、脚本をリュック・ベッソンが手がけているし、ベッソン流ともいえる映像を踏襲して造られていることは確か。よくわからないのですが、こういうのって多いですよね。有名監督が製作者として君臨し、現場監督は別の人が行うってこと。(^^;

 さて、映画そのものはたいへん面白かったのでした。私としては久々の大当たりですな。(^^)「レオン」に似てなくもないですが、中国のカンフーと鍼(はり)を組み合わせたところがGOOD!(^^)シュールさと娯楽性がうまくミックスされています。クリス・ナオン監督はいい仕事をしてくれたといえましょう。完璧!(^^)

 あらすじを書いてしまうとつまらなくなってしまうので、ぜひ映画館でご覧ください。(^^)ジェット・リーって、鼻の頭に凹み(キズ)があるんですよね。普通なら整形して直しちゃうんでしょうけど、それさえも自分の個性としてアピールできるだけのパワーがあるんです。ブリジット・フォンダも上手いし、チェッキー・カリョの強烈な悪漢ぶりも凄いです。

 最後に、タイトルの「キス・オブ・ザ・ドラゴン」(龍の接吻)とは、絶対に鍼を刺してはならない人間の急所。首の後ろにある部分ですが、宮部みゆきのミステリーでは”ぼんのくぼ”として解説されています。浦沢直樹の「MASTERキートン」にも出てきますよね。(^^)


8月30日(木) 公休日。父がいよいよパソコンを購入するというので、ジョーシン電機に同行しました。もともと文学志望だった父ですが、現在は教職を引退して悠々自適。弟が東京でフリー・ライターをしているので、原稿をよく依頼されるのです。

 今までワープロを使っていたのですが、FAXで送った原稿をタイプし直すのは時間のムダですよね。(^^;ワープロでは電子メールが使えないので、DOSフォーマットに落としたフロッピーを私によこし、私のパソコンから弟のパソコンへと電子メールを送っていたのでした。

 ところがNECのワープロ”文豪”は、専用のDOSフォーマットを用いているので、私のIBM”Aptiva”とは相性が良くないのです。電子メールを送った後で電源を落とそうとすると、必ずフリーズを起こしてしまうのでした。そんなわけで、私はこの作業を極端に嫌っていたのです。(^^;

 人を頼らず、自分のことは自分でやりなさい!(^^;父専用のパソコンを購入するよう薦めたのは私です。(^^;我が家では父子関係が完全に逆転しております。(^^;

 結論を言うと、いちばん廉価な機種で充分なのです。CDレコーダーなど永久に使いこなせないでしょう。パソコンの世界は日進月歩なので、3年前に¥200,000もした私のパソコンより、現在の¥100,000の機種の方がはるかに高性能です。(^^;

 SOTECはサポート体制に問題ありありなので、いちばん廉価なデスクトップ、IBM”Aptiva”を薦めたのですが、今年のモデルはデザインが真っ黒。”真っ黒は嫌だ”と父はのたまいます。デザインより経済性を重視したいところですが、確かに黒いキーボードは、老人にとって見やすいものではないでしょう。(^^;ノートパソコンの代表機種には、”ThinkPad”がありますが、これもキーボードは真っ黒。おまけにフロッピー・ドライブが別売とあります。初心者にはフロッピーが必要なんですよね。(^^;

 父はパソコンのスペックに無知なので、デザインのかっこいい機種に目がいきます。そりゃ確かにかっこいいですよ。CD-RWとDVD、音楽&映像編集機能つき¥220,000?だけどそんなの必要ないでしょう!宝の持ち腐れ、ダダをこねるんじゃありませんってば!(^^;しかし、改めてよく見れば、明るくて見やすい液晶画面と、暗くて見にくい液晶画面があることに気がつきました。老眼鏡のお世話になっている父には、重要な問題だったのです。

 販売員さんと相談して条件を考慮すると、CD-Rなし、フロッピー・ドライブあり。液晶画面デスクトップよりはノートパソコン。以上の条件で、できるだけ安い機種。(^^;条件に叶ったのは、SHARP”Mebius”(ノートパソコン)でした。¥169,800だけど、¥160,000まで負けてくれるといいます。”ThinkPad”は¥139,800ですが、フロッピー・ドライブを買い足すと¥149,800になってしまいますよね。(^^;それに”Mebius”はデザインがシルバーなので、キーボードが見やすい。そしてさらに大きなメリットがありました。(^^)

 液晶画面が、他社のどのパソコンよりも明るくて見やすいことです。さすが液晶のSHARP!(^^)比較してみると、”ThinkPad”の液晶画面など、むちゃくちゃ暗くてどんよりしています。関係ないけど、”ThinkPad”のキーボードの真ん中にある赤いポッチ(コントローラ)って、かなり使いづらいですよね。よ〜し、予算オーバーだけどSHARP”Mebius”に決定っ!(^^)

 今回の買い物で感じたことは、パソコン・メーカーの優劣が既に変化してきていることです。2年前はIBMがリーダーでした。今でも万全のサポート体制を誇ってはいますが、”Aptiva”&”ThinkPad”の両機種が、それほど魅力あるものではなくなってきています。廉価で高性能な機種を提供していたGATEWAYが、日本から撤退するという話も聞きました。東芝”DynaBook”は”ThinkPad”をしのぐ人気ですが、会社全体としては落ち込んでいます。大容量HDDが自慢のデスクトップ、SONY”VAIO”は、ノートに押されてしまった感があります。


8月29日(水) メーカーさんから映画の試写状を頂きました。「ラッシュアワー2」。ジャッキー・チェン、クリス・タッカーのコンビ最新作です。仕事をさっさと済ませて、名駅の”グランド1”へ。

 招待客は2階席へと案内されました。適当な席を探して、どっかと腰を降ろしたところ、”お久しぶりです”という声が・・・。(^^;ああ、ユニヴァーサルの前担当者、Oさんだ。レコード会社のセールスさんは、長くて半年、短いときは3ヶ月で交代してしまうのです。”1年半ぶりくらいですかね・・・私もしぶとく会社にしがみついてますよ”。う〜む、笑えないハナシを振ってくる人だ。(^^;

 見かけはダンディーな紳士なのですが、この人、仕事的には”うっかりさん”。協賛金か何かの約束を守らなかったことがあって、ギュウギュウ絞り上げたことがあるのです。(^^;(わたしゃ鬼です。)担当を外れてからは、あまり会いたくない人だったんですよね。(^^;

 さて、「ラッシュアワー2」。見せ場もたくさんあって、ばかウケであろうこの映画。もちろん楽しかったのですが、何かが引っ掛かるのです。(^^;チャン・ツィイーは、冷酷なマフィアの女を見事に演じきってすばらしい。”本当に恐い女だ”と思わせてしまうよねえ。(^^)演技派、ジョン・ローンも無茶苦茶うまいし、ロセリン・サンチェスもなかなかのもの。(^^)問題なのは、シュールな演技派俳優に囲まれて、主役のジャッキー・チェンが見劣りしてしまうことでした。(^^;

 親友のカーター(クリス・タッカー)を爆弾テロで失ったと思いこんだ、リー捜査官(ジャッキー・チェン)。(実は爆発の直前に、カーターは外出してしまったのでピンピンしているのですが、刑事という職業に就きながら、遺体の確認を怠っているという矛盾!)(^^;今にも泣き出しそうな顔で、自動車を運転しているけれど、やがてラジオから流れる軽快な音楽に合わせて首を振り、いつまでもクヨクヨしているわけにはいかないと、ニコニコつくり笑いをするのでした・・・。

 上記のシーンはかなりのロング・ショットですが、本当に演技が下手だと思ってしまいました。(^^;ひいき目で見れば、苦境に立たされたとき人間というものは、案外とんちんかんな表情しか出せないのかもしれませんが・・・。(^^;他の人はどう思ったのか、意見を聞いてみたいものです。(^^;

 それから、登場人物のエピソードが、ほとんど描かれていないのです。リー捜査官(ジャッキー・チェン)が、命令違反まで犯してマフィアのボス、リッキー・タン(ジョン・ローン)を敵とする理由。それだけは、ほんの短い独白で語られています。(^^)しかし冷酷なマフィアの女、フー・リ(チャン・ツィイー)は、なぜ執拗に職務をまっとうしようとするのか?それについては何も描かれていません。(^^;

 派手な見せ場はたくさんありますが、外面的な効果ばかりにとらわれすぎたのでしょうか?あるいは前作「ラッシュアワー」を観ていたなら、すんなりと溶け込めたのかもしれませんが・・・。

 ブレット・ラトナー監督といえば、「天使のくれた時間」がありました。美しいストーリーと、ニコラス・ケイジをはじめとするすぐれた俳優陣。ところが”それなり”で終わってしまった感がありました。いえ、見どころもたくさんあったんですけどね。何が足りなかったんだろう(^^;


8月28日(火) 今月の返品当番はクラシックなのでありました。”そんなの部下にやらせればいいじゃん!”とは言うけれど、平日は2人しかいないのだから・・・。(^^;そいでもって、アルバイトは1日に3時間レジに拘束されているのです。つーことは、やっぱり私がやらないといけないのか。しかも接客しながら・・・。(^^;

 不良返品・・・。そりゃ、返される側は不愉快に決まっています。だから、必ず事前にアポを取っておかなくてはなりません。そして商品には、理由をメモ付けしなくてはいけないのです。これは周知のはずなのですが、最近目まぐるしく従業員が交代したために徹底されていません。お〜い、やることにはキチンと筋を通そうよ。(^^;


8月27日(月) 古くからの常連さんが来店しました。悪い人ではないのですが、ちょっと困り者。買い物依存症というやつですな。この日も¥20,000ほど購入されました。同じCDがダブることもしばしばなのに、「探すのが面倒臭いから買っちゃうんだよ。ワハハハハ!」って、アンタ。(^^;

 「今日は\20,000も買ったんだから、何か”おまけ”をくれよ。」とのたまう。「こないだ買った店では、ジャズのサンプルをたくさんくれたぞ。おい、何でもええわ。余っとるのがあるだろう。気持ちの問題なんだからさあ。」

 お客さんとはいえ、この、あつかましい態度。気持ちの問題とは何たる言いぐさ!(^^+この人、実は名古屋1号店でも、サンプルねだりをするので、要注意人物として登録されているのです。(^^;

 カレンダーや粗品を差し上げることはありますが、商品と同じ内容であるサンプル(試聴盤)は、差し上げられないのです。(^^;”エサをやるべからず!”顧客確保のために、サンプルをバラまいている店があるのかもしれません。こんなやり方はアン・フェアといえますが・・・。(^^+

 CD販売とは、レコード店が利益を得るだけでなく、製作者(アーティスト)にも、印税が支払われなければならないのです。サンプルは販売促進物であり、使用後に回収を請求するメーカーもあるくらいです。(^^;サンプルをお客さんにあげてしまうと、その分、販売の機会を失っていることになるのです。もちろんアーティストに印税は支払われません。

 この人に限らず、”自分だけが特別な優遇を得たい、それは当たり前のことで、相手が嫌な思いをしようが関係ない。”こんな風に考えている人はいっぱいいるのですが・・・。(^^;


8月26日(日) 会社帰りに名駅の構内を歩いていたら、コスプレ・ギャルを見てしまいました。4人のギャル(たぶん10代)が、看護婦さんの白衣を着ているのです。ナース・キャップこそ被っていませんが、白衣の裾からにょきっと伸びた長い脚は編タイツ、厚底ブーツを履いているではありませんか。(^^;

 そのうち2人は淡いピンク色の白衣で、薬局の美容員さんかとも思いましたが、やはり違います。レンズ付きフィルムを取り出して、記念写真を撮り始めたのです。お〜、しかも2人は床に腹這いになって頬杖をつき、”ルンルン”ポーズをとっているじゃありませんか!こいつら何者やねん。(^^;

 写真に拘っていない1人は、ロング・サイズのコイン・ロッカーを開き、お尻を入れて一休み、頬杖をついています。身体が細いからこそできる芸当ですな。そのままコイン・ロッカーに閉じ込めてしまうことも可能でした。(もちろん、そんなことはしませんが・・・。)(^^;

 ちょ〜天然ギャルたちは、人目なんかぜんぜん気にしません。愉しそうに笑っています。そのお気楽ぶりが、何だか羨ましくもありました。オツカレサマ。(^^;


8月25日(土) 万引きオヤジ現る!白い帽子を目深に被ってやってきました。内線で連絡を取り合って徹底マーク!(^^+今日は鞄を持たずに手ぶらで来ているのですが、お目当てのCDを選ぶと、クラシック・コーナー横の特設ステージに移動しました。そこではクリアランス・セールが行われていたのです。

 クリアランス・セールというのは、売れ残った商品を50%オフで販売しているのです。オヤジは手に持ったCDを、クリアランスのワゴンに混ぜてしまいました。今度はいったんワゴンを離れてジャズ・コーナーへ移動、雑誌を立ち読みしています。・・・と、思ったらワゴンへ戻ってきました。

 クリアランスのワゴンに、クラシックのCDは含まれていません。オヤジは”50%オフ”のステッカーを商品から剥がし、自分のお目当てのCDに貼り付けようとしていたのです。ところが一部始終を見ていた店長は、オヤジがワゴンを離れた隙に、細工しようとした商品をワゴンから抜き取りました。

 そうとも知らず、オヤジはワゴンの中を探し回っています。へっ、ザマーミロ。今回は万引きではなく、販売価格を細工しようと試みたわけですな。おおむね犯罪者というものは、商品を移動させ、目立たない場所に持っていくものなのです。それに輸入CDのプライス・タグや、値引きステッカーを貼り替えるのもよくあるパターン。

 今回は諦めて帰ったようですが、奴は必ずまた現われます。行動は明らかに犯罪をほのめかしています。(それにしてもマヌケだが・・・。)マークされていても、”堂々としていればバレない”とでも思っているのでしょうか?絶対に警察へ突き出してやるぞっ!(^^+


8月24日(金) 歯医者さんへ定期検診に出掛けました。いつもどおりのクリーニング。左上の小臼歯は、9月に手術を施すこととなりました。担当の看護婦さんは美人ではないけれど、愛嬌のある顔立ち(鼻が上を向いている)だな?と思って見ていたら、診察室を出る瞬間、ボディ・ランゲージで”ゴメンナサイ”をされました。

 き、気のせいだよね。(^^;何も喋ってないのに、こういうのってアリ?(^^;私は”放射テレパス”(サトラレともいう)なのか?(^^;それとも自意識過剰?ご、誤解ですってば!(^^;

 家に帰れば昨日の続き。ぐーぐーと眠りこけました。(^^;


8月23日(木) 公休日。夏バテ療養中。朝寝坊をして食事を摂り、少し横になったと思えば寝息を立てている。午後からはビデオで映画を観ようと思ったけれど、睡魔が襲ってきて挫折。夜の9時頃、ようやく起こされました。

 あやうく過労死するところでした。三途の川の一歩手前まで行ってきたような。(^^;眠っていたら身体が動かなくなり、目覚めようとしても目覚めない。やがて暖かい毛布に包まれて、担架に乗せられました。離れから母屋に移されましたが、なぜか2階からフルートを練習する音が聞こえます。プロコフィエフの「ピーターと狼」。小鳥を表わすフルートの速いパッセージですが、指がもつれて吹き切れていません。「何だ、全然ダメじゃん・・・。」そう言おうとするけれど声が出ない。フルートを吹いていたのは誰だったんだろう。そうこうするうちに浮遊していた精神は、ストンと身体の中に落ちました。

 ちなみに、これは夢ですよ。本気にしないよ〜に。(^^;


8月22日(水) 台風真っ只中だというのに会社は休めません。幸い雨ばかりで、風はないということで、電車も平常運転しているらしい。それでも用心をとって、いつもより1時間早く出掛けました。結果・・・。やはり1時間早く着きました。喫茶店で時間を潰すことに・・・。(^^;

 台風は昼過ぎに通り過ぎてしまい、帰る頃には晴れ上がっていました。三省堂に寄って書籍を物色していたら、興味をそそる本が一杯!全部購入してしまったぞい。出費出費!見つけた時に買わないと、後で入手できなくなるもんね。

 「星闘士星矢大全」(SAINT SEIYA ENCYCLOPEDIA) 集英社
 「R.P.G.」 宮部みゆき著 集英社文庫 ※文庫本書き下ろし新作
 「千と千尋の神隠し」を読む40の目 キネ旬ムック
 「千と千尋の神隠し」千尋の大冒険 別冊COMIC BOX VOL.6
 「オペラのすべて2001」 ONTOMO MOOK 音楽の友社

 こんな一度に購入したって、全部を読むのは大変!ちなみに「千と千尋」関連の2冊は、ものすごい情報量です。(^^;”キネ旬ムック”は、本編を外と内から鋭く突っ込んでいるし、”COMIC BOX”の方は、製作現場からの情報が目白押し。映画も凄いんだけど、この2冊も恐るべきエナジーに満ちています。

 とりあえず、「星闘士星矢大全」から。つい最近、コミック文庫が全15巻揃ったと思ったら、解説&キャラクター辞典ともいうべき本が出てきたのです。マンガもアニメも10年以上前の作品だから、”再版”なのでは?と思ったけれどトンデモナイ。奥付には、2001年8月22日第1刷発行とあります。信じらんねーよ。うむむ、それにしても恐ろしく巨大な小宇宙(コスモ)を感じるぞ。(^^)

 キャラクターの数が多いので、解説を読むのがとても愉しい。パロディのコーナーで、”聖闘士ファンクラブ”なんてのもある。若干、文章は舌足らずだが、”ギリシャ神話講座”なるページもあって、物語のルーツをも探ることができるのだ。たかだか190ページの本だけど、じっくり読もうとすれば2時間はかかるよ。(^^)


8月21日(火) 台風11号接近中!ってなわけで、急遽6時閉店となりました。この日の売り上げは惨憺たるもの。(当たり前だ!)とりあえず、早く帰れるのはありがたいこっちゃ。(^^)脳天気な私は、台風のことなんか、まるで考えてはいなかったのでした。

 家に帰ってから、WOWOWで映画を観ました。「クッキー・フォーチュン」1999年アメリカ映画。ロバート・アルトマン監督。面白いかどうか分かんないけれど、観てみようと思ったのは、キャストが、グレン・クローズ、ジュリアン・ムーア、リブ・タイラー、クリス・オドネル、チャールズ・S・ダットン、パトリシア・ニール他、という錚々たる顔ぶれだったこと。

 日本で公開されたときは、どれくらいの興行成績を上げたのかしらん?ストーリーは、およそ一般受けしない地味なものでした。しかし役者が揃っているので、映画好きの人たちはそれなりに楽しめるんですけどね。

 ミシシッピ州の小さな町、ホリー・スプリングス。この平和な町で、最近少々ボケ気味だったクッキー婆さんが拳銃自殺をしました。”先立たれた夫のところへ旅立ちます。”そんな書き置きを残して・・・。

 ところが、横たわるクッキーを最初に発見したのは、意地悪で欲深な姪のカミール。”自殺は一族の恥”と、お頭の足りない妹のコーラをたぶらかして、強盗殺人をでっちあげます。クッキーの家と宝石を、我が物にしようとしたわけです。

 警察の指紋照合から、これまで家族同様にクッキーの世話をしてくれていた、ウィリスおじさんに殺害の容疑がかけられます。クッキー婆さんが愛した家出娘のエマ(コーラの娘)は、ウィリスの無実を晴らそうとするのですが・・・。

 ここ数十年、何も事件が起きなかった田舎町。住民は皆、顔見知りだし、平和そのもの。警察の捜査もノンビリしたもので、”ウィリスは殺っていないよ。だって釣り友達だもの。”そういいながら牢屋の中で、スクラブル・ゲームに興じるのでありました。(^^;この映画、心の穏やかな人にお薦めします。(^^)

 さて、録画しながら観ていたのですが、さすがのBSも台風の豪雨には耐えられず、ところどころで雨ノイズがっ!この特性だけは、地上波に劣るんですよね。あ〜あ、録り直しやっ!(^^;


8月20日(月) 未遂に終わってはいるけれど、1度目撃されているのだから、もうしばらくは来ないだろう。などど考えていたら現われました。”万引きオヤジ”が!(^^+しかもいちばん忙しい時間帯にです。東京の業者さんと接客している最中。哀しいかな、クラシックのフロアには私1人だけ。接客しながら目を離さないようにはしていたのですが・・・。(^^;

 業者さんが帰ると、立て続けに2人のお客さんから問い合わせ。電話の内線も鳴っています。くっそー、身体はひとつしかないんだよ。他のフロアのアルバイト君に、内線を回すヒマさえありません!ああ、やっと終わった。え、「ちょっとお聞きしたいんですが?」って誰?(^^;

 うぇ〜つ、”万引きオヤジ”じゃないですか!「SONYから出ていたブルーノ・ワルターの輸入盤はもう入らないんですか?」だと?てめえがワルターの名を口にするなんざ冒涜なんだよ!思わずそいつの髪を引っ掴み、頭をPタイルの床に叩きつけ、側頭部を踵で踏んづけてやりたくなりました。(過激な想像でゴメンナサイ。そんなことはできません。)(^^;

 「輸入盤のシリーズは、途中で企画倒れしてしまったので、もう取ってないんですよ。国内盤の方が種類も豊富ですしね。」疑わしきは罰することもできず、平静を装って接客しています。後で似顔絵が描けるよう、人相を網膜に焼きつけました。「廃盤にはなっていないので、お取り寄せもできますよ。」と言えば、「また考えてから、注文するかも知れません。」とのらりくらり。(そんならわざわざ訊くなよ!)ああ、やっと出て行きました。今日は何も取られずに済んだな・・・。(^^;

 しかし、エスカレーターの降り口で、セキュリティ・ゲートが反応したのです。ピピピッ!だけど何事もなかったかのように、エスカレーターを降りていく。しかもエスカレーターに乗っているのは彼1人ではありません。万引きを断定することができないし、もし走り出したりしたら、お客さんが将棋倒しになる恐れもあるのです。(危険な追いかけは禁じられています。)

 結局、今回は捕捉できず。はらわたが煮え繰り返るほど悔しい思い!さっそく似顔絵を描いて、バックルームに掲示しました。99.99%、奴はクロです。(^^+


8月19日(日) よく来店される常連さん。50歳くらいでしょうか?初老の紳士です。私もしばしば、品物の問い合わせに応じることがありました。しかしこの人、なぜか?問い合わせはするけれど、個人注文や、お取り置きを促しても応じません。「そのうち入荷するでしょう?」(しないっちゅうの!)「また来るからいいですよ。」(売り切れても知らんぞ!)(^^;おどおどした態度が妙だったのですが、その理由がわかりました。

 ”万引きオヤジ”だったのです。というのは、私の公休日に来店して、”クナッパーツブッシュの指環”(14枚組ボックス・セット)のセキュリティ・タグを剥がしているところを、アルバイト君に目撃されたのです。その日は何も取らずに帰ったようですが、どうも前々から悪事を働いていたフシがあります。そう、個人注文や、お取り置きをすれば、名前と電話番号が割れてしまうからです。

 お金に不自由している雰囲気ではない、これは病気ですな。こういったケースは過去に少なからずありました。ハッキリいって迷惑です。(^^;さっさと警察に突き出されて、懲戒免職にでもなるがいい。老いた母親はノイローゼ、奥さんは子供を連れて家出。一家離散でも何でもなるがいい。手首を切ったって私は傷つかないぞ。(^^;しかし、悪い奴ほど、保釈金を支払ってのうのうと出所するのかもしれませんね。(^^+


8月18日(土) 昨日の深夜、CBCで映画「クロスファイア」が放送されていました。私の部屋のAV機器は、BSしか受信できないので、母屋に設置してあるビデオで留守録画。今日、帰宅してから、それを観たわけです。しかし、久しぶりに民放で映画を観るとびっくりするなあ!紺のバックに、”えいが占領計画”という文字が出たかと思えば、いきなり映画が始まってしまいました。(^^;15分ごとに挿入されるCMの、気分が削がれること。(^^;いくつかのシーンでカットがあるし、シネスコは両端が切られてしまうので、広がりが感じられません。(^^;

 おっと、映画について触れないままじゃないですか!この作品は昨年6月に劇場で観ているのです。なかなかよくできた映画ですよん。主演の矢田亜希子さんはキレイだな〜!(^^)金子修介監督は、女優さんを舐めまわすようなカメラワークで撮っていくのです。また、観客が登場人物へ感情移入できるよう、理論をしっかり構築しています。(^^)

 ふだんS-VHSを使用しているので、たまに普通のビデオで録った日にゃ、画質の粗さが眼に沁みるなあ。(^^;燃え盛る炎の輝きは、まったく再現できていません。WOWOWで放送してくれないのなら、DVD買っちゃおうかなあ?(^^;


8月17日(金) 家で久しぶりに、ホームページのメンテナンスを行っていました。しばらく放ったらかしにしていましたから。(^^;夕方からディスカウント・ストアに出掛け、下着と靴下を買い揃えました。もちろん安物。(^^;年に1度くらい、まとめて購入しては、取りかえるのです。

 友達の家に遊びに行く約束をしていたのですが、細君が肝臓を悪くして入院したのだと聞きました。奥様はいつも私のホームページをチェックしてくださってたんですよね。(^^)友達は台所やら、洗濯物でてんやわんやだったのでしょう。「バテた〜!」と音を上げていました。とりあえず、果物を持って挨拶まで・・・。

 自覚症状はまるでなく、本人は元気だと聞いてひとまず安心。(^^;2週間ほどの短期入院だそうです。早くよくなってくださいね。(^^)


8月16日(木) ビデオでホラー映画を3本観ました。まず「ドラキュラ伯爵」。1971年イギリス映画。続いて「吸血鬼ノスフェラトゥ」。これは1922年、ドイツのサイレント映画。そして3本目は「ノスフェラトゥ」。1979年西ドイツ、フランスの共同製作で、先の映画を忠実にリメイクしたもの。

 「ドラキュラ伯爵」(1971年イギリス映画) ブラム・ストーカーの原作を、イタリア人のジェス・フランコ監督が忠実に映画化したもの。ドラキュラ映画は数多くあれど、ほとんど改編されたものばかりだから、オリジナルのストーリーを知ると、意外に地味〜な印象を受けてしまうのは仕方あるまい。(^^;CG-SFX&デジタル・サラウンドに慣れてしまった私には、何の恐怖も驚きも感じられません。(^^;主演はドラキュラ俳優、クリストファー・リー。ヘルシング教授の精神病院で、ドラキュラに心を奪われた患者レンフィールドをクラウス・キンスキーが演じています。後に彼は、1979年の「ノスフェラトゥ」で主役に大抜擢されるのですが・・・。

 私はむしろ、1950〜60年代に作られたハマー・プロダクションの作品の方が好きだなあ。ピータ・カッシング演じるヘルシング教授がいいんです。どうやら原作だと、ヘルシング教授はあまり活躍しないのね・・・。(^^;

 「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922年、ドイツ映画) 世界初の吸血鬼映画は、ドイツで作られました。サイレント(無声)映画です。原作はブラム・ストーカーですが、舞台はドイツに置き変えられ、吸血鬼が伝染病(ペスト)を街に運んでくるという設定になっています。伝承を現代風に解釈すれば、むしろこの方がリアルじゃないですか?

 ドラキュラはオルロック伯爵と名前を変え、白塗りのスキン・ヘッド。尖った耳に前歯が2本、ネズミのように伸びています。ペストを運ぶネズミのイメージでしょうか?両手には長く伸びた爪。旧い作品ではありますが、影の演出がすばらしい。(^^)惜しむらくはフィルムのピッチが合ってないことで、やけにギクシャク、ちょこまかした動きはもう少し上手く編集できなかったのかしらん。(^^;

 マックス・シュレックの鬼気迫る演技は見事なもので、当時、彼は本当の吸血鬼ではないのかと噂されました。この話を膨らませたのが、間もなく公開される「シャドウ・オブ・バンパイア」です。シュレックは撮影が始まったら、衣装、メークとも吸血鬼のままで通すというのです。何という役者魂!撮影中は食事も採らず、コウモリを捕まえては血をすすり、隙あらばスタッフの首筋に食らいつきます。「シュレック、撮影が終わったら主演女優を君にくれてやるよ。だから今は我慢してくれ!」先日、映画館で予告編を観たのですが、これは絶対観逃せません!(^^)

 最後は「ノスフェラトゥ」(1979年西ドイツ、フランスの共同製作)です。主演はクラウス・キンスキー。1922年の映画をカラーでリメイクしたものです。さすが、映像が美しいですね。ストーリーは1922年版とほぼ同じですが、旧作がサイレントだったために、舌足らずに終わった部分を肉付けしています。ここでは”オルロック伯爵”ではなく、”ドラキュラ”と名乗っているところが意外だったりして。(^^;テーマは”愛”でしょうか?クラウス・キンスキーが美貌のイザベル・アジャーニから血を吸うシーンなど、哀切極まりないものがありました。


8月15日(水) ホルンの練習日だったので、有給休暇(夏休み)を当てました。久しぶりの練習だったので、前夜は楽器のメンテナンスをして臨んだのですが、唇がいうことをきかない。マウスピースを当ててもまったく音が出なかったのです。ぜんぜん練習できていないのだから、当たり前か・・・。(^^;

 休暇なのに午後から出勤。週末までに、次回セール用のオーダーを提出しなければならなかったので。(^^;それから、価格変更データについて疑問があったので、本社MD本部に電話をかけて大喧嘩。ま、そいつに直接、文句を言ったって、しょうがないことではあるのですが・・・。(^^;

 たった1枚の書類が、現場(店舗)にどれだけリスクを負わせているのか、何も考えていないのです。しかも全部事後承諾。(^^;だっておかしいでしょう?CDショップの仕事といえば、1.商品入荷、2.店頭陳列、3.接客業務、4.レジ業務、5.商品発注。それで完結してしかるべきなのに、不完全な商品管理システムのためにシミュレーションを強いられるなんて。(^^+

 夜は名駅の”ゴールド劇場”で、中国映画「山の郵便配達」を観ました。める友さんに、”なかなかいいよ”と教えてもらったのです。(^^)されど、「山の郵便配達」。こんなシブイ題材を映画化するなんて、中国ならではじゃないですか?館内は人もまばらだったけど、世界各地の映画祭で最高位の賞を取っているのです。(^^)

 1980年代初頭、中国湖南省の山岳地帯。村から村へ、2泊3日で140kmの山道を歩いて、郵便を配達する男がおりました。20年以上も配達を続けてきましたが、少し前から脚を悪くして、局長の薦めで引退することとなりました。彼には立派に成長した息子がおり、配達の仕事を引き継ぐことになっていたのです。

 いよいよ今日が初仕事。息子は1人で出掛けるつもりでしたが、道案内をするはずだった犬の”次男坊”は、父親が一緒でないとどうしても動こうとしません。仕方なく父親も出掛けることとなりました。山道は険しく、息子は力強く登っていくけれど、ベテランである父はマイペースで歩きます。永く続ける仕事だから、無理をしてはいけないのです。

 配達は集配所だけでなく、何人かの家に直接届けるものもあります。眼の不自由なお婆さんは、いつも孫の手紙を心待ちにしています。ところが孫は、為替を送ってよこすだけで手紙を書かない。配達人の父はいつも、即興の手紙(白紙)を読んで聞かせていたのでした。

 山を下って田園地帯に入ると、あぜ道で美しい村の娘に出会いました。「これがいつも話していた息子だよ。」父が紹介すると、「今日は村で結婚式があるの、ご馳走を食べていってね。」と家に招待してくれました。楽しそうに踊っている息子と村の娘。そんな2人を見て、父も昔、母と出会った頃のことを思い出していたのでした。

 郵便配達・・・、単純ではあるが厳しい仕事です。2泊3日の旅を終えると、家で1日休み、また配達に出掛けるのです。それでも人々は郵便を心待ちにしています。崖から落ちて怪我をしたり、村人に看病してもらったりと、親切に涙したこと幾度か。どんな職業でも、一生懸命貫いてきた人には、感動のドラマがあるんだな。そういう映画があってもいいじゃないですか。(^^)


8月14日(火) 仕事を終えて三省堂書店に立ち寄ったら、「聖闘士星矢」の13・14・15巻が発売されているじゃないですか!”これで全巻揃いました”店員さんの手書きポップの心憎いこと。もう3巻続けて、イッキに読んでしまいましたよ。(^^)

 う〜、すげ〜、最後の戦いは地獄(冥界)と天国(天界)が舞台なのです。お〜、聖矢の背中にペガサスの翼が生えたぞっ!生き別れになった聖矢のお姉さんも登場!”魔鈴(マリン)さん”ではなかったのですね。おっと、読んでない人には、何が何だかわからないよねえ。(^^;このマンガを教えてくれたR子さんにも読ませてあげたいなあ。最近、全然連絡取れないんだけど。(^^;


8月13日(月) 久しぶりのミーティングだったのですが、全社一丸となって、自動発注のプログラムをシミュレーションするということに。(^^;しかし、データ自体は不備だらけなので、High-Lowの設定はバイヤーが打ち込んでいかなければならないといいます。(^^;日常の業務で手一杯なので、そこまでやるゆとりはないんですけどね。(^^;

 クラシックは現在、在庫過剰の赤ランプが出ているので、オーダー・ストップ。というか、基本的にストックを置いていないので、在庫が17,500枚なら、16,800種類のCDを持っていると考えてください。新譜以外は、1枚ずつしか在庫していないのです。

 会社の方針に従えば、かなりの量のストックを在庫せねばならないので、回転率は著しく下がります。それに”データ=過去の実績”なので、2ヶ月前の実績を現在に照らし合わせてみても意味がない。まあ、会社の方針に従わないのなら、辞めてくれということでしょうな。とまれ、この道で10年もやってきた経験者が、そんなものに納得できるわけがないでしょう。これは、”素人でも大きなリスクを負うことなく、在庫を運営していくためのマニュアル”なのだから。


8月12日(日) お昼はラーメンが食べたくなりました。”寿がき屋”のラーメンは安くていいのだけれど、先月食べたお店は、従業員(アルバイト)の調理が雑で、嫌な思いをしたのです。そういえば、松坂屋7階”テルミナ味の街”にも”寿がき屋”はあったのです。あそこなら造りも綺麗だし、周囲はすべて飲食店だから、いい加減な調理では生き残れまい。なるほど、そんなことを考えながら暖簾をくぐりました。

 おや、メニューが違うぞ?通常¥270(税別)のはずのラーメンが¥380(税別)。何と、醤油ラーメンや味噌ラーメン、とんこつラーメンまであるじゃないですか?よ〜く見まわしたら店の看板は、”スガキヤdeux”(ドゥー)と書かれています。そうか、ハイ・グレードの寿がき屋なんだ。(^^)

 本日、試してみたのは、最もスタンダードな”スガキヤ・ラーメン”¥380(税別)。普通の”寿がき屋”ラーメンと違うところは、まず器(どんぶり)が、漆調の黒い器に変わっていること。叉焼が違うこと。脂肪の少ない豚肉の赤身で、大きさも2倍以上はあります。これは美味しい。そして、麺とスープ、メンマ、ネギは普通の”寿がき屋”と同じだったのですが、本当にアツアツのラーメンとして出てきたのに感動しました。

 麺は硬めに茹でてありますが、スープが熱いので食べているうちに歯ざわりが変化します。最後まで充分な熱さが保たれているのは、薄く浮かべたラードのおかげ。スープと麺を合わせるときに、ハイ・カロリー・バーナーで一煮立ちさせたような気もします。

 ハズレのラーメンを食べさせられたことはありませんか?最初から食べ頃で、熱くなかったり、麺のぬめりが取れていなかったり、ひどいときにはくっついていたり。(^^;もともと、”寿がき屋”のラーメンは美味しかったのに、最近、何故か美味しいと感じなくなった。そういう人は、”スガキヤdeux”を試してみましょう。(^^)

 帰りがけに、アンケート・ハガキを1枚貰ってきました。”スガキコシステムズ株式会社 社長室 行”。挨拶、接客態度、服装、ラーメンができるまでの時間、麺の硬さ、スープの温度、等々、実に細かなチェック・ポイントが!さっそく書き込んで投函することにしましょう。テルミナ店は合格です。(^^)


8月11日(土) 最近発売された美しいCDアルバムを紹介。合唱の聖地ともいえるイギリスから届いた、10代の女の子たちによるコラールです。星空に輝くオーロラのようにキラキラしてるんですよね。(^^)

   

   カンタムス/オーロラ
   ワーナーミュージック・ジャパン
   WPCS-11023 定価¥2400(税別)


8月10日(金) 午後から在所の祖母のお見舞い。”宝珠園”という老人介護施設にいるのです。右手と右足が利かなくなってから、もうずいぶんになるのですが、少し前からクレパスで絵を描いています。それも利き腕ではない左手で。お見舞いに貰った花を描き始めたのがきっかけです。

 最初はぎこちなかった絵も、だんだん慣れてくるうちに上手くなってきて、今は余暇の時間をほとんど絵を描きながら過ごしています。そのうち、枚数も増えてきたので、”小牧ふれあいセンター”という施設の2階で展示会をさせてもらいました。とはいえ、ご本人は独りでは外出できません。展示された様子をまだ見ていなかったのです。

 今日は私が自動車を運転し、母と2人で、宝珠園から祖母を連れだし、ふれあいセンターまで連れて行ってあげました。車椅子から、自動車へ移動させるのが2人がかりじゃないとできないんですよ。ふれあいセンターには叔母や叔父、祖母の妹さんが待っていて、久しぶりに祖母と再会したのでした。

 少し前までは風邪をこじらせていて、体調のすぐれなかった祖母ですが、今日は顔色も気分も良く、いきいきとお喋りを楽しんでいました。もう90歳だけど、母方の家系は代々、長寿なのです。祖母の母(大お婆さん)は、百何歳まで生きましたからねえ。(正確にはわからんのよ。)(^^;


8月9日(木) WOWOWで映画「メリーに首ったけ」を観ました。キャメロン・ディアス、ベン・ステイラー主演。

 サエない高校生、テッドが憧れていたメリーは、ただ美人だとかそんなものじゃない。彼女の笑顔は最高なんです。(^^)2人でプロムに出掛ける約束をしていたのに、当日、ズボンのファスナーにアレを挟んでしまったテッドは、病院へ担ぎ込まれてしまうハメに・・・。(^^;その後すぐ、メリーはマイアミへ引っ越してしまったので、テッドは1度のデートも果たすこともできなかったのでした。

 それから13年、いろんな女の子とも付き合ってはみたけれど、うまく行かず。テッドはメリーのことを想い出して、むしょうに会いたくなってしまったのです。ところが彼女は消息不明。住所も電話番号も分かりません。友人に勧められて私立探偵を雇い、マイアミに住んでいる彼女のことを調査してもらいました。

 メリーはまだ独身で、13年前と少しも変わらず、いえ、よりキュートな女性になっていました。ところが調査するうちに、探偵のヒーリーは彼女のことを好きになってしまい、テッドにウソの情報を流して、自分がメリーに近づこうとしたのです。(^^;

 ”彼女は変わった、未婚の母で体重100キロの大デブ。車椅子から起き上がれないみじめな生活。”(^^;もちろんヒーリーのつくった大ウソですが、優しいテッドはそれでも一目、メリーに会って、何か自分が力になれることはないだろうかと考えます。(^^;しかし、親切な医者の友人が本当のことを教えてくれました。”彼女は今もきれいだよ。マイアミで整形外科医として働いているんだ。”と・・・。(^^)

 一目散にマイアミへ向かうテッド。しかし、生まれながらのドジである彼は、途中、殺人容疑で逮捕されてしまうし、その間にも私立探偵のヒーリーは、身分を偽ってメリーに大接近!そして、彼女を狙うイカれた男たちは他にも数知れず。こんなんで、テッドはメリーのハートを射止めることができるんだろうか?そんなドタバタ・ラブ・コメディでした。(^^)

 う〜む、下ネタも満載なのですが。(^^;テッドの想いは純真で、ついつい”ガンバレ!”と応援してやりたくなるのが人情ですな。(^^)キャメロン・ディアス演じるメリーには、障害者の弟がいるのですが、姉弟とても仲良しなのです。ボランティア活動にも情熱を注いでいます。そんな彼女が理想の結婚相手として考えるのは、心が広くて優しくて、弟の面倒を一緒にみてくれるような人。だから彼女は輝いているんですよね。(^^)


8月8日(水) 今日もサービス残業か・・・。月初の入荷予定を提出しなければ帰れないぞ。ってんで、くたくたになって働いていたのでした。(^^;帰り際に店長から、”ねもさん、足痛くしてるんだって、大丈夫?”と、声を掛けられたのは、先日提出した自己申告シートにその旨を記したため。”考えないといけないねえ。”と言われたって、どうにもならんでしょう。(^^;

 まあ、皮肉ではなく素直に解釈しても、業務は変更しようがない。もう会社を辞めるしかないだろうな。そうしないと一生治らないし、何か大きな障害に進行する可能性がないともいえない。職業病とでもいうべきか。身体を鍛えようにも、そんな時間は捻出できないのだから。(^^;


8月7日(火) 身体の調子が悪いです。すぐに疲れてしまうし、集中力がまるでない。(^^;入荷は多くなかったので、さっさと仕事を切り上げ、映画を見に行きました。ピカデリーで、ヴェトナム映画「夏至」を観たのです。

 美しい三姉妹が母の命日に邂逅します。どうやら母には初恋の人がいた。父親以外にも愛した男性がいたらしい・・・。そんな昔話をしている三姉妹にも、今はそれぞれの家庭、夫、恋人があります。

 長女のスオンはカフェを経営し、夫のクォックとの間に子供が1人います。しかし植物学者である夫は、いつも出張ばかり。淋しいスオンは、若い愛人と密会を重ねるのでした。実はクォックにも、出張先の湖畔に美しい愛人と隠し子がいるのです。二重生活に耐えられなくなった彼は、スオンに真実を打ち明けます。

 次女のカインは小説家のキエンと新婚生活。最近、妊娠したばかりなのですが、姉妹にはまだそのことを内緒にしています。夫は小説のアイディアに行き詰まり、サイゴンへ旅行に出掛けますが、機内で知り合った美しい女性と、一夜のアバンチュールをもくろむのでした。

 三女のリエンはまだ独身。恋人はいるのだけれど、2人の仲はあまりうまくいっていない。兄のハイと共同生活を楽しんでいますが、何だか兄さんのほうがお似合い。何とも不思議な三角関係なのです。

 舞台はヴェトナムのハノイ。柔らかな陽光と、風の匂い、雨の匂い、そして水の匂いが漂ってきます。生活は豊かとはいえないけれど、その日その日を大切に、愉しく営む人たちばかり。ハノイの住居は部屋の仕切りがなく、日が照ろうが、雨が降ろうが、窓は開けっ放し。そしてハノイの人たちは、昼寝が上手なんですよね。僅かの余暇があれば、木陰で、シクロ(人力車)の上で、縁台でもスヤスヤと寝息を立てています。何て幸せなんでしょう。(^^)

 自然がすばらしい!澄んだ湖と浮島。(浮かんでいるんじゃないけれど、そう見える。)そして、丸太でこさえた浮かぶ家。美しい愛人とその子供。こんな桃源郷に足を踏み入れたら、クォックならずとも抜け出せなくなってしまうでしょう。”非道徳的”と後ろ指を指されようとも!(^^;いやいや、映画だからそんなことがいえるのか?ともあれ、夏バテを癒してくれる作品ではありました。(^^)

 そうそう、音楽も・・・♪作曲家はヴェトナムのフエ生まれ、現在、フランスを中心に活動しているトン・タ・ティエ(Ton That Tiet)。初めて聞く名前ですが、強烈な個性を発揮しています。1933年生まれだというから、今年でもう68歳になるのか!今まで知られていなかったのが不思議。


8月6日(月) アルバイトの I 君は復帰しました。帯状ヘルペス(発疹)で、4日連続でお休みしていたのです。熱が出たわけではないのですが、右腕が痛くて使えなかったそうです。この病気、ナメてかかると身体左右のどちらかが利かなくなり、ひどい場合には半身不随になる恐れもあるというので驚き!

 昨日、店頭に並べた吹奏楽のマイナー・レーベル”MARK CUSTOM”は、不良盤が多数発生。店頭在庫を1枚1枚チェックしなければならなくなりました。あ〜あ、めんどくさい、300枚もあるんだよ。(泣)何で輸入CDって品質管理が無茶苦茶なのかしらん。返却された不良品を、良品と混ぜて出荷してしまったフシがあります。盤面が白く曇ってかけられないCD。引っ掻いたような傷のあるCD。テスト盤とおぼしきCD-Rも混入しています。(^^;

 ちょっと脱線しますが、CD-Rは商品として販売できないのです。(一部のインディーズ・メーカーには、プレス枚数が少ないので、CD-Rを販売している場合がありますが・・・。)なぜかというと、ラジカセやポータブル・プレーヤーなど、再生できない機種がかなりあるからです。(最近では、CD-RやCD-RWが再生できると謳ったポータブル・プレーヤーもあります。)だから、もし販売するなら”CD-Rである”ということを明記しなくては反則でしょう。

 深夜のNHKBS放送で、映画「あしたのジョー」を観ました。実はアニメじゃありません。70年代に日活が製作した実写映画です。主演は石橋蓮次。実写にしがたいキャラ、丹下段平を辰巳柳太郎が演じていました。え、気持ち悪いのでは?いやいや、こうしてじっくり見てみると、なかなかの役者揃いだし、原作のマンガもアニメも、よ〜く研究されていることに気が付きます。石橋蓮次は、映画のために相当トレーニングしたのでは?引き締まったボクサーの体形をしていました。なるほど、製作者の熱い息吹きが伝わってきます。


8月5日(日) 今日は独りで店番です。先日入荷した吹奏楽のCDを処理していました。”MARK CUSTOM”というアメリカのマイナー・レーベルを揃えてみたのですが、いい加減なリストを元にオーダーを作ってしまったので、吹奏楽以外のCDがかなり混じっています。あ〜あ、どないしよう。(^^;

 レーベルの正式名は”MARK CUSTOM RECORDING SURVICE”。要は自主製作盤の録音代行業か。要請を受ければ、どんな録音も引き受けるわけで、吹奏楽以外の録音があってもおかしくない。本来、アメリカ国内で流通していない自主製作盤を、日本で販売していいものかしらん?(やばい)


8月4日(土) 肩凝りが度を越したようで、右腕が上がらなくなってしまいました。ツライ!タイム・カードを押すのにも左手で・・・。イタタタタ・・・。(^^;

 土曜日はクラシック担当者が3人揃う日なのですが、アルバイトの I 君はお休み。帯状ヘルペスにかかって、もう3日目も休んでいるとは・・・。大丈夫かねえ?(^^;


8月3日(金) コロナのレイトショーで「猿の惑星」を観ました。「シザーハンズ」、「スリーピーホロウ」でお馴染みのティム・バートン監督作品だから、シュールな「猿の惑星」も、未来のメルヘンに変身してしまうのです。

 主役を演じるマーク・ウォルバーグは、典型的な”サル顔”。”何でこんな奴が主人公なんだ!”と、最初は不思議な感じもしたのですが、映画を観て納得!”猿もホレてしまうようないい男”ということだったんですね。(^^;恋人役(人間)のエステラ・ウォーレンは、「ドリヴン」にも出演した超美女ですが、ウォルバーグとのロマンスはまったくなし。お別れのキスがあるだけ!この映画、期待をどんどん裏切ってくれるのです。(いい意味で・・・。)

 猿軍団の戦闘シーンが物凄い。普段は2足歩行をしているのに、戦うときは4足歩行になって飛びかかっていきます。ティム・ロス、マイケル・クラーク・ダンカン、ヘレン・ボナム・カーターといった大物俳優が、猿マスクの下ですばらしい演技をしている。ほんとご苦労さまです。(^^;そして、”笑撃のラスト”が待ち受けています。誰もこんな”どんでん返し”は想像できなかったでしょう。ティム・バートンにしてやられました。(^^;


8月2日(木) 昨夜は遅くまで、WOWOWの映画を観ていました。「アパートメント」1995年フランス映画。ジル・ミモーニ監督。ヴァンサン・カッセル、ロマーヌ・ボーランジェ、モニカ・ベルッチ主演。

 結婚を控えた商社マン、マックスは、パリのカフェで昔の恋人、リザの声を聞きます。慌てて彼女を追いかけるもかなわず。日本への出張をキャンセルしてまで、彼女に会おうと決心します。僅かな手掛かりから、彼女の住むアパートを発見し、潜りこんではみたものの、何故かそこに現われたのはリザならぬ、アリスという女性。自殺未遂のアリスを救ったマックスは、彼女と激しい恋に落ちてしまうのでした。

 しかし、彼が聞いたリザの声は、本当に人違いだったのか?いいえ、そこには何とも不思議なトリックが隠されていたのです。リザはアリス、アリスはリザ。何の関係もないように見える2人の女性。数年前、マックスがリザと付き合っていた頃から、哀しいストーリーが刻まれていたのでした。

 フランスのミステリーって、何でこんなに複雑なの?現在と過去。現実と追憶がフラッシュ・バックのように現われては消えていきます。切り刻まれた断片が、終焉に向かって次々と繋ぎ合わされていく手法は見事でしたね。

 昔の恋人、リザを演じるのが、”マレーナ”こと、モニカ・ベルッチ。この人、やっぱり綺麗です。可愛い顔立ちに完璧なプロポーション。トルナトーレ監督が惚れ込んだのも、よく分かります。(^^)


8月1日(水) 毎月1日は映画デーなのです。日本全国、どこの映画館でも映画が¥1000で観れるという、ありがた〜い日なのであります。今日は仕事をさくさく終わらせて、映画を観てから帰ろう。うん、そうだそうだ!名鉄東宝で、「猿の惑星」を観ることにしよう。(^^)

 名駅の映画館のうち、グランド&ピカデリーの系列なら、平日でもレイト・ショーは¥1300で入場できるし、金券屋で株主優待券を買うこともできます。でも、名鉄東宝は別格。今のところ、サービス・デー以外のトリックは使えないのですね。「猿の惑星」の最終上映はPM7:20。今日は入荷も少ないし、仕事は楽勝で切り上げられることでしょう。(^^)

 ところが今日に限って、サーバがフリーズを起こしました。店内の全レジがストップ!レジのみならず、オンラインのオーダーは、すべて作業を中断せねばなりません。くっそ〜、何でウチの会社は骨董品のAPPLEサーバなんか使わせるんだよ〜!いまどきDATでバックアップを取るシステムなんぞあるんかい?ほとんど毎日のようにトラブっているのに、本社はその場しのぎの対応しかしてくれません。

 サーバの復旧に2時間も取られ、結局、予定していた作業を終了したのは7時40分頃。最終上映に間に合いません。う〜、会社のバカヤロー!オレの時間を返せ〜!(^^+映画は観れなかったのですが、帰宅してから気を取り直し、¥100ショップへ買物に出掛けました。

 先日、入手したばかりのデジタル・カメラにちょうどいいキャリング・ケース。携帯電話を入れるソフト・ケース。携帯接続型端末(コミュニケーション・パル)を入れるソフト・ケース。単三乾電池8本パック。006P(9V)乾電池2個パック。自分専用の箸(3膳セット)。〆て¥630(税込み)也。買物依存症の人は、¥100ショップへ急げ!(^^;


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