2003年9月の日記

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9月30日(火) 日曜の予定が流れてしまったので、本日は中古レコード漁りにレッツゴー!高田馬場“HURRY”の¥200オフ・バーゲンは本日までだったのです。¥300のレコードは¥100に。¥200のレコードは“¥0”にできないので¥100に。

 しかし¥300&¥200のレコードには、“セール対象外商品”というのもかなりありました。だから今日は、値引きのあるレコードだけをチェックです。30枚ほど購入して、お会計は¥3,000ちょっと。新譜の国内盤CDだったら、1枚しか買えない金額ですよね。

 レーザーディスクも1枚購入しました。「新世紀エヴァンゲリオン」の第1集を¥500−¥200=¥300で。さんざん考えた末の決断です。LDは1枚あたり2話を収録していて全14巻。DVDは4話を収録しているので全7巻。さらにDVDは、リマスターの新装盤が現在発売中です。

 「それなら何でDVDのシリーズを買わないの?」というと、@中古LDが格安(¥500くらい)で買えること。ALDには“映像特典”が付いているが、DVDには付いていないこと。

 新装盤のDVD-BOXには特典ディスクが付いていますが、マニアではないのでそんな高価なものは買えないし、最初に発売されたLD&VHSに付いていた映像特典とは別物なのです。私が目を付けた映像特典とは、貞本義行さんが書き下ろしたイメージ・ボード集なんですけど。

 初期設定の段階で描かれたスケッチなので、本編のキャラクターとは若干異なりますが、イメージを動かない絵で伝えようとするとき、力強い説得力のある筆致が生まれます。私はレンタル・ビデオでこの絵を観たとき、「すげえなー!」と思ってしまったのです。

 画集を購入すればそれで済むというものでもなく、絵や写真は、印刷の良し悪しで雰囲気が変わってしまいます。実際は狙った色彩が出るまで、何度も何度も試し刷りをしないとダメなんですよね。そこまで付き合ってくれる出版社・印刷屋なんてほとんどありません。

 テレビ(ブラウン管)で観る方がよほど綺麗じゃないでしょうか?サイズも大きいし。私はSONYトリニトロン25型平面ブラウン管で観ています。(2年前に¥40,000で購入。)ちなみに今回購入したディスク、画質の劣化はありません。17年前のプレーヤーでもすばらしい色彩を再現しました。(ちょっと不思議?)


9月29日(月) ¥100ショップで購入したのは、テレビ用ミニ・スピーカー。モノラルですが、ステレオ・ミニプラグに4mのコードが付いています。アンプは内蔵されていませんが、おしゃれでかわいいデザインです。これを¥100で買えるというのがミソなんです。

 実はお風呂用のスピーカーにするのです。体重コントロールのために半身浴を続けているのですが、何の刺激もなしに小1時間を過ごすのは、時間がもったいない気がしませんか?でも、ウォークマンやラジカセを浴室に持ち込んだら湿気で壊れてしまいますよね。

 スピーカーは防水設計ではないので、いちおうサランラップで包んで使用しますが、¥100なので壊れたらまた買い直せばいいのです。能率(音圧)が心配で、「音が小さいと困るなあ」とも思いましたが、ウォークマンのヘッドホン出力でもガンガン鳴ってくれました。

 ちょっと大きめの¥100ショップなら、どこでも入手できるのではないでしょうか?家電店だと最低¥1,000〜¥2,000くらいはするので問題外です。お風呂で使用するためには、「壊れたらまた買い直せばいい」というのが基準ですね。¥100でお風呂生活をグレード・アップ!

   


9月28日(日) 今日は友人と中古レコード漁りに行く予定だったのですが、最近、FMエアチェックに目覚めた彼は、「どうしても録音したい番組があるので家を出られない」とのこと。まだタイマーを購入していないらしいのです。まあ、同じこだわり人間として、その気持ちが分からなくもないですが・・・。

 というわけで、中古レコード漁りは中止。友人宅へ遊びに出かけました。何と編集用に、HDD&CDレコーダーを購入してしまったのか!うらやましい。昔はオープンリール・デッキから、カセット・デッキに編集したものですが、時代は変わったのですね・・・。40GBのHDDには、60時間もの音声データがストックできるのだそうです。

 この前来たとき、こんなの無かったよな?というのがもう1台。HDD&DVDレコーダーまで購入してしまったのか!うらやましい。これはS-VHSデッキが4台買える値段なのですね。しかし、FMエアチェックとケーブルテレビ。2系統での録り溜め&編集に費やす時間を考えると、しばらく中古レコードはお預けかもね。(^^;

 家に戻ってから昨日の続き、レーザーディスクのチェックを行いました。劣化の著しいディスクが散見されるなか、バンダイ・エモーションの2枚のディスクは、みごと美しい映像を保持していました。東映動画の長編アニメ『ガリバーの宇宙旅行』と『太陽の王子ホルスの大冒険』の2枚です。

 どうしたいきさつか東映動画の長編アニメは、東映ビデオからレーザーディスクが発売されていたにもかかわらず、バンダイがライセンスを取得して再発売したのです。しかも“ノートリミング・シアター”と題して、完全なシネスコ・サイズを採用。オリジナル・フィルムの母体となるネガ・フィルムから、デジタル・テレシネ処理を行い、本家の東映ビデオをしのぐクオリティを実現しました。

 どちらかというとマニア向け、そんなに売れるはずもない、これらの作品に愛情を注いだのは、いったい何だったのだろう?いや、私としては大歓迎なんですけど。(^^;とくに『太陽の王子ホルスの大冒険』などは、通常のCLV(長時間ディスク)ではなく、CAV(高画質ディスク)で2枚組(3面)という贅沢なものでした。フツー、こんなのありえませんよ。全シリーズ買っておけばよかったなあ。

 現在は東映ビデオからDVDとして・・・。画質の劣る会社からの発売です。(^^;せめてDVD化に際して、新しいプリントを起こしてくれればいいんだけど・・・。(今のご時世では、まずあり得ない。)バンダイの所有するデジタル・マスターは、どこへ行ってしまったんだろう?今後、ますます市場から消えゆくと思われるレーザーディスク。DVD化されたものへ買い直した方がいいのでしょうか?

 話が脱線しましたが、レーザーディスクの劣化問題。古くても大丈夫なものはOK。新しくてもダメなものはダメ。生産時の工程やロットによって違いが出るようです。同じメーカーでも、時期によって工場を変えたりするし、工場の方も工程や材料を変えたりする場合があります。また、私はかなりの旧型機種を使用していますが、ノイズに強い最新機種で再生したらどうなるか?という問題もあります。


9月27日(土) 明日は友人と中古レコード漁りに行く予定。よって、本日は仕事に専念することにいたしましょう。何だか、年がら年中遊んでいるように思われても困るのですが・・・。1日中パソコンに向かっていると、首、肩がコチコチに固まってしまいます。また整体に行かないといけないかなあ・・・。

 レーザーディスク・プレーヤーの画質がずいぶん落ちたような気がします。機種はパイオニアLD-9200D。1986年の発売で当時の定価は¥129,800。いえいえ、本当は友人がセコハン(中古)で購入して、故障したものを譲ってもらったという代物です。(修理代だけ自分持ちです。)

 最近になって分かったことは、光学式ディスクが劣化するということ。「非接触だから寿命は半永久的!」と、うたわれていたはずなのに。レーザーディスクは経時変化に厳しいアクリル樹脂を用い、貼り合わせに用いた接着剤によって、アルミの蒸着膜は酸化を始めてしまったのです。

 プレーヤーの老朽化なのか、それともディスクの劣化なのか、1度チェックをしてみなければ、というわけで、昔に購入したディスクを何枚か引っ張り出してみました。まずは、DVD化されそうもないお宝ディスク、『デニス・ブレインのベートーヴェン:ホルン・ソナタ』から・・・。あれっ、何かヘンだぞ!

 ディスクがビニール袋にくっついて取り出せません。ディスクの表裏を貼り合わせた接着剤が、外周に染み出してしまい、ベトベトになっているのです。何とかせねば・・・ということで、指の腹を使って、はみ出した接着剤を丁寧に擦り取ります。ネバネバして気持ち悪いけどがんばろう。

 指で接着剤を取り除いた後、ティッシュにアルコールを染み込ませ、外周部をきれいにクリーニング。アクリルの表面には成形時にできた、目に見えない傷が無数にあるため、アルコールが染み込むと亀裂を生じます。(以前に失敗したことがあります。)タブーを敢えてやっています。あくまで外周部のみ、表面に触れないよう細心の注意を払いました。

 大成功!ディスクは元どおりになりました。でも、何ということだろう。指で剥がした接着剤のベトベトを丸めたら、ビー玉くらいの大きさになりました。信じられますか?キレイになったディスクをプレーヤーで再生。見かけはよくてもアルミ蒸着膜は劣化しているようで、画面にチラチラとノイズが出ます。がっかり。(^^;


9月26日(金) 洗濯をしたいけれど、雨が降りそうな変な天気。部屋の中が何だか匂うような気がします。明日のゴミ出しでサッパリさせたいな。さてさて、野球には疎いのですが、スッキリしないのが巨人軍の原監督辞任。誰もが「何で?」と思っていることでしょう。裏に何かが潜んでいるんだろうな。黒幕、出てこい!(^^;

 先日、東京でも大きな地震があったけれど、未明、北海道で大地震。かなりの被害があったそうです。関東での大地震が予想されているけれど、天災は予知できません。そういえば、「地震列島」(1980東宝)という映画があったなあ。地震の予知よりも、防災を強く訴えていました。覚えている人は少ないかな?


9月25日(木) やるべきことは済んだし、東京に戻らなければ。この日は1日中雨でした。アパートに戻る前に病院へ立ち寄って保険証を提出・・・お金がごそっと戻ってきました。よかったよかった。保険証を実家に返さなければならないので、速達で返送します。翌日の午後には届くことでしょう。

 帰りしなの肉屋さんで、ローストチキンを買いました。鶏の丸焼き・・・これを1人で食べてしまうのだ。¥525で買えちゃうんですよ。小さな贅沢とでもいいましょうか?お腹いっぱい・・・しばらく鶏肉は食べられません。「平成ウルトラセブン」と手塚「ゴジラ」を調べていたら、夜が更けてしまいました。更新は明日にしよう。(^^;


9月24日(水) 今回の帰省の目的は、市役所と税務署に所得の申告を提出するためでした。(住民票を移していないので。)時間がかかるかな?とも思ったのですが、スムーズに事が運んだため午前中で終了。お昼は久しぶりに、西春日井郡師勝町、お好み焼きの「道」で食べました。

 小雨が降りっ放しで、肌寒い天気です。6月に亡くなったお婆さんのお墓参りを済ませ、昨日借りたレンタル・ビデオを返却。おっと、昨年封切りのゴジラ最新作「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)が、戻ってきているじゃないですか。いつも“貸し出し中”だったので、まだ観ていなかったんですよね。(^^)

 年末のお正月映画、ゴジラ最新作
「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」では、吉岡美穂さんが25代目ヒロインとして選ばれましたが、ストーリーは前作「ゴジラVSメカゴジラ」の続編に当たります。その予習というわけですね。そうでもなければ、昨日同様、「いまさらゴジラでもないだろう・・・」と思っていたのですから・・・。

 ゴジラ・シリーズは回を重ねるごとに、どうしようもない方向に歩んでいきました。反戦・反核のメッセージを携えた昭和29年の第1作を超える作品はない、とまでいわれています。ゴジラは揺らぎつつも悪玉から善玉へと変貌を遂げ、やがて子供向け映画となってしまいました。子供すら当惑するほどに・・・。

 1954 『ゴジラ』 本多猪四郎
 1955 『ゴジラの逆襲』 小田基義
 1962 『キングコング対ゴジラ』 本多猪四郎
 1964 『モスラ対ゴジラ』 本多猪四郎
 1964 『三大怪獣 地球最大の決戦』 本多猪四郎
 1965 『怪獣大戦争』 本多猪四郎
 1966 『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』 福田純
 1967 『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 福田純
 1968 『怪獣総進撃』 本多猪四郎
 1969 『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』 本多猪四郎
 1971 『ゴジラ対ヘドラ』 坂野義光
 1972 『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』 福田純
 1973 『ゴジラ対メガロ』 福田純
 1974 『ゴジラ対メカゴジラ』 福田純
 1975 『メカゴジラの逆襲』 本多猪四郎
 1984 『ゴジラ』 橋本幸治
 1989 『ゴジラVSビオランテ』 大森一樹
 1991 『ゴジラVSキングギドラ』 大森一樹
 1992 『ゴジラVSモスラ』 大河原孝夫
 1993 『ゴジラVSメカゴジラ』 大河原孝夫
 1994 『ゴジラVSスペースゴジラ』 山下賢章
 1995 『ゴジラVSデストロイア』 大河原孝夫
 1999 『ゴジラ 2000 MILLENNIUM』 大河原孝夫
 2000 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』 手塚昌明
 2001 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総進撃』 金子修介
 2002 『ゴジラ×メカゴジラ』 手塚昌明
 2003 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 手塚昌明(12月13日公開)

 こうして並べてみると、『ゴジラ対メカゴジラ』という同じタイトルで、1974年、1993年、2002年と、3本が製作されていることが分かりますね。区別する方法としては、それぞれ『対』『VS』『×』の字が違うということ。(ふざけるな!)

 1984年に復活したゴジラは、超高層化するビルに合わせて、体長50mから80mへとスケールアップ!しかし、そんな巨大生物が地上で活動できるわけがない、との常識が働いて、後にスケールダウンを図ったほど。

 あまりに多くのバージョンを作ってしまったために、ストーリーは破綻をきたしてしまったのです。そこで2000年の『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』から新たに登板した手塚昌明監督は、1954年の第1作の続編として設定を戻してしまいました。ここからゴジラ・シリーズの流れが新しくなったのです。

 2001年には21世紀幕開けのゴジラとして、平成ガメラ3部作で圧倒的な支持を得た、金子修介監督が当たっていますが、やはり設定を第1作の続編としています。ゲスト監督として1度だけの登板でしたが、SF・怪獣世代をも巻き込んで、圧倒的な観客動員数を記録しました。大幅なグレードアップを行ったのです。

 1年おいて再び、手塚昌明監督の登板となった『ゴジラ×メカゴジラ』。ここに登場するメカゴジラとは、1974年、1993年に登場したメカゴジラとは別物。(割り切って考えてください。)核エネルギーを狙い、何度となく日本に上陸するゴジラを撃退するために、日本で開発された“三式機龍”というのが正式な名称です。

 “三式機龍”は生体ロボット。1954年にオキシジェン・デストロイヤーによって溶かされた、ゴジラの骨からDNAを採取。ゴジラ細胞の神経系統と、ロボット工学を合体させたという強者。これは紛れもなく「エヴァンゲリオン」のアイディアであり、ドックに架けられた鉄橋の前に、メカゴジラの顔が迫っている構図など、アニメそのまま。(^^;

 ゴジラの叫び声に感応して制御不能。暴走をはじめるあたり、エヴァンゲリオンそのもの。エネルギーが切れて活動停止するシーンなど、“わかる人”はニヤリとさせられるでしょう。この作品の人気はもうひとつ、ヒロインに人気タレントの釈由美子を起用したところにもあるのですが、監督の目が光っていて普段の“釈ちゃん”でないところがミソ。

 2000年の『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』では、田中美里がヒロインでした。敬愛する上官を目の前でゴジラに殺されたという復讐のメッセージがあって、持ち味である女性らしいイメージを消されていました。釈由美子が演じていたのも、仲間を目の前でゴジラに殺されたという女性オペレーター。

 しかも過失責任を押しつけられ、3年間を資料科の職員として過ごすことに。彼女の才能を高く買っていた上官によって、機龍先導機のオペレーターとして復職するも、先の事件から仲間たちにさえ疎まれる存在・・・と、2000年の前作よりも人間ドラマに重きを置き、説得力あるものになっていました。

 完璧とはいえない(ツッコミはある)けれど、確実に進歩しているゴジラの世界。いったんグチャグチャにされてしまったものを、よくぞここまで建て直しました。手塚昌明監督の次回作に期待しましょう。ヒロインは「できません・・・」と言いつつ、何でもできてしまう不思議タレント吉岡美穂。初の主演作です。


9月23日(火) 昨日より帰省して、愛知県小牧市の実家におります。今日は秋分の日ですね。クルマで名古屋市まで出て、友達に会いに行きました。午後は映画を観ようと思い、小牧のコロナへ出かけたのですが、あまりの人の多さと、割引対象がないことであきらめました。(金券ショップで買うのが当たり前になってしまいました。)

 その代わり、レンタル・ビデオを借りることに・・・。「ウルトラセブン・失われた記憶」というタイトルです。平成の時代になってから、ウルトラセブンの続編が製作されたことは知っていました。しかし、「いまさらウルトラセブンでもないだろう・・・」とか、「あの名作を、どこの誰とも分からない人たちが続編を作ったって・・・」という先入観があったのです。

 しかし、これはすばらしい出来でした。30年前の「ウルトラセブン」が現代に甦っています。シュールでクールなタッチもそのままに・・・。モロボシダン(森次晃嗣)は、記憶を失った謎の男として登場。若干肥ってしまったけれど、その鋭い眼光はそのままです。人情に厚いフルハシ隊員(石井伊吉→毒蝮三太夫と改名 )もフルハシ参謀として昇格。

 シラガネ隊長率いるウルトラ警備隊の新メンバーは、オーディションで選ばれた新人たちですが、“イマ風”ではない純朴な好青年ばかり。ちなみに、かっこいいユニフォームは昔のままです。ちょっと残念なのは、“ポインター”と呼ばれたクルマが、クライスラー・インペリアル(アヴァロン)から、ホンダのNSXに代わってしまったこと。

 元の車種が分からなくなるまで改造された、“旧ポインター”は、たくさんのSF装備が施されていた夢のクルマだったのに、ありきたりのスポーツカーでは、想像を掻き立てる部分が何もないのです。(買おうと思えば買えてしまうし。)もっとも“旧ポインター”の中身はポンコツで、坂道を登るとエンストばかりしていたそうですが・・・。(笑)

 CGを極力使用しないで、昔ながらの特撮にこだわったところも評価できます。ピアノ線で吊られたウルトラホークと、宇宙船の空中戦は、重厚な迫力があります。冬木透の音楽も昔のままで、ドラマに深みを加えていました。というわけで、他の作品も観てみたくなった「平成ウルトラセブン」ですが、いったい何本製作されたのでしょう?

 
平成ウルトラセブン 全11作
 1994年 テレビスペシャル版
 『太陽エネルギー作戦』 『地球星人の大地』

 1998年 誕生30周年記念 3部作(オリジナルビデオ)
 『失われた記憶』 『地球より永遠に』 『太陽の背信』

 1999年 最終章 6部作(オリジナルビデオ)
 『栄光と伝説』 『空飛ぶ大鉄塊』 『果実が熟す日』
 『約束の果て』 『模造された男』 『わたしは地球人』

 
2002年 EVOLUTION 5部作(オリジナルビデオ)
 第1巻 『イノセント』(エピソード4)
 第2巻 『ダーク・サイド』(エピソード1)
 第3巻 『パーフェクト・ワールド』(エピソード2)
 第4巻 『ネバーランド』(エピソード3)
 第5巻 『アカシックレコード』(エピソード5)

 調べてみたところ、合計16本の続編が製作されたようです。アメリカにおける「スター・トレック」ほどではありませんが、日本のSFを語る上で、欠かせない作品であることは確かです。


9月22日(月) 明け方の5時、胸が痛くなって目が覚めました。またもや胃痙攣・・・私の場合、体調を崩したときに出る持病みたいなものです。検温しても熱はないので、胃腸障害を伴う感冒ではなさそう。あいにく胃腸薬もストック切れで、こんな時間に営業している病院も、薬局もあるはずはなく、ひたすら我慢するしかなかったのです。

 痛みをこらえて8時過ぎに起き出し、診察カードを探してみると、行き付けの医院は月曜休診。仕方なくインターネットで最寄の医院を検索します。激痛で指先に神経を集中できず、キーボードが思うように打てません。画面に表示された医院に電話するも応答なし。まだ誰も出てきていないのでしょう。

 最後の手段として、119番に電話して問い合わせると、百人町の社会保険総合病院が営業しているとのこと。急いで着替え、タクシーを拾って病院へ・・・。

 受付「保険証のコピーなんて誰でも作れるので無効です。今日のところは実費で診察費を頂き、後日、保険証の原本を提出して払い戻すというカタチになります。本来は3割負担ですので、だいたい3倍くらいの費用がかかりますが・・・?」

 人が死にそうな目にあっている時に、不正受給しようなんてフツー考えるか?これだからお役所仕事はキライだ!(^^;

 そして、待たされること1時間。時計はすでに10時をまわっていました。診察室に呼ばれた頃には、かなり痛みも和らぎ“少し痛い”程度になってしまいました。そりゃそうさ、もう5時間も経つんだもの。

 念のため、レントゲンと血液検査を受けることに・・・。結果が出るまでさらに1時間半。すっかり痛みも引いて“普通”の状態になってしまいました。結果?といえば異常なし。昨年もそうだったけれど、やはり同じというのはどういうこと?

 しかし、最近始めたダイエットの効果はてきめんで、肝機能の指針となるGOTとGPTの値もほぼ正常値にまで下がっていました。健康診断を受けに来たわけではないのですが、原因不明ということで投薬もなし。(^^;

 行きはタクシーで乗り付けた病院ですが、案外、家からそう遠くない距離にあったため、帰りはもちろん徒歩。トボトボ歩くという表現がぴったりです。今日は名古屋の実家に戻る予定だったので、重病だったら1週間延期になるところでした。帰宅してすぐに旅行の仕度を始めます。

 午後3時33分のひかりを予約していたのに、お弁当を買ったり、書店で“レコード芸術”を買ったりしていたら、乗り遅れてしまいました。知らぬ間に腕時計が10分遅れていたのです。何だかもうめちゃくちゃです。次のひかりで運良く自由席に座れたのはぎりぎりセーフというべきか?(^^;


9月21日(日) 台風です、雨が降りっ放しです。どこにも出られません。(^^;テレビを観ていて、ふと気がついたこと。“最近のテレビ放送には、ものすごい音が入っている!”

 映画をDVDで楽しむためにAVアンプと、5.1チャンネル・スピーカーを使用しています。贅沢ではありませんよ。前者は¥25,000のAVレシーバー(ラジオまで聴ける)、後者は、6スピーカー・セットで¥10,000という安物です。(要は使いこなしです。)脱線しましたが、DVDのみならず、普通のテレビ放送(地上波)だって観られるわけです。

 AVアンプのモードを“DSP MOVIE”に切り換えると、これが面白い。映画&音楽よりも、バラエティー番組にしろ、CMにしてみても、音響さんは凝りに凝りまくっているのがよくわかるのです。部屋を揺るがす爆発音!4つのスピーカーの間を音が駆け巡ったり、人が歩く音や、ドアのノブをつかむ音まで、実にすごい音が入っているのです。

 残念なことに、これらの音は、普通のテレビの内蔵スピーカーでは取り出せません。無駄な努力・・・というなら、それまでですが、私はこうした職人根性が大好きであります。テレビ放送なんて映像が最優先だし、ありふれたタレントや、ありふれた役者、お決まりの筋書きに、何の工夫もない演出。

 マンネリ化した映像とは裏腹に、映画館でしか体験できなかったような、ものすごい音が入っているのです。誰も気がつかないようなところにも、自分の持てるだけの技術を注ぎ込む音響さんたち。かっこいいなあ。地上波の音声は、2チャンネル・ステレオですが、種も仕掛けもあるのですよ、実は。(^^)


9月20日(土) 
KONICAデジカメ入門のホームページを見てきました。デジカメにまつわるQ&Aが、実に分かりやすく説明されています。改めて思い知らされたのが、CCDのラチチュードの低さですね。(以下、原文そのまま。)

 “同時に観察することのできる最明部と最暗部の幅を「ラチチュード」という。ラチチュードは人間の眼を10とすると、銀塩フィルムで5、CCDは2程度しかなく、人間の眼の優秀さを思い知らされる。”

 銀塩カメラと、デジカメの両方を扱っている私としては、「何でこんなふうに写っちゃったんだろう?」と思うこともしばしば。しかし、この説明でスッキリいたしました。現在のCCDの性能ではどうしようもない、ということです。

 最近失敗した例は、黒熊と黒猫の写真です。デジカメは中央重点測光なので、当然、中心にある動物に露出が決まるのですが、“逆光でもないのに、周囲が真っ白に飛んでしまうのはなぜだ?”と、ずっと思っていたのです。

    ※オレンジ色のレンガが真っ白に!

 銀塩フィルムなら、このくらいのコントラストでは、まずありえないといえるでしょう。これはビデオ・カメラにもいえることで、海辺や山など陽射しの強い場所では、やはり背景が白く飛んでしまいます。そうなると、ストロボやレフ板を使用しても追いつかない場合が出てくるでしょう。

 DVDで観たことのある、プロモーション・ビデオの撮影風景では、海辺で被写体となる人物の上に、大きなベニヤ板かテント布のようなもので、日陰を作って撮影していました。背景の光を抑えるための工夫です。フィルム撮影よりもシビアな露出が求められるとは、ちょっと意外でしたね。

 誰でも知っているのは、“画素数が大きいほど高性能”ということくらい。“35万画素と100万画素”の項目から、実際の写真を見比べてください。パソコンのモニターで見る限り、サイズの大きさ以外に画質の差は出ていません。付け加えておきますと、ラチチュードと画素数には何の関係もありません。

 逆光時のフレアーの出具合や、色合い、コントラストなど。通常の撮影では大差なくとも、厳しい条件下で性能を発揮するのは、レンズの良し悪しにかかってきます。一眼レフでは、レンズ1本でも10万円を超えるものがありますが、価格差はそうしたところに出てくるのだそうです。

 カメラに限らず、すべて廉価な機器には、『初心者向け』というレッテルが貼られますが、“性能の限界を熟知したプロが扱えば、それに応じた撮り方をするのでキレイな写真が撮れる”と考えれば、ヘンなハナシです。それならいっそのこと、『飽きやすい人向け』とか、『すぐに壊してしまう人向け』と書くほうが親切かも。(^^;


9月19日(金) 秋葉原へパーツを仕入れに行きました。パーツといってもたった¥300の変換プラグです。同じ部品でもお店によって少しずつ値段が違うんですよね。ラジオ・センターの中でも¥300、¥350、¥380、¥400がありました。¥100もうけたぞ!ということで、¥100ショップでお茶のペットボトルを買ってしまいます。(小市民)

 電気街を歩いていると、メイドさんのコスプレをした女の子たちが、チラシを配っています。「リニュール・オープンです。よろしくお願いしマース!」ということで、受け取ったチラシの裏に描かれていたのが下のイラスト。ご本人の直筆らしいです。

 パソコン・ショップのキャンペーンかと思ったら、そうではないようで、シルバー・アクセサリー&ジュエリーのお店だといいます。?帰宅して、インターネットで調べてみたら驚きました。これはスゴイ商売です。(^^;

 アクセサリーのお店というのは確かですが、ユニークなのはスタッフ全員が、可愛い女の子たちであること。メイドさんのコスチュームで街を歩いては、アキバ少年たちに声をかけ、お店まで案内してくることですね。

 コーヒー&お茶のサービスがあり、女の子と会話がはずむうちに、イベントやら限定商品やらのセールス・トーク。免疫の薄いアキバ少年たちは、アイドルと付き合っているような気分になって、アクセサリーを買わされてしまうのでしょうか?

 パソコンの新機種が発売されると、必要もないのにどんどん買い換えてしまうアキバ少年はお金持ち。+ゲーム、アイドル、アニメが大好き。2次元の世界から、現実に飛び出したような女の子から声をかけられたら、ドキドキするだろうな。

 画廊のキャッチ・セールスなどは、すでにお馴染みですが、百万円もするリトグラフと違って、シルバー・アクセサリーくらいなら、「どうせ買わなくても構わないパソコンのアクセサリーだと思えば・・・」という価格帯でしょう。

 警戒心の強いお客には、メルアドを交換させてもらい、再度、来店してもらうようです。シゴト用の携帯を持たされているのかもしれません。アイドル気分を味わいたい女の子が働き、アイドルと付き合いたい男の子がお客となるわけです。

 テレビや雑誌でしかお目にかかれない、手の届かないアイドルではなく、来店すれば必ず会えるアイドル。しかもファンは自分を含めて少人数。お奨め商品を購入すれば、さらにお株は上がることでしょう。

 「今度は火曜日に行きます。ノートパソコンを持ってきていただければ、ボクが教えてあげますよ・・・。」 ホームページの掲示板は、虜になった男の子たちのカキコで溢れていました。(^^;

   


9月18日(木) 最近は早寝早起きに徹しています。朝は7時に起きて、ゴミ出ししたり洗濯したり。そのままパソコンに向かってガ〜と仕事して昼食。一服の後、またガ〜と仕事して終了。運動不足になってしまうので、涼しくなった午後4時くらいにぷらっと外へ出かけます。

 野良ネコに出くわしたら、いつでも写真が撮れるようにと、リュックの中にはいつもデジカメ。落合公園に行ってみたけれど、イヌの散歩に来ている人ばかり。日本語では“犬猿の仲”ですが、英語では“Cat & Dog”だから、イヌのいる場所に、ネコは寄りつかないものなのです。

 公園沿いのマンションの1階。どこかの事務所なんだろうけど、軒先にワゴンが置かれていて、中古CDやビデオが置かれています。「どれでも100円、店内にもあります。」 クラシックはないかな?ということで、入ってみました。雑然と並べられたCDのラックとレコード・アクセサリー。

 何だろう、これは?アナログ用のアクセサリーやレコード針。カセット・テープやビデオ・テープやヘッドホン。こんな場所でこんなものが売れるはずもありませんが・・・。廃業した卸業者という感じの事務所です。奥にはおじさんが1人、せっせっせっと書類をこなしています。とんだところへ来てしまった。(^^;

 それでもCDめっけ!蘭DISKY社のUNESCO CLASSICSに、ナガオカ・トレーディングが日本語帯を付けた国内盤。しかも未開封。ラヴェル:ボレロ/ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」のカップリングで、マゼール指揮フィルハーモニア管弦楽団の1枚。

 もう1枚は、リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」/ボロディン:だったん人の踊りのカップリングで、小沢征爾指揮シカゴ交響楽団。「210円ね・・・ハイおつり。」 おじさんは意外にも気さくそうな人でした。でももうお目当てのCDはないので行きません。(^^;


9月17日(水) 「トリビアの泉」の後に放送されている「ネプリーグ」という番組を観ているけれど、最近、気になるのが、“秋葉カンペー”というキャラクター。汚い長髪にサングラス、紙袋とだらしない服装、うつろな眼差し。一見してわかるヲタク・キャラですね。(^^;

 この秋葉カンペーさん、スケッチ・ブックと小道具を引っさげ、新人アイドルのイベントに出没しては、一般席に紛れ込みます。ステージ上でトーク・ショーを繰り広げているアイドルに向け、ADよろしくカンペの指示を出すのですが、これはもうアイドルを笑わせて、困らせてしまおうというネタです。

 トークの流れに合わせた?受け狙いのギャグや、絵文字、折り延ばしの絵、無言の小ネタなどを駆使して、アイドルを笑わせようとします。“箸が転がっても可笑しい”年頃のコばかりですから、笑い転げてしまって、トークがぐちゃぐちゃになってしまうこともしばしば。

 もちろんこれはヤラセです。アイドルご本人は知らされていないのですが、スタッフの人たちは承知の上。一般席の人たちも“秋葉カンペー”を認識しているし。(気持ち悪い、といってる人もいます。)そうでなきゃ、警備員につまみ出されてしまいます。(^^;

 何がいいたいかって?実は、「こんなのやってみたい!」という衝動に駆られてしまうところが、自分でもオソロシイです。(^^;私は子供の頃から、落書き、紙ネタ、絵文字が大好きなんですよ。(^^;同じように考えている人って、けっこういるのかな?(考えるだけで、実行できませんのでご安心を。)

 ターゲットはついに、ハリウッド女優にまで及びます。(ヤラセですけどね。)「トゥームレイダー2」の公開に合わせて来日したアンジェリーナ・ジョリー。インタビューはもちろん一般非公開。秋葉さんはスタジオの片隅にうずくまって、カンペのサインを出します。

 アンジェリーナ・ジョリーの出演作は何本も観ていますが、この人、すごく頭のいい人なんですよ。秋葉さんのカンペをチラチラと見ながら、ニヤニヤ笑ったり、それをヒントにしてインタビューの中に取り込んだり。スリルを愉しむ表情が、カメラにうまく伝わっていましたね。

 収録終了!アンジェリーナ・ジョリーは秋葉さんを呼び寄せてハグします。やっぱり、この人の懐は深いわあ。「トゥームレイダー2」は、テレビ・ゲーム原作のSFアドベンチャー。ヘタすれば単なるヲタク映画に陥ってしまうのですが、アンジェリーナ・ジョリーが演じるからこそ、存在感あるキャラクターが生まれるのでしょう。


9月16日(火) LPレコードのカタログを起こしているのですが、RCAベスト・チョイス・クラシック1200というシリーズが完成したところです。発売は1987年、新譜・旧譜の95%以上がCDになってしまった時期です。BMGビクターとして改組?される前のRVCが、RCAとERATOの名盤から50タイトルを選び、LPとしてプレスしたのです。

 デジタル・リマスタリング。重量はそこそこですが、硬く品質のすぐれたビニールを使用。しかも、¥1,200という廉価盤として発売。BMGに吸収される前に、最後の意地を見せてやれ!とでもいうべきでしょうか?現在、中古レコード市場にもかなり出回っているので、相当数の販売があったのでしょう。

 東中野の“ライフ”でお買い物。冷凍食品の“塩あじ茶豆”というのを買ってきました。大豆なんですけど、普通の枝豆と少し色が違います。豆の粒が大きく、すごく甘いんですねえ。美味しかったです。¥298の特売をやっているうちに買っておかなければ!

 ビデオで「ロゼッタ」という映画を観ました。1999年のカンヌ映画祭で、パルムドールと主演女優賞をダブル受賞した、ベルギーとフランスの合作映画です。映画は少女、ロゼッタがいきなり工場をクビになるところから始まります。試用期間を過ぎたので解雇する、とのこと。不条理です。

 定職について、まともな生活をしたいと願っている彼女は、キャンプ場のトレーラーハウスで母と2人暮らし。母親はアル中で働けず、酒のためなら男たちに身体を売ることも・・・。ロゼッタはそんな母親を憎みながらも、かいがいしく世話をします。母親のようにだけはなりたくない、まともな生活への切符を手に入れたい・・・。

 ワッフル屋での職を手に入れた、と思いきや、3日目で解雇。放蕩息子が帰ってきたので、お払い箱というわけです。そこで知り合い、親切にしてくれる青年。はじめて友達ができたと思ったのに、ロゼッタは彼の不正を社長にチクり、追い出し、まんまと後釜に座ってしまいました。

 「何でこんなことするんだー!」と、なじる青年。自己満足と後悔、そして怒りと悲しみ。もがき苦しんだあげくに、社長に電話をかけます。「ロゼッタです、やはり辞めます。」泣き叫ぶ彼女の肩に、青年がそっと手をかける・・・。フィルムはそこで終わってしまいます。

 ドキュメント風ということで、すべて手持ちのカメラで撮影、動きの激しい場面では、しばしばフレーム・アウトしてしまうことも・・・。テレビで観ているからまだいいけど、スクリーンだったら観にくいだろうなあ。美男も美女も登場しない、地味な映画です。ロゼッタ役の少女は体当たりの演技ではありますが・・・。

 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」といい、なぜカンヌではこの手の“どん底映画”が受けるのでしょうか?凄惨すぎて現実味がないのです。フランス人の感覚を疑ってしまうなあ。主人公が酷い目にあえば、涙を誘うとでも思っているのでしょうか?昔はフランスにも、お洒落な映画がたくさんあったと思うんだけど・・・。


9月15日(月) 敬老の日ですね。そして江戸では、氷川神社のお祭りでもあります。縁日ウォッチングに出かけたのですが、正午という時間帯が悪かったのかな?人もまばらで、縁日も半数が開店休業。何だかちっともお祭りらしくない・・・。広島風お好み焼きを買って食べました。

 デジカメ用のアルカリ乾電池を買うために、そのまま中野まで歩いて出かけました。自転車で走ってもけっこう距離があるのですが、JRの線路づたいに歩いたらどうだろう、ということで探検です。昔、品川に住んでたときには、よく探検したっけ。初めて見る町並みは新鮮ですね。

 中野ブロードウェイは、“まんだらけ”に集約される“ヲタクの総本山”です。私はヲタクじゃないけれど、ひやかしで見て回るのは楽しいです。¥100ショップでは、単3アルカリ乾電池4本パックを買い溜め。先週訪れた新宿のお店では電球1個が¥100だったのに、ここでは2個¥100でした。ちぇっ!(^^;

 せっかく中野まで出てきたんだからと、“かつや”でかつ丼を食べて帰りましょう。そして帰り際の公園には、野良ネコが3匹。デジカメでネコの写真をたくさん撮りました。このまま帰るのでは仁義(猫義)に背くことになる・・・。何か美味しいものを、ということで、コンビニで魚肉ソーセージを買って戻ると・・・。

 3匹いたネコは、2匹になっていました。1匹はどこかへ出かけてしまったらしい。ソーセージを取り出したところ、フェンスに看板が貼ってあるのに気がつきました。「ネコにエサを与えないでください」と・・・。しかし、ここで帰ってしまったら、何て薄情な男と思われるだろうか?(ネコに対して)

 近所の爺さん(あるいはホームレス)が、無言でじっとこちらを見ています。ううう・・・ブキミだ。2匹のネコ(黒猫と、白黒)は、能天気に毛づくろいなんかしています。そこら辺に空缶が転がっているので、まあ、誰かしらネコ缶を与えているのは、事実なんでしょうけど・・・沈黙と緊張の数分が過ぎました。

 ゆっくりと、爺さんの視線が届かない場所へ移動。こっそり白黒猫にソーセージを与えると、意外にも「ニィ〜」と子供っぽい声を出してパクつきました。黒猫にもソーセージをあげたのですが、今度は見向きもしません。あれれ・・・と思って見ていると、白黒猫は自分のソーセージを食べ終えて、黒猫のソーセージを取ろうとします。

 黒猫は寝そべったまま、うっすらと目を開けて、ふっと笑ったようでした。白黒猫にエサをゆずったのです。ああ、そうか!母子だったんだ。ネコは生後1年ほどで、身体だけは大きくなってしまうため、親子の見分けもつかなくなりますが、白黒猫はまだまだ子供。黒猫のお腹にはおっぱいがありました。


9月14日(日) 昨夜インターネットを見ていたら、「吉岡美穂2004カレンダー発売記念握手会」の情報が!新宿福家書店にて10月12日(日)に行われるようです。整理券発行が9月13日(土)〜、とあります。1日出遅れてしまったのか。(^^;

 常連さんはご存知のとおり、私は以前、名駅のCDショップで働いておりました。事情通ともいえるわけですが、イベントの整理券なんて、予約の初日で無くなってしまうこともザラなんです。集客人数が限られていますからねえ。(^^;

 それでも、「今日の朝イチだったら、何とか間に合うかも知れない!」と一縷の望みを抱き、午前10時の開店に合わせて出かけました。新宿まで歩いて30分、開店と同時に駆け込んでカレンダーを予約、整理券をゲットしました。(^^)

 整理番号は99番。昨日1日で述べ98人の予約があったとは!整理券2枚同時出しで、写真撮影可能。(正面1枚のみ。デジカメ、ビデオ、携帯での撮影不可。)の特典があるので、1人で複数購入された方も多いだろうな。

 私は1本だけ購入しました。光学マニュアル一眼レフで、外付ストロボ使用。この条件で一発撮りはリスクが大きいからです。オート&内蔵ストロボなら失敗しないだろうけど、つまんない写真になってしまいますし・・・。(^^;

 美穂さんと握手して、二言三言お話できたとしても、たぶん15秒くらい。カメラなんか持参したら、プレッシャーに耐えられませんよ、きっと・・・。(^^;

 せっかく新宿まで出てきたので、何か美味しいものを食べて帰りましょう。新宿サブナードにある“豚丼”の暖簾が目に付きました。“とんかつ和幸”のグループのようです。“豚丼”と書いて、“ぶたどん”と読みます。

 ご飯の上に乗っているのは豚肉の照り焼き。お肉の枚数によって、松・竹・梅のグレードに分かれますが、私は定食の“ミニ豚丼セット”を食べました。ミニ豚丼、ミニ冷やしたぬき(うどん)、大根サラダ、茶碗蒸し、お漬物がセットになって¥620。

 網で焼かれた豚の照り焼きは、予想外にあっさりしていて美味しかったです。うどんもサラダも茶碗蒸しも美味しかった。廉価セットでこの味なら言うことなし。お腹もいっぱいになりました。(^^)


9月13日(土) DVDで映画「猟奇的な彼女」を観ました。今年の2月23日(日)に、シネマスクエアとうきゅうで観てから、お気に入りの映画だったのです。最初に観たときの感想がUPされていないのに、リピートの感想を書くのも変な話ですが、まあ、お付き合いください。(ネタバレあり、要注意です。)

 韓国語と日本語の不思議な共通点?
 「コーヒー2つ」→「コピ・トゥー」(英語だと思うんだけど、何だかカワイイ。)
 「あら、そう」→「アラソー」(「分かりました」・・・女性の場合はそのまま。)

 実際に観てみると、韓国語の面白さがわかると思います。「ぶっ殺されたい?」みたく、めちゃくちゃキツイ表現と、ホンワカした雰囲気のコントラストが楽しいですね。ハングル文字だけでなく、漢字もでてきます。時代劇のシナリオで、キョヌが演じるおたずね者の人相書きに、「友犬」とあるのは何ともおかしい。

 「未来人」→「ミレイニアン」(おっ、かっこいいじゃん。)

 お互いに宛てた手紙を書き、タイム・カプセルに入れて松の木の下に埋めました。もし2人の気持ちが本当なら、2年後のこの日にこの場所で、手紙に込めた気持ちを打ち明けよう、ということで。でも、彼女は現れませんでした。

 「2年」→「ニニョン」(この場合、何となく切なく響くこと。)

 そして年月は過ぎていきました。松の木の下にたたずむ老人。そして彼女がやってきます、昔のままの美しい姿で。老人は驚いたように彼女を見上げ、「あんまりきれいだから、天使が来たと思ったよ・・・」と。 えっ、もう50年が過ぎてしまったの?「この木に秘密があるの・・・」と語る彼女は、彼女の孫娘??

 そう思わせてしまうのは手の込んだいたずらで、本当は約束の1年後の日(3年後)のことでした。「運命というのは、努力した人に、偶然という橋を架けてくれる。」と語る老人。「運命」→「ウンミョン」、「努力」→「ドリョク」、ニ字熟語は日本語と同じなんですね。

 タイム・カプセルを開いて、キョヌの手紙を読もうとする彼女。このときUFOが空を飛んで行くのですが、一瞬のことなので分かりにくいと思います。これも監督のいたずら。(^^;何だか未来人が過去の2人を偵察しているみたい。2人の関係がこれで終わることはなかったのです。


9月12日(金) 昨日買った¥100ショップの低脂肪乳、まずかったです。(^^;カフェ・オレにするんだからいいや、と思っていたのですが、味の違いがわかる人だということを忘れていました。前にも、発泡酒が美味しくないとか、書いていたんだっけ。皆さん、牛乳にはせめて¥168はかけましょう!(^^;

 ケーズ・ステーション(インターネット・ラジオ)の再放送(※9月8日の日記を参照)を聴いて、ふと思ったのですが、「ゴジラ」は英語で、「GODZILLA」と書きます。ちょっと変わった綴りでしょう?「ゴジラは破壊神」ということで、「神」をあらわす「GOD」の文字が入っているんですよ。

 ちなみに、アメリカでは「ゴジラ」とは読まずに、「ガッジーラ」と読んでいます。「Oh My God!」を、「オー・マイ・ゴッド!」とは読まないでしょう?「オー・マイガッ!」、だから、「ガッジーラ」となるわけです。アメリカに旅行したら試してみてくださいね。(ヘンな日本人?)ま〜たひとつ、トリビアが増えましたね。(^^)


9月11日(木) 徹夜明けで、ドイツ・グラモフォン廉価盤のデータ入力を終了しました。グラモフォン・スペシャルとグラモフォン・レゾナンスだけを合計しても25ページ、28,000文字を入力したことになるのか〜。(^^;しかし、こんなものは分厚い本の1/20くらいのものさ。次は細密な改定と、本文編集に取りかからねば。(^^)

 午前中は予約した美容院で散髪。会員カードを持っているので¥1,800でOK。頭がすーっと軽くなったような気分です。そのまま新宿へ出ようとも思ったのですが、陽射しが強いのと、昨夜寝ていないのもあって、いったん家に戻って仮眠をとりました。もう少し涼しくなるまで待ちましょう。

 大久保と新宿の中間地点?にある¥100ショップへ立ち寄りました。それまで小さなお店だと思っていたのですが、間口が狭いだけで、奥行きがずいぶんあります。これはなかなかの大規模店でして、それまで利用していた中野のお店より、距離が近いということも新しい発見でした。

 ひとくちに¥100ショップといっても、品揃えはいろいろです。この店は、けっこうセンスが良いといえましょう。いわゆる“オモチャ”が置いてありません。本当に使えるものだけが、選ばれて置かれているのです。近所にあるダメなお店は、売場がそんなに大きくないのに、手品セットや子供の玩具が置いてあるんですよ。(^^;

 “オモチャ”がダメだというのではありません。¥100で買えるのなら興味はありますが、売場面積と回転率から見れば、効率が悪すぎるのです。つまり、たいした意図もなく並べられているだけ。販売の仕事をしてきた人は、一目見ただけでいいお店か、そうでないかが判ってしまうんですよ。(^^;

 60Wの電球(日立製)を2個購入。風呂場の電球が切れていたので助かりました。電子レンジで使用する半透明のカバー。レトルト食品やら、朝食のカップ・スープ。牛乳(1リットル)まで¥100で売っているのか?正確には加工乳(低脂肪乳)ですが、カフェ・オレにして飲むんだからまあいいや。(^^)


9月10日(水) 「トリビアの泉」で取り上げられていたのは、「フランダースの犬は、本当は黒い犬だった!」というもの。実はこれ、知ってました。(^^;フランダース犬という種類の犬で、全身まっ黒けのもさもさ。日本では「名作アニメ」でお馴染みのパトラッシュのイメージが焼き付いていると思うのですが・・・。

 テレビに登場したのは、監督の黒田昌郎。東映動画「ガリバーの宇宙旅行」の監督でもあり、名前だけは知ってたものの、お顔を見るのは初めてでした。いわく「黒い犬ということは知ってました。でもイメージに合わないので、敢えて変えたんです。」ナレーションが入ります。「フランダースの犬のイメージは、一人の男によって塗り変えられた・・・。」

 タモリさんが一言。「真っ黒じゃ、アニメでは立体感が出ないとか、そういうのもあったんでしょう。」確かにそのとおり。セント・バーナードに似た大型犬?として描かれていたからこそ、親しみが湧いたのです。

 補足トリビアとして、「アメリカ版の映画では、結末が残酷すぎるとして、ネロが息を吹き返し、また原作には登場しないネロの父親が現れて、ハッピー・エンドとなる・・・。」とのこと。実はこれも知っていました。私はテレビで2度、実写版の映画を観たことがありますが、2つともハッピー・エンドだったからです。

 調べてみると、1998年にアメリカで公開され、翌年日本で公開された最新版「フランダースの犬」がそれ。1914年、1924年、1935年、1959年にも、実写版が公開されていますが、すべてハッピー・エンドだったそうです。そして最新版では、2種類のエンディングが用意され、配給される国によって選択される仕組みになっているということです。(^^;

 最新版では、ネロの母の名が「メリー・パトラッシュ・ダース」とあり、犬の名はここから拝借したことに・・・。ネロの画才も、画家志望だった母から受け継いだという設定で・・・。そして、街で出会った親切な画家が、ネロに絵の手ほどきをしてくれます。(実はこの画家が、ネロの父親だったという設定もありました。)

 パトラッシュを奪い返そうと、金物屋と画家が格闘するシーン。逆上した金物屋は、ナタを振り上げて画家を殺そうとしますが、パトラッシュの体当たりを受けて絶命?(^^;さまざまの「?」を乗り越えて、どちらかのエンディングに展開していくわけですね。さて、あなたならどちらを選びますか?(^^;

   


9月9日(火) ちょっと珍しいLPレコードを聴いています。希少価値のあるものではないのですが。曲目は、ビゼー:「アルルの女」第1組曲・第2組曲 ヴァーツラフ・スメターチェク指揮プラハ交響楽団。カップリングは、サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」 マルティン・トゥルノフスキー指揮プラハ交響楽団。日本コロムビアOC-7072(SUPRAPHON原盤)です。

 ビゼーもサン=サーンスもフランスの作曲家なんだから、やはり本場フランスのオーケストラで聴くのが正解じゃないか?そんな野暮なことは言いなさんな。(^^;チェコのオーケストラが演奏したら、いったいどんな響きがするものか?興味津々ですね。(^^;

 まずは「アルルの女」から。プロヴァンスの田舎を舞台にした音楽に、プラハ交響楽団の土臭い音色が、妙にマッチしています。アダージェットの弦楽合奏など、とても美しいものです。ソロを演奏する個人芸といえば、そんなに水準の高いものではありませんが、音楽から飛び出してしまうことがなく、アンサンブルの良さを感じさせてくれました。スメターチェクの趣味の良さが窺えますね。「ファランドール」でタンブラン(胴長太鼓)を用いず、タンバリンで済ませてしまったのは、ちょっと残念。

 ユニークなのは「動物の謝肉祭」。これまで軽くてお洒落な演奏ばかりを聴いてきたものだから、いきなり濃密な弦楽器のユニゾンに驚かされました。これは実に楽しい演奏です。トゥルノフスキーという指揮者、なかなかモダンなセンスに溢れています。パーヴェル・シュテパン、イリヤ・フルジャニクという2人のピアニストも実に上手いです。(レーベルに記載されたチェコ語のため、発音が正しいのかどうかわかりませんが。)

 おや、不思議な音が聞こえるぞ?と思ったら、第7曲目「水族館」では、オリジナルの楽譜どおりに、ハーモニカを用いて演奏していました。ジャケットの解説には、「現在ではチェレスタで代用・・・」とありますが、ずいぶん耳の悪い評論家が書いているようです。しかし、これをハーモニカで演奏するのは難しいだろうなあ。(^^;


9月8日(月) 月曜日のお楽しみは
ケーズ・ステーション(インターネット・ラジオ)「おしゃべりやってま〜す」。パーソナリティは、極楽とんぼ(山本圭壱・加藤浩次)、吉岡美穂さん、野川さくらさんです。実はこの番組、かつてMBS(地上波)で「オレたちやってま〜す」のタイトルで放送され、たいへんな支持を得ていたのですが、番組改変に伴って終了。

 残念ながらMBSの頃の放送は聴いていないのですが、その人気は多くのファン・サイトからもうかがえます。その後、スタッフの熱意によってインターネット・ラジオとして復活!かつてのレギュラー陣を呼び集め、今年6月から再スタートしたといういわくつきのものです。

 有料放送で20回分の放送が聴けるチケット(有効期限3ヶ月)を¥3,000で購入しなくてはなりませんが、1日(午前10時から翌日の午前10時まで)に何回聴いてもチケットは1回分でOK。「もったいない・・・」と思う人は、週末の無料放送(金土日)だけでも試してみては?メール・アドレスを登録して、パスワードを取得するだけで聴けますよ。

 さらに
吉本興業「ファンダンゴ」でも、月曜日と木曜日のダイジェスト放送が聴けます。ケーズ・ステーションのダイジェスト放送とは別編集で、こちらは登録の必要なし。極楽とんぼの毒舌トークは、人によって好き嫌いが分かれると思いますが、地上波では聴けない面白さがあります。

 ドラマ&映画で大忙しの美穂ちゃんは、8月一杯お休みをしていて、1ヶ月ぶりの復帰です。極楽とんぼ加藤が、ラジオにかける熱意を力説し、ドラマ優先姿勢の美穂ちゃんに激怒!「スケジュールなんて、どうにでもできるだろう!」美穂ちゃんも必死に反論します。「あたしのとこの事務所は強くないのっ!吉本みたいに大きくないのっ!」(^^;

 少し前までは、極楽とんぼにツッコミを入れられると凹んでしまった美穂ちゃんも、最近とみに強くなりました?(^^;もともと口ベタなので、テンションが上がると関西弁が顔を出します。そして
新作「ゴジラ」25代目のヒロインに抜擢された美穂ちゃんが、映画の内容を紹介・・・「ゴジラVSメコゴジラ」??「私は操縦桿の役です・・・」??メコゴジラって、やはりメスなんでしょうか?美穂ちゃんっていったい?(^^;


9月7日(日) 涼しいですねえ、秋の虫がチーチー鳴いています。私はコーヒーをすすりながら、バッハを聴いています。(^^;

●独身者&ものぐさ限定 泡立ちインスタント・コーヒーの作り方
★必要なもの インスタント・コーヒー コーヒー・カップ(陶製) 水または湯 電子レンジ

@インスタント・コーヒーをコーヒー・カップに、お好みの量で入れます。
A水またはお湯を、カップの八分目まで注ぎます。熱くなくてもOK。かき混ぜなくてもけっこうです。
Bそのまま電子レンジで1分30秒加熱。あ〜ら不思議、泡立ちコーヒーのできあがり。

注意)金属製、プラスチック製の容器は使用できません。吹きこぼれる危険がありますので、水の量は八分目までとしてください。

 水は給湯器のお湯でもかまいません。ミネラル・ウォーターを用いると、いっそう美味しく召し上がれます。牛乳を半分ほど加えると、カフェ・オレとなります。

 水(お湯)の温度と、量によって加熱時間は変化します。1分30秒くらいが飲みごろ。2分でアツアツとなります。吹きこぼれる危険がありますので、連続2分以上の加熱は避けてください。

 電気ポットや、やかんで湯沸しする必要がないので、省エネ対策にもってこいです。コーヒー・カップ以外の容器を用いませんので、洗いものが増えません。なぜ、泡立ちコーヒーになるのか?それは私にもよくわかりません。(^^;


9月6日(土) デザイン会社の社長さんから電話があり、助っ人で来てくれとのこと。昨日から夜型シフトに移行しつつあった私は、今朝ほとんど寝ていない状態となってしまいました。(^^;最近クラシックを聴きはじめた社長へのおみやげは、昨日CDコピーをしておいたバッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻、スヴャトスラフ・リヒテルの演奏です。

 バッハの時代にはまだピアノという楽器がありませんでした。鳥の羽根で弦を引っ掛けて音を出す、チェンバロという楽器が主流です。その頃は、楽器製作者によって鍵盤の数もまちまち、構造もさまざまだったのです。フランス語ではクラヴサン、英語ではハープシコードともいいますが、それらが同じ楽器であったかどうか定かではありません。

 当時の楽器は音程も一定ではなく、楽器ごとに違った調性で調律されていました。平均律の理論が完成されると、ようやく1台の楽器で、さまざまな調性の音楽が弾けるようになったのです。これに感激したバッハは、さっそく平均律クラヴィーア曲集(全2巻48曲)を書き上げます。

 昨今の古楽器ブーム、バッハの曲はチェンバロで弾かれるのが普通ですが、私はピアノでの演奏を好みます。大きな表現力を秘めたピアノの方が、演奏は難しいのではないでしょうか?ケンプ、リヒテル、グルダ、ニコラーエワ、グールド、アルゲリッチなど、ピアノの巨匠と呼ばれる人たちだけが録音しています。


9月5日(金) 街頭でよく見かけるのは、YAHOO!BBのセールスです。都心のみならず、小さな商店街にも立っています。期間限定のキャンペーンだったはずなのに、もうかれこれ1年以上になるんじゃないかしら?暑い日など、本当に大変だなとは思うのだけれど、果たして路上でどれだけの成果を上げているのでしょう?(^^;

 人件費だって大変だと思うのです。1日8時間の肉体労働ですから、最低でも¥900×8=¥7,200?出ているのでしょうか?東京都内で約100人(もっといるかも?)、そして全国規模に換算したら、これまでどれだけのお金を注ぎ込んでいるのでしょう?YAHOO!JAPANっていったい?(^^;

 検索エンジン利用度NO.1といえば、やはりYAHOO!JAPANってことなんでしょうけど、巨大資本の嫌いな私は、あえて使用しません。(^^;人力でコンテンツを組み立てているようでは、最新の情報が得られないからでもあります。それじゃいったい、どこの検索エンジンを利用しているかというと・・・。

第1位 NAVER Q&A形式で利用者を誘導する機能を持つ、韓国生まれのサーチエンジンです。画像・音声ファイルや、人物・企業データベースまで検索してしまうというスグレモノ。もはや韓国のテクノロジーは日本を超えた?

第2位 freshEYE 情報の鮮度を重視したサーチエンジンです。オンラインショップの商品検索などもあります。“ねも艦長”で検索すると、いちばん多くヒットするのがここ。YAHOO!は情報が遅いですね。

第3位 goo 画像ファイルの検索能力はスゴイですね。ウェブのデータベースに加えて、ニュース・書籍情報など専門データベースの一括検索などを提供しています。関係ないものまで拾ってしまうところがご愛嬌。

第4位 検索デスク 検索エンジンのリンク集ですが、ここまで徹底的にやれば、何も言うことはありません。(脱帽)しかも非常に使いやすくレイアウトされています。さっそく“お気に入り”に登録ですね。

 これで明日からYAHOO!JAPANとは、おさらばです。(言い過ぎ?)ホームページを見ている皆さんも、「この検索エンジンはいいよ・・・」とか「こういう使い方が便利だよ・・・」といった“お気に入り”があれば、こっそり教えてくださいね。(^^)


9月4日(木) 今日のとんねるず「食わず嫌い王」は、吉岡美穂ちゃんと高見盛関の対決でした。実はこのタイトル、7月31日に放送される予定だったのが、“秋場所直前SP”と題して1ヶ月送りとなっていたのです。しかし1時間枠をたっぷり使って放送されるのは、今回が初めてじゃないでしょうか?ミホ・ファンの私としてはうれしい限りです。(^^)

 石橋さん、木梨さんともに“時の人”高見盛関と美穂ちゃんを盛り上げ、「2人ともお似合いだなあ、結婚しちゃえばいいのに・・・」を連発。バラエティ番組特有のリップ・サービスですけどね。(^^;美穂ちゃんの着物姿も可愛いし、本当に和気合々といった雰囲気のお2人でした。

 さて、美穂ちゃんの嫌いなものというのは、レバーです。何でも美味しく食べられます!という彼女も、この独特の匂いだけはダメなんだそうです。プロフィールと一緒に書かれているので、ファンの人なら誰でも知っていること。今回はレバニラ炒めとして登場しました。

 4皿あるうちの、2品目としてレバニラを食べた直後、木梨さんの質問です。「吉岡さんの嫌いなものっていうのは、それほどダメ!というわけでもないんでしょう?」(しかめっ面で)「そうでもないんですよ。すごい久しぶりですね食べたのは、」「えっ、まだ2つしか食べてないのに、もう食べちゃったんですか?」見ている方は、ハラハラ・ドキドキ!(^^;

 高見盛関、実は味噌かつが嫌いだったんですね。お相撲さんだけあって、何でもバクバク食べちゃうので、わかりにくいのですが、石橋さんのツッコミが入りました。「本当は味噌かつ嫌いなんでしょう?」「いえ、好きっすよ!」「じゃあ、名古屋場所の時は、何回くらい食べました?」(ムキになって)「10回くらいですかねえ。」

 「あんまり外に出られなかったって、いってたじゃないですか。」(真っ赤になって)「部屋で作ってくれるときもあるし、外に出たときには食べてますよ。居酒屋なんかでも食べれますし。」(石橋さん、かなり挑発的に)「居酒屋で?じゃあ、いくらでした?」(すかさず)「750円っす!」

 名古屋人(私)でも、そんなに続けて食べられません。(笑)居酒屋に串かつはあるけれど、味噌かつはどうだろう?それにお相撲さんが行くような、とんかつの専門店なら、定食で¥1,000以上はします。これで私は、ピーンときたのですが、石橋さんと美穂ちゃんは、よくわからなかったみたいです。

 高見盛関、最初は好印象だったのに、ビールを中グラスで1杯飲んだあたりから、ちょっと目が座ってました。何だか酒グセ悪そうです。(^^;そして、終始ニコニコ微笑んでいた美穂ちゃんですが、バラエティ番組って、必ずそういう話題(誰とお似合いだとか、クイズに勝ったら告白とか)に、持ってかれちゃうんですよね。女の子っていうのは。

 ちょうど1ヶ月前、美穂ちゃんがレギュラーで出演しているインターネット・ラジオ。それとなく呟いていたのは、このことだったんだろうか?誰が悪いということもないんだけれど、まじめな人は嫌な思いをしてしまう。辛いところですね。ちょっと考えてしまいました。(^^;


9月3日(水) 朝早くから取り組んだのは、布団カバーとマットの洗濯でした。先月からやろう、やろうと思っていたのにできなかったのは、お天気と、自分のスケジュールとの兼ね合いです。代わりの布団がないものだから、朝イチに洗濯して、夕方までに取り込まないといけないからです。

 今年の夏はホントに雨ばかり降っていたのですが、今日は運良く、残暑のピーカンでした。久しぶりの洗濯なので、雑巾を絞ったような水の汚れよう・・・。物干し竿は1本しかないので、乾きにくいマットを午前に乾して、午後から布団カバーです。1日中、家に居ないとできないわけですよね。

 布団も同時に虫干ししていたのですが、午後4時頃にすべてを取り込んで終了。部屋を掃除して布団カバーをかけなおしていたら、ものすごい雷が鳴って大雨が・・・。絶妙のタイミングだったようです。うっかり買い物にでも出ていたら、エライことになっていました。(^^;

 テレビの「トリビアの泉」、面白いですよね。オリンピックの金メダルは、銀に金メッキをかけたものだったんだ。(驚)本も発売されているようなので、今度、買ってみようと思います。(^^)さて今日のムダ知識は、クラシック音楽ファンならご存知でしょうけど、多くの人たちが勘違いしているというトリビアです。

 
「トリビアの泉」は、本当は「トレヴィの泉」だった。

 正確には「トレヴィの噴水」。ローマへの観光客が必ず訪れる名所で、「コインを投げ込むと、再びローマに戻れる」という言い伝えがあります。作曲家、オットリーノ・レスピーギ(1879〜1936)が交響詩「ローマの噴水」の中で描いていることでも有名です。

 
「トリビアの泉」のテーマ曲は、「ロミオとジュリエット」のテーマ曲だった。

 1968年、フランコ・ゼッフィレッリ監督、オリヴィア・ハッセー主演の映画です。作曲は「太陽がいっぱい」をはじめ、数々の名作を手がけているニーノ・ロータ。「トリビアの泉」が有名になりすぎて、元の曲が何だったのか忘れ去られそうでちょっとコワイです。(^^;

 あなたは、“何へぇ〜”叩きましたか?(^^;


9月2日(火) 昨日から聴いているのは、リムスキー=コルサコフ作曲、交響組曲「シェエラザード」です。演奏しているのは、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団。高田馬場“DISC FUN”にて¥200にてGET。ライナーというと、いかにもシカゴのギャングの親分といった風貌なのですね。悪役商会の八名信夫さんといい勝負だと思うんですが。(^^;

 しかしながら八名さんが、本当は優しいお爺ちゃんだということは皆さんもご存知ですよね。ライナーの演奏が、“豪快で切れ味の鋭い”と評されるのも確かです。しかし、この「シェエラザード」でライナーは、優しく繊細に、非常に美しい演奏を聴かせてくれます。「シェエラザード」とはもともと「千一夜物語」(アラビアン・ナイト)のお話なんですが・・・。

 サルタン・シャリアール王は、愛する王妃が奴隷と密通しているのを目撃してからというもの、世の女というものが信じられなくなってしまいました。それからというもの、彼は毎夜のように新しい娘を妃として迎え、初夜を過ごした後に処刑するようになったのです。

 しかし、そんなことでは国政もままならぬ状態となってしまいます。家臣たちが考え果てたあげく、白羽の矢を立てたのは、シェエラザードという若い娘でした。賢いシェエラザードは、サルタン王に毎夜毎夜、世にも不思議なお伽話を聞かせたのです。「夜も更けてまいりましたので、この続きはまたあ・し・た(はぁと)・・・」。

 話の続きが聞きたいために、サルタン王は、「明夜、話を聞いたら殺してしまおう・・・」と、計画を1日延ばしに。そしてまた1日と延ばしているうちに、いつしか千一夜を数えてしまいました。ついに王はその残虐な考えを捨て、元の名君に戻ったということです。(^^)

    フリッツ・ライナー

 
※シェエラザードの絵が見たい方はこちら!


9月1日(月) 毎月1日は映画サービス・デーなのです。今日は高田馬場まで歩いて、
早稲田松竹へ行ってきました。東京に越してきたとき、最初に訪れたのがこの映画館ですが、すでに閉館した後でガッカリさせられたものです。調べによれば、2002年3月31日をもって閉館したものの、学生らが中心となって復活プロジェクトを立ち上げ、同年12月21日に復活した模様です。

 この映画館、都内でも数少ない洋画専門の名画座映画館として、ロードショーの終了した映画を中心に、リーズナブルな値段で2本立ての上映を続けています。一般=¥1,300、学生=¥1,100、シニア(60歳以上)=¥900ですが、ラスト上映1本だけの観賞なら¥800でOK。なかなかいいじゃないですか?

 そして映画サービス・デーはすべて¥800というのだから、これはもう行くっきゃないでしょう。今日は女優、ケイト・ブランシェット特集ということで、「ヘヴン」(2003年3月公開)と「ギフト」(2001年6月公開)の2本立て。両方とも見逃していたんですよね。「ギフト」の方は最近テレビで放映されましたけど・・・。(^^;

 “名画座”というと、下町の古びた映画館を想わせてしまいますが、早稲田松竹はキレイな建物です。スクリーンはさほど大きくありませんが、ちょうどいいサイズかな?(巨大スクリーンは画面が暗く、ピントも甘くなってしまうのです。)音響もドルビー・サラウンド対応で、しっかりしてますよ。(^^)

 旧作といえど、ちゃんとパンフレットも置いてあるのがうれしいですね。ドリンクの自販機は¥130と良心価格。一般に映画館内の自販機というのは、暴利を貪るものなのです。(^^;¥150缶なんてのはザラで、氷増ししたコーラの紙コップを¥300で販売している場合もあります。(^^;

 食べ物は置いてありませんが、近所にはファースト・フードも、コンビニも立ち並んでいるので、持ち込みOKということなのでしょう。映画2本立てというと、休憩をはさんで約4時間。お腹だって空きますもんねえ。(^^;今日は上映前に、お隣のそば屋さんで天ぷらそばを掻き込んできてよかった!さつま芋の天ぷらがジャンボでした。(^^;

 映画の内容に触れられなくなってしまいましたが、ケイト・ブランシェットさすが!という感じです。2本とも完全に、この人の演技で語られているからです。特に「ヘヴン」、極端に台詞の少ないドラマですし。偶然?なのか、2本ともジョヴァンニ・リビシとの共演です。彼もまた、おそろしくシュールな役者といえましょう。

 「ギフト」は、キアヌ・リーブスとの共演が“売り”だったのですが、これは商業的な政策というべきでしょう。キアヌは悪役、しかも演技は大味で、とてもジョヴァンニ・リビシにはかなわないからです。この2本、ジョヴァンニのキャラは重なってしまうのですが、個性派俳優として、いろんな役柄に挑戦してもらいたいものですね。


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