2004年1月の日記

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1月31日(土) WILDでいこう

 FM大阪制作、東京FM放送の
『吉岡美穂のWILDでいこう』は本日で最終回。私は昨年の5月24日から聴き始めました。番組が終わってしまうのはちょっと淋しいけれど、全部カセットに録ってあるので、自分だけの再放送を楽しみます。

 最終日のキーワードは、“吉岡美穂の「ほ」は、「ホントに終わりかなぁ?」の「ほ」”でした。1年と1ヶ月、その日のテーマを「よ・し・お・か・み・ほ」の6文字に語呂合わせして続けてきたんですよね。

 リスナーの方々から、たくさんのメールが届いていて、そのうちの1人はこう語っていました。『ぼくは美穂さんの「ねっ♪」という語りかけるような口癖が好きでした・・・』と。

 「ねーなんかー(笑)、また『ねっ』て言ってますけど、口癖になっちゃいましたね。何て言ったらいいんだろー、1年はあっという間でした。『もっとやりたいよー』という感じです。」

 「独り言みたいにね、こう、いろんなことを自分の思うがままに喋らせてもらった番組ですが、卒業になって、独り言できる場所がなくなってしまったら、私のストレスはどこで発散したらいいの?みたいな(笑)。」

 「1年1ヶ月、本当に聴いてくれてありがとうございました。これからも私、吉岡美穂は頑張って芸能界を生き延びていきますんで(笑)、テレビやラジオで私の成長を見守っていてくださいっ♪」

 私の知る限り、“もっとも芸能人らしくない芸能人”。のほほんとして頼りなく、放送の中でも「ねー」と、「んー、何だろー?」を数え切れないくらい連発する・・・。そこが強烈な個性であり、びっくりするくらい感受性が豊かであったりするのですが。

 ロケの仕事であっちこっちへ移動すると、かの地でおみやげを購入(自腹)。「リスナーの皆さんへプレゼントでーす。」と、“マイ企画”をおっ立てては私たちを愉しませてくれたものです。美穂さん、本当におつかれさまでした。(^^)

   

   ※東京・中野のらねこ横町にて


1月30日(金) ライナーの大地の歌

 先々週の帰省の折に、ハンドルネーム“Kおじさん”より、「僕は聴かないから・・・」とCDを頂きました。ありがとうございます。自分は同じ演奏のものをLPで持ってると伝えたら、「それじゃ比較試聴してみて・・・」とのリクエストを賜りました。

 マーラー:交響曲「大地の歌」 リチャード・ルイス(t)/モーリン・フォレスター(ca)/フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団(録音:1959年11月7日&9日)

 CD:BMGビクター BVCC-1016(1993年4月発売)
 LP:RVCビクター 12R-1030(1987年9月発売)(デジタル・リマスター版)

 全体の印象として、大きな差異は認められません。CD、LPとも同じマスターから起こされているのでしょう。ボリウムの差があって、LPはCDの2倍ほどまで上げてやらないと比較試聴できません。些少ですが同じマスターを使用しても、メディアの違いによる音の聞こえ方は違ってきます。

 CD:音像定位がピタリと決まる。声楽はセンター位置に、オーケストラの各楽器も、決まった場所から音が出てきます。非常に安定しているといえるでしょう。ただしステレオ感というか、拡がりは左右のスピーカーの間に限定されてしまいます。音像が近く、遠近感はあまり感じられません。

 LP:音像定位は果てしなく拡がって、掴みどころのない感じがします。声楽はセンター位置というより、ホール全体に響き渡っているかのよう。オーケストラの各楽器は、どの辺りで鳴っているのか、目で見るようには感じられません。左右のスピーカーを突き抜けて、奥行きも果てしなく拡がっています。

 どちらが優れているとは断定しがたく、CDがコンサートホールの1階席、LPは2階席で聴いているような印象を受けます。同じマスターから起こされたとすれば、CD化に際して情報が整理されたような感じも。映像でいえば、CDは画面の隅々までピントのシャープなデジカメ写真。LPは前後に美しいボケを生じる銀塩写真ですね。

 画角に関していえば、CDは上下左右に10%未満のトリミングがあるようです。被写体はその分、前面に出てハッキリするわけですが。ボリウムを上げるとゴソゴソと雑音が聞こえるけれど、実はLPよりCDの方が低域がカットされていない分、盛大に聞こえます。スクラッチ・ノイズと思われていたのは、マスター・テープのヒス・ノイズでした。

 今回試聴したLPはデジタル・リマスター版でしたが、それ以前に発売されていたものも、中古では入手可能です。機会があれば購入して、比較試聴してみたいと思います。(^^)

 LP:RVCビクター RGC-1067(1973年3月発売)/RCL-1015(1980年10月発売)


1月29日(木) SFオレオレ詐欺

 「オレオレ詐欺」の被害が後を絶たないそうです。テレビやインターネットで警鐘を鳴らしても、独り暮しの老人や老夫婦たちには、情報が浸透しないのでしょう。先日のインターネット架空料金請求といい、携帯のワン切りや迷惑メール。相手はどこの誰とも分からないし、自分の正体が知られることもないとしたら、人はどこまでも大胆になれるのでしょうか?

 こうした詐欺行為には、厳重に処罰を下すべきとは思いますが、「罰せられるからしてはいけない・・・」というなら学校の規則と同じなのであります。裏を返せば、「バレなければ何をしてもいい・・・」ということになってしまいます。肝心の「なぜ、そうしてはいけないのか?」という部分が身に付いていないのですね。

 学校の規則というのは、数百人の生徒をコントロールするための手段です。いかなる例外も認められないし、規則を破った生徒には厳重処罰が下されます。そうしているうちに、いつのまにか規則だけが独り歩きして、存在理由は忘れ去られてしまうものなのです。私が教育実習に行ったときの話をしましょう。

 夏休み・冬休みの前に配布されるプリントには、花火の種類について必ず、「2B・爆竹・ダイナマイトは禁止」と書かれていました。爆竹・ダイナマイトは分かるのですが、“2B”って何だろう?鉛筆の硬度表示じゃないよなあ?聞くところによれば、「昔はそういうのがあった・・・」そうなのですが、誰も見たことはないのです。

 「フリスビーは禁止・・・」この事項について年配の先生に尋ねてみたところ、「アレは危ないよ、ジュラルミンか何かの軽金属でできているんだ・・・」と、とんちんかんなことをおっしゃるし、若い先生方は、「禁止になってるからそれでいいんです・・・」と知らん顔。柔らかいビニールでできた円盤を、投げたり受け取ったりするのに何が危ないんだ?

 もしも、熱血先生が子供1人1人に対して、親身になって世話をしてやろうとすれば、日の出から深夜まで、学校にカンヅメになってしまうことでしょう。1クラス30数人の世話をしなければなりません。各家庭と連絡を取って、ときにお節介まで焼いてです。マンガの『GTO』とか、『クニミツ』の世界になってしまうな。

 何も知らない“大きな子供”が世間には溢れています。民主党衆院議員の学歴詐称もその一例。何ひとつ不自由なく育った“お坊ちゃま”であります。親の顔が見てみたいものですね。SF近未来の世界では、死刑を含む刑罰そのものが廃止になることでしょう。犯罪者はクスリを飲まされて赤ん坊に逆戻り・・・人生をやり直すというのはどうでしょうか。(う〜ん気持ち悪い・・・)(^^;


1月28日(水) お笑いに転身?

 民主党、古賀潤一郎衆院議員の学歴詐称疑惑、オモシロ過ぎます。確認のために訪米?金で学位を買収しようという魂胆はミエミエで、大学からはニベもなく断られたというのも当然でしょう。「決して故意ではなく、卒業したと思っていた!」 もう少しうまい言い訳はないものでしょうか?

 ここはひとつ、「すんません、ウソついてました!」 カミングアウトして議員を辞職。お笑いに転身すべきだと思います。というか、他に道は考えられないでしょう。デーモン小暮閣下の“悪魔であることの証明”よりケッサクですもんね。容姿も二枚目だし、人気者になるんじゃないでしょうか?(毒)


1月27日(火) ラジオはSONY

 徹夜明けで文書を印刷しようと思ったら、インクがかすれて出ません。プリンターのインク・カートリッジを外し、アルコールで洗浄。かなりかすれた状態で2、3枚は印刷できたのですが、その後はまったく出なくなりました。やむなく朝イチで秋葉原へ出勤?です。

 石丸電気の開店10分前に着いてしまいました。朝の秋葉原は寒かった〜!ブラック・カートリッジのBC-20は¥2,970(税別)。この4個分で新しいプリンターが買えてしまうのか。私はカラー・インク・カートリッジを使用していません。ランニング・コストが良くないので。

 デジカメ写真はラボでプリントしてもらってます。L判が1枚¥35(税別)。印画紙に焼き付けるので、カラー・プリンターよりはるかに綺麗です。色彩バランスもみごとに修正してくれますよ。もっとも私の場合、家の近所にラボがあるので可能なわけですが。

 ラジオのコーナーにも立ち寄って、SONYのカタログを貰ってきました。ラジカセを含めて、現在これだけ数多くのラインナップを揃えているのはSONYだけでしょう。特にワールドバンド・レシーバー(BCLラジオ)の技術には、めざましいものがあります。

 長波、中波、短波の150kHz〜29,999kHzまで、10キー入力のデジタル表示。1kHz単位の完全直読でダブル・スーパーヘテロダイン方式。私の所有する25年前のスカイセンサーはアナログ方式。短波のみダブル・スーパーで10kHz直読。中波は直読不能でシングル・スーパーでした。

 屋上に巨大なアンテナを設置しなくても、別売のブースター内蔵コンパクト・アンテナで、世界の電波が受信できるというから時代は変わったものです。いくらがんばっても受信できなかったアルゼンチン国営放送、地球の裏側に当たるわけですが、最新機種ならば受信できてしまうのでしょうか?

   

   ※SONY ワールドバンド・レシーバー ICF-SW77


1月26日(月) 楽譜を読むという行為

 もしも、無人島に住むことになったら、世界文学全集と日本文学全集。百科事典と多くの楽譜を持って行くことでしょう。電気の供給はないので、CDもレコードも聴けません。乾電池は貴重品なので、本土との通信にのみ用います。最近はダイナモ発電+ソーラー・バッテリー内臓のラジオがあるので、それくらいはOKかな?

 クラシックの楽譜を目で追いながら、頭の中に音楽を思い浮かべて楽しむ、という行為は、小説を読みながら、映画のごとき情景を頭の中に思い浮かべる、という行為と同じです。お気に入りの俳優さんであったり、時には自分自身が主人公であったりします。舞台にふさわしい風景すら浮かんできます。

 「私は楽譜が読めないから・・・」という人が圧倒的に多く、小・中学校の義務教育9年、高校の3年を経てもなお、そうした現状であることは否めません。つまり日本人なら、ほとんど誰でも小説を読むことはできるが、楽譜を読むことのできる人は少ない、ということです。

 これは経験によってしか得られないので、中学・高校で吹奏楽の経験を経た人。大学などでオーケストラの実習を経験した人にしか分からないのです。ピアノだけを学んだ人は、ピアノに関しては完璧ですが、他の楽器については分からない。(室内楽を経験することで変わってきますが。)声楽だけを学んだ人も同様です。

 音楽大学には“副科”という制度があり、ピアノ科、声楽科、音教科の学生も全て、オーケストラの中の楽器をひとつ修得しなければなりません。もちろん合奏の実習もあります。また、管・弦・打楽器専攻の学生も、ピアノ、声楽は必修科目となっています。たまたま水が合ったのか、副科から専攻へと転向してしまう学生もいますね。

 “読み・書き・そろばん”ができればいい、というなら、日本の教育は明治時代から何も進歩していません。(最近はそれに“英語”がプラスされた。)楽譜はいわゆるひとつの“言葉”であり、同じ言葉でも様々なイメージをもたらすのはいうまでもありません。そこには“名優”も“大根役者”も存在します。

 皆さんはテレビや映画を観ながら、出演者が“名優”なのか、“大根役者”なのか。はてまた人気だけが売りの“アイドル”なのか、見抜く力を持っていると思います。音楽家にも、“大根役者”&“アイドル”は存在して、“名優”に日の当たらないことはしばしば。CDを聴きながらでもいいので、身近なところから楽譜に親しんでいきましょう。


1月25日(日) 芸能人が通う診察室

 というのは毎週木曜日の深夜、日本テレビ系列で放送されている番組です。東野幸治さんが院長、藤井 隆さんが副院長、吉岡美穂さんが婦長(看板ナース)としてレギュラー出演。日頃不摂生な生活をしているであろう芸能人をゲストに招き、トークを交えながら診察。女医軍団による推定寿命を発表するというもの。

 今日は日曜日なのですが、『推定寿命ランキング・スペシャル』という特別番組が放送されました。私個人としては、昨日までいろんなコトがあって塞いでいたのですが、吉岡美穂さんのボケに抱腹絶倒、すっかり癒されてしまいました。なお、今回の特別番組は関東地区のみの放送だったようなので、少しだけ文章で公開します。

 今回はゲストのみならず、レギュラーの3人についても、推定寿命が診断されました。気になる美穂ちゃんのカルテは?

●問診:ストレスを感じることがある YES
仕事がら、決まった時間にご飯を食べられないのが悩みという彼女。
お正月かなり肥ったでしょう?という東野さんの質問に、
「お正月の前半は大阪の実家でたっぷり食べて、後半のお休みは家で、ヒンソに・・・」貧相って??

●問診:よく恐い夢を見る YES 今年の初夢は?
「おトイレに入ったら幽霊に足を引っ張られて、美穂が消えてしまった!」(そこで場面が変わるそうです。)
「友達が慌てて一所懸命探してくれるんだけど、最後には霊媒師を呼んで、私を元の世界に戻そうとするんですよ・・・」
コ、コメントできへん・・・。(^^;

●「健康のために1時間、家の近所をウォーキングしてます」という美穂ちゃん。ウォーキングへは財布を持たずに行くそうです。なぜかというと、
「途中でスーパーに寄って買物して、荷物が多いとタクシーに乗って帰ってしまうから・・・」

 こりゃ長生きするわぁ、と思っていたら案の定、推定寿命は90歳でした。(^^)東野さんは81歳、藤井さんは65歳でした。


1月24日(土) WINDOWSの叛乱

 日付が2004年1月24日(土)から、2004年1月25日(日)に移った瞬間です。Internet Explorerの履歴の項目に、『今日』が2つもできてしまいました。まあ、こんなことは珍しくもないので、ブラウザをいったん終了させてから再起動。フツーならこれで治るはずですが、不思議なことに治らない・・・。

 あまり気にもせずに、次はOutlook Expressを立ち上げ、サクサクとメールを打って送信したら、たった今送信したばかりのメールが、昨日送信したメールの前に保存されています。はあ?何だこりゃ〜?よくよく見たら原因が判明しました。2004年1月24(土)という日付が繰り返されているのです。

 さっそく日付を1月25日(日)へと調整しましたが、そういえば・・・と思い当たるのは、いつも閲覧しているサイトの、テレビ番組表が狂っていたこと。1月25日が土曜日になっていたことを思い出します。偶然だとは思いますが、Windows98の同じ症状が原因だとしたら怖いですね。

 ちなみに私のInternet ExplorerはVer 6.0です。皆さんも日付を1度、ご確認くださいませ。


1月23日(金) 『髪結いの亭主』

 テレビで映画『髪結いの亭主』(LE MARI DE LA COIFFEUSE)を観ました。ジャン・ロシュフォール、アンナ・ガリエナ主演、パトリス・ルコント監督作品。音楽はマイケル・ナイマン。(1990年フランス)

(あらすじ)
 ドーヴィルの海岸沿いに住む少年アントワーヌは床屋が大好き。理容師のシェーファー夫人はグラマーな美女で、彼はすっかりのぼせ上がってしまいます。「将来は必ず髪結いの亭主になるぞ!」と固く決心するのでした。

 それから数十年、アントワーヌはもうすっかり中年の紳士になっていましたが、街の床屋で美しい女理容師マチルドを見初めます。「自分の結婚相手はこの人しかいない!」と心に決めたアントワーヌは店に入り、散髪の途中で結婚を申し込んだのでした。

 何も聞こえなかったかのようにあしらうマチルドですが、3週間後、店を訪れたアントワーヌにマチルドは、「あなたの言葉に心を動かされました。あなたの妻になります」と求婚を承諾したのです。こうしてアントワーヌは念願の“髪結いの亭主”に納まったのでした。

 ささやかな結婚式をあげ、2人は一緒に暮らし始めました。マチルドは髪を結い、アントワーヌはソファーに座り、ずっと彼女を眺めています。幸福で静かな日々・・・マチルドは過去について何も語らなくとも、アントワーヌを深く愛し、いつも静かに微笑んでいました。

 しかし雷雨の夜、客の途絶えた店の中で愛を交した後、マチルドは「買い物にいく」と言い残して、雨の中に飛び出して行きました。「今が幸せだから、あなたを失う前に人生を終えたい!」マチルドは濁流に身を投げたのです。

 フランス映画ってこんなんばっか?と、結末に疑問を感じる人も多いようですが、私としてはなるほどね〜♪全体がボンヤリした夢物語なので、不思議と違和感はありません。もうそれだけ歳を取ってしまったのかも?

 今が幸せすぎると、その後は幸せが減っていくだけですよね。もちろん現実には、そうばかりもいっていられませんが・・・。2人が結婚式を挙げたとき、マチルドには身寄りが誰もいませんでした。辛く孤独な人生を歩んできたのだな、と想像させるものがあります。

 マチルドを失ってもアントワーヌは、アラブの音楽に合わせて自己流のダンスを踊り続けます。お客には、「もうすぐ女房が帰ってくるから、ちょっと待ってて・・・」と言いながら。ちょっとエッチで、悲しくもあり微笑ましくもある人生。(^^)


1月22日(木) 吉野家へ行こう

 吉野家で牛丼を注文しました。あれ、お肉が違うぞ?脂の少ない赤身の牛肉に変わっていたのです。不思議に思って周りを見ると、壁には米国産牛肉の輸入中止により、国産牛肉に切り換えましたとの表示が・・・。“特盛”はしばらくの間、販売中止になりました。おそらく採算が取れないのでしょう。

 メニューには新商品の“カレー丼”(¥400)のみならず、“麻婆丼”(¥400)、“焼鶏丼”(¥450)が加わっていました。BSE対策には深刻なものがあります。さて、国産牛肉の牛丼ですが、今までよりずっと美味しいです。これは驚き!¥280の価格を維持するのは大変でしょうけど。

 『災い転じて福となる』 今こそ吉野家の牛丼を食べるべきです。米国産牛肉の輸入中止が続けば、¥280の価格を維持し続けるのは難しくなるでしょう。それにしても美味しかったなあ・・・レシピは同じでも材料が変われば、味も変わるものですね。また食べに行かなければ。(^^)


1月21日(水) 吠えろクーガ!

 ラジオを持って東京に戻りました。写真は松下クーガRF-888(RED)。クーガ・シリーズの第1号機で1973年発売、定価は¥18,900で、キャッチ・コピーは「吠えろクーガ!」。BCLラジオではありませんが、FM、MW、SWの3バンド。16cmスピーカー搭載で、ちょっと辛口ですがとてもいい音がします。

 実はこれ、父のラジオなんですが、オクラになっていたので掘り起こしました。現在、この時代のラジオがオークションで高額落札されると話したら驚いていました。売買するつもりはありませんが、何しろ古いラジオなので、ときどき通電させないと調子が悪くなってしまう恐れがあります。

 マイク・ミキシング機能もありますが、当時はカラオケというより、拡声器としての用途です。遠鳴りする音色だし、かなりの出力もあります。夏休みの間は、子供会のラジオ体操にも大活躍でした。ゼンマイ式のお休みタイマーも付いています。いたれりつくせりの設計ですね。

 ¥18,900という定価に驚かれる人も多いでしょう。今なら、カセットもCDもないラジオなんて¥1,000から買えますよね。当時としては高級品ですが、こんな力強い音は今のラジオには出せません。松下さんSONYさん、昔のラジオを復刻して発売してください。ラジオを聴きながら仕事をしている人は多いし、ぜったい売れると思うんだけどな。

   


1月20日(火) 電気製品修理

 父に頼まれていたテレビの修理が済みました。私がなかなか帰省してこないので待ちきれず、電気屋さんを呼んだそうですが、出張料の¥2,000をふんだくられただけで、何も処置がされていなかったのです。

 「その時は映るようになったんだけど、2〜3日したらまた映らなくなってしまった。」と言っていますが、本当かよ?かなり疑わしいなあ。結局、アンテナ部品を交換して終了。せめてこれくらいのことはしてくれないと。

 母はWラジカセの右のカセット部分、「左のカセットと比べると音が小さくなった。」とのこと。かなり使い込んであるので、ヘッドは磨耗していますが、ヘッド、キャプスタン、ピンチローラをクリーニングしたところ症状はなくなりました。

 部屋にはCDの壊れて使えないミニコンポもあります。私が前の会社で廃棄処分になったのを貰ってきたものです。母はカセットしか聴かないし、マイク・ミキシングやエコー、ピッチ・コントロールまで付いていて、カラオケにはもってこいなのですが。

 「だって使い方が分からんもん。」ということで、飾り物になっています。Wカセットの部分に関していえば、ほとんど未使用品。会社ではCDしか使っていなかったから・・・。もったいないので使ってくださいよ。


1月19日(月) おしゃべりやってま〜す

 友人の家に遊びに行きました。この間まで泣いてばかりで、まだ這うこともできなかったチビちゃんは、もう立派に歩いてニコニコと可愛い表情を見せるし、私が持ってきた“カレーせんべい”を美味しそうに齧っています。子供は“カレー味”が大好きなんですよね。(私も好きですが・・・。)

 昔話に花が咲いて、懐かしのBCLラジオまで登場。彼のスカイセンサー5900は、感度良好で周波数のズレも無し。うらやましい・・・私の愛機はいずれ入院させねばならないでしょう。もっとも小牧では、電波の状態が極めて優れているんですけどね。東京とは大違い・・・。

 深夜には別の友人がわが家へ来訪。朝の4時くらいまで喋っていました。音楽のハナシ、ホルンのハナシ、オーディオのハナシ、ビデオのハナシ。どうやら名古屋市周辺のリサイクル・ショップには、オーディオ関係の掘り出し物が出るらしい。しかもめちゃくちゃ安いときたもんだ。


1月18日(日) 東京と名古屋の金銭感覚

 お正月を東京で過ごしたので、久しぶりの帰省となります。昨夜は洗濯物を部屋乾ししたり、部屋を片付けたりしていたので、寝るのが遅くなってしまいました。今日は朝寝坊・・・。(^^;

 腹ごしらえしてから新幹線に乗ろうと吉野家へ。新発売のカレー丼(¥400)はいかがなものでしょう?私はぜんぜん気にしてないけど、明らかなBSE対策ですね。

 お味は?というと、カレーうどんのうどんを食べた後に、半ライスを注文してお汁の中にぶちまけた味。私はこれが正式なカレーうどんの食べ方と自負していますが?

 新幹線は名古屋へ。ホームへ降りたとたん、冷たく乾燥した空気が鼻の奥に染みてきます。“夏は暑く、冬は寒い”これが名古屋の気候。気を付けないと喉をやられてしまいます。

 バスの待ち時間に“松坂屋”を覗いてみます。名古屋では老舗の高級デパートですが、ジャンパーなどの値段を見てもせいぜい¥15,000から¥20,000くらい。冬物処分ということで30%引き、50%引きの赤札が付いています。

 これが東京の○|○|(丸井)なら、相場は¥40,000〜¥50,000くらい。処分品でもせいぜい20%〜30%引き。高級品に対する金銭感覚が麻痺しています。いったいどんな人が買うんでしょう?

 東京で洋服を安く買おうとすれば、ユニクロなどはまだセンスのいい方で、スーパー(ビッグストア)系の洋服売場や、ディスカウント系の売場を探さなくてはなりません。デザインも品質もかなり辛いものがありますが・・・。

 名古屋であれば、ユニーやジャスコといったビッグストアにも、リーズナブルで品質の良いテナントが入っているし、高級百貨店といえども、あまり値段の高い品を置かないようになってきました。つまり選択肢が広いのです。


1月17日(土) 吉岡美穂さん握手会

 銀座福屋書店にて、トレーディングカード発売記念イベント、吉岡美穂さんの握手会が行われました。美穂さんは髪をアップにして、白のドレスで登場。先週のイベントでも感じたのですが、ずいぶんほっそりされました。テレビやグラビアで見るのと、間近で見るのは違うんですけどね。綺麗だったなー!(^^)

 心の中では何を話そうか、台本まで考えているんですけど、自分の順番が来ると一瞬にしてフリーズです。先日仕入れた紅い綿入れ半纏は、少し早いお誕生日プレゼント(2月3日が誕生日)。「寒い日が続きますが、暖かくして過ごしてくださいね。」「ありがとうございますー、わー何だろー?後で開けてみますね。」

 その場では開封できなかったので、今ごろびっくりしているかも知れません。店を出ると雪がチラチラ・・・昨夜まで仕事に煮詰まっていたけれど、すっかり気持ちが晴れました。北風までが清々しく感じられます。テレビやラジオで・・・ですけれど、彼女にはいつも元気を分けてもらっています。(^^)


1月16日(金) 『風の谷のナウシカ』

 日本テレビで再放送がありました。今回はデジタル・リマスター版ということで。昨年末、DVDが発売されたばかりなので、同一ソースによるものと考えてよいでしょう。製作はスタジオ・ジブリの前身であるトップ・クラフト。一説には版権の問題でDVD化が遅れたとも伝えられていますが?

 映画公開は1984年。私は当時、劇場へ足を運んで観ています。まっ暗闇の中からおぼろげに、トルメキアの輸送船が浮かんで見えるシーンや、王蟲の触手が美しい金色の透過光で表現されていたこと。巨神兵が放つ光線で爆発が起こるシーンは、ストロボの閃光のように眩かったことなど、鮮烈に記憶しています。

 当時まだ、レンタル・ビデオが始まったばかり。レンタル料はセルビデオの定価の1割でした。(¥1,000くらい?)まだ120分のVHSテープが¥2,500もした時代です。音声はハイ・ファイではなくノーマル。やはりビデオの画質は映画と比較になりません。水平解像度250本といえば、通常のテレビ放送の半分くらい。

 友人がレーザー・ディスクを買ったので見せてもらいました。LDプレーヤーは、現在の半導体レーザー・ピックアップではなく、GASレーザー・ピックアップを使用した初期型。音声はデジタルではなく、FM変調方式です。初期のLDプレーヤーは水平解像度350本くらい。ピントは甘いのですが、高輝度でパンチのある色彩を誇っていました。

 自分の記憶に残っている美しさのランキングは、@映画のフィルムA初期のレーザー・ディスク、なのです。最初のテレビ放送は、スタンダード・サイズにカットされていましたが、FUJIのハイグレード・テープで、CMを編集しながら苦労して録画しました。しかし、全体に白っぽい発色で、クオリティの低さにがっかりしたものです。

 2度目のテレビ放送も、やはり白っぽい映像でした。3度目のテレビ放送は、前週の予告編で色彩の乗った映像が紹介されたため、新しいハイグレード・テープで録画しなおしました。この頃にはVHSも、音声がハイ・ファイになっていましたし、テープのクオリティはずいぶん向上していたのです。

 その後、何度もテレビ放送が行われ、画面はヴィスタ・サイズとなり、クリア・ビジョンの技術で放送局側のクオリティも向上しました。しかし、映画館で最初に観た映像の美しさは、未だに再現されないままなのです。今回のデジタル・リマスター版放映には、かなり期待を寄せていました。

 「かなりいじくったなあ・・・」というのが、残念ながら第1印象です。色が濃ゆいです、かなり油っ濃い。ハッキリ&クッキリしていますが、全体に平べったい。輪郭線が強くなったために、立体感と奥行きがなくなってしまいました。そして『千と千尋』でも問題になったように、全体が赤みがかっています。

 フィルムのキズは綺麗に修正され、まったく気になりませんが、色彩的にはハデハデで、空は抜けるような青さがなく、何だかべっとりしています。音声はオリジナル通りのモノラルで、DVD化に際してステレオ化or5.1chサラウンドくらいは欲しいもの。しかもシャリシャリしていて、昔より悪くなっていないだろうか?

 悪口雑言ばかりですが、それほどこの作品には思い入れがあるのです。しょせんスタジオ・ジブリの技術とはこの程度なのか?こうした旧いフィルムのブラッシュ・アップ技術、やはりハリウッドにはかなわないのですね。彼らは本当に見事にリマスターを行ってくれます。その費用も膨大なものですが・・・。(^^;


1月15日(木) カラオケ・モード

 “擬似ステレオ”というのをご存知でしょうか?旧いモノラル音源を加工して、ステレオに似た広がりを持たせたものです。これには賛否両論あって、オリジナルのモノラルを尊重する人と、“聴きやすければ、擬似ステレオでもいいじゃないか”と肯定する人とに分かれるようです。

 本当に美しく聞こえる、優れた擬似ステレオもあり、良くできたものであれば、私としてはどちらでもOK。しかし問題になるのは、パッケージにその旨が記載されていないことが多く、購入してから気がついた、という場合が非常に多いことです。

 “ステレオ”と表記されているのに、実際は擬似ステレオだったりすれば、購入者は騙されたような気分になるでしょう。ところが“モノラル”を表記していながら、わりと綺麗な音だな?と思っていたら、僅かにステレオ・プレゼンスを付加した擬似ステレオだった、という事例も多いのです。

 “擬似ステレオであるか否か?”を識別するためにはヘッドホンを用い、アンプのモード・スイッチをステレオorモノラルに切り換えたり、ヘッドホンを左右逆に装着したりして判断します。強いアタックで音像が左右に移動したりする場合、擬似ステレオの可能性が高いといえましょう。

 擬似ステレオを識別するのに、有効な方法を思い出したので補足します。皆さんはパソコンでCDを聴くときに、メディアプレーヤー等を使用していると思いますが、私のパソコンには購入時、IBMマルチメディア・エクスプローラというソフトがインストールされていました。

 このソフトには、カラオケ・モードという機能があります。J-POP等の録音は、ヴォーカルを中央にミキシングしているので、左右どちらかのチャンネルを逆相に接続し、モノラルにリミックスすると、中央にあったヴォーカルが消えてしまう、という性質を利用したものです。本物のカラオケとはちょっと違いますが。

 LPレコードの場合はヘッドシェル内の結線を、片チャンネルだけプラス・マイナスを逆に接続し、アンプのモード・スイッチをモノラルに。

 CDプレーヤーの場合は、安物の接続コードをいったん切断して加工することで、アンプのモード切り換えがなくても、実験できるはずです。

 この方法でクラシックの録音を再生するとどうなるか?純粋なモノラル録音ならば、理論的に“無音”の状態になるはずです。ステレオ・プレゼンスが付加されていれば、プレゼンス(エコー)だけが聞こえてくると思われます。

 LPレコードの場合は純粋なモノラル録音であっても、スクラッチ・ノイズとカートリッジの共振や、板鳴きによって発生した僅かな音楽成分が抽出されると思われるのですが、いかがなものでしょうか?


1月14日(水) 豚丼で元気ハツラツ

 キンキンに寒い日が続いています。新宿の金券ショップまで、新幹線のチケットを買いに出掛けたのですが、どうも頭がふらふらします。あまりにも気分が悪いので、トイレの鏡で顔を見たら、すっかり青ざめていてびっくりしました。(^^;

 何か美味しいものを食べて帰りましょう。サブナード地下街の“豚丼の和幸”で昼食。温かい豚丼を食べたら、すっかり良くなりました。美味しいものは人を元気にするチカラがあるのですね。ささ、帰って仕事シゴト・・・。(^^;

   


1月13日(火) 中野へお買い物

 いろいろと要り用なものがありまして、中野ブロードウェイへと出掛けました。普段なら自転車で行くところを、今日は営団線を利用します。荷物が多くなると自転車では厄介なものですから。買物袋を持って、片手ハンドルというのは危険ですよね。

 まずユニクロへ。デイバック(リュックサック)の新しいのが欲しかったので。ちょうど良い大きさと、シンプルなデザインのものが見つかりました。お〜っと!ブラック(黒色)は最後の1個だったんですね。人気色から無くなってしまうものなのです。グリーンやオレンジはたくさん残っていますが。

 続いて薬局へ。無水エタノール(アルコール)が無くなってしまったので。そんなもの何に使うんだって?オーディオ・マニアにとって必需品なのですが、カセット・デッキという言葉も死語となりつつある今日この頃。理解の範疇を超えているかもしれません。

 ズボンのベルト、これは駅構内の叩き売りで。“紳士用高級本革ベルト 大特価1000円”。どこでも相場は1000円なんだけど。(笑)「これはいいよ、すべり止めが付いてるからね。ボタンを押すと抜けるようになってるんだ。」おっちゃんが得意気に説明してくれます。

 ほっかほかのプレゼントにと半纏を探していたのですが、半纏はどこに行ったら買えるのか?それは布団屋さん(寝具店)にあるのです。ところが中野の商店街では、地味な柄の半纏しか見つかりませんでした。冬物はもう処分にかかっているのですね。

 銀行に立ち寄る途中の中井商店街には、店先に綺麗な紅の半纏が架けてありました。それを思い出して出直すことにします。「すみません、半纏が欲しいんですけど!」店の奥からご主人が出てきました。「寒い時にはこれが一番なんだよ、近頃はアメリカからも注文があるんだ。」

 ご主人の息子さんはアメリカに留学してかの地で就職。しかし、日本支社勤務として戻って来られたそうです。「アメリカ人の仕事の無責任さには嫌気がさした・・・」とのこと。そういえば自分が商品情報部にいたときも・・・と、すっかり聞き上手になってしまい、しばらく話しこんでしまいました。


1月12日(月) 今日のレコード

 今日はずっと家に引きこもって、LPレコードのデータを入力していました。レオン・フライシャーのピアノ、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏による、グリーグとシューマンのピアノ協奏曲(SONY 13AC-806)を聴きましたが、これが実によかったです。

 クール&リリシズムというべきか・・・繊細で美しい演奏。レオン・フライシャーは1928年サンフランシスコに生まれ、7歳で初リサイタルを行ったほどの神童。A.シュナーベルに認められ、10歳で弟子入りしたのだそうです。セルとはベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音。

 ところがその後、右腕が動かなくなってしまったのです。いったん活動を休止した後に、指揮者&左手のピアニストとして復活しています。CBSにはピアニストとして相当数の録音があるはずですが、一部を除いて廃盤になったまま、というのは寂しいものです。


1月11日(日) 東京オートサロン

 幕張メッセで開催中の東京オートサロン最終日。ファブレスのブースで吉岡美穂さんのトーク・ショーが行われると聞いて出掛けます。JR京葉線に乗るのは初めてで、東京駅に接続しているとはいえ、動く歩道でかなりの距離を移動。ホームは地下4階にあるのです。

 海浜幕張で下車。巨大なビルや庭園、ショッピング・モールが立ち並ぶ新興都市であります。幕張メッセはものすごい人で溢れていますが、実は人気のない空間もけっこうあるんですよね。催事のない期間は閑散としているんだろうな。

 そこはまさにクルマの祭典!体育館なみの巨大ホールが3つもあり、人とクルマで溢れています。レース・クイーンがゾロゾロ。カメラ小僧(いいオトナ)がパシャパシャ。レーシング・カーって、一般車を改造して造られたものもあるんだ。

 実際のレースでクラッシュしたクルマも展示されていました。フロント・ガラスは粉々で後輪も脱落。ボディは全体にグニャリとひん曲がっていますが、レカロの薄っぺらなシートだけは無事で、天井が陥没しないように鉄パイプで補強されているのですね。

 ベースは一般車ですが、後部座席も内装もすべて、軽量化のために外されています。助手席にはシートでなく、ニトロ混合の燃料タンクが!重量バランスのために置かれているんでしょうけど、ニトロと心中はごめんだなあ。

 ファブレスのステージが始まりました。美穂さんはプリント柄のブラウスに、紺のスカート、黒のブーツという出で立ち。ちょっと普段着っぽいですが、とても清楚な感じでよかったです。

 スクリーンに表示された携帯番号に電話をかけ、繋がった人だけが美穂さんと会話できるという新しいゲームがありました。話題は現在公開中の映画のことなど。ファブレスのマスコットであるファブ・プー(クマの縫いぐるみ)を貰って嬉しそうです。

 ステージは15分くらいの短いものでしたが、イベントはその後も続き、美穂さんは観覧用のブースに入り、ステージに向かって手を振っていました。プロダクションの後輩たちが、レース・クイーンとして参加しているからでしょう。


1月10日(土) WILDでいこう

 昨日から胃が痛むので、朝早くに薬局を訪ねます。胃薬を買ったけれど、“食べないとかえってよくないですよ”と薬剤師さんのアドバイス。お粥を作って食べることにしました。いわゆる“2分でご飯”のパックを半分、鍋に空けて煮立てます。ギフトで貰った“鮭雑炊”の素と溶き玉子を入れてできあがり。

 とはいえ、飛躍的に快癒するわけでもなく、FM放送を聴きながら寝付きました。
『吉岡美穂のWILDでいこう』・・・うとうとしながらいい気分。ところが!悲しいお知らせがあります?1月いっぱいで番組が終了になる?昨年1月から始まった番組なので、2年目の契約を更新したと思っていたら・・・。

 1年1ヶ月で終わりなの〜?先日、カセット・テープをまとめ買いしたばかりだったのに。毎週楽しみにしていたテレビやラジオの番組が終了になるのは、とても淋しいものです。胸にポッカリ穴が開いたような気分・・・。とりあえずあと3回、放送されるのですね。よ〜し、WILDに聴くぞ〜!(意味不明)


1月9日(金) 胃タタタ・・・

 一昨日仕入れたカタログのおかげで、これまで確認のとれなかった資料がどんどん片付いていきます。私がクラシック・レコードを買い始めたのは1976年頃からですが、レコード芸術を定期購読し始めたのは1980年から。中古レコードとして購入できる1970年以前のものも調べないといけないんですよね。

 快調に進んでいたのに、午後から胃が痛くなってきました。最近凝っている野菜炒めラーメンは油が強いし、カフェオレとはいえ、コーヒーの摂取量も相当なものです。今のうちはシクシク痛む程度ですが、胃痙攣になると七転八倒!大事をとって1日絶食します。今日は早めに寝てしまいましょう。


1月8日(木) パソコン

 “オノデン坊や”の画像を編集するために、パソコンのHDDに画像データを落としたら、フリーズしてしまいました。画像ソフトが・・・ではなくアンチウィルスの動作が不安定。インターネットに接続しても起動してくれないのです。そこでHDD容量を稼ぐために、画像ファイルのいくつかをCD-Rに移し替えました。

 容量に空きができたのはいいけれど、ファイルが断片化しているためか、やはり動作がのろいまま。safeモードやデフラグを何度も実行して、ほんの少しだけ回復に向いました。結局これだけで半日を費やしてしまったのは悔しいです。文書や既読メールも整理して、大掃除しないといけないな。


1月7日(水) カタログ

 神田神保町へLPレコードのカタログを探しに行きました。音楽書専門の古賀書店へ入ったら、レコード芸術の付録と別冊が大量に入荷しているではありませんか!ここ半年ばかり入荷がなかったので、半ば諦めかけていたところでした。1964年から1977年までの作曲家別・演奏家別のカタログが22冊。

 ところが財布には1万円ちょっとしか入っていなかったのです。とりあえずその場で12冊を購入。残り10冊を取り置きにしてもらい、お金を取りに家へ戻ります。出直してようやく残りを購入。合計2万円弱になってしまいましたが、貴重な資料なのでいた仕方ありません。それにしてもよく見つかったものです。

 神田神保町からお茶の水までてくてく歩き、ディスクユニオン・クラシック館へ。¥300LPを7枚選んでレジに持って行ったら、カウンターに音元出版“analog”の新刊が置いてあるじゃないですか。もちろんこれも購入・・・ということで、今日は本だらけの1日ということになります。

 最後はさらに秋葉原まで歩いて、カセット・テープをまとめ買い。MDが普及しているのは日本だけなんですよ。(^^;そして、JRお茶の水駅のホームからもよく見えるのが秋葉原“オノデン坊や”です。写真は建物の向いから撮ったものですが、顔と両手が電気仕掛けで動くんですよね。

   


1月6日(火) 初夢?

 こんな夢を見た。セクシ〜美女な教師が、教室の黒板に小さな字で問題を書いている。

 「放射能で大気が汚染され、この世が終りを告げようとしているとき、一輪の小さな花が蚊を捕らえた。蚊は最後の力を振り絞って蜜を吸おうとした。でも本当に甘い汁を吸ったのは誰?」

 他の奴らはノートを提出し、さっさと教室を出て行く。私は問題の意味がわからないので、教室に1人、取り残されてしまった。このままでは埒が開かないので、教師に質問しようと思い、席を立つ。

 ここで目が覚めました。答えはわからないまま。皆さんで想像してみてください。(笑)


1月5日(月) パチモン怪獣

 お正月というのは、深夜に映画を放送してくれるのがありがたいですね。3日の朝に録画しておいた『怪獣大決戦ヤンガリー』を観ました。もちろん劇場公開時にも観に行きましたよ。

 『怪獣大決戦ヤンガリー』(YONGGARY) ハリソン・ヤング、リチャード・B・リビングストン、ドナ・フィリップソン主演、シム・ヒョンレ監督。(2000年韓国・アメリカ)
公式ホームページ

 平成ガメラ・シリーズでお馴染み金子修介監督の弁ですが、“怪獣”は日本独自の文化であり、アジアにも韓国のヤンガリーと北朝鮮のプルガサリくらいしか怪獣は存在しません。しょせん欧米には“恐竜”や“巨大生物”の発想しかないのです。

    

   (左)北朝鮮 『プルガサリ』  (右)韓国 『ヤンガリー』

 “ハリウッド版ゴジラ”が結局、“巨大化した恐竜”でしかなく、怪獣好きの人たちからは、「ゴジラの歴史から抹殺してほしい!」といわれるほどのものでしかなかったこと。未知の生物への恐怖を感じられないし、怪獣特有の人間臭さもないんですよね。

 さて『ヤンガリー』ですが、怪獣はCGアニメーション。ツルツルした表皮と実写(ミニチュア)との合成がチグハグで、動きにも重量感が感じられません。大金を投じるにしろ、もう少し突き詰めてもよかったんじゃないかと。超一流といわないまでも、役者さんの演技はなかなかのもの。

 脚本などは超テキトーです。ツッコミどころ満載で、B級映画の面目躍如たるもの。宇宙人などはミニチュアの人形で、カクカクと手で操演しているだけじゃないの?本格的な部分と手抜きの部分がごちゃ混ぜです。劇場で観たときは、後ろに座っていた女性2人組が、

 「どこが面白いのかわからん!」

 と絶叫していました。この“子供だまし”な面白さは、“パチモン怪獣”にも通じるものがあります。駄菓子屋の5円クジは人生の縮図なのです。
5円引き怪獣パチモン図鑑を閲覧して初笑い。私としては、プルガサリとヤンガリーを対決させてみたい。もちろん映画でのハナシですよ。


1月4日(日) 描き初め

 インターネットで画像を拾ってきました。実際はもっと大きなサイズのGIF形式ですが、加工するため、BMP形式に変換します。ちなみに縦を10%伸張させて正方形としました。どこかで見たようなキャラクターですなあ?※梅図かずお先生ごめんなさい!

    (1)単行本からスキャンしたと思われる原画。

    (2)インクの汚れをきれいに取り除きます。

    (3)デジタル・ペイントで彩色したところです。

    (4)背景にショッキングな赤を入れてみました。

 これで「ギョエ〜!」の完成であります。画像を軽くするためにJPGに変換すると、背景の赤にモアレが生じてしまいますので、GIFに置き換えて表示しています。ちなみに私はビンボーなのと、HDD容量の小さな98マシンを酷使しているので、“Photoshop”を使用しておりません。OSに付属の“Paint”で彩色を行いました。

 画像の形式を変換したり、サイズ変更、画質調整を行うためには、“i_view32”(IrfanView32)(英語版と日本語版がある)が便利です。フリーソフトですが、けっこう何でもできてしまうところがすごい。画像を繋ぎ合わせるのには、“jointogether”(日本語版)が便利です。もちろんこれもフリーソフト。

 パソコン・ショップでは、いろんなソフトが販売されていますが、実を言うと、アンチウィルス以外は購入したことがありません。もちろん人様から借りてコピーしたこともないです。“無くても何とかなる”のがパソコンだと思っております。あなたの部屋、床にCD-ROMが転がっていませんか?


1月3日(土) 体力不足

 パソコンに向かっても集中できない。肩凝りが酷くなってきました。ゴロゴロしたり仕事したり、といった感じです。はい。明日は外へ出ましょう。ちょうど食料も底をついたし、商店も開業するでしょうから。コンビニ弁当は飽きました。やたらと味付けが濃いのはよくないです。

 国産米のいちばん安いのでいいから、また5キロ袋を買ってこなくては・・・。“竹”というブランドですが、その上に“松”というのもあるらしい。いえいえ、粒も整っているし、とても美味しいですよ。ブランド米しか食べない人っているんだろうか?価格差はずいぶんありますね。

 そうそう、映画館では元日にお神酒を配っていました。ブランドは“白鶴”ですが、目の前で樽を割ったお酒です。これはメチャクチャ美味しかったなあ。一升瓶や紙パックに入ったお酒とは別格です。いや、同じ味の小売りが存在するのでしょうか?

 ずいぶん前に亡くなった祖父が、まだ元気だった頃・・・30年くらい前の話ですが、母の実家には樽酒が置いてあり、晩酌の時にだけ、枡に注いで飲んでいたっけ。これってすごい贅沢?実は“安くて美味しい日本酒”というのを、密かに開拓中なのです。(^^)


1月2日(金) 映画三昧(続)

 『すべては愛のために』(BEYOND BORDERS)アンジェリーナ・ジョリー、クライヴ・オーウェン主演、マーティン・キャンベル監督。(2003年アメリカ)
公式ホームページ

 現代の『尼僧物語』(THE NUN'S STORY)(フレッド・ジンネマン監督、1959年アメリカ)かな?と・・・。後にユニセフの親善大使となるオードリー・ヘップバーン主演です。映画のロケで訪れたコンゴの窮状が、彼女の人生を変えたのは誰もが知るところ。

 この映画もちょうど同じことがいえます。2000年、映画『トゥームレイダー』の撮影のため、カンボジアへ滞在したアンジェリーナは、帰還した難民や貧困にあえぐ現地の人々に間近にすると、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使となりました。

 ストーリーのベースとなるのは純愛ですが、ドキュメント・タッチの難民救済活動に目がいってしまいますね。サラとキャラハン博士の恋愛は、『尼僧物語』とも似ています。なお、実在の難民をフィルムに収めることは許されません。栄養失調の子供はCGで加工されているそうです。

 『ブルース・オールマイティ』(BLUCE ALMIGHTY)ジム・キャリー、モーガン・フリーマン、ジェニファー・アニストン主演、トム・シャドヤック監督。(2003年アメリカ)
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 今さら新しいネタでもない、“もし自分が神様になれたら?”というお話。ブルースはローカルTV局のレポーターですが、回ってくるのはどうでもいいネタばかり。一生懸命撮ってきた仕事さえ、没になることもしばしば。「あんたは職務怠慢だ!」と天の神様に向かって怒りを叩きつけました。

 「私の仕事に不満があるなら、君がやれ!」と、神様のお達し。半信半疑で建物を1歩出た途端、ブルースは全能のパワーを備えていました。しかし神様は2つのルールを付け加えます。“自分が神であると人に言ってはならない、もうひとつは、他人の意思は操れない”ということ。

 ミラクル・パワーを駆使して、たちまち出世していくブルース。やがて神の仕事を引き継いだ彼の頭の中には、街中の人々の祈りが鳴り響くようになってしまいました。それならば!と、祈りのすべてをパソコンにダウンロードし、“Yes”に一発変換。世界は大混乱をきたしてしまいます。

 すべてが自分の思い通りで、すっかり調子に乗ってしまったブルース。しかし、去っていく恋人の心を取り戻すことはできません。そうです、自分が変わらなければ、人の心を動かすことなどできなかったのです。今さら気づいてももう遅い?彼は彼女を振り向かせることができるのか?

 ハンサムな顔立ちなのに、奇顔で笑わせてくれるジム・キャリー。私の中では加藤 茶と重なる部分があるんですけどね。ベタなお話なんですが、説得力があるのはギャグと演技の絶妙なバランスでしょう。奇想天外なCGもあるのですが、もちろん主役は生身の人間であること。(^^)


1月1日(木) 映画三昧

 あけましておめでとうございます!私はテレビで深夜3時から映画『GO』を。映画サービスデーの早朝から、『ラスト サムライ』、『すべては愛のために』、『ブルース・オールマイティ』の3本をハシゴしました。ちょっと疲れましたけどね。(^^;

   

 『GO』 窪塚洋介、柴咲コウ、山崎 努、大竹しのぶ、細山田隆人、山本太郎 出演、行定 勲 監督。(2001年東映)

 金城一樹の原作を先に読んで、映画が公開されているはず、と思い、調べてみたらもう終了していました。それが3年前の名古屋でのできごと。テレビでも以前、放送されていますが、観れたのはラストの5分間だけ。今回ようやく全編をノーカットで観ることができました。

 2時間の枠に収めるため、はしょったところもありますが、原作の味わいを上手く生かせたと思います。“恋愛”にウェイトを置き、“在日”という重いテーマは薄れていますが、気になる人は原作を読んでください。でないと2時間では語り尽くせません。“番外編”ともいえる作品に、『レボリューションNo.3』があります。

 インターネット“みんなのレビュー”を見ると、過小評価する人が多いのに驚かされます。ジェネレーション・ギャップというヤツですな・・・。自分が高校生の時に聞かされた“角材で歯をぶち折られた”とか、“目にアロンアルファを入れられた”という痛いエピソード。(不思議なことに全国の学校で流布している。笑)

 原作で描かれた狂気と暴力・・・映画ではどうしても、コミカルに描かれてしまうのですが、その辺の雰囲気はやはり分かりにくいのか、現代の高校生はどう捉えているのでしょう?ちなみにウチの親父は教師でありながら、桜井の父と同じことを言っておりました。情けない・・・。(^^;

 『ラスト サムライ』(THE LAST SAMURAI)トム・クルーズ主演、渡辺 謙、真田広之、小雪、中村七之助 出演、エドワード・ズウィック監督・脚本。(2003年アメリカ・日本)
公式ホームページ

 アメリカ人の考えたサムライ映画なんぞ観たくもない!と思って敬遠していたのですが、聞くところでは意外と評判がよろしい。食わず嫌いは良くない、と考え直して観てみることにしました。なるほど!よく考えられた脚本であります。日本人の役者が揃っているから、台詞にも違和感はありません。

 真田広之さんは自分の出番がなくともスタジオ入りして、美術や着こなしなどを厳しくチェックされたそうです。ハリウッドのスタッフも彼の意見をこころよく受け入れてくれたそうで、本当にいい意味での日米合作となりました。小泉首相、アメリカのいいなりはダメですよ。

 『将軍』における“マリコ”(この時代にそんなハイカラな名前はない!)とか、『マイノリティ・リポート』の“ヤカモト様”(漢字の思い浮かばない名前)とか。これまであまりにも軽んじられてきた日本に対して、ハリウッドが一石を投じた作品として高く評価してよいと思います。

 しかしながら、時代考証については疑問点も散見されます。日本人でも普通の人には分かんないんですけどね。美術の参考資料となったのは、おそらく“横浜写真”と呼ばれる幕末〜明治期の着色写真です。“そのまんま”に再現されているので、びっくりしてしまいました。

 外国人写真技師(後に日本人技師も現れる)によって撮られたこれらの写真は、外国人の捉えた日本の風俗(ファンタジー・ジャパン)でした。つまり過剰に演出されたものであったこと。白黒写真に施された鮮やかな彩色は、現実の色ではなく、浮世絵風に彩られたものであります。

 屋根瓦が緑色をしているけれど、本当に青磁の瓦だったかどうか?そして明治天皇の御用邸には“花魁”(おいらん)がいる?吉原の風景がリミックスされていてびっくり!農村の風景と生活にも疑問点は様々ありますが、みなさんはどうぞ“男のストーリー”を愉しんで観てください。(^^)


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