2004年4月の日記

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4月30日(金) 『ペルシャの市場にて』

 ケテルビーのオーケストラ曲集を聴いています。ジョン・ランチベリー指揮のフィルハーモニア管弦楽団。(LP:東芝EMI EAC-55030)ホーム・ミュージックの代表選手ともいえるこれらの曲は、小編成のスタジオ・オーケストラで演奏されたレコードが大半です。英国バレエ界の大御所ともいえる指揮者が、名門オーケストラを指揮してレコーディングした意義は大きいといえましょう。

 曲目は『ペルシャの市場にて』、『修道院の庭で』、『ジプシーの少年』、『エジプトの秘境で』、『時計とドレスデン人形』、『牧場を渡る鐘』、『中国の寺院の庭で』、『月の光に』、『心の奥深く』の9曲です。タイトルを読むだけで聴きたくなってしまいますよね。最もポピュラーな『ペルシャの市場にて』、これは誰でも一度は聴いたことがあると思います。

 おそらく、“ああ、あの中国みたいな曲だ”ということになるでしょう。(笑)もちろん大昔の英国人にとって東洋といえば、中国も日本もアラブ諸国もごちゃ混ぜになってるんですけどね。それを補って余りあるのがケテルビーの旋律美で、今までもこれからもずっと演奏され、聴き継がれていくでしょう。もう1度、頭から聴き直してみるかな?


4月29日(木) 『電池が切れるまで』

 テレビ朝日のドラマ『電池が切れるまで』は、放送第2回にして急速な展開を見せました。白血病の少女、結花ちゃんが亡くなってしまったのです。生命はこの世から形を失っても、残された人たちの心の中で生きていくのですね。
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 陣内孝則さん、財前直見さんらのベテランに囲まれ、ボランティアの女子大生・本条麻衣子を演じる吉岡美穂さん。初めてのシュールなドラマ出演ですが、ふんわり自然と溶け込んでいます。演技もまた上手くなりました。

 世間一般、大きな声&大袈裟な身振りで分かりやすい演技をする人が勝ち、なのですが、そんな演者はやがて飽きられてしまいます。フツーを演じること、これがいかに難しいか。彼女はすでにそれを感じ取っているようです。


4月28日(水) 『鉄人28号』あれこれ

 ようやく観れました!新作『鉄人28号』。レトロなつくりに徹底していて、テーマソングも昔のまま。というか、昔よりレトロなのかも知れません。
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 なかむらたかしの丸っこいキャラクター、どこかで見たような?と思ったら、映画『パルムの樹』を製作した
パルムスタジオが手がけているのか。『パルムの樹』はまだ観ていません。映画館で予告は観たけれど、生理的に受けつけませんでした。食わず嫌いではお話になりませんが・・・メッセージが重過ぎる、というか、押し付けがましく感じられてしまったのです。

 なかむらたかしはタツノコプロ出身。『ヤッターマン』で作画監督デビューの後、『幻魔大戦』では大友克洋のデザインを作画。宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』にも参加するが、『天空の城 ラピュタ』では作画監督のオファーを断って独立。以後、キャラクターデザイン、脚本をも手がけているそうです。いっぺん観てみるか・・・『パルムの樹』。

 そして新作『鉄人28号』の監督は今川泰宏。私は最近のアニメに関して知識がありません。調べてみると『機動武闘伝Gガンダム』の監督、OVA『ジャイアント・ロボ』の監督であることが分かりました。

 『機動武闘伝Gガンダム』って、ガンダム・ファンから嫌われたアレですよね。“Gファイト”と言うそうですが、戦闘シーンになると、どこからともなくロボットが湧いて出る。キャラクターはいつの間にかロボットの中に・・・いやイメージとして存在しているようなロボット・プロレス。1回しか観たことないけど、強烈に覚えてるなー。

 話を戻しましょう。新作『鉄人28号』の背景は昭和30年代の東京です。だからレトロに感じられてしまう・・・オリジナルの『鉄人28号』も昭和30年代ですが、未来への憧れが強く感じられるので、現実よりずっとモダンだったのです。新作のストーリーでは女性キャラが正太郎君に向かって、『歌声喫茶、行ってみる?』などと言うセリフも。

 そして鉄人が、戦争の生んだ“悲しい兵器”であることを強調しています。これもオリジナルでは、さほど重要に描かれなかったテーマです。まだチグハグした感じは否めませんが、どのように展開していくのか?しばらく見守っていきたい、と思います。なお、作画・美術のレベルはかなり高いものです。DVD発売も考慮されていると思われます。

 音楽は千住明。(ヴァイオリニスト千住真理子の兄)ストーリー中には、“キングレコード主催 クラシックコンサート 指揮:千住明”というシチュエーションまで登場していました。美しいけれど、ちょっと優しすぎるかもしれないなあ。オリジナルのテーマソング作曲は三木鶏郎。ナショナルとか東芝とか、昭和30年代のCMソングはほとんどこの人の手によるもの。

 新しいサントラCDでテーマソングを歌っているのは六本木男声合唱団。何だか下手っぴぃだぞ!オリジナルはデューク・エイセスでそちらの方が断然上手い。“六本木男声合唱団”を調べてみると、作曲家三枝成彰氏を団長とする合唱団。財界・政界・スポーツ・芸術・芸能等の各著名人で構成されている、とのこと。

 政治家では江田五月、柿沢弘治、鳩山由紀夫。作家では田中康夫、島田雅彦。俳優では奥田瑛二、辰巳琢郎。タレントのダニエル・カール。ソムリエの田崎真也。アナウンサーの露木茂らが参加しているそうです。話題作りの素人集団なのか。ねも艦長の耳はごまかせませんよ〜。(^^;


4月27日(火) 吉岡美穂、ネコになる?

 今日は雨風が吹き荒れるとんでもない天気でした。夜食を摂るために部屋を出たら、階段にリッツのクラッカーが飛び散っています。どこから飛んできたんだろう?コンビニで週刊プレイボーイを買ったのは、巻頭に吉岡美穂さんのグラビアが載っていたから。今週はZAVADA(学研)、ビッグコミック・スピリッツと3冊目です。

 今回のカメラマンは『月刊吉岡美穂』の藤代冥砂さん。この人、チープなロケーションを上手く使って、ホンワカした面白い味を出してます。カー雑誌の山積みになった押入れで、お尻を向けて四つん這い。顔だけこっち向いている美穂さんは本当にネコみたいです。「ニャーオ!」と言わせてみたい。(=^・^=)

 レコード聴いてます。ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ。(悲愴・月光・熱情)演奏はアルフレート・ブレンデル。PHILIPSの全集ではなく、若い頃にVOXに録音した全集からの抜粋です。恐いもの知らずというか、実に溌剌と演奏していて気持ちがいいですね。少しもやっとした録音ですが独特の雰囲気があります。

 ブレンデルは歳を経るごとに神経質になってしまい、レパートリーを狭めていってしまうのです。PHILIPSの全集は確かに立派な演奏ですが、聴いていると何だか疲れてしまいます。私はVOXやVANGUARDに録音されたブレンデルを好みます。綺麗なステレオ録音だし、音にも温かみがあると思うのです。


4月26日(月) NET TRANSPORT

 友人からNET TRANSPORTというフリー・ソフトがあることを教えていただきました。ストリーミング放送のデータを取り込んでしまうたいへん便利なソフトです。もちろん、動画・音声ファイルには著作権がありますので、個人で楽しむ以外の目的には使用できません。

 このソフトは中国で創られたらしい・・・ということで、なるほど納得です。コピー天国ですからねえ。(苦笑)日本語表示のファイルも別途用意されていますので、なかなか使いやすいです。ただし、ビデオやカセットに録画・録音するような簡便さではありません。

 いちおうインターネットの仕組みであるとか、ファイルの“拡張子”について理解がないと、使用できません。デスクトップに拡張子の表示をさせているユーザーでないと無理。初心者にはそれなりの録音・録画ソフトが必要なのでしょうね。どれくらいのグレードがボーダーになるんだろう?

 Eメールのやりとり、インターネット閲覧。仕事で使用している人は、ワード&エクセルも。デジカメを使用している人は、画像データをCDに保存したり、写真をプリンターで印刷したり。あとは音楽CDのコピー(複製)くらいが、フツーのグレードかと思われます。

 ここまでであれば拡張子の表示は必要ありません。そのひとつ上、ホームページ作成から拡張子の表示が必要となります。最近流行の“ブログ”(WEB上の無料スペース)なら必要ありませんが、ウサギ小屋のアパートみたいだなあ。“ブログ”利用者はホームページ作成へとスキルアップしてもらいたいですね。


4月25日(日) 自分にとってのお宝

 高田馬場の¥100ショップ“キャン・ドゥ”で買物をし、ついでにと中古レコード店を覗いたら、バーゲン¥50コーナーに大量の入荷。¥50と¥100のLPレコードを合計¥1,000分購入してしまいました。いえなに、珍しいレコードなんて1枚もありませんが、それでも私にとってはお宝なのです。

 昨今の“お宝ブーム”そして、ネット・オークションによる“錬金術”。“自分の所有物を高く評価されたい”という気持ちは解らないでもありませんが、少々加熱気味のようです。私の所有するレコード、CD、オーディオ、書籍・・・これを全部合わせても二束三文に違いありません。

 要は“私が欲しいから購入した”ものであって、第三者にとっては何の価値もないものです。“将来、値が張るから”とか、“オークションで高く売れるから”という目的で購入していく人もあると思います。ただ、私が思うにその人たちはお金以外に何の楽しみもないのかしらん?人生を浪費しているような気がします。


4月24日(土) アニメから実写へ

 テレビ・アニメ登場以前、『鉄腕アトム』にも『鉄人28号』にも実写版のテレビ・ドラマがありました。噂ばかりで観ることすら叶わないのですが、相当チャチなものではあるらしい。(笑)最新のCG(コンピューター・グラフィック)を用いて実写映画とすれば、かなり良いものができるのかもしれません。

 この4月から全国の映画館で封切られたのは、『ピーター・パン』と『CASSHERN』。前者はディズニーの長編アニメで有名ですね。実写映画としては、ロビン・ウィリアムズ主演の『フック』もありましたし、ミュージカルとして舞台でも上演されています。最新のCGを駆使して美しい映画に仕上がっていることでしょう。
『ピーター・パン』公式ホームページ

 かなり違和感あるのが『CASSHERN』。タツノコプロの『新造人間キャシャーン』が原作。近未来・国籍不明の世界ではなかったかな?それが恐ろしく日本情緒にリメイクされ、“愛”を押しつけがましくしてはいないだろうか?はっきり言って見苦しいぞ〜!観るべきが観ざるべきかそれが問題だ。
『CASSHERN』公式ホームページ

 永井豪原作のアニメを実写映画で!5月29日公開となるのが『キューティーハニー』。サトエリ主演、監督は『エヴァンゲリオン』の庵野秀明。これはかなり期待できそう!アニメの世界を実写に持っていくこと自体、ナンセンスであることは重々承知の上。それを逆手に取ってねじ伏せてしまった感があります。
『キューティーハニー』公式ホームページ

 庵野秀明監督自身が『キューティーハニー』にホレているというか、チョー理解あるオジサンであるわけで、私たちが子供の頃、アニメとはいえかなり恥ずい思いをし、親の目を気にしながら観ていたことを分かっています。これはゼッタイ観に行かなくちゃ!映画館の中はオジサンだらけかも???
『キューティーハニー』ブロードバンド予告編

 永井豪原作のアニメを実写映画でもう1本。『DEVILMAN』は2004年秋公開予定。これはどっちかというと、実写にしてほしくないなあ。公式サイトの予告編を観てもピンとこないし、デビルマンと妖怪はオールCGで描くらしい。それもハッキリ言ってコンピューター・ゲーム以下のクオリティだ。目で確めてみて→
『DEVILMAN』公式ホームページ

 最後に、これはマリオネーションの実写映画化ということになるけれど、『サンダーバード』が8月7日に公開予定。予告編を観て度肝を抜かれました。(笑)すごく愉しい雰囲気にできあがっているようです。ミニチュアのツヤツヤ感までもがCGで再現されているし、人形では実現できなかったアクション・シーンも。

 ハッキリ言って相当お金がかかっています。(笑)で、そこまで金を注ぎ込んで、ここまで遊ばせてくれるか?(笑)というくらい徹底してます。これはゼッタイ観に行かなくちゃ!まずは予告編でお楽しみください。
『サンダーバード』(映画)公式ホームページ 昔ながらの『サンダーバード』公式ホームページ NHK放送中の『サンダーバード』公式ホームページ


4月23日(金) イタリアとポーランドのインターネットラジオ

 
IPラジオの部屋(インターネットラジオ)にDeutschlandRadio Berlin(ドイツ)、Deutschlandfunk(ドイツ)、Radio Swiss Classic(スイス)、Concertzender(オランダ)、KUAT FM(USA)、Radio Max(ハンガリー)、Radio RAI(イタリア)、Platforma(ポーランド)を追加しました。376のチャンネルをお楽しみいただけます。

 特にRadio RAI(イタリア)、Platforma(ポーランド)は出色の内容。前者はカンツォーネとオペラの国。後者はショパンを生んだ、古くからクラシックに縁のある国。まさに音楽が溢れています。Radio RAIは8チャンネル、Platformaは7チャンネルを有していて、その中にはRadio B.A.C.H.というクラシック専門チャンネルがあります。

 Radio B.A.C.H.は名前のごとく、バッハ中心のチャンネルなのです。この日記を書いている今も、グレン・グールドのピアノが流れっぱなし。ソフトなピアノのタッチは、羽毛が頬を撫でるよう。仕事をしながらBGMで聴くのにもってこいでしょう。更新の度にすばらしいチャンネルが増えていくインターネットラジオ。終わりはあるのか?


4月22日(木) 『鉄人28号』

 インターネット検索の途中で発見!アニメ『鉄人28号』がこの4月から、テレビ東京で放送されていたとは。懐かしい白黒アニメじゃありません。リニューアル版ではありますが、原作の持ち味を大切に扱っているみたい。
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 横山光輝先生が4月15日にご逝去されたのは知らなかった。ご冥福をお祈りいたします。雑誌『少年』に連載が始まったのは1956年。ラジオ・ドラマ、実写版テレビ・ドラマを経て、1963年に始まった白黒アニメが大ヒットとなりました。

 その頃の子供たちは、何かしらひとつは鉄人の玩具を持っていたと思われます。文字どおりブリキでできた歩く鉄人とか、空気を入れて膨らますビニールの鉄人とか・・・。お菓子のオマケにはシールが入っていましたね。

 明治製菓はアトム、グリコは鉄人じゃなかったかしらん?人間とロボットの共存を描いた『鉄腕アトム』は子供には難しすぎました。リモコン次第で善にも悪にも変化する鉄人、というのはデンジャラスな魅力を発揮していたのです。

 公式サイトを見てみると“ブラック・オックス”もすでに登場しているようです。もう3回も観損ねてしまいました。放送時間帯がが深夜!というのは、アニメがもう子供だけのものではないということですね。


4月21日(水) 『ルパン小僧』

 久しぶりに
IPラジオの部屋(インターネットラジオ)を更新しました。といっても少しだけ。WUNC FM、XLNC 1 FM、Latvijas Radio、Radio Slovenijaを追加しました。345のチャンネルをお楽しみいただけます。

 WUNC 91.5 FMは音の出ないことが多いなあ・・・。深夜に更新作業をしているので、放送時間から外れているのかもしれませんが、あまり接続状況が良くないのであれば、様子を見ながら削除してしまいますけど。(^^;

 Latvijas Radio(ラトヴィア)、Radio Slovenija(スロヴェニア)の放送が楽しみです。行ってみたいな東欧へ。旧いものと新しいものがごちゃ混ぜになった世界観。音楽にも古酒の香が漂ってくるようです。

 今日の『トリビアの泉』は、“ルパンV世には峰不二子との間に生まれた息子がいた”でした。そんなの知ってるよ〜!“漫画アクション”の弟分として発売された“少年アクション”。第1号から連載された『ルパン小僧』であります。

 何と“少年アクション”は1年半で休刊となってしまったのか・・・。(笑)『ルパン小僧』は18回で連載を終了、幻の作品となってしまいました。“少年アクション”第1号は、亡くなったおばあちゃんが買ってきてくれたんだったよな。持っていたら今頃、お宝だったかもしれません。


4月20日(火) 『ウルトラQダーク・ファンタジー』

 テレビ番組表を見ていて発見!往年(モノクロ時代)の名作が、リニューアルされていたとは。4月6日から始まっていたので、もう2回も観損ねてしまったことになります。
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 スタッフはオリジナルの『ウルトラQ』から脚本に携わっている上原正三さんをはじめ、実力者が揃っています。シュールな演出が期待できますね。さっそくビデオをセットして観てみることにしましょう。

 第3話『あなた誰ですか?』の監督は金子修介さん。平成『ガメラ』3部作、『クロスファイア』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』以来のお久しぶりじゃないですか。女優さんを見せるのが上手いんですが、今回の脚本でヒロインの遠藤久美子さんの出番は少なかった。次回に期待しましょう。

 作品はヴィスタ・サイズで仕上げられており、これは後にDVDの発売を考えてのことでしょう。映像のクオリティも映画並みで、かなり力が入っています。どうかすると『世にも奇妙な物語』に重なってしまう恐れもありますが、うまく『ウルトラQ』の世界観を現代に甦らせてほしいと思います。


4月19日(月) 仮面ライダースナック

 TBS『新すぃ日本語』に登場したのは、“ショッカー”という新語。これはショッカーの戦闘員が年中「ヒ〜ヒ〜」言ってることから、金欠で苦しんでいる人のことを指すのだそうです。なかなか面白いのですが、同年代の方から“ショッカーの戦闘員は「イー」ではなかったですか?とご指摘をいただきました。

 確かにその通り!でもリアルタイムで観ていない人たちには、「ヒ〜」と聞こえるのでしょうね。いわく、“そういえば小学生の頃の大昔、友人が「仮面ライダースナック」を箱ごと買占め、カードだけもらって、お菓子そのものを地中に埋めるのを手伝わされた記憶があります。”

 「仮面ライダースナック」の箱買い&ドブ捨て・・・私も目撃しました。その上級生は先生に叱られたのですが、「お前が喋ったんだろう!」ということで、私は呼びつけられて、校舎の裏で殴られました。よく考えれば田舎だから、子供のウワサなんて筒抜けなんですけどね。

 殴った奴はもう忘れてるだろうけど、殴られた方は一生忘れませんよ〜。(^^+というか、これは全国的な社会問題となったのです。製造元のカルビーはまずお菓子の量を減らし、1袋の単価を下げました。それから、アルバムを応募するための制度“ラッキーカード”を廃止したのです。

 返信用と手数料の切手を同封して応募すれば、誰でもカード・アルバムがもらえるようにと改めたのでした。ジャガイモと小麦粉を原料とした優しい甘さのスナック菓子・・・今でもキャラクターを変えて存続しているのでしょうか?サッポロポテトが発売されるのはその少し後、ポテトチップはまだ湖池屋しか発売されていませんでした。


4月18日(日) BCLラジオの経年劣化

 昨夜はMBS(大阪毎日放送)『ヤングパーク延長戦 トレン丼』を録音しながら聴いていました。ほんらい深夜25時50分から始まる10分番組なのですが、ナイターの延長があって1時間20分の遅延。27時(深夜3時)10分の開始となってしまいました。

 マンションの室内では受信できないので、ベランダに出て聴かねばなりません。ただ、気候はずいぶんよくなったので、風が気持ちいいですね。この日は受信感度良好で、シグナル・メーターも最大7を示しています。ところが妙なことに気が付きました。

 音声と一緒に、ピュ〜という雑音が入ってます。これは先週も同じなのですが、受信感度に応じて音が高くなったり、低くなったりします。今までずっと電波雑音だと思っていた音が、ラジオの内部から出てしまっていることに、ようやく気がつきました。(^^;

 BFO(Beat Frequency Oscillator)回路の発振音が漏れてしまっています。これはアマチュア無線のSSB(Single Side Band)でモガモガ聞こえる音声を復調したり、モールス信号のカツカツ音をピーピー音に変調したり、AM受信のチューニングで、中心周波数を合わせるのに使用するスイッチです。

 すなわちAM受信の場合、まず放送局を受信した後、BFOのスイッチを入れます。ビート音が発生しますが、その音がいちばん低くなるように合わせると、正確にチューニングできるのです。放送を聴くにはBFOスイッチを切るのですが、切ったはずのビート音が放送に混入しているのです。

 さすがに27年も使用しているBCLラジオですから、ノートラブルというわけにはいきませんね。基板や接点の焼けた部分が炭化して、通電してしまっていると考えられます。現在は使用していないけれど、短波帯の感度低下、周波数のズレは以前から気が付いていました。

 ううむ、新しいワールドバンド・レシーバーが欲しくなってしまったぞ。(^^;それはいいが、その前にパソコンも買い換えなきゃならないし、データ保存のためのMOも必要だあ?買わなきゃならないモノだらけ・・・困りました。ただでさえ部屋の中は機械で溢れています。人は便利に慣れると不便に逆戻りできません。


4月17日(土) 『少林足球』

 暑くなったり、急に冷えたりする日が続いたので、ちょっと体調を崩してしまいました。半日ぼ〜っとしていて、お風呂で温めたり・・・。夜はテレビで映画『少林サッカー』を観たのですが、あまりの馬鹿馬鹿しさに笑い転げ、お陰で元気を取り戻しました。(^^)

 『クローサー』でも活躍したヴィッキー・チャオが出演していたのか。でもストーリーの前半はニキビだらけの特殊メイク。(やりすぎ)中半はコテコテの厚化粧。(やりすぎ)ラストはスキン・ヘッドという出で立ちで可哀想。綺麗な女の子にここまでやらせるか?フツー。(^^;

 『少林サッカー』、中国語では『少林足球』。これ、ナイス翻訳だと思いませんか?文字どおり足でボールを操る競技だし、日本語で読んでも『ソッキュー』、ほとんど音まで合致しているじゃありませんか。いったい誰が翻訳したんだろう、洒落ていますね。(^^)

 この手の中国語翻訳で最も優れているのは、やはり『お経』ではないでしょうか?三蔵法師(玄奘げんじょう)はインドの言葉(サンスクリット)に漢字を当てはめ、なおかつ分かりやすい意味まで持たせました。『掘った芋いじるな!』(What time is it now?)だと、ずいぶん言葉の意味が違ってきますね。(笑)


4月16日(金) ミュンシュの「英雄」

 昨日はジェームズ・スタリアーノのホルンを聴いたので、ボストン交響楽団の演奏が聴きたくなりました。ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」を取り出します。指揮はご存知シャルル・ミュンシュ。スタリアーノも演奏に参加しているはずです。

 冒頭の和音打撃をここまで短くスタッカートにし、快速イン・テンポで押し通した演奏も少ないのでは?ロマンティックで神秘的なフルトヴェングラーとは対極のフレッシュな演奏ですが、これまたまぎれもなくベートーヴェンなのであります。

 テンポは速いけれど、音には厚みがあって、ぶっとい羊羹をダン、ダンと厚切りにしたような趣です。これって究極の贅沢じゃないですか?(貧乏性)そういえば、ミュンシュもまたベートーヴェンの交響曲を全曲を録音しなかった巨匠の1人です。(もったいない)


4月15日(木) ジェームズ・スタリアーノ

 日曜日にお茶の水“ディスク・ユニオン”で仕入れた珍しいレコード。モーツァルト:ホルン協奏曲第3番、第2番はジェームズ・スタリアーノのホルン独奏、ツィンブラー・シンフォニエッタの演奏。指揮者の名前はクレジットされていません。(BOSTON RECORDS BST-1002)¥900で購入しました。

 “Record 1 of two”と表記があり、BST-1003の番号で第2集(第1番、第4番)も発売されていたようです。いつかは入手できるのだろうか?ジャケットの記載によれば、テュイーレの六重奏曲、ドヴォルザークの管楽セレナード、ボストン木管五重奏団メンバーとしてテレマン、ライヒャ、ピストンの五重奏曲の録音があるようです。

 1958年の録音?で、きれいなステレオ録音。柔らかで包容力があり、端正なスタイルは私好みですね。スタリアーノはミュンシュ〜ラインスドルフ時代のボストン交響楽団主席ホルン奏者。ラインスドルフのブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」は、彼がホルンを吹いていたはずです。

 ジャケットにバイオグラフィーが掲載されているので、私の拙い英語力で翻訳してみましょう。(判らない箇所は飛ばします。)スタリアーノのホルン・ソロは、ミュンシュ、クーセヴィツキー、アンセルメ等の巨匠にも絶賛された・・・。

 ジェームズ・スタリアーノは最初、トスカーニーニの下でNBC交響楽団の第1奏者を務めた叔父のアルバート・スタリアーノにホルンを学んだ。16歳の時にデトロイト交響楽団の第1アシスタントとして初舞台を踏む。その後、ソロ奏者として、クリーヴランド、シカゴ、セント・ルイス、ロスアンジェルス、ハリウッド・ボールのオーケストラを転任する。

 ハリウッド・スタジオに在籍したこともあるが、1946年クーセヴィツキーから招聘され、ボストン交響楽団の主席ホルン奏者となる。・・・ものすごい経歴ですね、天才少年だったんだ。(^^)伴奏を務めるツィンブラー・シンフォニエッタは、ヨゼフ・ツィンブラーによって結成されたボストン交響楽団の17名のメンバーによる室内アンサンブル。

 指揮者を置かずに活動しているとのことです。・・・いやはや豪華メンバーではないですか。BOSTON RECORDSは現在もCDリリースを続けているアメリカのマイナー・レーベルですが、これらの録音をCDに復刻してくれないかな?あまり売れない?とは思うのですが・・・。(ワガママですね。)


4月14日(水) ベートーヴェン:交響曲第2番

 ベートーヴェンの全部で9つある交響曲の中で、交響曲第2番は、最も演奏頻度の少ない交響曲です。ベートーヴェン連続演奏会とか、LPやCDの交響曲全集といった企画でもないかぎり、まず演奏されることはないでしょう。

 ベートーヴェン2曲のプログラムだと第3番「英雄」、第5番「運命」、第6番「田園」、第7番、第9番「合唱」が後半(トリ)であって、この中から2曲を組み合わせるか、前半に第1番、第4番、第8番を持ってくることになります。

 なぜかいつも忘れられてしまう第2番・・・。スケールの大きい曲なんですけどね。大指揮者フルトヴェングラーなどは、第1番、第3番「英雄」、第4番、第5番「運命」、第6番「田園」、第7番だけをレコーディングして亡くなってしまいました。

 ベートーヴェン全集の完成を見ることなく亡くなってしまったのですが、後にバイロイト音楽祭のライヴ録音で第9番「合唱」。ストックホルムのライヴ録音で第8番。録音条件の整った音源があったのです。しかし、第2番だけはなかなか見つかりませんでした。

 1970年代になってようやく、かなり貧弱な録音の第2番が発見され、交響曲全集発売が叶ったのです。自分はこのとき小遣いを貯めて7枚組のLPレコードを購入しました。¥10,500といえば大金です。うわさの第2番は、やはり劣悪な録音でしたね。

 バーゲン¥100の中古レコードで購入したのは、ベートーヴェン:交響曲第2番。コリン・デイヴィス指揮BBC交響楽団の演奏です。カップリングは「レオノーレ」序曲第3番ですが、こちらはロンドン交響楽団の演奏。(PHILIPS 25PC-11)

 やはり第2番単独のLPでは売れないと見えて、¥100に値下げしたのでありましょう。1970年代にデイヴィスがBBCとロンドン響を指揮して録音した交響曲全集ではなかったかな?最初は1枚ずつ単独で発売し、完成するとカートンBOXで販売されたものです。

 ジャケットは擦れていて内袋も黴だらけでしたが、レコードそのものは綺麗で、よく見ると白レーベルに“見本盤”と印刷されています。これは未使用の可能性が高いですね。汚れた内袋は新品に交換してやればいいのです。さあ、針を落としてみましょう。

 いい演奏ですね〜、録音もすばらしい。デイヴィスは後にドレスデン・シュターツカペレを指揮して、ベートーヴェンの交響曲全集を再録音しています。この“旧録音”はついつい忘れられがちですが、いいものはいいのだ!ロンドンのオーケストラだって立派なベートーヴェンを演奏できるのだから。


4月13日(火) パソコンのHDD録音

 ラジオから録音したカセット・テープを、友人に聴かせてあげようと思ったのですが、『ウチはカセットが聴けないから・・・』という理由で見送りになりました。MDの販売数はすでにカセットを越えているんですね。アナログ音声をパソコン上でファイル化すれば、添付ファイルとして送ることもできるのですが。

 どうしたらそれができるのか?ということで調べてみると、“USBデジタル・オーディオ・プロセッサー”を使えばいいらしい。しかも高性能の最新機種が1万円以下で買えるのか・・・。“買っちゃおうかな?”と思ったけれど、Windows ME、2000、XPのみ対応。しかも高速CPUでないとダメみたい。

 “パソコン買い換えてからのお楽しみです・・・。”そういうことでメッセージを送信しましたが、SEの友人は特別な機材なしで、サウンドカードに直接入力しているとのこと。ふうむ、どうやら何とかなりそうな気配です。何とかなるかもしれない・・・努力する前に諦めてしまっているのかも。(^^:

 インターネットで情報を集めても、有力な情報が得られません。Real Playerは有料版のみ録音可能。無料版は不可能ということですが、絶対にお金なんか払わないもんね。Windows Media PlayerはVer.9だと録音可能。私のパソコンはWindows98の1st.EditionなのでVer.7までしか使えないのです。

 あちこちのアプリケーションを調べているうちに見つけました。後付けのCDレコーダー添付のライティング・ソフト、“WinCDR6.0”にアナログ録音の機能があったのです。さっそく外部入力にテレコを接続、何度か試行の末、アナログ音声をWAVEファイル化に成功しました。拍手!(苦笑)

 WAVEファイルはCD同等の音質ですが、サイズは100MBを越えてしまうので、添付ファイルとして送信できません。またもや友人にお助けメール・・・。高性能のフリーソフトを教えてもらい、7.5MBのMP3ファイルに変換しました。これで一件落着!かなり苦労しましたが、いい勉強になりました。お金もかからなかったし。(苦笑)


4月12日(月) 50円の名盤

 先週、¥50で購入したレコードを聴いています。ラシーヌの雅歌/フォーレ:宗教曲集、演奏はガブリエル・フォーレ少年合唱団。(コロムビアOW-7567 VOX原盤)埃だらけのレコードでしたが、クリーニングしたら綺麗になりました。これはいいですよ〜!究極の癒しというか、天国に昇っていくような美しさ。

 いつもなら合唱曲など敬遠してしまうのですが、¥50という安さがきっかけになりました。“安いから買おう”という不純な動機から、こんな清純な音楽に巡り会えるとは!しかも、このお宝レコードはCDになっていないんですよね。録音して友達に聴かせてあげたいくらいです。

 もう1枚は、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」とシューベルト:交響曲第8番「未完成」のカップリング。演奏はレオポルト・ルートヴィッヒ指揮のロンドン交響楽団。(コロムビアMS-1102 EVEREST原盤)“ダイヤモンド1000”シリーズの1枚です。誰?その指揮者?

 レコード録音も極端に少ないので知名度はゼロ。一昔前なら“ニ流”と片付けられてしまったでしょう。ほんらい演奏家に一流、ニ流の定義などありえないのですが・・・。この演奏、速めのテンポでサラリと流しながら、実に味わいのある演奏です。この人も職人指揮者といえましょう。

 ロンドン交響楽団のソロ・パートが実に活き活きしていて、指揮者とオーケストラの信頼関係が伝わってきます。もっとたくさん録音しておいて欲しかったな。もっとも私が知らないだけで、オクラになっているレコードが存在するのかもしれません。探してみよう、レオポルト・ルートヴィッヒ。


4月11日(日) プラグの日曜日

 一昨日、秋葉原で購入したウォークマンを、BCLラジオに接続するための専用コードをこしらえました。
 モノラル・ミニプラグ→ステレオ・ミニプラグ

 もうひとつこしらえたのは、BCLラジオを、AKGのヘッドホンで聴くための変換プラグ付き専用コードです。
 モノラル・ミニプラグ→ステレオ・ヘッドホン標準ジャック

 ところが片チャンネルしか音が出ません。調べてみると、ステレオ・ヘッドホン標準ジャックとして購入した部品が、実はモノラル標準ジャックだったのです。ホット側の端子が2つあるのでステレオかと思いきや、両方とも先端部分に通電していました。どうやら別の部品が混ざっていたようです。

 こりゃ困ったな〜、秋葉原まで出直さなければなりません。しかし、天気がいいので九段下→神田神保町→お茶の水→秋葉原のコースを歩くことにしました。ちょっと失敗だったのは、古書店の多くが日曜定休だったこと。ラッキーだったのはディスク・ユニオンで珍しいレコードが買えたこと。

 ラジオ・センターのおじさんは、事情を説明すると、快く部品の交換に応じてくれました。一昨日は閉店間際だったため、レシートを貰っていませんでした。しかも、一度半田付けしてしまった部品なので申しわけないです。お店は¥100かそこらの部品を並べて生計をたてているんだよなあ。

 ついでにRCAピンジャックも購入しました。帰宅してすぐにこしらえた専用コードは、
 RCAピンジャック×2→RCAピンプラグ×2

 ステレオ延長ピンコードではなく、左右のチャンネルをショートさせ、モノラルに変換できるようにしました。モノラル録音をテープ・ダビングするとき、左右のバランスが崩れていることがありますが、この専用コードを用いれば、完全なモノラルで再現できるので安心ですね。

 そして残った部品と、道具箱に眠っていた部品で、もう1本専用コードをこしらえました。
 ステレオ・ミニプラグ→RCAピンプラグ×2

 外観はステレオ変換コードですが、これも左右のチャンネルをショートさせ、モノラル専用コードとしています。今回製作したコードはすべてモノラルですが、スカイセンサー(BCLラジオ)を、AKGのヘッドホンで鳴らしてみると、これがなかなかいい雰囲気。頭の中心にピタリと音像が定位します。

 変換プラグではダメなのか?(笑)標準プラグ→ミニプラグの変換は、かなり大きなものになってしまいますし、ラジオ本体のミニジャックに重量が加わります。接点はデリケートなものですよ!雑音が出たのでは元も子もありません。30cmくらいの短いコードにした方がいいのです。

 秋葉原・食の話題

 JR秋葉原駅総武線、西船橋・千葉方面行のホームには、そば屋さんがあります。このお店のカレーライスは¥400(大盛り¥500)。そしてカツ・カレーは、何と¥550(大盛り¥650)なのです。秋葉原の帰りはいつもカツ・カレーを食べています。わざわざ反対車線のホームまで出向くんですよ。(笑)


4月10日(土) 『ヤングパーク延長戦 トレン丼』

 MBS(大阪毎日放送)『オレたちヒーロー』は終わってしまったけれど、吉岡美穂&濱口優(よゐこ)コンビによる『ヤングパーク延長戦 トレン丼』が始まりました。毎週土曜日深夜25時50分〜26時という10分番組なのですが、新番組の予告もなく始まってしまったので、先週は聴けなかったのです。

 『オレたちヒーロー』の内容を10分に濃縮した雰囲気で、それはもう強烈なコスモを展開しています。今週の話題は“この春の流行”・・・今年はぶっとい唇が流行するという話題に、美穂さんは『井上和香さんや井川遥さんのような唇になりたい!』と、はしゃいでいます。あららら・・・。

 『美穂のアンラッキー占い〜!』 今週、アンラッキーなのは、濱口さんがハイテク占い棒(ホントはただの箸)で引いてしまった“かに座”のあなた。でも、これを身に付けていれば大丈夫♪不運をはねのけるラッキーアイテム、それは“サラブレッド”です!

 ・・・って、それはいったいどこから出てきたの?すごい、すごすぎる。25年ほど前に放送されていた、中田ダイマル&ラケットの『みんなの歌謡曲』(ABCラジオ)を思い出してしまいました。ぜんぜん違いますけどね。(^^;果てしなくハナシが広がっていってしまうところはどうでしょう?(^^;


4月9日(金) 誕生日は秋葉原で

 今日は私の誕生日です。家でじっとしてるなんてもったいない!というわけで、秋葉原へ出掛けました。長年使用してきたSONYウォークマン・プロフェッショナル(WM-D3)はテープの巻き戻しができなくなっていました。それでもごまかして使ってきたというのは、この場合、テープをひっくり返して早送りしていたのです。

 貧乏性というか何というか、このWM-D3は2代目で、2回とも友人から中古で安く譲ってもらったのです。『MDを買っちゃったから、もう要らない・・・』というのが現実ですが、私はカセットテープが好き。スカイセンサー(BCLラジオ)に繋いで、MBS(大阪毎日放送)を録音するのに使用しています。

 だけどやはり、巻戻しができないというのは不便なので(笑)、新しいテレコ(テープレコーダー)を買おうと思いました。調べてみるといちばん安く買えるのは、アイワのモノラル・タイプで¥3,500から。AMラジオを録音するならモノラルでもいいか?とも思えましたが、片耳のイヤホンは今どき使わないしな・・・。

 アイワは現在、SONYの傘下にあり、ローエンドと輸出製品に力を注いでいます。実は、「ローエンドのテレコなら中身(メカニズム)は同じなんじゃないか?」という思惑があったのですが、デザインはそっくりでも、メカはぜんぜん別物でした。SONYのメカは実に静かで、滑らかな動きをしています。

 操作キーのカシャツ!というソフトな感触も、SONYならでは。他社製品は感触が硬いというか、操作しずらいですね。そう考えると私は今まで、SONY以外の小型テレコを使用したことがなかったのです。(爆)大型ラジカセ&ミニコンポのジャンルではビクターが1歩リードしていますが、小型テレコはやはりSONYなのでありました。

 予算は1万円、この中で選ぶとしたらこれでしょう。SONYウォークマンWM-GX410。FM、AM、TV(1〜12ch)が聴けるデジタル・チューナー内蔵。デジタルの威力は大きい!スイッチをポンと押すだけで、ステレオ・スピーカーからラジオが流れます。しかもエリア別にプリセットでき、JRの車内放送まで対応しているとは。

 他社製品はアナログ・チューナーなんですよ。モードを切り換える度に同調し直さなければなりません。1万円でここまでできるのはSONYだけ?カセット・メカニズムはオートリバースで、2倍速モード(90分テープなら180分)対応。オートリバースは壊れやすい?というジンクスがあったのですが・・・。

 メカニズムを見て驚きました。おそろしくシンプルな構造で、最小限の動きに留めてあります。ヘッドは4ch固定ヘッド。少し前の製品なら2ch反転だったでしょうが、高精度部品を安く製造する技術の進歩ですねえ。思わず“へぇ〜ボタン”を叩いてしまいました。“本日限り税込¥9,400!”のN電機で購入。ヘッドホン、電池付属です。(^^)

   


4月8日(木) はじめての『E.T.』

 高田馬場、行き付けの中古レコード屋さんを覗いたら、大量の入荷があったようで、ものすごいお客さんの数。うれしかったのはレーザー・ディスクがどっさり入荷していたこと。『バットマン』(¥52)、『バットマン リターンズ』(¥105)を購入。バットマン・シリーズは全部で4作あるけれど、ティム・バートンが演出したのはこの2作だけですよん。

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』全3部作も、それぞれ¥210でげっと!まさか一度に揃ってしまうとは思いませんでした。そしてスピルバーグの『E.T.』、これも¥210で購入。実をいうと『E.T.』はまだ観ていなかったのです。テレビでも放送されているはずなのに、いっつも観逃していました。『未知との遭遇』もやはりそうなんです。

 さっそく観ました『E.T.』!封切時の劇場公開版なので、現在のデジタル・リマスター版ではありませんよ。比較したわけではありませんが、映像はめっちゃ綺麗でたいへん満足しております。大人たちが子供に銃を向けるシーンがあるのですが、リマスター版はCGでこれを消してしまった・・・との情報もあります。

 3人兄妹の末娘、愛くるしいガティーちゃんは、今や『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バリモア嬢だったのですね。あれからもう20年。天才少女はアルコール依存の父親に捨てられ、母親から厳しく締め付けられたために、アルコール依存症やコカイン中毒からのリハビリ、ついには法的に母と絶縁してカムバックを果たしたのだそうです。

 しばらくの間、レーザー・ディスクで映画を楽しむこととしましょう。プレーヤーも先月グレード・アップしたばかりだし。(実は“HARD OFF”で購入したジャンクですが・・・。)


4月7日(水) クラシック・チャンネル

 
IPラジオの部屋(インターネットラジオ)に、英BBC、独Bayerischer Rundfunk(バイエルン放送)、独Rundfunk Berlin-Brandenburg(ベルリン=ブランデンブルク放送ネットワーク)、Radio Suisse Romande(スイス・ロマンド放送)、
KCSC FM、KBCW FM、KHKE FM、KUNI FM、WFDD FM、XELA AMを追加しました。

 チャンネル数は315となりましたが、放送局別に分類したチャンネルの中から、クラシック関連のものをダブらせて掲載しています。『番組表が見られるといいのに・・・』というご意見も頂いています。放送局ホームページへのリンクを張るのは簡単なのですが、現在はオーディオへの直リンクとしています。

 というのは、NHK-FMの番組表のように、詳細なデータを公開している放送局は少ない、ということです。簡単な週間番組表だけで、“何曜日の何時から何時まではクラシックです”という内容が多いこと。日本人は本当に几帳面だと思います。加えて、“時差”の計算も考慮しなくてはなりません。

 今回、バイエルン放送のホームページからリンクを張ったのですが、クラシックのインターネット放送は準備中!ということで残念でした。(^^;世界に誇る放送交響楽団を抱えているだけに期待していたんだけどなあ。BBC RADIO 3はクラシック専門チャンネルではありませんが、クラシックの占める割合は大きいですね。

 Radio DenmarkとSveriges RadioのProgram 2も音楽総合チェンネルですが、クラシックを流している時間が多いため、クラシック・コーナーへダブらせて掲載しました。『音楽を聴きながらパソコンを使いたい・・・』という方、ぜひご利用ください。本当は私自身が楽しむために作ったようなものですが・・・。(^^;

 追加:以前、回線切断が問題になっていた
Digitally Importedですが、改善されたようです。エレクトリック系が主ですが、クラシック、ジャズ、サルサを含む14チャンネルを、4月8日(木)午前に追加しました。合計330チャンネルとなります。どうぞお楽しみください。(^^)


4月6日(火) メールの整理

 HDDの空き容量が不足してきたので、ファイルの整理を始めました。MOドライブを購入して保存しようと思っています。CD-ROMの場合、書き込みと同時に属性が“読み取り専用”に変更されてしまうので不便ですね。画像ファイルはいいのですが、文書を加工する場合、プロパティを開いて属性を“アーカイブ”に戻してやらねばなりません。

 ホームページを開設する以前といえば、メール友達とのやりとりが日記みたいなもの。出会い目的ではありませんので、実際にお会いしたのは3人だけです。貴重な情報や助言を頂いたので、すべて保存してありますが、そのままフロッピーに落としただけなので、順番もばらばら。ファイル名を変更して閲覧できるようにしなければ。

 少しずつやり始めました・・・古いのは1999年からあるのか。ゆっくり読んでいる時間はないけれど、ああ、この頃はこんなことがあって、こんなことを考えていたのか、と感慨深いですね。メール友達は環境が変わったり、仕事が忙しくなったりすると自然消滅してしまいますが、なかなか有意義なものです。

 ホームページを開設したメール友達は、それが幹となり、長いお付き合いとなります。長く音信不通のメール友達も、ときおり私のホームページを見てくれているかもしれません。ほ〜ら、あなたのことですよっ!たまにはメールくださいねっ!(^^)ネットの海を泳いで辿り着いた方もぜひ!(^^)


4月5日(月) 『ネコのミヌース』

 家から歩いて10分ほど。JR東中野の傍にあるミニシアター“ポレポレ東中野”へ初めて足を運びました。上映作品は『ネコのミヌース』。ネコ好き必見の映画でしょう。単館上映とはそのまま、日本広しといえど、ここだけでしか観られないのです。(=^・^=)

 『ネコのミヌース』(MINOES)カリス・ファン・ハウテン、テオ・マーセン、サラ・バンニール主演、フィンセント・バル監督。(2001年オランダ)
公式ホームページ 原作はアニー・M・G・シュミット、『ネコのミヌース』(徳間書店刊)。オランダの人気児童文学を映画化したキュートなファンタジー。

(あらすじ)
 内気な新聞記者ティベの前に現われたミヌースは、キュートで礼儀正しいけれど、ちょっと不思議な女の子。イヌに吠えられると木に登って降りられなくなったり、キスの代わりに鼻をスリスリしたり。お魚が大好きで屋根の上を歩き回る・・・そう、ミヌースはある日突然、ネコから人間になってしまった女の子。

 ティベの部屋の窓から闖入したミヌースは、彼の住み込み秘書となり、街中のネコ・ネットワークを駆使して、ティベに極秘情報を提供。かくしてティベはスクープ記事で大手柄を立てるのでした。ミヌースがやってきたことで、ティベの一番の仲良しだった大家さんの娘ビビはご機嫌ななめ。しかしやがて、ミヌースの秘密を知ることで、2人は息投合するのでした。

 “環境にやさしい芳香剤”の工場を経営するエレメートさんは、街の経済功労者。“動物友の会”からも表彰を受けることとなったのでした。ところが、彼には誰にも言えない秘密があったのです。そして事件が!魚屋さんのワゴン車が、当て逃げ事故に巻き込まれます。

 『ネコたちは見ていた、犯人はエレメートさんよ!』 ところがネコの証言では記事にならない。確証ないままの新聞記事は、エレメートさんの裏工作が効いて、ティベは新聞社をクビになってしまいます。街中から冷やかな視線を浴びることとなったティベ。しかし、エレメートさんの悪事はそれだけではなかったのです。

 市長に取り入って、工場拡張の後援を依頼するわ、“動物友の会”など糞食らえ!本当は動物なんて大嫌い。家に入ってきたネコを殴り、生まれたばかりの子ネコをゴミ箱に棄てる。工場から出る有害廃棄物まで不法投棄していたのですから・・・。ミヌースは街中のネコを集め、エレメートさんを懲らしめるために立ち上がったのです!

 実に楽しい、そして可愛らしい映画で言うことなし。(^^)カリス・ファン・ハウテン演じるミヌースは、ご馳走を前にするとグルグル喉を鳴らしたり、怒るとフーッ!と鼻を鳴らしたり、ネコになりきっておられます。そして本物のネコたちが、実に役者なんですね。不思議不思議・・・どうやって演技を付けたんだろう?(煮干をチラ付かせて?)

 上映館は今のところ“ポレポレ東中野”だけですが、デジタル・システムでの上映ということで、全国へのキャラバン(貸し出し)が可能だそうです。簡単にいうと“液晶プロジェクター”ですね。フィルムの上映は専門技師でないと扱えません(火災の危険があるため)が、デジタル・システムなら誰でも扱えるということで。

 ちょっと残念だったのは、画素が粗く、あまり綺麗でなかったことです。デジタル・システムといっても、ピンからキリまでありますが、それほど高級なシステムではなかったようです。家のテレビでDVDを観る方が綺麗ですね。DVDは発売されるのかなあ?もう1度、綺麗な映像で観てみたいのですが・・・。(^^;

   

   ※オランダ土産のカード・ゲーム(映画とは無関係)


4月4日(日) 吉岡美穂さんトークショー

 吉岡美穂さんの新しいビデオ&DVD『24GOLD』発売記念として、トークショー&握手会が、秋葉原Laoxアソビット・シティにて行われました。

 美穂さんはオレンジ色の花柄をプリントした白の薄いノースリーブに、ピンクのスカートという爽やかで可愛らしいコーディネート。飛び入りゲストとして、同じ事務所の水谷さくらさんも登場!新写真集のプロモとして、同日、書泉グランデでイベントを行う予定だったようです。

 美穂さんはたくさん喋ってくれました。今朝も埼玉でドラマの撮影があり、猛スピードでイベントに駆け付けたようです。『ドラマの現場はとても良い雰囲気で、財前直美さんは優しく見守ってくれてるし、子供たちと一緒に、給食センターの見学にも行ってきました。』と語ってくれました。

 『新しいビデオは本当に1年ぶり、ということもあって、初心に返ったつもりで挑みました。撮影は熱海の温泉旅館と、あと都内のスタジオです。フラッシュを使った新しい撮影なんかもあって・・・。』司会者:『そうですね、画面がチカチカ光って一瞬、何だろう?って思われるかもしれませんが、不良品ということではありませんので・・・。』(笑)

 『マイブームはたくさんあるんですけど、最近、飲み物に凝っています。それと人から自転車を頂いたので、仁ちゃん(中村仁美さん:フジテレビ・アナウンサー)と代官山をツーリングしてきました。桜はまだ五分咲きだったけど、とても綺麗でした。』

 水谷さくらさんとは同じ大阪出身ということもあって仲良し。『メールをやりとりしたり、事務所で会うと世間話に花が咲きます。2人とも受身なので微妙に噛み合わない・・・お互い一方通行なんだけど、それが楽しいんです。』

 水谷さんが新しい写真集を見せると、写っていたドーナツを指差し、『ねえ、このドーナツって、本当に美味しいの?ほら、ミスター・ドーナツとかはもちろん美味しいけど、外国のドーナツはものすごく甘いのがかかってたりするじゃない?』『美味しかったですよ、撮影が終わった後に・・・さくらが手で触ったから、他の人は食べられないじゃないですか。全部1人で食べちゃって、肥って帰ってきました。』(場内爆笑)

 トークショーが終了して、いよいよ握手会ですが、『また来てくれたんだあ〜♪』と先制攻撃を食らったために、後が続かなくなってしまいました。(^^;「ラジオ(オレたちヒーロー)が終わっちゃったのは残念ですけど、また機会があったらやってくださいね。」と問いかけると、ニッと苦笑いして、『はい、がんばります。』(^^;

 「これ、ハイビスカスのお茶なんですけど、不思議な味がするのでびっくりするかもしれない・・・。」昨日買った紅茶の箱を手渡すと、『ハイビスカス?綺麗じゃないですか、好きですよ〜。ありがとうございます。』と喜んでくれましたが、やはりきっと今頃、びっくりしていると思うのです。(^^;


4月3日(土) スリランカのお茶

 池袋東武百貨店の物産市で、美味しそうな紅茶を見つけました。ローズヒップス&ハイビスカスとあります。きっとハーブ・ティーなんでしょう。値段も安いし、いいな♪と思って買っちゃいました。スリランカのお茶ですよ。

 小ぶりのティー・バッグで、1袋が1人前。お湯を注いでみると、あれ、あれ、あれれ・・・。どぎついチェリー・ピンクに染まってしまいました。ハイビスカスの花びらが入っているので、そのまんまの色が出ます。

 味は普通の紅茶なんだろうな・・・と思ったら大間違い。これは“ドクター・ペッパー”(チェリー・コーラ)のような甘味と酸味があります。びっくり!これは絶対にウケます。罰ゲームにもいいかな?(苦笑)

   


4月2日(金) ヘルシーな食品とは?

 いつも“LIFE”ばかりで買物をしているので、たまには“サミット”も覗いてみよう。ここの2階には¥100ショップがあるのです。可愛いクマのデザインのマグカップをげっと!コーヒー・カップは既に持っていますが、底が広く倒れにくい、容量が大きい・・・という、普段用のカップを探していたのです。

 でも食品はやはりLIFEで買ってしまうのでした。今日は通常¥100のコロッケが、半額の¥50。売場には“コロコロコロコロ、コ〜ロッケ♪”というソングが流れています。“おさかな天国”のヒット以来、さまざまな食品ソングが作られていますが。(笑)歌詞の中には、“とってもヘルシ〜♪”というくだりも。

 コロッケってヘルシーかな?カロリーが高いので肥ると思うんだけど。これはすべての食品にいえること。適度に食べればヘルシー、過度に食べれば身体を壊す。サプリメント・マニアの芸能人は、ものすごい量の錠剤をビールで流し込むと聞きますが、食べたいものは食べる・・・“健康によくないものほどウマイ”?(^^;

 昨日から開通したADSL。ダウンロードが速いので、動画コンテンツもばっちり!といいたいところですが、やはりCPUが350MHzでは苦しいのか。最近の高画質動画(1.5MB)などは、“コマ送り状態”になってしまいます。音声と映像がシンクロしないのです。500KBまでなら大丈夫ですが。

 ストリーミング再生のみならず、完全にダウンロードした後でもダメでした。もっとも、HDD容量を過激に侵食するので要注意ですが。総容量6GBの3分の2はすでに使用済み。残量が2GBちょっとになっています。このパソコンはこれ以上グレードアップできません。年内に買い換え(買い足し)です。

 桜はおそらく今週で見納め!咲き始めの頃、白いと思っていた花びらは、ピンクに変色してきました。私の目が悪いのかな?桜に詳しい人は教えてください。(^^)

    


4月1日(木) 映画の日

 昨夜のうちにパソコンへLANボードを取り付け、ユーティリティをインストール。ADSLモデムを接続して、PCラック裏の配線を整理(ぐじゃぐじゃ)していたら、夜が明けてしまいました。寝てしまったら、たぶんもう起きられないので、一風呂浴びて回線工事を待ちます。

 午前9時ごろ、ADSLモデムのランプが点灯し、電話回線が回復しました。いよいよセットアップです。かなり心配してはいたけれど、トラブルは最小で済みました。取扱説明書に不備があり、IP電話の種類が不明瞭。それも電話確認1本で終了。ブロード・バンド・ライフの始まりです。

 さすが40メガは速い!感激です。理論値は出ていないので、24メガ以下と思われますが、これでIPラジオもフル・スピードで再生できます。オーディオに繋いで良かった!あれやこれやと1時間ほど試してみましたが、午前中でセットアップが終了したので、映画に出掛けます。

 本日は映画サービス・デーなのですべて¥1,000。先月、見逃してしまった『マスター・アンド・コマンダー』と『ロード・オブ・ザ・リング』を観ました。2時間19分、3時間23分という長編のため、帰宅したのは午後10時でした。

 『マスター・オブ・コマンダー』(MASTER AND COMMANDER:THE FAR SIDE OF THE WORLD)ラッセル・クロウ、ポール・ベタニー主演、ピーター・ウィアー監督。(2003年アメリカ)
公式ホームページ

(あらすじ)
 1805年、英国海軍のフリゲート艦・サプライズ号は、フランス軍の武装船アケロン号の襲撃を受け、多くの死傷者を出す羽目となった。ヨーロッパ征服の野望を掲げるナポレオンは、英国船に対しての海賊行為を奨励していたのだ。サプライズ号に駆り出されたのは、年端もいかない少年兵ばかりだが、彼らをまとめ率いるのは、“幸運のジャック”の異名をとる名指揮官・オーブリー艦長である。闘志を燃やす艦長は、嵐に見舞われ仲間を失いながらも、圧倒的な攻撃力を誇る敵に戦いを挑んでいく。

 いや〜、実に面白かったです。(^^)男の中の男、カリスマ艦長を演じるのは、ラッセル・クロウ。二枚目とはいわないが、こういう役をやらせると本当にかっこいい。そしてすご腕の外科医であり、親友でもあるマチュリンを演じるポール・ベタニー。艦長を信じて一途についていく少年たちがいい。恋愛ナシ!男たちの熱い友情ドラマだが、久しぶりにいいもの観せてもらった、という感じです。オススメ!(^^)

 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(THE LOAD OF THE RINGS:THE RETURN OF THE KING)イライジャ・ウッド、ビゴ・モーテンセン、イアン・マッケラン、オーランド・ブルーム、リブ・タイラー主演、ピーター・ジャクソン監督。(2003年アメリカ)
公式ホームページ

(あらすじ)
 全世界で大ヒットを記録したファンタジー・シリーズ3部作の完結編。冥王サルマンが創った邪悪な指輪を葬るため、旅を続けるホビット(小人族)のフロドらは、モルドールに入る秘密の階段へと向かう。いっぽう、人間の国でサウロン軍と戦っていたアラゴルン一行は、アイゼンガルドでサルマンを倒したメリーらと再会を果たすのだが・・・。

 前作に引き続きフロドの道案内をするのは、醜悪なCGキャラのスメアゴル。ストーリーの結末は見えているのに、3時間半の長丁場は辛かったです。大抵の人は“感動した”とレビューを寄せているけれど、そう考えないとモトが取れないのではないでしょうか?

 たしかにCGの戦闘シーンは物凄いです。ただ、いくら凄いからといって、続けて見せられると飽きてしまう。コンピューター・ゲームの好きな人にはいいかもしれませんが。スメアゴルが魚を捕らえ、生きたままムシャムシャ食べる・・・そんな口の中まで見せてくれなくてもいいです。(^^;

 物語はすべて、掟によって定められている・・・ファンタジーとはそういう世界なのか?登場人物はチェスの駒、感情移入ができません。同年にライバル映画として登場した『ハリー・ポッター』は、3作目が大幅に遅れ、今年の夏公開となりますが、私はこちらの方が好き。

 『ハリー・ポッター』には現代(現実世界)との接点があり、誰もが経験する子供らしさに溢れています。『ロード・オブ・ザ・リング』は完全なファンタジーで、いつの時代、どこの国、誰とも知らない人たちの物語。作者の都合でどうにでもなる世界です。バーチャル世代に支持を得ているとしたらコワイ。(^^;


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