2004年5月の日記

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5月31日(月) レーザー・カラオケ

 昨日は礼服を着込んでいたので、肩凝りがコリコリです。朝からクルマを操って栄まで出掛けます。友人と会って話をした後、バナナレコード栄本店へ。クラシックLPの特集は本日までだったのです。掘り出し物(といっても普通のレコード)¥315を9枚購入。またつまらぬモノを買ってしまった。

 今池のピーカン・ファッジへも足を延ばします。かつてここでは、エヴァンゲリオンLD14枚組BOXをげっとしていて、LDがお値打ちですね。“ジブリがいっぱいコレクションLD13枚組BOX”は¥15,750。値段が微妙なので今回は見送りました。DVDと比較すればかなり安いんですけど。

 浅間町の中古デパート“キンブル”にはレーザー・カラオケがたくさんあるよ、と聞いていたので出掛けます。果たしてそこには第一興商の業務用ディスクが、ジャケットなしビニール封入の状態で山積み。28曲入りで1枚¥105ときたもんだ。演歌のことは分からないけど、見当を付けて1枚だけ購入します。

 猛スピードで帰宅し母に見せたら、知ってる歌が2曲入っていてビンゴ!ディスクは傷だらけでしたが、再生してみたところ問題ナシ。母に言わせるとレーザー・カラオケの良いところは、歌に合わせて文字(歌詞)の色が変わることだそうです。(笑)早速、母を連れてキンブルへと引き返します。

 「しまった!老眼鏡を忘れたのでラベルの字が見えん・・・」 うまい具合にキンブルには、老眼鏡も1個¥100で売られていたので助かりました。何百枚とあるディスクを選ぶのには時間がかかるので、私は1人地下鉄で移動し、バナナレコード栄本店へ。空のジャケットとスリーブ(ビニール袋)を買うためです。

 ディスクは1枚¥105だけど、剥き出しの状態では保存できません。DJユースの空ジャケットは1枚¥89。スリーブ(内袋)が¥26と外袋が¥26。1セットが¥141なので、中身より外側の方が高くつくことになりますが仕方ないでしょう。ディスクは結局24枚購入しました。

 今やカラオケといえば通信システムが当たり前ですが、個人のレパートリーを考えるとお金がかかりすぎます。ましてや母のように古めの演歌しか歌わない人にとっては。レーザーも元は1枚¥10,000以上の高価なものでしたが、二束三文で買えるとはありがたい。恰好のプレゼントとなりました。

 昨日トラブルのパソコンは、輸送時の振動でCDドライブの接点が緩んでいたらしく、奥まで差し込んだら直った、ということで連絡をいただきました。一件落着よかったよかった。さて、購入したディスクをクリーニングしてジャケットに封入していたら、夜中の3時を廻ってしまいました。明日は眠いだろうなあ。(^^;


5月30日(日) 祖母の一周忌

 礼服を着込んで出掛けたのに、真夏日だったので暑かった〜!焼香とお墓参りを済ませて、親類一同レストランへと向かいます。滅多に食べられないご馳走ばかりで美味しかったな。

 今回は珍しく弟も帰省していて、しかもダービーだというので、スポーツ新聞を宴席で回し読み。いとこたちを巻き込み、競馬で盛り上がります。今はもう携帯で馬券が買えるのか・・・結果は撃沈だったようですが。(^^;

 夜はパソコンを引き渡す約束もあるので、友人宅へとお邪魔します。DELL GX-100+Windows XPだとメモリ64KBではかなり重い。壊れたパソコンから+64KBを移植して128KB。快適に動くようになりました。

 ところがトラブルがっ!CDドライブが認識されないのです。電源は入ってるんだけどなあ・・・。携帯を忘れたため後日連絡、ということで。壊れてるわけではないので、何とか直るとは思うのですが、ちょっと心配です。


5月29日(土) 名古屋の過疎化

 新しい(といっても中古)LDプレーヤーを購入したので、使わなくなったプレーヤーを実家に持ち帰ります。多少ノイズが出るのですが、母がカラオケに使うくらいなら問題ないでしょう。とはいえ、手で持ち運ぶには重いですね。

 栄店で働いている友人へ会いに行こうと、名古屋駅でLDプレーヤーをロッカーに預けます。とても持って歩けたものではありません。預料が¥400かかるので、足を浮かせるため、名古屋駅→栄を徒歩で向かいます。

 何と!友人はお休みでした。シフトが土曜休みに変わったとか・・・電話で確認しておけばよかった。仕方なく名駅まで戻りますが、錦通→伏見の辺り、ずいぶんお店が閉店してるなあ。名古屋の過疎化が始まったのです。

 名古屋駅から県道名古屋犬山線ルートの名鉄バス路線も廃止。時間はかかるけど、実家にいちばん近い停留所で降りられるというメリットがあったのですが・・・。仕方ないので母に岩倉駅まで迎えに来てもらいます。

 家では恒例のカレー作りが待っていました。私が帰省した時しかカレーは食べていないそうで。(^^;夜は友人から委託販売の中古パソコンを預かります。持ってきたLDプレーヤーもミニコンポ(ジャンク品)に接続しました。

 テレビは昔懐かしいロータリー・チャンネル式。これも粗大ゴミから拾ってきたものですが、きちんと映るので捨てられません。あとはカラオケ・ディスクだけですが、浅間町の中古デパート“キンブル”を探してみようと思います。

 MBS『ヤングパーク延長戦トレンドーン!』
公式ホームページ、今回は名古屋(小牧)で聴取・録音となりました。関東(東京)と違って、こちらでは感度良好。ミニコンポ+ラジカセでもじゅうぶんに聞こえます。


5月28日(金) 帰省

 お祖母さんの命日ということで、明日から実家に帰省します。持っていくモノをまとめたり、洗濯物を済ませたりしていたら、何となく1日が過ぎてしまいました。向こうでやらなきゃいけないこと、けっこうあるんですよね。(^^;

 
IPラジオの部屋(インターネットラジオ)にKBYU FM(アメリカ)、Radio Filarmonia(ペルー)、CBC(カナダ)、Lietuvos Radijo(リトアニア)、Magyar Radio(ハンガリー)を追加しました。388のチャンネルをお楽しみいただけます。

 名古屋でCBCといえば“中部日本放送”という老舗の民放を指しますが、世界的なCBCはカナダの国営放送。クラシック満載であります。ハンガリーのクラシックチャンネルは“ラジオ・バルトーク”のネーミング。さすがだねえ。

 管理者は不在ですが、皆さんはインターネットラジオでお楽しみください。(^^)


5月27日(木) 新宿→秋葉原

 新宿のCDショップへ“レコード芸術”を買いに行ったら、懐かしい友人に出会ってしまい、コーヒーブレイク。みんな苦労してるんだなあ、と思うことしきり。まだ買わなきゃいけないモノがたくさんあったので、その後は秋葉原へと移動。Symantec社Norton AntiVirusの更新期限も迫ってきているのです。

 他社のAntiVirusソフトへ乗り換えようとも考えたのですが、ホームページでアドレスを公開している以上、ウィルスメールやSPAMメールは避けられません。多いときは1日に10通くらい届きます。値段が高いけれど、Nortonはやはりいちばん信頼がおけるようです。でも、安いお店を捜して徘徊するワタシ・・・。

 5、6件の店舗を比較して、いちばん高いお店が¥5,775。安いお店が¥5,228。差額の¥547は外食1回分に相当します。(JR構内のそば屋さんでカツカレーを食べました。)露店では“AVセレクター”(中国製)を¥600で購入。ビデオ3系統の切換スイッチですが、掘り出し物が見つかると嬉しいですね。


5月26日(水) デジタルの行方

 以前、友人に録画してもらったDVDは、3時間の高密度圧縮ディスク。(通常は2時間)わが家のDVDプレーヤーで再生すると動きの速い部分でフリーズ(コマ送り)になってしまいます。CPUの処理速度が追い付かないのでしょう。久しぶりに見たら、さらに酷くなっていました。蒸着膜の劣化かしらん?S-VHSなら3倍速でもキレイなんですけど。(^^;

 インターネットで有料動画を配信するサービスも行われていますね。懐かしいテレビアニメもレンタル並みの料金で楽しめます。ところが高画質動画となると、旧いパソコンでは上手く再生できないものが出てきます。これもやはりCPUの処理速度が追い付かないのと、モニターの色彩数を上げると、システムのスピードがダウンしてしまうことが上げられます。

 アナログは連続信号ですが、デジタルは非連続信号です。デジタルは複製や、通信による劣化が出ないのが特長ですが、クォリティを追究するとデータがとてつもなく巨大なものになってしまいます。誰でも気軽に使用できるはずのデジカメも、画素数を上げていくと、通常(旧い)のパソコンではデータを開けなくなってしまうのです。

 それならば!と次々に発売される高性能パソコン。やれ光ファイバー通信だのと、各社が力を入れていますが、どこまで必要なのかは甚だ疑問。パソコンのモニター(デジタル)で見るより、通常のテレビ(アナログ)で見る方がキレイだもの。カタチは同じでも仕組みは違います。最新スペックでないと安心できない、という方はどうぞ。(^^;

 2ちゃんねる等でやりとりされる匿名の情報。すべて裏付けの無い情報だけに、99%ウソ!と考えなければなりませんが、鵜呑みにしている人も多いんだよなあ・・・。これだけ情報が発達しても、あなたはまだ“幽霊”を信じますか?テクノロジーだけが進化して、人間がまったく進化していないというのは困ったもんです。(^^;


5月25日(火) 
ポン!

 昨日まで肌寒かったのに今日は真夏日。ウィンドブレーカーを着て出掛けたら、むちゃむちゃ暑うございました。高田馬場でVHSテープのパックを買って、何気に古本屋さん(リサイクルショップ)を覗いてみます。“SABRA”のバックナンバーが山積みになっていて1冊¥100。吉岡美穂さんの特集号をげっと!

 天気がいいのでベランダに布団を乾したら、枕を落としてしまったのです。慌てて1階まで拾いに行きますが、これは初めて見る風景。塀との間は50cmくらいしかなく、土も湿っています。ダイニングの窓が迫っているので、入ってはいけない領域といえましょう。猫除けのペットボトルがごろごろ転がっています。

 枕は草の上に落ちたので、汚れていませんでした。よかったよかった!何気にサッシを振り返ると、カーテンが付けてないので部屋の中が丸見えです。ところが家具がありません・・・空き部屋だったのですね。少し前まで、ご夫婦が住んでおられたような気がします。話し声がよく聞こえました。

 間取りは私の部屋と同じですから、少し余裕のある独身者向きといえましょう。夫婦といえど1人になれる空間がないのは辛いですね。広い物件へ引っ越したのかな?エアコンを残したまま出て行かれたようです。室外機から察するにダイキン製、まだ新しいですよ。次に入居される方はラッキーです。

 某国営放送の英語トーク番組を観ていたら、絵本の翻訳をされる女性が登場。擬態語の翻訳にはとくに苦労されるとか。『大きなかぶ』というお話では、なかなか抜けない巨大なかぶを引くために、たくさんの人や動物が集まってきます。ところが抜ける瞬間の音は、

 
POP!と大きな文字で表わされているだけ。翻訳家は“なかなか抜けない大きなかぶが抜けたのだから”と解釈し、ばひょお〜〜ん!という日本語を当てました。

 私に言わせると、何てセンスの無い人なんだろう・・・。巨大なモノでありながら期待を裏切って、瓶のコルクが抜けるような可愛らしい音。しかし遠くまで聞こえる大きな音だった。という行間が読み取れていません。この人、アニメを見たことないのかしらん?それを自慢げに話していたのには閉口。


5月24日(月) ベーブ・ル−ス

 ビデオで映画『夢を生きた男/ザ・ベーブ』(THE BABE)を観ました。ジョン・グッドマン、ケリー・マクギリス、トリニ・アルヴァラード主演、アーサー・ヒラー監督。(1991年アメリカ)

 ベーブ・ル−スを演じるジョン・グッドマンがいいです。野球のことはよく知らないのですが、まさにハマリ役といっていいでしょう。誰かが“ジョン・グッドマンは名優だよ!”と言っていたのを思い出しました。この映画のことを指していたのですね。

 恥ずかしながら、おデブの喜劇俳優としか思っていませんでした。しかし、おデブでシュールな主役を張れるのって、ベーブ・ルース役くらいしかないのかな?『フリントストーン/モダン石器時代』(1994)はギャグ映画だし・・・。

 生立ちから、数々のエピソードを淡々と連ねていく、伝記映画の王道ともいえる演出。映画マニアにとってはつまらないかも知れませんが、“読ませる映画”として完成度の高いものだと思います。映像もたいへん美しいし、時代考証もしっかりしていますね。


5月23日(日) もろこし生茶

 キリン“もろこし生茶”を試してみました。今までどことなく避けてきたんだけど。美味しいじゃないですか!コーンブレッドを食べてるような味ですね。まるで“飲料”じゃなく、“オカズ”みたい。美味しいけれど、お腹は膨れません。(^^;

 
IPラジオの部屋をメンテナンスしていたら、大幅に接続速度が変更になってましたね。つまり音質が向上しているってこと。もっとも“ねもサイト”の利用客は、1日平均6.2人。やっぱり面白くないんでしょうかね。(^^;

 肩凝りを治すために3回もお風呂に入って、温かくして寝ていたら、首が“ガキッ!”と音を立てました。何だか、ズレていたのが正常にハマったようです。この瞬間から、かなり快方に向かっています。身体の仕組みはよく分かりません。(^^;

 ジョージア“カフェラッテ”の新CM『力抜いて笑って』篇がOAされています。スーツ姿の米倉涼子さんと佐藤江梨子さんが、“べろんちょ顔”で笑わせてくれます。でも矢田亜希子さんはやんないのね。
CMはここでチェック!


5月22日(土) 初期盤LP

 ¥50で購入したLPレコードは、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*。ヴァン・クライバーンのピアノ、バックを務めるのがキリル・コンドラシン指揮交響楽団/フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団*。(ビクター SRA-2065)

 誰もが認めるスタンダードの超名演。チャイコフスキー、ラフマニノフとも正にドンピシャであります。コンドラシンの指揮する楽団は、契約上の問題で名前が伏せられているけれど、アメリカの一流楽団には間違いありません。かなり上手いオーケストラです。

 ジャケットはペラペラの紙でできた両開きで、懇切丁寧な解説と写真付き。おまけにクライバーンのポートレートまで封入されていました。レーベルもRVCのレッドシールではなく、ビクターの犬マーク。©
1965定価¥2,000。マニアの間では初期盤と呼ばれるものになります。

 埃だらけで傷もあるため¥50で売られていたのですが、中古店によっては¥1,000〜¥3,000で売られていることも。実際クリーニングは一苦労。最初にかけた時には、溝の奥に溜まったゴミがレコード針で掻き出されるため、表面に白い粒が出てきます。

 2回くらい通針して、ようやくまともに聴ける状態になるのですが、こういった初期盤を好んで、お金を注ぎ込むマニアの人もいるわけです。まあ、まずプチプチ・ノイズは我慢しなければなりませんね。ごく稀に新品同様のモノも出てきますが、かなりの高額が付きます。

 中低域が中心の音作りで、レンジは狭いともいえますが、独特の生々しさがあります。レコード製作までの過程が、すべて管球(真空管)によっているためです。1970年代にはシステムのほとんどがトランジスターに切り替わり、ワイドレンジに変わっていきます。

 1980年代にはアナログのマスターテープが、デジタル・リマスタリングにトランスファーされます。来たるべきCD時代への準備と、オリジナル・テープの劣化を危惧したためです。やがてCD発売も10年を経て、さらに進化したデジタル・システムへと変換されてきました。

 音は確かにキレイになりました。しかし、音楽本来のエネルギー感は薄れていきます。どの段階でプレスされた製品がいちばん優れているか?というのは、ケース・バイ・ケースであるし、個人の好みも関わってきます。ならば!というのがオリジナル盤・初期盤マニアの本領です。

 実際に演奏に携わった人たちが、最終的にOKを出した音。それに最も近いのがオリジナル盤・初期盤というわけです。ただ多くの場合、プロデューサーなりエンジニアは1980年くらいまで、リマスタリングの際の音決めに関わってきたともいえます。これもまたケース・バイ・ケースですが。

 しかしながら21世紀ともなると、1960年代、1970年代のプロデューサー、エンジニアは物故してしまっていて、何も知らない第三者の手によって音が改変されてしまうのです。実際、かなり酷いCDというのも多く遭遇しています。アナログ・プレーヤーがなくては聴き比べもできないのですが。


5月21日(金) 悪酔い

 昨夜は肩凝りが酷かったので、身体を温めようと久しぶりに日本酒を。最初はほろ酔い気分でしたが、やはり体調がすぐれなかったようで、悪酔いに突入してしまいました。ほんらい酒には強いのですが、体調の見極めが難しいです。

 身体じゅうが痺れて半ば意識不明。それでも部屋を汚すことなく、何とか布団にもぐり込む。発熱したり寒気がしたりを繰り返して生き延びました。ほぼ1日中寝たきりでしたね、夕方になってようやく起き出します。

 台風2号も通り過ぎたことだし、カラッと晴れてくれないかな。外に出て運動したいです。布団を乾して、太陽エネルギーを充電したいな。そして神田神保町“なんかい”のカツカレーが食べたい。何ちゅう小さな幸せやねん。(^^;


5月20日(木) 音楽&トーク番組

 
IPラジオの部屋(インターネットラジオ)のニュース&トーク。リンクの旧くなってしまった箇所が出てきたので、新しく2本の番組を追加することに。

 MBS『押尾コータローの押しても弾いても』
公式ホームページ 押尾コータローさんは、CDショップ勤務時代に東芝のコンベンションでお会いしたことがあります。とても楽しい人で、自らアコースティック・ギターの臨界点を追究しておりました。つまりギター1本でどこまでやれるか?ということ。

 CDショップのインストア・イベントにも出演していただきましたが、ギターのボディを叩く、弦を弾く、引っ掻く、擦る等々、超絶技巧の『ウルトラ・メドレー』は強烈でした。多重録音のようにも聞こえますが、本当は生演奏、しかも全部1人で演奏しています。毎週1曲ずつ、臨界点を突破です。

 MBS『ヤングパーク延長戦トレンドーン!』
公式ホームページ 『よゐこ』の濱口 優さん、ナチュラル美女の吉岡美穂さんという“WBコンビ”が流行の最先端を紹介します。ツッコミを入れるのはラジオの前のあなたです。気がついたら話はとんでもない方向に向かっているかも?

 『美穂のアンラッキー占い!』では、今週、最も不運な星座と、それをはねのけるための“ラッキーアイテム”を紹介。必ず当たると巷では評判です。しかしこの“ラッキーアイテム”、どうしたら手に入るのでしょう。“虎穴に入らずんば虎児を得ず”といったところでしょうか?南無三!


5月19日(水) 馬と鹿、どっちが馬鹿?

 『トリビアの泉』、今日も面白かった〜!お題は『トリビアの種』で、犬のIQテストを用い、記憶力、予測力、判断力で、馬と鹿との実験が行われました。結果は2対1で鹿の勝ち!実験を通じて感じたことは、鹿が警戒心の強い動物であること。食物連鎖でいうと食われる立場ですもんね。

 一見、飼いならされた動物の方が利口に見えますが、人間に庇護されて身の危険を感じなくなると、野生の本能が失われて馬鹿になるみたいです。犬は本能の一部を上手いこと、人間に利用されているのですね。私はどっちかっつーと猫派です。ワガママでふてぶてしいところが好きです。

 
非公式トリビア・ファンサイトというのがあるのですね。1日中見てても飽きません、仕事にならないじゃないか。(笑)

 
IPラジオの部屋でWGUC 90.9FM CINCINNATIを聴いていたら、接続速度が40kbpsから64kbpsへとグレードアップしていました。ブロードバンドに対応させたのでしょう。こうした変更は結構あります。ご利用される方でお気づきの場合は、些細な情報でもいいのでお寄せください。

 メンテナンスのために接続速度を落としたり、時間帯によって放送休止であったり、放送内容によって接続速度を変える場合もあるので必ずしも一定とはいえません。ニュースのみモノラル放送である場合も。標準的な目安として表記してありますので、検討の後に反映させていただきます。


5月18日(火) 『ウルトラQダークファンタジー』

 今日も観ました、テレビ東京『ウルトラQダークファンタジー』。
公式ホームページ 第7話『綺亞羅』は脚本:小中千昭、監督:金子修介。羽衣のようなヴェールを纏い、美少女がふわりと空を飛ぶあたり、『悪魔ッ子』のオマージュではないかな?と思わせます。(分かる人は分かる。)

 さすが金子修介監督だけあって、禁断と耽美の世界を表出しています。伝説のジャズ・ベーシスト、幻のアナログ・レコードが登場するところなど興味深いです。このエピソード、誰かモデルがあるのかな?脱サラして大好きなジャズに没頭する主人公・・・天使を見る。

 先週の『楽園行き』も現代社会の苦悩を描いていたけれど、何だかよう分からん展開になってしまいました。今回の方がアーティスティックなファンタジーでよろしい。しかし“科学への憧れと畏怖”はないなあ・・・。『ウルトラQダークファンタジー』、期待してますんでそこんところヨロシク・・・。


5月17日(月) 三木鶏郎(作曲家)

 先日、『鉄人28号』の主題歌を作曲した人、ということで思い出した三木鶏郎(1914−1994)。わたくし的に“昭和のモーツァルト”と呼ばせてもらいましょう。
三木鶏郎資料館というホームページがあるので、いろいろ興味深く読ませていただきました。

 『明るいナショナル』(1955)、『鉄人28号』(1963)は知っていたけど、『トムとジェリー』日本版主題歌(1963)もこの人だったのか。“昭和のモーツァルト”と持ち上げてしまったのは、1度聴いたら忘れられないシンプルなメロディ。完成度の高さにあります。

 これは作曲のお手本とも言えますね。同時代の作曲家たちは、何とかしてトリロー・メロディを真似ようとしたに違いありません。作品の数は膨大にありますが、
動画主題歌伝説のホームページを調べてみると、意外と思い違いにぶち当たります。似ているけれど別の人だった・・・。

 「トリローに追い着け追い越せ」と、作曲家たちが頑張っていた時代。そこから個性豊かに羽ばたいていった人もあるのです。『スーパージェッター』(1965)の作曲は山下毅雄だったんだ。軽快なメロディはトリロー調だけど、ベンチャーズのエレキ・サウンドを取り入れています。

 後の『佐武と市捕物控』(1968)や『ルパンV世』(1971)で、独自の感性を開花させた山下毅雄。やはり『スーパージェッター』の頃はずいぶん違いますね。テレビやアニメの音楽だからと軽く見ないで、本格的に分析(アナリーゼ)してみるとなかなか面白いものです。


5月16日(日) フランス近代木管合奏曲集

 このレコードには、プーランク:ピアノと木管五重奏のための六重奏曲、イベール:3つの小品、ボザ:木管五重奏のためのスケルツォ、フランセ:木管五重奏曲の4曲が収録されています。演奏しているのはドリアン木管五重奏団。プーランクの六重奏曲でピアノを弾いているのはジャン・カザドシュ。(ワーナー・パイオニアH-5039V)

 米VOX音源のこのレコード、実はプーランクの六重奏曲における最高の名演だったりします。一般の音楽評論家はマイナー・レーベルに関してまったく無知なので、推薦盤として取り上げられることはないでしょう。パワフルでアンサンブルの密度も高いものです。また、特にピアニストが優れています。

 ジャン・カザドシュは往年の名ピアニスト、ロベール・カザドシュの息子。母のギャビーもピアニストでしたから、音楽一家に生まれた天才といえましょう。ロベールは1972年に亡くなりましたが、息子のジャンも父の死の直前に自動車事故で亡くなっています。このレコードはまさに1972年の録音なのですが・・・。

 私はずいぶん長いこと勘違いをしていて、指揮者のジャン・クロード・カザドシュと混同していました。ジャン・クロードはロベールと歳の離れた従兄弟なのだそうです。外国人の命名は祖父や曾祖父、恩師・親友の名前を貰ったりします。同じ名前が続いたり、ミドル・ネームを省略したりするため区別がつきにくいのです。

 ステファン・コワセヴィチ、スティーヴン・ビショップ、スティーヴン・ビショップ=コワセヴィチ。この3つの名前は同一人物(ピアニスト)です。何てややこしいんだ。ケンプ、ケンペ、ケンペンとはまるで活用形のようですが、ウィルヘルム・ケンプ(独・ピアニスト)、ルドルフ・ケンペ(独・指揮者)、パウル・ファン・ケンペン(蘭・指揮者)と別人です。

 同じGeorgでも英米では“ジョージ”、独墺では“ゲオルグ”。フランスでは“ジョルジュ”、ハンガリーだと“ジェルジー”に変化します。ハンガリー出身の指揮者、ゲオルグ・ショルティの元の名はジェルジー・ゾルタイ?独墺・アメリカで活躍し、晩年はイギリスに帰化して“サー”の称号を貰いました。サー・ジョージ・ソルティ?


5月15日(土) 吉岡美穂さん握手会

 BOMBトレーディングカードBOOKイベントということで、銀座福屋書店にて握手会が行われました。美穂さんはエメラルド・グリーンのワンピースで登場。今回、私の整理券はかなり前の方だったので、プレス記者の取材が垣間見えました。緊張!
ニュース映像

 まずは握手から。挨拶の後、以前から不思議に思っていたことを美穂さんに訊ねてみました。

ねも:「ヤングパーク延長戦トレンド〜ン!のラッキーアイテムは、いつも美穂さんが考えてるんですか?」
美穂:「そうですね、だいたいは。」
ねも:「私もラッキーアイテムをいろいろ集めてみました。良かったらネタに使ってください!」

 手渡した木綿の袋の中身は、ルービックキューブ(どうぶつ柄六面パズル)、ビニールトンカチ、おねがいスタンプ(キティちゃん)、木綿のカップコースター(うさぎ柄)、カレーの香の練り消しゴム、砂時計、MDケース(キティちゃん)。

美穂:「ありがとうございますー、後で見てみますね♪」と言いつつ覗いたりして、「うわ〜、たくさん入ってるう〜。」(たぶん呆れています。皆さんは真似をしないでね。)(^^;

 さて今週の『美穂のアンラッキー占い〜!』。それまで“ハイテクの占い棒”と称していた割り箸は、今週から“フォーチュン・バー”と名前を変えました。割り箸には違いないのですが。(笑)
ストリーミング放送

 「かに座の皆さん、ごめんなさい。このままだと来週1週間は非常にアンラッキーです。でも大丈夫!これから美穂が教えるラッキーアイテムを持っていれば、とってもハッピーになれます。そのラッキーアイテムは“おやき”です!」

 “おやき”って何だろ?これのことかな、信州名物。美穂さん、ドラマ『電池が切れるまで』のロケで食べてきたんでしょうか?
http://www.konnanodo.com/shop/irohado/


5月14日(金) しぶいレコード

 しぶいレコードを聴いてますが、なかなか良かったので取り上げましょう。まずはモーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、第40番 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(キング:GT-9025)は、“ロンドン・ステレオ名盤1300シリーズ”の1枚。

 “モーツァルトならウィーン・フィルかベルリン・フィルで”と、とやかく言われてしまうだろうし、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルの演奏した名盤レコードもたくさんあるので、影に隠れてしまうと思われますが、この演奏も素晴らしいですよ。柔軟で実によく歌う演奏です。イタリア人気質なのかも知れないなあ。

 同じイタリア人のクラウディオ・アバド。ロンドン交響楽団を指揮して、モーツァルトの同じ曲を録音しています。(DG)それもやはりよく歌う演奏だったと記憶しますが、アバドは後にベルリン・フィルの音楽監督へと昇進?したため、ロンドン響やシカゴ響との優れた録音が、影に隠れてしまったようでもあります。

 私は旧い録音の方が好きだなあ。ジュリーニもアバドも、のびのびと音楽を造っています。世間一般にはやはり“ブランド指向”なのでしょうか?音楽は文字や数字では表わせません。自分の感性がすべてなんですけど。

 プロコフィエフ:交響曲第5番 トマス・シッパース指揮フィルハーモニア管弦楽団(東芝EMI:AA-5084)は廉価盤“セラフィム名曲シリーズ”の1枚。このシリーズは全部で100枚あって、曲のダブリが1曲もない!というのが謳い文句でした。30年前のことですからレコードは高級品、できるだけ効率よく多くの曲を聴きたい、と誰もが考えていたはずです。

 現代の“クラシック・ベスト100”にプロコフィエフの第5番は登場しませんね。「ピーターと狼」もしくは、「古典交響曲」とニックネームのある第1番の交響曲の方が有名で、第5番は演奏会でもめったに取り上げられません。シリーズのラインナップを見ていくと、この時代のレコード製作者の苦心が窺われて興味深かったりします。

 この曲は起承転結が定まらず、どの楽章から始まって終わってもおかしくない?けれど、私はけっこう好きだったりします。美しいメロディに溢れていますから。演奏しているフィルハーモニア管弦楽団は、先のニュー・フィルハーモニア管弦楽団と同じ団体。楽団の改組に伴って、一時期“ニュー・フィルハーモニア”と名乗っていました。

 トマス・シッパースはどちらかというと強い主張をしない職人的な指揮者ですが、この透明感あるオーケストラを上手く率いています。プロコフィエフ作品に関していえば、フィルハーモニア管弦楽団は多くの名盤を遺しています。ヘルベルト・フォン・カラヤン、ニコライ・マルコ、エフレム・クルツらの巨匠が指揮していますね。


5月13日(木) 『鉄人28号』(続き)

 先週は観損ねてしまったけれど、昨夜は観れました『鉄人28号』。
公式ホームページ 4月28日に記した不満は取り除かれ、ドライな活劇へと変化してきたようです。これこそほんらいの鉄人といえましょう。今川泰宏監督のサービス精神が発揮されてきました。

 今回の見せ場は、暴走する列車を制止する鉄人でありました。昨今のアニメの水準から見れば、何でもないシチュエーションと思われますが、正太郎を掌に載せ、空から列車を追うシーン。パンタグラフが邪魔でなかなか正太郎を列車の屋根に置くことが難しい・・・。

 こうした緊迫感というのは、『サンダーバード』でよく描かれる技術。ミニチュア(この場合はアニメ)と分かっていても、手に汗握るものです。列車のブレーキが破壊されたと知るや、鉄人を列車の正面から受け止めさせるしかありません。先頭車両の窓ガラスには、鉄人の大きな眼が光っています。

 鉄人はリモコンで動くロボットですから、感情というものはありません。しかしこの物言わぬ眼が、「正太郎、オレを信じてくれ」「鉄人、お前を信じよう」と語りかけてくるのです。列車には何百人という乗客がいます。「止まってくれー!」という願いが静かなドラマを生みました。

 乗客の命は救うことができましたが、終盤、アメリカのギャング団にリモコンを奪われてしまいます。来週は“悪の鉄人”が描かれる予定・・・。列車事故を手引きした謎のロボットも登場するのか?う〜む、早く続きが観たいぞ。今から来週が待ち遠しいっす。深夜の放送なので忘れないように気をつけナイト。(^^;


5月12日(水) 『アマデウス』

 以前に録画したビデオで、映画『アマデウス』(AMADEUS)を観ました。F.マリー・エイブラハム、トム・ハルス主演、ミロス・フォアアマン監督。(1984年アメリカ)

 この映画を最初に観たのはテレビでした。音大でいつもは夜遅くまで練習しているのに、友達が「おい、今日はテレビでアマデウスをやるぜ!」と教えてくれたのです。その日は早々に練習を切り上げ、家に帰ってテレビにかじりついていました。映画館というものが今ほど日常に浸透していませんでしたね。

 「面白かったよな〜」と、翌日はその話題でもちきり。フィクションではありますが、時代背景・音楽史とも筋が通っていて、専門家が観ても納得できると思います。脚本を書いたピーター・シェーファーは、楽譜出版社ブージー&ホークスの元編集者だったそうですが、ナルホド詳しいはずです。

 この脚本、20世紀のシェークスピアともいうべき傑作です。2時間半の映画ですが、まったく無駄がなく退屈することはありません。2002年にはディレクターズ・カット版として、20分の未公開シーンを加えてリバイバル上映されました。今回観たのは残念ながら1984年の版ですが・・・。

 最新の研究による『アマデウス』像は、フィクションを凌駕しております。レクィエムを補筆完成させたのは、モーツァルトの弟子でありコンスタンツェの愛人でもあったフランツ・クサヴァー・ジュッスマイヤー。レクィエムだけでなく数々の未完成作品をコンスタンツェの依頼で補筆しています。

 モーツァルトの1人息子は、フランツ・クサヴァー・モーツァルトといい、何故か?弟子の名前を頂戴しております。ハイ。風貌もモーツァルトよりはジュッスマイヤーにそっくりだったとか?映画ではモーツァルトをウィーンに残し、コンスタンツェは温泉治療に出掛けますが、この時も弟子はお供をしていたそうで。

 もっともモーツァルトが遊び人だったため、コンスタンツェをほったらかしにしていたとか。夫婦の間で浮気は公認の事実だったとか。晩年フリーメイソンに参加していたモーツァルトは、裏切りの刑として、水銀を飲まされて死んでいったとか。調べれば調べるほどヤバイ事実が浮かび上がってくる、スキャンダラスな天才だったのです。


5月11日(火) 世にも奇妙なウルトラQ

 美容院へ髪をカットしてもらいに行き、家に戻ってから敷布団のマットを洗濯。お天気最高です!毎日こんな天気だったらいいのにな。少々分厚いマットだったので心配したけれど、カラカラに乾いてしまいました。

 ここ何週か観れなかったけれど、久しぶりにテレビ東京『ウルトラQダークファンタジー』を観ました。
公式ホームページ 第6話は『楽園行き』というタイトル。シュールではあるけれど、何かが違うなあ・・・これはSFとはいえません。

 どっちかというと『世にも奇妙な物語』に近いですね。『ウルトラQ』はれっきとしたSFなのだから、そこんところヨロシク・・・。科学に夢も希望も持てなくなってしまったのかな?ゲストで石橋けいさん出てました。お久しぶりです。(^^;


5月10日(月) 不思議の国ニッポン

 お気に入りの番組は、NHK『英語でしゃべらナイト』。今夜のお題は『日本がカッコいい!?』でした。日本が世界に誇る文化といえば、マンガ、アニメ、茶道、サムライ、ロボット、怪獣etc・・・。私たちはフツーと思っていたことでも、世界から見たら恐るべし不思議の国であったのです。
公式ホームページ

 外国人が日本に降り立って最初に驚くこと!“何でこんなにたくさんジュースの自販機があるの?”そうだよなあ、1ヶ所に4、5台並んでいるのも普通だし、多いところでは10数mおきに設置してあります。フランス人に言わせると、“フランスだったらゼッタイ機械を盗まれるよ!”

 “どこでも温かいコーヒーが飲める、日本はとても良い国”という人もいます。もちろんアメリカだって自販機はあるけれど、種類はいたって少ないんだそうです。“こんなにバラエティが豊富だとついつい買っちゃうよね!”そうです日本は、ハイテクとローテクがごっちゃになった不思議の国。

 外国人旅行者がお土産を買いに行くのは秋葉原。ここほどギャップの激しい区域もないでしょう。最先端の技術が駄菓子屋さながらのごみごみしたお店で売られています。小さなマス目の箱で山盛りになっている電子部品。天井から吊るされたケーブル類。アメリカではゼッタイにありえません。

 話は変わって世界に誇る日本のアニメ、マンガのルーツとなるのは浮世絵。西洋絵画と大きく異なるのは、およそ立体感の感じられない、平面な世界であるということです。その平面な世界に情報を盛り込んで、想像力で補いながら実体化するというのは、日本人独特の感性といえましょう。

 『鉄腕アトム』に代表されるロボットというのも、日本の茶道に通じる精神なのだそうです。つまり“モノにも心がある”という考え。西洋人は“ロボットに心がある”などとは考えていません。外国映画のロボットを見てください。『アトム』以後に影響を受けたロボット、というのもありますが。

 アイボのようなペット型ロボット、アシモのような2足歩行ロボット。これらのジャンルにおいて日本の技術は傑出しています。というか、西洋人はこんなもの造ろうと思わなかったでしょう。ましてやそのアイディアの元となったのが、アニメやマンガ!というのは到底理解できない世界なのです。


5月9日(日) ウォークマンの叛乱

 昨夜はMBS(大阪毎日放送)『ヤングパーク延長戦 トレンドーン』を録音したのですが、カセット・ウォークマンWM-GX410に異変が起きていました。10分番組であるはずなのに、60分テープのA面はテープ・エンドに差しかかっていたのです。

 録音テープをカセット・デッキで再生すると、ハーフ・スピードのモガモガ音声が流れてきます。かなりの高速でテープが流れてしまったようです・・・おかしいなあ。カセット・デッキからウォークマンのハーフ・スピード録音を利用して、ダビングを試みます。

 理論上、これで元に戻るはずですが、やはり高速で回転しはじめました。おかしいぞ、もう壊れちゃったのかな?と思って、何度か試運転の後、リバース・レバーを動かしたところ、パチンと音がして正常に動き出しました。どうやらまだメカに硬い部分があったようです。

 ピンチローラーがキャプスタンに密着しないまま回転していたのでしょう。ウォークマンそのものは直りましたが、失敗した録音テープはどうにもなりません。カセット・デッキからウォークマンのハーフ・スピード録音を利用して、再度ダビングを試みました。

 正確な2倍速ではありませんので、番組開始部分はペラペラの金切り声。中間部分がまあまあ普通。番組の終りの方はスローでモガモガした声になってしまいました。会話の内容だけは何とか聴き取れるものの、まあ、まともな録音とはいえません。

 MBSヤングパークの
公式ホームページではストリーミング放送が始まりました。これは大変うれしいのですが、現在、1ヶ月遅れで再放送なのです。定期的に更新されるようになれば、苦労して録音することもなくなるのですが。MBSさん期待してまっせ!頑張ってくださいな!


5月8日(土) 大掃除とLPの整理

 今日はいい天気でしたね〜、汗ばむくらいの暑さです。というわけで、ホットカーペットを虫干しして片付けます。上敷きのクロスも洗濯して乾しました。ついでにガス・ファンヒーターもフィルターを洗浄して片付けます。玄関と浴室の足拭きマットも洗濯します。床を雑巾がけし、絨毯の埃も掃除機でガッチリ吸い取りました。

 網戸の汚れが気になったので雑巾で拭き取ります。手が真っ黒になってしまいました。久しぶりに整理整頓できたので、未整理のLPレコードを片付けよう!ちゃぶ台テーブルの上に、ど〜んと積み上げてあったものですから。(笑)これをレーベル別番号順に並び替えて、すぐ取り出せるようにするのです。

 新しいレコードラックを購入しないといけないのですが、今日はとりあえず段ボールを2箱用い、スチールラックの中に取り込みました。スチールラック行きとなったのはRCAビクターと日本コロムビア、CBSソニー・ファミリークラブのシリーズです。2時間ほどかかってようやく整理が終わりました。

 やはりときどき取り出さないと、黴の出ているレコードがありますね。ティッシュで拭き取れる程度で助かりました。外袋も交換してやらないといけません。そしてまた番号順に並べないと、ダブリ買いしてしまったLPに気がつかないものなのです。やはり数枚が発見されました。

 最近は¥50〜¥100、高くても¥300以下で購入しているので、同じ内容でもジャケット・デザインが違っていれば、まあ良しとします。アートワークもひとつのコレクションですから。まったく同じモノを購入してしまったのは2枚。確率は50分の1くらいでしょうか?少し反省。(^^;


5月7日(金) 『2001年宇宙の旅』(途中まで)

 中野の¥100ショップへ買物に行きました。ウォークマンを入れるクッション付きの布袋も買えたし、マウスパッドも新調してしまいました。今まで使っていたマウスパッドはエンボス加工が磨耗して、表面がツルツルになっていたものですから。(苦笑)

 先日仕入れた映画のLD『2001年宇宙の旅』(1968年アメリカ)を観ました。やはりSF映画とはかくあるべし、『CASSHERN』とは比べようもない素晴らしさ。この頃まだ人類は月へも到達していなかったし、CGなど当然ありませんから、すべてミニチュアとセットで撮影されたのです。

 2枚組3面のLDですが、side3にトラブル発生。読み取りエラーで再生できません。しまったな〜、購入した中古店は安いのだけが取得で、返品交換は一切受け付けないのです。光学ディスクはプレーヤーとの相性もありますし。う〜む、機会を窺ってもう1セット調達することにしましょう。

 『2001年宇宙の旅』はDVDでも安く買えるのですが、LD独特の発色は捨てがたいものがあります。途中までしか観られなかったけど、やはり期待通りの美しさでした。チェック・ポイントは赤い椅子ですね。DVDではどうも色の濃さを抑えてしまったようなところがあります。


5月6日(木) 『CASSHERN』

 食わず嫌いはいかんと思い『CASSHERN』観てきました。観客のほとんどがアニメを知らないわけですから、切り離されたリ・イマジネーションとして捉えてやらねば不公平な気もします。パンフレットの¥900はちと高いなあ。3分冊箱入りになっていて、2冊はイメージ・グラビア。文字情報があるのは1冊だけでした。

 『CASSHERN』 伊勢谷友介、麻生久美子、寺尾聰、樋口可南子、唐沢寿明 主演、紀里谷和明 監督・撮影監督・編集・脚本。(2004年日本)
公式ホームページ

 CGの映像が粗く、コンピューター・グラフィックというより、コンピューター・ゲームという感じ。しかもカラーではなく、セピア、ブルー、グリーンといったパートカラーに落としてあります。実写との合成ができないため、実写映像の画質を落として擦り合わせ。後半かなりの長尺を合成ナシ、画質をザラザラに落としたモノクロ画像で見せています。

 ロボット犬のフレンダーは登場しません。かなり重要なキャラクターなのですが。劇中に黒い犬(実写)がチラッと登場し、三橋達也演じる老医師が、「この犬はフレンダーっていうんだ。あまり人にはなつかないんだがな・・・」とひとこと。(をいっ!)“できませんでした、スンマセン・・・”って感じです。

 「キャシャーンがやらねば誰がやる!」の名セリフもなし。そもそもキャシャーンという言葉も、寒村の守護神として僅かに出てくるだけ。あらすじがオリジナルと異なるのは、百歩譲って仕方がないとしても、“カミナリが原因で偶然に新造人間が生まれました”とか、“たまたま辿り着いた城の地下にはロボット工場がありました”と言われてもねえ。(^^;

 監督の紀里谷和明は宇多田ヒカルのPVなどを手がけてきた人。参加しているデザイナー、CGクリエイターはすべて宇多田ヒカル繋がり。もちろん主題歌も宇多田ヒカルが歌っています。何はともあれ2時間21分の映画を製作するには、ブレーンが必要。大変だったろうとは思います。

 PVとは“プロモーション・ビデオ”の略ですが、全編、細かいカット割りで繋げた編集はまさにそのもの。映画というよりイメージ・ビデオなんですよ。キャシャーンの戦闘シーンなどは、確かにスピード感に溢れていて良かったと思います。ジェット噴射で空を飛ぶところなど『光速エスパー』みたいでした。

 日本映画は低予算のため、CGにお金がかけられない・・・これは“いいわけ番長”です。今やハード(高性能コンピューター)など、いくらでも安く入手できるから。問題なのはそれを創造する技術者がいないってこと。ハリウッドには代表選手ともいえるILMがあり、そこからあぶれた腕利きの技術者もたくさんいるのですが・・・。


5月5日(水) 斬鉄剣は存在した!

 フジテレビで放送中の『トリビアの泉』。本日はかなりの感動モノ!“拳銃と日本刀、どっちが強い?”というトリビアの種に実験を試みたのです。「日本刀に拳銃の弾丸を当てて、どっちが壊れるか試してみては?」ということで、アメリカまで赴き、最も信頼度の高いといわれる拳銃、コルト・ガバメント45口径を選定。

 日本刀もわざわざこの実験のためにこしらえた、90万円相当の刀を使用。日本刀を台の上にガッチリ固定し、いっぽうの拳銃も、ミリ単位で正確に照準を合わせられる専用台へと固定。日本刀が折れるのか、それとも弾丸が真っ二つに切れるのか?まるで石川五右エ門の秘刀、斬鉄剣を思わせます。

 バーンと銃声が鳴り響く!すると弾丸は真っ二つに切れて、ニ方向へと飛んで行ったのです。そして日本刀には鉛の擦れた痕こそあれど、刃こぼれなど微塵もありませんでした。すごいぞ日本の伝統工芸!鉛の弾丸を真っ二つにするとは!居合の達人タモリさんも、評価のレバーを満開としたのです。

 実はコルト・ガバメント45口径、銭形警部(本名:銭形幸一)も愛用していたのでした。『ルパンV世』のアニメの中でも、銭形警部の拳銃は、石川五右エ門の斬鉄剣に勝てないことが証明されたわけです。「また、つまらぬモノを斬ってしまった・・・」てか?


5月4日(火) ゴールデン・ウィークとは?

 友人が“『CASSHERN』って面白いかなあ?”と訊いてきたので、私としては“とんでもねえよ、アニメと全然違わあな!”と答えざるをえません。しかし彼としてはマジメに期待していたわけだし、アニメの『キャシャーン』など観たこともないでしょう。調べてみるとアニメの放送は1973年。これじゃ知らない人の方が多いわけです。

 予告編を観ただけで批判するのも何だよなあ・・・というわけで、観てみないことにはハナシにならんでしょう。新宿まで出て、まず金券ショップでチケットを購入¥1,300なり。新作&話題作であれば、ほとんど金券ショップで安く買えます。もしデートで映画を観に行くとしても、これくらいは理解していただきましょう。

 ところが映画館は立見のために入場制限がかけられていました。甘かったな〜ゴールデン・ウィーク、しかも新宿のど真ん中。そういえば“ゴールデン・ウィーク”って、映画業界が名付けた言葉だったんですよね。よってNHKでは“ゴールデン・ウィーク”と言わずに“大型連休”と言います。頭カタイな〜!(^^;

 結局映画は諦めて、新宿“ディスク・ユニオン”へと向かいます。LP¥400以下のコーナーが少なくなってしまいました。数えてみると30枚しかありません。ビニール・カバー(外袋)だけ仕入れて帰ろうかな、と思ったら、新宿本店のアクセサリー館にしか置いていないというので、またまた移動です。

 アクセサリー館はペンシル・ビル。狭い敷地に建てられた細長いビルってことです。ちょー狭い階段に、ちょー狭いフロア。ブツ(品物)だけは所狭しと並んでいるので、足の踏み場もありません。閉所恐怖症の人は気分が悪くなるだろうな。消防の監査が入る日にゃ、いったいどうすればいいんだろう?

 それでも目的のビニール・カバーと、予定外の雑誌“ANALOG”4号も買えたので良しとします。『CASSHERN』はゴールデン・ウィークが明けるまでおあずけです。チケットは買ってしまったので必ず観に行きますけれど。帰宅途中・・・鯉幟をようやく見つけました。東京じゃ一戸立ての家じゃないと飾れないのかな?


5月3日(月) WavRec

 午前中は熱がありましたが、午後からむくむくと起き出しました。Windowsに録音ツールが標準装備されているのは知りませんでした。プログラム→アクセサリ→エンターテイメントの中にある“サウンドレコーダー”というツールがそれ。しかし調べてみると、1分しか録音できないというから笑ってしまいます。

 インターネット・ラジオの録音ツールを探していたのです。先日紹介の“NET TRANSPORT”はストリーミング・データを直接ダウンロードできますが、放送を聴きながら必要な部分だけ録音、というのができません。またCDレコーダー付属のアプリケーション“WinCDR”は、アナログ入力の録音は可能でも、ストリーミング放送の録音ができなかったのです。

 フリーソフトを調べながら、いくつか候補を絞ってみると、“ぽけっとれこーだー”“WavRec”“超録”(フリー版とシェアウェア版がある)の3つのソフトが出てきました。まず“ぽけっとれこーだー”をダウンロードして、実際に使用してみます。なるほど起動させた後は、録音ボタンを押して即OK!いちばん簡単で使いやすいというのは本当です。

 お次は“WavRec”で、“ぽけっとれこーだー”よりほんの少しだけ多機能です。起動後は新規ボタンを押し、保存先を指定してからでないと録音できませんが、HDDの残量表示が出ていて、録音したものが気に入らなければ、タグを先頭まで戻して上書きできます。テープレコーダーのようなアナログ感覚がナイスですね。

 トラックへのマーキングや、簡単な編集機能も備えています。どちらを選択するかは好みの問題。2つとも極めて“軽い”ソフトではあります。クラシックの長時間録音を行うなら、やはり“WavRec”でしょうか。語学番組や短い曲を簡単に録音したいのなら“ぽけっとれこーだー”でしょう。

 どちらもレベルメーターが無いんですよね。設定でミキシング・コンソールを表示させると、モノラル表示ではありますが、レベルメーターが出てきます。起動時にコンソールの設定が元に戻ってしまうこともあるので、録音時には表示させておいた方がいいでしょう。インターネットラジオの場合、Waveの音量を最大にしておきます。

 “ぽけっとれこーだー”に左右独立レベルメーターを付けたようなフリーソフトもあったのですが、実際に使用してみるとデザインも使い勝手も悪く、レベルメーターの動きもノロノロしているので速攻削除しました。

 “超録”(フリー版&シェアウェア版)は使い良さそうです。かなりの編集機能も備わっています。フリー版の内容はシェアウェア版と同じですが、録音時間に制限がかけられていました。90分までとは残念!クラシック番組を録音するには短かすぎます。クラシック以外のジャンルでご使用ください。

 それに“超録”はやや“重い”ソフトのため、低スペックのパソコンでは、ストリーミングに影響が出る(途切れる)可能性があります。(XPなら大丈夫でしょう。)私の愛機はノロノロ98なので見送りました。さて、有料ソフトの中にはもっとすごいものがあるようです。それは、録音ボタンを押すと240秒まで遡って録音を開始する、というものです。

 つまり、起動中は常に録音状態にあって、録音消去を繰り返しているということ。録音ボタンを押すと初めて、そこから240秒前までをメモリーして録音するというわけです。ね〜、これならゼッタイ頭が切れることはないでしょう!とか何とかいいながら、有料ソフトはゼッタイ買わないねも艦長でした。

WavRecダウンロードへのリンク(通常はライブラリ付きパッケージを選択。)


5月2日(日) 謎の疾病(なぞのしっぺい)

 肩凝りを放っておいたために、石のようになってしまいました。一昨日整体に行って、ギュギュッと揉んでもらったのですが、揉み返しがきたようです。これは筋肉痛と同じものですが、若い人は翌日。おじさんは1日おいてからやってくるものなのです。

 薬局へサロンパスを買いに行ったのですが、5月だというのに寒気がします。検温してみると38.5℃〜ダメだ!筋肉が熱を帯びてしまいました。もともと体温の低い私は、37℃を超えるとフラフラで立ってはおられません。バファリンを飲んで床に就きました。

 もちろん風邪ではありませんが、“風邪”はいろんな病の総称なので、これもその内に入るのか?“謎の疾病”(なぞのしっぺい)だと、説明に苦労するなあ。頭はガンガン痛いですが、これは初めてじゃありません。肩凝りをナメると酷い目に会いますよ〜。


5月1日(土) 『殺人の追憶』

 毎月恒例の映画サービス・デーです。シネマスクエアとうきゅうで映画『殺人の追憶』を観ました。3本は観ようと思っていたのに、予定していた『純愛中毒』は立見のために入場制限。タワーレコードに立ち寄って雑誌とCDを買ったら、お金が無くなってしまったのでいったん退却。

 出直してレイトショーの『幸せになるためのイタリア語講座』も考えていたのですが、どうにも体調がすぐれなくてそのまま寝込んでしまいました。肩凝りが酷くて昨日、整体治療へ行ったのですが揉み返しが来たようです。痛くならなければ治らないので仕方ないと思っています。

 『殺人の追憶』(MEMORIES OF MURDER)ソン・ガンホ、キム・サンギョン主演、ポン・ジュノ監督、岩代太郎音楽。(2003年韓国)
公式ホームページ

 (あらすじ)
 ソウルの南約60キロにある京畿道華城郡台安という寒村。1986年から1991年にかけて10件の連続強姦殺人事件が起きた。180万人の警官が動員され、3千名の容疑者が取調べを受けたが、たった1人の犯人はまだ捕まっていない・・・。この映画は実話を元にしたフィクションである。

 拷問を繰り返しては、容疑者に自白を強要するパク刑事。ソウルからやってきた理論派のソ刑事。まさに水と油の2人ですが悪を憎む心は同じなのです。自らの過ちに気付いて冷静になっていくパク刑事と、容疑者を追いながら殺人を回避できず、ついにはキレてしまうソ刑事。キャラクターの交差してしていく過程がすごいですね。

 シュールなつくりに徹底しているので重苦しい反面、人間らしいユーモアや優しさ、ぷーっと噴き出してしまうようなギャグも。かつての黒澤作品にも通じる重厚な観応え。ソン・ガンホは三船敏郎か?いやどっちかというと毒蝮三太夫(石井伊吉)に近いのですが。(笑)とある雑誌のレビューには“『踊る大捜査線』の5万倍おもしろい”と書かれていたそうです。


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