2005年3月の日記

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3月31日(木) スタジオ観覧

 山口放送(日本テレビ系列)
『三宅裕司のドシロウト』、スタジオ観覧に行ってきました。品川区某所で友人たちと待ち合わせ・・・私が10年前に住んでいたすぐ近くにスタジオはあったのです。参加するのは今回が初めてですが、最寄の駅は閑散としていて、飲み喰いに悲惨な町。

 隣の駅まで歩いて7〜8分ですが、そちらは繁華街なのです。皆さんそれに気付かなくて食事に苦労されたとか。はるか離れた東京モノレールの駅ビルまで歩いたこともあるという・・・私に訊いてくれればよかったのに。

 撮影は午後の部と夕方の部に分かれていて、午後2本撮り、夕方1本撮りでした。通常は2本ずつ(計4本)撮るそうですが。実は私たち、吉岡美穂さん目当てのグループであります。いい大人が平日の昼間から何やっとんじゃ!というツッコミはナシね。(苦笑)・・・しかも年度末だし。

 30分の番組ですが、収録は1時間以上かけて行われます。全国から集まったドシロウトさんたち・・・一般の人々といっても職種はさまざま。1人1人がその道のプロフェッショルです。積もり積もる会話は、テレビを観ていても時間が足りない感じがするので、未編集ライヴはとても面白い。

 吉岡美穂さんは若草色のシャツに白いカーディガン。花の刺繍を施したブルージーンズでした。春らしくていいですね!かわいかったな。さて、収録後のヤロウどもは恒例のお酒呑み。“和民”で中ジョッキを3杯空けて帰りました。楽しかったな、抽選に当たれば来月もまた行きたいです。


3月30日(水) Radio Max.FM

 お天気回復しましたね。新宿ペペのキャンドゥ(¥100ショップ)で¥3,000分の食料を調達してきました。しばらくこれを食べて過ごしましょう。(すぐに無くなってしまうけど。)“おかくら小海老天そば”(カップ麺)もげっと!テレビ『渡鬼』のメニューを再現したものです。

 カップの蓋に映っているこのおばさんって、『ウルトラQ』のカネゴンに驚いて、フライパンを投げ出すお母さんじゃなかったっけ?似ている・・・ご存知の方はいませんか?(カチカチと検索してみる。)ああ、やっぱりそうだ。野村昭子さんとおっしゃるのか。(第15話『カネゴンの繭』)

 昨日インストールしたWINAMPを使用し、改めてIPラジオの部屋を動作確認。自分で設定したm3uファイルの中にはうまく再生できないものがありました。単純にRealPlayerが起動していただけみたい・・・。15ヶ所をチェックしてメンテナンス。その間に別の不具合や、後で調べようと思ってそのままにしていたファイルが散見されます。つ、疲れたよー。

 いつの間にかハンガリーのRadio Maxが、
Radio Max.FMとしてリニューアルしていました。これまで256kbps、128kbps、48kbps、32kbpsと4種類の速度に対応していたのですが、どちみち256kbpsはしょっちゅう途切れてばかりいるし、通常のモデム回線でも48kbps、32kbpsの差は微妙。

 128kbps、48kbpsと2つの速度に絞られましたが、妥当な選択だと思います。WINAMP、Real、WinMediaに対応。このラジオはMP3変換を丁寧に行っているんでしょうね。いっそう音が良くなりました。クラシックも楽しみですが、ハンガリーの民謡もまた格別。


3月29日(火) またまた雨・・・

 晴れるかなあ・・・と、曇り空を眺めていたらポツポツと降ってきました。新宿ペペのキャンドゥへ行きたかったんだけどなー。タワレコでレコード芸術も買わねば。明日は晴れるかしらん。

 WINAMPの存在はずいぶん前から知っていたけれど、パソコンを新調したらインストールしようと、延び延びになっていました。今日、思い立ってインストールしてみた次第。フリーソフトなんですけど。

 知らない人に分かりやすく説明すると、WindowsMediaPlayer、RealPlayerに続く3番目のプレーヤーとでも申しましょうか。IPラジオの部屋は前の2つがあればほとんど聴けるようになってます。

 元々はMP3専用プレーヤーなんだけど、今じゃRealPlayerもMediaPlayerもMP3を再生できるようになりました。MP3に特化した高級バージョンとでも言えばいいかな?多機能で使いこなしも少々難しい。

 今回狙ったのはOggVorbisというストリーミングを聴いてみたかったため。どっちかというとマイナーなコーデックなんですが、音質にこだわる一部のサイトでは採用されています。どんなもんだろう?

 
Cesky Rozhlasのサイトで試してみます。さすがに224kbpsのOggストリームは激しく音飛びがして聴けませんが、128kbpsの方は実にしっとりとしたいい音がします。クラシック向けの音かもしれない。

 Ogg以外のMP3ストリームやファイルもWINAMPで聴いた方が雰囲気いいです。ただし、WMAファイルは聴けるものとそうでないものがあって、Realメディアはまったく使用不能。万能ではないのです。

 少々の不便さを愉しむ余裕のある方、パソコン&オーディオ好きの方は試してみて!無料なんですから。あり余る機能はゆっくり研究して使いこなそうと思います。それに何といってもパネルデザインがかっこいい。


3月28日(月) 雨降ってます

 早起きして洗濯物を干したら雨。天気が良ければ布団も乾したかったんだけどな、仕方がありません。買い物に行く予定もあったけど、家で大人しくしていました。

 西武新宿線中井駅前に、牛丼チェーン店のM屋がオープン。家から歩いて5分ちょっとの場所。“さして美味いとは思わない”のだけれど、ワンコイン(¥500)あれば、味噌汁&サラダ付きの食事ができます。

 コンビニ弁当だと¥500なら一品しか買えませんよね?しかしこのM屋、ご飯が不味い。パサパサに乾燥した古米が水を吸って膨らんだ感じ・・・。どのように米の管理を行っているのだろう?

 消失したと思われたインターネットラジオ、
ECN Radio Meviewsaがいつの間にか復活していました。ずいぶん長いことサーバーダウンしていたもんだ。サイトにはその件について何も触れていません・・・ううむ。


3月27日(日) ラジオのうんちく

 吉岡美穂さんのニッポン放送『素顔でSweetRoom』が最終回でした。ファンサイトの掲示板を見てみると、大阪や九州の方も雑音混じりに聴いていたようです。かくゆう私もBCLラジオで名古屋や大阪の放送を聴いています。

 日本はインターネットラジオ後進国です。いくつかの放送局が番組の一部をオンデマンド配信、またコミュニティFM局が楽曲をカットしたストリーミング放送を行うのみで、本格的なライヴ・ストリーミング(地上波との同時配信)は行われていません。

 海外に目を向けると事情は180度違ってまして、ヨーロッパ、カナダ、アメリカ、南米諸国では膨大な数のFM&AM放送をインターネットラジオで聴くことができます。

 音楽をデジタル配信するとCDが売れなくなる?というのは大間違いです。なぜなら既にFM放送(地上波)はインターネットラジオよりすぐれた音質で音楽を流し続けているじゃないですか?

 政治家を含めた世のお偉いさん方(50歳台)って、パソコン使えないですよね。(すべての人がとは言いません。)パソコンでラジオが聴けるなんて知らないのかな?それを録音することと、CDを買うことの意義には大きな隔たりがあります。

 かつて1980年代には、FMエアチェック、ラジカセ全盛時代というのがありました。それじゃレンタルCDは合法なのか?まったく矛盾しております。放送関係者の方、どなたでも(笑)構いませんが、現状を打破していただきたい。


3月26日(土) 昼夜あべこべ生活

 いかん、とは思っているのですが、朝方寝て夕方起きる生活が続いています。ずいぶん暖かくなったとはいえ、まだまだ朝晩は冷え込みます。利点は寒い思いをしなくても眠れる・・・ということでしょうか。今年の冬はホット・カーペットを出さずじまいでした。

 マイナス面は布団が乾せない、ということです。乾燥ということより、ホコリを叩き出したいんです。室内のホコリの90%は布団とカーペットから出てる感じがします。ホコリの出ないハイテク布団というのもありますが、まだまだびっくりするほど高価ですね。

 それでもまあ今日は夕方買い物に出て、行きつけの立ち食いそば屋さんでカツカレーを食べて帰りました。カレーの美味しいそば屋さん、探せばけっこうあるんですけど、皆さんは利用されますか?


3月25日(金) Radio13.net

 最近繋がらないなあ・・・と思って調べてみたら、フランスのRadio13.netは3月初旬に閉鎖されておりました。IPラジオの部屋から24チャンネルが削除されます。インターネットラジオ・リンク集を立ち上げた頃から掲載していたので、何だかさみしい感じがします。

 当時はストリーミングの仕組みも分からず、URLを解読するのに四苦八苦。特に手こずらせたサイトだけに思い出深いです。カラフルなジュークボックスのデザインが、MediaPlayerのウィンドウに表示されるんですよ。今聴いている曲のCDジャケも見れました。

 無料で聴き放題というのがまだ珍しくて、貪るように聴いていましたね。まだISDNでしたから33kbpsでも、けっこういい音だったのです。・・・そういえばオーストリアのOn-AirRadio.comも現在サイト休止中です。ロシアのSpecialRadioもそうだ。

 韓国KBSも繋がりませんね。配信方法を変更したのであれば、もう聴けない(観れない)かも。新しく追加されるラジオがあれば、聴けなくなって削除されるものもあります。URLを苦労して引き当てた(暗号解読に近いものもあります)ものほど、さみしい感じがします。


3月24日(木) 仏語訛りの英語って?

 昨夜のニュースで上手い評論がありました。放送業界というのは、ひとつのライフラインである。またラジオは究極の“ながらメディア”であるのに対し、インターネットは機械と対峙していかないと情報が引き出せないもの。

 “私たちは黒子になります”と、一転して低姿勢を見せた堀衛門ですが、大和放送社員のモチベーション低下は著しい。そりゃそうだ!札束で頬を叩かれるようなことをされたら、誰だって嫌な気分になるだろうな。

 “人の気持ちの分からない男”として大衆に刷り込まれてしまった堀衛門。放送業界の経営者として何と愚かな行状を示してきたことよ。今日から一日百回、人に頭を下げて懇願し続けていかねばならないでしょう。

 話題を変えましょう。IPラジオの部屋は今、カナダの放送局を研究中。膨大な数がありますが、CBC(カナダ放送)のローカル局まで列挙するとキリがない(NHKFMのローカル局みたくなってしまう)ので、民放から当たっていきます。

 ストリーミング速度はそこそこですが、なかなか音質も良く楽しめます。多国語国家なので英語はもちろん、仏語、中国語、ギリシャ語などもあります。面白いのは仏語訛りの英語などが聞けてしまうことで、一瞬とまどいます。


3月23日(水) お金があれば何でもできる?

 新株予約権発行を差し止め・・・いかにもお役人らしい考えです。法的に問題なし、ということか。大和放送はもっとディベートに強くならなきゃダメだ。第三者が見たって明らかに、お互いのことを知らなさ過ぎ。

 ラジオとインターネット・メディアの統合?それは既にラジオNIKKEIが行っています。堀衛門のアイディアはパクリだらけ。インターネットラジオは大した資本もいらないが、副次的な収入にも結びつきにくい、ということはご存知?

 そういえばまたひとつ、インターネットラジオ局が消失してました。
ECN Radio Meviewsaは昨年末にも活動を停止していましたが、今年に入ってナントカ復活。自転車操業を続けていたようですが・・・。

 生活の窓には怪しげなストリーミング放送群がありますが、シロウトさんのやってるジャンキーラジオなので、私は認めません。公共放送には公序良俗という常識があります。堀衛門、どちらかを切りなさい。


3月22日(火) 生活の窓VS富士電視台

 どーなるんだろねー。個人的な意見は置いといて、皆さんも検証してみましょう。富士電視台については、誰もが知っていると思うテレビと思うのですが、
生活の窓のトップページは見たことありますか?

 この3月にデザインを若干変更したとはいえ、
野風邪般のトップページにクリソツだと思いません?これじゃパクリと言われても仕方ない。野風邪般の検索窓は誰もが利用したことあるでしょうが、生活の窓の検索窓を使ってごらん?

 ホラ、ね!何にも出てこない。それでなくともこのページ。堀衛門所信表明配信中!堀衛門もしている『カバラ紐』、堀衛門応援Tシャツ祭開催!と、堀衛門のオンパレード。誰が見たって胡散臭いのでは?

 オリジナリティ溢れたコンテンツはどこ?これは私だけが感じることなのか?生活の窓はプロバイダーにあらず。明日無くなってしまっても誰も困らない?う〜む、皆さんもよっく考えてみましょう。


3月21日(月) IPラジオの部屋5ページへ

 IPラジオの部屋を深夜に更新しました。2ページ目がかなり重くなってしまったため、2つに分割。3ページ目、4ページ目がそれぞれ、4ページ目、5ページ目へとスライドします。トップページから内容確認のほど、よろしくお願いいたします。

 最近思うこと・・・旧いパソコンのパフォーマンスの酷さ。新しいパソコンと比較したらいかんのですが。贅沢にもXPパソコンが欲しいなとか、ノートパソコンだったら省スペースでいいな、と思うようになってしまいました。

 ノートパソコンなら電源コードとマウスのケーブルだけで済みますもん。デスクトップはPC本体の電源(1)にディスプレイの電源(2)とその接続コード(3)アンプ内蔵スピーカーの電源(4)と、その接続コード(5)。マウスのケーブル(6)とキーボードのケーブル(7)。

 おまけに今使用しているデスクトップには、外付けのCD-RWユニット電源(8)とUSBケーブル(9)と、合計9本のケーブルがぐちゃぐちゃに絡まっています。最低限これだけ必要なのだから、おちおち移動もままならない。

 接続コードが2本と9本、この差は大きい。旧いパソコンのデータはすべて新しいパソコンに移してしまったので、捨てても惜しくないような現状ではあります。先日のHARD OFFでの店頭価格は¥2,100。購入時は20万円近くしたというのに・・・。


3月20日(日) IPラジオ約100局を追加

 大幅に更新作業を続けております。多い日では1日50人ほどのアクセスがあり、企業のデスクワークBGMとしても役立っているようです。今回は、ノン・クラシカルです。最初、自分がここまでやるとは、考えていませんでした。音楽は好きだから苦痛ではありませんが・・・。

 というわけで、レゲエとか、テクノ、トランス等々掘り起こしています。J-POPは著作権の関係で、ややアンダーグラウンドな海外サイトしかないんですよね。だけどなー、最近のJ-POPの歌詞って、おそろしく説教臭くない?ですか?

 ORの今、流行ってるヤツ・・・嫌いだな。日本語も酷いし、マジにそんなこと考えてるなら、ビンタ食らわしてやりたいです。“ゆとり教育”のお陰で今時の若者は、親にも教師にも叱られたことがないらしい?だからお説教をありがたいと思うのかしらん?


3月19日(土) 『ハイパーナイト・ドミホ』

 今夜もベランダにBCLラジオ(SONYスカイセンサー5900)を持ち出して、名古屋のCBC『ハイパーナイト・ドミホ』を聴きました。冬の間は雑音がひどいけれど、今夜は珍しくきれいに聴けました。もう春がやってきてるのか、と電離層の変化で季節を感じます。

 美穂:「今年の夏か、夏ちょっと過ぎ頃に、写真集を出す予定になってて、今、どこに行くのか、どういう企画で、どういう写真集にするのかという打ち合わせをやってるんです。だから4〜5ヶ月先なんですけれど、出るのは。 まだ場所も決まってなくて、今、候補にあがっているのが、アフリカのモロッコかニューヨークとマイアミ、あとオーストラリアというのがあがってるんです。」

 今から待ち遠しいなあ、どんな写真集になるんだろう。握手会は行われるのかな?そんなことを考えながら階下を見下ろしたら、太っちょの黒猫がちょこちょことブロック塀を渡っていきます。あ、黒猫と目が合ってしまった・・・。「にゃあにゃあ」と小声で話しかけます。

 猫の方も2、3度、こちらを見、怪訝な顔をして通り過ぎていきました。「ヘンなニンゲン・・・」そう思っているのかもしれない。(苦笑)春ですなあ・・・。4月ともなればあちこちで仔猫が産まれるのでしょう。関東の猫は尾が短い、生まれたときからそうなんだろか・・・?


3月18日(金) アメリカのコメディーラジオ

 IPラジオのデータを調べていくうちに、“コメディーラジオ”というのにぶち当たりました。アメリカの漫才みたいなものでしょうか?英語はよく分かんないので、これはネグってもいいかな?しかしまあ、何となく好奇心で聴いてみたら、なかなか雰囲気が面白いのです。

 
DefCon Radioとか、Social Crime Radioとかいろいろあります。ノリとしては1950年代、“スパイク・ジョーンズ”が面白いと感じる方は、ぜひ聴いていただきたい。私だって英語は分かんないのですが、このナハハ感覚が笑えるのです。はっきり言って旧い!

 アメリカの良いところは、旧いものを捨てたりしないことですか・・・。だって今でもクラシック・カーを大切にしていて、カーラジオからはノスタルジアたっぷりのダンス・ミュージックが流れてくる・・・。オールディーズ、カントリーしかり。旧いものがまだ立派に生きているのです。

 新しいものを取り入れていきながら、旧いものも立派な文化として残していく。相当大きな押入れが必要かと思うんですが。(笑)日本は邪魔くさくなると捨ててしまいますよね。

 ジェネレーション・ギャップを感じさせない・・・極端な例では10歳も離れていたら話が通じない?世代の指向は違うと思うんですが、傍らに旧いものがちょこんと置いてあってもいいじゃないですか。好奇心で触ってみる若者がいるかもしれない。知りません、存じませんでは寂しいですね。


3月17日(木) 雨降ってます

 肩凝りが酷くなって、扁桃腺(リンパ腺か?)が腫れぼったいです。雨が降って何だか肌寒いし。今週のニューヨークフィル・オンデマンド放送はR.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」です。もちろんダウンロード(録音)。AVROのオンデマンド放送はエルガー:エニグマ変奏曲でした。これも録音。

 セッティングさえしておけば、パソコンが勝手にダウンロードしてくれます。先日のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集も全曲落としました。長時間のプログラムは20kbpsと、音質が犠牲になっているはちょっと残念。しかし32曲で139MBというのは軽いなあ・・・?

 まだまだいくらでも録音できるソースは転がっています。一生かかっても聴ききれないくらいに・・・。先のニューヨークフィル、AVROなどはCD並みの音質を誇っています。本当ですよ、クラシック聴くならパソコン1台あればこと足りるか?という感じもします。


3月16日(水) 更新準備やってます

 IPラジオの更新準備をやっております。ここまで来たからには“ローテク世界一”を目指しましょう。世界にはまだまだたくさんのいい音楽がありまして、これを私の独断と偏見でチョイスしています。利用してくださっておられるみなさん、ありがとうございます。

 日本のインターネットラジオもピックアップしたいのですが、なかなか内容の伴ったものが見つかりません。先日もグルメをテーマにしたオンデマンド放送を聴いてみました。“うに入りチョコレート”を3〜4人の男が試食して、あ〜でもないこ〜でもない、と雑談。

 こんなのは“雑談”であって“番組”じゃない!却下です。ラジオ・パーソナリティとは思えぬダルダルの会話。“聴いてよかった”と思えるものを作りましょうよ。プロ・アマを区別する気はないけれど、せめてプロ意識を持って欲しい。というか、ラジオを聴いたことあんのか?


3月15日(火) 『タイタニック』をLDで

 月頭に新宿の中古店で映画『タイタニック』のLDを買ったのですが、忙しくしていてまだ観れてませんでした。2枚組で¥300。盤質評価が“B”と記されていたけれど、内袋(ビニール)が古くなると、アクリルの表面に波状の曇りが付いてしまいます。これをクリーナーで拭き取るのがひと苦労。

 発売そのものがLD最後の頃。もうDVDはお目見えしていたんじゃなかったかな?画質の劣化もなくすばらしい映像を楽しむことができました。私のLDプレーヤーは両面演奏ではないので、途中3回、盤面を返さなければなりませんが、ひょっとしてコレ、DVDよりもキレイなんと違うかな?

 DVDはノイズがほとんどないし、ピントもシャープではあります。LDには若干のノイズも、色の滲みもありますが、リアリティがある。映像が活き活きしてるんですよ。音質は圧倒的にLDの方が高品質ですね。理論上、CDと同じクォリティを持っているはずです。¥500以下なら“買い”だと思います。

 1997年製作、アカデミー賞11部門制覇かあ。テレビでも放映されているけれど、私は吹き替え版が嫌いなので観ませんでした。今回、ようやくキチンと観る機会が持てたわけで・・・。はい、ゴージャスな娯楽大作でございます。エンターテインメントとしては申し分ないです。

 ストーリーは単純明快、分かりやすさが受けたのか?大スクリーンで観たら迫力だろうな。しかしどうだろ?ヒロインのケイト・ウィンスレットはポッチャリしすぎていないか?お化粧も濃すぎないか?時代背景を考えるとこんなもの?しかし演技力は皆無に等しい?

 まあ、数々のウィークポイントを抱えながらも、ここまで纏めたジェームズ・キャメロン監督の勝利か。(これがいちばん大事)観客を楽しませることをよ〜く分かっているのです。リドリー・スコット監督(※注)ならまた全然別のものになっていたことでしょう。人気作のゆえ、現在も
公式ホームページがあります。

 ※何でこういう比較をするかというと、かの『エイリアン』(1979)はリドリー・スコット監督。『エイリアン2』(1986)はジェームズ・キャメロン監督でした。前者の緻密な世界観と、後者の娯楽性には大きな隔たりがあるでしょう?


3月14日(月) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集

 久しぶりにイギリスBBCのリンクをメンテナンスしておりました。オンデマンド・プログラムが充実しており、マーラーの交響曲第1番「巨人」や、チャイコフスキーの交響曲第4番、第5番、マンフレッド交響曲の全曲が聴けるんだと感心することしかり。室内楽のジャンルも充実しています。

 その中でも特に目に付いたのが、ポルトガル生まれのピアニスト、アルトゥール・ピツァロによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲のプログラム。そうです、全部タダで聴けてしまうのです。LP時代には欲しくてもなかなか手の出なかったソナタ全集。ついに時代はここまで来たのか!

 さっそく
IPラジオの談話室をアップデートします。初心者には1曲ごとのサブタイトルも、聴くときのヒントになるかな?と思い、調べて記してみました。インターネットラジオでクラシック音楽を楽しむには、言葉の問題が大きく関わってきます。

 クラシック音楽作品名辞典(三省堂)が1冊あると便利ですけどね。名曲解説全集だと何十巻というボリュームになってしまう。言語は英語だけに止まらないので、ネット検索では自ずと限界が見えてきます。初心者でもベテランでも重宝な“ちょうどよい文献”というのは、ないのかしらん?


3月13日(日) ¥100ショップは楽し

 新宿へ出たついでに歌舞伎町にあるそば屋さんへ。以前にも紹介しましたが、三色定食セットは天ぷらそば(うどん)+五目ご飯+焼きそばで¥490なのです。お腹がふくれました。“三食セット”と言った方が正しいのか?たくさん食べられる人にはぜひお薦め!

 新宿ペペ8階のキャン・ドゥ(¥100ショップ)へも立ち寄ります。ちょっと大きめのゴミ箱が入荷していたので、すかさず2個購入。ふつう¥100で買えるゴミ箱は小さくて不便でしょう?¥100で買ったモノを¥100で買い替え、そういう便利な時代なのです。

 ちょっとした冷凍食品もあります。アイスキャンデーは2個で¥100(外税)。保冷用ドライアイスも用意されています。何だか生活雑貨&食料品のほとんどが賄えてしまいそう。安いのでついつい買い込んでしまいます。この日は合計¥1,575のお買い物でした。


3月12日(土) ホームページ更新

 更新が止まってました。IPラジオの手直しはちょくちょくやっているのですが、日記の方は名古屋から戻って、そのまんまになっていました。すんません、記けます。

 『許せない!』という曲がRIBBONのアルバムにありましたな。(遠い昔)私に言わせるとDVDやビデオで映画を観ているとき、親から用もない電話がかかってくるのが腹立たしいです。

 以前、映画館に入ったとき(上映前)、後ろに座っていた主婦のグループが話していました。「家だとゆっくり観れないのよね・・・」確かにそうだ。世間から隔絶された空間は貴重です。


3月11日(金) 特記事項なし

 朝は美容院で散髪。部屋を片付けたり、DVDを観たりして過ごしました。トニックシャンプーがなくなったので、ドラッグストアへ買いに行きましたっけ。私の頭皮はフケっぽいです、すみません。メントール入りのシャンプーでザブザブ洗って、リンスは行いません。

 長年の経験から言うと、フケを止める方法は“ない”ですね。新陳代謝ですので寝ている間に作られる・・・ザブザブ洗っていつもキレイにしておけば問題ないかと。出かける前にはひとっ風呂浴びて行きます。それがいちばんいいんじゃないかな?整髪剤もつけません。


3月10日(木) レンタル半額日

 月1度のGEOレンタル半額日なので、DVDをたくさん借りてきました。『バイオハザード』『バイオハザードU』『ブラックホークダウン』『ウィンドトーカーズ』『火山高』『ブラザーフッド』の6本。

 『バイオハザードU』がまだ新作扱いなので3泊4日。残りは7泊8日レンタルです。まあ、4日間で全部観てしまう予定ですが・・・。世界中の映画をぜーんぶ観たいぞ!私は欲張りなのです。

 『バイオハザード』・・・これテレビゲームの映画化ですよね。しかし、研究所内部の本格的なセットといい、お金がかかっています。CGじゃなくて、全部作りこんであるもの。ミラ・ジョヴォヴィッチ・・・絶世の美女でもあるし、強い女を演じるとしたら、アンジェリーナ・ジョリーと双璧でしょう。

 脱線してしまうけれど本当は180度転換して、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のラブコメディなんか観てみたい気がするんですが・・・。ユーモアのセンスも持ち合わせた才女だし、いい映画ができると思うんです。

 『バイオハザード』はSFとしてそれほど意外性を突いた内容ではなく、どちらかというとありきたり。すでに1作目のエンディングからして2作目の登場を示唆しているし、2作ともバイオハザード(ゾンビ)からの脱出劇を描いています。どうも3作目が予定されているような終わり方です。

 ※『バイオハザードU』には科学者の愛娘(小学生)が登場しますが、名前をアンジェラといいます。「立派な名前ね」と訊ねるとすかさず、「アンジーと呼んで」と返す。これは同じくテレビゲームを題材をとした映画『トゥームレイダー』の主役を務めるアンジェリーナ・ジョリーを意識したジョーク?


3月9日(水) 東京に帰るぞ

 二夜連続でパソコンのアップデート(朝までかかってます)をしたので眠くてたまりません。家の中の用事をすべて済ませ、¥100ショップに行くと、可愛らしい腕時計を見つけたので購入しました。ただしこの商品、¥100ではありません¥420(税込み)となります。

 “ブループラネット・ファッションウォッチ”といいます。スイス製のアナログ・ムーヴメント(クォーツ)を使用した中国製。ダイソーが取り扱っています。ひとくちで言うなら、“スウォッチ”ブランドに似たフィーリング。きわめてシンプルなプラスチックボディで、なかなかオシャレかと思います。

 カラーは何色もあるのですが、私の選んだのはグレー(ねずみ色)。ぶっちゃけ、水道管のビニールパイプのような色です。でもそれが面白いと思う・・・。スキャナの調子が悪いので写真を載せられないのが残念です。でも、黙ってたら¥420とは誰も思わないだろうな。

 ノーブランド¥100のデジタルウォッチもありますけど、さすがにデザインがダサダサ。というかプラスチックの成型がお粗末なので恥ずかしいです。この辺り、改善されれば魅力的な商品になるとは思うのですが・・・。お気に入りの腕時計をげっとして東京へ戻ります。


3月8日(火) まだまだ名古屋

 恒例のHARD OFF巡りですが、今回は特に狙い目もなく、名古屋空港(豊場)店でスクロール付きマウス(新品)を¥500で。高蔵寺(春日井)店でIBM純正のパソコン用スピーカー(アンプなし)を¥300で購入。後者は私が持っているIBM純正品(Infinityブランド)と同じ中国製メーカー品。わりといい音がするのです。

 IBM純正のかなり大きなアンプ内蔵スピーカーもあり、食指をそそられたけれど、¥500で電源アダプターが付いていないというのはいかがなものか?もともとセットになっていたものを切り離してどーする?ジャンク箱には12V電源などいくらでもあろうが、極性や電流を考えるとすべてベストとはいえまい?

 夜はNHKBSで映画『恋愛小説家』を観ました。(東京のアパートではBSが観られないのだ。)面白かったな、毒舌で嫌われ者、ジャック・ニコルソンのウロウロと泳ぐ目線がいい。アカデミー主演女優賞を獲得したヘレン・ハントも懐の深い演技です。この後、立て続けに何作か出演しているはずですが・・・。

 はずですが・・・というのは、2001年以降の出演作品が見当たらないのです。どうしたことか、プライベートかトラブルか?まだまだ引退するような年齢でもあるまい。ヘレン・ハントどうしたのだろう?

 ほとんど使われていない父のパソコンをアップデート。ダイヤルアップ回線のため深夜でないと作業できません。WinMeが現在までに更新しなくてはならない項目は数知れず。これを56kbpsでダウンロード&インストールしていきます。一晩ではできないので昨夜からおこなっているのですが・・・。

 すべてのアップデートとMediaPlayerの更新、RealPlayer(最新版はVer.10.5)のダウンロード。購入時に付いてきたマカフィーはとっくに期限切れのため、avast!Home Edition 4.6を導入。Googleツールバーもインストール。

 これで完璧!アンチウィルスソフトを常駐させるので動作は少々重くなりましたけど。ダイヤルアップ回線でダウンロードすると3分10円(夜間割引)の通信費がもったいない、という意見もありますが、ウィルスに感染してしまったときのことを考えれば安いものです。


3月7日(月) 今日から名古屋

 自動車任意保険の更新や、諸々の所用で名古屋(小牧)へ帰省しました。予想したのと違って汗ばむほどのポカポカ陽気。最寄の駅を降りると冬枯れの田んぼや、水位の著しく下がった河川など。何にもない何にもない、まったく何にもない。ますます過疎化に拍車がかかった故郷でした。

 2ヶ月ぶりに乗るクルマは埃だらけ。触ると洋服が汚れてしまうためGSで洗車。あまりにも汚れているので、自宅でやる気が起きないのであります。ガソリンを満タンにし、クーラントも交換したので結構な額になってしまいました。仕方ないけどねえ。

 夜はNHKBSで映画『サイダーハウス・ルール』を観ました。
公式ホームページ まだ観てなかったのです。トビー・マグワイアはいい役者。およそヒーローらしからぬ彼を『スパイダーマン』に起用したサム・ライミ監督はさすが!ドラマに厚みを持たせることができました。

 シャーリーズ・セロンのヌードを見るのは初めてではない(『ノイズ』)けれど、ギリシャ彫刻のように美しい。お、映画の内容にはぜんぜん触れていないぞ。1940年代アメリカの片田舎で、孤児として拾われ、医師を育ての親とし成長していく青年の物語。シリアスな部分とちょっとしたメルヘン。


3月6日(日) メンテナンス終了

 う〜、疲れました。数えてないけど50局くらいは修正したのかな?少し前にもStreamAudio社のリンクが一斉に変更になって苦労させられましたが・・・。管理者は大仕事ですが、これは利用者に楽をさせるためにする仕事。

 まあ、皆さんは理屈抜きに楽しんでください。アクセス状況を解析すると“ブックマーク”(お気に入り)から入室しているリピーターが圧倒的なので、特にトラブルもなく使用していただけているようです。よかった。


3月5日(土) 怒涛のメンテナンス

 アメリカ最大のネットワーク“NPR”(National Public Radio)系列のインターネットラジオは、一斉にMP3のストリーミングURLを変更しました。理屈では簡単ですが、こちらはひとつずつ確認しながら修正していかなくてはなりません。アナログ的な作業ですね。

 今回の変更により、接続してから約15秒のアナウンスが流れるようになった放送局も多数。“ホームページから無料会員のサインアップを行ってください”ということ。私はコレが嫌いなので自分でメタファイルを作成し、アナウンスが流れないように加工したり、時間制限を解除したりしてします。

 “サインアップを行えば、会員専用のページからアナウンスや時間を気にせず聴けるようになる”らしいのですが?もちろん最初は真面目に取り組もうとしました。でもZIPコード(アメリカの郵便番号)欄に、日本の郵便番号(7桁)を入れるとエラーが出てしまうので出来ないんですよ。(笑)


3月4日(金) 飲み会

 修理に出した¥500のアクティブスピーカーが戻ってきた、と連絡を受けたので秋葉原へと出掛けます。保証期間中なのでもちろん無料。正確には修理でなく(やっぱり)交換でした。ハメ殺しの本体は壊さなければ開けられないし、リペア担当者の時給は¥1,000以上でしょう。何で店頭で交換してくれないのか?(責任転嫁)

 2度の往復運賃と、店舗⇔メーカー間の配送運賃だってタダじゃないぞ?ルーティンワークしかできないからダメなのだ。まあ、そんなことはどうでもいい。このスピーカーはもう使わないので、有効利用できる場所へと寄付します。そういう訳で私のインターネットラジオを気に入ってくれた社長さんは、ADSLの導入を決めるようです。

 その後は酒盛りです。この日はお客さんも多かったのですが、深夜過ぎに場所を移動して二次会。美味しいどぜうの天婦羅に舌鼓を打ちながら、朝まで飲み明かしたのでした。こういうのは久しぶりです。ありがとうございました。始発の電車で朝帰り・・・。


3月3日(木) 新宿ペペのキャン・ドゥ

 新宿へ出たついでに“ペペ”(西武駅ビルデパート)を散策。いつも電車は利用しているのに、ココは素通りでした。若い女性向けのファッションばかりかと思っていたら、そこそこ品揃えの書店もあるし、7階には“レコファン”(中古&新品CD)もあって、DVDの20%引きを開催中です。穴場といえましょう。

 8階には¥100ショップ“キャン・ドゥ”が・・・ここはかなり広いです。先週訪れた“キャン・ドゥ”某店は品揃えが荒れ放題でしたが、この店はしっかり管理されています。もちろん¥100スピーカー(人気のバスレフタイプ)も置いてありました。

 “なまもの”に近い商品も置いてあり、菓子パンや冷凍食品のパックまで揃っています。賞味期限が厳しいものですが、これは初見でした。もともと利潤の薄い¥100商品ですが、きちんとさばける自信があるのでしょう。

 品揃えの悪くなった某店は置いといて、“ダイソー”も最近はイマイチなのです。大井町阪急にはかなり良い“キャン・ドゥ”がありますが、“HARD OFF”に用事でもないかぎり遠くて行けません。西武新宿なら電車で10分、映画の帰りにも寄れますよね。今後はココを¥100ショップのホームグラウンドにしましょう。


3月2日(水) 映画の日(2)

 長くなってしまったので、昨日の続き。2本目に観た映画を紹介します。

 『アレキサンダー』(ALEXANDER)コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス、ヴァル・キルマー出演他、オリバー・ストーン監督。(2004年アメリカ/2時間53分)
公式ホームページ

 歴史スペクタクルと期待したら裏切られました。お勉強にはなりましたけど。総製作費200億円をかけたトンデモ映画。(大赤字だろうな)アンソニー・ホプキンスを語りべとし、事実を並べていくだけの常套的な演出。コリン・ファレルは演技がない。マザコンでしかもゲイだった、というのは真実かもしれないが、主人公への共感が得られないためついていけません。

 やたらと顔のアップが多いです。フィリッポ王の潰れた片目や、戦いを重ねるたびに増えていく傷跡。だけどそんなの見たくはないし、美少年のどアップを食い入るように見つめるアレキサンダー。母親オリンピアスは、アレキサンダーが大人になっても全く老けないし・・・母子じゃなくて恋人みたいだ。ラジー賞こそ逃がしましたが、ツッコミどころ満載なのです。

 監督の考えるリアリズムと、観客の考えるリアリズムには大きなギャップができてしまったようで・・・。おバカ映画だと思えば退屈はしませんよ。しかし200億円は戻らない。オリバー・ストーン、どうするよ。ラジー賞を取った『華氏911』や『キャットウーマン』は逆の意味でまた観てみたいけど、マジで作ってしまったコレばかりはどうにもならん。


3月1日(火) 映画の日(1)

 毎月の恒例行事ですが今回は2本。『復讐者に憐れみを』と『アレキサンダー』、後者が約3時間の長編のため、1日3本は不可能でした。『復讐者』も2時間たっぷりありますし。

 『復讐者に憐れみを』(SYMPATHY FOR MR.VENGEANCE)シン・ハギュン、ペ・ドゥナ、ソン・ガンホ主演、パク・チャヌク監督。(2002年韓国/2時間1分)

 (あらすじ)
 聴覚障害者で話すこともできないが、リュは絵画を愛する純粋な青年。たった一人の縁者である姉は腎臓を病んでいて、彼は工場で働きながら姉の面倒をみています。移植手術のため、自分の腎臓を提供しようとするリュですが、血液型不一致のため不可能。さらに姉の看護のため無断欠勤したのが仇となり、工場を解雇。

 悩んだ末に臓器密売組織と接触した彼は、自分の腎臓と引き換えに、姉の血液型と適合する腎臓を得ようとするものの騙され、退職金の一千万ウォンと自分の腎臓を盗られてしまいます。折りしも病院から適合者が見つかったとの連絡が入るけれど手術費がない!

 ガールフレンドのヨンミに「資本家の金を少しとって、緊急の用に使うのは罪じゃない」とそそのかされ、工場主の娘を誘拐。手術費だけをせしめ、何事もなく返すつもりだったのに、誘拐を知った姉は責任を感じて自殺。故郷の川へ姉を葬るリュだが、娘が誤って川に落ち水死・・・。

 娘を亡くした社長ドンジンは誘拐犯への復讐を誓うのでした。そしてまたリュも、臓器密売組織への復讐を企てていたのです。貧しさが不幸へ、不幸が憎しみへ、憎しみが殺しへと繋がっていきます。その結末は・・・。

 日本公開は順序逆になってしまいましたが、『JSA』のパク・チャヌク監督が『オールドボーイ』以前に製作した映画でした。いやむしろ順序通りに日本公開されていたら、何かよく分からん残酷な映画として評価されていたかもしれません。確かに目を手で覆いたくなるようなシーンもたくさん。

 ・・・なんですが、妙な可笑しさも含んでいます。北野武の作品もそうですね。だから余計に現実味が湧いてくる。日本の映画も相当研究してるんだろうなー。そういえばペ・ドゥナという女優さん、誰かさんにソックリです。誰かが“エンクミ”と呟きました。確かに似ています。

 ネット検索してみたら悪名高き“某掲示板”に、「最近見ないと思ったら、韓国名で向こうの映画に出演していた」と書き込みがありました。これは真っ赤な嘘!信じないように。映画館を出るときはちょっと気持ちが悪いのですが、後でいろいろ思い出しては面白かったな、と感じさせる映画でした。


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