2005年5月の日記

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5月31日(火) リッピングであれば違法

 クラシックの楽曲を無料でダウンロードできる国内サイトがあると教えてもらったので、さっそく覗いてみました。法人ではなく個人サイトではありますが、著作権切れになった音源(録音から50年以上を経たもの)をMP3に圧縮し、自由に聴かせられるようになっております。

 かなり多くの音源が揃えられていますが、私が疑問に思うのは、スクラッチノイズもほとんど聞こえないきれいな音質。これは市販のCDからリッピングしたものではないかしらん?ざっと見渡すかぎり、これらの音源はほとんどCDで再発されたものばかり。

 サイトには著作権に関する長大な文章が置かれています。フルトヴェングラーやマリア・カラスでさえ、NAXOSその他のレーベルから発売できる21世紀ですが、もちろん発売当時のSP盤やLP盤から板起こし(復刻作業)を行っているのであって、EMI(東芝)のCDをコピーしているのではありません。

 復刻というのは実に大変な作業です。トラックを接合したり、雑音を取り除くために様々な技術が用いられています。また放送録音のCD化であれば、演奏者の著作権は切れていても、貴重なアーカイヴを発掘し、貸し出してもらうためのお金もかかっています。

 演奏者と録音年月は書かれているけれど、音源の出典(レーベル、レコード番号、マトリックス等・・・)は明記されていません。リッピングか板起こしか?それを同定するのは音源特有のキズ音をマークして比較することになります。難しいところではありますが・・・。

 リッピング=iPod等のMP3プレーヤーをお持ちの方は経験済みと思いますが、パソコンにCDをセットしてiTunesを起動させれば、演奏時間の10分の1程度の時間で音楽データを吸い出し、MP3に圧縮できます。ただしそれらのデータを個人で楽しむことはOK。インターネット上に公開し、配布することは違法です。

 平たくいえば、CDを製作している技術者の方たちが、「あっ、これは俺の仕事した音源だ!」と知ったとき、どんな気持ちになるか?ということです。どんなに純粋に音楽を愛していても、人の気持ちが分からない・・・そういうクラシックおたくは大嫌いです。


5月30日(月) みかん畑の除草作業

 今日は東京へ戻る日なのですが、午前中に友人とのスケジュールが取れたのは幸い。1時間ほどですが、久しぶりにお話ができました。午後は父の用事でホームセンターへ。ついでにジャスコに寄って、従弟の家の出産祝いのおもちゃを買ってきました。

 在所のお婆ちゃんが大切に育てていたみかん畑。祖母が亡くなってから世話をする人がいなくなったため、1m以上の雑草が生い茂る原っぱになってしまいました。親類一同持ち回りで何とかせにゃならん・・・父母とともに草刈機をクルマに積んで出掛けます。

 聞きしにまさる・・・ジャングル化してます。雨が降るまでの3時間、草刈機と鎌で除草作業を行いました。Gパンにはアブラムシの潰れた赤い汁がいっぱい。(うぎゃー)汗と草の汁と雨が混ざって、両腕には蕁麻疹が出てきました。お風呂で洗ったら治ったけど・・・。

 新幹線で東京へ・・・疲れました。中腰で作業したから、明日は筋肉痛が酷いことになっているでしょう。家に着いたらとりあえずシャワーを浴びてバタンキュー。


5月29日(日) 祖父の十三回忌&祖母の三回忌

 親戚一同が集まりまして午前中は法要。お昼は古風な日本庭園をあしらったレストランで会食。珍しいものがたくさん食べられて嬉しい。午後は母の在所で過ごしました。

 叔父さんが古い写真を引き伸ばして額に飾ってくれました。祖父、祖母、母、叔父の4人が桜の木の下での写真。写真好きの知人が撮ってくださったそうですが、6×6版の白黒写真は今も鮮明です。ネガは存在しないので複写ですが、とてもよく撮れています。

 従妹の子供(怪獣)は大暴れ。何度お茶を引っくり返したことか・・・。後半戦は“お絵かきボード”に「きかんしゃトーマス」の似顔絵を描いてやったら、えらく感心されました。インパクトがあったようで、すっかりなついてくれて、帰り際にはバイバイと手を振ってくれました。

 1日フォーマルを着たせいで、肩が凝りました。今回の帰省のメインメニュー終了。明日はのんびり過ごして昼過ぎには帰るかな?


5月28日(土) 栄〜大須へ

 朝食を取って、用事を少し済ませてから名古屋の街へ。志賀本通の“太陽サウンドオン”へとクルマを走らせました。もともとオーディオ&レコードの専門店だったのですが、ここ数年のオーディオ不況、CD不況がたたって建物を取り壊し、リニューアルしていたのです。

 期待ハズレ・・・1階が駐車スペース、2階がツタヤ(書籍・CD&DVD販売・レンタル)。2階の片隅にAV機器のコーナーがあって、狭いスペースに押しやられていました。3階&4階はフィットネスクラブです。ウチのオーディオ機器の何台かはこの店で購入したんだよな〜。

 大須アーケード街へと出掛けました。いや驚いた!ものすごい人の波。今日と明日がたまたま名古屋祭りってのもあるんでしょうけど、レトロなお店にアジアンフード、子供からお年寄りまで遊べる素晴らしい町並みに生まれ変わりました。過疎化の進む中、ここだけは例外です。

 “矢場とん”は新しい店舗に引っ越していました。旧店舗のすぐ傍ですが。ものすごい行列・・・(これは昔からそうですが)なので諦めましたが、店先ではブーちゃんTシャツやマグカップの販売も行ってましたね。最近では銀座にも進出したというので、今度行ってみようかしらん。

 昼食は“あんかけパスタ”を食べました。ランチサービスとして、1.2倍、1.5倍のパスタまで同じ値段、というお店でした。通常280gの1.5倍となると420gですか。お腹ふくれましたよー!パスタって意外と消化いいんですけどね。マイナーなお店の名前はナイショ。

 2年半ぶりの友人にも会えたし、最近の名古屋事情も堪能しました。昔のような電気街ではなくなってしまいましたが、大須アーケード街はお薦めですよ!


5月27日(金) 名古屋へ(2)

 5月29日(土)が祖父の十三回忌&祖母の三回忌になりますので、今月は二度の帰省です。昼過ぎには東京を出ようと思っていたのに、某所からMOディスクを承らなければならず、時間待ちを強いられて夕方出発となってしまいました。しかし名古屋は暑い!もう夏みたいです。

 何だかんだとパソコンにとり残されてしまった画像データのバックアップを取ったり、ごちゃごちゃと家の用事を頼まれたりしていたら1日が過ぎてしまいました。プライベートの時間がなくなっちゃうと気分の悪い人なんです、私は。明日は名古屋の友人を訪ねてみよう。


5月26日(木) いろいろ

 新宿へ新幹線のチケットを取りに行き、歌舞伎町の後楽そばで三色セットを食べました。前にも書きましたが、天ぷらそば(うどん)+焼きそば+五目ご飯で¥490ってやつです。お腹ふくれました、当たり前か。

 友人のブログを見ていたら、私の帰省中、東京でも大雨が降ったようで、特に池袋近辺は洪水みたくなったようです。確かにあそこは土地が低い感じがします。東京の下水道ってどうなってるんだろう?

 道を歩けば、ほんと1mおきにマンホールの蓋があるのをご存知でしょうか?建物が1件、新築される度に掘るんですよね。既にあるなら掘らなくてもいいじゃないですか。お役所仕事はこれだから困ります。

 NTTのBフレッツ(光ファイバー)は申し込んでから2ヶ月になるのに音沙汰なし。ほぼ9割諦めていますが、こんな状況じゃ東京電力のTEPCOひかりも、先行予約だけの机上論ヤフーギガビービーも同じでしょう。

 昨日も書いたMPEG-4 aacPlusはダイヤルアップ回線でもじゅうぶん有効なはず。通信速度競争は案外早く終息を迎えるかも。サーバーの負担も著しく軽減しますから。

 128kbpsで同時接続数10人という環境でも、24kbpsなら53人の同時接続が可能です。そうすればどんな郊外でも電話線さえ繋がっていれば、インターネットラジオが楽しめるじゃないですか?


5月25日(水) MPEG-4 aacPlus

 DIGITALLY IMPORTEDとその姉妹サイトSKY.FMをメンテナンス。Hard HauseのカテゴリーがHard Danceに統合され、新たにDrum'n'Bassのカテゴリーが登場。それに伴いRealPlayerでは再生できなかったaacPlusのストリーミングを追加しました。

 aacPlusって何だ?調べてみるとMPEG-4の新フォーマット。WINAMPで再生できます。通常MP3の24kbpsだとモノラル音声になってしまいますが、aacPlusだとステレオ。高域まですきっと伸びていて、聴感上MP3の56kbpsに匹敵します。いやー圧縮技術は日進月歩だなーと感じる次第。

 今やインターネットラジオでQuickTimeを用いるサイトはごく僅か。しかしWINAMPは必要不可欠となってきました。日本語化キットも配布されていますので、IPラジオファンはぜひこの機会にインストールをお薦めします。私は拡張子、“.OGG”“.m3u”“.pls”を起動条件に設定しています。ご参考までに。


5月24日(火) 疲れてぐったり

 昨夜遅く東京に戻ってきましたが、そのままバタンキュー。昼ごろ起き出して、ファイル整理などをやっていましたが、パンを2個食べたら眠くなってしまい、やはりそのままバタンキュー。ここ3日ほど、しっかり睡眠を取ってなかったし、クルマの運転や、かなり歩いたりもしましたから。

 かなり疲れが溜まっていたのでしょう。パンといえば、ヤマザキからコッペパンのシリーズで“つぶあん&マーガリン”なるものを食しました。名古屋特有の“小倉&ネオ”とはパンの大きさが違うのですが。本当はホットドッグ用の細長いパンなんですけどね。まあいいや。

 さて、某サイトでも話題になっていた「頑固職人とんかつ屋の入社試験」。定義が曖昧ですが、ベストアンサーと思われるものが出ました。

(1)5Lバケツいっぱいに水を入れ、それを3Lバケツに注ぐと、2Lが入りきらないので5Lバケツに残ります。

(2)3Lバケツいったん空にして、5Lバケツの中の2Lを移し替えます。

(3)再び5Lバケツに水を満たし、3Lバケツに注ぐと、既に2Lが入っているため、1Lしか移動できません。よって5Lバケツには4Lが残る、というものです。

※3Lバケツに水を満たし、5Lバケツに注いでいく方法でもできます。捨てなきゃならない水、というのはどうしても出てしまいますけど。前の方法だと6L、後の方法だと5Lの水が無駄になります。


5月23日(月) 滋賀県長浜市

 本当は東京に戻る予定だったのですが、2日続けて雨降りと予報の出ていた天気も回復し、昨日取材できなかった滋賀県長浜市へ行きたい、とBにせがまれて運転手を仰せつかりました。まあ、さすがに手ぶらでは戻れないですわな。というのも来年の大河ドラマの舞台ですから。

 クルマをびゅんびゅん飛ばして、思いがけなく早く現地に着きました。私のクルマは時速130キロまで踏み込んでも、キンコンチャイムが鳴らなくなってしまった。壊れたらしい・・・車検には関係ないからいいんだけどさ。(何年乗ってんだよ!)駅前の駐車場にクルマを留め、街の中心部は歩いて取材。

 観光がてらに同乗した母は、途中で歩き疲れてしまいました。駅前のお弁当屋さんでうどんと蕎麦を食べたのですが、お吸い物のように塩っぽく、ダシがまったく利いていない。カップ麺の方が美味しいかな?掻き揚げの天ぷらもほとんど衣ばかりだし・・・観光とはそういうものです。

 郊外の史跡は歩いて廻れません。地図を見ながらクルマで移動です。姉川の古戦場まで赴いたとき、ポツポツと大粒の雨が降ってきました。史跡といっても新しく造られた石碑があるくらいのものですが、大河ドラマ便乗の町おこし。かなり力が入っています。


5月22日(日) 長島温泉

 帰省していたBの依頼で、滋賀県長浜市の取材に付き合わされることになっていたのですが、朝の5時からすでに雨模様。これでは写真撮影ができません。せっかく出掛ける準備をしたのだから、どっかに行かないともったいない、てんで、天気に関係ない長島温泉へ家族旅行となりました。

 今回は94歳のばーちゃんも同行。少々ぼけているが、足腰はしっかりしているのです。今まで家族旅行といっても、ほとんど留守番をさせていたので、家族5人で出掛けるのは初めてです。「ワシは行かん!」とゴネるので、説得するのが大変だったようですが・・・。

 ずいぶん遠いかしらん?と思っていましたが、高速をびゅんびゅん走ったら、1時間10分ほどで着いてしまいました。私は保育園の頃、今は亡き在所のばーちゃんと町内会のバスツアーで2度連れて行ってもらいましたが、何十年ぶりかしらん。ずいぶん変わってるんだろうなあ。

 大浴場はちょうど男湯と女湯の入れ替えをやっていて、屋外のいろんな温泉に入れました。大昔は円形の大浴場で、真ん中を熱帯魚の泳ぐ水槽で仕切られていたのです。水槽に目をくっつけて隣の女湯を覗くおっさんや、3m以上ある岩の壁をどうやって登ったのだろう、ぶらさがって覗いているおっさんがいました。

 30年以上前のことですが、さすがに問題あり、ということになったのでしょうね。もちろん今の大浴場は男女完全に分離されていますし、赤い絨毯を敷き詰めた建物ではなく、健康ランド風に仮眠室を備えた現代建築へと変わっておりました。ただし何度も行くようなとこじゃないかも?

 大宴会場のステージには金沢明子さんが来場。大物歌手じゃないですか!しかし会場のお客さんは飯を食う方に集中していてノリの悪いことといったら・・・。昔は生バンドが伴奏していたけれど、今やカラオケ。歌いにくそうでした。演歌好きの母は一所懸命合いの手を入れたり、拍手を入れたりしていましたが。

 『必殺仕事人』のテーマ曲も披露していましたが、テレビはもう30年も前のことでしょ?誰も反応していない。(汗)ステージ終了後、舞台裏でCD&カセットの販売が行われ、「記念になるで買っときゃー」と薦められた母はカセットテープを購入しに行きました。

 館内はロッカーキーのバーコードで買物できるのですが、物販は現金のみ。貴重品ロッカーに入れた財布を取りに行く間、母は金沢明子さんとゆっくりお話ができ、サイン色紙をもらい、記念写真まで撮らせてもらってご満悦。購入客はほとんどいなかったみたい。


5月21日(土) 従弟の結婚式

 従弟の結婚式のため家族で出掛けました。お嫁さんはこれまた芸能人ばりの美形です。いろんな趣向を凝らして、というかアトラクションも盛りだくさん。いわゆる形式ばったところは最小限にして、ほとんどコンパに近いかもしれない。新郎までイッキや宴会芸をやらされてたもの。

 10時から始まった結婚式は13時頃に終了。帰省していたBが、こんな天気のいい日は史跡の写真撮影にもってこいだというので運転手を頼まれてしまいました。江南市の堀尾公園、裁断橋。小牧山城、小牧山の史跡。吉五郎稲荷の旧い場所や屋敷跡といったレアな部分も。

 小牧の妙林寺を巡った後は、師勝町のお好み焼屋“道”へ。懐かしい味は健在でした。よく見たらイチローのサイン色紙が飾ってあるじゃないの。豊山町出身のイチロー、師勝町はすぐ傍だから、実家に帰ったとき食べに来たのかしらん?しかし故郷の過疎化は淋しいものがあるでしょう。


5月20日(金) 名古屋へ

 翌日が従弟の結婚式なので、名古屋の実家に帰省しました。しかし名古屋駅→小牧の実家、これがけっこう時間がかかるのですね。地下鉄名城線は上飯田線と名を変え、環状線になりました。名鉄小牧線も地下鉄と接続しましたが、料金が片道¥490というのは高すぎません?

 電車より時間はかかるものの、実家まで直通だった名鉄バスは廃止。今回は上飯田まで市営バスを利用しましたが、たまたま乗ったバスは大曽根経由。天気がいいので久しぶりに平安通から上飯田まで歩いてみることにしました。5月だというのにさすが名古屋、真夏日です。

 長い地下鉄工事が終わって車線減少がなくなったため、道幅が広くなりました。しかし、クルマがあまり走っていない。歩道がきれいな石畳に変わり、商店街もリフレッシュしましたが、閑古鳥が鳴いてるよー。物価が安いので、ぷらぷら歩くのにはいいんですけど、過疎化が始まっています。


5月19日(木) 頑固職人とんかつ屋の入社試験

 3リットルのバケツと5リットルのバケツ。この2つを用いて、正確に4リットルの水を取り出しなさい。2つのバケツには目盛などありません。なおかつ、それ以外の道具は用いないこととします。

 今夜放送された“三宅裕司のドシロウト”の中で出題されたもの。先月のスタジオ観覧の時にも聞いたのですが、その時は、もう1個、容器が必要なんじゃない?と思ってしまいました。ようやく導き出したのは下記の答え。

(1)5Lのバケツの中に3Lのバケツを入れ、3Lバケツの中に水を入れないよう注意して、隙間から5Lバケツいっぱいに水を注ぐ。

(2)3Lバケツを取り出すと、5−3=2Lの水が5Lバケツの中に残る。

(3)5Lバケツ中の2Lを、3Lバケツに移し替える。

(4)再び、5Lのバケツの中に3Lのバケツ(2Lの水は入れたまま)を入れ、3Lバケツの中に水を入れないよう注意して、隙間から5Lバケツいっぱいに水を注ぐ。

(5)3Lバケツを取り出すと、5−3=2Lの水が5Lバケツの中に残る。

(6)3Lバケツに入っている2Lを、5Lバケツに注げば、2+2=4Lの水が取り出せたことになる。

※バケツの厚みで僅かな誤差は生じますが、無駄に水がこぼれることもなく、これが正解かなあ?


5月18日(水) 胃が弱いなー

 胸焼けがひどくて深夜に起き、胃液を吐いてしまいました。気持ちが悪いので夜中そのままボンヤリ起きていて、陽が高く昇ってから床に着きました。胃薬切らしてたのがまずかったな、深夜では買いにいけないし。気をつけましょう。

 空腹感がないのでほぼ24時間食わずに、夕食だけちょこっと食べました。大酒のみではありませんが、しばらくビール(500CC)は控えよう。別に無くても生きていけるし、腹へったー、と感じるようになるまでは。

 外はすごい嵐です、ごうごう唸ってました。朝、洗濯しようと思っていたけど、やらなくて正解でした。しかし、明日は溜まった洗濯物を片付けますか。


5月17日(火) 映画DVD特集(2)

 『シービスケット』(SEABISCUIT)トビー・マグワイア、ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパー主演、ゲイリー・ロス監督。(2003年アメリカ/2時間21分)
公式ホームページ

 シービスケットはお馬さんです。後にシービスケットに関わることとなる3人の人生が、かけ離れた別々のところから、徐々に競馬へと集結していくのですが、実に淡々としたいい描き方をしています。日本人の感覚だと安直なスポ魂に陥ってしまいそうですが、いい意味で期待は裏切られました。文章で説明するのも何なので、ぜひDVDで観てください。

 『小さな中国のお針子』(Balzac et La Petite Tailleuse Chinoise)ジョウ・シュン、リィウ・イエ、チュン・コン主演、ダイ・シージエ原作・脚本・監督。(2002年フランス・中国/1時間50分)
公式ホームページ

 初恋ものですが、原作を書いたのも監督自身。反革命分子の子として再教育を受けた後、フランスに渡ったという事実からも、少年時代の思い出をベースに描かれたものといえるでしょう。

 チャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』(2000)を思い出しました。汚れたもののまったくない純愛の世界。それはそれで名作なのですが、ツンと草の香りが鼻を刺すような少年時代の感傷は『お針子』かな?『初恋』が少女の感情で描かれているのとは正反対に、少年の視点で捉えられているのです。

 リアルであると同時に、苦い思い出もシュールな結末も描かれています。お針子はその本名さえ最後まで知らされることはありません。“書物を得て外の世界を知ったお針子は、もうそこに留まることはできない”原題はそう語っているようにも取れるし、2人の少年を同時に愛してしまったから、とも考えられます。


5月16日(月) 映画DVD特集(1)

 『地球へ2千万マイル』(20 MILLION MILES TO EARTH)ウィリアム・ホッパー、ジョーン・テイラー主演、ネイザン・ジュラン監督、レイ・ハリーハウゼン特殊効果。(1957年アメリカ/1時間22分)

   

 レイ・ハリーハウゼンもの、ということで期待して観ました。パッケージが鮮やかなカラー写真なのに、映画は白黒。当時のアメリカ映画はカラー&白黒が半々だったのか。日本未公開ですが“金星獣イーマ”は有名です。SF怪獣映画の王道を行くストーリーで細部の描写もすばらしい。

 『ウルトラQ』が好きな人ならゼッタイ気に入ります。金星探検隊が持ち帰った卵が孵り、巨大化した怪獣がローマの街を大暴れ!動物園の象と戦い、本物の戦車も登場します。結局は人間の身勝手なんですけど、根底に流れるテーマが円谷プロと同じですね。お薦めです!

 『シャイン』(SHINE)ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー主演、アーミン・ミューラー・スタール、リン・レッドグレーヴ出演、スコット・ヒックス監督。(1995年オーストラリア/1時間45分)

 精神を病に冒され、引退を余儀なくされた天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴット。やがてギリアンという献身的な女性と出会うことで運命の転機が訪れます。実話を基に描かれた映画。デヴィッドは典型的なファザー・コンプレックスですが、父親は迫害を逃れてオーストラリアに移住してきたユダヤ系ポーランド人。最初、彼にピアノを手ほどきしたのも父親です。

 この父親は少年時代、ナチスに家族を殺された心の傷から極度の人間不信。デヴィッドの海外留学をことごとく蹴ってしまいます。反対を押し切って1人、ロンドンへの王立音楽院へ留学。コンクール本選で、幼い頃、父親が“悪魔の音楽”と吹き込んだ難曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏した後、精神に破綻をきたして倒れてしまいます。

 ヘルフゴット氏のカムバックとともに、オーストラリアBMGからCDも発売。自分は輸入CDショップで働いていたため、映画の日本公開を待たずして、日本の代理店に輸入を勧めたという事情がありました。

 評論家の文章というのは恐ろしいもので、“技術的に優れているとはいえないピアニストだが、映画を観た後で鑑賞するとまた違った気分で楽しめる”といった記事が世間に溢れてしまいました。当時、多忙をきわめて映画を観損なってしまった私が改めて知ったのは、かなりのテクニシャンであるということです。

 純粋にキレイな音だけを選んで弾くピアニストがあるとすれば、その逆も真なりと考えます。前者がこじんまりしたスケールしか持ち合わせないのに比して、後者はデモーニッシュな感興を持ちうるでしょう。世間一般、CD&レコード向きのピアニストが増えてしまったのかもしれません。


5月15日(日) 『KARAOKE』舞台挨拶

 ワーナーマイカルシネマズ板橋にて映画『KARAOKE』舞台挨拶が行われました。主演の押尾 学さん、吉岡美穂さんの登場です。美穂さんは襟に銀色のラメをちりばめたピンクのワンピースを着ています。ライトに照らされてキラキラ光っているのはラメにあらず、美穂さんそのものでした。

 司会者と押尾さんがインタビューの途中、「ねえ吉岡さん?」と会話を振った時など、ポーとしていた美穂さんは「すみません聞いてませんでした」と天然かましてくださいました。(笑)200人の観客を目の前に、というか、満員の客席に見とれていたというか、美穂オーラ炸裂です。

 客席はほとんど押尾ファンの女の子で占められていたわけですが、皆さん、吉岡美穂をナマで見るのは初めてだったのでしょう。「かわいー、ねえ、かわいーよねー」とためいきを漏らしていた女の子もおりました。(嫉妬と羨望?)

 話は変わって、“新宿さぼてん”のひれカツサンドを買って食べました。さぼてんのとんカツは高い?と思っていたけど、ひれカツサンドは¥399。リーズナブルな値段じゃないでしょうか?(普通のとんカツならスーパーで買った方が安いです。)ソースの味も良く、美味しくいただきました。

 またまた話は変わって、最近、くず湯を貰ったので飲んでました。必ず熱いお湯で溶きましょう。美味しさのため、これは鉄則です。そして飲み終わったら食器はすぐに洗いましょう。何でかというと・・・。

 そのまま忘れてしまったコーヒーカップ。片栗粉が乾くと糊になります。そりゃそうだ!そのまんまです。スプーンがカチンコチンに張り付いてしまったとさ。ああ、私は砂糖で甘くした糊を飲んでいたのかしらん?


5月14日(土) テレビの洋画

 『フラバー』(FLUBBER)ロビン・ウィリアムズ、マーシャ・ゲイ・ハーデン主演、レス・メイフィールド監督。(1997年アメリカ/1時間35分)

 ロビン・ウィリアムズ主演なので観てしまいましたが、どう考えても子供向けの映画。ブエナ・ビスタさん、もう少ししっかりしたもん作ってくださいよ。子供向けでもいい映画はたくさんあるんだけどな?

 フラバーというのは博士が発明したスライム状の物質(緑色)。どうやら意思を持った生物みたいなんだけど、物質なのか生物なのか最後まで判然としません。これをクリーム状にして塗ると、全てのものがとてつもない弾力を持つこととなります。

 ただし、こうすればああなるだろう、といった程度で、それ以上の展開はなし。弱小バスケチームをフラバー効果で勝たせたものの、それはアンフェアじゃないのか?とか、詰めが甘いんだよね。世界観が狂っちゃってます。

 博士のベストフレンドは球状アンドロイドのウィーボ。可愛いキャラクターだけど、『ガ○ダ○』の“ハロ”じゃないの(黄色)?フラバーがレコードの音楽に合わせてダンスを踊りだすところはよかった。CG技術の見せどころ。

 何だか古くさいぞ、陳腐だぞ・・・と思って調べてみたら、『うっかり博士の大発明/フラバァ』(1961)のリメイク版だそうです。何だか力が抜けてきた。子供向け映画だったら『チキチキバンバン』(1968)の方がゼッタイお薦めだよな。

 『モリー先生の火曜日』ジャック・レモン、ハンク・アザリア主演。(2003年アメリカ)すみません、データがなくて。ベストセラー小説の映画化だそうですが、とてもよかったです。TVKの“シネマ@7”で放映されました。吹き替え版だけど仕方ない。

 亡くなったお婆ちゃんのイメージとダブリました。もちろん大学教授ではありませんが、たいへん頭の良い、そして面倒見のよい人でした。半身不随になってからもベッドで一生懸命絵を描いていたな。生きてさえいれば人に何かを伝えることができるのです。


5月13日(金) 映画たくさん

 アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『第3逃亡者』(YOUNG AND INNOCENT)を観ました。デリック・デ・マーニー、ノヴァ・ピルブーム主演。(1937年イギリス/1時間24分)

 ヒッチコックの名作はだいたい観てしまったので、初めて観るこれは比較的初期の作品。うーむ、傑作もあればそうでないものもあるか・・・。フィルムの傷みが烈しく、全体的にぼんやりしています。観ていてもちょっと辛かったですが、低予算ながら楽しめる部分もありました。

 無実の罪を被せられた男が、裁判所を抜け出して証拠探しに出掛ける。ヒロインは見知らぬ男に無理矢理、付き合わされることになるけれど、やがて2人の間に愛情がめばえ・・・と、ヒッチコック定番のストーリー。

 傑作とはいえないけれど、後にハリウッドで脚色され、大冒険活劇となるいくつもの傑作のルーツでしょう。逆説としては身近な題材・・・あなたも明日、殺人容疑を被せられるかもしれない。で、お約束のヒッチコックはカメラを持った新聞記者の役として登場していました。

 『アルゴ探検隊の大冒険』(JASON AND THE ARGONAUTS)トッド・アームストロング、ナンシー・コバック主演、ドン・チャフィー監督、レイ・ハリーハウゼン特殊効果、バーナード・ハーマン音楽。(1963年イギリス/1時間44分)

 骸骨のチャンバラが有名な、レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションを楽しむ映画です。ダイナメーションって何?ミニチュアの人形をコマ撮りして、実写の人物と合成する特殊効果。CG全盛の現代では誰もやらないだろうけど、でもね、このぎこちなさがとてつもなくリアルなのです。

 古い映画ですが、カラー・フィルムは見事にブラッシュアップされていて、鮮明そのもの!最新作と偽っても納得してしまいそう。ストーリーそのものは神話劇で、俳優さんもイマイチなのですが、怪獣好きの人にはたまらない映画です。なにげに日本のヤマタノオロチが登場したり・・・。

 当時の特殊撮影は大変だったことでしょう。それに映画音楽はバーナード・ハーマン。もーれつ迫力元気が出ます。観て、聴いて楽しい映画でした。レンタルDVDとはありがたいものです。


5月12日(木) 『天井桟敷の人々』

 名作の誉れ高いことは知っていましたが、今回ようやくレンタルDVDで観ることができました。もしかしたら実家に3倍速で録ったテープがあるかも知れないけど。古い映画なのでモヤモヤの白黒映画かと思っていたら、米クライテリオン社のリマスターを用いたパイオニアLDCのDVDは芸術的な美しさ!

 昔、NHKがテレビで放送していたフィルムは水墨画のようにモヤモヤしていたように思います。サウンドトラックも実にキビキビした音で、クレジットをよく見たら、シャルル・ミュンシュ指揮のパリ音楽院管弦楽団じゃないですか!びっくり。リズムが際立ってますよ。すばらしい演奏でした。

 『天井桟敷の人々』(Les Infants du Paradis)ジャン=ルイ・バロー、アルレッティ主演、マリア・カザレス、マルセル・エラン、ピエール・ブラッスール出演、ジャック・プレヴェール脚本、ジョセフ・コズマ音楽、マルセル・カルネ監督。(1945年フランス/3時間15分)

 感想は、というと、名作の一語に尽きますね。台詞のすべてがまるでポエムみたい。役者さんもすごいです。ストーリーそのものは時代を感じさせるけれど、底に流れる愛憎劇は21世紀の現代もまったく変わっていません。オトナの映画です。繰り返して観たいのでDVD欲しくなってしまいました。

 先日観たフェリーニの『崖』もそうですが、しばらく古典を中心に観てみようと思います。書店を中心に¥500の合法海賊盤?も出てますが、古い映画ほどリマスターの差は歴然としているし、ハサミ(カット)によって上映時間も異なってきます。でも珍しいのがあったりするんだよな・・・。


5月11日(水) Windowsムービーメーカー

 友人からこんなメールをいただきました。(日記ネタに使ってごめん!)

 Q:LD1枚、約1時間のMPEGファイルを1枚のCD-ROMに押し込めたいのですが、圧縮の方法がわかりません。どうしたら良いのでしょう。

 以前から、WindowsMedia9で圧縮すれば、そこそこキレイな画質で、サイズを大幅に小さくできる、という話は聞いていましたが、今まで実際にやったことがありませんでした。しかし、DVD再生未対応のパソコンを使っている人はまだまだいます。(事務用ならそうですよね。)

 
Windowsムービーメーカーを使用すればできます。動画掲示板の常連さんたちはそうしているはず。ホームページで閲覧するサイズの小さな動画もコレで作られているはずです。大抵のパソコンで再生できますしね。さあ実験です、やってみましょう。MPEG2→WMVへの変換。

 わははは、画面はザラザラだけどめっちゃ小さくなりました。ビットレートを500kbpsくらいまで上げれば、かなりキレイな状態だと思いますが、それ以上上げるとスペックの低いパソコンとの互換性が難しくなるので注意。紙芝居状態になってしまいます。Win98ではツライです。


5月10日(火) 『KARAOKE』試写会

 映画『KARAOKE〜人生紙一重』の試写会が銀座ヤマハホールで行われました。私はインターネットで7つも応募したのに全部ハズレ。幸い、同伴を誘ってくださった方がありまして、公開直前ですが観に行くことができました。ありがとうございました。会場は押尾ファンの女の子がいっぱい。キレイな子もいるんだよな、もったいない。(?)

 公開前なので内容について書くことは避けたいと思いますが、わたし的に、“主演:吉岡美穂”と言っても差し支えないかと・・・。キラキラ光ってます!この映画を観た男性諸氏は口を揃えて、「俺もあんな嫁さん欲しい」と語ることでしょう。ほんま絵に描いたようないい女やわー。主演女優賞を取らせてあげたいな。

 少し気になったのは、美穂ファンでも押尾ファンでもなさそうな中年女性の団体。“試写会荒らし”(荒らしてるわけじゃないけど)と呼ばれる人たちです。家族全員(時には親戚も)の名前で複数応募しているから当たる確率も多いし、必ず出席していると、名簿に名前が載るので優先的に試写状を回してもらえることがあります。

 いわゆるおばさんパワーで、代表が1人で行列の先頭を確保したり、空いてる席にドッカと鞄を降ろしたり、弁当や菓子を持ち込んで食ったりする人たち。飲食禁止でなければ食っちゃいかん、とは言いませんが、聞いた話だとおかずに酢豚やミートボールをタッパに入れて持ってくる人もあるとか。匂いが充満しますよ。


5月9日(月) にっぽん釣りの旅

 NHKBShiで4月16日(BS2は17日)放送分の回を観ました。ウチは地上波しか観れないので、録画してくださった友人に感謝!もちろん吉岡美穂さん出演の回なんですけど。お題はマハタ、釣り名人の師匠とともに船に乗り込んだ初心者美穂さんですが、何と、名人を差し置いて見事釣り上げました。

 もし民放のバラエティ番組だとしたら、お笑い芸人が一緒に乗り込んで、終始冴えないギャグを飛ばしていたことでしょう。そこはやはりベテランNHKだけあって、妙なつくりのないドキュメントとして描かれ、サカナの科学的な解説もさながら、見応えのある番組となっていました。

 こうした自然なやりとりの中にこそ、吉岡美穂の個性が生きてくるんです。民放の60分バラエティに出演しても、目立ちたがりの芸人さんが主導権を握ってしまって、瞬間的な彼女のアップを合計すると1分にも満たないことがよくあります。ありきたりなテレビを変えましょう。


5月8日(日) ドシロウト観覧

 吉岡美穂さんの出演する『三宅裕司のドシロウト』、スタジオ観覧に行ってきました。今回、3回目の観覧なので既に常連となりつつあります。東京に住んでてよかったなー。午後2時から、途中休憩をはさんで夕方の部、合計5回放送分を一挙に収録した計算になるでしょうか?終了したのは午後10時30分でした。

 最近、キムチにハマってます。JR高田馬場高架下で、韓国のお婆ちゃんが手作りキムチを売っています。今までずっと気になっていたんだけど、先日、思い切って買ってみました。やっぱり美味しいですよー。

 ほかほかご飯の上に乗せて、生卵をかけるのも美味しいですが、キムチチャーハンがまた格別です。イマイチ食欲のない時でもパクパク食べられますよ。あちらの家庭にはキムチ用の冷蔵庫が必ずあるっていうもんなあ。男がいうのもヘンですが、お肌もすべすべになるかな?


5月7日(土) フェリーニの『崖』

 深夜テレビでフェデリコ・フェリーニ監督の映画『崖』(1955)を観ました。ブロデリック・クロフォード主演、リチャード・ベイスハート、フランコ・ファブリーツィ、ジュリエッタ・マシーナ出演。

 初老の詐欺師、アウグストは仲間と3人で今日も荒稼ぎ。金を巻き上げる相手は富豪にあらず、貧乏人からなけなしの金を奪っていくのだが・・・。ブロデリック・クロフォードの演技がすばらしい。お腹のぽってりと出た中年紳士なのだけれど、いかにも人のよさそうな顔立ちである。途中、美しい踊り子とデートするシーンもあるが、やはりすごくモテるんじゃないかな、と思ってしまう。

 冷酷非常な悪人ではなく、どうしようもなく貧しいから仕方なくやっている・・・愛すべき詐欺師なのだ。彼には大学生の娘がいて、一緒に映画を観に行くが、運悪く、追っ手とばったり出くわしてしまい、娘の目の前で警察にしょっ引かれていくハメに・・・。このシーン、胸がキュンと鳴ります。

 でも詐欺師はやっぱり詐欺師。仏心を起こすと命を落とすことに・・・。彼が最期に見たものは何だったろう?道を行く子供らの歌声は天使の声に聞こえたのだろうか?フィルムの字幕は手書きだったし、まず滅多にお目にかかれないすばらしい作品でした。フェリーニいいなあ、DVDレンタルとか置いてないかな?

 白黒映画だし、現代のSFX、ドルビーサラウンドなど到底望むべくもなく、というか必要ないけど。暴力シーンも流血もセックスも何にもないけど、本当に優れた映画というのはこういうのをいうんですね。50年間の進歩は映像と音響、スキャンダルだけかい?と改めて考えさせられました。


5月6日(金) 雨降りです

 明け方までがんばってチェコ方面のメンテナンスを終了。私はWindowsMediaPlayerをコンパクトな“スキン・モード”で使用していますが、ここのメタファイルは“ほんらいのトップページから開いてください”と拡張コンテンツを要請してきます。キャンセルボタンを押して無視してもいいのですが・・・。

 メタファイルではなく、ストリームのURLを直に開けば指示は出ないため、リンクを全部張り替えました。単純作業ではなく、もう1度サイトからのリンクをチェックする必要があります。案の定、変更がいくつもあるし、新しいラジオ局も追加されていました。ほとんど作り直しに近いです。

 残念ながら、Choice Radio.comやBoston Pete.comのようにザッピング(ストックされたトラックを拾い集める)方式のサイトだとこの裏技は使えません。ご容赦ください。朝の5時に寝て昼過ぎに起き、歯科医院へと定期健診に行きました。今日は雨が降ってるよー。


5月5日(木) 『ハイド・アンド・シーク』

 昨日WMC板橋で観た映画は『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』(HIDE AND SEEK)ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング主演、ジョン・ポルソン監督。(2005年アメリカ/1時間42分)
公式ホームページ

 サイコ・ホラーというやつ。あらすじとか言っちゃうと面白くないので、今回はご容赦。隣に座っていた女の子2人組は恐怖のあまり涙ぐんでました。私は途中から何となく筋が読めてしまった(映画観すぎです!)ため、さほどコワイとは思いませんでしたが・・・。

 母親の自殺を目撃して自閉症になってしまった女の子。父親は仕事を引き上げ、良きパパを演じるために、静かな田舎へ引っ越します。職業は心理学者であるはずなのに、何でこんな淋しいトコへ娘を連れていくかな?矛盾してるぞ、そこで起こった惨劇とは?

 ロバート・デ・ニーロの演技はイマイチ徹しきれないものを感じるけれど、後になってその理由が分かってきます。ダコタ・ファニングちゃんが可愛い!『アイ・アム・サム』での名子役は記憶に新しいところ。主演、としてきちんと名前がクレジットされているじゃないですか。


5月4日(水) インターネットか窓口か?

 5月15日、押尾学さん、吉岡美穂さん主演の映画『KARAOKE〜人生紙一重』の初日舞台挨拶が、ワーナーマイカルシネマズ板橋で行われます。チケット販売(全指定席)は本日の午後9時からインターネットと劇場窓口で受付開始です。午後2時過ぎに電話で確認したところ、

 「もう30人くらい並んでます」と聞いてびっくりしてしまいました。劇場スタッフも何だか迷惑している口調です。「ウチとしても50人を超えたら整理券を発行することにはなってるんですが・・・」といいます。観たい映画もあるので、とりあえず現場に行って様子を見てみましょう。

 午後4時過ぎに着いたのですが、11番スクリーン横のデッドスペースにやはり30人ほどが、タオルを敷いて寝転がっていました。さすがにその中に入るのは嫌だった(汗)ので、5時からの映画を1本観て、終わった時点(午後7時)には整理券が出ているかもしれない、と考えました。

 果たして映画を観終わって戻ったら、ちょうど整理券が出ていて38番。居座りに参加しなくてよかった!午後8時30分に整理券を持って再集合してください、ということでした。とりあえずSATY1階のフードレストランで焼きそばなんかを食べて待機です。

 劇場に戻ったら友人とばったり合って、「今、来たとこです」だそうですが整理券は50番。そこから順番に並んでいきますが、整理券もらう時に購入予定枚数をチェックしているため、水増しできません。1人10枚まで購入権があるので、2人ともダメならしょうがない、って感じでした。

 午後9時ジャストでインターネットと同時に販売展開ですが、アクセス過多と認証確認で、ネットのシステムが何度もダウンし、仮押さえが生じると窓口も販売を中止していました。ネットの仮押さえが開放され、空席ができると窓口も販売を再開といった感じで、10数回販売が中断されました。

 押尾ファンは10代〜20代後半の女の子ばかりなので、ギャーギャーうるさいの何の。私の順番が回ってきたのは9時50分頃で、整理券50番の友人は10時頃。ほとんど最後の1枚だったような様子です。でも並んだだけあって、何とか購入できたのは嬉しいです。

 私はクレジットカードを使用するのが嫌い(プロバイダーとの契約のためいちおう持ってますが)なので、窓口で購入したわけですが、インターネットと窓口・・・どちらが確実とはいえない状況だったため、運がよかったとしかいえません。

 翌日、インターネットで待機していた友人に聞いたところ、何度接続しても途中までしか行けずやり直し、朝までほとんど復旧せず、ようやく繋がったと思ったら販売終了だったということでした。今ごろヤフオクにチケットが高額で出品されているかもしれません・・・。


5月3日(火) RADIO VALC

 これまで高音質のストリームを提供してきたチェコのRADIO VALCは、10kbpsのモノラル音声のみを残し、48kbpsと80kbpsのストリームを有料化してしまいました。今さらこんなことをしても儲かるはずないと思うのですが。だって他にも無料で聴ける高音質ストリームは星の数ほどあるんだもの。

 チェコ国営放送は地上波ストリーミングのVLTAVAに加え、インターネットオンリーのD-DURを追加。24時間クラシックだけのラジオです。そうした変更追加に合わせて、Oggのストリーミングをアップしたため、IPラジオのリストは二段表記になってしまいました。チェコ人はOggストリームがお好き?

 ものすごいリンクの数になっていますが、先月までは、これに加えRealPlayerの低速回線まで存在したのです。さすがに今月から省略したらしい。新しいD-DURがそうですが、WMAは1本のみで可変ビットレートを採用。いずれすべてがそうなるかも?回線環境に応じて速度が変わるんですね。


5月2日(月) 中国&韓国

 上海人民広播電台と上海東方広播電台が統合されました。上海文广新聞体媒集団というのだけれど、意訳して上海文広新聞電台としました。先に掲げた漢字も当用漢字で当てはめているし、意訳ですから正確じゃないです。翻訳サイトを利用して中国語の雰囲気を残しながら訳しています。

 中国のインターネットテレビやラジオを扱った専門サイトはいくつもありますが、ぜんぜん更新がなされていないため、放送局の統合さえ知らんぷりです。検索エンジンの精度が増しても、古いものを拾ってきたんじゃ仕方ないじゃないですか。中国語の分かんない私は苦労させられます。

 韓国MBC系列に加えて、三大ネットワーク(KBS、MBC、SBS)のひとつ、SBS系列のデータを追加しました。KBSは現在接続できないので、日本で視聴できる放送の最新データといえるかもしれない。すでにいくつかの放送局は会員登録制度を採用しているので、接続可能な局のみとなります。


5月1日(日) 映画の日ですが

 映画の日ですが映画はパス。GW真っ只中・・・しかも日曜日ですから、おそらく立ち見が出るような混雑だと予想されるからです。それにしても空気がサラサラして気持ちいいですね、まさに五月晴れ。

 スーパーで“ひれカツ巻き”という巻き寿司を買って食べました。その名の通りひれカツが芯に入ったサラダ巻きです。すごく美味しかったのですが、素朴な疑問が湧いてきました。

 棒状のひれカツをこさえて巻いたんだろか?リング状に衣がかかっていたことを考えると、そうとしか思えません。普通のわらじ状のカツではできない・・・単純なアイディアではなく工夫がこらされていたのです。


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