2005年11月の日記

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11月30日(水) インターネット映画三昧(2)

 『タイカス』(TYCUS)ピーター・オノラティ、デニス・ホッパー、フィノラ・ヒューズ、アート・ラフルー出演、ジョン・パッチ監督。(1998年アメリカ/1時間35分)

 日本未公開作品。わははは、観てしまいました。地球に迫る巨大隕石。やがて月に衝突することが判明し、地上では未曽有の天災・パニックが生じることが予見される。元従軍カメラマンのジェイクの元に、死んだはずと思われた親友からのメッセージが届く。「すぐに来い」と。

 これが98年の作品かぁ?と驚くほど全編、B級の雰囲気が漂っています。ツッコミどころ満載なのです・・・と逆に割り切ってしまえばそれなりに楽しめますが、耐えられない人にとっては苦痛かも。脳みそまで筋肉でできた主人公は、理由も分からず戦闘を繰り広げるが・・・。

 捕まってみればそこにはかつての親友が。悪と思われた科学者が、実は人類生存のための方舟(シェルター)を造っていたという・・・。でも、選ばれた人たちだけが生き残るってのもできないよね?という論旨がそこにある。ブルース・リーの物真似まで出てきて説得力に欠ける?

 『ミッション・クレオパトラ』(MISSION CLEOPATRE)モニカ・ベルッチ、ジャメル・ドゥブーズ、クリスチャン・クラヴィエ、ジェラール・ドパルデュー、クロード・リッシュ、ジェラール・ダルモン出演、アラン・シャバ(監督・脚本・シーザー役)。(2002年フランス/1時間48分)
公式ホームページ

 エリザベス・テーラーが主演した1963年のハリウッド大作を想定していたら、これはびっくり。まず、フランス語のアクセントにふにゃ。次々と出てくる不発爆弾のジョークにふにゃ。ようやくパロディ映画と気づいたときには遅かった。バイキングまで出てくるんだもの。

 予備知識なしで観たのはまずかった。これはフランスの人気マンガ『アステリックスとオベリックス』の「ミッション・クレオパトラ編」映画化だったのね。気を取り直して観てみるも、ジョークがすべるすべる。半分くらい観たところでようやくテンポが掴めてきましたが、ツライ人にはツライわ。

 タイトルは『ミッション・クレオパトラ』だけど、モニカ・ベルッチは飾り物。(失礼)軽妙なガリア人のアステリックスとオベリックスが主役です。ジェラール・ドパルデューってこんなおバカな役でもちゃんとこなせるのか。(失礼)ちなみにフランス本国では興行成績よろしかったようです。

 この週で、『トッポ・ジージョ』の「80日間世界一周」編が終了。最後に出演者の舞台挨拶がありました。エンリコ・カルーソー役として『道化師』の「衣装をつけろ」を歌ったのはジャンニ・デ・フェオという歌手。スペルを“Gianni De Feo”と当てずっぽで検索したら、ちゃんと検索できました。
ここ


11月29日(火) インターネット映画三昧(1)

 『マイケル・コリンズ』(MICHAEL COLLINS)リーアム・ニーソン、アイダン・クイン、ジュリア・ロバーツ、ステファン・レア、アラン・リックマン出演、ニール・ジョーダン監督。(1996年アメリカ/2時間13分)

 1916年、イースター蜂起を幕開けに、アイルランド独立のために生命を捧げたマイケル・コリンズの生涯。もちろん実話です。アイルランドといえば、IRA(テロ組織)が思い浮かぶけれど、映画を観れば現代までの流れが理解できると思います。主演男優も監督もアイルランド出身です。

 テロ組織を支持するわけではないが、歴史的な事実を知らず、一方的に悪の代名詞にしてしまうのはどうかと。(^^;『アラビアのロレンス』、『ガンジー』等の歴史映画を観れば、英国人が過去、いかに汚いことを行ってきたかが分かるでしょう。この映画もしかり。

 志半ばにして、31歳の生涯を終えてしまうマイケル・コリンズ。アイルランド大統領として君臨したデ・ヴァレラは、保身のために盟友をも陥れるが、彼こそが真の英雄であることは認めていたのか。華やかな脚色もなく、映画としては地味な部類に属するかもしれませんが、よかったです。

 『ピーウィーの大冒険』(PEE-WEE'S BIG ADVENTURE)ピーウィー・ハーマン、エリザベス・デイリー、マーク・ホルトン、ダイアン・サリンジャー出演、ティム・バートン監督、ダニー・エルフマン音楽。(1985年アメリカ/1時間32分)

 ティム・バートンの長編映画における初監督作品。日本未公開。コメディアンであるピーウィー・ハーマンのキャラクターをそのまま主役として用いてます。・・・ので、日本人にはウケないと判断されたのでしょうか?大人が子供の役を演じるということで違和感を覚えてしまったら、楽しめなくなってしまうからです。

 大好きなオモチャに囲まれて暮らしているピーウィー。彼は誰もが羨ましがるステキな自転車を持っていました。ところがその自転車が盗難に遭ってしまったのです。いくら捜しても自転車は見つからず、インチキ占い師の元を尋ねると、自転車はアラモ砦の地の底で眠っているという・・・。

 意を決してアラモ砦へと旅立つピーウィー。ヒッチハイクを試みるも上手くいかず、ようやく彼を拾ってくれたのは脱獄囚の運転するクルマだった。はてさて奇想天外、ハチャメチャな旅が始まったのです。先の読めないストーリーだけど、行く先々で新しい友達ができてしまうピーウィー。

 コンクリートで造られた巨大な恐竜のオブジェ。その口の中からガールフレンドと一緒に眺める朝焼け。偶然にもハリウッドの映画スタジオで自転車に再会するんだけど、奪取逃走する際に、「ゴジラ対キングギドラ」の撮影をめちゃくちゃにしていきますな。(アメリカでありえないって!)

 初監督作品にして既にバートン・ワールド全開!ピーウィーの朝は、“自動朝食調理&世話焼きマシーン”で始まるけれど、チャップリンの「モダンタイムズ」や「チキチキバンバン」で見たようなへんてこ発明ですな。後の作品に何度も登場するけれど最初のが一番いいかも。バートン・ファン必見です。


11月28日(月) 季刊『analog』

 近所の書店に注文した、季刊『analog』7・8・9号が届きました。この雑誌、店頭では滅多にお目にかかれません。第2号から購読しはじめた(第1号は入手不可)のですが、苦労して5・6号を入手した後、行きつけの中古レコード店にも置かなくなってしまったのです。

 もう廃刊になっちゃったんかなあ?と思って、インターネットで調べたらちゃんとありました。注文して入手するしかないような状況って?アナログレコード、オーディオのみならず、クラシックカメラ、ウィスキー、アンティーク時計など、アナログテイストの大特集雑誌。

 目の飛び出るような高価なオーディオ機器は買えそうにもない。ボケーと写真を見ているだけで楽しいのだ。今はそこそこ中級品のオーディオ機器を所有しているので満足してはいるけれど、「いつかはこんなの買ってやる」と、学生時代からまったく成長していない。

 デジタル機器は便利だけれど、目まぐるしい進歩に追い付いていくのが大変。パソコンは使い方を誤まると壊れてしまうが、シンプルなアナログ機器にそんなのはない。久しぶりにLPレコードでも聴きましょうか?ホコリをクリーニングするという“儀式”が心を落ち着かせるのよ。


11月27日(日) 『水木サン大全』

 GYAOでドキュメンタリー
『水木サン大全』を観ました。どうということはない、荒俣宏と飯を食いながらの対談です。しかしこの妖怪パワーはどうだ!観てる人たちを幸せにしてくれるじゃないか。観逃がしちゃった人は、ホームページでダイジェストが観られるので、ぜひどうぞ!ご利益が得られます。

 最近、実家の愚母が占いのH木K子に心酔している。“自分を不幸と思うことが不幸の始まり”なのに気づいていない。H木サンのやり口は、相手に恐怖心を植え付けることで自分に従わせているだけなのだが・・・。ハイ、私は信じてませんよ。ネット検索すればいくらでもホコリ出てきますし。

 そーゆー不幸な人たちにこそ、水木サンの話を聞かせてやりたい。神田神保町の喫茶「さぼうる」・・・(知ってるトコが出てきたな。こんなとこで撮影したのか。)二人前はあろうかという大盛りのスパゲティをペロリと食っちまった。歳を取れば取るほど幸せになれるのだ。はやく老人になりたい。(笑)


11月26日(土) 『怪獣のあけぼの』

 GYAOでドキュメンタリー
『怪獣のあけぼの』を観てます。(ストリーミング一覧)ウルトラ怪獣の造形を行った、故・高山良策氏の業績を振り返る番組で、実相時昭雄が監修してます。11月21日の日記でもちょこっと触れましたが、このリアルな生物はこうして作られたのかって感じです。

 第1回目は観逃してしまった、残念。製作の信念としていいこと言ってます。「身体に不具合な部分があるとか、そうした病的なイメージはやめよう。今そこに生きている、生命の逞しさというか・・・」そう、ロダンの彫刻に勝るとも劣らない生命力なのだ。ラゴンの鋭い眼光はどうだ!

 デザイナー成田了氏とのコラボレーション。ゴモラの角はやはり、黒田長政の兜をヒントに生まれたのか。芸術品だよコレは。面白いのはもと彫刻家の成田了氏がデザインを手がけ、もと画家の高山良策氏が造形したということ。お互いの立場がよく分かっていたから傑作が生まれたのかな?

 現存するオリジナルの着ぐるみはありません。経費節約のため、次々と新しい怪獣へと改造されていったからです。また、ゴムやスポンジでできていたので傷みも激しく、残っているのはレプリカと、アトラクション用に作られた簡易的なものだけ。目が光ったり、角が回ったりはしないのです。


11月25日(金) Big“R”Radio

 
IPラジオの部屋、Big“R”Radioのメンテナンスが終了いたしました。リンク切れになっていた6チャンネルを調べなおし、新たに19チャンネルを追加。合計25チャンネルとなりました。

 さらに期間限定のクリスマス・チャンネルがひとつあります。ヨーロッパ、アメリカのインターネットラジオはこの時期、粋なことをやってくれます。聴いているとウキウキしてくるんですよね。

 海外サイトを多く閲覧してしていて気になったのが、“WinFixer2005”というスパイウェア。アンチウィルスを入れてあっても効果ナシ。ポップアップをブロックしてあるはずなのにポップアップが立ち上がります。

 
「ご注意:スキャンが未完了です。レジストリデータベースまたはファイルシステムに有り得るエラーによりご利用のパソコンは機能が悪くなってブロックになってしまうことがあります。WinFixer2005で無料のすばやいスキャンを実施することができます。それでは、レジストリデータベースでのエラーを検出して修理するにはWinFixer2005をダウンロードしたいですか?。(お勧め)」

 と来たもんだ。一見、IE(Microsoft)の警告にも似ているけれど、よく見るとニセモノ。WindowsのアップデートはAutoに設定してあるから、ポップアップが立ち上がることはない。ブラウザを閉じてしまいましょう。

 そのまま素直に「はい」を押してしまうと、プログラムをダウンロードしてしまうことになり、「お金を支払ってください」ということになるようです。調べてみたら、これでクレジットカードの暗証番号を入力してしまう人が後を絶たないらしい。

 こんなもんは商品といえん。スキャンディスクとデフラグはWindowsの基本機能に含まれています。アンチウィルス・メーカーも甚だ対応が遅れていますので、ご注意を。とりあえず、怪しいプログラムはゼッタイにダウンロードしないように。


11月24日(木) それはちょっと?

 牛丼のM屋で夕食を摂っておりました。そりゃまあ、驚いたの何のって。私が豚丼をかきこんでいるカウンターの向かいの席、1人の女性(20代後半?)が店員にこう訊ねたのです。

 「味噌汁ってお代わりできるんですか?」・・・店員「それはちょっと・・・」

 ¥290の豚丼に付いてくる味噌汁だよ。お代わりできるはずないでしょう。薄利多売でやってることくらい考えられないものだろうか?『一杯のかけそば』の話みたいにいくかいな?

 お米を買ってご飯を炊いて、豚肉を玉葱と煮込み、インスタントでもいいから味噌汁付けてみい?電気代、ガス代を加えたら、¥290では済まないでしょう?恐ろしい人がいるもんだ。


11月23日(水) ポリスチャンネル

 
ポリスチャンネルというのをご存知でしょうか?警視庁のホームページだからといって、そう難しく考えなくてもいいじゃないですか。ビデオ・ライブラリーを見てみましょう。パソコンで楽しくドラマを観ながら、犯罪防止の知識が身に着くのです。

 小倉優子主演の
『なくせストーカー』なんてのもあります。これがなかなかよくできたドラマで面白かった。小倉優子演ずる女子大生のキャラクターがハマっているのだ。それまで仲良しだと思っていた優しい青年が、ちょっと冷たくされたのをきっかけに悪質なストーカーへと変貌していく・・・。

 ストーカーは変質者でも何でもない。八方美人タイプの女の子に恋しちゃったのが悲劇の始まり。声をかけることもできなかったのが、とあるきっかけで一緒に映画を観ることに。しばらく仲良く遊んでいるうちに、周囲からも付き合っていると見られるようになる。でも女の子のほうはぜんぜんその気がなかった。

 この青年、熱演です。しかもありがちなシチュエーションだし。連絡をプッツリと絶たれ、学校で会っても無視。とりまきからはストーカーと決め付けられて仲間はずれ。完全に孤立してしまうのだ。「オレが何をしたっていうんだ!」 そう、もともと彼は何も悪くなかったのだから理解に苦しむよ〜。

 ネタバラシしちゃうと面白くないので、みなさんも時間のあるときに観てみましょう。38分の中編なのでごゆっくり。ドキュメンタリータッチで描かれた
『撃退!架空請求〜ある悪質業者の手口〜』、これも面白かったです。悪役を演じる無名の俳優さん、いい味出してますなあ・・・。


11月22日(火) うひゃ〜リンク切れ

 
IPラジオの部屋、ご利用いただけてますか?ちょこちょこっとチェックしていたつもりだったんですが、SKY.FMやDigitally Importedに若干の新チャンネルが追加されててびっくり。大きく表面には出ないけれど、水面下では大変なメンテナンスとなりました。

 そういえば、1.FMや202.FMも聴けなくなっているではないか。あ〜あ、リンク切れしてました。リンク再調査してるうちに、またまた新チャンネルが追加されているし。Big“R”Radioも聴けなくなっていました。終わるに終われなくなってしまいましたよ。

 いくつかのサイトは、半分“死に”状態になっているし。年末に向けてダメ出ししていかなくてはなりません。数が増えればまたそれに伴うメンテナンス(苦しみ)も増える。百八つの鐘が鳴り終えるまでに何とかしたいです。


11月21日(月) 昔のアニメ

 GYAOで、『海底少年マリン』を観てます。現代からしたら、すんごいシンプルなんですけど、いいです。各話のストーリーもシンプルですが、実にしっかり書かれています。辻真先さんとか、ひと昔前のテレビを席巻した重鎮です。絵もうまいです。ホワイティ(イルカ)とジュゴンの子が、遊んでるのを見ているだけでも楽しいんですから。

 BIGLOBEストリームで観ている『黄金バット』は後半からダレてきました。脚本の弱さも、最初のうちはのどかに感じられたものですが、明らかなワンパターンが目立つようになってしまいました。

 時代背景を考えると円谷怪獣ブームに便乗したのか、毎回、怪獣を登場させるようになりました。とはいえ、円谷は実写ですから、昔の子供は怪獣が実在するものと思っていたほどリアル。アニメの怪獣とは比較になりません。

 円谷怪獣は、どうして生まれたか?という存在も描かれているし、人間とウルトラマンが協力し、いかにして怪獣を倒すか?というストーリーです。アニメの『黄金バット』では、“ナゾーが作った怪獣”という説明しかなされていない。紙に書かれたものだから、1話に何頭もの怪獣を登場させる。

 笑っちゃうのは怪獣の声。「ギャオー」とか「フギャー」とか、人の声であることがバレバレ。エフェクト(加工)されてないんですよ。こんなのは子供だましというが、子供すらだませない。私もアニメの怪獣は本物の怪獣じゃない、って思ってましたから・・・。

 ある朝、目覚めると、本当に怪獣が襲ってきて、家を、学校をメチャクチャにしていくもんだと思ってました。いつか必ず、そんな日が来ると!信じてました。でも“ウルトラマン”はいない、あれはテレビだけに登場するもんだと割り切ってた私・・・。だから『ウルトラQ』や『初代ゴジラ』はリアルなんです。


11月20日(日) 最近のアニメ

 BIGLOBEストリームで最新アニメを2本観てます。『灼眼のシャナ』と『ノエイン』ですが、理由は特にない。今のアニメがどんな感じになってるのか興味津々。偶然、2本ともストーリーの骨子は似ています。平凡な日常と、時空の違う世界が交叉していて、ナントカしないと世界が崩壊しちゃうってこと。

 『灼眼のシャナ』は専門用語も複雑だけど、公式サイトの用語辞典を見なくとも、だいたいの意味は分かります。主人公は戦闘美少女だが、ストーリーはしっかりできていて、何より、ニートに代表される「自分が何をしたらいいのか分からない」症候群へのアンチテーゼが感じとれる。なかなか面白い。

 もういっぽうの『ノエイン』は、さっぱりわけが分からない。フンイキだけなのよ。絵柄が今までのアニメと一線を隔していて、「へぇ〜、こんな線の難しいキャラクターでアニメをやるんだ!」と、感心して第1話を観たのだが、第2話でガラッと絵が変わり、フツーの少女マンガふうに変わってしまった。

 「やっぱり難しすぎて合わせられなかったのかなあ」と。ご存知とは思うが、各話ごとに作画スタッフが異なるのはアニメの常識。いや、それにしても第3話で少し戻ってはみたものの、毎回毎回、絵が変わるのであります。(苦笑)もう少し何とかならないものでしょうか?今どき珍しいですが・・・。

 CGを取り込んだりしてる割には、アニメーションの水準は低い。この間(第5話?)は、何でもないシーンだけど、庭に寝そべっている白い大きな犬の前を、猫がのそのそと歩いていきました。この猫、足の動きがヘン!アイボ(ロボット犬)のように、摺り足で歩いていました。つま先の蹴りがないのです。

 巨大ロボットは出てこないが、『EVA』の影響がミエミエで、そっくりなシーンも出てくるぞお。ストーリーはあって無いに等しい・・・観ている人は、「ふーん」と理由もなく受け入れなくてはならないからだ。何にも繋がっていないので先が読めない。これを新感覚アニメと呼ぶには、いささか苦しいのでは?


11月19日(土) ABC(オーストラリア)

 ABC(Australian Broadcasting Corporation)のストリーミングが変わりました。詳しくは
IPラジオの部屋Xを見てくださいね。これまで8チャンネルだったのが13チャンネルに増え、クラシックはオンデマンドのみの配信だったのが、ライヴストリーミングになりました。

 音質は飛躍的に向上し、というか、ものすごくいい音がします。AKGのヘッドホンで聴きほれちゃいます。32kbpsオンデマンドだった頃も内容の濃いプログラムと、低ビットレートながらいい音でしたが、128kbpsのMP3にグレードアップされるともう最高ですわ〜。

 奇跡のピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの自伝的映画『シャイン』にも、ひと昔前のオーストラリア描かれているけれど、現在のオーストラリア・・・オーケストラの演奏を聴いても、かなりハイグレードであることが分かる。CDが入って来ないので、日本人が知らないだけ。

 あらためるまでもなく、日本人は実に偏った西洋文化しか知らされていない。専門家じゃないので自信はないが、オーストラリアの英語はとてもきれいに聞こえます。コアラやカンガルー、広大な自然は有名だけど、音楽ならインターネットラジオを聴くのがいちばんでしょう。


11月18日(金) 声優ラジオ

 ここ1年、いや半年くらいか?国内のインターネットラジオが急増しています。以前にも、“社長が衆議院選挙に立候補したポータルサイト”が取りまとめたアマチュア・ネットラジオ群は多く存在していたけれど、“シロウトの雑談”ということで、私は取り上げませんでした。

 というのはやはり、滑舌の悪いトークは聞くに堪えないからです。また、ほんらいトーク番組というのは、雑談のように聞こえても台本が存在するもの。プロのアナウンサー、声優さんなら、先を見据えてバランスよく、即興でトークを行うことも可能でしょう。相当の練習が必要です。

 現在、急増しているのは声優さんのインターネットラジオ。ポータルサイトもあれば、個人サイトもあります。インターネット用に30分、トークを組んだものもあれば、地上波(FM・AM)の番組を録音して、インターネットで再送信しているもの。すべてオンデマンドではありますが。

 独断と偏見、そして無知で切りさばいて、IPラジオの部屋にもリンクを張りましたが、とても全部追いかけられるものではない。詳細は
インターネットのテレビ&ラジオ番組表。こちらのサイトを利用するのがいいでしょう。1週間、曜日ごと、丁寧に分類されていますね。


11月17日(木) 『ひとりぼっち』

 これまでいくら検索しても出てこなかったアニメ映画のデータが見つかりました。『ひとりぼっち』というタイトルなんですが、子供の頃、映画館で一度観たきり。もちろんビデオもDVDも発売されていないので確認のしようがなかったのです。そして現在もまだ、視聴は不可能です。

 『ひとりぼっち』 製作:日本産業映画センター=東映動画、企画:トヨタ自動車、演出:高見義雄、脚本:柴田夏余、作画監督:月岡貞夫、美術:伊藤信治、音楽:小林亜星、声の出演:清水マリ(ケン)、水垣洋子(ジュン)他、1969年3月18日公開。(カラー作品)

 “Goo映画”に簡単なあらすじが書かれているけど、私の経験からすると、“Goo映画”のレビューは文章が拙く、間違いが多い。補完してもらった部分もあるけれど、私の記憶と直感で解説します。

(あらすじ)
 リスの小学生ケンはやんちゃできかん坊。他の子供にイジワルばかりするので、友達はいつの間にか遠ざかり、仲間はずれになってしまいます。(動物が洋服を着て、二足歩行している世界・・・人間は登場しない。アニメでは普通ですけど。)

 パパとママはいっこう無関心で、ケンを甘やかし放題なのです。ケンは玩具を床いっぱいに広げて遊ぶ。ミニカーや機関車を勢いよく正面衝突させたら、たいてい壊れてしまうでしょう。「ママー、またオモチャ壊れちゃったー!」「あらあらしょうがないわね、また新しいのを買いにいきましょう・・・」といった具合。そんなケンのお気に入りは、ガチンコバトルに生き残った赤い?スポーツカー。「お前強いんだな〜」ってんで、スポーツカーを運転するケンの空想。

 
“ある日ケンの飼っている小鳥のピー太が汚い人形を拾ってきた。ところがその人形がかわいいリスの少女に変わった”と、Gooには書かれているが、リスの少女(ジュン)がどうやって登場するのか覚えていない。確かにジュンは実在しない、ケンの空想なのだ。ひとりぼっちのケンは空想の少女とスポーツカーに乗って遊ぶ。汚い人形だったら、ママが危うく捨てそうになってたかもしれない。子供心にもシュールで怖かったです。

 少女は、「私、あなたとは遊ばない・・・だってイジワルするんですもの」と言ったかも。ケンの気持ちひとつで、消えてしまったりもするのよ。2人は家を飛び出して公園で遊ぶ・・・遊びに夢中になっているうちに、すっかり暗くなってしまった。パパとママが心配して探しに来ると、ケンはたった1人でシーソーに乗って遊んでいた。ジュンの姿はパパとママには見えず、ケンが気がついた時には消えてしまっていた。(シーソーは1人で遊べない。)

 ラストがどうなったのか覚えていない。ケンはイジワルをやめて、友達と仲直りしただろう。快活な小学生になったかもしれない。パパとママはこの事件から、子供を放ったらかしにするのを改めただろう。ジュンは消えちゃったんだろうか?感傷的なエンディングではなく、不思議な転校生として登場したのか?この辺は想像の域を出ないので、断定することは避けます。DVDか何かで発売される見込みはゼロに等しく、ずっと確認できないままかも?

 データが物語るもの・・・公開日が『長靴をはいた猫』と同じ。“東映まんがまつり”として、一緒に観ていたことも間違いない。昔の小牧(田舎)の映画館は、名古屋のロードショーが終了してから、フィルムを借りて上映したもので、春休みではなくGWだったかもしれない。

 月岡貞夫が作画を手がけ、小林亜星が音楽を担当していた。短編ながら、キチンと作られたアニメであることは想像できるでしょう。実は『長靴をはいた猫』より、こちらの方がインパクトありました。一度しか観てないのに、30年以上、記憶に残っているんだもの・・・。


11月16日(水) “萌え”とは何ぞや?

 最近、流行の言葉に“萌え”というのがあります。関連キーワードは、アニメ美少女、ティーンズアイドル、メイド喫茶、コスプレ等。いわゆる“ヲタク系”と呼ばれるものです。最近は“アキバ系”とも呼ばれますが、秋葉原がかつての電機街から変貌しつつありますなあ。

 そのココロはフラストレーション。なぜならば、手で触れることができないので、欲求は満たされないけれど、同時に裏切られることもないからです。自ら一線を分かつことによって、彼らは社会にうまく溶け込んでいる。好みが合わなくなったら、新しいキャラを探せばいい。

 ちなみに私は嫌われても、裏切られても、現実の女がいい。まあ“ヲタク”にも言い分がありまして、「現実と空想の区別がつかなくなった一部の人間が犯罪をおかすと、すべてのヲタクがそんな風に見られたらたまらない」。彼らは趣味以外、真面目な青年なのです。


11月15日(火) 4th Media

 4th MediaというAVメディアを初めて知ったのですが、地上波(アナログ・デジタル)、衛星(BS・CS・アナログ・デジタル・ハイビジョン)、ケーブルテレビに次ぐ新しい放送形態とでも申しましょうか?厳密には4番目ではないと思うけれど、私も専門家ではないので、シロウト向けの解説と思って読んでください。

 それはBフレッツ(光ファイバー)の回線を用いたテレビ放送。でも、インターネットテレビではありません。専用のチューナー(端末)を用いて、普通のテレビに繋ぎます。パソコンは必要ないので、お年寄りでも簡単に使えるでしょう。(ルーターを介してパソコンのインターネットも使えます。)

 と、思ったら大間違いでした。(笑)インターネットテレビ同様、チャンネルを選択した後、接続・・・動画が再生されるまで、かなりのタイムラグがあるそうです。普通のテレビみたいにザッピング(チャンネルをクルクル変えること)できないやんか。アイディアとしてはいいんだけど、操作性は改善してもらわないとね。

 肝心の画質・・・実際に観ていないので文字情報によるものですが、細かく見るとブロックノイズが出るようです。(笑)スペックはMPEG2の4メガ近辺らしい・・・。なぜにMPEG2なのか?高圧縮のWMVなら4メガでDVD並みの高画質が出せそうな気もするのですが、規格そのものが中途半端。


11月14日(月) スタンプスキャン終了

 世に“スタンプ帖”なるものがあります。¥500くらいはするかなあ?旅のお供にはいいと思うし、紙質もいいのでインクをよく吸うし、黄ばみも出にくいのですが。欠点は沁みたインクが裏ページに写ってしまうことですよ。

 2種類のスタンプがミックスしてる、今回はコレで泣かされました。スキャナーで取り込んで、コントラストを上げても分離できない。反対色・・・赤と青インクとかであれば、色調補正でどちらかを飛ばすことも可能ですが、緑と青などはねえ。

 さまざまな工夫を凝らし、フリーハンドで不要な部分を丁寧に取り除き、いったんグレイスケール(白黒)に落としてから、後に着色とか。厳密には同じ色にできないけど、まあまあ似た感じには仕上げられますよ。

 スタンプをコレクション(永久保存)されている方。もったいない気もしますが、スタンプ帖はページ片面だけ押しましょう。もしくは画材店に赴き、ケント紙か模造紙をちょうどよい大きさにカットしてもらいましょう。

 取り直し(押し直し)するために、遠方まで出かけるのも大変でしょう?汚れたスタンプ、かすれて見えないスタンプ。こだわるならまず準備から始めましょう。ここまで徹底してる人なんているかな?


11月13日(日) USBはアナログに近い?

 コシゴトでもらったスタンプのスキャンをやってます。作業途中でスキャナーのUSBが認識不能に。古いスキャナーとアプリケーションだけど、前のWindows98でも時々同じ症状が出てました。1世代新しいスキャナーを用いている某所でも、同じ症状が出ていたよなあ・・・。

 プラグを差し直したり、再起動させたり、セーフモードで起動させたり・・・と何とかやっているうちに治るもんだけど、原因はよく分からなかった。もしや?と思って、USBのプラグをアルコールで洗浄したら調子がよくなった。大して汚れていた、というわけでもないんだけど。

 アナログ・オーディオの世界だと、カセットテレコやMDウォークマンのマイク端子。プラグイン・パワーといって、低い直流電流が流れている端子にこの症状が出やすいのです。そういえばUSBはデジタルだけど、電源供給を兼ねて直流電流が流れていたんでしたね。


11月12日(土) 変な展開になってきた

 GYAOで毎週土曜日更新の『冬のソナタ』。ちょっと変な展開になってきました。交通事故で死んだ初恋の人・ジュンサンに瓜二つの・ミンヒョン(ペ・ヨンジュン)。ユジン(チェ・ジウ)の心は揺れる・・・サンヒョク(パク・ヨンハ)との婚約があるのに。

 結局のところ、サンヒョクの嫉妬によって物事は悪い方へと進んでいっちゃう。ミンヒョンとユジンは互いに愛し合う仲へ。結婚できないかも?とパニックに陥ったサンヒョクはどんな手段(汚い手)を使っても、結婚にこぎつけようとするんだな。

 ここまで来ると愛は憎しみに変わってしまい、もはやストーカー状態です。相手が自分を愛してないことなんか見えてない。はっきり言って異常です、キモイです。やはり『秋の童話』と同じ監督が作るとこうなっちゃうのか、ツライなあ。


11月11日(金) ドシロウト観覧

 山口放送(日本テレビ系)『三宅祐司のドシロウト』、スタジオ観覧に行ってきました。いつもの品川周辺スタジオではなく、今回だけ、東京タワー周辺スタジオでの収録。品川のセットをそっくりそのまま持ってきてましたね。テレビを観ている人にはゼッタイ分からないはずです。

 午後の部が2本(シロウト4組)、夜の部1本(シロウト2組)で、実質6回分の撮影でした。午後の収録が長引いたために、休憩なしでそのまま夜の部へ・・・。見学者には短い休憩(トイレ休憩)がありましたが、ほとんど休憩もとれないまま、午後1時〜9時までぶっ通しだったのです。

 オセロの2人と美穂ちゃんは翌日の『知っとこ!』(MBS)収録があるためケツカッチン(後の予定が詰まってること)。いつもこんなではないんでしょうが、いやはやものすごい体力です。『知っとこ!』をテレビで観ても、そんな大変な状況で収録されたとは分かんないでしょうけどね。

 で、私たち男5人衆はその後、浜松町まで歩いてお酒飲み。毎月の恒例行事になってしまいました。スタジオ観覧の抽選に外れなければ・・・ですけど。来月も行けるといいなあ・・・。鍋が美味しい季節になってきましたね。シメはやはり、ご飯を入れて雑炊にするのがいいです。


11月10日(木) 美容院あれこれ

 美容院へ散髪に行ってまいりました。夕方に電話して予約したんだけど、時間が空いててよかった。しかしこの美容院はいつ行っても、お客が溢れてるとかそういうのはないのよ。とりあえず、カット会員になれば安くしてもらえるのと、明るくて広々としていること、従業員さんたちが若いので通ってます。

 私の場合、単純にカットしてもらうだけなんですけど、オジさんにカットしてもらうより、若い人にカットしてもらう方がいいです。たいていオジさんはあまり上手くない。その人を見れば、オシャレかそうでないかが分かるでしょう?五分刈りのオジさんには職人気質を期待したが、やはりダメでしたね。

 私は担当者を指名しなくて、いつも行き当たりばったり。本日の担当はTARAKOさん風の女性でした。この方、ほとんど何も喋らず黙々とカットを進めて行きましたが、できあがりはイメージ通り、いい仕事をされてます。さて、来月はどんな人が私の髪をカットしてくれるのでしょうか?お楽しみに。


11月9日(水) ちょこちょこ

 ちょこちょこ、IPラジオのメンテナンスをやってました。最近、アイドルや女優さんの結婚が話題になってますが、お相手は芸人さんか、IT関連企業の社長さん。今まさにトレンディなので、私も肩書きを“IT関連企業”と改めましょうか?(笑)年商ゼロ億ということでいかがです?ゼロがいくつあっても足らないよ。

 難しいのは、いかなるスペシャル技能・知識であろうとも、それで金儲けを考えるとき、“嘘”が生じてしまうことでしょう。下手すると消費者の望むものよりも、企業の利益が最優先されてしまう。「今、急いでそれを買う必要はないですよ」とか、「こうすれば新たに買う必要もないですよ」とか、口が裂けても言えません。

 要するに、IPラジオってそれなのよ。「新たに購入する機材はありませんよ」「今あるパソコンで十分ですよ」「CDを買う必要もありませんよ」「お金は一切いただきませんよ」・・・。こんなフザけた素晴らしいメディアって他にあるだろうか?


11月8日(火) 『トッポ・ジージョ』

 『トッポ・ジージョ』観てます。マリア・ペレゴ女史の操る人形は、太極拳のような弧を描きながら、まるで生きてるように見えます。芸術的ですなあ・・・。ボクシングのシーンではBGMに「ロッキー」のテーマが流れてました。そう考えるとジージョの声は山崎 唯さんの声でもなく、ああ、今観ているのは子供の頃に観ていたシリーズと違うんだなと気づきます。

 調べてみたら、山崎 唯さんは既に亡くなられていました。あうう、八代 駿(「トムとジェリー」のトムの声)さんも亡くなられていたのか。声優さんは私たちの前に顔を見せることがないものだから、その年齢にも気づかないことが多いのですね。しかし、その声はハッキリと私たちの記憶に残っています。

 話を『トッポ・ジージョ』に戻します。
『トッポ・ジージョのボタン戦争』(1967)という日本・イタリア合作映画がありまして、今年初めにリバイバル上映が行われていました。サイトをご覧いただくと分かりますが、ブルーの縞々シャツを着たジージョが、私の子供の頃に観たジージョです。

 新しい
『トッポ・ジージョ』のサイトを見れば、ファッションは少し変わったけれど、何らキャラクターも変わることなく、50年も生きてる偉大なネズミに改めて驚かされます。どこかのアニメのように現代風にアレンジされることもなく、また時代錯誤に陥ることもなく、新しいテイストを食べながら生き続けております。


11月7日(月) いろいろ

 歯科医院へ定期健診を受けに行ってまいりました。先月、かなり重症の歯槽膿漏は、リステリンの消毒攻撃を毎日続けたおかげで少し回復してきております。熊田曜子似の歯科衛生士さんに、「よく磨けてます、リステリンは歯垢、歯石の予防にもなるので続けてください・・・」と褒められました。

 ¥100ショップで購入した¥400の腕時計。デザインが気に入っていたのですが、早々に動かなくなりました。燃えないゴミにポイッ!ふふん、短けぇ命だったなあ・・・と。携帯は持っていても、やはり腕時計はあった方がいい。もちろんアナログ式のもの。この次はどうやって買おうかなあ。


11月6日(日) 『バットマン・フォーエヴァー』

 フレッツ・スクウェアで映画鑑賞。『バットマン・フォーエヴァー』(BATMAN FOREVER)ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、クリス・オドネル、ニコール・キッドマン出演、ジョエル・シュマッカー監督。(1995年アメリカ/2時間2分)

 ティム・バートンから監督交替、主役もマイケル・キートンからヴァル・キルマーへ。闇の架空都市ゴッサム・シティには七色のネオンやレーザー光線がちりばめられ、いかんことに自由の女神まで登場してしまった。監督が変われば世界観も変わってしまう。

 苦悩するヒーロー、バットマンは単純明快なアクション映画に変貌。ニコール・キッドマンという恋人もできました。トミー・リー・ジョーンズも頑張ってるけど、グリーン・クレイジーなジム・キャリーに食われてしまった。ただし、演出が優れたものでないのは残念。

 後半には、バットマンの相棒ロビンも登場するが、あまり活躍できないまま終わってしまう。悪役2人を登場させるより、もっとストーリーを絞り込んだ方がよかったのでは?ティム・バートン監督前2作とは切り離して考えた方がいいでしょう。軽いノリのアクション映画。


11月5日(土) 『スウィングガールズ』

 地上波で放送されました。劇場公開時には観てないので、試しに観てみるかという感じ。音楽(吹奏楽)絡みの映画でもあるので、「ねもさん、どうですかね〜?」と訊ねた人もあり、気になってはいたのですが。

 『スウィングガールズ』(SWING GIRLS)本仮屋ユイカ、上野樹里、豊島由桂梨、平岡祐太、竹中直人、白石美帆 出演、矢口史靖 監督。(2004年日本/1時間45分)
公式ホームページ

 普通の人=感動!すごくよかった!私も楽器を始めてみたいと思った。

 ひねくれ者=ティッシュを窓ガラスに当て、息を吹き当てて止めるとか、空ペットボトルの空気を吸って凹ますとか、皆さんこれは間違った(何の意味も成さない)練習法です。大昔から言われてますけど。

 生徒たちがシロウトなのはしょうがないけど、監督もシロウト。アクセントもないダーダー吹きは聴くに耐えない。技量は拙くとも、優れた指導者がいればもっと良い演奏が期待できたでしょう。

 壊れた金管楽器を板金工がスポット溶接してますけど、楽器修理ってそんな大雑把なことではできませんよ!ものすごく精密なんですから。間違った情報満載のお気楽音楽映画。(夢を壊すな!)


11月4日(金) 『海底少年マリン』『トッポ・ジージョ』

 GYAOで懐かしのテレビアニメと人形劇を観賞。『海底少年マリン』は1969年にフジテレビ(36回)で放送されたものですが、それ以前、1965年に『ドルフィン王子』(3回)、1966年に『がんばれ!マリンキッド』のタイトルで、キー局を替えながら放送されていたようです。1971年には前後を混ぜて、日本テレビで再放送された模様?

 当時のアニメは白黒作品とカラー作品があって、白黒作品は早々とテレビから姿を消したけど、『マリン』はカラー作品だったので、何度も再放送されました。ただ、幼少の頃なのでストーリーはほとんど覚えていません。今、観てみると、フランスのアニメを思わせる優しいタッチですね。外国のアニメと勘違いした人もいるかな?

 昔のアニメ全般にいえることですが、ストーリーがかなり高尚なので、小さな子供には分かりにくかった。大人になって初めて、ほのぼのとした味わいが理解できたりします。80年代(ロボットアニメ)以後、たとえストーリーが複雑でも、サルでも分かる演出になっていく・・・だんだん“ゲーム脳”になってしまうんですよ。

 『トッポ・ジージョ』は、昔、指人形も持ってましたが、幼稚園の頃なのでストーリーはちんぷんかんぷん。イタリアの作品なので、再放送もあまりなかった気がします。今、観てみるとオトナな内容にびっくりしますよ!第1話は『80日間世界一周』を元ネタにしてます。いやはや、これは子供には難しすぎるでしょう。

 トッポ・ジージョのお料理コーナーもあって、本格的なイタリア料理のレシピを紹介しています。昭和40年代の日本では、その食材や調味料も入手困難ではなかったか?キャラクターは世界的に大流行しましたけど、番組の内容は時代を先取りしすぎてました。ま、それゆえに今観てもぜんぜん古さを感じさせませんけど。


11月3日(木) 整体へ行こう!

 少し前から調子悪いな〜って、思ってはいたのですが、夜になって気持ち悪くなってきたので整体へ行きました。背骨付近の背筋がガチガチになっていたそうです。マッサージする方も重労働だったと思います。

 高田馬場まで歩いて行ったので、帰りはリンガーハットへ寄って、長崎ちゃんぽんを。家に帰るとすぐにぬるま湯に浸かり、風呂から上がるとすぐに寝てしまいました。ようやく血が巡り始めた感じがします。

 肩凝りが酷くなると、偏頭痛がして集中力ゼロ。ホームページ更新もままならず。我慢せず、もっと早く整体に行くべきでした。首の関節がグキグキッと鈍い音を発しております。


11月2日(水) 韓国料理を食す

 大久保は外国人に溢れた楽しい街。ここのところ韓国ドラマを観ていたので、料理にも興味津々。おかずとご飯で食べるとこは日本と同じだけど、いわゆる“ご馳走”というのは質素な家庭料理なんですよね。新宿に出たついでに、いつもは通り過ぎてしまうお店に入ってみました。値段もリーズナブルで、おかず3品+サラダ付きというのがいい。

 キムチチゲ定食(¥580)を注文。冷たいお茶がグラスで出てきたけれど、すんごく香ばしくて美味しい。後で調べてみたらこれはトウモロコシのお茶でした。野菜サラダ(これは普通)と小鍋に入ったキムチチゲ、漬物(キムチあり)と野菜の和え物が並ぶ菊皿。

 キムチチゲは辛かった。豆腐、肉、野菜が煮込んであって、汗びしょ、鼻水で食べました。美味しいことは確かに美味しいのですが、キムチスープはキツイです。これを食した後では、普通のキムチが甘く感じられるほど。ドラマにも登場した柄の細長いスプーンでご飯と一緒に。

 食後には、甘くて冷たいカリン茶が・・・。オーバーヒートした舌が慰められます。次回はキムチ系を避けるとしても、何だかクセになりそうです。クッパとか、トッポッキとかも食べてみたいぞ。『サンドゥ』にも台詞として登場したカクテギって、大根のキムチだったのね。


11月1日(火) 映画サービスデー

 たとえ貧しくとも、映画だけは観ます。10月度は土曜日とバッティングしたのでパスしましたが、土日祝日&8月1日(夏休み)は立見も出るほど浸透しているのであります。本日も3本を観ました。

 ティム・バートンの『コープス ブライド』(TIM BURTON'S CORPSE BRIDE)ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン(声の出演)、マイク・ジョンソン監督、ティム・バートン監督・製作。(2005年アメリカ/1時間17分)
公式ホームページ

 ティム・バートン、
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年)以来、のストップモーション・アニメ。いわゆるお人形なんですが、ディズニー+ピクサーのCGアニメより、ずっと人間味に溢れています。細かいディティールにこだわった映像の美しいこと!12時間かけても、たったの1秒か2秒の映像しかできないのです。

 主人公のビクターがグランドピアノに向かう。深くきらびやかな音色はスタインウェイのフルコンソールでしょうか?蓋には“HARRYHAUSEN”のブランドが?あらら・・・と思ったら、ストップモーションの巨匠、ハリーハウゼンがスタジオ見学に来てくれて、バートン監督は大はしゃぎ。嬉しくてこの名を付けたそうです。

 『ステルス』(STEALTH)ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード主演、ロブ・コーエン監督。(2005年アメリカ/2時間)
公式ホームページ

 内容は無いよう。(笑)でも、そんなに馬鹿にしたものでもありません。典型的な“ジェットコースター・ムービー”です。物凄いスピード感、目がグルグル回るし、加速Gに耐えられず、私の身体は座席に押し付けられる。遠心力に逆らって思わず身をよじってみたり。

 どうせ観るなら、大スクリーンと音響設備の整った映画館で。DVDレンタル=ご家庭の小さなテレビではちとツライ。画面に顔を近づけ、部屋を真っ暗にし、ヘルメットの代わりにヘッドホンを着用しましょう。(気持ち悪くなっても責任持てませんのでよろしく。)

 近未来という設定(現代と言っていいかも)ですが、いちおう彼らはテロリストと戦っている。細かく見れば、アメリカ=正義の名のもとに、かなりムチャクチャなことをやってます。北朝鮮に不時着したパイロットを救出するために、ドンパチが始まる・・・悪いのは自分たちやろ?

 『シン・シティ』(SIN CITY)ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ロザリオ・ドーソン、ベニチオ・デル・トロ、ブリタニー・マーフィ、ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、マイケル・マドセン、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、デヴォン青木、ニック・スタール、マイケル・クラーク・ダンカン他出演、ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー監督、クエンティン・タランティーノ特別監督。(2005年アメリカ/2時間4分)
公式ホームページ

 フランク・ミラーのグラフィック・ノベルズ(アメリカン・コミック)を忠実に映像化した意欲的実験作。闇を基調とした全編モノクロ&パートカラー。男と女をめぐる3つのエピソードが、ヒーロー1人称で語られていく。手足切断みたいな残虐シーンは当たり前。ヒーローは自動車に轢かれたくらいでは死なないし、悪役は醜いサイコ・キラーたち。すべてこれまでの常識を覆している。

 モラルが欠如しているため、当然、好き嫌いはハッキリ分かれるだろうし、私もすべてが狙い通りにできたとは思えない。ミッキー・ロークが熱演で、他の2つのエピソードのヒーローとバランス取れなくなってしまった。だが、敢えて原作のモノクロにこだわり、ファンを失望させるような脚色を施さなかった、という態度はさすが。

 イライジャ・ウッド扮するケビンは、どう見ても『魔太郎がくる!!』(藤子不二雄)・・・。ちなみにジグザグ模様のセーターはジャイアンが着ているもの。(昭和40年代の日本で見られたデザイン)デヴォン青木演じる殺し屋の名前はミホ。およそ相応しくない名前だけど、こんなところにもアメリカ人の勘違いが見えて面白い。


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