2006年11月の日記

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11月30日(木) 11月も終わり

 朝はどんより曇っていて、雨が降り出しました。午後には雨もやんだので、洗濯をしてから事務所に出向します。昨日はちょうど仕事の合間ができた日だったので、今日は忙しいかと思ったらそうでもありませんでした。

 ユニバーサルドラッグ¥100の殻つき落花生は甘くて美味しかったです。落花生って当たり外れが多いですね。ついでに切らしてしまったサンスターのトニックシャンプーを買って帰ります。

 明日は映画サービスデーなので、午前中1本観てから出向しようと思ったのですが、お目当ての映画は11:15から開始ですか・・・遅すぎる。終わると午後2時を回ってしまうなあ・・・諦めて、早めに出向します。


11月29日(水) チェシャ猫

 携帯電話で楽しめるゲームに
『歪みの国のアリス』というのがあるそうな。調べてみると、現代ホラー劇としてアレンジされてはいるが、ルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』に忠実なことが分かります。(リンク先をチェックしてね。)

 私は中学生の時、原作本に夢中でした。これ、英語の駄洒落が満載なので、翻訳者によって解釈がまったく違うのですね。数種類の文庫本と、原書(ペンギンブックス)まで買っちゃいました。それにテニエル画伯の挿絵がすばらしい。

 特にお気に入りのキャラは“チェシャ猫”です。いつでもどこでも、姿を現したり消したりできる。口は耳までさけていて、いつもにやにや笑っています。自分が“○チ○イ”であると言う彼に、アリスがその訳を訊ねると、

チェシャ猫:犬は○チ○イではない。それは認めるね。
アリス:ええ、そうね。
チェシャ猫:では、犬は怒ると唸り、嬉しいと尻尾を振るだろう?しかし僕は、嬉しいと唸り、怒ると尻尾を振るんだ。故に僕は○チ○イなんだ。

 本当は唸るんじゃなくて、喉を鳴らすっていうんですけど。ゲーム版のチェシャ猫は、人間キャラとして立って歩きますが、修道僧のような法衣を着、フードを目深に被っているので、大きな口しか見えません。ドラえもんの鈴を付けています。(笑)

 神出鬼没で、アリスをゲームの世界に導いていく役割、身体だけを消して、生首みたいにして現れるのも同じ。原作だと、腹を立てた女王から「首をちょん切るぞ!」と脅されますが、首切り役人は「胴体がない者の首を刎ねることはできません・・・」と困り顔。


11月28日(火) SUPER(c)

 昨日に引き続き本日も事務所に出向し、書籍の画像ファイルを探しておりました。一段落着いたので、明日はノンビリできるかな?帰ってすぐに寝たんだけど、明け方に起き出して、動画ファイルの研究を続けます。いや〜、パソコンって奥が深いわ。子供の使っているパソコンも、技術者が使っているパソコンも、基本的には同じ機械なんですから。私なんかまだ、ようやく初心者を脱出したくらいのレベルでしかないよ。

 一昨日、Riva FLV Playerを用い、YouTubeから保存した“.flv”フラッシュ動画を再生できると書きました。今回は、FLVをAVI動画に変換し、通常のWindowsMediaPlayerやRealPlayerで再生、全画面表示もできるようにしたいと考えたわけです。人気のフリーソフト“携帯動画変換君”も試してみたんですが、これは基本的にファイルサイズを小さくするためのもの。高画質・高音質は望めません。不満が残ります。

 調べてみたら、海外のフリーソフトで“SUPER(c)”という優秀なエンコーダーを見つけました。(注:“c”は○にコピーライト。)英語版なのでとっつきにくいとは思いますが。(注:日本語を選択してインストールしても、完全に日本語化はできない。文字化けや不具合を考えて英語でインストールします。)いやー、うれしいな!見事にAVIへ変換できてしまいました。物欲が人間の脳を進化させるのだと実感します。


11月27日(月) AVI Creator

 不二家のサイトでCM動画を見、コレを保存してみようとすなり。形式がSWF(フラッシュ)なので、IEのテンポラリ(一時ファイル)を開けば、それは簡単に取り出せるのですが。問題なのはSWFを再生する場合、IEのウィンドゥを開いてその中に、ファイルをドラッグドロップしなきゃいけないということ。

 スライドショーのSWFなら“hugflash”を用いて分解すれば、JPGの静止画が取り出せます。試しにこのCM動画を分解したら、AVI(音声無しの動画)とWAV(もしくはMP3、音声のみ)の2つに分解されてしまいました。動画と音声がバラバラです、何とかコレをくっつけたいのですが・・・。

 調べたら、“AVI Creator”というフリーソフトを用い、AVIファイルと、WAVファイルを結合できることが判明。やった!うまくできました。若干、動画と音声のリンクにズレが生じるけど、まあ、許容範囲といえるでしょう。実際はここに行き着くまで、数種類のフリーソフトを実験しているのですが。がんばろ!


11月26日(日) 雨々ふれふれ

 Riva FLV Encoderというフリーソフトをインストール。Riva FLV Playerという再生ソフトを含んでいます。これによって動画サイト“YouTube”から保存した拡張子“.flv”フラッシュ動画を再生できるというわけです。できへん、と思っていたことが、大抵、ネットで調べれば解決してしまう。しかも無料で。便利な時代になったものです。

 IPラジオの部屋X、チェコの国営放送のリンクを修正。民間放送の分がまだ手付かずなんだけど。ぐちゃぐちゃやっていたら夜が明けてしまいました。外はどんより曇っています。昼夜あべこべで眠ったら雨が降ってきました。今も降り続いていますが、かなり激しいです。あー、雨がこの世の哀しみを洗い流してくれればいいのに。


11月25日(土) がんばれ!

 今日も寒いです、懐も寒いです。(笑)家でOCR校正の続きをやりつつ過ごしておりました。そういえば、先月購入したレコード芸術11月号を袋から取り出す前に、12月号が発売になってしまいました。怠慢・・・というかいやはや情けない。今日はじっくり目を通すことにしましょう。

 悩みをブログに綴った友人はどうしてるかな?内容をぼかした文章だったけど、私には“人生の一大事”にも思えてしまった。これ・・・誰もが味わう痛みだもの。メールを送ってみたけど返事がない。落ち着いたら一度、会いに行きましょう。私もかつて人に慰めてもらった経験あります。


11月24日(金) Windows Defender日本語版

 かなり冷えてきましたね。ちょっと体調崩し気味でしたが、夕方から寝て、深夜に起きて復調してます。今日はフリー版、セキュリティ・ソフトについてのレポートです。セキュリティに必要な3つのソフトウェアは、@アンチウィルス、Aファイヤーウォール、Bアンチスパイウェア、です。

 @アンチウィルスについては、フリー日本語版“avast!4 Antivirus Home Edition”があり、なかなか使いやすい良いものです。Aファイヤーウォールについては、“Windows Firewall”がWindows XPには標準装備されています。

 Bアンチスパイウェアについてフリー版は、これまで英語版しか存在しませんでしたが、最近になってMicrosoft社が、“Windows Defender”日本語版をリリースしてきました。これは次世代OS“Windows Vista”に標準装備されるものですが、Windows XPにも使用できます。

 さっそくインストールして使用してみます。Microsoft社がリリースしたものですから、インストールにあたっては、正規のOSを使用しているかどうかチェックが入ります。海賊版のOSにはインストールできないようになっています。細かいことをいわなければ、市販のソフトより軽くて使いやすいですよ。


11月23日(木) 小川未明童話集 読了

 BOOKOFFで購入した小川未明童話集(新潮文庫)を読み終わりました。25篇の短編からなるもので、字も大きくて読みやすい。『赤いろうそくと人魚』は小学館の学習雑誌、『殿さまの茶わん』は「明るい心」(小学生の道徳の教科書)、『大きなかに』は大人になってから、ファンタジーのオムニバス文庫本(書名は失念)で読んだことを覚えています。

 他にも数篇、何となく記憶に残っているものがありましたね。ことばは美しく、簡潔に磨かれた文体です。“童話”というと、“子供のためのお話”と思われるかもしれませんが、西洋ではそれを“メルヒェン”と呼びます。怪奇、幻想、伝説、そして自然の摂理や道徳をも説いた、大人、子供の区別なく確立されたジャンルです。

 人間を中心とした物語もあれば、草や木、動物や、機関車、レールまでが意思を持ち、ことばを話す世界です。作者の観察眼は鋭く、いつも結末にハッとさせられてしまいます。よく「日本のアンデルセン」といわれるけれど、伝承を基にした作品など皆無ではないかしらん?そういう意味ではアンデルセン、グリムなどよりすごいかも。

   


11月22日(水) 新書は名古屋、古書は神保町

 Y先生からお呼びがかかって、書庫から写真を探す作業に伺いました。な、無い・・・引き出しには、カードだけ存在して写真が挟んでなかったりします。新たな書籍をこしらえる時に取り出して、後で元に戻しておかないとこうなります。いや〜、関連書籍の編集箱や古い雑誌を漁りまくり。何とかカタチにはなりましたけど。

 作業を終えて、神田神保町から本郷まで歩く・・・。時間は余裕があったので、途中で書店、古書店、中古レコードなどを覗いてみました。三省堂には文庫本が揃っていて壮観です。しかし意外とミニマムかもしれない・・・そう思ったのは、名古屋の書店の方がでっかいから・・・新書探すなら名古屋が上だと思います。

 名古屋の古書街は、すたれてしまったのです。30年ほど前には矢場町→上前津の間、ひしめくように古書店が並んでいました。それがもう今では見る影もなく、一部の専門古書店ぐらいしか残っていないのです。エロに徹したお店というのはありますがね。(苦笑)昔の街並みを遺した写真とか見てみたいなあ。


11月21日(火) 一升瓶がなくなった

 「ちょっとお願いがあるんだけど」と呼ばれて出向。Wordで作成した文書を罫線(表組)の中に入れてしまったのか。著者さんは、どんなカタチで入稿してくるか分からない。テキストで取り出して、ヨコ組をタテ組に変更すべく、カット&ペーストの作業が続きます。(後日、Excelを使用したもっと簡単な方法が発見されました。)

 いつもの茗荷谷へ呑みに行こうという話になったのですが、先週、ボトルキープを切らしてしまったので、電話で入荷確認。どうも言葉のニュアンスが変だと思ったら、もう一升瓶のボトルは取れなくなった、という。会社のお偉いさんが、客単価を上げるために、ボトルキープをやめさせてしまったのだそうな、理不尽。

 つまり、開店当初からお世話になっていた私たちのリクエストで、一升瓶のボトルがキープできるようになった。私たちは毎日のようにその店を利用したが、ボトルキープを行っていた常連は私たちだけだった。チェーン店が増えるごとに上層部から厳しい監視の目が入るようになり、例外を排除すべく乗り出した、ということ。

 まことにくだらない・・・客を選別するようになってしまいました。上層部のエリートたちの考えることは所詮この程度。もし私が社長なら、チェーン店すべてにボトルキープ制を取り入れ、常連客の確保に精を出すのですが。呑み屋のチェーン店にも、現場に立たず、机上の理論を振りかざす輩がいるとは驚きでした。


11月20日(月) もうダメだ・・・綴り方

 子供たち(10代・20代)のブログを閲覧していると、時々こんなタイトルの日記に出くわします。「もうダメだ」「ムカつく」「爆発した」・・・自分の感情をぶちまけているだけで、そこには相手も、第三者も存在しないかのように思えます。自分が独りぼっちのようにも見えるが、実際には友達たくさんいるんです。

 まあ、不特定多数の目に触れるブログで、プライヴェートをリアルに書くこともできませんが。共感を求めているのだとしたらそれは痛いかな。愚痴を聞くだけでは何の解決にもならないし、間違いを間違いと指摘してくれる友達はいないのだろうか?なぜ、彼らはパソコンに向かうとき、孤独なのか?

 思うに、まず普通の文章で書いてみてはどうかということ。文章を短く区切らない、細かく改行しない、顔文字をできるだけ使わない。第三者が読んで、理解できる文章を書いてみたらどうだろう?そうすると、筋道立てて順序良く構成しなければならないと気づくはず。冷静客観論理的に考えられるのではないかと。


11月19日(日) 『オーバー・ザ・ムーン』

 今日はせっかくの日曜日なのに、雨、雨、また雨・・・。HDDレコーダーに録り溜めしてあった映画『オーバー・ザ・ムーン』(劇場未公開)を観ました。

 『オーバー・ザ・ムーン』(A WALK ON THE MOON)ダイアン・レイン、ヴィゴ・モーテンセン、アンナ・パキン、リーヴ・シュレイバー、トヴァ・フェルドシャー出演、トニー・ゴールドウィン監督。(1999年アメリカ/1時間49分)

 舞台は1969年のアメリカ。避暑に来ていた一家族の夫人が、ブラウス屋(移動販売)の若い男とひと夏のアバンチュール。14歳の娘は初めてのボーイフレンドとのデートにドキドキ。娘をたしなめながらも母親は自分の気持ちを抑えられない。

 勘の鋭いお姑さんは、嫁の変化に気づいてしまう。こっそりロックコンサートの会場に来ていた娘は、双眼鏡で母親のあられもない姿を見てしまうし。苦悩する旦那・・・母親とは17歳のできちゃった婚だったから、彼女の青春を奪ったのでは、と。

 結局、下の男の子が蜂にさされて大変だったところへ、母親がかけつけ、恋人のブラウス屋が解毒処置をしてくれて助かった。父親も遠い街からかけつけた。“子は鎹(かすがい)”というが、夫婦は元の鞘に納まります。

 何ということもない、浮気がバレちゃった!というお話です。17歳で母親になってしまったら、青春を謳歌することもできなかったと思うけど、父親も家の貧しかったこと、結婚のことで進学を諦めて頑張ってきたのです。この映画ではお姑さんがとてもよくできた人で、嫁に戻ってきてと懇願する・・・その場ではふらっと立ち去ってしまうのですが。

 旦那はとてもいい父親なので、見ていてちょっとかわいそうでした。もちろんブチ切れもしたけど、自分を責めてしまうんだもの。『X-MEN』にも登場したアンナ・パキンが可愛かったですね。“相手のことが一瞬でも心から消えてしまうこと”それが浮気なのかもしれない。映画は元の鞘に納まったけど、現実ではなかなかそうはいくまい。

 つまんない映画だと思ったけど、書きはじめたらけっこう長くなってしまいました。1969年といえばアポロ11号の月面着陸。避暑地の家族がテレビの前に集まります。原題が『A WALK ON THE MOON』なので、どこかフワフワした、脚を下ろしてみるまで分からない不安な気持ち・・・そういう雰囲気を漂わせています。


11月18日(土) 『手紙』読了

 今日は事務所の社長さんが、牡蠣鍋をごちそうしてくださいました。何でも昨日、宅急便で大箱が届いたのだといいます。何人かで生食をいただいたけれど、食べきれなかったのだとか。スーパーで白菜とポン酢を買って出かけました。カセットコンロで二人鍋・・・お腹がはちきれそうです。ありがとうございました。

 さて、東野圭吾の『手紙』、読了しました。結果オーライ!前半の暗鬱さは何だったのか?というくらい後半は明快で、イッキに読めてしまいました。読んでいる途中で、現在公開中の映画のプロモーション映像をパソコンで見、前半の気に入らなかった部分が改変されているのを確認。それも影響しています。

 “ミュージシャンを目指す”っていうのは、かなり唐突な設定なので、“コンビを組んでお笑い芸人を目指す”っていうのに改変されました。無一文でスタートできると考えればコレでしょう。公園でクワガタを捕まえてくる“憎めない兄貴”のエピソードも挿入されてるよ。こういうのがなくっちゃ感情移入できません。

 『電車男』で好演を見せた山田孝之が主演、玉山鉄二、沢尻エリカと興味深いキャスティング、こりゃ〜映画を観に行かなくては。私が原作でいちばん気に入らないのは、常連の男性客から金を受け取って、由美子のジュースにクスリを混ぜる場面。未遂に終わったけど、ケッこの野郎!と思ってしまいましたね。

 合コンの怪しげな会話、恋人・朝美の描写など、原作には時代錯誤?とも思える場面が多くあります。作者のイメージの貧しさか?けれど映画版はその辺り、見事に改変されている感じ。主人公に助言を与える“神様”(社長)はどうなっているのかしらん?彼も現実世界には存在しないキャラクターですよ。

 “オレは不幸なんかじゃない!”と、高らかに歌っていたのは韓国ドラマ
『サンドゥ、学校へ行こう!』でした。コメディータッチなのに後半はわんわん泣かせてしまう。日本だと湿っぽくなってしまって、こういうドラマは作れないのかな?と思ってしまいますが・・・。比較参考にどうぞ。


11月17日(金) 『手紙』読みかけ

 昨夜は早めに寝ようと思ったのですが、読みかけの小説を半分くらいまで読んでいたら、夜が明けてしまいました。何でしょうこの小説は?東野圭吾の『手紙』っていうんです。以前、テレビで映画『レイクサイド マーダーケース』を観てますが、その原作者でもあります。

 はは〜んと思うのは、先の映画と雰囲気が似てるんですよ。『レイクサイド』は子供の受験のために起きた殺人事件。林間学習セミナーに同伴している親たちは、必死で死体を隠そうとするんです。殺されたのはその一家族・・・父親の愛人だったりするわけですが・・・。

 『手紙』も、主人公の兄弟には両親がなく、弟の大学受験の費用を何とかしようと、独り暮らしの老人の家に盗みに入った兄が、運悪く見つかってしまう・・・揉み合っているうちに、誤って老婆を殺害してしまうのでした。兄弟愛(家族愛)を描きたかったのでしょうか。

 兄は刑務所に、弟は労働苦学生に。まだ半分しか読んでないので、結論は出せませんが、少し前に流行した『東京フレンズ』みたく、主人公の弟がバンドに誘われてリード・ヴォーカルを歌ったり、あるいはアルバイト学生とはいえバーテンダーになったり、と目まぐるしい。

 私が言いたいのは、この弟がどんな人間なのか、さっぱり分からない、ということです。作家は音楽に疎いのかな?聴くのは好きでしょうけど、バンドの演奏を描いたシーンからは音楽が聴こえない。なぜ、弟に音楽の才能があったのか?さっぱり分からない。

 通信制ではありながら、大学に通い始めた弟が、友達から合コンへ誘われます。この時の会話がすごい!台詞が完全にサラリーマン口調なんです。とても大学生の会話とは思えません。20年前に学生だった私でさえ、こんなオジン臭い会話はなかったぞお・・・。

 読了したら印象は変わるかもしれません。とりあえず、ツッコミどころをたくさん見つけてしまうのは、私が素直じゃないからなのか?宮部さんの少年小説と比較すると、東野さんのはすごく・・・オトナの押し付けた少年を感じてしまう。こんないい子がこんな不幸なんだよ、と。


11月16日(木) ゆるりゆるりと

 今日は10時半に事務所へ出向して、校正、目次のページ割り、その他、目処が着く部分を全部終わらせてしまいました。終了、ってわけでもないんだけど、仕事の流れで現在できるとこは全部。週末は家でゆっくりOCRの続きをやればいいので、明日は美容院へ散髪に行こうっと。

 そういえばお昼は事務所の方々と、“さぼてん”の日替わり弁当をいただきました。鶏の唐揚げとミンチカツ、味噌汁までついて¥600は安いなあ。美味しかったんだけど、たぶん今日はたまたま?ご飯がずいぶん硬かったのであります。喉に詰まりそうでした。も少し柔らかめでお願いします。

 昨夜は配信終了ギリギリのインターネット番組を消化したり、コミュニティサイトで、変てこなバトンに取り組んだため、寝るのが朝の6時になってしまいました。3時間しか寝てないけど何とかがんばれました。えらいぞ自分!(えっへん)でも今日はその反動で早寝早起きします。おやすみなさい。


11月15日(水) 乗り越しちゃった

 新しく校正の仕事が入っていたのに、洗濯やら何やらどだばたやっていたら、家を出るのが遅くなってしまいました。明日は早く出勤しよう!急ぎの仕事ではないんだけど、早く済ませてしまいたい。その方が気が楽だし、やりたいこともたくさんあるよ。

 Mさんと茗荷谷へ呑みに出かけたら、急な雨降りの日は満席になってしまうようで。カウンター席へと案内されたのはいいが、S先生が先に来ていたのでびっくり!寒い冬はやっぱりお豆腐鍋ですね。終電には間に合ったけど、1駅乗り越してしまいました。歩いて戻る、ショボン。


11月14日(火) コピー力

 校正の仕事も一段落着きました。今日は午後から、ゲラの付け合わせに行ってきました。先週は事務所のインスタントコーヒーをガブ飲みしてしまったので、スーパーでマキシムを1本買ってカンパです。どうせ自分が飲むんだろ?って、そういうツッコミはおいといて。

 ゲラを付け合わせて、目次もチェック。著者一覧もパソコンでテキストデータを入力。何だか周囲が不思議な目で見ている。私、パソコンさえあればたいていの文書は雰囲気で複製できちゃいます。これを“コピー力”といってよいのかどうか?要は真似ればいいんです。

 真似ることは少しも恥ずかしいことじゃない。だいたい音楽家はみんな、師匠の演奏を真似ることが練習なんだから。耳だって、目だって、手だって同じだと思うんです。さあ、明日は目次に実際のノンブル(ページ)を書き込んでしまえば、いよいよ本らしくなるぞお。


11月13日(月) 校正終了!

 朝の8時に校正が終了しました。グダグダになって眠ります・・・起きたら夕方!赤入れしたゲラを持って事務所へ移動。付箋を貼った疑問点について、編集者と相談・・・解決。明日は、直したゲラをプリントアウトしてもらって付け合わせです。

 いつものごとくその後はお酒呑み。今日の鍋には金目鯛の兜が入っておりました。終電ぎりぎりで帰宅・・・そのままバタンキュー。溜まりに溜まった日記は明日の午前中に書きましょう。まあ、一段落着いた、って感じですか。


11月12日(日) 起きたらもう夕方

 疲れが溜まってしまい、昏々と眠り続けます。起きたらもう夕方で、10時間くらい眠ったことになるのか。口内炎が痛い!けれども無性にお腹が空いている。コンビニ弁当を買って、発泡酒で流し込みます。

 校正の残りも片付けなきゃ、てんで始めましたが、グダグダやってたのでもう深夜。事務所で作業するのと違って、ちゃぶ台ははかどりませんな。すぐに足が痺れてしまうよ。朝までかかっちゃうかなあ・・・。


11月11日(土) 擬似恋愛失恋症候群

 校正を早く終わらせたいので土曜出勤。が、やはり相当疲れてしまっているので、起きられず。午後1時になってしまいました。朝10時に出勤していれば終了させられたかもしれない。深夜まで続けるわけにもいかないので、夕方6時に上がります。残りは家でやるしかない。

 家に帰って久しぶりにインターネットをチェックしました。一昨日の吉岡美穂さん妊娠・入籍の件で、ファンサイトは荒れています。常連さんたちの落胆ぶりが激しい・・・面識ある人もいるんですよ。ムリヤリ自分を納得させようとしても、やはり納得いかないみたい。こんな風にカキコしてみます。

 お〜、みんなパニクってるんじゃんよ?どうしよう。

 艦長も30秒だけパニックだったんですが、ココや
 2ちゃんのスレッド見たら、ヒドイことになっていて、

 オレまで一緒にやってたらしょうがないじゃんかよ
 と思って冷静になりました。(笑)

 むかし、けっこう気に入ってた会社のかわいい後輩が、

 「先輩〜、あたし結婚するんです〜」
 と発表した時のことを思い出しました。

 どうしようもないじゃんよ。(笑)
 「そっか〜、がんばれよ〜」としかいえないじゃん?

 公休日に会社へカレシ連れてきて、お披露目してくれた
 時なんか、耳元でコソーリ、

 「オレの方がよくない?」って言うしかないじゃん。(笑)

 てなわけで、芸能生活もおそらくあと数ヶ月。
 「責任持ってお見送りします!」(笑)

 ご本人は5月に出産を済ませた後、結婚式。子育ても仕事もがんばります!とコメントしていますが、2〜3ヶ月の内にはお腹が目立つようになるでしょうから、もう仕事はできません。子育てが一段落しても、復帰できるとは考えにくい。子供は5人くらいほしい、なんて言ってたし。


11月10日(金) 文字化け傑作選

 この日も朝10時に事務所へ出向、3日目です。いかんですね、校正は疲れますわ。インスタントコーヒーばかり飲んでます。今回のOCRは、わりと新しい書籍からなので、文字化けは少ないのですが、やはり傑作がございました。

 『第一次世界
戦』・・・ぷぷぷ、どんな戦争なんでしょうか?のらくろ率いる猛犬連隊を想像しちゃいます。

 『待てど暮らせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ こよいは
も出ぬそうな』・・・確かに力が抜けてきます。

 この日は焼き鳥を食べて帰ろう、と3人で事務所を出たのですが、焼き鳥屋さんは満席であきらめました。お姉さんが生ビールの無料券を配っていたので、人数分もらい、試しに新しいお店へ入ってみます。

 生ビールは無料かもしれないが、席料きちんと取られてやんの。サンマの刺身と塩焼きは美味しかったけれど、お料理もお酒も単価が高いので、一品だけ注文して退席。タダより高いものはない、とはこのこと。


11月9日(木) 吉岡美穂さん妊娠3ヶ月・婚約を発表

 早朝、友人から携帯にメールが届いておりました。「ついに来るべき時が来てしまいました・・・」、吉岡美穂さん妊娠3ヶ月・婚約を発表。相手はかのIZAM氏ですと?情報を確かめるために、ファンサイトと2ちゃんねるを覗いてみます。うわ!ひどい書き込みのオンパレード!

 「オレはお前らと同類じゃねえ!」と、反骨精神丸出しでクールになれました。実際、非常識きわまる書き込みばかりなんだもの。私はパニクってる奴を見ると、クールになれるんです。

 7月7日の映画『夏音』完成披露試写会、それに7月29日の初日舞台挨拶。生IZAMは二度見てます。試写会の時は客席に入ってくる時、ガチーンと目が合ってしまった。何で目をそらさないんだろ?と不思議でした。

 IZAM監督作品ということで、最初は、“タレントのお遊び”とナメてかかっていたのですが、かなり手応えの重い作品でした。悔しいけどセンスあるわ〜と感心してしまうことしきり。

 それとコイツは若い頃、相当バカやってきたはずなんやけど、その分、攻撃もされ、苦労もして、生まれ変わったんや、と思いました。こういうのは、ぬくぬく育った奴には分からん。人の心の痛みとというものをよく理解している。

 美穂ちゃんが惚れたのはそういうトコだろうな。過去に傷があったって、人間はいくらでもやり直しがきくんだから。世間は非難ごうごうだけど、自信を持って赤ちゃん産んだらよろしい。誰にも恥じることなんかあらへん。

 昨日に引き続き、今日も朝の10時から事務所に出勤して校正です。家にいたら、1日中インターネットを弄っていたかも・・・と思うと、自分を突き放すのにちょうどよかったのかもしれない。ファンサイトの管理人さんは友人ですが、汚い書き込みを削除するのは大変だったことでしょう。


11月8日(水) 校正のために事務所へ出勤

 校正のために事務所へ出勤。朝の10時から入るなんて久しぶりかも。まあ、何たって書籍1冊分の量がありますから。今回はオリジナルのテキストデータがございません。OCR(光学式文字読取装置)で拾ったテキストデータを校正していくのであります。

 校正のやり方はきわめて原始的・・・。右手の新しい原稿を赤ペンで、左手の元原稿を人差し指でなぞりながら、一文字ずつ舐めるようにチェックしていくだけ。疲れるよ〜、眠くなるよ。事務所のインスタントコーヒーをガブガブ。1本差し入れしなきゃまずいな。


11月7日(火) 『ラブストーリー』終了

 GyaOで韓国ドラマ『ラブストーリー』第8話『記憶の主人』を観ました。キム・テウ、パク・サンア出演。(1時間47分)全8話のシリーズも今週で終了。

 どこかで観たようなストーリーかもしれない、けれどそれだけスタンダードではあると思います。主人公は親しみやすい美男・美女だったし、特別に劇的な展開が起きるわけでもないんですよ。

 心臓移植で生命をとりとめた女性がとある男にひと目ぼれ。男の方もまんざらではなさそうなんですが、死んだ恋人のことをずっと思い続けている。どうやら恋人の心臓が彼女に移植されているらしい?

 でも、病院には守秘義務があるので確認はとれない。男は迷って、遠ざかっていってしまう。ちょっと歯がゆいくらいにプラトニック。相談役の優しいおじさんが好演で、うまくストーリーを繋いでいました。


11月6日(月) 『リーンの翼』全6話

 富野由悠季監督のアニメ『リーンの翼』全6話が、BIGLOBEストリームで1日限定配信。めちゃくちゃハードなスケジュールなんだけど、話題になっているものを観逃す手はない。絵柄からしてあまり好きではないんだけど、とりあえずガマンして付き合ってみました。

 異世界バイストン・ウェルって、要するにパラレル・ワールドなのか・・・と、突然に空飛ぶ巨大戦艦が日本にやってきちゃうのだ。乗ってるのはちょんまげのサムライたちだよ。武力によって現実世界に革命を起こそうとしちゃってる。カブトムシを思わせるロボットが見どころか?

 おそらく監督は、平和ボケしてしまった青少年たちに、問題提起をしたかったんだと思われ・・・ただこれはどうにも後味が悪くて、要は異世界から実世界を見聞していた、“大将”迫水真二郎の“大きな勘違い、認識不足”に振り回されちゃってる感じがします。何だかなあ・・・。

 大友克洋監督の『スチームボーイ』にもうんざりしてしまったが、シチュエーションを大きく拡げすぎたために、しつこいくらいに台詞で説明をしなければならなかったこと。この『リーンの翼』も同じ。その点、宮崎駿監督は、絵でうまく説明することができていると改めて感じます。


11月5日(日) DVDプレーヤーくらい買いましょう!

 昨日は午前様だったし、疲れが溜まっていたみたいで、お昼ごろまで眠ってしまいました。そういえば昨日、人に渡す予定で録画したDVDは、「いや実はまだ、DVDプレーヤー持ってないんで」と言われてしまったので、仕方なく99ショップでVHSテープを買ってきてダビングしております。

 しかしねえ、こんな時期になってもまだDVDプレーヤーを所有していない人がけっこういます。私は職業がら、わりと早い時期に購入しましたが、その頃には既に3万円台まで下がっていましたから。

 DVDレコーダーは昔、高かったですけどね。DVD-Rも1枚数千円しましたが、今はまとめ買いすれば100円以下かな?録画機能がなくてもいいなら、国内有名メーカーのDVDプレーヤー8千円台でじゅうぶんキレイです。出版、ジャーナリズムに関わる人たちが、こんなんじゃいかんぞう!とお説教。


11月4日(土) 本郷クラブ11月例会

 今月の本郷クラブは朝倉喬司先生による講話。「色里・悪所と日本文化」というテーマです。『「色里」物語めぐり』(現代書館)を書き下ろした著者による、伊勢=古市遊郭、甲州=黒川金山・女郎ゴー、江戸=東京・吉原遊郭へのフィールドワーク。吉原は今も有名な歓楽街ですが、他はもはや影も形もなくなっちゃっているそうで。

 淡々と進められる講話より、お酒が入った懇親会の方が、朝倉先生も饒舌になり、自慢の喉を披露してくれました。最初から呑ませればよかった?そういうわけにもいかないか。その後は場所を移動して二次会・・・さらにたくさんお酒を呑みました。それにしても、いつも20人くらいは集まってくれるという、この会の結束力はすごい。


11月3日(金) 久しぶりの牛丼

 Y野屋は期間限定ですけど、久しぶりの牛丼解禁日。食べてみた・・・あらら?先月は白くてフワフワした食感だったのに、明らかに味が落ちてるよ?夕方だったのですが、お客の入りはイマイチ。牛肉は黒く硬く、煮締まっており、玉葱はとろけていました。調理してから時間が経つと味は悪くなります。辛かったのです。

 せっかくのこだわりアメリカンビーフなのに、こんな調理では、競合店M屋のオーストラリア産牛肉と大差ない。お昼時に並んで食べたら美味しかったのかもしれませんが。昔は深夜に食べに行くと、やはりこんな風に煮締まった牛肉でした。(こころもち、盛りが多かったりもしたのですが。(笑))

 明日は夕方から本郷クラブだ、酒呑むぞ〜!じゃなかった。(笑)今日は地味〜にコツコツ仕事を進めていきますか。ぜんぜん終わらない、進まない・・・。終わらなければ本が発売できない。発売されなければギャラが入らない。遊びに行けない・・・ご飯も食べられなくなるう〜。(泣)がんばるぞっ!


11月2日(木) キャベツOK?

 今日も今日とて、地味〜に仕事片付けて、夕方、事務所に顔出し。11月4日(土)は本郷クラブの11月例会ですが、明日が祝祭日のため、本日はミーティングです。酒を呑みながら、あ〜でもないこ〜でもないと論議。

 講演主体の例会に、歌舞音曲を取り込みたいという意見には賛成。名人といえど趣旨に賛同し、安いギャラでも応じてくれる芸人さんはいると思う。逆に、会費を値上げしたくない、と、それに否定的な人もいるわけで。

 その後は本郷3丁目の焼き鳥屋さんへ。アフター6のカップルが多いなあ・・・。Mさんと男2人で焼酎、焼き鳥、キャベツをかじる。デートにキャベツでもOKという、そんな理想の美女はこの世にいないものか?


11月1日(水) ○○のための○○論

 今日は映画サービスデーなんですが、仕事が溜まっちゃってるのでガマン。地味〜に仕事片付けてました。夕方、事務所に顔出したら、作家のY先生が見えました。文学評論やマンガの評論など書かれている方です。現在は専門学校の講師もされていますが。

 子供たち(10代、20代の若者)の考えていることが分からない、という。世代を隔てた接触がない。“ニート”に代表される無気力な若者と一絡げにされてしまう。1人1人はしっかりと自分を見つめているかもしれないのに、オトナは理解できないものを切り捨てる。

 それならば、子供たちのブームをオトナに分かりやすく解説した本を出してみない?ということで一致。企画というものはとかくパクられてしまうものなので、ここでは伏せておきます。私はとりあえず資料集めから始めますか。いい本作りたいなあ、と思うこの頃。


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