2007年7月の日記

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7月31日(火) ジャンヌ・ダルク

 シゴトでジャンヌ・ダルクの企画書を作っておかなければなりません。えっと、文章書くのは別の人(歴史ライター)ですよ。だのになぜ、私が構成案作ってんだろう?文庫本を1冊借りまして、朝から通読・・・午後には読み終えて、構成案を作りました。

 ははは、ジャンヌ・ダルクのことなら何でも私に聞いてくれっ!(ウソですよー)面倒くさかったけど、歴史のトリビア・・・頭に入りました。次は、はぁ・・・源義経ですか。また勉強ですか。私の専門はクラシック音楽なんやけど、シゴトに好き嫌いはいえないか。


7月30日(月) OpenOffice.org

 事務所のパソコンにOpenOffice.orgをインストールし、シゴトに試用してます。ワンクリックでPDF出力可能なことが魅力です。Microsoft Word書類をPDF Creatorで出力すると、縦書きの場合、英数字が行からはみ出します。やたら時間もかかりますし。

 OpenOffice.org Writer(ワープロソフト)のPDF出力なら無問題。処理速度も一瞬です。また、Wordだと使えるフォントの大きさが8〜72ポイントまでですが、OpenOfficeでは6〜96ポイントと幅広い。印刷物のイメージに少し近づいた感じがします。

 Wordとは若干、使い勝手も異なりますが、デフォルトのインデント処理にイライラしたりすることもない。親切な多機能が仇になっていると感じる方、試してみてはいかがでしょうか。前にも書きましたが、6種類のオフィスソフトがセットになって、“無料”です。


7月29日(日) @ほぉ〜むcafe

 名古屋の友人が東京に来ているので、「どっか、行きたいトコあります?」と聞いてみました。すかさず「メイド喫茶!」というので、シゴトを抜け出して秋葉原へ行ってきます。以前、『三宅裕司のドシロウト』でもオススメだった“P”へ行ってみると、炎天下で行列。日曜日ですからねえ。

 メイドカフェは他にもたくさんあるので、てくてく歩いて、有名な“@ほぉ〜むcafeドンキ店”へ移動。やはり行列でしたが、建物の中なので耐えられるかな?男性ばかりでなく親子連れ、女の子のペア、外国人のお客さんもいます。今や観光スポットになっているようです。

 小さな子供用のメイド服も貸し出していて、記念写真を撮ったり、とか。もはやオタクのたむろする場所じゃないですね。1時間ほど待ってカウンター席に。オムライスとコーヒーフロートを注文。お値段は普通のファミレスと同じくらい。食べ物¥1,000〜、飲み物¥500〜、プラス席料¥500。

 自分から女の子に話しかけられない人は、寂しい思いをするかといえばそうでなく、飲み物を持ってくれば、シロップやミルクを入れてくれ、美味しくなるよう“萌え萌えキュンキュン”と気合いを入れてくれます。オムライスにはケチャップでスナフキンの絵を描いてもらいました。

 ひとことでいえば、女子高の学園祭に招待された気分です。女の子たちはみな明るく、元気を分けてもらえます。艦長は萌え趣味じゃないですが、元気のいい女の子は好きですよ。友人は初体験だったので、「チョット疲れた」と言ってましたが・・・。


7月28日(土) 今年初めての熱帯夜

 猛暑です!あまりの暑さのために頭が変になりそうです。午前中は洗濯物を済ませ、午後は新宿のタワレコさんに。クラシックの記事を書くため、CDを購入しに行ったわけですが、タイミング悪かったかな?月末は在庫を抑えるのが常ですから、品切れだらけだったように思います。

 それから事務所へと戻りましたが、朝から無人だっために、午後4時までエアコンのスイッチが入らず。2階建ての2階なので、屋根が焼けているわけです。これはまさにサウナ状態。2時間くらいかかって、ようやく温度が下がってきました。シゴトははかどらないし、クタクタです。

 外では、近所の消防施設で盆踊り大会が行なわれました。すっかり忘れていたけど、隅田川花火大会もあったのですね。暑さは夜半過ぎまで変わらず、今年初めての熱帯夜となりました。昨年クリスマスに貰ったポインセチアだけが元気で、青々とした葉を延ばしています。(紅くない!)


7月27日(金) 破天荒なナディア“無人島編”

 GyaOで配信中の『ふしぎの海のナディア』第21話〜第30話を観ました。そのうち第23話〜第30話は、無人島に漂着して生活するお話。いわゆる本筋からは脱線していて、かなり破天荒です。主人公ナディアは、今でいう“ツンデレ”・・・我儘の限りをつくし、ジャンを翻弄します。アニメ史上最悪のヒロイン。(笑)

 演出も思いっきり遊んでいます。第26話「ひとりぼっちのキング」では、気絶したジャンが夢の中で次々と新発明。巨大な飛行機を飛ばすのですが、ヤシの木が倒れて滑走路が現れる・・・これはもしや?と思ったら、やはりサンダーバード2号のパロディでした。カタパルトのディティールまでそのままやんか。

 第29話「キング対キング」では、ケンカばかりしているサンソンとハンソンが、ロボットのキング(ライオンの子)を作って決着をつけることに。しかし、このディティールはまさに“メカゴジラ”!腕に“MK”のエンブレムが入っています。名前は、鉄のキングこと“アイアン・キング”・・・おいおい、大丈夫かあ?

 ハンソンが作った“アイアン・キング”は赤くペイントされているので“レッドキング”(『ウルトラマン』に登場する怪獣の名)。サンソンがジャンに作ってもらった“アイアン・キング”は黒くペイントされているので“ブラックキング”(『帰ってきたウルトラマン』に登場する怪獣の名)。オマケに角まで付けて、そのまんま。(笑)


7月26日(木) ダウンでーす!

 一昨日から猛暑復活しております。早起きして秋葉原で友人と会い、お昼は神保町の“まんてん”で、ライスカレーを食べ、その後、本郷の事務所まで歩き、パソコンのメンテやら調べものをして、いったん帰宅。

 夕方から別件でシゴトに出る予定だったのですが、洗濯機を回しながら、1時間ほど横になったところ、もう起きられませんでした。身体中が筋肉の疲れを癒やすためにフル稼働。熱っぽくてもうダウン、お休みです。

 明け方にむくむくと起き出して日記書いてます。おかげさまで身体は軽くなりました。安普請にできておりますので、1日、肉体労働を行なうと、回復するのに3日を要します。今回は2日で回復しましたけど。


7月25日(水) 引越しの手伝い(2)

 昨日で荷物の運搬は終了しましたが、収納整理や配線、カーテンの取り付けなどがあって半日を費やしました。リフォームされてピカピカの部屋ですが、元を返せば、築ウン十年という建物なのです。なぜか暑い、新品のエアコンをフル稼働しても温度が下がらない。(謎)

 風が出ているだけで、エアコンがまったく効いていないのです。室外機との接続がおかしい?としかいいようがありません。オマケに水周りはお湯が出ない。温度調節のコントローラが壁にないので調査したところ、同時期にリフォームされた向かいの部屋にあった?(笑)

 どんないい加減の工事やねん!と怒っても仕方ない。数日中にやり直しの工事が入ることでしょう。身体は筋肉痛が酷いです。シゴトもやらなきゃ、なのですが、集中力はありません。この歳になると、おそらく疲れのピークが明日、やってくるのであります。おそろしや。


7月24日(火) 引越しの手伝い(1)

 事務所の引越しを手伝いました。昨日まで冷夏だったというのに、本日から猛暑モードに突入。雨が降らなかったのはいいんですが、何もこんなに照らなくても・・・。荷物は比較的少なかったけれど、暑さにグッタリです。

 お昼はデニーズでカレーを呼ばれましたが、何でカレーなの?いえいえ、汗で塩分放出してしまったからです。氷タップリのお冷を4杯も飲み干してしまいました。これにはウェイトレスさんも呆れたことでしょう。

 汚いハナシかもですが、お風呂で身体をゴシゴシ擦ったら、すごくたくさん垢が取れました。汗と一緒に全身が新陳代謝・・・一皮剥けた、って感じです。たぶん明日は筋肉痛です。体力回復させないと・・・。


7月23日(月) ¥100のそば

 ローソン100ストアの弁当コーナーには、¥100のつけめん類が豊富。中華めん、そば、うどんなど・・・それなりに美味しいんだけど、成人男子が食べるにはちと量が少なすぎる。(2つ買うという手もありますが。)それとは別に、乾麺のひやむぎやそばが置いてあるのに注目しました。

 今日は試しに乾麺のそばを買ってみました。ちなみに私が子供の頃は、うどん、ひやむぎの類は別として、乾麺のそばだけは、生麺に遠く及ばなかったのです。その後は、お土産で頂く名産品だけが、乾麺でも美味しいという認識。一度失敗すると刷り込まれてしまいます。

 ただし、20年の時を経て、製麺技術は飛躍的に進歩しました。無名のインスタントラーメンだって、今では美味しく食べられます。(昔は本当にマズかったんです。)九州産の棒ラーメンだって、昔はちっとも美味しくなかった。茹でるところんころんに太くなってしまいましたから。

 乾麺のそば・・・これもまた茹でると、ころんころんに太くなってしまわないかと心配しましたが、常識の太さに収まりました。パッケージには、“そば粉100%使用”と書いてあるし、かつて高価だった名産品と同じものが、今では¥100で買えるのですね。美味しかったです。

 何といっても量がうれしい。盛りそばにして、大盛りが2枚分です。お店で食べてごらんなさい、けっこうな散財になりますよ。あ、1人で食べたんじゃありません。仕事場の台所を拝借いたしました。ざるがないので、土産でもらった“きびだんご”の中敷がざるの代わりです。


7月22日(日) リマスタリングは?

 昨夜はお酒を呑んでしまったので、帰るとそのままグーグー寝てしまいました。何げにGyaOをチェックしていると、『新世紀エヴァンゲリオン』の第1話〜第5話までが、無料試聴できるようになっています。実は今週、LDからDVDへのダビングを試みていたのです。

 GAINAXのアニメは突き抜けるような赤が特色。これがいちばんストレートに出るのはLD。しかも、濃すぎてノイズが乗ってしまうくらい。これをHDDレコーダーの最高画質で録画すると、ノイズが消えて整理整頓されます。ツルッとして淡白な色彩になっちゃいますけど

 しかし、DVDに収めるために標準画質(4話で2時間弱)で再エンコード。そうなるとキビシイです。コントラストの強いテレビで見るにはじゅうぶんですが、パソコンで見ると白っぽい感じがします。もっとも、ハードウェアに影響されるというのもありますが・・・。

 GyaO(バンダイチャンネル)の画像は、WindowsMediaに圧縮されており、パソコンで観る限り、こちらの方がしっくりきます。テロップもクッキリ。ただし、コントラストは思いっきり押さえられてしまい、全体にシアンの強い色彩。肌色がかなりアンダーです。

 パソコンといえど、最近のアニメはキレイに映っています。強いていえば、最近はパステル調というか、あまり濃い色彩を使わなくなったからかもしれません。『エヴァンゲリオン』DVDはニ度リリースされていて、リマスタリングも行なっているようですが、どうなんでしょ?


7月21日(土) 醍醐イサム個展

 醍醐イサムさんの個展を見るためS宿K屋書店へ。墨一色の世界でありながら、ものすごく膨らみがあり、近くで見る時と、離れて見る時とでは、印象がまったく異なってくるのです。醍醐さんの個展はいつもアルコール付き。焼酎や泡盛をいただいてほろ酔い気分。

 終了時間がきて、そのままS宿の街へと繰り出します。S宿の飲み屋は高い?かと思うとそうでもなく、ちゃんと穴場をご存知でした。むしろ炉辺のチェーン店よりも安価です。メニューによって、当たり外れがあるとも言ってましたが、この日はオールOK。美味しかったです。


7月20日(金) 『茶目子の一日』

 この涼しさはやはり異常気象だろうなあ・・・冷房ナシで過ごせてしまうんだもの。今日は有名な某動画投稿サイトを見ていたら、『茶目子の一日』のアニメ版を発見してしまいました。何ですかそれは?

 『茶目子の一日』というのは、戦前の“お伽オペラ”というやつで、「君恋し」などの流行歌を作曲した佐々紅華によって作られました。子供向けのミニオペラだと思ってください。童謡歌手の平井英子が歌ってレコード録音。その後、別の歌手によっても何度か録音されています。

 5〜6年前、NHKの“ラジオ深夜便”で取り上げられてから、にわかに注目され、CDも発売されたんですよ。本格的な西洋歌劇が上演できなかった時代・・・浅草オペラは、有名歌劇のハイライトシーンを繋ぎ合わせ、完全日本語訳・・・内容まで改変して上演していました。

 西洋音楽が日本に導入され、人口に膾炙するまでは、こんな方法しかなかったのです。楽譜を読める人なんてほとんどいない。でもレコードを聴いて、歌を覚えることはできます。『茶目子の一日』もそうですが、歌に合わせたアニメが作られていたとは知りませんでした。

 よく考えてみれば、この曲の歌詞・・・次々と場面展開があって、ぶっ飛んだ内容だったんです。アニメと合わせて聴き、ようやく納得できました。しかしこのアニメ・・・サイケデリックです。『新世紀茶目子ゲリオン』とでもいうか・・・いやいや、マジでキモイんですよ・・・。(笑)


7月19日(木) 今夏初そうめん

 お中元で頂いたそうめんを茹でて食べました。美味美味・・・今夏初そうめんであります。茹でて水洗いして、氷でシャキーンと冷やします。茹でている途中で歯ざわりを確かめると、意外と塩っぱいことに気づく。食べる頃には塩分も抜けてしまうんですけどね。

 私の実家だけかもしれないけれど、熱いそうめんの食べ方があります。“地獄”といいます。早く食べないと伸びてしまうからです。私はこの食べ方があまり好きじゃない。昔は出汁といっても、カツオなんてほんの少し、醤油を湯で割ったようなものでした。

 カツオたっぷり、みりんで甘辛く味付けした“本つゆ”の瓶が市販されるようになったのは、私が中学生くらいの頃。“お店”の味が家庭でも食べられるようになったのです。ここまで濃い出汁をとろうと思ったら、山ほどカツオを投入しなくてはなりませんぞよ。

 “餅は餅屋”という言葉がありますが、実際にお湯を沸かして、ペットボトル満タンの緑茶を作ろうとすれば、かなりの茶葉が必要です。伊藤園にはかないません、買ったほうが安い。大雑把でよければ、給湯やかん用の茶葉パックもありますけど・・・。


7月18日(水) エヴァンゲリオンおさらい

 真夏だというのに、この異常気象は何だろう。涼しすぎますよ。あ〜、ただいま深夜ですが、東京の道路工事は夜中に行なうのです。ガラガラ、ゴロゴロ、騒音がウルサイです。少し時間ができたので、久しぶりに『新世紀エヴァンゲリオン』LDをリピート視聴してました。

 もはや知らない人も多いと思うので、おさらい。TVOAされた全26話。終盤は製作が追い着かなくなり、主人公の心の解放を描いた状態で終ってしまいました。ストーリー(事象)そのものは完結していません。裏を返せば、伏線を張りすぎて収拾つかなくなってしまったのです。

 第20話までのTVOA版とビデオ版、細部の手直しはあれど、基本的な違いはないです。ところが第21〜24話までの4話は、劇場版完結編の製作が決まった後にビデオ発売。よって、この4話のビデオ版には、つじつま合わない部分の伏線がプラスされています。

 個人的な意見をいわせてもらうと、ストレートなTVOA版の方がいい。後付けされた事象は無い方がいいな。劇場版シンジ君のヘタレっぷりは、ギクシャクしながらもTVOA版で、アスカやレイたちとの間に芽生えた友情まで否定してしまう。救いようがないんです。

 カントクのジレンマみたいなものも感じたな・・・。最初、劇場版完結編は間に合わず、TV版フィルムを時間軸無視で繋げ合わせた“DEATH編”(72分)と、でき上がったとこまでを編集した“REBIRTH編”(27分)で上映。27分しかできてないというのは笑える。

 後に、“REBIRTH編”を第25話“Air”とし、第26話“まごころを君に”と合わせて劇場版完結。ただし、フィルムの最後の方には、ステージから見た客席が映ります。コスプレしたファンたちの姿も見えます。それはカントクのシナリオにはなかった異形の姿でもあります。

 「エヴァを操縦したい?」母親の胎内に取り込まれて、溶けちゃうかもしれないのに。「綾波レイがいい?」現実の女性にはあり得ないお人形なのに。カントクは怒る・・・エヴァを、そしてレイをぐちゃぐちゃに破壊し、アスカの台詞をもって、「(おまいら)気持ち悪い」と言わせるのです。


7月17日(火) 台風は過ぎたのに

 台風は過ぎたというのに、昨日はさほど天気でもなく、今日に至っては雨・・・。最高気温は21℃って、これは5月初旬の気温と同じ。何だか肌寒いです。おまけに昨日は新潟で地震が起きたし・・・東京も午前と夜、わっさわっさと横揺れしました。3分くらい続いたかなあ・・・。

 お昼はパンにイチゴジャムを塗って、紅茶と一緒に食べました。ビンボな食事ではありますが、英国紳士になったつもりでヨシとしましょう。はい、コンビニ弁当や丼モノばかり食べてると、オーバーカロリーで肥っちゃいます。英国紳士・・・T.E.ロレンスが理想かな?(なれません!)

 エアコンの冷房を止めて、除湿に切り換え。ちょうど気持ちいい気温です。明日は晴れてくれないかな?今日も洗濯したんだけど、こんな天気じゃ乾かない。夏は暑いほうが夏らしいぞっ!そういえばまだ、セミの鳴き声を聞いていない。いちおういるはずなんです、東京にも。


7月16日(月) チーズが石鹸に?

 月末に事務所が引越しをするので、今日は洗濯機と冷蔵庫、電子レンジだけを作業場の方へ移動させました。冷蔵庫の裏側には、結露を受けるプラスチックの皿が付いています。運びながら見てたら、以前、スライスチーズを冷蔵庫の後ろに落っことしたらしく、ドロドロに溶けた状態で溜まっていました。もちろんセロファンもありました。

 汚いなあ、と思いながらも雑巾で、冷蔵庫の裏側を拭きます。水で濡らしただけの雑巾が、なぜか泡立つ・・・あれ?中性洗剤に浸したっけか?プラスチックの受け皿を外し、流しに持っていき洗います。あれ?お湯をかけると泡立ちますよ?液化したチーズが再び固形化・・・強力な石鹸のようになっているのです。信じられない。

 原料のことを考えれば、チーズで石鹸ができてもおかしくはありません。ただし、添加する薬品が必要なはず。偶然にできたりするものだろうか?とにかく、洗っても洗っても、なかなか泡が止まらない。固まったチーズを指でほじって、洗い流すのに30分くらいかかりました。化学に詳しい人、石鹸を作ったことのある人、教えてください。


7月15日(日) 外は台風

 外は台風なので、今日は1日、家で過ごすことにします。掃除だ、掃除だ!積もった埃を一掃してやるぞ。久しぶりにAVアンプに電源を入れ、レーザーディスクなんぞを観てみます。やっぱり重低音がなくちゃねえ。

 最近、パソコンでばかり観ていたので、この重低音を忘れていました。まったく低音の欠けた状態で観ていたのか・・・。低音は大事です。あるとないとでは、音楽の醸し出す雰囲気がまるで違うもんなあ・・・。

 レーザーディスクはDVDに比較するとノイズも盛大ですが、色の深みがすばらしい。これをDVDにダビングすると、整理整頓されてツルッとした画像になってしまう。圧縮時に省略された情報はもう戻らない。


7月14日(土) 『ぼくの細道』

 台風来てますね・・・家で1日、NHKFMを聴きながらシゴトしてました。『ぼくの細道』というタイトルのラジオドラマ(NHK松山制作)が面白かったんですよ。お婆ちゃん思いの青年が、四国遍路の旅に出る・・・ちょっとした自分探しの旅でもあるわけです。

 主人公は浩次(ヒロジ)という名前で、私の実名にも似ています。そこがまた何とも興味津々。坂道でよろけて転んだところを助けられ、医学生の友達もできる。少し年上、人生の先輩です。女の子にも巡り合うけど、甘酸っぱい香りだけ残して去ってしまう。

 何か特別、ドラマチックな展開が起きるわけではない。主人公は箪笥職人である家業を継いでいくわけですが、これで心の迷いもとれました。医者を目指している友達も、自分の目標に自信を持ったようです。声だけの出演ですが、役者さんがとても上手でした。

 思うに、私は最近テレビドラマを観ません。視聴率を稼ぐため、アイドル偏重キャスティング。原作は人気マンガ。芝居ほんらいの面白みが欠如してます。NHKの大河ドラマでさえも・・・。それと比べると、ラジオドラマの芸術性の高いこと。テレビなんて観れません。

 今週は、HDDレコーダーに録りだめしてあった映画2本を消化しました。よく考えたら、ちょうど1年前に録画したものでした。最初は、『永遠(とわ)に美しく…』(DEATH BECOMES HER)メリル・ストリープ、ブルース・ウィリス、ゴールディ・ホーン、ブルース・ウィリス、イザベラ・ロッセリーニ出演、ロバート・ゼメキス監督、アラン・シルヴェストリ音楽。(1992年アメリカ/1時間44分)

 途中まで観て思い出しました。首が180度回ったり、お腹に風穴が開いちゃったりするブラック・コメディ。最初から観たのは今回が初めてです。情けない旦那サマがブルース・ウィリスとは知らなんだ。『ダイ・ハード』とは正反対ですやん?メガネなんかかけちゃって・・・。

 若返りのクスリで若返ったゴールディ・ホーンは、実年齢も50台。特殊メイクじゃなくて地だよね?コレは。メリル・ストリープの役者魂は、ここでも見事に、史上最悪イヤミな女を演じてます。三者三様、とにかく強烈すぎます。笑うに笑えないですが、納豆のように糸引きます。

 アラン・シルヴェストリの音楽は、完全にヒッチコック監督の『サイコ』(バーナード・ハーマン音楽)調。イザベラ・ロッセリーニって、ロベルト・ロッセリーニ監督とイングリット・バーグマンの間に産まれた娘だったのか・・・どうりでキレイなはずです。ムダにチカラ入ってます。(笑)

 もう1本観たのは、『リトル・プリンセス』(A LITTLE PRINCESS)リーセル・マシューズ、エレノア・ブロン、リーアム・カニンガム、ヴァネッサ・リー・チェスター、ラスティ・シュウィマー、アーサー・マレット、ラヒ・アジジ出演、アルフォンソ・キュアロン監督、パトリック・ドイル音楽。(1995年アメリカ/1時間37分)

 主人公のセーラがキュートであること、映像がたいへん美しいこと、ファンタジー場面のCGの見事さ。それ以上を要求すると、ツッコミどころ満載になってしまうので、極上の子供向けファンタジーとしておきましょう。もう少し、人間関係描いてほしかったけど、90分強の時間枠では無理だよね・・・。

 キュアロン監督は本作以後、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)の監督として迎えられます。パトリック・ドイルの音楽も引き連れて。(テーマ曲はジョン・ウィリアムズですが)ただし、次年度から監督の交代劇が始まっちゃう。『炎のゴブレット』・・・出来はよかったのに。


7月13日(金) ネコ屋敷

 東中野のローソン100でパンを買い、帰ろうとしたところ携帯に電話。ゲラの直しが来てるので至急見てほしいと・・・。そこで普段は通らない小道を、近道にと歩き出しました。そしたら大きなお屋敷の前でネコを発見!黒ブチのユニークな仔と茶トラの可愛い仔の2匹です。

 にゃにゃにゃ、と声をかけながら、道ばたにいる茶トラに近づきます。すると、たくさんの視線が一斉に注がれていることに気づきました。門の上に、垣根の上に、合計10匹のネコがいて、こちらをジッと見ているのです。びっくりしたなぁ、もう。私もネコたちに視線でご挨拶。

 こういうときは、まじまじ見てはいけません。うす目でそお〜っと見るのです。そして、パチパチと目をしばたいてください。私はあなたたちに興味ありませんよ、どうこうしようという意志はありませんよ、と。大半は茶トラなのでおそらく兄妹。三毛が1匹。おそらく母ネコでしょう。

 仔ネコたちは安心して、目をフッと細めましたが、母ネコだけがジッと見ています。目の前の茶トラはまだ幼くて、私が手をいたずらっぽく動かすと、前足でじゃれついてきました。1分くらいだけ遊んでもらったかな。また時間があるときにゆっくり遊んでもらお〜っと。にゃにゃにゃ。


7月12日(木) 蒸し蒸し

 今日はじとじと雨が降っています。そんなに気温が高いというわけでなく、エアコンを小1時間もかけておけば、室内はとても快適です。う〜む、しかし夕方に原稿を配達するシゴトができてしまいました。小雨に濡れて帰ってくると、ドバッと汗が噴き出します。あずい、あずい〜。

 BIGLOBEストリームで観ていたアニメ『sola』が、先週から急に2話ずつ配信されたと思ったら、今週(第13回)が最終回でした。キャラクターが可愛く描けているので何となく観てたんですが、説明不足で辛いなあ・・・。地鎮のための生け贄とか、古くさい話が出てきてびっくり。

 このアニメ・・・大人が1人も登場しないんです。お節介でしょうが、この子らはどうやってお金を工面して、食べているんだろう?着ているものからして明治・大正の頃、生け贄として差し出された少女ですが、事の発端は村人の山岳信仰でしょう?親も親類もあったでしょうに。


7月11日(水) ウーシャンロー定食

 本日は献本発送のために神保町へ。会社の友人と連れ立って、6月22日にもレポートした、とにかく量の多いことで有名な中華飯店へ行きました。先月の大盛りチャーハンは苦しかったのでパス。豚肉たっぷり、肉肉肉これでもか!といった勢いのウーシャンロー定食(¥800)を注文します。

 ちなみに普通盛りのご飯でも1合以上あります。初めての人は半ライスで注文された方がいいでしょう。¥50引いてもらえますが、それでも茶碗にてんこ盛り(二杯分)はありますので。ウーシャンローとは、ウーシャンという香料を使った豚肉炒めだそうです。竹の子、人参、ニラも入ってる。

 これは美味しそうだ、いっただきまーす!とひと口・・・何だかかなり塩辛いですよ。ウーシャンとは何のことやら?これは紛れもなく、“ダイショー味塩コショー”の味です。しかも、ひと振りするつもりが、フタが取れてボボッと出てきたような。塩辛いよう、塩辛いよう、にしおかすみこだよう。(関係ない)

 何とか完食したものの、おそらくいちばん塩辛いと思われる部分、最後の汁が沁みた部分は残しちゃいました。どうやらこのお店、当たり外れが激しいみたいです。いったいどうやって調理しているんだろう。同じ食材を使っても、たぶん私の方が美味しく作れるんじゃないかと疑ってしまいます。


7月10日(火) 今日のトラブル

 仕事場でパソコンを操っていたら、隣の席のモニターがポン!と暗くなりました。まあ、待機状態に入ったんでしょう・・・。しかし、受け渡しファイルを確認しようと、マウスを操っても画面が出ないのです。もちろん、電源は入ったまま。仕方なく強制終了の後、再起動・・・。やっぱり画面が出ない。

 パソコン、モニターとも電源は確認できてるし、通電時のブン、という音も聞こえるのですが、いっこうに画面が出ない。購入して9年目になるのかな?隅に色にじみも出ていたし、ブラウン管モニターの寿命のようです。私の席のモニターと交換したところ映りました。ああ、やっぱりそうなんだ。

 パソコン1台が使えなくなると、すぐ仕事に支障が出ます。近くに頼りになる家電店はないし・・・そうだ中古OAを扱っているお店がありました。さっそく覗いてみます。コピー機、FAX機、プリンターなど、店内ところ狭しと転がっています。「パソコンモニター欲しいんですけど・・・。」

 ブラウン管モニターの中古は¥5,000。しかし、プロ用21インチモニターは巨大で机に乗らないよ。(笑)液晶15インチは¥8,000、17インチが¥12,600ということでした。程度のよいSHARP製液晶17インチを購入。壊れたモニターも引き取って処分してくれるそうでダブルラッキー。

 実際に繋いで比較してみると、液晶17インチは、ブラウン管17インチよりひと回り大きいです。おまけに解像度がスケールアップするので、アイコンが小さくなり、広範囲が映るようになりました。まだまだ中古市場では15インチ液晶がほとんどですが、ポツポツ出始めた17インチ。私も欲しい。


7月9日(月) 今週のシカゴ交響楽団

 インターネットで、オンデマンド放送のチェックは欠かせません。毎週ダウンロードさせてもらってます。アメリカのオーケストラはサマーシーズンに入ったのか、今週のシカゴ交響楽団は、過去の録音を回顧する特集でした。

 バルトーク:弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽 フリッツ・ライナー指揮(1958) 古い録音なのに何でこんなに音がいいんだろう?切れ味鋭いです、むしろ切れすぎますよライナーは。身の引き締まる思い。

 バルトーク:ハンガリアン・スケッチ ピエール・ブーレーズ指揮(1993) 意外?とブーレーズとの相性はよかったのです。精緻で柔らかさの感じられる演奏。指揮者によってオーケストラの音色も変わるのだ。

 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」 ゲオルク・ショルティ指揮(1993) シカゴ交響楽団の名物トランペット奏者はハーセス、ホルン奏者はクレヴェンジャーかな?名技があちこちで火花を散らします。


7月8日(日) 缶詰のち脱稿

 先日の日記でも書きましたが、とある場所で、クラシック音楽の紹介記事を書かせていただくことになり、缶詰になって書いてます。強制缶詰ではなく、自主的缶詰。単純に、集中したいということだけなんですけどね。

 今回は見開き2ページなんですが、初の試みなので文字数指定がありません。そこでまず、与えられたテーマを元に目分量で書いてみる。そいつを段組したWORDに流し込み、写真を挿入しながら体裁を整えます。

 初心者向けということで、短く書いた文章ではあるけれど、見開き2ページに流してみると3割以上がはみ出し。セーターの毛玉をカットするみたいに、必要ない部分を削除して簡潔に、簡潔にと切り詰めます。

 深夜の1時を過ぎたところで脱稿しました。急な依頼だったけど、〆切より早くできてよかった。内容は・・・クラシックCDの紹介なのに、『エヴァンゲリオン』とか、嘉門達夫のエピソードが出てきます。書き直し、来るかな?


7月7日(土) 本郷クラブ7月例会

 今月の講師は立花雄一先生。お題は、「民間学の創始者 横山源之助を偲ぶ」。私は横山源之助のことを知らないので、さっそくインターネットで調べてみます。明治時代に活動した、富山県中新川郡魚津町(現・魚津市)出身のジャーナリスト。下層社会のルポルタージュを行なった祖であるという。

 時代を先取りしすぎていたのかもしれない。安藤昌益しかり、と語られていたもんな。2000年10月に刊行開始された社会思想社版『横山源之助全集』は頓挫し、この度、法政大学出版局によって、ようやく全11巻が完結した。立花雄一先生の執念だ。まさにライフワークといえよう。

 1人の男がこの世に生まれる。男って生物は、女性と違って、子孫を残すことができないからなのか?何らかのカタチで、この世に生きた証を残そうとあがくのだ。身近な例だと、男はモノを蒐集する癖がある。しかし、棺桶までは持っていけないから、コイツはあまり意味がない。

 1人の男が死んだ後、誰かがその人生に共感を覚え、著作を刊行することに、情熱を燃やしてくれたとしたら、本当に幸せな奴だといえよう。明治、大正、昭和、平成と、すでに四つの時代を経ているわけで、真の意味での一期一会かもしれない。しかし、現代にも情熱漢はいたのだ。


7月6日(金) クラシックCD

 とある場所で、クラシック音楽の紹介記事を書かせていただくことになりました。毎月6枚ずつCDを紹介していくのですが、経費で購入してもよい!ということになり、さっそく新宿へ買いに出かけます。誤解のないよう言っておきますと、自分の欲しいCDを買いに行くわけじゃありません。

 CDは、お店が1軒開けるほど所有しています。しかし初心者にお薦めするCDと、私のコレクションは異なるし、誰でも入手できるCDといえば、大手メーカーの国内盤となります。また、廃盤という掟が業界にはあり、価格・品番変更は常時行なわれています。店頭で確認するしかないのです。

 CDショップで10数年働いた経験から、ほとんどのCDは手に取り、店頭に並べたことのあるものばかり。初心者向けだからといって、の○め関連のオムニバスCDなんか選びませんよ。それ1回だけで、次の購入には繋がらないからです。確かに売れますし、実際、売ってきましたけど。

 私がお薦めしたいのは、値段が1枚¥1,000〜¥1,500くらいの廉価CD。安かろう悪かろう、ではなく、文庫本と同じで、かつて好評だった演奏を値下げしているのですから、内容は超本格的なものです。すごく“お得感”があるわけです。安かったから、次も買ってみようかな、と。


7月5日(木) バルチックカレー

 仕事の打ち合わせに新宿へ出たついで。かなり以前から気になっていた“
バルチックカレー”なるものを食べてみることにしました。だいたいバルチックってなんやねん。バルチック艦隊といえば日露戦争、何故か日本に負けちゃったんだけど。看板にはヴァイキング(北欧の海賊)のマンガ。支離滅裂です。

 店に入ると、「イラッシャイ」とインド人。女性もいる。もしかしたらインドじゃなく、ネパール人かもしれないが、見たって区別はつくまい。日本人のスタッフもいました。スタンダードな角煮豚骨カレー(¥600)とワンコインサラダ(¥100)を注文します。どんなカレーが出てくるかと期待に胸躍らせて。

 な〜んと、登場したのは具だくさん、和風カレーでありました。あ〜コレは、私が実家で4時間野菜を煮込んで作るカレーと、寸分違わぬ味です。ルウのとろみは小麦粉からではなく、大量に溶けてしまった玉葱から出るもの。美味しかった、というか、自分で作ったカレーを食べてる錯覚に陥りました。

 家に帰ってから、バルチックカレーのサイトを覗いてみます。やはり“具だくさんの和風カレー”と書かれてある。“バルチック”と命名した理由は、“語呂がよく覚えやすいから”だそうで、日露戦争とは関係ありませんでした。もちろんインド人もびっくり!私は久しぶりにカレーを作ってみたくなりました。


7月4日(水) コーラの原液

 そういえばコーラで思い出しました。今から15年ほど前、名古屋の地下鉄に乗っていて、降りる駅をひとつ間違えてしまった。お金がもったいないので、ひと駅ぶん地上を歩きます。でも、名古屋の夏は灼熱地獄なんですよ。20分くらい歩いて再び地下鉄の駅へ・・・。

 氷のザクザク入ったジュースが飲みたい!そりゃそうでしょう、紙コップの自動販売機を見つけましたが、全部“売り切れ”のランプが点滅してます。よく見たら、コーラだけは売り切れになっていませんでした。これはラッキ〜!と思ってコインを投入します。ボタンを押すと、

 ブリッ!と変な音がしました。紙コップを見たら、ごく僅かの氷、墨汁のようなコーラの原液・・・それだけ。炭酸水が切れていたのでした。恐る恐る、ひと口舐めてみます。おえええっ、吐き気をもよおすような味!コーラの原液は炭酸水で割ってこそ飲めるようになるのです。


7月3日(火) ペプシNEX

 喉が渇いたのでサントリーの¥100自販機へ。CCレモン500CC缶にしようか、新製品のペプシNEXにしようか、しばし悩みます。(この間、1秒)ペプシNEXにすれば、日記のネタができることを思いつきました。ブロガーは毎日こんなことを考えているのです。

 ガゴン!スクリューキャップの缶が落ちてきました。よく冷えてます。蓋を開けようとしたら、プシッ!コーラが溢れ出しました。自販機は危険です!特にスクリューキャップの炭酸飲料。経験値としてまたひとつインプットされましたよ。手がびちょびちょに濡れてしまった。

 砂糖抜きのコーラなので、乾いてもベタつくことはありません。味は・・・ダイエットコーラの物足りなさを補うために作られていて、かなり甘いです。レモン果汁も少し入ってるみたい。やはり普通のコーラの方が美味しいかな?氷入れたらなさけない味になりそう。

 マクドナルド等のハンバーガーショップでは、普通のコーラなんですよね。氷たくさん入れちゃうし。ボーリング場で飲む、ボトルのコーラが美味しいんじゃないかと。氷をたくさん入れたグラスに、スライスしたレモンなどを入れて。砂糖入っていないとお腹も膨れないし。


7月2日(月) もうこんな時間

 わわわ、もうすぐ午前4時だ・・・早く寝なきゃ。もくもくとIPラジオのメンテナンスやってます。ぞくぞくとロストリンクが発見されます。・・・ごめんよう、艦長がサボっていたばかりに、皆に迷惑かけてしまって。ああ、今日もまた更新できません、穴だらけなんだもの。

 本当は、けっこう音質のいいラジオがいくつか見つかっているのです。明日あたり、いちおうカタチにできないかな?先日、古い友人からメールをもらって、「光接続にしたいけど、お金がないから・・・」みたいな話を聞いてしまった。いや、お金がないからこそ光にすべきです。

 私はパチンコやらないけれど、ちょっと外へ呑みに行ったって、5〜6,000円は使ってしまうじゃないですか。番組は選べないけど、アニメや映画が見放題。クラシックのライヴ音源が取り放題。溢れる情報がすべて自分のものとなる。頭とパソコンは使いよう、ですよ。

 昨夜のニュースで、とある地方の役所が、Microsoft社のOfficeソフト購入を止め、無料で配布される
OpenOffice.orgのOfficeソフトを使い始めた、と放送していました。(ソフト名は画面に一瞬しか映らなかった。)お役所にだって、アグレッシヴな人はいるのだ!少数だけど。

 100人は下るまいというデスクのパソコンに、すべてMicrosoft社のOfficeを投入したら、膨大な金額になってしまいます。とある中学校では、授業で使うパソコンに、無料で配布されるLinuxのOS、OpenOffice.orgのオフィスを使用している、とも聞きました。

 そうでもしないと、低スペックのパソコンを廃棄しなくてはならないからです。サポートの切れたWindows98マシンを再生するためだったそうですが、どちらのニュースも、ソフトについて詳しく解説されておりません。テレビ局関係者が何も知らないのでしょう。ふ〜ん?てか。


7月1日(日) 子どもは子どもらしく

 そういえば1日は映画サービスデーです。「日曜だから、どこも満席かな?」とネガティヴ思考で引きこもり。実際、単館系の韓流映画などは、朝一番の上映以外辛いところです。以前は「1日3本」という強行軍もあったのに、最近はサボリ気味ですね。いかんいかん。

 あ、友人は『ダイハード4.0』観てきたんですか・・・ブログに書いてある。「ドーンバーンドゴーン!」ってドルビーサラウンドに酔いましたね。ブルース・ウィリスは殺したって死にません・・・映画ですから。たまにはこういう、哲学ナシに楽しめるのもいいかなあ、なんて。

 GyaOで配信中のアニメ『ふしぎの海のナディア』を第20話まで観ました。全体の半分まできたところですが、ジャンもナディアも子どもらしくていいです。この世界では「子どもらしくあれ!」とうたっている。「子どもは大人を頼ればいいんだよ!」とも・・・ハッとしました。

 またまた宮崎アニメと比較してしまうけれど、コナンもラナも普通の子どもじゃない。正義感、誠実さにおいて理想化されすぎているんです。舞台が“滅びゆく地球”ではサバイバルなのかもしれませんが、何でも自分たちでやろうとする。自立した人間として描かれています。

 『ナディア』におけるジャン(男の子)は発明狂で、熱中すると食事も忘れてしまうほど。深夜にふと、お腹が空いてしまうのですが、自分で何も料理ができないことに気づく。でも、それが悪いことだとはいわない。いろんな環境に育った人がいて、得手不得手は仕方のないこと。

 自分にできること、できないこと、それが分かるようになれば一人前さ・・・。ここにサバイバルはなく、人は1人で生きていけないことを悟らねばなりません。そして“獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす”ようなことはありません。それじゃ『巨人の星』になってしまう・・・。


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