2007年10月の日記

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10月31日(水) ファイル整理

 先日、DVDドライブを購入したので、ぼちぼちパソコンの中のファイル整理を始めなくては・・・。パソコンは文書を作成するだけ・・・という人もなくはないけど、私の場合、インターネットから毎週、膨大な数の音楽ファイル、動画ファイルをダウンロードしてます。もちろん合法的に。

 PCケース内にHDD240GB(120GB×2)、これを外付けのHDD250GBへバックアップ。しかし、永久に保存し続けられるものでもないので、すでに8割方、データで充満してます。使用頻度の低いファイルから、どんどんDVDへと移し替えておかなくては、なんです。


10月30日(火) 『猫ラーメン』

 インターネットラジオのサイトを開いたら、もう、クリスマス・ストリームが始まっているじゃないの。日本じゃ考えられないことだけど、USAじゃ当たり前。1日中、クリスマス音楽流しっぱなしの期間限定チャンネル開始。クリスマス・ソングや賛美歌ばかりでなく、ロック・バージョン、ジャズ・バージョンなど、ぼんやり聴いていても楽しいのです。

 Yahoo!動画で、『猫ラーメン』なるアニメを楽しみました。1話が3分くらいなので、ちょっと息抜きにもいいでしょう。
本家はフラッシュ・アニメーションですが、小さな画面でしか観れません。Yahoo!動画の方が快適に観れると思います。猫がラーメン屋を営業してどこが悪いっ!と、いうことで、妙にリアルだったりして面白いのです。

 不思議なのは、毎回、お客さんとして登場する“田中さん”です。猫ラーメンを“不味い”と評価しつつ、ナゼに毎回通っているんだろう。何気に、大将(猫ラーメン店主)が、どんな商いをしているのか、気になるんでしょうな。学校帰りに、いつも決まった場所にいる猫や犬・・・ちょっと遠回りして覗いていくみたいな感覚でしょうか?


10月29日(月) FOMA

 新しい携帯を受け取ってきました。もしや?と思って、店を出てすぐ、箱の中を確認したら、案の定、ACアダプターを入れ忘れています。もちろん取りに戻ったさ〜。昨日の担当者が、わざわざ注文用紙に“ACアダプターを忘れずに入れてください”と赤ペンで書いてくれてるのに。

 まあ、それはさておき、MOVAからFOMAへグレードアップ、いいですね。WEBコンテンツを見ても、サクッと画像が開いてくれる。今までは数十秒、待たなければならなかったし、
×(バッテン)が出て表示されないのが普通でした。ようやくまともに使えるようになったのです。

 私の住んでるアパートは鉄筋コンクリート。といっても、せいぜい4階建ての小さな建物ですが。2階の部屋では、MOVAだと非常に繋がりにくかったのです。FOMAに変えたら、そんな悩みはいっぺんに吹き飛んでしまいました。しかも、今回の機種変更は¥0で済みました。ニヤニヤ。


10月28日(日) DVDドライブと携帯機種変更

 気持ちよく晴れ上がったので、高田馬場へお買い物。PC内蔵のDVDドライブがダメなんです。購入して3年目ですが、データCD、音楽CD、データDVDは問題なし。しかし、ムービーDVDが書き込みできません。当時は国産ドライブが高価だったため、“BTC”という無名ブランドが搭載されていたのです。

 無名ブランドだからイカン、というわけでもないのですが。ずいぶん安く購入できたのは、“パソコン工房”のパーツ選定のおかげ。今じゃ6〜7万円で買える機能・性能を先取りしていました。DVDドライブは古くなると、ピックアップのレンズ汚れ、レーザーの出力低下で、性能劣化はいかんともしがたいようです。

 ツクモでUSB外付けのドライブ、いちばん安かったI・O DATAのDVR-UN18Eを購入しました。内蔵型だともっと安いけど、¥8,580とは1万円を切ってるよ。肝心のドライブはSony NEC Optiarc製。だんだんとPCパーツの世界も国籍不明になってきました。あと2〜3年のうちに国産パーツは消えるでしょう。

 さて、もうひとつの買い物は、携帯電話の機種変更です。贅沢だなんていわないでください。ドコモの旧型機種MOVAは、FOMAに移行するため、中継アンテナも増設されない雰囲気。途切れてばかりでさっぱり繋がりません。分かりやすく説明すると、電波の周波数帯が違うんです。

 高田馬場には2軒の携帯ショップがあります。以前はAという店で機種変更したところ、最新機種でないにもかかわらず、1万円以上かかりました。今回はBというお店に入ったら、元気のいい女の子が積極的に応対。「機種変更したいんだけど、どの機種がいちばん安いの?」と聞いたら、

 「今、品切れしているんですけど、こちらのセール対象機種でしたら¥2,000です!明日入荷します!」ということでした。疑ぐり深い私は、近くのA店でも価格調査をします。「えーと、こちらの機種(B店と同機種)でしたら¥6,000です。ポイント数によっては値引きもできますけど・・・。」

 ポジティヴなA店に決定です!先ほどの女の子が、私の顔を覚えていて、すぐさま駆け寄ってきました。本体は¥2,000。MOVAのACアダプターはFOMAに使用できないので新規購入。ポイント割引が¥2,900あって、付属物と新サービス契約の割引で、プラスマイナス¥0となりました。

 高価なモノを薦めるのが商売のスジかもしれないけど、お客の要求に応えるべく(私の場合、安上がりに済ませたい)、上手くセールスしてましたね。ものすごい早口だったけれども、まあ、それでも私が理解できるという、雰囲気を読み取ってます。おそらく営業成績ナンバー1です。


10月27日(土) 台風20号

 朝から大雨。嵐のように風も強いな、と思って、ニュースを見たら、台風20号だったんですね。今日は文章校正のシゴトで1日を費やしました。天気がよければ買い物に行きたかったところですが、かなりの枚数を、時間かけてこなさなければならない。ちょうどよかったのかもしれません。

 シャツの着替えがなくなってしまったので洗濯。でも、外には乾せないので、部屋乾しです。家の中がジメジメ。それでも夕方には雨がやみました。ポプラ並木の葉が落ちて、水たまりに浸かって昆布みたい。99ショップで¥200のカップ酒(澤乃井)を買って呑みました。限定販売です。


10月26日(金) アケビ初体験

 珍しい、アケビの実をいただきました。写真に撮ろうと思っていたのに、熟していたものだから、帰宅したらリュックの中でパカッと2つに割れていました。本当のこというと、直に見るのも触れるのも、食べるのも初体験です。大きな茄子のように紫色してます。サツマイモみたいな色です。

 小学生の時に教科書で、冬眠する熊の話を読んだんです。アケビの実を食べる描写が出てきます。図鑑で見たことはあっても食べたことはない。山に行かないとないんですよね、果物店では売っていませんから。母は、「タネばっかだよ」と言っていたような気がします。どんなんかな?

 細かく黒い種子を取り巻くゼリー状の部分に甘味があります。ライチを思わせる上品な甘味です。が、種子は食べられないので、舐めた後、吐き出さないといけません。意外と食べられる部分は少なく、白く分厚い果肉は渋くて食べられません。美味しそうではあるのですが・・・。

 調べてみると果肉の部分は、“ひき肉を詰めて油で揚げたり、刻んで味噌炒めにするなど、山菜としての調理を施すことで、通好みの山菜料理として親しまれている”そうです。生ではたべられないそうな・・・。種子は現在、洗って乾燥させてます。実家に送って、畑に植えてもらおう。


10月25日(木) だるだる

 身体の不調はピークに達し、蛇が殻を脱ぐようにして起床。ダルダルです。耳がジンジン鳴ってます。これは、脳が休みなさいと、悪魔の囁きをしている。・・・脱線しますが、寝付くときの感覚です。身体が火照って、おでこが涼しい。耳鳴りがシーンとなって、やがて音が聞こえなくなる・・・ということ。

 それでもシゴトは休めません。お昼はチャイナ・クイックの日替わり丼を注文したら、チンジャオロースー丼でした。ピーマンの苦味が、身体にいいぞ!って感じです。今日はこの後、別の事務所で深夜まで作業があるのだ。画像加工のシゴトは肩が張って辛いのです。でも、週末休みたいしなあ・・・。


10月24日(水) ぼけぼけ

 う〜む、身体が鉛のように重くて動かない。ムリヤリ起きて風呂浴びて、遅くなってしまったので、朝食兼昼食を食べて出かけます。食欲ないので梅干し茶漬けですがな。地下鉄に乗り込んだけど、まだシーンと耳鳴りがしている。いつしか、ウトウトしてしまい。駅を乗り過ごしてしまいました。

 次の基点で乗り換えて、最寄りの駅まで移動しようと思ったら、乗り継ぎ用の改札でなく、出口の改札を通してしまいました。¥160のロス・・・今月2回目だと思う。前は確か、風邪引いて体調の悪かった日でした。今日は単なる過労ですが・・・。時間かかるけどJR通勤に変えようかな?

 何とか気合いでシゴトしたけど、1日中、静かに耳鳴りがしています。日記を書いたらすぐ寝よう。明日は少し贅沢して、美味しいものを食べよう。今朝は変にジーンズがツムい感じがしてましたね。いつも穿いているハズなのに。「リュウさん、このヘルメットおかしいですよ、苦しいんだ。」


10月23日(火) くたくた

 まだ火曜日だというのに、ひどく疲れています。朝は無理矢理レッドブルを流し込み、自分を奮い立たせているのです。胸焼けがするのでお約束。キャベジン1瓶購入しました。あ、今月のレコード芸術、まだ購入してないや。明日、タワレコに行ってみようかな?

 8月9月と比較すれば、少しシゴトはラクになり、過去の日記で穴を空けた部分もちょっとずつ補填です。まあ、暇な人は見てやってください。少しばかり写真も貼ってありますので。IPラジオのメンテナンス、ぜんぜんできてないなあ・・・。やらないかんのだよなあ。

 月イチで、男性情報誌のためのクラシックCD紹介を執筆してます。そのために、1枚¥1,000前後の廉価CDを6枚購入。そのなかにはLPレコード時代に評判だった演奏も・・・。微妙なモノではありますが、LPのために録音された演奏は、LPで聴いた方が音がいい。

 最近、中古LPレコード買ってないです。神田の中古店“ゼロシーシー”はすぐそこなのに。一度、レコードラックの中を調べてみないと、同じものをダブリ買いする危険も。ゆとりが欲しい・・・精神的にも、健康的にも。もうすぐ冬なのだ。温かく過ごしたいですね。


10月22日(月) もへもへ

 朝から少し胸焼け気味です。胃薬(キャベジン)切らしちゃったもんな。明日、治らなかったら買いに行こう。今日は事務所で1日、写真の整理を黙々とやっておりました。今、作業中なのは、昔の雑誌の記事を焼き直しです。写真もそのまんま入れればラクはラクなのですが・・・。

 いくら歴史関係の雑誌とはいえ、レイアウトがいつも同じじゃ、購読してくれる人も飽きちゃうでしょう?それで、できるだけ類似の前号とは違った写真を入れようとしてるんです。無駄な努力かも知れないけど、せめてこれくらいのことはしたいやね。でも、少し疲れ気味です。

 夕食は、つ○か○ランドのお弁当でした。22時になると半額で販売が始まるのだ。でも、美味しくない・・・。冷たいのを電子レンジで温めて食べるから。ちなみに店頭では常温で陳列してます。この間は、サトイモの煮っ転がしがビミョーに酸っぱかった。やばいやばい・・・。


10月21日(日) 何にもしない日

 10月中に携帯の機種変更に行かないとな〜。と思い、近所に新しくできたショップに行ってみました。シゴトの帰りだと、もう閉まっていることが多く、なかなかうまくいかない。・・・閉まってる。“都合によりしばらく休業します”の貼り紙。うげげ、どうしよう。

 久しぶりにテレビを点けると、N響アワーを放送してました。ブラームスの交響曲第2番はブロムシュテットの指揮。ホルンのクローズアップでソロが始まります。あれ?スラーで繋がっているはずの音符をタンギングしてる。フレーズの途中で大きくブレス。調子悪かったのかな?

 ブラームスでもおかしいと感じたけれど、次はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」でシモノフの指揮。木管楽器のソロが遅れて出て、端折って指揮を追い越したり、遅れたり。すべてこの連続で、安心して聴いていられない。最近はずいぶん上手くなったはずのN響が?

 ふだん、レコードやCDで海外の名門オーケストラの演奏を聴き慣れているせいか、気になります。正確に演奏できて当たり前の世界だもの。会場がサントリーホールで、残響が長いため、目で見るカメラのクローズアップと、会場で聴く音は違うのかもしれません。しかし?

 その後は、ETV特集「21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜」。司会は小山薫堂(作家)と栗山千明さん(女優)。これは面白かった。広義でいうところ、日本で最初のSF作家は星新一だったのか。他にも懐かしい名前がゾロゾロ。

 SFマガジンの編集長を務めた、福島正実の名前が懐かしい。少年雑誌の中でも多くの執筆をしていたし、実家にあるアシモフの『鋼鉄都市』は福島正実の訳。少年向けにかなりの部分をカットしてあるが、とても読みやすく名訳ともいえる。

 角川文庫の新版『ふしぎの国のアリス』は福島正実の訳に、和田誠がイラストを描いている。わざわざ“新版”と記したのは、岩崎民平の翻訳が旧くなったために改版されたのです。しかし、言葉遣いは旧いが旧版も名訳でありました。

 話題をSFに戻して、テレビカメラは秋葉原の街へと向けられます。栗山千明がサイバーチックなピンクのエナメルツナギを着て闊歩。収録時、街を歩いていた人はきっと、「栗山千明だ!」って言って驚いたことでしょう。めっちゃ美形だし、オーラ出すぎてますもん。目立つよねえ。


10月20日(土) おつかれ〜

 今日はお休みなので、昼過ぎまで爆睡して、夕方、整体(リフレ)に行ってきました。よく寝たから、それほど凝っていないと思ったけど、いえいえ、ガチガチに凝っていたようです。

 家に帰ってから、ぼんやりと写真整理などしてました。たまにやらないと、何年の何月何日に撮ったものか?かなり記憶がおぼろになっているけど、日記を読み返しながら確認です。

 朝・昼と食べていなかったので、夜、ちょっと食べ過ぎました。こういうリバウンドは怖い。独り暮らしは気をつけましょう。食べ過ぎて胸焼けしてます。う〜む。


10月19日(金) 『ジーパーズ・クリーパーズ』

 深夜のテレビで映画『ジーパーズ・クリーパーズ』(JEEPERS CREEPERS)を観てしまいました。ジーナ・フィリップス、ジャスティン・ロング、ジョナサン・ブレック、パトリシア・ベルチャー、アイリーン・ブレナン、ペギー・シェフィールド出演、ヴィクター・サルヴァ監督。(2001年アメリカ/1時間30分)

 “フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮!”という売り文句だったけど、フタを開けてみれば、監督は別の人。よくある手に引っかかり、観に行った友人の感想は、“人間じゃないものが出てきちゃったし”でした。最初はね、B級ホラー映画の王道ともいえるゾクゾク感があったんだけど・・・。

 “どうして怪現象が起きるのか?”という疑問に、もう少しマジメに答えてほしかった。演技はともかく、主演のジーナ・フィリップスがなかなかの美人で、映像も美しく、最初はそれなりに観れます。結局、わけわからん不死身の怪物が登場。その後はもう笑うしかない。あらすじが読めてしまうわけです。

 屋外の映画館(駐車場のクルマで観るヤツ)で、ポップコーンをムシャムシャ食いながら、友人らとツッコミ入れながら観るにはいいかも。終わってから、「アレって、どうなってたっけ?」という話もできます。途中で出てきた伏線が、最後まで解決されていないから・・・。何だか1950年代の映画みたいだ。


10月18日(木) 『悟空の大冒険』

 BIGLOBEストリームでアニメ『悟空の大冒険』(1967年虫プロ)を観ました。手塚治虫の『ぼくの孫悟空』が原作ですが、どっちかといえば長編アニメ『西遊記』(1960年東映)のほうが、原作に近いんじゃないかしら?いきさつについては、以前何かで読んだことがあります。

 監督の杉井ギサブローが、「ぼくの作りたいのはこんなじゃない!」と手塚治虫にダダをこね、手塚も杉井に、「なら、やりたいようにやってごらん」と、任せてくれたというエピソード。杉井は最初、東映動画に入社したけれど、すぐに飛び出して虫プロに移っています。

 手塚も東映の『西遊記』に協力はしたが、意図に反して大きく改変されてしまった。2人とも苦い体験を踏んでいることから、『悟空』をまったく違ったものへと導いたんでしょう。それは、まさにスピード感溢れるドタバタコメディ。『西遊記』をギャグに変えてしまったのだから。

 キューブのようにデフォルメされた独特の背景。遠近感のまるでないトコなんか浮世絵みたいだ。宇野誠一郎の音楽も秀逸。だけど、あまりにも時代を先取りしすぎました。『鉄腕アトム』の後続番組であったにもかかわらず、9ヶ月(39話)で放送終了してしまったのです。

 現在、第1話〜第3話までが無料配信されています。最初のストーリーは、東映の『西遊記』と重なるので、どうしても比較しながら観てしまう。パロディになっているような気もします。元のストーリーを知っていればかなり笑える。けど、子供には難しすぎたんじゃないかな?


10月17日(水) いろいろ

 今日のお昼はチキンチーズフライの弁当でした。¥390とリーズナブルで美味しかった。昼過ぎに、猛烈に眠くなってしまったので、10分ほど外を散歩してきました。予告どおり、昨日からパスタ食べまくってます。名古屋土産あんソースのストックも、もう半分使ってしまったよ。ズルズル美味しい。←食べたことある人は分かる。

 アニメ『灼眼のシャナU』が始まってます。私はインターネットテレビで観ているのだ。前作からキチ〜ンと設定を受け継いでいるので、全く違和感なしです。キャラクター1人1人が個性派揃いなので、ストーリーはますます膨らんでいくことでしょう。よく誤解されますが、私はアニメおたくじゃないよ、ポリシーがあるもの。

 @とりあえず1話か2話くらいを観てみる。A興味を感じたら続けて観る。B1話か2話で面白くない、と感じたらもう観ない。C話題を集めている作品は目を通す。新しい発見があるかもしれない。D二次元フェチではないので、キャラクターグッズは買わない。E作画レベルの低い作品は観ない。Fストーリー性の低い作品は観ない。

 平たくいえば、『灼眼のシャナ』くらいになると、まあ、『ガンダム』、『ヤマト』、『エヴァンゲリオン』くらいの認知度と見ていいでしょう。実は、『涼宮ハルヒの憂鬱』をまだ観てないんですよ。ようつべでダイジェストを観ると、なかなか良さげなんだけど。モリサワフォントが“はるひ学園”というポップな書体をリリースしたくらいだから。


10月16日(火) 今日のお昼は

 今日のお昼はチャイナ・クイックの日替わり弁当、高菜チャーハンでした。今日はハズレじゃなかった、よかった。シゴトが終わると歯医者に行き、グラつく奥歯を接着剤で固定してもらいました。自分の歯なんだけど、1箇所だけ、天然差し歯状態になってます。説明するとややこしいけど、毎月、通院はしてますので。

 夕方、雨降ってきちゃいましたねー。もう風邪は治ったからいいけれど、そうでなかったら肌寒い1日でした。もう10月も半ば、スススーとクリスマスが来て、大晦日が来て、新年が明けるのでしょうか?さて、何もすることがないので、パスタでも茹でましょうかね。明日からまた、パスタ三昧だ。


10月15日(月) オリジン弁当

 夕食、何にしようかな〜と考えつつ、帰る途中でオリジン弁当に立ち寄り。のり弁当(¥300)を買って帰りました。久しぶりに食べたら美味しかった。醤油だけでなく、タルタルソースも付いててとても親切。鰹節もたっぷりふりかけてありました。

 炊きたてご飯なのがいいですね。ついつい面倒臭くて、コンビニで買ってしまうと¥390。冷たいご飯を電子レンジで温めるより、炊きたての方が美味いに決まってる。白身フライも揚げたての方がカリッとしていて美味いですよ。

 ああ、のり弁当を食べると、どうして眠くなるんでしょう?腹持ちがいいからでしょうか?すぐに眠ってしまい、朝起きてから日記書いてます。皆さんにも訊いてみよう。私と同じように眠くなる人、手を挙げて!


10月14日(日) ヘンな夢を見た

 風邪菌を完全に身体から追い出そうと、ひたすら寝ていました。月曜からまたシゴトだかんね。こういう時はネガティブな夢を見やすいのです。たいていはすぐに忘れてしまうんだけど、妙に記憶が鮮明なので記してみます。

 勉強部屋の窓が少し開いていて、そこから白い仔猫が飛び込んできました。名前はナナ、共同生活をしている仔猫。私がどこからか拾ってきた迷い猫。今度は窓から外へ出て行こうとしたけれど、隙間が狭いので引っかかっちゃいました。立て付けが悪いのでこれ以上開きません。一度閉めれば開くだろうけど、ナナが挟まっているので、そういうわけにもいかない。

 私はナナをちょっと押し込んでみた。窓の外に落ちるはずだから。猫だから身は軽いだろうし、そうするしかなかったのです。「どすん」と鈍い音がしてナナが落ちた。窓の外へと見に行く・・・外から引っ張ってやった方がよかったかな?「痛い痛い〜」とナナが泣いている。怪我をしたようだ。「ネモひどい〜、痛かったんだよ〜」。

 「ごめんな、すぐお医者に行こうな」と言い慰め、手当ては済ませたものの、ナナは熱を出して寝込んでしまった。熱にうなされながらナナは言う。「ナナはもうここを出て行くよ、好きなヒトができたの」・・・毛布をかけてやり、私は友人に頼んで、その“好きなヒト”へと連絡を取ってもらう。ナナが病気だと伝えて、元気付けてやってほしい。

 「スキだよ・・・」とナナは携帯で話していた。相手がどんなヒトなのか、私には分からない。やがて熱も下がって、回復したナナは家を出て行く。「ちょっと待って、少しだけ言わせて」と私は言いかけ、「やっぱりやめとく・・・」と自分で遮った。ナナは気にも留めていない様子。やっぱり出て行くのかな?

 ※猫が喋ってますけど、アニメみたいなお話と思ってください。


10月13日(土) D坂シネマ(4)

 今日のD坂シネマは“ベスト・ホーム・ムービー2007”ということで、映画保存協会(FPS)の主催。“ホームムービーの日”(8月11日)に上映された作品の中から選りすぐりの1本を、国内9会場から集めました。

 まずは地元谷根千の島さんより・・・今年の1本は『景子4才』だったんですが、今夜は同じ持ち主の別の1本を上映ということで。
 @『海の一日』※解説:三堀久子さん(1959年W8無声カラー7分)本田久二さん撮影
 町内旅行で出かけた海は、毎年のことなので、もうどこの海だったか忘れてしまったとのこと。懐かしいプライベート・フィルムですが、家族以外の私たちが観てもやはり楽しい雰囲気が伝わってきます。そういえば最近は、町内旅行なんて聞かないなあ・・・。

 世田谷世話人の早田さんより
 A『明治神宮とタワー』(1958年W8無声カラー6分)筑紫鴻兒さん提供
 東京タワー、プレオープンの年じゃないかな?鉄塔は完成しているけれど、周囲には飯場のプレハブ、地面は土がむき出しで、草ぼうぼうの場所もあります。「東京タワーの階段をてっぺんまで昇るとノートがもらえたような?」そんな声が会場から漏れました。

 神戸世話人の高野さんより
 B『花電車』(1970年W8無声カラー9分)勝原靖夫さん提供
 “神戸みなと祭り”の文字が見えます。飾り付けされた路面電車は、デモ用でお客さんは乗れません。あまり見物客もみえないような?(笑)夜の街をのんびり走る路面電車もきれいですが、電飾で肝心の広告は見えません。のどかな時代ですなあ・・・。

 京都・大阪を代表して1本!大阪会場(平野区)より
 C『平野のお正月風景』(1959年W8無声白黒9分)松村長一郎さん提供
 白黒ですが、タイトルなどもしっかり編集された格調高い作品。昔は厳粛な気持ちで新年を迎えたものですが、最近はどうかなあ・・・。

 名古屋の田村さんより
 D『我が町那加町』※解説:那須寿美さん(60年代後半無声S8白黒10分)都須金石さん撮影
 かつて岐阜県稲葉郡にあった那加町(なかちょう)の風景。愛知県人にしか分からない。シキシマパン、名古屋牛乳の看板が・・・。「クルマの形を見れば、年代が分かる」と、これまた会場から声が上がります。

 小平世話人の中川さんより
 E『奥多摩南・六小大運動会』(1978年S8無声カラー7分)宮武尚志さん撮影
 小平の中心にあるブリヂストン工場の横にある小学枚の運動会。ちょうちんブルマの女子に混ざって、スリムでフィットしたブルマの子がいます。
 私の小学校だと1973年、1人だけスリムなブルマをはいた子がいました。新しいのを買いにいったら、洋服屋さんに「今度からこれに変わるんだよ」と言われてそれを買った・・・。体育の授業で男子から「海水パンツ!」とからかわれて泣いたのです。女子たちは結束して、次の週から全員が新しいブルマをはきました。みんな同じなら、誰も恥ずかしくない!男子にからかわれることもない!ということです。

 弘前世話人の竹森さんより
 F『しのぶ11ヶ月米7合/12ヶ月目もち一升』
 (1981年S8カラー3分)秀藤信美さん提供
 “可愛い子には米や餅を背負わせろ”・・・こんな風習ご存知ですか?会場からは、「私もやった!」と声が上がります。意外と東京人が知らないのは、農家でないとできない風習だからでしょうか?
 調べてみた・・・基本は、「餅つきをして、風呂敷に包んで、背負わせる」ですが、お祝い用に売られてもいるらしい。
 一升と一生をかけて、一生食べるのに困らないように、という願いが込められているそうです。
 また、1歳を迎える前に立つと、「成長してから親元を離れる(親不孝者になる)」ということで、重い餅を背負わせて転ばせる(立てないようにする)という意味もあるとか。後者はアニメ『一休さん』でやっていました。アニメの一休さんは、何と、餅を背負って歩いてしまったのです。「母上さま、お元気ですか〜♪」

 次は“発掘されたホームムーピーたち2007”ということで特別上映。ホームムービー常連、はたあきおさんの鉄道フィルムを紹介です。
 G『蒲原鉄道』※解説:はたあきおさん(80年代S8無声カラー10分)
 1999年10月に全廃となった新潟の私鉄の記録です。やはり会場から「乗ったことがある!」との声。世間は狭いなあ。山林の中を進む電車の、のどかな風景。いいですねえ。

 H『御宿』※解説:FPS(60年代W8無声カラー2分)
 “御宿は日本のタヒチだったのか?”のサブタイトル。(笑)民俗学上きわめて貴重な映橡を、今年発掘された年代物の映写機で上映。見るからに骨董品ですぞ。2分しかないので、瞬きしている間に終わっちゃいますが。(笑)

 I『都電』※解説:市川一郎さん(年代不詳S8無声白黒18分)
 本郷通りをゴトゴトと走る路面電車。はたあきおさんが、「あっ、この日はぼくも撮りに行ったぞ!」と驚きの声。路面電車廃止、最後の日のフィルムでした。サイレント(無声)映画は、みんなでツッコミ入れながら観るのがいいんです。


10月12日(金) D坂シネマ(3)

 風邪はずいぶん治りましたが、ときどきカーッと体温上昇します。さて、D坂シネマ3日目は、@『南無一病息災』(岡本忠成の紙人形アニメ1973年/18分)、A『区役所の窓口』(東京のこだま1960年頃/15分)、B『石を積む』(文化工房2001年/53分)、C『地蔵になった男』(NHK1972年/30分)、D『くっさく』(帝都高速度交通営団企画1970年/30分)の5本でした。

 @『南無一病息災』・・・「ヒロコよ、ヒロコ、おっかなくなんか、ないよ♪」と、及川恒平のフォークソングで始まります。全編がこのフォーク1本で語られており、すばらしい。床に伏せった女の子が赤鬼と青鬼の絵本を広げていて、そこから昔話が始まります。病気がちな与茂平と健康な五郎市、二人の猟師がおりました。

 与茂平の身体が弱いのは、胸に小さな青鬼が取り憑いているから。でも与茂平は、人一倍健康に気を遣い、たくさんの子供に看取られながら大往生。いっぽう、生気溢れる大酒呑みの五郎市。きれいな嫁さんを貰い、子供が産まれて幸せの絶頂。そこに恐ろしい赤鬼一家が身体に取り憑き、大暴れ。一瞬にして生命と家族を奪われます。

 身体の弱いことが、即ち不幸ということではない。南無一病息災・・・と締めくくられました。

 A『区役所の窓口』・・・新築になったばかりの旧文京区総合庁舎、職員の勤務風景です。郵便局や結婚相談所まで含む親切設計。現在のシビックセンターは“バブルの塔”と野次られておりますが。(笑)何と、庁舎の一室でお見合いまで行なわれていたようです。

 B『石を積む』・・・日本の石垣文化、驚異の技術と環境整備を描いた作品。日本で初めて、石垣+天守閣という城郭の構造を築いたのは、やはりモダンボーイ織田信長の安土城であったそうな。石垣は表面の石だけでなく、排水のための内部構造を持つとは知りませんでした。穴太(あのう)衆の石積みのことも分かって大満足。

 C『地蔵になった男』・・・根津に住んだ日雇い労務者の思想家、宮沢芳重さんのドキュメンタリー。私がここでとやかく書くより、詳しくまとめられたホームページがあるので、そちらをご覧になった方がいいかと。別館にも思想・文学について研究されたテキスト多数。

 
私の宗教的体験
 
地蔵になった労務者(1)
 
地蔵になった労務者(2)
 
地蔵になった労務者(3)
 
畑に家を建てるまで

 D『くっさく』・・・千代田線の地下工事、難所はお茶の水と根津でした。線路が独特のニ階建て構造になっているのは、道幅が極端に狭いため。始発までの深夜4時間だけが毎日の掘削作業。道路に長大なスクリューをねじ込み、次々と掘り出される粘土の塊。直径40cmの穴に鉄筋を挿して、モルタルを流し込むとコンクリート柱となるが、1日2本、80cmしか進まないという難工事。

 お茶の水では川底の下を掘り進みます。川底ったって、ヘドロのグジュグジュ。パイプを巡らせ、電気でヘドロを凍らせ、硬くなってから掘り進む。理論的には簡単だけど、実際にこれを行なうには、ものすごい手間と、夥しい電力を消費するはず。目的のためには手段を選ばない・・・それが地下鉄工事なんだ。いやはや、脱帽です。


10月11日(木) 『リンダ リンダ リンダ』

 今年の風邪は症状こそ大したことないが、なかなか治りません。深夜のテレビ東京で映画『リンダ リンダ リンダ』を観ました。ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織 出演他、山下敦弘 監督。(2005年ビターズ・エンド/1時間54分)

 時期的なことを考えれば仕方ないのですが、公開当時は、『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』の二番(三番)煎じみたく思ってしまい、観に行きませんでした。しかし、『リンダ リンダ リンダ』はよかった。後で調べてみたら、監督が『天然コケッコー』の山下敦弘だったのか。

 何かとてつもないことが起きるわけでもなく、どこにでもあるような小さな出来事といった感じで、淡々と描かれていました。高校生や学園祭の描き方がうまく、どことなく懐かしさも覚えさせてくれます。

 『スウィングガールズ』は音楽的なツメが甘く、ふつうの人なら素直に「私も楽器やりたい」と感じるだろうけど、もと管楽器プレーヤーの私としては、かなりイライラさせられました。いかにも“作り物”って感じだったし。

 バンド経験者は違和感を覚えるかもしれないし、ブルーハーツのこともよく知らないけれど、『リンダ リンダ リンダ』はそれを掘り下げることもない。女の子たちが見聞しているだけの世界だから無理がないです。

 本番開始直前、ひょっとしたら緊張してグジャグジャになりはしないか、冷や汗だったけど、緊張がうまくプラスに働いて、練習の時よりもいい演奏になった。この瞬間がものすごく気持ちいい。

 主役の4人も性格がきっちり描き分けられていて、「ああ、こういう子、昔いたよな〜」とか、のんびりと時間が流れていく雰囲気がいいです。感情移入もできるし、がんばれよ〜!と応援したくなります。


10月10日(水) D坂シネマ(2)

 風邪っ引きを押しての参加です。執念だな、ねも艦長。この日のプログラムは@『日本昔話 さるかに』(岡本忠成の木彫り人形アニメ1972年/19分)、A『東京の駐在さん』(東京ニュース1980年頃/15分)、B『違反建築』(東京都映画協会、都広報室)、C『東京都食肉衛生研究所』(東京都映画協会、都広報室)、D『食肉市場』、E『御所浦体験環境プログラム』(山本草介監督2006年/32分)の6本でした。

 @『日本昔話 さるかに』・・・丹誠こめて作った柿の実を、強欲なサルに奪い取られ殺されるカニ。青い実をぶつけられ、潰れたカニの腹の下から2匹の子ガニが誕生します。誰もが知ってる昔話だけれど、ここでの演出はかなりシュール。ジャイアニズムの根源ですな。フィルムの退色が惜しまれます。

 A『東京の駐在さん』・・・谷中墓地にある駐在所にいた桜さん、35歳の1日を追ったもの。現在は引退されているそうです。『こち亀』の両さんみたいなイガグリ頭。キャラクターもそんな感じです。子供の頃は腕白で、地元の駐在さんにお説教を食らっていた桜さん。今は子供たちに柔道を教え、時にはわざと負けてみたり・・・微笑ましいです。

 B『違反建築』・・・テレビで、“旧い家を低予算で、見事にリフォームしてみせる”みたいな番組ありましたよね?そこにも出てきましたが、建物が境界を越えてしまっている違反建築。お隣の壁とスレスレですよ。建て売り業者は、検査官の目をごまかし、何度、中止命令が出ても知らん顔。住人が入ってしまってから取り壊しでは、目も当てられません。実在する検査官の2人が主人公ですが、やがてテレビドラマの刑事の風貌に変わっていきます。すごい。

 C『東京都食肉衛生研究所』、D『食肉市場』・・・この日は特別に、少し前まで現場にいた職員さんがゲスト。映画を観ながら説明していただきます。「出荷される牛や豚の40%〜70%が何らかの病気や寄生虫を持っています。」・・・「今はもっと低くなりましたー!」といった具合です。「今は担いで運搬したりしませーん!」・・・時代は変わるし、たいへんいい勉強になりました。寄生虫があるから豚の臓物は肉屋に並ばないんですね。今は変わりましたが。

 E『御所浦体験環境プログラム』・・・熊本県御所浦の歴史と風土を紹介。中学生や高校生、子供たちの体験学習を奨励しています。海を知らない山ん中・・・岐阜県の子供たちがやってきます。ここで恐竜の化石を掘ったり、地引き網に参加して魚のバーベキュー。地元の学生たちとの交流会。子供っていいな、誰とでもすぐに仲良くなれる。「もう帰りたくありませーん!」そう、笑いながらも子供たちは去っていく。充実した日々を胸に抱いて。


10月9日(火) 風邪っ引き

 昨夜から少し、喉がイガイガするな〜と思っていたら熱が出ました。しかし残念なことに、体温計が見つからないのです。大掃除をすれば出てくるはずですが、とりあえず、それだけの体力がありません。早く治したいので、ひたすら寝ます。

 10日〆切の原稿もあるので、夕方もぞもぞと起き出して書き上げます。鏡を見なくても、手の甲が土のように黄色いです。鏡見たらきっと、死人のような顔色なんだろうな・・・と想像してみます。う〜ん、最悪だあ。明日は起きれるかなあ?


10月8日(月) D坂シネマ(1)

 今年もいよいよお楽しみのD坂シネマがやってまいりました。今年から会場は、“協和会の蔵”へと移動。ふる〜い日本家屋の蔵をそのまま利用しています。入場料は¥300で、10日(水)、12日(金)、13日(土)にも行われます。めざせ皆勤賞!というのも、ここで上映される貴重な作品は、他では観られないからなのです。

 この日のプログラムは@『おこんじょうるり』(岡本忠成の人形アニメ1982年/25分)、A『蔭で働く人々』(みんなの力で)(東京ニュース1955年/9分)、B『1,000万円で死ぬまで面倒みます』(東京のこだま1980年/30分)、C『よみがえる砂丘』(東京電力1985年/28分)、D『川口の鋳物師』(民族文化映像研究所1984年/41分)。

 @『おこんじょうるり』はすばらしかった。イタコの婆さまとおこんキツネの物語。涙が出そうになってしまいました。人形アニメの素朴さと躍動感、そして音楽がいい。岡本忠成さんの名前は初めて知りました。あたしゃ今まで何を観てきたんだろう、と自分に呆れてしまいます。

 アニメーションの歴史の中でも、芸術的な名作を観られる機会がないというのはさみしい。大藤信郎、イルジ・トルンカ、アレクサンドル・アレクセイエフ。この3人は観たくてたまらないけど、未だに観る機会がない。調べていたら
杉並アニメーションミュージアムで時々上映されるようだ。時間を作って通おうかな?

 保育園児や小学生の頃、園内や学内で16ミリのフィルムが上映されました。まだビデオもDVDもない時代ですから。人形アニメを思い出せば、『つるのおんがえし』、『わらしべ長者』、『竜の子太郎』、『ちから太郎』など・・・。インターネット検索すると図書館のライブラリーが出てくるけど、作家の名前は記されていない。なんてこった!

 話題を映画に戻します。A『蔭で働く人々』はフィルムを借りてみたら、中身が違っていた!とのこと。『みんなの力で』という納税義務をPRした映画。若き日の高橋圭三が出演していたり、最後には「サザエさん」のマンガもあり、といった内容で楽しめましたが、さて、ライブラリーのケースに元のフィルムが納まるのはいつの日か?

 B『1,000万円で死ぬまで面倒みます?!』は笑えない。品川区にあった青老ホーム勇者の園。1,000万円払えば、老人の(できの悪い)息子として死ぬまで面倒をみましょう、というビジネス。事業者もボランティアとは言っていない。老人介護の実態を知る者には、愛情のある・ない、などとキレイごとは言ってられないのだ。

 C『よみがえる砂丘』は、地震にも絶対安全、と営業が開始された柏崎刈羽原発1号機の完成を描いたPR映画。2007年7月16日、新潟県中越沖地震で放射性物質漏れの事故を起こしているが、この映画を観るかぎり、砂丘の下に眠る巨大な岩盤の上に設置された世界最高の耐震強度であることに疑いはない。

 画面にはときどき、“TOSHIBA”の文字が映る。市民の生命、全国のライフラインを預けられた施設だけに、最高の技術、最高の物資をつぎ込み、そのオペレーションには1ミリの狂いも許されない。何千万個あるか想像もつかない部品の数。それらが正確に働き、大勢の人間によってコントロールされていること自体がすごい。

 D『川口の鋳物師』は、鋳物師鈴木文吾さんの焼型による、天水鉢の製作過程を追ったドキュメント。川口=キューポラのある街ですよ。お寺の天水鉢も鐘も、同じ製作工程による成型ですが、鋳型が土と砂でできてるなんて想像もつきませんでした。とにかく、とてつもなく手間も時間もかかるのです。

 ありがたみのないプラスチック製品ばかり見ている私たちには、土をひとこね、打ち付けては削り、砂を塗っては削り、薪で炙って固め・・・という繰り返しに、ただただ唖然とするばかり。ただし、こうして造られた天水鉢や鐘は、何十年、何百年も朽ちることなく使われ続けることができるのですね。


10月7日(日) パスタ三昧

 最近は、99ショップで買ったパスタを茹でて食べてます。1袋500グラム!これを茹でると、とてつもない量になり、3日ぐらいかけて食べることに。それに99ショップでは、S&Bペペロンチーノの素(粉末)が売られていて、2人前×3袋入り。レストランと同じ味が作れます。

 パスタ>うどん・そば>ラーメン>食パン>ご飯

 独断と偏見ですが、もっとも安い主食(炭水化物)かもしれない。うどん・そばは、くっついたり、ひからびたりして保存が利かないし、パンは、その日か、翌日くらいまでに食べないと風味が落ちます。インスタントラーメン(袋麺)はいちばん安くても、3食100円。

 お金が無いわけではないのですが、倹約できるところは倹約したいのです。ちなみに先週の帰省で、名古屋名物あんソースも仕入れました。しかし、極太パスタは東京では売ってません。これも一緒に買っておけばよかったな。どこか探せばあるんだろうけど。


10月6日(土) 本郷クラブ10月例会

 今月の公開講座は、映画と講演「60年代映像文化と大島作品」で、まず大島 渚 監督の『青春残酷物語』を上映。その後、映画評論家の松田政男先生をお迎えしての講演です。事務所から、文京区男女平等センターへは歩いて15分くらい。でもプロジェクター等の搬入機材が重かった。

 世話役がこっそり漏らす。“実はまだ講師と連絡が取れてないんだよ”と。(笑)先に約束はしてあるが、電話は繋がらず、やむなく内容証明郵便を送ったといいます。時間稼ぎに、DVDの特典映像である“シネマ紀行”を先に上映しました。

 “シネマ紀行”・・・15分くらいのドキュメンタリーですが、これがなかなか面白かった。映画制作当時の思い出を、大島監督が出演して喋ってくれる。ダイレクトに製作意図が分かるわけです。映画の中の風景と、現在の風景を比較するのも楽しい。クルマで暴走している現代の若者にもインタビュー。

 彼らが、意外と快くインタビューに応えてくれる。フタを開けてみればなかなかの好青年じゃん。茶髪の少女が語ってくれる。「日本でいうなら幕末の時代とか、まだ20歳そこそこの青年たちが、日本の政治を動かそうと活躍するでしょう?」

 「ところが今じゃ、直接、政治に触れようと思ったら、50過ぎのおじさんになっても、政治の世界じゃ若手と呼ばれる。私たちには何も動かせない世界になっちゃった。」(うろ覚えなので若干異なります。)

 この“シネマ紀行”を観たことで、理解はいっそう深まりました。若者が目茶をやるのには、それなりの理由があるってこと。屁理屈にもそれなりの背景があるんだと。本編の上映が始まり、終盤に差しかかったところで講師の先生が到着。間に合ってよかった。講演もなかなか面白かったですよ。


10月5日(金) いろいろ

 お昼はのり弁当(¥390)でした。私が大学生の頃は、“ほか弁ブーム”だったですね。“ほっかほっか亭”をはじめ、“たきたて弁当”やその類似名でのチェーン店や個人店。数え上げたら枚挙に暇がないほど。あちこちに黄色いアーケードと釜のマークが見られました。

 その前には“おにぎりブーム”と“ハンバーガーのブーム”がありました。今や、ほか弁の多くの店は消えたし、おにぎり店も姿を消しました。ハンバーガーも、“サンパチセット”が消えた頃からいったん縮小し、最近の値下がり(¥100メニュー)に伴って、少しずつ復活。

 久しぶりののり弁当は新鮮な感じがしました。醤油ではなく、ソースが付いていたことは、ちょっと不満。夕方は歯医者に通院するため、少し早く事務所を出ました。この日はいつものクリーニングではなく、約1年ぶりのドクター・チェック。結果は進行に変化なし、経過観察でした。


10月4日(木) 『青春残酷物語』

 お昼はチャイナ・クイックの日替わり丼を注文しました。が、ハズレでした。ゴーヤ丼だったのです。いや、ゴーヤ丼が悪いってんじゃないけれど、掘っても掘っても、食っても食ってもゴーヤ。ものすごい量でした。苦いのも、少し食べるには美味しいんだけどな。

 明後日の本郷クラブ10月例会では、映画を上映します。機材がきちんと動作するかどうか、カレンダーを繋ぎ合わせてスクリーンを張り、事務所で試写会を行いました。『青春残酷物語』桑野みゆき、川津祐介、久我美子、渡辺文雄、田中晋二 出演、大島 渚 監督、真鍋理一郎 音楽。(1960年松竹/1時間36分)

 一世代上のオジサンに語らせると、この頃、女性はみな川津祐介に憧れたそうです。確かに和製アラン・ドロンみたいだけど、この頃の演技は大根!偶然にも『太陽がいっぱい』とは、公開が同時期なんですけどね。上手い役者と、大根がごちゃ混ぜになってます。何だろうこれは・・・。

 桑野みゆきが可愛い。水玉のワンピースに細いウェスト。よくこの『青春残酷物語』でデビューしたと誤解されるけど、調べてみたら、1955年頃から映画に登場、50本以上の作品に出演して、結婚を機に1968年頃、引退してしまったらしい。お母さん(桑野通子)もベテラン女優だったそうです。

 主人公の眼を通して、大島監督が怒っている。けれど、脚本の不備か、それが伝わりにくい。「俺たち別れよう」って、ロクに働きもしていない大学生が、世間を知ったような台詞を吐くのはどうか?大人たちに対するイライラも、あまりにも象徴的すぎるんです。暴力で怒りを表現するなんて。


10月3日(水) レッドブル

 レッドブル・・・噂には聞いていたけど、今朝、たまたまコンビニで見つけたので、栄養ドリンクということで飲んでみました。250CCはちょっと量が多くて苦しかったです。普通の栄養ドリンクって、120CCくらいしかないわけだから、濃ゆい飲料を2本飲んだことになるわけ。

 Wikipediaで調べてみる・・・。タイで開発されたスタミナドリンクで、オーストリア資本の会社が輸出販売を行っているそうな。これは何も特別な記事ではなく、もちろんオロナミンCだって載っているんだけど。

 私はふ〜ん、と思うだけ。記事の下の方には、
 
実際の発生事故:
 
2007年8月に行われたモトクロスの大会で、レッドブルを5時間に8本飲んだ男性が心臓停止に陥った。

 なんて、恐怖心を煽る文章があります。カフェインはせいぜい緑茶と同じくらい。しかし、8本といえば2リットルじゃない?常識で考えても飲み過ぎでしょう。お腹ガボガボ・・・死にはしないと思うけどねえ。

 ドイツレストランのビールジョッキは、最小で1リットル。私は2時間半の間に4リットルのビールを呑んだけど、何ともないよ。水だったら1リットルも飲めないけど、ビールだと呑めるのは浸透圧の関係です。

 その代わり・・・トイレに立つ回数がものすごく多いです。“ビールは腹に溜まる”(料理が食べられなくなる)という人もいますが、私はジャーマンポテトとフランクフルト、たくさんたくさん食べました。いつの間にか脱線している・・・。“風が吹くと桶屋が儲かる”のさ〜。


10月2日(火) 五目あんかけラーメン

 東京から帰ってきましたよ。すぐにシゴト、シゴトです。お昼はチャイナ・クイックのあんかけラーメンを注文。片栗粉のとろみは保温性抜群で、アッチッチ、猫舌の私はすぐに食べられない。いや、シーフードもたくさん入っていて、美味しかったけどね。

 雑誌の校了も終わり、白焼き(青焼き)が上がってきました。これまでの白焼きと違って、DPIを落とさず、本刷りと同じクォリティで仕上げてあります。紙の質を考えたら、本刷りより上質なんじゃない?苦労して集めた写真もキレイに印刷されておりました。


10月1日(月) 東京に帰ります

 昨夜は親父のパソコンをアップデートしていたら、深夜3時になってしまいました。10カ月も放置されていたのと、ダイヤルアップ回線で、アンチウィルスを更新していたのです。

 朝昼兼用で飯を食い、親父にパソコンの使い方をレクチャー。どうせ忘れてしまうんだろうけど。充電したばかりのバッテリーでクルマを走らせ、ハードオフを視察。見るだけだよん。

 実家には何にもないなあ。帰って来いと言われても、あるのは絶望のみ。そんなの嫌だ、ということで東京に戻ります。今回はどこにも遊びに行かなかったし、何も食べてきませんでした。

 おみやげは、スーパーで買った“あんかけパスタ”専用のあんソース。これは自分用です。あとは名古屋駅のお土産売り場で定番の“千なり”や“坂角のゆかり”などを買って帰ります。

 東京駅構内の“大江戸そば”(八重洲北口店)で、カツカレー(¥580)を食べました。普通のカレーが¥380、コロッケカレーは¥470。安いのはいいけど、あまり美味しくなかった。


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