2007年11月の日記

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11月30日(金) 枝豆入り焼豚チャーハン

 お昼はチャイナ・クイックの日替わりランチ。今日は焼豚チャーハンだったのですが、ところどころ緑の小粒が入ってました。銀杏かと思いきや、これが実は枝豆(大豆)でした。こういう使い方もアリかな?という感じでしたが、食べてみるとなかなか美味しいのです。

 はんぺん揚げの種類にも、枝豆入りのがあります。私はこれも大好物で、電子レンジで少し温めて、ぽん酢をかけていただきます。「大豆は畑の肉」とも言われるし、挽肉に大豆をブレンドした“大豆ハンバーグ”も美味しそう。い、いかん!お腹がぐうぐう鳴ってきた。


11月29日(木) 引きこもり

 昨日から、原稿執筆のために自主引きこもりしております。昼夜逆転してしまいました・・・というのは、静かな深夜の方が集中できるからなんですが。現在、書き上がったのでこうして日記を書いてます。明日は普通に起きて外出するので、そろそろ寝ないと・・・。

 原稿は、明日1日寝かして、推敲してから送信します。日数としてはまだまだ余裕があるので、書いてすぐ!というのはよくない。小腹が空いてきたけど、すぐ食べられるものがないので、お米を炊き、卵とソーセージを焼いて食べました。本当に引きこもりだな。

 今回の執筆のために購入したCD・・・。ぜんぜん期待してなかったけど、ハイティンク指揮ロンドン・フィルハーモニーの「シェエラザード」。これが意外と好演でした。PHILIPSレーベルにはコンドラシン盤が聳えているので、ついつい陰に隠れちゃうんですよね。

 カップリングはノイマン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスの「ペール・ギュント」でした。こちらも好演・・・おそらくPHILIPSの録音ではなく、旧東独ETERNAのライセンスでしょう。旧いけど(1967年)、録音も優秀。ユニヴァーサルUCCP-7036¥1,000(税込)です。


11月28日(水) クラシックCDを聴く

 年末進行のクラシック・レビューを片付けるため、本日は自宅で作業予定。なんだけど、ちょいと体調よろしくない。それでも6種類のCDをチョイスしなくてはならないので、夕方には新宿のタワレコへ歩いて出かけました。

 来月(新年1月)は、チェコとロシアの音楽特集。スメタナ、ドヴォルザーク、チャイコフスキー、ムソルグスキー、ボロディン、リムスキー=コルサコフの6人を取り上げます。初心者向けの企画なので、すべて廉価CDをチョイス。

 スメタナ、ドヴォルザークで1枚。さすれば、「新世界」と「モルダウ」のカップリングを探すしかないが、意外とコレが少ないのだ。何でだろう?LP時代にはたくさん種類があったはずなのに。あまり録音のよくないものもいかんし、何でもかんでもカラヤン・・・というシロウト騙しの記事にはしたくない。

 チャイコフスキーは名曲がたくさん。2枚で、交響曲5・6「悲愴」とピアノ&ヴァイオリン協奏曲、三大バレエくらいは押さえておきたい。そんなの不可能じゃ?ユニヴァーサルから発売されている“パノラマシリーズ”は2枚組で¥1,500。コレを2種類購入することで、有名曲がほとんど揃います。

 ムソルグスキーは「展覧会の絵」と「禿山の一夜」が、1枚に収録されたCDを。ロシア管弦楽曲集のオムニバス1枚で、ボロディンの「だったん人」「中央アジア」やチャイコフスキーの「1812年」、スラヴ行進曲。リムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲も必要だし、残る1枚は「シェエラザード」でしょうか。

 40枚くらいのCDを黄色いバスケットに入れ、2時間くらいかけて足し算、引き算、消去法で6種類のCDに厳選します。長年CDショップで働いてきたので、だいたいの音は予想できるんですよ。精算!疲れました、お腹へった。知る人ぞ知る幻の牛丼“たつや”で、腹ごしらえしてから帰途につきます。

 やっぱり体調よろしくない。帰る途中でお腹が痛くなり、トイレに駆け込みました。それでも無事に家にたどり着き、CDのジャケットをスキャンして画像を取り込みます。音も確かめなくっちゃね!メインオーディオは隣の部屋にあるので、とりあえずAVシステムのDVDレコーダーにCDを入れてみます。

 「展覧会の絵」冒頭のトランペットが、鼻をつまんだような情けない音色・・・続く弦楽器もチャラチャラしたヘンテコな音色。アレ?ヒドイCD買ってしまった!と一瞬焦ります。(汗、こんなのヒトに薦められない!)驚いて、メインオーディオへとCDを移し変えました。トランペットが逞しい音で鳴ります!よかった。

 DVDレコーダーでもいちおうCDは聴けます。まだ最近購入した機器だし、カタログにも“最新サンプリング技術で音質も向上”みたいなことは書いてありました。しかし、CD専用プレーヤー(10年前に造られた中級機)の音質にはかなわない。技術の進歩も、造り込みを追い越せないことがあるのだ〜。

 ※パソコンなんかのデジタル技術は別だけど。ことさら音に関しては、理論じゃ感性を超えられないです。


11月27日(火) 入稿〜!

 ちょいと手間取りましたが、本日入稿!そのままシゴトしてたら、クライアントから携帯に年末進行のお知らせが来たさ〜。やります、やります、ということで、明日はそっちのシゴトに専念します。それが終われば、年末年始はのんびりできるもんねえ〜。

 先日、レンタルしてきた『DEATH NOTE デスノート the Last name』(2006)を観てみます。映画館で1度観てるんですが、疲労困憊の体調だったため、ラストの方で少し寝てしまいました。ボンヤリしていた部分が繋がりました。こうしてキーボードを叩いていると・・・。

 『the Last name』・・・何で真ん中だけ大文字になってるんだ、と考えること小1時間。(嘘)あ゛〜、“L”だけワザと大きくしたんかい、納得。サテ“L”の番外編は来年2月公開ですか。監督が金子修介じゃなく、中田秀夫にバトンタッチ?期待できないなあ。


11月26日(月) もうちょっと

 本日入稿の予定が、今日は外周りだけ。本文は明日になってしまいました。明日でもぜんぜん遅くはないのでいいんですが。とりあえず私は次の本の準備にとりかかります。夕方にはお客さん(久しぶりの本郷クラブメンバー)が来て、しらなみを呑みながら盛り上がりました。

 みなさん、けっこう『点と線』はご覧になっていたようで。やはりビートたけしと高橋克典の評価は高い。映画の話題は脱線して、『ダーク・エンジェル』から『泥の河』へと移り変わります。コレ、中学か高校のとき観たんだよな。性が汚らわしく思えてしまった。あ〜、人生いろいろだ。


11月25日(日) 『点と線』(後編)

 昨夜の続き(後編)でっす。いや〜、よかった。これまで私の観てきたビートたけしといえば、自分自身を演じたものが多かったような気がしますが、今回は鳥飼刑事に徹していました。昔の映画だと加藤 嘉が演じていた役。映画版は観ていないけど、名バイプレイヤーの加藤 嘉と重なっている感じがしました。(言いすぎか?)

 回想する現在の三原刑事を宇津井 健、つや子を池内淳子で出したのは、なくてもよかったような気がする。密かに三原刑事に想いを寄せるつや子は、内山理名で留めておいたほうがよかったのに。ともあれ、竹中直人(オマケ)のミスキャスト以外はなかなかのできばえ。2日間、たっぷり楽しませてもらいました。

 さて、明日からいよいよシゴトも大詰め。年末進行で12月前半には片付けてしまわなければ。この三連休でリラックスしたカラダを役立てるぞ!っと。昨夜は少しだけ、IPラジオのメンテナンスも行いました。まだまだ直す箇所はたくさんあるんですけどね。課題は目の前に山積みだあ〜。がんばるぞっ!と。


11月24日(土) 『点と線』(前編)

 昨日、電車の吊り広告で、松本清張の『点と線』が2日連続ドラマで放送というので、楽しみにしていました。主演:ビートたけし、高橋克典 他。いわゆるキャスティングにアイドルを起用していないのが気に入りました。しぶ〜い造りですが、昭和30年代の東京駅のホームや福岡の町並みを再現したオープンセット。日本各地で昭和30年代の列車を再現してのロケーションが行われたそうです。

 今夜は前半のみですね〜、松本清張ものは話が面白い。犯人は目星が付いたというのに、明日はどうやってアリバイを崩していくんだろう・・・。たけし&高橋コンビは、昔観た『砂の器』(1974)での丹波&森田コンビを想い出させます。高橋克典はかつて『リング完全版』(1995)の演技で、私の中で評価高いのであります。久しぶりに重厚なテレビドラマにめぐりあったぞ、っと。ワクワク。


11月23日(金) 生命の洗濯

 久しぶりに秋葉原へお買い物。リフレ(整体)で生命の洗濯もしてきました。帰りは新宿へ寄って、タワレコで“レコード芸術”を買ったり、西武新宿ぺぺの“キャンドゥ”で¥100アイテムを物色。携帯のイヤホンを収納するソフトケースをげっと。¥100でちょうど良い品物が見つかると、うれしいじゃないですか。

 たくさん眠ったハズなのに、帰って夕食を食べたらまた、コテンと眠ってしまいました。リフレでツボ押ししてもらったのが効いているなあ・・・。観たいテレビがあったので、目覚ましをセットしておいたのに、平日と土曜日のセッティングを間違えてました。たぶん、目覚ましが鳴っても起きられなかったと思うけど。


11月22日(木) 校了おつかれさま

 朝からゲラ後半を精読・・・午後には、細かい誤字をほじくり出して、“てにをは”(助詞)を直して、長ったらしい文章を2つに区切ったり、引っくり返したり、穴が空くまでチェックしました。夕方には、各章扉のデザインもできあがり、後は、月曜の朝にはめこむだけ。校了です。

 終わったぞ!ようやく編集長も重い腰を上げ、ゲラをチェックされましたが、訂正はナシ。今夜から枕を高くして眠れます。三連休は有意義に過ごそう。今日はドラフトワンを呑んで、バタンキューです。来週からは書籍のシゴトも始まるし、年末進行の原稿も上げなきゃです。


11月21日(水) 校了前は大忙し

 来週月曜が入稿ですが、今週は金曜日が祝日のため、事実上、木曜日がタイムリミットです。大急ぎでデザイナーさんに素材を渡して、扉4枚を作ってもらわねば。今回、なぜか編集責任を仰せつかっちゃってるんですが、勝手にやっていいことと、相談の上でやらなきゃいけないこととの2種類がありますから。

 新規原稿はいいのですが、今回、旧稿をOCR(パソコン読み取り)にかけたものが大半。よく見ると、漢字の間違いがけっこうあるんです。斜め読みではダメで、1字1字、指と目で追っていかないと本当の校正にはなりません。たいへんな時間がかかるため、作業のいちばん最後になってしまいました。

 最終チェックできたのは前半のみ。明日は早朝出勤して、後半をやっつけねばなりません。


11月20日(火) 箱根取材

 急遽、箱根へ取材に行くことになりました。箱根湯本のひとつ先の塔ノ沢温泉。来年のNHK大河ドラマは『天璋院篤姫』ですが、皇女和宮が宿泊したという温泉旅館があり、庭先にある歌碑を撮影しに行くのです。しかし、飛び込みとはいえ、レギュラーのシゴトもサボれません。

 朝の4時に起床、外はまだ真っ暗。支度をして新宿まで出て、5時半の急行に乗ります。予定到着時間7時半・・・リクライニングシートじゃないから寝られない。バッグに入れた雑誌と、携帯のインターネットラジオで時間を費やす。山ん中ですから、明るくなったのは7時頃。

 旅館には8時の約束ですが、7時半に着いちゃった。コンビニも喫茶店も、何にもありません。さ、寒い・・・幸い巨大な自販機コーナーがあって、“おでん缶”やら“ラーメン缶”を販売しています。よっしゃ、¥300のラーメン缶で温まろう!ゴトンと出てきたのは冷たいラーメン缶・・・そんなバカな!

 シマッタ!隣の自販機こそが、温かいラーメン缶でした。これはもう買い直すしかないでしょう。ふむふむ、どうして麺が伸びないんだろうと思ったら、こんにゃく麺でした。道理でねえ・・・おでん缶のメーカーが作ってるんだもの。“しらたき”ですよ、コレは。とりあえず温まったぞ。

 8時に旅館を訪ね、歌碑のある庭へ移動。三脚を持ってきてよかったです。すごく暗いですから。シゴトの写真は失敗が許されない。構図や角度を変えて、かなりたくさん撮っておきました。さて、東京へ戻ります。遊びに来たんならすごくいい所なんですけど。もったいない。

 いったん戻ってから、レギュラーのシゴトに行きます。半日のロスだけで済んでよかった・・・けど、この日は編集者が本社に捕まっていて会えません。マズイ・・・入稿は来週月曜ですが、今週は金曜日が祝日のためあと2日しかない。デザイナーにオーダーの出てないページが・・・。

 夜は事務所で社長と2人、頂きものの牡蠣を鍋にして食べました。いつもというわけじゃないんですが、時々カセットコンロが活躍します。白菜と豆腐を煮込んだのですが、うまい具合に出汁が出て、お店で食べるよりずっと美味い。ちょうど1年前にも牡蠣鍋をやったんですよね。


11月19日(月) 五目あんかけラーメン

 お昼は五目あんかけラーメン、温まるわあ。今日は編集長がお休みなので、ゲラをほぼ完成形に近づけておきます。来週月曜日が出校です。夕方、一時的に身体を冷やしたら、すぐに鼻水が出てきました。あぶないあぶない、すぐに温かくしたら治りましたけど。

 明日は始発に乗って箱根まで。1枚の写真を撮りに出張です。午前中に終わらせぃ、って、タイトなスケジュールだな。早く寝て、4時くらいに起きなきゃ。2時間、電車の中でどうやって過ごそうかな?そうだ、読みかけで放ったらかしなっている小説を持っていこう。


11月18日(日) 寒いですねえ

 今日はまたいちだんと寒いですねえ、ユニクロのフリース引っ張り出してきました。エアコンの暖房、寝るときはいいけど日中は効かないなあ。設置してあるのは隣の部屋だもの。(それでも夏場はOKなんですが)来週こそはガスファンヒーターを出そう!ガス代ハネ上がるけど。

 今日もまた午後からシゴトでした。昨日、昼夜逆転させてしまったので頭が痛いです。夜、閉店間際のスーパーに行ったら、握り寿司のパックが半額で売っていたのでげっと!喜んで帰ってよく見たら“ワサビ抜き”って書いてあった。普通の寿司もあったのに不注意千万!あらら・・・。

 何ヶ月かぶりの握り寿司はワサビ抜き・・・まあ、それでも普通に美味しかったからいっか。


11月17日(土) しばらく様子を見ます

 修復作業を始める前にやらなければならないこと。朝までかかってデータのバックアップをとりました。睡眠不足のため昼過ぎまで寝ます。ごそごそ起き出して、修復作業に取りかかったんですが、なぜか?通常に起動してしまい、CDから起動させることができません。

 初期画面から、強制的にCD起動させると、上書きインストールが始まってしまうのでコレもダメ!一時的に直ってしまったみたいな感じです。次回、CDを入れて云々・・・のコマンドが出るまでお預けか。まあいいや、今んとこ普通に使えてるし。CDはしばらく手許に置いておきます。


11月16日(金) パソコン調子悪い

 パソコンが調子悪く、ここ2、3日、1回では起動しないのです。WINDOWSの修復をやらなければならないが、この機種はプリンストール機なので、全部初期化しないと回復しないのか。リカバリーとの違いもようやく分かりました。

 @OS(WINDOWS XP)のCD=部分的な修復もできる。ただし正規版とOEM版では異なるらしい。
 AリカバリーCD=OSとメーカー各社による設定、ソフトウェアを同梱してあるもの。
 BプリインストールCD=パソコンにインストールした状態を圧縮してCDに記録したもの。

 つまり、トラブル時に対処できるのはOSのCDだけ。それ以外は初期化するしかない。正規版のOSって、めっちゃ高いですからね。困った時には買え!というマイクロソフトの施策からは逃げられない。

 とりあえず、知人からOEM版のOSを借りてきました。修復するだけだから、シリアルNOは要らないはず。違法でもないでしょう。だけどコレはXPの最初のバージョンだ。調べた通りに本当に修復できるんだろうか?


11月15日(木) 忙しいですなあ

 現在、編集長が超多忙のため、編集作業の大部分が、私のところでお任せになってしまってます。とはいえ、カラダはひとつしかないので、私1人で超多忙を請け負ってます。(汗)

 お昼は“なか卯”のお弁当。カレーを食べました。今はクーポンが付いてくるので、従業員全員で注文するとクーポンの枚数もたいへんなものです。無料でサラダ付けてもらいました。


11月14日(水) 目覚まし時計が・・・

 洗濯をマメにやらないと着替えがなくなっちゃう。早起きして、洗濯機をセットしてニ度寝。ププーと終了のブザーが鳴ったので、取り出してベランダへ干しに行きます。寝起きでフラフラしていたので、目覚まし時計を踏んでしまいました。

 正気だったら、おっと!と足をどけるのに、よろけて転びそうになり、そのまま踏み込んでしまう。バリバリッ!目覚まし時計が割れました。昔、亡くなったお婆ちゃんに買ってもらったヤツだ。頭が痛い。かなり凹みました。


11月13日(火) ポインセチア

 昨年、クリスマスの景品としていただいたポインセチア。青々とした葉をつけて、もうすぐクリスマスだというのに、いっこうに紅くなりません。やはり、夏に剪定をしておくべきだった。大きくなりすぎましたもんねえ。

 紅葉のように葉が紅く変色するのではないのですね。蕾が付くと、その周りに苞(ほう)と呼ばれる、紅い葉が出るらしいのです。ウチの場合、初夏に花が付いて、華やかさもピークでした。クリスマスは我慢しよう。


11月12日(月) シャア専用ケータイよりも

 ソフトバンクが“シャア専用ケータイ”という機種を発売するそうです。私はガンダム・マニアでもないので、興味はないですが、びっくりしたのはそのお値段・・・10万円ですと?

 充電池はダメになるギリギリまでガマン。型落ちの機種にポイント還元・・・機種交換にお金をかけたことはありません。デザインは遊び心があっていいと思いますが、通常の機種にオモチャ機能を付加しただけで10万円とは、いかにもソフトバンクらしい商法。ますますソフトバンクが嫌いになります。

 何でソフトバンク(ヤフー)が嫌いかというと、過去に嫌な思いをしたことがあるからで、不快に感じた方にはもうしわけない。実家の70歳の父へ電話勧誘をしかけてきて、インターネットのことが分からない父は、「無料でしたら資料を送ってください」と答えた。そしたらモデムを送りつけてきたんですね。

 箱書きには、“最初3ヶ月だけ無料、それ以後は有料云々”と書いてある。当たり前なんですけど、当たり前の分からない老人だから、「どうしようどうしよう、買うなんてひとことも言ってないのに」と、うろたえてしまうわけです。幸い私がすぐ帰ってきたので、電話でクレームを入れて着払いで返送しましたが。

 パソコンのことはよく分かりません、と言ってる老人に無理強いするなよ〜!

 また、ある時は、“ただいまご契約頂いたお客さまには、(中古)パソコンを無料プレゼント”というキャンペーンを街頭で行なっていました。私が見る限り、どうしようもないジャンク品(ポンコツ)です。こんなパソコンではフリーズの連続でしょう。いくら無料とはいえ、初心者を騙そうという魂胆見え見えです。

 各社、光ファイバー競争の折には、“1年前からのご予約を承ります”とか、“固定電話を解約すれば今よりも安くなります”とか、とかく説明不足で、誤解を生むような商法が多いです。誹謗中傷もうしわけない、事実なんだもの。Jフォンから自動的にソフトバンクに組み入れられてしまった人にもごめん。

 最後に、携帯メーカー各社のみなさま!ウルトラ警備隊のビデオシーバーを発売してください!技術的には可能なはずなのに、どうして作られないんだろう。よく分からない若い人たちに説明すると、腕時計型のテレビ電話です。これが正しい未来なのです。“こちら艦長、こちら艦長、アンヌ隊員どうぞ・・・。”


11月11日(日) 『さよなら、さよならハリウッド』

 深夜テレビで映画『さよなら、さよならハリウッド』(HOLLYWOOD ENDING )を観ました。ウディ・アレン、ティア・レオーニ、トリート・ウィリアムズ、ジョージ・ハミルトン、デブラ・メッシング、ティファニー・ティーセン、マーク・ライデル出演、ウディ・アレン監督、脚本。(2002年アメリカ/1時間53分)

 ヴァルはオスカーを2度も獲得しながら、今じゃすっかり落ち目の映画監督。それというのもワガママで神経質なのが原因だ。しかし、思いがけなく新作『眠りなき街』の監督オファーが舞い込む・・・。プロデューサーはヴァルの元妻エリーであり、製作会社の重役ハルは、エリーを寝取った張本人だった。

 とはいえ再起のチャンスを逃すわけにもいかない。ナントカ契約に漕ぎ着けた。ところがクランクインの前夜、ヴァルは突然、心因性の失明に陥ってしまう。眼が見えないことを隠しながら、エリーの協力を得て撮影は進行。ラッシュフィルムを観た製作会社のハルは、その酷さに呆れてしまうのだが・・・。

 シニカルなジョーク満載・・・映画マニアのための映画ともいうべき脚本で、いちおう私なりには意味も通じるけれど、普通の人が観たって訳分かんないだろうなあ・・・。ネタバレしてしまうけど、できあがった映画は、新聞も評論家も観客も酷評・・・でも、フランスでは大絶賛?だったのだ。

 眼の見えるようになったヴァルは元妻エリーとヨリを戻し、仲良くパリへと旅立つ・・・。ああ、そうなんです、トンデモ映画であっても、カンヌ映画祭では大絶賛っていうパターン多いもの。しかしいかんせん、ウディ・アレン演ずるヴァルは、それほど魅力ある男性にも見えない。監督って誰でもモテるの?


11月10日(土) 夕寝坊

 朝まで起きていたので、7時50分頃に就寝です。なかなかハードな1週間でございました。深夜のテレビで映画を観たりしたのもよかったのですが・・・。過労→過食&映画鑑賞欲→睡眠不足と発展したのはよくなかった。日曜に新宿のタワレコへCDを仕入れに行った時も、立ってて気分が悪くなっちゃったし。

 爆睡しました。夕方の4時半まで・・・ははは、さよなら脳細胞。ご飯を炊いて食べて、お風呂に入ってまったりして。別件の事務所で画像処理のシゴトも残っていたので、8時から深夜12時まで、4時間だけ働きもしました。今はまた、まったりして、深夜のテレビで映画を観ようと目論んでいるところです。


11月9日(金) 今日こそ書かねば

 昼間は外へシゴトに行ってしまうので、クラシックのコラムは家に帰ってから・・・10日(明日)が〆切です。たったの1ページですが、私1人の責任編集なので。月曜にぶっ倒れてしまったので、今月は皺寄せが来てます。一昨日はジャケット写真を取り込み、昨日はだいたい半分くらいまで書きました。

 昨夜は朝の6時まで起きていて、今朝は3時間しか寝ていないのです。昼間のシゴトを少し早めに切り上げさせてもらい、大急ぎで家に帰ります。ピーナッツチョコを齧りながら、深夜まで作業を進めたところで、脳みそがバテました。3時間だけ仮眠をとり、朝の4時に目覚ましで起きます。

 書き上げたら、間違いがないか、じっくりと推敲です。5回くらいは読み直さないと、あ〜、やっぱり漢字を1ヵ所間違えてました。やばいやばい・・・これで大丈夫。指定紙はOpenOffice.org WriterでPDF化!活用してますよ。出版社にメール便で送信したのは、朝の7時15分でした。


11月8日(木) 「グランド・キャニオン」

 シゴトのコラム用に、ソニー国内盤のCDを購入しました。ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、パリのアメリカ人、グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」の3曲を収録して¥1,020。演奏はお墨付きのユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団。LPレコード時代からずっと愛聴され続けてきた名演盤。

 ところがこのCD、ピアニストの名前が記載されていません。私はLPを所有しているから分かっているけど、フィリップ・アントルモンが弾いているはず。何で名前がない?「グランド・キャニオン」も、LPには、ノーマン・キャロルのヴァイオリン・ソロとか、ウィリアム・スミスのチェレスタ演奏が記載されていたのに・・・。

 印刷物の簡略化はまあ、眼をつぶるといたしましょう。前々から耳にしていた黒い噂を確認いたしました。「グランド・キャニオン」の終曲「豪雨」で使用される特殊楽器ウィンド・マシン。LPでは、ごうごうと唸り声を上げていたこの音が、CDには収録されていないのであります。アフレコなのは分かっているけど。

 このCD、1995年の10月から12年間も販売し続けているのに、メーカーに苦情とか来なかったんだろうか?「ウィンド・マシンのないバージョン」で片付けてしまっていいのか?ソニー・ミュージックエンタテインメントよ。おまいら音楽に愛情ないだろ!?ないのは分かってるけど、恥ずかしいことだと思えよ!(怒)


11月7日(水) ラジオNIKKEIモバイル

 今日はシゴトの帰りに、携帯で聴くラジオ“ラジオNIKKEIモバイル”を試してみました。携帯用のヘッドホンを、専門ショップで買うと高いでしょうが、実は¥100ショップで、ステレオヘッドホン変換のアダプターが売っています。ヘッドホンそのものも¥100で買えます。おまけに、USB接続の充電プラグもあります。

 意外だったのは、部屋の中ではじゅうぶん聞こえる音量なのに、屋外だと騒音に紛れて聴きづらい。ヘッドホンのインピーダンスも相性があるので、¥100で買える範囲で、他のを試してみようか?イヤホンを指でちょっと押し込む感じ・・・隙間を塞いでやれば聴き取れます。おそらく電車の中でニヤニヤしていたことでしょう。

 JR新宿駅周辺、少し電波が弱いみたいで、2〜3分、音が途切れましたが、その後はスムーズに。AM、FMラジオよりも安定して聴けます。デジタルなので雑音はまったくありません。電車の中での楽しみができました。私・・・無精者なので、iPodは用いません。所有するCDよりも、ラジオで新鮮な情報を聴く方が楽しいのです。

 ふと、考えてみます。携帯用のホームページを作って、海外の無料インターネットラジオが聴けないものか?しかし、ドコモでは無理っぽい。アプリケーションの融通がなく、ほとんどの情報を料金化する仕組みになっています。可能なのはPCライクな使い方のできる“W-ZERO3”(PHS)だけみたいですね。


11月6日(火) 1夜明けて

 急性胃腸炎はもう何ともないです。昨日の夜と、今朝は軽くパンと牛乳で済ませましたが、お昼は普通に中華弁当。夕食はインスタントラーメン、クラッカーと牛乳で腹八分目としました。

 シゴトはムチャクチャ山積みかと思ったら、事務所のDTPパソコンが不調だとかで、それほどでもありませんでした。毎月恒例のクラシックの記事を書かなきゃ!CDだけ購入して、まだ手を付けていないのです。

 新しい携帯で、ラジオNIKKEIモバイル登録しました。月額¥315の情報料(ドコモから天引き)を払えば、携帯でラジオが聴けちゃうのだ。携帯って、今じゃ地下街でも繋がるでしょう?便利ですよ。

 手続きは簡単で、やめたくなったらいつでも解除できる。月末までに解除しないと繰り越しになるけど。『大橋照子のドキドキラジオ』も聴けるし、他にも番組がたくさん。電池の消耗がチョット早いかな。


11月5日(月) 急性胃腸炎

 朝の7時頃、胃がキリキリと痛み出しました。ああ、また急性胃腸炎だ。また?というのは、1年か2年おきにやってきます。胃痙攣を伴う地獄の苦しみ。過労→ストレス→過食ときて、数日前から胃がムカムカするな、と思いつつ、疲れを取りたいのでたくさん食べてしまったのです。

 症状は先ほど述べたとおり、地獄の苦しみです。お腹を壊したのとは違って、これが6時間続きます。寝てはいられません・・・お腹を抱えてうつぶせにうずくまる。辛くなると横に寝転がる。背中や横腹まで痛み出します。熱くなったり、寒気がして冷や汗の繰り返し。

 温めると少しは気が紛れるかと思って、風呂に浸かったり、急に寒くなってエアコンを点けたり。1〜2分ごとに容態は急変。一昨年は深夜に痛み出したので、自分で救急車を呼んだっけ。痛み止めを注射してもらってもさほど効かず。朝までウンウン救急病棟で唸っておりました。

 今日はシゴトを休ませてもらうために電話・・・青息吐息。自分でも分かっているのは、6時間、地獄の苦しみを耐えれば、痛みは去っていくのです。昔の人は、これを“癪”(しゃく)だとか“瘧”(おこり)、“さしこみ”と呼んだんだろうな。午後2時過ぎになって、ようやく痛みが引きました。

 以前は何度か、精密検査も受けてみたんですが、痛みが引いてから胃カメラ呑んでも、何も異常なし。レントゲンだと、痛みの最中は、胃・十二指腸の動きが完全にストップしているようです。いわゆる6時間ストライキ。寝る前に食べるのはやめましょう。胃腸だって休みたいんです。


11月4日(日) 『グリーンフィンガーズ』

 深夜テレビで映画『グリーンフィンガーズ』(GREENFINGERS)を観ました。クライヴ・オーウェン、ヘレン・ミレン、デヴィッド・ケリー、ウォーレン・クラーク、ダニー・ダイア、アダム・フォガティ、パターソン・ジョセフ、ナターシャ・リトル出演、ジョエル・ハーシュマン監督。(2000年イギリス/1時間31分)
公式ホームページ

 実話を基にしたお話。更生刑務所に移送された1人の青年が、天才的なガーデニングの才能を発揮!囚人チームを率いて、女王陛下も拝察するというフラワーショウへと出場する。笑いあり、涙あり、愛情あり。にっちもさっちもいかない囚人たちでさえ、ガーデニングを通じて、友情と生きる喜びをかみしめていく・・・。

 事故とはいえ、人を殺めてしまった人たちなので、実話はもっと複雑で、重くなってしまうとは思うのですが、まあ、映画ですから爽やかにいきましょう。私はこういう映画が好きです。やはりクライヴ・オーウェンが上手い。演技達者なのに、遅咲きのスターだったですね。脇役も無名ながら演技派で固められています。

 囚人たちのキャラクターが実に分かりやすく、典型的なマッチョ、詐欺師、スピーダー、老人のパターン。ちょっとマンガみたいだけど、すぐに顔が覚えられます。しかも最初のうちはちょっと恐かったりもする・・・けれど、ガーデニングを通じて仲良くなり、すごくいい顔になってくる。日本ではできない映画です。


11月3日(土) 本郷クラブ11月例会

 本郷クラブ11月例会は、講師に矢作征三先生をお迎えして、“東京直下地震・・・最悪の事態に備えて”というお題。いつもは文学・映画・芸術関係の講演なので、今回、参加される人も少ないんじゃないかと一苦労。こじんまりとした例会となりましたが、いざ、蓋を開けてみると、スライド上映を活用して、実にエネルギッシュな講演でした。

 トークの進め方としては、プロ中のプロです。ただでさえ、“防災”と聞いただけで、“俺は関係ないよ”と顔をそむける方も多いはず。それはそれ・・・重要なことではあるけれど、あまり、人に好かれないジャンルを理解していて、皆に興味を持っていただくよう、話のツボをきちんと押さえています。充実度100点満点のトークでした。


11月2日(金) 『恋する日曜日』

 深夜のテレビで映画を観ようか、と思っていたら、チャンネルを間違えてました。間違って、TBSのドラマ『恋する日曜日』を観ていたのです。これ、衛星デジタルの番組を遅らせて、地上波で流してるんですよね。普通に映画?と思えるくらいしっかりした造りだったので、あれ、こんなに短いの?と驚いたくらい。

 『またあえる日まで』という回でした。岩田さゆり、志保、佐野和真 主演。千佳は受験を控えた中学3年生の女の子。友達が、幼馴染の男の子に無記名でバレンタイン・チョコを渡す。ホワイトデーにちょっとしたイザコザがあって、千佳はようやく自分の気持ちに気付くんだけど、友達はもうそれを見抜いてしまっていた。

 “千佳はズルイよ”
 “ごめん”
 “あたしは99%ふられるかもしれないけど、やっぱりアタックすることにした”
 (うろ覚えなので、台詞違ってるかも、です。)

 見守る千佳は、結果を確かめに屋上へ。2人はいなかった・・・。校庭を見下ろすと、友達は男の子の自転車の後ろに2人乗りで帰っていく。付き合うことになったんだ・・・。

 ちょっと甘酸っぱい、ほろ苦い、ショートドラマ。何でもないストーリーだけど、よかった。『めぞん一刻』のテーマ曲だった「悲しみよこんにちは」が全編に流れていました。最近、テレビドラマといえば、半ばバラエティ化したとんでもない造りのモノばかり。NHKの大河しかり・・・ガクトの謙信はアニメか?あ〜ん?

 久しぶりに丁寧な造りのドラマを観たので、やればできるじゃん!と思ってしまったのでした。韓国のドラマには、まだ丁寧な造りのものが多くあるんだけどな。紐解けば、昔の日本のドラマをお手本にしているというのが真実。さて、日本はいつから視聴率偏重のバラエティ・ドラマばかりになってしまったのか?


11月1日(木) 『スペースコブラ』

 BIGLOBEストリームで、『スペースコブラ』の第1話〜第3話を観ました。実は食わず嫌いというか?今まで観たことがなかったんですよ。そういえば昔、働いていた会社に『コブラ』ファンの人がいたよなあ。私は絵ヅラだけで、何となく好みじゃないな、と誤解していたのです。

 意外と面白かったし、新たな発見もありました。主題歌を大野雄二、音楽を羽田健太郎が担当していて、そのせいか、『ルパンV世』(セカンドシーズン)とノリが似ている。主人公の声は野沢那智ですが、ルパンの山田康雄とは映画の吹き替えにおいてもキャラがダブっているし。

 第1話のストーリーは、シュワルツェネッガー主演の『トータル・リコール』(1990年アメリカ)に酷似してます。年代でいうと、原作マンガの『コブラ』の方が1978年なので先といえますが、原作となったフィリップ・K・ディックの短編『追憶売ります』は1967年なんですねえ。

 もっともSFは小説、マンガ、映画、アニメ、どれもアイディアの盗りまくり。石森章太郎の『サイボーグ009』(地下帝国ヨミ編)の感動のラストシーンが、レイ・ブラッドベリの借用だったなんて、大人になるまで知らなかった。『ふしぎの海のナディア』のラストもこれなんですけど。

 話を『スペースコブラ』に戻しますと、チーフ・ディレクターが出ア 統。最初の方ちょろっと、コブラの海賊時代の別の顔が出てきます。あ〜これは『宝島』と同じじゃないの?出アカラーがぷんぷん出てますので、すぐに分かってしまいました。

 私は小学生の頃、マンガ少年だったんですよ。ちょっとした絵柄の違いで、原作者が直にペンを執っているか、アシスタントに描かせた部分か、見抜いてしまう。アニメ『ミラクル少女リミットちゃん』(原作:永島慎二、1973年)のエンディングテーマ留め絵は、石森章太郎氏が描いてます。

 これは確証がなく、数十年、疑問に思っていました。どこにもクレジットがないからです。石森章太郎氏の死後、いくつか発売されたメモリアル本の中に、ようやく記載がありました。そして、『レインボー戦隊ロビン』のキャラクターは、主人公ロビンやリリのキャラクターを石森がファイナライズしたことも書かれていました。

 ちょいと脱線しますが、少年サンデー誌上における『オバケのQ太郎』(1964年)。原作は藤子不二雄ですが、スタジオゼロ・メンバーによる合作というのが真実。最初は、藤子・F・不二雄がQ太郎、藤子・A・不二雄が正太、赤塚不二夫が背景、石森章太郎とつのだじろうがその他の人物を描いていたという。(WIKI調べ)

 実家にたまたま“てんとうむしコミックス版”が少しあるんですが、ゴジラ=大山(さるとびエッちゃん)、よっちゃん=ミコちゃん(さるとびエッちゃん)と絵柄がまったく同じなので、石森氏が描いてたことは分かっているんです。たまに人手が足りなかったのか、よっちゃんの顔がぜんぜん違ったこともありましたが。(笑)

 おそらく、石森氏単独で描いちゃった作品もあるし、吹き出しが二段餅になってるのがそうかと。吹き出しが角ばっている一連の作品は、つのだ氏が描いてると思うんです。そういえば永井豪氏は、小学館の学習雑誌で、『トッポ・ジージョ』を石森氏の影武者で描いていたと、インタビューで話していたっけ。


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