2008年3月の日記

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3月31日(月) 京都アニメーション

 写真整理の終わったフィルムを本社に届け、その足で事務所へ。校正ゲラが止まってしまっているので、再開してもらわにゃ〜。それにしても、並行して何本もの書籍を動かしているので、大変だろうなあ・・・。

 確認だけ済ませて帰宅。久しぶりにレンタルビデオに寄って、視聴途中になっていた『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズを借りてきます。1本だけレンタル中で借りられなかったですけど・・・。

 1枚のDVDに2話(60分)が収録されていますが、巻によっては1話(30分)のみのDVDもある。映像特典も収録されているけど、特別マニアでもない限り、必要ないもんなあ・・・。

 とにかく・・・『涼宮ハルヒの憂鬱』は面白かった。借りられなかった「孤島症候群」(前編・後編)は、また後で観ることにしよう。映像特典では、京都アニメーションのスタジオを見学するコーナーが興味津々。

 原画は紙に描く・・・それをスキャナでコンピューターに取り込む。もはや昔のようにセルは用いていない。彩色はもちろんデジタルだが、原画と原画の繋ぎ部分(動画)はどうなっているのか?

 企業秘密ということで映らなかったものの、コンピューターで処理しているかもしれないな。大画面のテレビで観ると、意外と輪郭線はギザギザしています。ただ、彩色されて動いていれば気にはならない。

 中間部分の線画を演算処理して、描画できればいいわけです。もちろん、人為的な手直しは必要だと思いますが・・・あ、私の想像です。肝心なのは作画力とそれを応用する技術。

 古いところでは、スタジオジブリの『もののけ姫』(1997)。デジタル最初期のため、ヤックルに乗ったアシタカが駆け去っていくシーン。遠ざかるとモザイク状に小さくなり、ポッと消えてしまう・・・というのがありました。


3月30日(日) 写真整理の日

 約250枚のフィルムをひとコマずつハサミで切り取り、ポジ袋へいれます。パソコンで管理カードをプリントして、1枚ずつ挿入。共通項目が多いので、手で書くより、プリントした方が楽です。

 ピンボケは1枚だけでした。晴天に恵まれたし、露出は調整して撮ったものもあるのですべて有効。モノクロ印刷では、ちょっと露出オーバー気味の方が具合がいいことも。

 でも、昨夜半分まで済ませて、本日は午後から残り半分。丸一日かかっちゃいました。やはりデジタル一眼買わなきゃダメだな。垂涎のシグマSD14もスターティングキットの実勢価格が13万円になりました。

 レンズ先端から3cmまで被写体に寄れる大口径標準ズーム17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO。パンフォーカスで近接時の歪みも最小限なマクロ?とすれば、まさに理想的なんだけど。

 デジタル一眼はすでに底値に来たともいえるか?これ以上は安くならず、この後はおそらく高級機(フルサイズ)の潮流が来るかもしれない。カメラ業界はまず、中級機を売りつくす計画なのだ。


3月29日(土) ヨドバシカメラ

 フィルムの整理をやらねばならないのですが、ポジ袋がない。用意しておいてください!と言ってあったのに、サイズの違う袋をほんの少しだけくれた・・・。だだだだだ・・・しょうがないので、ヨドバシカメラへ買いに行きます。(自腹)

 というのは、撮影した記憶の新しいうちに作業しないと、忘れてしまうからです。もはや、細かいとこは後で・・・なんて言っていられない。久しぶりの新宿ヨドバシカメラ・・・デジカメ全盛の今日ですが、フィルム用の機材も揃っています。

 ライトボックスまでは要らない・・・(というか、今後使わなくなるだろうと考え)ですが、ルーペを持っていないので、いちばん安いのをひとつ購入。これ、倍率高くするとむちゃくちゃ目が疲れますね・・・5倍でいいや。


3月28日(金) 靖国神社の桜

 パソコンメンテナンスを担当している事務所の社長さんから、お花見のお誘いがありました。出かける前に本社へ立ち寄って、写真整理のためのフィルムを受け取ろうとしたんですが、編集長が外出中でつかまらず。仕方なく会社を出て10分ほどしたら、携帯に「今戻った」の連絡・・・引き返します。

 写真点数250枚近くあるのに、今すぐ切り取って!と言われてもな。仕方ないので土日に家でやることにしましょう。出かけるのがずいぶん遅くなってしまったので、携帯で連絡を取りながら集合場所の靖国神社へ。小雨が降ってきたぞ。

 靖国神社って桜の名所だったんだ。15年くらい前に、道に迷ってたまたま通りかかった以来だし・・・確か夏だったよなあ。社長さんが、ブルーシートの屋根付きの席を確保してくださっていました。雨に濡れずにお酒が楽しめます。とはいえ、ちょっと肌寒かったですね。久々のお花見です。


3月27日(木) 若いってすばらしい

 一昨日の急性胃腸炎もあって、肩と背中がガッチガチ。リフレ(整体)で揉みほぐしてもらいました。担当の方は明日が二十歳のお誕生日だと言っていましたね。おめでとう!

 タバコは吸わないけれど、お酒も解禁。(以前から少しはたしなんでいたみたいだけど。)選挙にも行けますね。世界をほんのちょっと変えることができます。

 私が二十歳の時は暗〜い浪人生だったもんなあ。いったい何をやっていたんだろう。それに比べたら、目の前に楽しいことがいっぱいなんて、本当にうらやましい。


3月26日(水) 普通の日

 布団を乾したり、洗濯したり・・・。あ、そうそう歯科医院の定期健診にも行きました。熊田曜子に似た美人歯科衛生士さんはやはりもうお辞めになっておりました。今回から、その以前に担当されていた歯科衛生士さんが担当です。

 「非常によく磨けている・・・」と、褒められました。その後は、歯科医院のある大久保から新宿まで歩き、久しぶりにタワレコを覗いてみます。J-POPのコーナーには、しょこたんの新しいアルバムがありました。

 動画投稿サイトでチェックしており、今、非常に人気のあるアルバムのハズなのに、なぜか、目立ったプロモーションがない?エスカレーターのガラスにポスターが貼ってある程度。これがタワレコの情けないトコだよなあ・・・。

 溢れる情報の渦の中、渋谷・新宿といった大型店舗は、バイヤーが努力しなくともCDが売れていきます。けれど、それは君たちの実力ではない。より多くの音楽を吸収し、CDメーカーと販促(プロモーション)のセッションを組みなさい!


3月25日(火) 東京へ戻ります

 朝食はお粥とヨーグルト。まあ、もうほとんど治っているんですが。新幹線で東京へ1時間40分。そのまま本社へ行き、撮影したフィルムを渡します。事務所へも顔を出しましたが、発売延期になった雑誌の校正ゲラはペンディング状態。とりあえずシゴトが進まないので、帰って休みます。

 パソコンを立ち上げたら、迷惑メールが1000通を超えており、メールサーバが受信不能状態になっておりました。迷惑メールだけでなく、MAILER DAEMONがごそっと届いています。私のアドレスがSPAMに悪用されているようです。

 電子メールは送信主を偽ることが可能です。アドレス公開している個人や官公庁、有名タレントのファンクラブのアドレス等が利用されることも・・・。それだけ“ねも艦長”も有名になったということなんだろうけど、迷惑だなあ。普通のメールなら大歓迎なんですけどね・・・。


3月24日(月) 急性胃腸炎

 本当は本日、東京へ戻る予定だったのですが、昨日、夕食のご馳走を食べ過ぎました。胃が重かったのに無理して残さず食べてしまった・・・そうしたら、明け方になって恒例の急性胃腸炎の症状です。し、死にそう。

 最低6時間は、この地獄の苦しみに耐えねばならない。会社に1日遅れると連絡を入れます。お腹もそうだけど、背中に激痛が走ります。ひぃひぃ言いながら、母に背中を揉んでもらいました。これ1人だとかなり辛い・・・。

 夕方近くなって少し痛みが和らぎ、痛みに疲れ、夜の7時まで熟睡して、ようやく回復しました。夕食はお粥とヨーグルトのみ・・・。明日からはふだんの粗食に戻ります。


3月23日(日) 須佐之男社

 早起きして、昨日行きそびれた大縣神社、野呂助左衛門の碑、青塚古墳史跡公園を撮影し、午前中に帰宅。昼食を食べていたら、父がクルマで連れて行って欲しいところがあると話し始めました。

 それは、北名古屋市鹿田にある須佐之男社という神社。もともと昭和12年(1937)に、父の昔の実家近くに新築された神社だったのですが、5年後の昭和17年(1942)に名古屋空港の建設のため、現在の地へ移設されたのだそうです。

 同時に、実家も現在の地へ引っ越しました。小さい頃遊んだ神社ともそのままお別れ。今まで一度も訪れたことはなかったそうです。北名古屋市鹿田といえば、私の通った大学の近く。今回は珍しく、家族4人で出かけました。

 地図で確認するところ、神社は名鉄西春駅の近く。名鉄パレ(ショッピングセンター)にクルマを駐め、歩いて5分ほど。線路沿い、奥まった一角に須佐之男社はありました。

 石の鳥居に寄進者の名前があり、“小出谷三郎”と刻まれています。親類の人に間違いありません。他にも当時、近くに住んでいた人たちの名前がありました。拝殿もそのまま。丸っこい石で積み上げた石垣がユニーク。

 まだ子供だった父が神社で遊んでいた昔・・・自転車に乗って、雑誌(古本)を売りに来た男が、「家に行って小遣いもらってりゃ〜」というので、小銭で『キング』(当時の娯楽雑誌)を買って帰ったとか。(昔は子供向けの本などなかった。)

 雑誌には、『安寿と厨子王の物語』が載っており、森鴎外を好きなお祖父さんが、「いい本を買ってきたなあ」と言って、たいそう喜ばれたとか・・・60年以上前の記憶が蘇りました。名鉄パレでお茶とジュースを飲んで帰宅。


3月22日(土) 時之島城と小牧の史跡

 本日も快晴、一宮市にある時之島城跡を訪ねました。時之島神社の西、100mほどに位置するのですが、道が狭くてクルマが入れません。斎場の駐車場に停めさせていただきました。(本当はダメですよ)さて、畑の中に山神様の碑があり、それが唯一の遺構なのだそうですが見つかりません。

 近くの家の人に訊ねてみたら、「ああ、あそこだよ」と案内してくださいました。ポツンと建てられた小さな黒い石。近くには梅の花が咲いています。逆光で撮影しにくかったけど何とか撮影。「昔、この辺は高台で、小牧の方までずっと見えたんだよ」と教えてくださいました。

 さて、この石碑・・・インターネットで見た石碑と様子が違います。後で調べたところ、山神様の碑は2つあり、私が撮影した黒い石の近くには戦後まで井戸跡が残っていたそうで、小さくともこちらの方が確かな感じがします。私有地なので、立ち入る際には一言お声をかけましょう。

 続いて小牧山・・・小牧城です。小牧山の南側には現在“アピタ”が建てられており、せっかくの景観を損ねてしまっていますが、このショッピングセンター屋上の駐車場から、小牧城が大きく見えます。街灯を入れないようにして撮影。この後は山頂まで登り、小牧城(歴史館)頂上へ。

 小牧山は標高85.9mの小山ですが、頂上からは名古屋テレビ塔、名古屋セントラルタワーズもハッキリと見え、小牧合戦の折には、戦場がひと目で見渡せたといっても過言ではありません。さて、その後は岩崎山の砦が敷かれた熊野神社へ移動。拝殿から小牧山が見渡せるのです。

 小牧山に徳川方、岩崎山に豊臣方・・・戦況が膠着状態に陥ったというのは、実際に見ると確かにそう思います。私はいったん実家へ、昼食のために戻りますが、午後は父が同乗するという。もと社会科の教員ですから、詳しいのは確かなんですが・・・。

 午後は、楽田小学校西門にある楽田城跡を撮影。磨墨塚史跡公園へ行った後、野呂助左衛門の碑を訪ねる予定だったのですが、父が道をど忘れしてしまい、ぜんぜん違う場所をウロウロ・・・やがて日が暮れてしまいました。明日はきちんと地図を調べて行くことにしましょう。


3月21日(金) 長久手古戦場

 抜群のお天気に恵まれました。写真撮影のため、長久手古戦場へと出発です。クルマを走らせること1時間40分ほど・・・まず色金山歴史公園に。徳川家康が腰を下ろしたといわれる床机石や、伴盛兼の墓碑などを撮影して山を下る。近くに首塚があるはずなんだけど、見つからない・・・。

 次はメインスポットである長久手古戦場公園に移動。郷土資料室で史跡マップをもらいます。なるほど・・・古戦場公園は戦場のごく一部であり、町中に散らばった13の史跡を歩いて巡ると約7キロ。遠く離れた2箇所まではクルマを移動させるとして、後は歩いて探すしかないのか・・・。

 史跡マップを片手に、カメラバッグと三脚を持って歩く・・・。細かい住宅地図なので、数メートル間違えて別の道に入ってしまうともうアウト。何度も道を間違えながら、史跡を巡ります。古戦場はすでに名古屋市のベッドタウンと化しており、史跡の周りだけが緑の小公園となっていました。

 最初見つからなかった首塚も、丹念に歩いて探したら見つかりました。御旗山の陣地は小高い山頂。ふだん運動不足なので息が切れます。中央図書館にクルマを移動させ、残る2箇所を訪ねますが、けっこう歩きました。陽に焼けて顔が真っ赤です。今日はこれでおしまい・・・。


3月20日(木) 帰省でござる

 帰ってから洗濯するのは嫌なので、昨日のうちに済ませておきました。が、朝から雨が降っています。生乾きの衣類を取り込んで室内乾し。今回の帰省は写真撮影のシゴトがあるので、大きなカメラバッグを背負わなければなりません。濡らすのは嫌なのでビニールを被せ、準備が整いました。

 三脚のバッグも持たなければならず、傘をさしているので両手がいっぱい。いつもは新幹線車中で駅弁ですが、時間が中途半端なので、1時間40分ほとんど寝てました。名古屋駅に着いたら急にお腹がグ〜グ〜。ホームにある売店で、きしめんをいただきます。カツオブシたっぷりでうんめえ。

 名鉄岩倉駅まで迎えに来てきてくれるというので待っていたら、母ではなく、叔父さんが来てくれた。自動車保険の支払いを済ませて叔父さんの家へ。そして挨拶を済ませて実家へ。祖母さんがぼけてる・・・しっかりしてくれよう。実家は光ファイバーがなく、インターネットが楽しめない。退屈。


3月19日(水) 『らき☆すた』楽し!

 明日から所用で愛知県の実家に戻りますが、写真撮影のシゴトを仰せつかったため、ミーティング(といっても、概要と地図をもらうだけ)で出勤。フィルムで撮影してOKということなので、久しぶりに腕が鳴るわい。お昼は坦々麺と麻婆飯のセットをいただきました。激辛美味しかったです。

 家に帰って、クラッカーと牛乳を食しながら、某動画投稿サイトで、『らき☆すた』の続きを観ます。現代っ子は元気だね・・・。恋愛なんてこれっぽっちもないところがいい。アニメのキャラクターはよく、クセ毛がピョンと立っていますが、これを美容業界の隠語で“アホ毛”というのだそうです。

 これが2本になると、触覚とか、アンテナと呼ばれるらしい・・・。あ、業界用語ではなく、アニメのお話です。WIKIPEDIAにフリー画像が用意されているので、ここにも貼っておきましょう。意味はありませんが、何となく気に入りました。実生活ではキチンと寝癖を直してお出かけしましょう。

   


3月18日(火) 『ローゼンメイデン』終了

 今日はずっと自宅で調べ物をしておりました。古墳や遺跡のフリー画像を探していたんですが、ずいぶん時間がかかったな。夕方、銀行に寄るため、中井駅前商店街に出かけたら、古くからあった酒屋さんが取り壊されて、お弁当屋さんに変わっておりました。生姜焼き弁当はボリュームたっぷりで¥390。

 『ローゼンメイデン』第2期(トロイメント)、観てしまいました。とてもよかったのですが、最後、雛苺と蒼星石が動かなくなったまま(おそらく生き返るはず)なので、若干の不安が残ります。OVAの特別編(オーベルテューレ)も観たけれど、槐(えんじゅ)の人形店がそのまま登場するところから、これは続編ではなく番外編。

 特別編(オーベルテューレ)では、これまでのドールたちのキャラクターがぶれてしまいます。ファンたちは、続編(第3期)アニメの制作を期待するだろうけど、どうなんでしょう?原作は読んでいないんですが、どうも何らかのトラブルで打ち切りになり、拡げすぎた風呂敷も畳まれていないようです。


3月17日(月) 『らき☆すた』

 今日は早く帰宅できたので、リメイク版『ヤッターマン』を初めて観ました。主題歌はオリジナルと同じですが、アレンジと歌手が違います。編曲:音屋吉右衛門、歌:音屋吉右衛門(世良公則、野村義男)なんだそうです。山本正之が不満を述べたとか・・・まったくもって同感ですな。

 主題歌制作の作業は、山本が参加しない中で進められた。既に仮録音が完了していた音源を、ニセの「主題歌歌唱アーティスト募集」告知が発表された翌日に聞かされた山本は、オケがほとんどギターのみであった上に、ボーカルがメロディーを踏み外していたことから、これをデモテープであると思いこんだ。(出典:WIKIPEDIA)

 何でこんなことになったかな?歌手の2人は過去の人。アニメそのものも30〜40代のメモリアルに留まっています。私自身『ヤッターマン』は、『水戸黄門』と同じ勧善懲悪ワンパターンだと思っていたし、途中から飽きて観なくなってしまった。これを好む人もいるけどねえ。

 それはさておき、今日も某動画投稿サイトで、『ローゼンメイデン』第2期(トロイメント)と、『らき☆すた』を観ます。やっぱり新しいアニメの方が面白い・・・。酷い言い方をすれば、『ヤッターマン』は誰でもシナリオが書ける。新しい感覚を求めて飽きさせない、という姿勢の方が好ましいな。

 『らき☆すた』の30分間。女子高生4人の何気ない会話だけど、原作が4コママンガということもあって、短いエピソードは十数秒で終わってしまいます。ジョイントしながら進められていくので、本当にこの30分間は濃ゆい。台詞を聞き逃さないよう、集中して観ているもの。

 京都アニメーションの前作、『涼宮ハルヒの憂鬱』と比べれば、キャラクターはデフォルメされているし、会話中心なので動かないし、背景だって簡単だし・・・と、ずいぶんお気楽ではあるけれど、女の子が座るとき、ちょっとスカートの裾を折り込んだりする仕草・・・きちんと描かれていますよ。


3月16日(日) 秋葉原

 昨夜、家でゲラをチェックしていたら、資料を事務所に置いてきてしまったことが判明。来週月曜は朝から動きたいので、それまでに調べておかないとなあ・・・。というわけで、本日はまず、事務所へ資料を取りに行き、お天気がいいのでそのまま秋葉原まで歩いて出かけました。

 日曜の秋葉原は歩行者天国。メイドさんたちがビラ配りをしていたり、路上ライヴもそこかしこに見られます。お腹ぺこぺこだったので、“カツカレー390円”の看板につられて“カ○キ○”に入りました。ずいぶん前に“不味い”の烙印を押したこのお店・・・やはり失敗でした。

 値段が値段ではありますが、カレーがぬるいのはご免こうむりたい。とんカツはコロッケ大のサイズでした。ううむ、あと¥100プラスして“まんてん”で食べるか、近所には“ホームメイドカレー”、また駅構内には“田毎”があったのにな。残念じゃ、非常に残念じゃ・・・。

 汗ばむような暖かさで、途中から上着を脱ぎました。石丸電機で雑誌を買ったら、店員さんが深々と頭を下げている・・・昔からここは、社員教育がしっかりしてるもんなあ。秋葉原駅前では、“フェチさん(♂)”がメイド服姿で路上パフォーマンスをしていました。有名人だけどいったい何者?


3月15日(土) 『ローゼンメイデン』

 Yahoo!動画で、『涼宮ハルヒの憂鬱』の続きを観ようとしたら、もう“有料”に切り替わってました。第6話まで限定配信だったのか。そりゃ何たってYahoo!だもん。過度な期待を寄せてはいけません。(苦笑)

 昨今話題に上っていたけれど、まだ観ていないアニメを検索。ためしに某動画投稿サイトで、『ローゼンメイデン』を観てみたら、これが意外とよかったので、第1期(第1話〜第12話)まで続けて観てしまいました。

 『ローゼンメイデン』の噂は聞いていたけれど、アニメのキャラは崇拝者たちの間で独り歩きしてしまいます。たまたま見た広告媒体の印象が悪く、「こんなの見れないよ〜」と食わず嫌いしていました。ゴメンナサイ。

 ひきこもり(登校拒否)の少年の家に、突如送りつけられたのは、リアルな美少女のお人形。ネジを巻いたら立ち上がり、生きて言葉を話す不思議な人形は、気位が高く、少年は“契約”によって家来にさせられてしまいます。

 しかし、人形たちと怒ったり、喧嘩したり、危険な異世界の“ゲーム”に巻き込まれたりするうち、少年の持つ優しさが姿を現し、いつしか少しずつポジティヴな方向へと歩き出す。そんな、いいお話でした。


3月14日(金) 『ジュリア』

 HDDレコーダーで録り溜めしたあった映画『ジュリア』(JULIA)を観ました。ジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジェイソン・ロバーズ、マクシミリアン・シェル、ハル・ホルブルック、メリル・ストリープ、リサ・ペリカン出演、フレッド・ジンネマン監督。(1977年アメリカ/1時間58分)

 ジンネマンの作品は、『地上より永遠に』(1953)、『尼僧物語』(1959)を観たことがあり、映画というショウビジネスな世界において、こんなに誠実な映画を作る人がいるのか!と思っていたんですよ。本作も職人的であり、名優たちの演技を最大限引き出しているなあ・・・ゾクゾク。

 特に、レジスタンスの資金を抱え、戦時下の国境を列車で越えるくだり。普通なら、安易に独白や文字を使って分かりやすくしてしまうところを、絶妙の演技だけで流してしまう。ヒロインの不安な心情が、ストレートに伝わってきます。

 おそらくかなり長い原作を、映画として2時間にまとめるのは無理っぽい。前半、人物の相関関係を簡単なエピソードだけで描くにしても、これまた一切、説明的なモノを用いていない。が、最小限で理解させているところもいいです。欲をいえばあと30分ほど尺が欲しかったかな。


3月13日(木) 『デトロイト・ロック・シティ』

 HDDレコーダーで録り溜めしたあった映画『デトロイト・ロック・シティ』(DETROIT ROCK CITY)を観ました。エドワード・ファーロング、ナターシャ・リオン、ジュゼッペ・アンドリュース、ジェームズ・デベロ、サム・ハンティントン、KISS出演、アダム・リフキン監督。(1999年アメリカ/1時間35分)

 “KISSは悪魔の音楽!”と、ママにチケットを焼き捨てられたしまった高校生4人組。それでも何とかしてKISSのライヴを聴きにいくために悪戦苦闘。お腹がよじれるほど、カッコ悪くておバカです・・・が、この1日で、彼らは大きく成長する。セイシュンだねえ・・・。

 “キッス”人気が絶頂の1978年を舞台にしているけど、作られたのは1999年。観終わってから調べてみるまで気がつかなかったほど、時代の雰囲気をよく出してます。私はロック・ファンではないけれど、こうして聴いてみると意外にもクラッシーで心地よい音楽だったと再発見。


3月12日(水) 不適切語

 校正が上がったと連絡をいただいたので、取りに行きます。さすがに詳しい・・・赤ペングリグリ、鉛筆で疑問点が星の数ほど挙げられています。家に持って帰って、ひとつひとつ確認しましょう。徹夜シゴトで、明日には戻すぞう。

 原本はかなり昔に発行されたものなので、21世紀の現代では“不適切語”(放送禁止用語)となっているものが多くあるなあ・・・。歴史モノでは一般に使用されている、“血筋”“血統”なども引っかかるのか。こりゃ大変!

 それ以外に、旧い漢字の使い方も多数あります。ただ、これは優等生的に直してしまうと、文学的な面白さが損なわれてしまうので、できるだけ原文を尊重したいところ。明け方までかかってほぼ済ませ、少しだけ寝て出勤。


3月11日(火) 待機中

 校正を外注に出しているので、原稿が戻るまで自宅待機中。いや、いざ自分がやるとなると、編集や写真探しとブッキングしてしまうので、助かっているわけですが。美容院へカットに行ってきましたよ。平日は空いてていいな。

 久しぶりに布団を乾したけど、南ベランダすぐ前に建てられた8階建てのため陽が当たらず、悔しいな。お節介ですが、この地区にビル新築したって埋まりませんよ。落合駅西口の駅ビルも、未だ2階より上は人の気配が感じられないし。

 今日も自宅で画像処理などしてました。意外と知られていないことですが、黄ばんだ本からスキャンした画像は、背景を真っ白に飛ばしてリフレッシュできます。ゴミ取りなどの手作業も要るんですけどね。使えるかなあ?


3月10日(月) 読書中

 今日は本社に出かけて新刊の献本発送。OCRを取るために書籍をコピーして事務所に届け、再び本社に戻って写真のネガ探し、と行ったり来たり。それでも4時過ぎには作業が終わってしまいました。後楽園駅そばのラクーアをぶらぶら歩くと、ホワイトデー商戦真っ盛りですなあ。

 家へ戻ってLPレコードを聴きながら読書。5か月分の“レコード芸術”がストック。最近実家に帰っていないのがよく分かります。いつも新幹線の道中にまとめ読みしていたもの。中古レコードもきちんと通針しないとダメで、2回くらいかけると、溝の奥のホコリが取れてクリアになります。


3月9日(日) コミック・ガンボ

 家で少しばかりのシゴト(画像処理)と、久しぶりにLPレコードを聴いたり、購入しただけで目を通していない雑誌を読んだりして過ごしました。“コミック・ガンボ”というマンガ週刊誌が2冊あります。これは高田馬場駅前で無料配布されていたもの。読まなければ捨てられないので・・・。

 駅前でもらった時は、臨時増刊の無料サービスかと思っていたけれど、そうではない。世界初となる無料のマンガ週刊誌でした。普通の雑誌並みのボリュームがあり、江川達也が夏目漱石の『坊っちゃん』を原作として描いています。他はおそらく新人マンガ家ばかりと思われますが・・・。

 ナンセンスあり、歴史モノあり、グルメもの、社会派、落語家・林家木久蔵の自伝的作品もありました。お約束のアイドル水着グラビアもあり、ちょっとした意気込みを感じさせます。またこれらのマンガは、Yahoo!コミックにてインターネット閲覧もできるという・・・さっそく調べてみます。

 しかし、コンテンツは削除された後でした。何と、昨年の12月で休刊(約1年弱)になっていたのか!広告費で賄われるはずの紙面、通常の週刊誌と比べて広告は少なめ。発行元のデジマも事業を停止しているそうです。

 私は“無料”というアイディアが大好きなので、実際にインターネットラジオのリンク集なども手がけているわけですが、無料のマンガ週刊誌・・・もう少しがんばってほしかった。原稿料、編集費、紙代、印刷・製本と多額のお金がかかることは苦しいでしょうけど、サービス精神をかいますぞ。


3月8日(土) 『灼眼のシャナU』

 第19話、第20話、第21話とすごく面白かったです。前作(『灼眼のシャナ』)もそうでしたが、Uになってますます戦闘シーンの描写は迫力!テレビアニメでここまでやれるか!という限界を切り裂いています。

 以前、『機動戦士ガンダム』(1979)において、「戦闘中に顔の表情のアップが多いのはなぜ?」という質問に、監督が、「作画枚数を減らすため」と苦肉の弁。ま、それはそれで効果的でもあったのですが・・・。

 決定的に違うのは、今や“セルアニメ”ではなく、“デジタルアニメ”に移行してしまったこと。デジタルも初期の頃は、セルアニメの中に特殊効果として用いられたり、いわゆる“コンピューターアニメ”と呼ばれた、セルアニメとは肌触りの違うモノも存在しました。

 現在はセルアニメの雰囲気そのままに、生産コストを抑えることができ、しかもよりキレイな映像を作ることができます。今回の『シャナ』の戦闘シーンはまったく手抜きがなく、ひと昔前なら、何か月もかかって10分程度しか製作できなかったレベルなのです。

 しかしながら『灼眼のシャナU』は、3月いっぱいで終了か、という感じです。ストーリーとしては依然進行中なので、充電期間を置いてから、また3作目に期待しましょう。スタッフ交替がないことを祈る・・・。
J.C.STAFFの作画レベルはかなり安定しているし。


3月7日(金) インドカレー

 午前中は本社へ出かけて写真探しの詰め作業。今回も編集長は超忙しのため、孤軍奮闘を課せられるかな。(苦笑)本日は新刊到着の予定で、発送作業を考えてはいたのですが、昼過ぎになっても届かず。会社の人と3人で近所のインドカレーのお店に出かけました。

 ランチセットの中から、チキンとほうれん草のカレーを注文。ナンとライスが選べるのだけれど、ライスを選んで失敗!ナンの場合は特大ナンと小盛りのサフランライスが付いてます。ライスの場合は白飯メインで小盛りのサフランライス。全部サフランライスじゃなかったのね。

 ナンとライスはおかわり自由でしたが、昨日から自宅でパスタの食べ過ぎ・・・お腹が重くておかわりできません。よーし、次回はナンでリベンジするぞー!その前に、存分にお腹を空かしておかなくてはね。カレースパイスは、お腹がスキッとするので、疲れた胃にもいいのです。


3月6日(木) お家シゴト

 本日はあえて出勤を控えてお家シゴト。インターネットでP.D.(著作権失効)の画像探し。WIKIPEDIA等がいい例で、たとえばレオナルド・ダ・ヴィンチの描いた『モナ・リザ』が見たいと思えば、インターネットですぐに見ることができます。500年も前の絵画なので、もちろん著作権はありません。

 それじゃ、誰もそれで満足するかといえばそうではない。インターネットで見る、あるいは印刷物で見る『モナ・リザ』はただ、「ルーヴル美術館に本物があるよ!」と宣伝しているにすぎないのだから。皆がこぞって一度は本物の『モナ・リザ』を見ようと足を運ぶのです。

 何だか、本作りの作業行程もずいぶん変わりました。ま今、編集しているのは、文章で読ませる本であって、画像はオマケみたいなものなのですが・・・。写真で見せる本なら、取材に出かけなきゃならんのですけど。あ、いい画像が見つかりました。インターネットはちょっとした美術館です。


3月5日(水) 写真探し

 今日も今日とて写真探し。事務所にある散逸した写真をゴソゴソやってました。ウィンドウズによる、ここのDTPのシステムでは、以前に製作した本の画像データをそのまま流用できます。印刷所に受け渡しする実データを作ることができるのです。

 現在、主流となっているMACのDTPシステムは、版組みのデザインを指定する(アタリという)だけで、画像データ(実データ)の取り込みは印刷所での作業。製本後に印刷所から実データを購入しないかぎり、データ流用も、再販の準備も難しい。

 ひと昔前の例えになるけれど、MACはベータ、ウィンドウズはVHS。ベータの方が先に生まれたので、わりと最近まで、プロユースのビデオカメラにはベータが使われていました。が、DTPの世界もそろそろ過渡期に移行しないとね。MACは遅いですもん。


3月4日(火) スロヴァキアの四季

 1月に大量買いした中古LPレコードをようやく聴いています。ボーダン・ヴァルハル(ヴァイオリンと指揮)/スロヴァキア室内合奏団によるヴィヴァルディ:「四季」の演奏が心地よいです。(ビクターVIC-2028)

 これは視聴盤なので、白レーベルです。OPUS原盤ですな。ジャケットには、「スロヴァキアの四季」と書かれてあります。いまどきのデジタル録音と比較すると、角の丸いナローレンジですが、それもまた乙かな。

 有名な「春」のヴァイオリン・ソロで、もう1台のヴァイオリンが合いの手を入れますが、そこがまた絶妙で、派手さはまったく無いものの、音楽的に充実しており玄人向けの演奏かも。さ、B面を楽しもうかな。


3月3日(月) そういえば

 そういえば今日は雛祭り、桃の節句ですね。私はいつもの通り、シゴト帰りにローソン100へ。おお、徳用パスタが入荷してるじゃないの!2袋買って帰ります。これでしばらくはパスタ三昧じゃ〜。

 そういえば昨日は、サミットでアンダーシャツを買いました。東京に来て何年になるかなあ・・・。たくさんあったはずのアンダーシャツも穴が開いたり、破れたり。残るは6枚だけになってしまった。

 ちょうど、日常生活品の交換時期に来ています。ジーンズも2本、太腿の付け根から破れてしまった。いちばんよく動くところから破れるのです。もうベルトもボロボロだな・・・新調しなくては。

 その後でショップ99を覗いたら、店卸しなのか商品交換なのか?欠品だらけの店内でした。ちょっと、この店舗は問題アリじゃないかしらん?パスタがひとつもなかったし、ええ〜っ!って感じです。


3月2日(日) 『涼宮ハルヒの憂鬱』

 Yahoo!動画で、『涼宮ハルヒの憂鬱』を第1話〜第6話まで観ました。谷川 流のライトノベルを2006年にアニメーションとしたもので、『灼眼のシャナ』でお馴染み、いとうのいぢの原作キャラクターもそのままトレースされています。

 先に、第1話〜第6話までと書きましたが、テレビ放映時は、時系列を崩したカタチで放映され、メインストーリーの6話に、エピソード8話が挿入されていました。(全14話)

 だから、今回視聴した6話でメインストーリーは完結しちゃっているわけです。普通は、メインストーリーの合間にお遊び的なエピソードを時系列順に挿入していくものですが、『ハルヒ』の場合は繋がっていないのです。

 ストーリーを書いちゃうと面白くないので、興味のある方は実際にご覧ください。ただ、私は『エヴァンゲリオン』の流れを汲む、非日常的学園コメディと感じました。実際、それっぽい巨人も登場しますし。

 ハルヒは勝気でワガママで、自己中な女子高生。(黙っていれば美人なのに)平凡な男子高生である主人公“キョン”は、彼女にズルズルと引きずられて、とんでもない非日常に巻き込まれていきます。

 いまどきの子供たちが思っている“格差社会”。「努力したって、自分の思い通りになんかならない・・・」。オトナたちの会話から、子供だってそれなりに感じています。

 それを、自分の考えるとおり、ポジティヴに変えていくハルヒの行動力は、見ていてスカッとします。案外、それなりに何とかなるんじゃないかという勇気を与えてくれる。やがて世界をも変えてしまうんじゃないかと・・・。


3月1日(土) 本郷クラブ3月例会

 本郷クラブ3月例会は、講師に歴史小説家の植松三十里先生をお迎えして、「水軍と海軍と海運」というお題。戦国・江戸時代の海運のお話で、その中に“林 子平”という偉人のエピソードがありました。高山彦九郎、蒲生君平と共に、「寛政の三奇人」と呼ばれた人です。

 親はなし
 妻なし
 子なし
 板木なし
 金もなけれど
 死にたくもなし
   『六無斎』

 日本は四方を海に囲まれた島国です。だから、海防の必要性を訴えた『海国兵談』という書を著すのですが、出版に協力する版元が見つかりません。そこで子平は、16巻・3分冊もの大著を、自ら版木を彫って自費出版するのです。

 しかし完成した『海国兵談』は、松平定信による“寛政の改革”がはじまると、危険人物として目を付けられ、蟄居させられてしまうわけです。版木さえ取り上げられ、その時に詠んだのが先の歌。自ら『六無斎』と号しました。

 あれ、何だかこの歌、どこかで見たことあるぞ?と思うかもしれません。“金がない奴、欲がない 欲がない奴、夢がない”で始まる“人生訓”とか、最後に“結局、僕らは何にもない”と結ばれる歌・・・すべて『六無斎』のインスパイアです。


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