Science Musium
@Oct/'00 London UK

10月1日(日曜日)

Science Musiumへ行った。



蒸気機関の動態展示



ロンドンの博物館は大英博物館(世界盗品博物館)、 Natural History Musiumと何処も見るものがどっさりで、 相当時間の余裕を持って行かなくてはならない。 そんな事情を慮ってか中にはレストランや、Foodコーナーがある。 そういえば、以前スペインのマドリッドでPlado美術館へ行った時、 地下に大きなBAR(バル:お酒が飲める軽食喫茶)が有ったのを思い出す。 お昼は館内のレストランで取り、閉館近い午後の5時迄、膨大な展示物を見飽きることなく見歩く。



科学博物館


IMAXシアターもあり、観覧するには料金が5ポンド程高くなるがIMAXセットで入場券を買った。 9月10月のシアターは、SolarMAXを上映している。 大迫力の画面に腹に響く音響効果。 SolarMAX(11年周期で巡る太陽活動のことで、ピークが来年2001年にやってくる。)は、先日相模原の宇宙科学研究所で展示されていた現象のことで、オーロラの説明が動画でわかりやすく解説されていた。 このフィルムは、ロンドンのScience Musiumで上映されるのが初めてで、 ここでの上映が終わってから一般公開されると、説明にあった。 太陽に関わる人類の歴史と現代を、様様な地域の取材と研究成果を紹介しており、実に見応えのあるフィルムだった。 日本の太陽を崇める天皇や伊勢神宮が出てきて、その取材の幅広さと身近さに感銘と感動を覚える。 ペルーの世界遺産マチュピチュの太陽に感謝する祭りは荘厳であった。 マチュピチュはいつも静かなイメージしか観光用の写真からは受けなかったが、今でもペルーの人々は太陽への感謝祭は派手にダイナミックに行うことを知った。 太陽は我々の存在の全てなのだ。


一万年時計



展示部物はさすがに多い。 しかも本物が多い。 たとえば車、シトロエン、フォルクスワーゲン、ヒノ(日野)、モーリス、相当年代ものだが全て本物、 しかもその国のナンバープレートがついている。 ジャンボ旅客機の輪切り、これはJALの引退機で、実際に日本国内外で2000回に商用運行の離着陸を繰り返した後、ボーイングが買い戻し輪切にしたものだと言う。 旧日本軍の零戦の2000馬力エンジン。 現在使用されているジャンボのエンジンから、第2次大戦時代の各国(主にイギリス、ドイツ) の航空機エンジンがフロアー一杯に並んでいるのには、圧倒された。 ベンツもBMWも元々航空機のエンジンを開発製造していたのだと初めて知った。 だから今でも技術のしっかりしたエンジンが作れるのを、改めて納得した。 他にも1万年時計。 英国がかって織物工業さかんな時期に織物工場で使われていた、5メートルはあろうフライホイールを使った蒸気エンジン。 これは動態展示。 2人の技師がオペレータ兼説明員でいた。 小学生くらいの子供を連れたお父さん、 「これが昔、織物工場で活躍した蒸気エンジンだよ。  でも今は蒸気では動いていないけどね。」、と言ったら、説明員がすかさず "It does." (いや、蒸気だよ。)と切り替えしていた。


世界標準時GMT



JAL747機: 引退後ボーイング社が買い取り輪切りにしたもの


とにかく見飽きない。 有意義な一日だった。





1/Oct/'00 林蔵@London UK (Updated on 24/Feb/'08)#062

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