〜夜行列車〜
札幌←→道北
夜行列車に関する情報と乗車した列車に関するコメントです


札幌発着−道北方面

利尻(札幌−稚内)
乗車区間・座席種 : 札幌→稚内・臨時増設お座敷車両(指定席)

 札幌から旭川を経て新旭川から宗谷本線を北へと稚内まで向かう列車。長らく急行列車として走っていたが、スピードアップ化をはかり2000年3月のダイヤ改正により特急列車となった。
 この列車は稚内へは早朝6時に到着するため、礼文島・利尻島への渡島(連絡時間20〜30分、所要時間約2時間)や、ノシャップ岬(歩くと少し遠い、バスは結構出ている)、宗谷岬への観光(こちらへのバスの連絡時間は約2時間、所要時間約50分)をするのに最適な列車であるといえる。
 通常編成は普通車指定席、普通車自由席、2段式B寝台とで編成されていて、夏期などには増結されたりするが、この増結時にはお座敷車両が組み込まれることもある。お座敷車両は畳が敷き詰められていて(フルフラット車)、場所は決められているが仕切りなどはない。また、この車両は通常の指定席料金のみで乗車でき寝台料金を必要としないため、かなりお得な車両といえる。ちなみに、普通車指定席とB寝台には女性専用席もある。

 この列車に乗ったとき(2000.08)は、周遊キップ(北海道ゾーン)を使用していたため、自由席に乗れば特急料金を払う必要はなかったのだが、お座敷車両とやらに乗ってみたかったためということと、旅行計画ではこの前日にミッドナイト(座席夜行)で札幌に来る予定で、連泊座席夜行を避けるため、という2つの理由により指定券を購入したのである。
 この列車の発車時刻は23:00であり、指定券をとっていたためゆっくりと駅に向かうことが出来た。余談になるが、夏の札幌の夜の時間つぶしには、ロープウェーにて「もいわ山」にのぼるのが最適であろう。ここからは、札幌180万都市の夜景を見ることが出来る。(ロープウェーの運行時間は夏期は22:00まで)
 札幌駅には約30分前に到着したので、自由席の並び具合の様子を見にいったところ、結構混んではいたが座れそうな感じであった。
 お座敷シートは、畳が敷き詰められており、文字通り「畳の上」で寝ることが出来る。座席(?)の区割りに壁やついたてなどはないので、寝相の悪い人は隣の人に迷惑かもしれない。また、枕と毛布が備え付けられてあり、非常に快適である。前日の座席夜行と当日の強行軍のために非常に疲れていたので、はじめは浮かれて起きていたが、やがて(発車30分〜1時間後ぐらいか?)寝てしまい、到着30分ぐらい前まで熟睡してしまった。そのため、途中乗車・下車した人がいるかもしれないので何とも言えないが、お座敷車両はある程度混んではいたが満席というわけではなかったようである。
 またまた余談となるが、レンタカーを使用しない稚内での行動としては、利尻・礼文島へ向かう(行ったこと無いので島に渡った後のことは知りません)か、ノシャップ岬を少し見学してから、宗谷岬へと向かうバスに乗るのが良いであろう。
(編成・時刻は2001.05現在)
 


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