〜夜行列車〜
関西→南紀
夜行列車に関する情報と乗車した列車に関するコメントです


関西発着---南紀方面

新宮夜行(快速)(新大阪→新宮のみ、逆向きはない) 2000.09 廃止(新大阪−新田辺へ短縮)
乗車区間・座席種 : 新大阪→新宮・自由席

 数少ない定期夜行普通(快速)列車の一つで、特別な車両の使用(ムーンライト)もなくいわゆる昔のタイプの夜行列車として唯一走っていた列車であったが、現在は廃止されている(2000.09に新大阪−紀伊田辺間に距離短縮)。全車自由席の快速で、もちろん18きっぷで乗ることもできた。当初は南紀に釣りに行く人がよく利用したため、釣り列車とも呼ばれていた。また、18きっぷで旅行する場合、紀勢本線は普通列車の本数も少なく結構距離もある(大阪−新宮で273km、大阪から同程度の距離だと西は三原(広島県)、東は豊橋(愛知県)、北は金沢(石川県)付近)ので重宝された列車といえる。
 座席はボックスシートでいわゆる昔の夜行列車である。この列車は新大阪−和歌山間は通勤列車の役割も果たしていて、それ以遠が夜行列車(釣り列車)としての役割を果たしていたのだが、近年は通勤列車としてしか需要がなかったのであろう、廃止となってしまった。

 私が乗車したのはべつに釣りに行くためでなく、観光するためだったが、実際の所は「一度乗ってみたかった」というのが本心で、ついでに観光でもしようといった思惑で乗車した(1999.08)。新大阪で2時間ほど待ち乗り込んだが、和歌山あたりまでは通勤客と見られる人々も多く乗っていた。
 座席は予想通り窮屈であり、結局ほとんど寝ることも出来ずに新宮まで過ごした。釣り客らしき人はいなかったが観光客らしき人は結構乗車していたので、18きっぷのシーズンぐらいは臨時列車として走らせて欲しいものである。
 


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