福井の浅海の生きものMy図鑑 TOP
福井の浅海の魚たち(温帯魚・スズキ目以外)
■ニシン目 カタクチイワシ科 カチクチイワシ |
■ナマズ目 ゴンズイ科 ゴンズイ |
■トゲウオ目 ヨウジウオ科 タツノオトシゴ |
■カサゴ目 ハオコゼ科 ハオコゼ オニオコゼ科 オニオコゼ アイナメ科 アイナメ |
■カレイ目 ヒラメ科 ヒラメ カレイ科 マガレイ ササウシノシタ科 シマウシノシタ |
■フグ目 |
カタクチイワシ ▲
2007.6.3坂井市三国町
二の浜を歩いていると、浅瀬に群
れている小魚を見つけました。
海中を覗くと、たくさん死骸がある
ことに気づき、撮影してみると、口
から顎にかけての形から、カタクチ
イワシだとわかりました。
翌週、今度は、三里浜の波打際
に打ち上げられているカタクチイ
ワシを見つけました。
春と秋が産卵の盛期なので、春
の産卵のために浅瀬に来た群れ
でしょうか。
2007.6.3坂井市三国町
ゴンズイ ▲
1987.8.19若狭町食見
ゴンズイの幼魚の群れは、ゴン
ズイ玉と呼ばれています。
夏の若狭湾や越前海岸の浅海
では、群れで藻場を移動してい
るところに出会うことがよくありま
す。
単独で行動しているのは少し大
きな成魚です。
2008.8.10坂井市三国町
タツノオトシゴ ▲
2007.8.26坂井市三国町
なかなか見つけることができなか
ったタツノオトシゴを、この日、波
食棚外周の小崖で、2匹見つける
ことができました。
タツノオトシゴは、写真を撮ってい
ても慌てて逃げることなく、尾を海
藻に巻きつけ、小さく透明な鰭を
小刻みに動かして、餌が近づいて
来るのをじっと待っているようでした。
それでも、移動する時には、結構
速く泳ぐのに驚きました。
2007.8.26坂井市三国町
メバル ▲
2006.10.1坂井市三国町
メバルは卵胎生魚。1年目は雌
雄同数で、2歳以上では雌の割
合がだんだん増加するようです。
2006.10.15坂井市三国町
カサゴ ▲
2008.7.6坂井市三国町
福井の岩礁域の浅海で、最もよ
く出会う大型魚がカサゴ。
メバルと同じ卵胎生魚。
岩の上でじっとしているところに
出会うことが多いのですが、この
写真は、メバルを真似るように上
を向いてじっとしているところです。
餌を待っているのかな?
2005.9.18坂井市三国町
ムラソイ ▲
2008.7.27坂井市三国町
この写真は、波食棚の外周部の
岩陰で偶然見つけた時に撮影し
たものです。
メバルやカサゴと同じく卵胎生です。
ハオコゼ ▲
2007.8.5若狭町世久見(烏辺島)
浅海の藻場で海藻に隠れるよう
にしていることが多いハオコゼに
は、背鰭の棘に強い毒があるた
め、刺されると危険。海藻の中
はご用心。
オニオコゼ ▲
2008.6.8坂井市三国町
砂泥の海底で稀に見かけるオニ
オコゼ。
鱗が無いのがオニオコゼ科の魚
の特徴。
背鰭の基部に毒腺があるので要
注意。
2008.8.2坂井市三国町
アイナメ ▲
2008.7.6坂井市三国町
小学生の頃、初めての海釣りで
岩場で釣って食べたのが、小さ
なアイナメやクジメ。この写真の
アイナメはかなり大型です。浅海
の岩場に単独でいたところに出
会いました。
2008.7.6坂井市三国町
アサヒアナハゼ ▲
2008.5.25坂井市三国町
福井の浅海の藻場でよく見られ
るアナハゼの仲間。
アナハゼの仲間は、種類を見分
け難いのですが、アサヒアナハ
ゼは、側線上に小さな皮弁があ
り、腹側面には数個の大きな白
斑があることなどで見分けるよう
です。
2008.5.25坂井市三国町
アナハゼ ▲
2008.7.27坂井市三国町
福井の浅海の藻場でよく見られ
るアナハゼの仲間。
アナハゼは、口が大きくて吻が
長く、先端が細く尖ること、アサ
ヒアナハゼのような側線上の小
皮弁がないことなどで見分ける
ようです。
アナハゼとアサヒアナハゼは、
肉食性で小型甲殻類などを捕
食しています。
2008.6.21坂井市三国町
スイ ▲
2006.10.15坂井市三国町
スイを見たのは、この時が最初で、
これ以降まだ出会ったことがあり
ません。
この時も、波食棚の周囲の海底に
堆積したホンダワラの中に居たと
ころに、偶然出会いました。
ヒラメ ▲
2006.8.28坂井市三国町
この写真は、波食棚周辺の水深
約5mの砂地の海底にいたところ
を撮影したものです。
マガレイ ▲
2007.7.22坂井市三国町
種類の判別がなかなか困難な
カレイの仲間。
ヒラメとの違いは、腹鰭を手前
に向けて、目の位置が左側なら
ヒラメ、右側ならカレイの仲間で
すが、例外もあるようです。
2007.7.22坂井市三国町
シマウシノシタ ▲
2006.9.6福井市松蔭町(亀島)
ソラスズメダイの幼魚の群れを見
るために、久々に亀島に行った時
に、亀島の陸側の水深約4mの
砂泥の海底で見つけたシマウシ
ノシタです。
初めて見たゼブラ模様のウシノシ
タに、やや興奮しました。
カワハギ ▲
2002.8.31若狭町常神(トチノ島)
幼魚が浅海の藻場でよく見られ
るカワハギ。
泳ぎながら、海藻をつつくように
小さな口で餌を採る姿とその時
の巧みな泳ぎ方、鰭の動かし方
が特徴的です。
2002.8.31若狭町常神(トチノ島)
アミメハギ ▲
2006.10.15坂井市三国町
福井の浅海に生息する、小さく
てかわいいカワハギの仲間。
日本海側では、福井より南の
海に生息。
カワハギの幼魚と間違い易い
ので要注意。
2006.10.15坂井市三国町
ウマヅラハギ ▲
2002.9.8坂井市三国町
馬面のように長い顔と体が特徴
的なウマヅラハギは、幼魚が福
井の浅海で時々見られます。
この写真は、流れ藻の下に付い
て移動するウマヅラハギの幼魚
です。
2007.8.5若狭町常神(トチノ島)
クサフグ ▲
2007.10.7坂井市三国町
福井の浅海で最もよく見られる
フグの仲間で、幼魚の群れに出
会うことが度々あります。
体に多数散在する白色点と、大
きな黒色班が特徴的。
初夏に岸辺に集まり、集団で産
卵するようです。
2007.10.7坂井市三国町
コモンフグ ▲
2005.9.18坂井市三国町
福井の浅海のガラモ場で見られ
るフグの仲間です。
一生を沿岸で過ごすようです。
2008.9.7福井市松蔭町(亀島)
ヒガンフグ ▲
2007.8.12坂井市三国町
ヒガンフグは、福井の浅海のガ
ラモ場で見られる、やや大型の
フグの仲間です。
2007.8.12坂井市三国町
2006.10.1坂井市三国町
砂潜りは、フグの仲間に共通す
る行動のようです。