はじめまして。書き込みありがとうございます。
結果無価値ベースということは、反町クラスの方ですか?
もしそうなら、ひとまず講義にのっかって結果無価値で
行くほうがよいと思います。反町先生の講義を受けつつ、
自説を行為無価値にするというのは非効率的ですし、頭
が混乱しかねないからです。
どうしても行為無価値がよければ、刑法だけ岩崎クラス
に変更するという方法もあります。しかし、入門時期に
科目によって講師を変えると、その科目だけが苦手科目
になってしまう可能性が大です。(自分は、刑事訴訟法
だけ講師が変わったのですが、そのせいか、最後まで刑
事訴訟法が苦手科目でした。) 反町先生と岩崎先生は
かなりスタイルが違うので、あまりお勧めできる方法で
はありません。
ちなみに、自分は行為無価値です。一時期、結果無価値
に乗り換えたこともありましたが、最後は結局、行為無
価値に戻りました。その理由は、当時、結果無価値の論
証が受験界で確立されておらず、自分にとって書きにく
いと感じられたからです。(特に不能犯や原自行為の論
証を、前田説からはどう書いたらいいのかよくわかりま
せんでした。) 現在のプロヴィ・反町講義録は、その
あたりをある程度克服しているので、それほど困ること
はないと思います。模試や答練にも、ほぼ必ず両説から
の解答例が載っていますしね。
行為無価値を採っていると、結果無価値が良く見えます。
結果無価値を採っていると、行為無価値が良く見えます。
やっぱり、隣の芝生は青いんですよ。だから、どちらの
説がいいかなーと迷ってたらキリがありません。説の選
択で迷うよりも、とにかく自説から一貫した思考ができ
るようになることの方が大事だと思いますよ。
[2001年12月30日 2時26分54秒]