記事タイトル：かすがい理論について |
Ｏｔｏｍｏさん、丁寧なお返事ありがとうございます。 なるほど・・・運用上の不都合は量刑で回避できますものね。 そうですね、この順番はそうゆうものと割り切って問題処理、 にします。 実は処理の流れを、押さえてなかったので示していただいて すっきり納得いきました （書士のテキスト、そこまで書いてないので・・言い訳中(^^ゞ） すっごい助かりました！これでキモチ悪さ解消で先進めます（笑 また何かあればよろしくお願いします。[2001年11月14日 12時28分52秒]
杏子さん、こんにちは。 かすがい現象の事案について、「なぜ軽い方の牽連関係で 処理するのか？」という点についてですが、これは一般に 法令適用の順番として、科刑上一罪の方が先とされている からだと思います。具体的には、 �々柔�要件の確定 ↓ ��科刑上一罪の処理 ↓ ��再犯加重 ↓ �に…蠍嵯� ↓ ��併合罪加重 ↓ ��酌量減軽 ↓ �Ю觜襍困侶萃� という順序で、最終的な刑が決定されることになっていま す。そして、判例は、かすがいの事案で、３罪が全体とし て牽連犯になると考えるので、�△涼奮�で３罪とも処理さ れてしまい、もはや�ナ珊膾甓箪鼎蝋圓い泙擦鵝� ただ、判例の考えによると、住居侵入と無関係な殺人につ いては併合罪処理がなされるため、不均衡であるとの批判 がなされています。杏子さんが書いておられるのもまさに これでしょう。・・・確かに不均衡なのですが、現行法上 の解釈としては一番無理なく説明できるということで、判 例のように考えるのが一般的です。不都合は量刑上の運用 で回避できますしね。 ちなみに、どうして上のような順序で処理するのか、と言 われると、そこはちょっとよくわかりません。��から�Δ� ついては７２条に明文があるのですが、��科刑上一罪の順 番については明文がないんです。まぁ、この順序はこうい うものとして割り切ってよいのでは・・・？（学説の中に は、科刑上一罪を�ナ珊膾瓩汎韻献譽戰襪念靴Δ戮�とする 見解もあるようです。）[2001年11月14日 11時39分18秒]
Ｏｔｏｍｏさん、どうもです。こんにちは！ 刑法はド素人で、しょうもない疑問です(^^ゞ お時間があるときにお返事くださればうれしいです。 かすがい理論です。 「かすがい」関係は、牽連関係と併合関係を併せ持ちますよね。 それぞれ、牽連犯は科刑上一罪。 併合は１．５倍処理。 であるのに、 何ゆえ、軽いほうの牽連関係で処理するのか。 が、納得いかないです・・・ どして牽連関係を、併合関係より優先させるのか？ 例えば「住居侵入＋殺人２罪」の事案なら、 「住居侵入と殺人」は牽連関係、「１つの殺人罪と１つの殺人罪」は併合関係ですね。 この事案で、 例えば家から逃げて外で殺されたとしたら？ もし、家の前で人を１人殺してから「住居侵入＋殺人」したら？ 「住居侵入罪」と「家の前での殺人」の牽連関係が無いから、 併合罪となるのでしょうか？。 この事案は殺人罪はもっとも重い刑が「死刑」だから、 考える価値は無いのかもしれないけど、 例えば傷害罪のようなケースではどうなるのでしょう。 このようなケースが起きたら 併合罪にしないと （「牽連犯にあたる犯罪」の「有無」で、刑期が１倍になるか1.5倍になるか変わるのでは） 合理性が無いと思ったのですが・・。 うーん、こんな問題は出ないかな。。よろしくお願いします。[2001年11月13日 23時35分25秒]