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17:30 出勤

 チューターの出勤は、講義の40分前です。出勤の確認サインをもらった後、今日の講義のカセットテープと、担当クラスのC型答練の答案を受け取り、チューター室で今日の準備をします。

 

17:40 質問受付

 講義開始の30分前から、教室で、受講生の質問を受け付けることになっています。もっとも、受講生はたいていギリギリの時間に来るので、この時間に質問を受けることはほとんどありません。質問がないときは、C型答練の添削をしています。

 

18:00 あいさつ

 10分前になると、だいぶ受講生も集まってきます。ここで、チューターからひとことあいさつをします。いわゆる「前説」ですね(笑)。自分の場合は、勉強にちょっぴり関連する軽い雑談をすることにしています。また、講義後のチュートリアルで解説する復習テストも、あらかじめここで配っておきます。

 

18:10 講義開始(前半)

 今日の講義のビデオが流れます。講義の科目と回数が合っているのを確かめて、チューター室へ戻ります。

 チューター室に戻ったら、大急ぎで、今日の講義のテープを聴きます。倍速レコーダーを使いますし、また、わかりきってるような所はすっとばすので、休み時間までにひととおり聴き終えることができます。

 

19:35 休み時間

 講義の真ん中の休み時間にも、チューターは顔を出すことになっています。この時間にも質問を受け付けるのですが、たった10分間ではせわしないので、この時間に質問しに来る人は皆無に等しいです。

 講義開始前に配っておいた復習テストは、この休み時間の間に解いておいてもらいます。また、この時間を利用して、今日の講義に関連する択一過去問を配布したりもします。

 

19:45 講義開始(後半)

 講義が始まると、またチューター室に戻って、今度はC型答練の添削です。もっとも、これを1時間やそこらで終えることは到底無理です。締め切りまでは1週間あるので、2日に分けて添削します。それでも終わらなければ、家に持って帰って添削することになります。

 

21:10 チュートリアル

 講義終了とともに、今日のチュートリアルに入ります。チュートリアルで具体的に何をやるかは、個々のチューターの裁量に委ねられているんですね。よって、乗り入れなどで別のクラスに行くと、チュートリアルは全然違うことをやっている、というのは十分ありえます。

 自分が担当する京都本校反町Hクラスでは、@今回の講義のポイント、A復習テスト、B受験小話をやっています。

 @今回の講義のポイントは、そんなにつっこんだことはしません。とりわけ重要と思われる点を、1つ2つ指摘する程度です。

 A復習テストは、前回の講義の範囲内で、入門レベルと思われる択一過去問を、○×形式にひきなおしたものです。辰巳の肢別本を参考に作ってます。受講生の方には、休み時間の間にあらかじめ解いてもらっているので、その答え合わせをしつつ、講義の復習をしていきます。

 B受験小話は、「復習の仕方」「C型答練の受け方」「本試験について」など、受験に関する小話をします。もっとも、民法の途中あたりから、だんだんネタがなくなってくるので、単なる雑談になることもあります(笑)。

 

21:30 質問受付

 チュートリアルの後は、再び質問受付の時間です。この時間に質問に来る人が一番多いですね。やっぱり、聴くほうも答えるほうも時間的に余裕があるので、一番質問しやすいのだと思います。

 質問にも色々なパターンがあります。一番楽なのは、どこがどうわからないのかがハッキリしている場合です。この場合は、「これは、こう考えるんだよ」と教えてあげればすみます。

 これに対して、なんとなくわからない、あるいは、どこがどうわからないのかそもそもわからない、という場合は、なかなか難しいです。この場合は、受講生の方としばらく会話をして、具体的にどの部分が理解を妨げているのかを見抜き、その部分を教えてあげる必要があります。

 受講生の方が「なるほど、そういうことか!」とわかってくれた時はうれしいものですが、必ずしもそういう時ばっかりではありません。首をひねりながら帰られると、やっぱり自分としても心苦しいものがあります。人に教えることの難しさを痛感させられますね。

 

21:50 退社

 質問を聞き終えると、今日の仕事は終了です。チュートリアルで使用したレジュメをファイルにはさみ、講義テープとC型答練の答案を元に戻して、退社します。